関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

【リニア・鉄道館】 前編(名古屋編)

今日も引き続き名古屋編で、今回はちょっと写真多めです。名古屋には行きたい美術館・博物館がいくつもあるのですが、鉄道好きとしてはリニア・鉄道館も外せないので足を運んでみました。館内は撮影可能で、たくさん撮ってきたので前編・後編に分けてご紹介していこうと思います。

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【公式サイト】
 http://museum.jr-central.co.jp/

【会場】リニア・鉄道館
【最寄】あおなみ線「金城ふ頭駅」

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間30分程度

この施設は2011年に開館した鉄道の博物館で、かつて東海地方を走っていた車両や新幹線を中心に鉄道車両が保管・展示されています。雰囲気としては大宮の鉄道博物館(てっぱく)や京都の京都鉄道博物館によく似ていますが、それらに比べるとやや規模が小さく思えるかな。(比較対象がでかすぎるだけですがw) 冒頭に書いたように撮影可能となっていますので、早速 写真を使ってご紹介していこうと思います。

 参考記事:
  鉄道博物館の案内 (ヒストリーゾーン)
  鉄道博物館の案内 (コレクション・資料)
  京都鉄道博物館 前編(京都編)
  京都鉄道博物館 後編(京都編)

まず最初の展示室にこちらの3両がお出迎えしてくれます。
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機関車、新幹線の試験車、そしてリニアです。リニア館の名前だけあって、他の鉄道博物館には無いリニアが目玉の1つかも。

まずこちらがC62蒸気機関車。かつて日本最速だった特急「つばめ」のヘッドマークを付けています。
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この車両は17号機で、1954年に狭軌としては世界最高速の129kmを出したそうです。佇まいも力強くて車輪も立派です。

C62機関車の運転室を覗くこともできました。
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アナログな計器類がカッコいい! 蒸気機関車の中でも特に好きな車両です。

続いてこちらは見慣れない新幹線。955形新幹線試験電車(300X)という車両です。
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こちらは1996年に当時の世界最高速443kmを記録したそうです。300形に似ているようでちょっと違う造形が面白い。

続いてこちらが超電導リニアMLX01-1
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2003年にリニア試験場で581kmを記録した次世代の超特急です。滑らかな曲線が空気抵抗を減らすデザインとなっています。

ちなみにリニアが開通すると品川~名古屋が30分というのだから驚きです。

リニアの中に入ることができました。
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2×2席のシートになるのかな? 新幹線よりちょっと横幅が狭いように感じましたが、快適そうな空間となっています。

続いての部屋に入ると30両くらいの車両が並んでいました。
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特にこの辺は歴代の東海道新幹線がずらり。東海道新幹線が要のJR東海ならではのチョイスかも。東北・上越とか山陽新幹線なんかはありませんw

こちらはよく観る700系に先立って作られた700系723形式で、量産先行車です。
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今の主流の700Aと比べると顔がだいぶ違っています。1997年に登場した車両なので、もう20年も前になるんですね。

こちらはちょっと懐かしい300系322形式
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270kmでの運転を実現し、軽量化や省エネなどを可能にした車両ですが、私は100系の方が好きだったのでいまいち好きになれなかったw

こちらが100系123形式
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何と言っても2階建てというワクワク感が半端ない新幹線でした。このリニア・鉄道館では2階建て車両も連結されていて中に入ることができます。

こちらが2階の食堂車を撮ったもの。
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今は効率重視になってしまいましたが、食堂車を復活させて欲しいなあw この車両は1階が厨房となっています。

こちらは元祖新幹線の0系(21形式)
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開業当時から使用したものと同型で、今でも新幹線というとこれを思い浮かべる人も多いと思います。

0系も中に入ることができました。
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この布の被ったシートとか、くるっと周る仕掛けとか懐かしいw 

こちらも食堂車が連結されていました。開業当時の車両で残っているのはこちらだけだそうです。
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この狭い通路を歩いた記憶があります。人とのすれ違いが難しいw

こちらが食堂車。
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割と席が少ないですが、ここで景色を見ながら食事をしてみたいものです。

新幹線に他にも個性的な車両が所狭しと並んでいます。全部はご紹介できませんが、好きな車両をいくつかピックアップ。

こちらはクハ381形式。「しなの」がいかにも中部地方っぽくて良い!
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この車両は振り子式で、カーブでも速度を落とさないで進むことができます。 …その分、揺れるんですよねw

こちらはモハ52形式。初めて観ました。
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戦前に京阪神間の急行列車として活躍したそうで、流線型のデザインから流電の愛称だったそうです。後に飯田線でも走ったので東海地方にもゆかりがあるようです。

モハ52も中に入ることが出来ます。
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戦前の車両だけあってレトロ感のあるデザインとなっています。

こちらはモハ1形式。木製の電車です。
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これは京浜線や中央線で活躍した車両なので、むしろ関東にゆかりがあると思います。通勤電車の元祖みたいな車両です。

モハ1形式も中に入ることができます。
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ドアの数は少ないですが、ロングシートなのは今も昔も変わりないかな。ライトがちょっと洒落た雰囲気です。

続いてこちらはC57形式蒸気機関車。
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この機関車はお召し列車にも使用されたことがあるそうです。菊の御紋が正面についているのはその為かな?

こちらはクロ381形式
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こちらも特急しなの に使われた車両で、パノラマ車として人気だった車両です。子供の頃に図鑑で観て憧れていた車両なので実物が観られて嬉しい。残念ながら中に入ることはできませんでした。

こちらはクモハ165形式。伊那路のヘッドマークが東海らしくて素晴らしいw
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この車両は勾配や寒冷地向けに作られたそうで、「アルプス」等の山岳夜行列車としても活躍したとのことです。これも乗ってみたかった…。

こちらはキハ82形式。私の中でディーゼルといえばこれですw
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国鉄色と相まって昭和の非電化区の特急と言えばこのイメージでした。

こちらはオヤ31形式。1937年製造の建築限界測定車です。
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このトゲトゲにセンサーがついていて、建築物に接触しないか測定していました。中々お目にかかれない珍しい車両です。


ということで、めぼしい車両だけでもこれだけあります。東海っぽさが全面に出ているのが特に楽しい点じゃないかな。まだまだ紹介したい車両がいくつかあるので後編でもそれらを紹介しつつ、後半は車両以外の楽しみについても写真を使っていこうと思います。


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ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 -美しい生活をもとめて- 【松坂屋美術館】(名古屋編)

今日も引き続き名古屋編です。前回ご紹介した展示を観た後、矢場町の松坂屋に移動して松坂屋美術館で「サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 -美しい生活をもとめて-」という展示を観てきました。

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【展覧名】
 サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 -美しい生活をもとめて-

【公式サイト】
 https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/exhibition/2019_william_morris/

【会場】松坂屋美術館(名古屋)
【最寄】地下鉄名城線 矢場町駅

【会期】2019年1月2日(水)~2月17日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示はアーツ・アンド・クラフツ運動で有名なウィリアム・モリスの壁紙を集めた内容となっています。これまでもウィリアム・モリスの壁紙は幾度となく展覧会で観てきましたが、この展示はひたすら壁紙に特化していて 壁紙会社のサンダーソン社のコレクションから130点も出品されていました。いくつかの章・節に分かれていましたので、各コーナーごとにその様子を振り返ってみようと思います。
 参考記事:
  ラファエル前派からウィリアム・モリスへ (目黒区美術館)
  ラファエル前派からウィリアム・モリスへ (横須賀美術館)
  ウィリアム・モリス ステンドグラス・テキスタイル・壁紙 デザイン展 (うらわ美術館)

<1章 ウィリアム・モリス以前>
まずはウィリアム・モリスより前の壁紙の歴史のコーナーです。イギリスで壁紙が一般の住居に普及したのは19世紀なかばで、多くは手工業的なブロックプリントで製造されたようですが、1840年頃には機械生産が始まり 多色で複雑な柄も可能となり価格も手頃になったようです。
この頃の人気の壁紙は写実的な花束や 大邸宅向けの壁画的表現や織物を模したもので、多くはフランス製だったようです。しかし1850年代になると建築家のA・W・N・ピュージンやデザイナーのオーウェン・ジョーンズなどが主導するデザイン改革がおこり、壁面装飾は平面的・幾何学的な模様であるべきと主張し、フランス風の3次元的な演出は誠実ではないとしたようです。そのデザイン改革の背景には俗悪な大量生産の装飾品の氾濫があったようで、ロンドン万国博覧会でイギリスのデザインの質が低いことが露呈したこともあったようです。ちょうどこのロンドン万国博覧会の頃に日本は開国し、万博にも出品して日本の美術・工芸に関心が集まったそうで、金唐紙は1880年代に最先端の室内装飾となっていきました。この章にはそうした時代の壁紙が並んでいました。

[フレンチスタイル]
こちらはフランス風の壁紙が並んでいました。最初のキャプションの通り花がらが多いかな。ブロックプリントしていて、「イリゼ」という予めグラデーションを付けた背景となっていたりします。ロココ調などちょっとメルヘンチックな雰囲気の壁紙なんかは特にフランス風に見えます。しかしその中でもイギリスの会社による品もあって、割と質的にも近いように思えました。
ここには他に金の装飾が付いたものに薔薇を表した壁紙など、3次元的(だまし絵っぽい感じ)の壁紙もあって、これが後で批判されたもののようです。これはこれで面白いと思うのですが…w 同様に16世紀の刺繍に似せた壁紙は紙ではなく刺繍に見える出来栄えとなっていました。これも人気になったのが頷けるかもw

[リフォームスタイル]
ここはA・W・N・ピュージンとオーウェン・ジョーンズの壁紙などが並んでいました。15世紀の絹織物から影響を受けた壁紙などがあり、中世風のパターン化された文様が面白く、同じ柄がリズミカルに配置されています。アルハンブラ宮殿から着想を得たというのも納得の柄でした。

[オリエンタルスタイル]
ここはアール・ヌーヴォー的な優美さの壁紙がありました。特にアーモンドの花の壁紙などは軽やかで日本の桜を想起するような可憐さで、淡い色彩と相まって情緒があります。また、明らかに日本風のモチーフの壁紙もあり、日本の人々の影絵を描いた階段用の壁紙や、青海波や鶴などをモチーフにした壁紙などもありました。他にも中国風の壁紙もあって、当時の日本以外も含む「オリエンタル」への関心の高さを伺わせました。

その後に日本が金唐革を紙で再現した金唐紙の壁紙がありました。金地に濃淡で草花文を付けていて、「MADE IN JAPAN」の刻印が入っています。重厚感のある壁紙は金属にしか見えないほどの質感です。と、金唐紙は高い技術を要するので日本の専売特許かと思っていたら英国産の金唐紙もあって、日本と遜色ないクオリティで驚きました。


<2章 ウィリアム・モリスとモリス商会>
続いて今回の展示のメインとなるウィリアム・モリスの壁紙の章です。1860年代に登場し1870~1880年代を中心にデザインされたウィリアム・モリスの壁紙は当時 新鮮なスタイルをもたらせた訳ですが、その出発点は建築家の友人であるフィリップ・ウェッブが設計した自邸「レッドハウス」の装飾だったようです。ウィリアム・モリスは中世の職人に倣って室内装飾を作り上げ、これがモリス・マーシャル・フォークナー商会をつくるきっかけとなりました。1860年代は花や鳥を単純に繰り返す壁紙デザインを試み、1870年代は細かな草花が茂る地の層と 主たる花や葉が展開する上層を重ねるデザインを作り出し、生き生きとした動きを幾何学的な秩序によって支える構想を完成させていくことになります。1870年代後半からは中世やルネサンスの染織品のパターンを壁紙に応用していきました。
モリス没後にそのエッセンスを継承して商会を支えたデザイナーがジョン・ヘンリー・ダールで、特に1890年代にはモリスに匹敵する質のデザインを生み出したそうです。また、モリスの次女メイなど女性デザイナーたちも優れた壁紙デザインを残したようで、この章にはモリスの作品の他にそうしたモリス商会の品々も並んでいました。

ここには最初に格子垣という作品があり、背景となる地に格子、その上に椿のような花と格子にとまる鳥などが描かれています。それが繰り返されるパターンとなっているのですが、そう思えないほどの広がりを感じさせます。鳥の目線の先が別の繰り返しの鳥を見つめていたりするので、そうした緻密な計算がそう感じさせるのかもしれません。初期の作品はフルーツや花などが特によく出てくるモチーフのようでした。

その後には1870年代頃の壁紙が並び、この辺はよく観る代表作が多かったかな。花と葉が複雑に生い茂る様子を図案化して描いていて、生き生きとした雰囲気があります。

ここで撮影可能なコーナーがありました。
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壁紙が壁一面に並ぶとだいぶ雰囲気が違って見えます。

壁紙のアップ。見事に図案化されてパターンとなっています。
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1つ1つの絵は派手なようで、部屋全体では落ち着いた感じに見える不思議。

この近くの映像ではウィリアム・モリスの壁紙を使っている日本のカフェの紹介やモリスの生涯などを紹介していました。また、クリサンセマム(菊)の制作工程を観るコーナーもありました。まず地の部分に色をつけて葉っぱの模様を出し、花の模様を出し、別の葉っぱの模様を出し…と7度も重ねて葉っぱや花の陰影や立体感を出していました。版木と完成作品が揃って観られるので工程も分かりやすく面白かったです。

その先には他にモリス商会最大のデザインで1枚の絵のような大きさのセント・ジェームス宮殿の大階段用壁紙などもありました。全体的にモリスの壁紙は草花文が多いように思えますが、そのモチーフは様々で色もモノトーンだったり鮮やかだったりして多種多様です。後半は割とカラフルなのが多いかな。

その後はモリス商会のコーナーで、素人目にはモリスの作品と見分けるのが難しいものもありますが、絵柄の違いで何となく他の作家と分かるものもありました。特にジョン・ヘンリー・ダールはモリスそっくりでその精神を受け継いでいます。色彩が豊かなパターンがちょっと多めに感じるくらいかな。モチーフはやはり草花が多めです。他にメイ・モリスの壁紙は女性らしい優美さが感じられ、ジョン・ヘンリー・ダールよりも個性を感じました。


<3章 アーツ・アンド・クラフツ運動>
最後はウィリアム・モリスに影響を受けたデザイナーを中心に、19世紀から20世紀始めにかけての壁紙を紹介するコーナーです。1880年代にアーツ・アンド・クラフツ展覧会協会などのデザイナー団体が組織され、モリスの「生活と芸術を一致させる」という思想はアーツ・アンド・クラフツ運動として広がり、室内装飾は芸術的感覚の表明の場であるとの認識も高まったそうです。こうした芸術的な室内装飾の需要に応じて壁紙業者はアーツ・アンド・クラフツ運動に影響を受けたC・F・A・ヴォイジャーやウォルター・クレインなどにデザインを依頼したそうです。また、この時代も日本美術も注目され、クリストファー・ドレッサーは日本の造形エッセンスを壁紙に取り入れたそうです。ここにはそうしたフォロワーたちの壁紙が並んでいました。

何人かデザイナーごとに小コーナーに分かれていたのですが、特に面白いのはC・F・A・ヴォイジャーで、アール・ヌーヴォー的な優美なデザインや幾何学的なデザイン、ネオゴシックなど幅広いデザインとなっていました。一方でウォルター・クレインは割とウィリアム・モリスに似てるかな。その他のデザイナーもウィリアム・モリスに影響を受けた人を集めただけあってモリスそのものって感じの人もいて、モリスのデザインを借用した品なんかもあります。モリスがいかに絶大な影響力を持っていたか、この章を見れば一目瞭然といった感じでした。

最後に撮影可能な場所がもう1箇所ありました。
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もしモリスが今 生きていたらどんなデザインをするか?をテーマにモリスのデザインをモノトーンにした現代の空間の提案だそうです。

壁紙のアップ。
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非常に落ち着いていてモダンです。これなら多くの部屋に合うだろうし、グッと優雅な空間になりそうです。


ということで、ウィリアム・モリスの前後の時代も含めて壁紙の歴史を知ることができました。これだけ壁紙を詳しく取り上げる展示は今まで観たことがなかったので参考になりました。この美術館は名古屋の繁華街にあるので、名古屋に行く機会があったらチェックしてみてください。

おまけ:
…そしてこの美術館の上のフロアには名古屋名物の「ひつまぶし」の発祥のお店「あつた蓬莱軒」の支店があります。このお店のピークタイムを避けるという目的もあったので一石二鳥ですw
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こちらが「あつた蓬莱軒 松坂屋店」 以前記事にしたこともありますが5年ぶりに行ってきました。昼に行くと3時間待ちとかだったりしますが、美術館の閉館時間の19時半に行ったら30分程度で入れました。
 参考記事:
  【番外編】あつた蓬莱軒 松坂屋店【名古屋 栄界隈のお店】

 参考リンク:
  あつた蓬莱軒 松坂屋店
  食べログ

こちらは1.5人分のひつまぶし
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香ばしさが強めで脂も乗って非常に美味しかったです。

ちなみにこの時奥さんはライブに出かけていて私1人だったのですが、お持ち帰りの ひつまぶしもあったのでそれを買ってホテルに持っていきました。
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お持ち帰りだけの場合は列に並ばないで出来上がりまで20分程度待つだけで良いということなので、これは裏技かもw こちらもお店で食べるのと遜色がないので、混んでいたらこれもありかなと。



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【ヤマザキマザック美術館】の案内 (名古屋編)

今日は写真多めです。前回ご紹介した名古屋のヤマザキマザック美術館の企画展を観た後、常設展も観てきました。ここの常設展は撮影可能となっていましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

【公式サイト】
 http://www.mazak-art.com/cgi-bin/museum/search/search.cgi?action=collection_index

【会場】ヤマザキマザック美術館(名古屋)
【最寄】新栄町駅(名古屋市営地下鉄東山線)

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【感想】
鑑賞時間を1時間としましたが、実際には閉館が迫っていて30分くらいで観るという暴挙となってしまいました…w 常設は2フロアあって、下階はアール・ヌーヴォー等の調度品のコレクション、上階が絵画のコレクションとなっています。それぞれ気に入った作品をピックアップしてご紹介していこうと思います。
 ※ここの常設はルールさえ守れば写真が撮れますが、撮影禁止の作品もあります。
 ※当サイトからの転載は画像・文章ともに一切禁止させていただいております。


まずは下階の展示です。今回はアール・ヌーヴォーの企画展だったので、常設も連続するような感じとなっていました。
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結構大型の家具類が並んでいます。これだけでも十分見ごたえのある内容です。

ルイ・マジョレル 「化粧台」
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こちらは1900年頃に作られた化粧台。特に足の辺りにアール・ヌーヴォーの優美さが感じられました。

ジャック・グルベール 「衝立」
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アール・ヌーヴォーのナンシー派でガラス工芸家のグリュベールですが、ここでもガラスを使って草花を表しています。結構大型で非常に見事な衝立でした。

この辺りにはグリュベールによる食器棚なんかもありました。

アンドレ・ドラン 「エーヴ・キュリーの肖像」
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有名なキュリー夫人の娘でフランスの芸術家であるエーヴ・キュリーを描いた作品。何となくお母さんの面影もあるような。優しそうで気品ある肖像です。

この美術館はドランの揃えが良いようで、上の階にも何点かドランの作品がありました。

こちらは1部屋まるごとアール・ヌーヴォーになっていました。
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植物を思わせる曲線が多く優雅な部屋となっています。この統一感がとても心地良い展示方法ですね。

ピエール・ボナール 「薔薇色のローブを着た女」
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ちょっと薄暗いですが、明暗がついて色調もボナールらしさを感じさせる作品。何か悩んでいるような表情が悲しげに見えました。

続いて上階の展示室へ。点数は70点くらいだったかな。ロココ様式がコレクションの根幹なのだとか。
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一周ぐるっと周るような感じで、概ね時代順に並んでいました。

ジャン=バティスト・グルーズ 「犬と遊ぶ子供」
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早速、ロココの作品がありました。犬も子供もこちらを観ていて、特に犬のつぶらな瞳が可愛いw 柔らかく優しい雰囲気の作品となっています。

ニコラ・ランクレ 「からかい」
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こちらもロココの優美な作品。くすぐって起こそうとしている様子が何とも楽しげ。ルイ15世の頃にヴェルサイユ宮殿を飾るために描かれたそうです。
 参考記事:【番外編 フランス旅行】 ヴェルサイユ宮殿

この近くにはアントワーヌ・ヴァトーなどもありました。確かにロココが多いです。

シオメン・シャルダン 「兎と獲物袋と火薬入れ」
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静物画の巨匠シャルダンによる静物。毛のモフモフ具合や火薬入れの質感などが見事で、暗い中で観たら実物と見間違いそう。真っ暗な背景で静寂が漂っているのも好みでした。
 参考記事:シャルダン展-静寂の巨匠 (三菱一号館美術館)

フランソワ・ブーシェ 「アウロラとケファロス」
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こちらもロココらしい作品。頭の上に星があるのが暁の女神アウロラで、その左にいるのが人間で恋人のケファロスのようです。女性的な優美さや軽やかさが画面全体にあふれていて、肉体の美しさが目を引きました。

ユベール・ロベール 「メレビル庭園の眺め」
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廃墟の絵を得意としたユベール・ロベールですが、庭園制作にも関わっていました。ここではメレヴィル庭園という庭園を描いているのですが、まるで神話の世界のようにも見えます。この庭はフランスで最初期の英国式庭園なのだとか。
 参考記事:ユベール・ロベール-時間の庭 感想後編(国立西洋美術館)

ヴィジェ=ルブラン 「エカチェリーナ・フェオドロヴナ・ドルゴロウキー皇女」
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マリー=アントワネットの画家であったルブランがフランス革命後にロシアに滞在していた時に描いた作品。やや微笑んだような可愛らしい顔で描かれていますが、こう見えて後に暗殺劇に加担した女性だそうです。知的な印象ですけどねえ。
 参考記事:マリー=アントワネットの画家ヴィジェ・ルブラン -華麗なる宮廷を描いた女性画家たち- 感想前編(三菱一号館美術館)

ウジェーヌ・ドラクロワ 「シビュラと黄金の小枝」
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これは叙事詩『アエネイス』に基づいた話で、アポロの巫女の女預言者シビュラが冥界に向かうアエネイスに、冥界の女王プロセルピナへの供物として黄金の小枝を探すように言い、指さしてその場所を教えているシーンです。鑑賞している人がアエネイスになったような視線になっているのが面白い構図でした。

ドミニク アングル 「ルイ14世の食卓のモリエール」
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新古典主義のアングルまでありました。写実的でありながら大胆な明暗で劇的な雰囲気となっています。アングル好きとしては国内で観られるのは嬉しい限り。

ファンタン=ラトゥール 「子供の顔」
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ラトゥールもありました。子供にしては凛々しい雰囲気で、じっと何かを見つめる眼差しが印象的。

この辺りから印象派前後の近代絵画のコーナーとなっていきます。

ギュスターヴ・クールベ 「波、夕暮れにうねる海」
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クールベがよく描いた波をモチーフにした作品。力強く波濤の音まで聞こえそうなほどのリアリティです。

カミーユ・ピサロ 「ルーアンの波止場・夕陽」
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ピサロ晩年の新印象主義的な作風で描かれた作品。点描で表現している点に後輩からも学ぶピサロの温厚な人柄まで出ているように思えます。

アルフレッド・シスレー 「サン=マメのロワン運河」
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これぞ印象派という明るい色彩の作品。青が爽やかで当時の川の様子が生き生きと描かれています。

アルベール・マルケ 「ラ・ショームの家並み」
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フォーヴと交流していたけどフォーヴっぽくないのがマルケですが、これは結構フォーヴっぽい強めの色彩かも。ぺったりとした筆致はマルケらしさも感じるのが面白い。

マルケも何点かあって好みの絵ばかりでした。

エドゥアール・ヴュイヤール 「アネモネ」
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割とナビ派の揃えも良くて驚きました。こちらは背景が割とごちゃついているように思えるけど、花が浮かびあがるように感じられました。色彩や筆致もヴュイヤールらしくて好み。

モーリス・ドニ 「聖母月」
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様々な白が印象的な作品。特に衣の明暗が目を引きました。神話の中のような神秘的な雰囲気も良いし、傑作です。

アメディオ モディリアーニ 「ポール・アレクサンドル博士の肖像」
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こちらはモディリアーニの作品ですが、初期の作品らしく 顔が細長くもないしアーモンド型の目でもない珍しい作風となっていました。

モーリス・ユトリロ 「マルカデ通り」
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製作年は白の時代だけど、色彩のせいか ぱっと観た感じは後の時代のように思えたかな。パリの町並みが美しい作品です。

この辺はエコール・ド・パリの頃の作品が並び、パスキンなどもありました。

モイーズ・キスリング 「ミモザとヒヤシンス」
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濃厚な色彩で盛り上がるようなマチエールのキスリング。花の白がボリュームを感じるほど力強く表現されていました。

この辺は撮影不可の作品も結構ありました。良い作品が多いので実際に観ることができて良かった…

シャイム・スーティン 「緑の木々」
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うねるような筆致が特徴のスーティン。下の方に人間がいますが、人までうねるようなw 風が吹いているように見えました。

スーティンも数点ありました。中々幅広いコレクションです

ラウル・デュフィ 「グッドウッドの競馬場」
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こちらは大型の作品。競馬場はデュフィがよく描いたモチーフの1つで、パノラマのように広がる風景が見応えあります。色彩が軽やかで社交界の華やかさまで伝わってきます。

フェルナン・レジェ 「サンバ」
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この美術館のコレクションで一番年代が若いのは恐らくこのレジェの作品でした。印刷機を描いたものかな? かなりデフォルメされていて色彩も強く感じられました。

ということで、幅広くて見応え充分の内容となっていました。高速で観るには惜しいほどのコレクションだったのでいずれ再訪して落ち着いて観たいと思います。名古屋に行く際には是非立ち寄りたい美術館です。



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アール・ヌーヴォーの伝道師 浅井忠と近代デザイン 【ヤマザキマザック美術館】(名古屋編)

今日も引き続き名古屋編です。名古屋城を観た後、地下鉄でヤマザキマザック美術館に行って、「アール・ヌーヴォーの伝道師 浅井忠と近代デザイン」を観てきました。

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【展覧名】
 アール・ヌーヴォーの伝道師 浅井忠と近代デザイン

【公式サイト】
 http://www.mazak-art.com/cgi-bin/museum/infoeditor/info.cgi?action=data_list&mode=schedule-current

【会場】ヤマザキマザック美術館(名古屋)
【最寄】新栄町駅(名古屋市営地下鉄東山線)

【会期】2018年11月17日(土)~2019年2月17日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示は日本の洋画黎明期に活躍した巨匠である浅井忠とアール・ヌーヴォー美術についてをテーマにしていて、前半はよく知られる浅井忠の画業、後半はフランスで収集したアール・ヌーヴォーの作品や自らが制作した工芸品などが並んでいました。名古屋観光に時間を取りすぎて閉館までわずか1時間で特別展と常設を観るという事態となってしまったので、細かいメモは取らずに早足で観てきました。各章ごとにごく簡単に内容を振り返ってみたいと思います。


<第一部〔浅井忠が滞欧期および帰国後に制作した油彩画・水彩画〕>
まずは浅井忠の絵画作品が並んでいました。油彩と水彩があり、浅井忠がフランス留学して学んだグレーやフォンテーヌブローといった地の風景画があります。この辺は割と見慣れた感じがするかな。バルビゾン派ゆかりの地でもあり、そこからの影響も伺えます。
その先はナポリやヴェネツィア、香港など様々な海外風景があり異国情緒の魅力溢れる作品となっていました。
そしてこの章の最後には帰国後の日本の風景もあり、聖護院や比叡山などを題材としていて、海外の光景とは違う日本独特の叙情性を出しているように思えました。


<第二部〔浅井忠、建築家武田五一が、京都高等工芸学校の教材としてフランスで蒐集した作品をはじめとする
19世紀末~20世紀初頭のポスター・工芸作品〕>

続いてはアール・ヌーヴォーの工芸品が並ぶコーナーです。浅井忠が留学した1900年頃はパリ万国博覧会が開かれていて、その監査役の職も務めていたようです。また、アール・ヌーヴォーの火付け役であるサミュエル・ビングとも交流があったそうで、思った以上にアール・ヌーヴォーに深い関わりがあったようです。

ここにはティファニーの壺や皿などが並び、特に花形のガラスの花瓶などは形の面白さと優美さを兼ね揃えていました。また、エミール・ガレの葉っぱ型のペン皿には蛙がとまったデザインとなっていて目を引きました。他にもショワジールロワによる日本製に見える陶器なども良かったかな。この辺りはアール・ヌーヴォーの王道と言った感じです。華やかで造形の面白さがあります。

その先には同時代のシェレやロートレック、ボナール、ミュシャなどの作品があります。また、ここにあったミュラーの「サダヤッコ」は名古屋にゆかりのある作品で、後日ご紹介予定の文化のみち「二葉館」を建てた川上貞奴をモデルにした作品です。

更に進むとガレの家具などがあり、寄せ木で花鳥を表していました。テーブルの足がトンボだったり、日本の技・精神性など幅広く深い理解をしていたのが伺える作品ばかりです。


<第三部〔浅井忠絵付陶芸作品、浅井忠の工芸図案、それをもとに制作された工芸作品〕>
最後は浅井忠による工芸品のコーナーです。浅井忠はアール・ヌーヴォーに影響を受けたようで、グレーの隣村の陶芸家の元で作陶するほどだったようです。

ここには陶芸の図案などがあり、花をデザインした壺や絵皿も展示されていました。アール・ヌーヴォーだけでなく蒔絵なんかもあって猪を図案にした作品などは今年の干支っぽくて面白い意匠でした。かなりアール・ヌーヴォーに寄せたデザインとなっているのが分かります。

また、ルイ・マジョレル、マイセン、バカラなどを使ったアール・ヌーヴォー調の食卓の再現があって、これがかなり見事です。テーブルの上に美しく優美な食器が並んでいました。 さらにルイ・マジョレルの巨大なベッドやテーブル、大型オルゴールなどもあり、猫が乗っかっているように見える彫刻付きの家具なんかもありました。この美術館はアール・ヌーヴォーのコレクションも有名なので、こうした作品が観られるのも流石と言ったところかな。ちなみにオルゴールは14時から実際に演奏を聞けるようでしたが、私が行った頃には終わっていましたw


ということで、かなり早いペースで観たのが悔やまれるほど良い品が並んでいました。ざっと観たくらいではありますが、浅井忠とアール・ヌーヴォーの関係の深さがよく分かるのも良かったです。さらにこの美術館には常設に素晴らしい絵画コレクションがあるので名古屋に行ったら是非立ち寄りたい美術館だと思います。次回はその常設で撮ってきた写真を使ってご紹介の予定です。



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名古屋城周辺の写真 【名古屋編】

今日は写真多めです。前回に引き続き3連休に行ってきた名古屋の写真で、今日は名古屋城周辺について書いていこうと思います。

前回ご紹介した熱田神宮(神宮西駅)から名古屋城(名城公園駅)は地下鉄1本で15分くらいで行けました。名古屋は地下鉄が結構便利。

名城公園に入ってすぐの所に金シャチ横丁という飲食店街がありました。
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正門の義直ゾーン(伝統・正統のエリア)と東門の宗春ゾーン(新風・変化のエリア)があるようで、こちらは宗春ゾーン。台湾まぜそば とか最近のお店が並びます。ちなみに宗春は七代目の尾張藩藩主の徳川宗春のことで、歌舞伎のような奇抜なファッションをしていたそうですw
 参考リンク:http://kinshachi-y.jp/

こちらが名古屋城のある公園のマップ。
DSC_0108_enc.jpg
地下鉄駅は東門の方にあるので、そちらから入って行きました。

どういう訳かお堀に水が入っていなかったけど、立派な石垣です。
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この櫓は東南隅櫓。この櫓は入ることが出来ませんが、同じような西北隅櫓は中に入ることができました。後で出てきます。

こちらは表二之門
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ここから本丸の中へと入っていきます。
 参考リンク:名古屋城公式ウェブサイト

こちらは本丸御殿。むちゃくちゃ新しい!w 元は1615年に建てられたのですが、戦時中に焼失してしまい再建されたのは2018年6月とのことで、真新しいうちに観ることができました。
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もちろん、中も見てきたのですがその前に天守などを観ることにしました。

そしてこちらが天守閣! 隣は先程の本丸御殿です。 トレードマークの金の鯱も輝いています。昔、この鯱の鱗が盗まれたことがあるんですよねw 
DSC_0134_enc_20190117235810863.jpg
入って観たかったのですが、あいにくと改修工事中でした。ちょうどこの天守にエレベーターを付けるか付けないか揉めてるニュースがあったばかりです。(付けないらしいです) これも焼失して1959年に再建されたものですが、元々は関ヶ原の戦いの後に豊臣家との戦いに備えて作らえました。

似たような角度で複数の箇所から撮ってみました。左にはエレベーターが横に付いている様子もあります。
DSC_0139_enc_20190117235812b51.jpg DSC_0187_enc_2019011800001521c.jpg
右の写真だと工事をしているのがよく分かります。耐震工事だそうです。

こちらは天守礎石が並ぶ一角。焼失した天守を支えていた石で、再建にあたってすぐ隣のこの場所に移されたそうです。
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堅牢な造りで、大きな天守を支えるだけのことはあります。

こちらは重要文化財の西北隅櫓。こちらは中に入ることができました。
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中はかなり急な階段があったりするので、足腰が弱いと登れないかも。

櫓の中はこんな感じ。それほど広くもなく簡素な造りとなっています。
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外からの攻撃に応戦する為の仕組みなんかもありました。お堀の外の様子もよく見渡せますが、今は普通の住宅街が広がっていますw

西北隅櫓を観た後、来た道をそのまま引き返して行きました。

再び天守の方へと戻ってきました。これは清正石と呼ばれる名古屋城で最大の石垣石材。
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本当は黒田長政が担当した地区らしいですが、加藤清正が積み上げたと伝わってこの名前になったようです。立て札と比べるとその大きさが分かるかな? これを運ぶのは相当大変だったでしょうね。

続いて本丸御殿へと入ってみました。こちらは玄関・大廊下あたりの部屋。デジタル複製された襖絵や書院が眩いばかりです。
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特に解説が無かったですが、狩野派が描いたんじゃないかな。消失前に国宝指定されていたこともあって綿密な資料や、運び出して消失を免れた障壁がなどを元に再現したので、元の絵の様子もよく分かるようになっています。

こちらも豪華な襖絵となっています。
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名古屋の人が派手好きというのは昔からの伝統なのかもしれませんねw

こちらは対面所。藩主と身内や家臣との私的な対面や宴席に使われたそうです。
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こちらは雅な雰囲気漂う画風となっていました。四季の名所や風物を描いているようです。

対面所は二重折上げ小組格天井という段差のある格天井となっていました。
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部屋の外から普通に観てると見落とす角度なので、しゃがんで観ないと見えないかもw 非常に格式を感じさせます。

こちらは上洛殿の廊下にあった欄間。
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やりすぎじゃないか?ってくらいの豪華さですw 極彩色で恐ろしいまでの技術を集結して作っているのが見て取れます。

そして一番の見どころはこの上洛殿上段之間
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狩野探幽による壁画などで埋め尽くされています。三代将軍家光の上洛に合わせて増築された部屋で、最も格式のある部屋となっていました。

天井にもびっしりと絵が描かれています。
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正に豪華絢爛で二条城などと比べても見劣りしない建物です。焼失してしまったのが本当に悔やまれますが、見事な再現ぶりでした。


と、名古屋城を観た後、周辺の建物などを観に散策してみました。名古屋城の辺りから徳川美術館の辺りにかけては「文化の道」と呼ばれる歴史的建造物郡があり、その一部が名城公園駅のすぐ近くにあります。

名城公園駅から名古屋城とは反対の方向を観るとこんな感じ。
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手前が名古屋市役所で奥が愛知県庁です。ここだけ時代が違うような光景が広がります。

名古屋市役所のアップ。1933年に竣工し、公募によって平林金吾の設計で建てられました。
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帝冠様式と呼ばれる和洋折衷のスタイルで、屋根が和風というか名古屋城をイメージしたものとなっているようです。

続いてこちらは愛知県庁。こちらは1938年竣工で西村好時と渡辺仁の設計を基本としているそうです。
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帝冠様式を推進した佐野利器が関わっていることもあって、こちらも帝冠様式となっています。頭に乗ってる瓦屋根が名古屋城をイメージしているのも同じです。名古屋城は愛されてますねw

この他にも近くに名古屋市市政資料館という洋風の建物もあります。そちらはいい写真が撮れなかった…

歩き疲れたので県庁の南にある「Q.O.L.COFFEE」というお店でお茶してきました。
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奥さんは もっと名古屋の昭和っぽいカフェに行きたいと言ってましたが、店構えからして良い予感がしたのでここにしましたw
 参考リンク:
  Q.O.L.COFFEE公式facebook
  食べログ

2017年にできたばかりだそうで、中も洒落た雰囲気です。
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そして予想以上にコーヒーにこだわりがあるようで、ストレートコーヒーもあるし、注文してからじっくりとコーヒーを淹れてくれました。

この日はコーヒーとタルトのセットにしました。コーヒーはブラジルです。
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非常に香りが良くて、口当たりもまろやかでした。これだけ美味しいコーヒーを飲めるとは驚きでした。タルトも美味しくて、特にイチゴがまさに旬といった感じで甘くて爽やかでした。


ということで、名古屋城周辺で色々と楽しんできました。特に本丸御殿は復元とは言え見事で、目がくらむほどの豪華さでした。「尾張名古屋は城でもつ」なんて言葉もあるくらいなので、一度は観ておきたい城の1つではないかと思います。


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