Category | 過去の美術展 (2014年)
少し遅くなりましたが、8月も色々と観てきたのでまとめてご紹介しようと思います。お盆頃に東北に行ったので、番外編は仙台と盛岡の展示となります。既に終わっている展示も多いですが、中には巡回するものもあるので参考にして頂ければと思います。
以下の順序で書いていきます。
番外編 篠山紀信展 写真力 (宮城県美術館)
番外編 ゴッホの《ひまわり》展 (宮城県美術館)
番外編 ジョルジョ・デ・キリコ展 (岩手県立美術館)
第20回 記念特別展 日本の美を極める (ホテルオークラ アスコットホール)
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 (世田谷美術館)
戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家 (埼玉県立近代美術館)
だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 (Bunkamuraザ・ミュージアム)
番外編 篠山紀信展 写真力 【宮城県美術館】
【展覧名】
篠山紀信展 写真力
【公式サイト】
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20140806-s01-01.html
【会場】宮城県美術館
【最寄】仙台 勾当台公園駅
【会期】2014年8月6日(水)~10月19日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(お盆の平日13時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは仙台の展示です。結構お客さんがいましたが作品が大きいので混んでいるというほどでもありませんでした。
この展覧会は現在も活躍中の著名な写真家である篠山紀信氏が今まで撮ってきた作品が並ぶ内容で、女優やスポーツ選手、アイドルなど時代のアイコンとも言える人々の像が数々展示されていました。見る度に、ああこの人はこうだったとか、この時代はこうだったと言った会話があちこちで聞かれたので正に時代の証人を見ている感じでした。私も古いのはそれほどピンとこなかったのですが、最近の時代はその感覚を味わうことができました。サンタフェとかもこの人が撮ったものだったのかー、あれは大騒ぎになった! と会場で聞かれた感想に全く同意してしまいました。 勿論 写真としての魅力もあり、各人物の個性をよく引き出している、と言うよりもこの人の写真がその人の個性を方向付けているように感じられました。 難解なところもなく多くの人が楽しめる展示でした。
番外編 ゴッホの《ひまわり》展 【宮城県美術館】
【展覧名】
東日本大震災復興支援 特別公開 ゴッホの《ひまわり》展
【公式サイト】
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20140715-s01-01.html
【会場】宮城県美術館
【最寄】仙台 勾当台公園駅
【会期】2014年7月15日(火)~8月31日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(お盆の平日14時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは結構混んでいて、ゴッホの「ひまわり」の周りには人だかりができていました。
この展覧会は宮城県立美術館の常設に損保ジャパンにあるゴッホの「ひまわり」が展示されていたもので、東京の美術ファンにはお馴染みの作品ですが東北に来るのは貴重な機会だったようで大人気となっていました。
私としては宮城県立美術館のコレクションが面白く感じられ、特に世紀末ウィーンの分離派関連の作品が良かったです。シーレやココシュカの版画などは特に見応えがあり、じっと見入ってきました。素晴らしいコレクションです。
この展示は既に終わっているので、この間 損保ジャパンに行ったらもう戻っていましたw
番外編 ジョルジョ・デ・キリコ展 【岩手県立美術館】
【展覧名】
ジョルジョ・デ・キリコ展
【公式サイト】
http://www.ima.or.jp/ja/exhibition/past/details/1452-2014_ex02_2.html
【会場】岩手県立美術館
【最寄】盛岡駅
【会期】2014年6月21日(土)~8月22日(金)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(お盆の平日11時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは空いていて快適に鑑賞することができました。
この展示は盛岡にある岩手県立美術館で開催されていましたが、この後は東京にも巡回が来る予定となっています。
汐留ミュージアム 2014年10月25日(土)~12月26日(金)
公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/
シュルレアリスムの先駆者とも言うべきデ・キリコは、形而上絵画という独特の奥行きの無い平面的かつ幾何学的な画風で知られていますが、その後は古典絵画に回帰していたこともありました。さらに、ネオ・バロックの時期を経て形而上絵画の自己複製や新作を作っていくのですが、今回の展示ではそうした流れを観ることができます。特にパリ市立近代美術館の作品の質と量が良かったので、見応えがありました。シュルレアリスムが好きな人は楽しめる展示だと思います。
第20回 記念特別展 日本の美を極める 【ホテルオークラ アスコットホール】
【展覧名】
第20回 記念特別展 日本の美を極める
【公式サイト】
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/art2014/
【会場】ホテルオークラ アスコットホール
【最寄】六本木一丁目/溜池山王/神谷町
【会期】2014年8月8日(金)~8月31日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日 14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは招待客などがいたようで結構お客さんが多かったです。混んでいるというほどでも無いですが、たまに人だかりができることもありました。
この展覧会は毎年恒例の夏の時期のチャリティ展覧会で、今年は「日本の美を極める」ということで日本人作家(主に近現代)による作品が並んでいました。大倉集古館のコレクションなどもありましたが大半は見たことがない作品だったのが収穫かな。個人蔵などは中々貴重な機会です。
タイトルの通り日本の四季などを感じさせる作品が多く、テーマ別に章立てされている感じでしたが特に作品同士の繋がりなどはないので、普段から美術に慣れ親しんでいる人以外には理解しやすいというわけではなかったと思います。しかし、作品自体の美しさで魅了できるものが多く、感嘆の声もあがっているようでした。私としては竹内栖鳳の作品などが気に入りました。
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 【世田谷美術館】
【展覧名】
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美
【公式サイト】
http://www.boston-japonisme.jp/top/
【会場】世田谷美術館
【最寄】用賀駅
【会期】2014年6月28日(土)~9月15日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
夏休み終盤の8月末頃に行ったこともあり、結構混んでいてモネの「ラ・ジャポネーズ」の前などは人だかりができていました。
この展示は欧州で19世紀から20世紀初頭で巻き起こった「ジャポニスム」という日本趣味のムーブメントをテーマにしたもので、日本文化がいかに西洋に咀嚼され新しい文化を生んだかを示すものとなっていました。その為、日本の作品と西洋の作品が入り交じるような感じで展示されていて、幅広い分野の作品がありました。特に見どころはこの度修復されたモネの「ラ・ジャポネーズ」で、これは以前観たことがあるのですが色が鮮やかになったように感じられました。それ以外にも今回はアメリカでのジャポニスムの展開なども観られたのが興味深かったです。 かなり網羅的な感じなので若干それぞれの分野での言及/解説が浅いようにも思えましたが、これだけの質・量となると収拾が大変なことになると思うので、よくまとまった展示に思えました。もう終わってしまいましたが、巡回もあるのでお勧めの展示です。
戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家 【埼玉県立近代美術館】
【展覧名】
戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家
【公式サイト】
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=292
【会場】埼玉県立近代美術館
【最寄】北浦和駅
【会期】2014年7月5日(土)~8月31日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらはリニューアルに伴う休館の直前に行ったこともありかなり多くの人が詰めかけていました。説明のための文字が多めなのでボードの前など混雑感もありました。
こちらは戦後の日本を代表する建築家たちの様々な建物を模型と写真を使って紹介する内容となっていました。結構、ジャンルがバラバラと言うか方向性が違う建築家が並んでいるので、予備知識の無い建築家について理解するのは難しかったかな。知ってる建築家についてもコンセプトがよく分からない(解説されていない)ものがあり、ちょっと私には難しめでした。とは言え、奇抜な建物に見えて深い考察がされていることが分かると急に面白く見えるのが楽しかったです。建築についてはもっと勉強しないとなあ…w
だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 【Bunkamuraザ・ミュージアム】
【展覧名】
Bunkamura25周年特別企画
だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵
【公式サイト】
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_deception.html
【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅
【会期】2014年8月9日(土)~10月5日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは私が行った時は入場制限やチケットの行列はありませんでしたが、中はかなりの混雑でどこでも列を組んでいるような感じでした。
この展示はタイトルに2と入っている通り、2009年に同会場で行われただまし絵展の2回めという感じの内容となっています。大体トリック的には1の時と同じで、迫真のトロンプルイユや、歪んだ鏡を通してみる鞘絵の類や、ダブルイメージ、錯覚を利用した作品、オプアート、マグリットやエッシャーの作品などが並んでいました。その為、トリックアートが好きな人には定番といった感じですが、今回はインスタレーション的なものもあったのが新鮮でした。逆に今回は日本人の作品は少なく(特に浮世絵は皆無)、主に西洋のトリックアートが中心になっていた感じがしました。
中にはこれはどこがトリックなんだろう?と首をかしげてる人もいましたが、分かりやすい作品が多いので家族連れで楽しんでいる人が多かったように思います。今後もまだまだ人気が出る展示だと思いますので、気になっている方はお早めにどうぞ…。
ということで、ご紹介が遅れて終わっている展示も多いですが、今後の参考になるものがあれば幸いです。
以下の順序で書いていきます。
番外編 篠山紀信展 写真力 (宮城県美術館)
番外編 ゴッホの《ひまわり》展 (宮城県美術館)
番外編 ジョルジョ・デ・キリコ展 (岩手県立美術館)
第20回 記念特別展 日本の美を極める (ホテルオークラ アスコットホール)
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 (世田谷美術館)
戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家 (埼玉県立近代美術館)
だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 (Bunkamuraザ・ミュージアム)
番外編 篠山紀信展 写真力 【宮城県美術館】
【展覧名】
篠山紀信展 写真力
【公式サイト】
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20140806-s01-01.html
【会場】宮城県美術館
【最寄】仙台 勾当台公園駅
【会期】2014年8月6日(水)~10月19日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(お盆の平日13時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは仙台の展示です。結構お客さんがいましたが作品が大きいので混んでいるというほどでもありませんでした。
この展覧会は現在も活躍中の著名な写真家である篠山紀信氏が今まで撮ってきた作品が並ぶ内容で、女優やスポーツ選手、アイドルなど時代のアイコンとも言える人々の像が数々展示されていました。見る度に、ああこの人はこうだったとか、この時代はこうだったと言った会話があちこちで聞かれたので正に時代の証人を見ている感じでした。私も古いのはそれほどピンとこなかったのですが、最近の時代はその感覚を味わうことができました。サンタフェとかもこの人が撮ったものだったのかー、あれは大騒ぎになった! と会場で聞かれた感想に全く同意してしまいました。 勿論 写真としての魅力もあり、各人物の個性をよく引き出している、と言うよりもこの人の写真がその人の個性を方向付けているように感じられました。 難解なところもなく多くの人が楽しめる展示でした。
番外編 ゴッホの《ひまわり》展 【宮城県美術館】
【展覧名】
東日本大震災復興支援 特別公開 ゴッホの《ひまわり》展
【公式サイト】
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20140715-s01-01.html
【会場】宮城県美術館
【最寄】仙台 勾当台公園駅
【会期】2014年7月15日(火)~8月31日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(お盆の平日14時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは結構混んでいて、ゴッホの「ひまわり」の周りには人だかりができていました。
この展覧会は宮城県立美術館の常設に損保ジャパンにあるゴッホの「ひまわり」が展示されていたもので、東京の美術ファンにはお馴染みの作品ですが東北に来るのは貴重な機会だったようで大人気となっていました。
私としては宮城県立美術館のコレクションが面白く感じられ、特に世紀末ウィーンの分離派関連の作品が良かったです。シーレやココシュカの版画などは特に見応えがあり、じっと見入ってきました。素晴らしいコレクションです。
この展示は既に終わっているので、この間 損保ジャパンに行ったらもう戻っていましたw
番外編 ジョルジョ・デ・キリコ展 【岩手県立美術館】
【展覧名】
ジョルジョ・デ・キリコ展
【公式サイト】
http://www.ima.or.jp/ja/exhibition/past/details/1452-2014_ex02_2.html
【会場】岩手県立美術館
【最寄】盛岡駅
【会期】2014年6月21日(土)~8月22日(金)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(お盆の平日11時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは空いていて快適に鑑賞することができました。
この展示は盛岡にある岩手県立美術館で開催されていましたが、この後は東京にも巡回が来る予定となっています。
汐留ミュージアム 2014年10月25日(土)~12月26日(金)
公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/
シュルレアリスムの先駆者とも言うべきデ・キリコは、形而上絵画という独特の奥行きの無い平面的かつ幾何学的な画風で知られていますが、その後は古典絵画に回帰していたこともありました。さらに、ネオ・バロックの時期を経て形而上絵画の自己複製や新作を作っていくのですが、今回の展示ではそうした流れを観ることができます。特にパリ市立近代美術館の作品の質と量が良かったので、見応えがありました。シュルレアリスムが好きな人は楽しめる展示だと思います。
第20回 記念特別展 日本の美を極める 【ホテルオークラ アスコットホール】
【展覧名】
第20回 記念特別展 日本の美を極める
【公式サイト】
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/art2014/
【会場】ホテルオークラ アスコットホール
【最寄】六本木一丁目/溜池山王/神谷町
【会期】2014年8月8日(金)~8月31日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日 14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは招待客などがいたようで結構お客さんが多かったです。混んでいるというほどでも無いですが、たまに人だかりができることもありました。
この展覧会は毎年恒例の夏の時期のチャリティ展覧会で、今年は「日本の美を極める」ということで日本人作家(主に近現代)による作品が並んでいました。大倉集古館のコレクションなどもありましたが大半は見たことがない作品だったのが収穫かな。個人蔵などは中々貴重な機会です。
タイトルの通り日本の四季などを感じさせる作品が多く、テーマ別に章立てされている感じでしたが特に作品同士の繋がりなどはないので、普段から美術に慣れ親しんでいる人以外には理解しやすいというわけではなかったと思います。しかし、作品自体の美しさで魅了できるものが多く、感嘆の声もあがっているようでした。私としては竹内栖鳳の作品などが気に入りました。
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 【世田谷美術館】
【展覧名】
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美
【公式サイト】
http://www.boston-japonisme.jp/top/
【会場】世田谷美術館
【最寄】用賀駅
【会期】2014年6月28日(土)~9月15日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
夏休み終盤の8月末頃に行ったこともあり、結構混んでいてモネの「ラ・ジャポネーズ」の前などは人だかりができていました。
この展示は欧州で19世紀から20世紀初頭で巻き起こった「ジャポニスム」という日本趣味のムーブメントをテーマにしたもので、日本文化がいかに西洋に咀嚼され新しい文化を生んだかを示すものとなっていました。その為、日本の作品と西洋の作品が入り交じるような感じで展示されていて、幅広い分野の作品がありました。特に見どころはこの度修復されたモネの「ラ・ジャポネーズ」で、これは以前観たことがあるのですが色が鮮やかになったように感じられました。それ以外にも今回はアメリカでのジャポニスムの展開なども観られたのが興味深かったです。 かなり網羅的な感じなので若干それぞれの分野での言及/解説が浅いようにも思えましたが、これだけの質・量となると収拾が大変なことになると思うので、よくまとまった展示に思えました。もう終わってしまいましたが、巡回もあるのでお勧めの展示です。
戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家 【埼玉県立近代美術館】
【展覧名】
戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家
【公式サイト】
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=292
【会場】埼玉県立近代美術館
【最寄】北浦和駅
【会期】2014年7月5日(土)~8月31日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらはリニューアルに伴う休館の直前に行ったこともありかなり多くの人が詰めかけていました。説明のための文字が多めなのでボードの前など混雑感もありました。
こちらは戦後の日本を代表する建築家たちの様々な建物を模型と写真を使って紹介する内容となっていました。結構、ジャンルがバラバラと言うか方向性が違う建築家が並んでいるので、予備知識の無い建築家について理解するのは難しかったかな。知ってる建築家についてもコンセプトがよく分からない(解説されていない)ものがあり、ちょっと私には難しめでした。とは言え、奇抜な建物に見えて深い考察がされていることが分かると急に面白く見えるのが楽しかったです。建築についてはもっと勉強しないとなあ…w
だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 【Bunkamuraザ・ミュージアム】
【展覧名】
Bunkamura25周年特別企画
だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵
【公式サイト】
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_deception.html
【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅
【会期】2014年8月9日(土)~10月5日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは私が行った時は入場制限やチケットの行列はありませんでしたが、中はかなりの混雑でどこでも列を組んでいるような感じでした。
この展示はタイトルに2と入っている通り、2009年に同会場で行われただまし絵展の2回めという感じの内容となっています。大体トリック的には1の時と同じで、迫真のトロンプルイユや、歪んだ鏡を通してみる鞘絵の類や、ダブルイメージ、錯覚を利用した作品、オプアート、マグリットやエッシャーの作品などが並んでいました。その為、トリックアートが好きな人には定番といった感じですが、今回はインスタレーション的なものもあったのが新鮮でした。逆に今回は日本人の作品は少なく(特に浮世絵は皆無)、主に西洋のトリックアートが中心になっていた感じがしました。
中にはこれはどこがトリックなんだろう?と首をかしげてる人もいましたが、分かりやすい作品が多いので家族連れで楽しんでいる人が多かったように思います。今後もまだまだ人気が出る展示だと思いますので、気になっている方はお早めにどうぞ…。
ということで、ご紹介が遅れて終わっている展示も多いですが、今後の参考になるものがあれば幸いです。
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少し遅くなりましたが、7月も多くの展示を観てきましたので、簡単にですがご紹介しておこうと思います。今回は下記の順序で書いていきます。
台北 國立故宮博物院-神品至宝-(東京国立博物館 平成館)
ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ 魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展(国立新美術館)
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き (国立西洋美術館)
私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実 (国立西洋美術館)
ヴァロットン-冷たい炎の画家(三菱一号館美術館)
トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい(日本科学未来館)
アートアクアリウム展2014 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神(東京都美術館)
思い出のマーニー×種田陽平展(江戸東京博物館)
オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―(国立新美術館)
台北 國立故宮博物院-神品至宝-(東京国立博物館 平成館)
【展覧名】
特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」
【公式サイト】
http://taipei2014.jp/
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1647
【会場】東京国立博物館 平成館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年6月24日(火) ~ 9月15日(月) 翠玉白菜の展示は既に終了
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
4時間00分程度(待ち時間2時間含む)
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは台湾にある台北 國立故宮博物院の門外不出の品が出品されるとあって大きな話題になり、本館で1品だけ特別展示された「翠玉白菜」を観るのに2時間ほど並びました。平成館のほうは特に並ばなかったのですが、展示ケースの前に人だかりができることも多く、混雑していました。
もう翠玉白菜の展示は終わってしまったのですが、思っていたよりも大きな品で正に神品とも言うべき緻密さと神秘性がありました。短期間でも貸し出されたのは何十年という交渉の末のエポック・メイキングな出来事だったと思います。 勿論それ以外の品々も畏れるべき歴史ある貴重で、平成館の展示も見応えがありました。ただ、中国の歴史は複雑なので今回の展示品は時代のバラつきがあったようにも思います。凄い品ばかりなのは分かっても時代背景がそれぞれ異なる品を見比べることになるので、素人にはちょっと分かりづらかったと思います。中国の歴史や文化に造詣が深い人には非常に楽しめる内容だと思います。
ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ 魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展(国立新美術館)
【展覧名】
現代の芸術・ファッションの源泉
ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ 魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
【公式サイト】
http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/Ballets_Russes/index.html
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木
【会期】2014年6月18日(水)~9月1日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはそれほど混雑することなく自分のペースで展示を観ることができました。
この展示は多くの芸術家にインスピレーションを与えると共に舞台芸術や音楽の歴史を語る上で欠かせない存在であるバレエ・リュスをテーマにしたもので、特にその衣裳を取り上げていました。バレエ・リュスの歴史と共にその衣裳のコンセプトなども紹介されていて非常に興味深い内容となっていました。バレエ・リュスの功績は幅広いので全貌を知るようなものではありませんが、個々の作品の制作背景などが紹介されていて参考になりました。 どちらかと言うとバレエ・リュスを知る人向けの内容だとは思いますが、単純に衣裳の面白さもあるので舞台好きなら楽しめると思います。衣裳がずらっと並ぶ開放感ある会場は壮観です。
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き (国立西洋美術館)
【展覧名】
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き
【公式サイト】
http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/Ballets_Russes/index.html
【会場】国立新美術館 企画展示室1E
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2014年6月18日(水)~9月1日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはそれほど多くのお客さんがいたわけではなかったのですが、展示されている品が小さいので、ケースの周りに人だかりができるような感じでした。
この展覧会は個人で蒐集された様々な指輪が並ぶ内容で、勿論多くを占めるのは宝飾品なのですがそれだけではなく、割符や魔除けといった装飾品以外の用途についても取り上げていました。指輪の持つ神秘性はいずれも魅力的で、緻密で輝く品々は特に目を見張ります。最後の方には各時代のドレスも展示されていて、デザインとファッションの時代の変遷をざっと観ることができました。
こちらの展示は特に難しいところもなく幅広い年齢層が楽しめそうなので、気軽に見られると思います。女性の目が肥えて男性の懐に影響が出ないか心配ですが…w
私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実 (国立西洋美術館)
【展覧名】
私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014goya.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年7月8日~9月15日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間20分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日16時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは空いていて快適に観ることができました。
この展示は版画室でのコレクション展で、以前のゴヤ展でも展示されていたゴヤによる版画が並んでいました。皮肉あり残酷ありでシニカルかつ暗い雰囲気の作品が多く、それが一種の魅力となって目を引きます。ゴヤの生きた時代を映すものや悪夢的な幻想など幅広い題材で、ゴヤという画家の内面が垣間見えるような気がしました。
こちらを目当てに美術館に来る人はかなりの美術通だと思いますが、同時開催の指輪展に行く機会があったら是非一緒に観ておきたい展示だと思います。
ヴァロットン-冷たい炎の画家(三菱一号館美術館)
【展覧名】
ヴァロットン-冷たい炎の画家
【公式サイト】
http://mimt.jp/vallotton/
【会場】三菱一号館美術館
【最寄】東京駅・二十橋前駅・有楽町・日比谷
【会期】2014年6月14日(土)~9月23日(火・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
そんなに多くの人がいたわけではないのですが、この美術館には狭いところもあるので若干の混雑感を感じました。
この展示は日本では今まであまり紹介されてこなかったヴァロットンの個展となっています。以前ヴァロットンの油彩や版画を観て非常に楽しみにしていたのですが、その期待に応えてくれる素晴らしい内容だったと思います。ヴァロットンがどういう嗜好でどういった境遇にあったのかという解説を交えながら鑑賞することで、より深くその魅力を知ることができたと思います。版画も油彩も両方面白いので、洋画好きにお勧めの展示です。
トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい(日本科学未来館)
【展覧名】
トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい
【公式サイト】
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/toilet/
【会場】日本科学未来館
【最寄】テレコムセンター/船の博物館/りんかい線東京テレポート駅
【会期】2014年7月2日(水)~10月5日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度(待ち時間20分+滑り台待ち40分含む)
【混み具合・混雑状況(祝日15時半頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_②_3_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは非常に混んでいて、チケットと入場待ち合わせて20分(美術館による混雑表示では30分)、さらに中にある滑り台で40分程度の待ち(こちらは60分待ちと表示)がありました。主に子供連れで混み合っていて、会場はどこもかしこも混み合っています。
この展示はトイレと排便に関する内容となっていて、子供向けに分かりやすく説明されています。若干エンタメ色が強めで、科学的見地というよりはトイレを取り巻く諸事情のまとめといった感じかな。会場内にある洋式便器型の滑り台は特に人気で、頭にうんち型の帽子をかぶって流されていくという愉快な仕組みとなっています。体験型の展示品が多いので子供に大受けのようでした。これは確かに小学生くらいまでの子連れで行くのが一番楽しめる展示だと思います。
アートアクアリウム展2014 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
【展覧名】
アートアクアリウム展2014 & ナイトアクアリウム
【公式サイト】
http://h-i-d.co.jp/art/
【会場】日本橋三井ホール
【最寄】銀座線三越前/新日本橋駅/東京駅/神田駅
【会期】2014年7月11日(金)~9月23日(火)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間40分程度
【混み具合・混雑状況(金曜日20時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
これは毎年混雑するイベントですが、金曜日の夜20時くらいに行ったら拍子抜けするくらい空いていました。とは言え、会期末になると混んでいるとは思います。
こちらの内容はほぼ例年通りといった感じで、様々な金魚が光線や和風をモダンに解釈した器によってショーアップされています。去年や一昨年と比べると展示品がちょっと減った気もしますが、新作も若干ありました。
参考記事:アートアクアリウム展2013 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
綺麗なものを綺麗に見せるという分かりやすい内容なので万人受けすると思います。一方で、今までに見たことがある人には代わり映えしないかもしれません。良くも悪くも様式美の世界になりつつあるかなw
メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神(東京都美術館)
【展覧名】
メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神
【公式サイト】
http://met-egypt2014.jp/
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_metegypt.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成
【会期】2014年7月19日(土)~9月23日(火・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日12時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
多くの人で賑わっていましたが、大型の品が多いので人数の割には混雑感は薄めでした。
この展示は思ったほど話題になっていませんが、メトロポリタンが誇るエジプトコレクションの中から女性に関する品々が並ぶという内容となっています。女神や女王に焦点を当ててその信仰や功績を伝えるような感じになっているのですが、エジプトの長い歴史を女性という共通点のみで括るのはちょっと無理があるような気がしました。並んでいるもの自体は貴重で見事なものですが、エジプトの王朝の違いや背景はあまり紹介されずスポット的に各時代の女性を紹介しているので、系統的ではなく散漫な印象を受けました(前述の故宮展と同様に私は系統的でない つまみ食い的な展示はピンとこないのですw) エジプト好きで歴史にも詳しい人には楽しめる内容だと思います。
思い出のマーニー×種田陽平展(江戸東京博物館)
【展覧名】
思い出のマーニー×種田陽平展
【公式サイト】
http://www.marnietaneda.jp/
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2014/07/index.html
【会場】江戸東京博物館
【最寄】JR両国駅/大江戸線両国駅
【会期】2014年7月27日(日)~9月15日(月・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外と空いていましたが、中は狭いところもあるので若干の混雑感はありました。
こちらはスタジオジブリの今年の新作「思い出のマーニー」に関する内容で、以前行われたアリエッティ展と同じく種田陽平 氏とのタッグで作られています。私は映画を見てから行ったのですが、展示はネタバレ満載の内容となっているので基本的には映画を観た後にこの展覧会を観るのが良さそうです。
映画に出てきた部屋や建物の再現が多く、実際に映画の世界に入り込むような演出が面白いです。かなり出来が良くて、流石です。 原画の展示などもあり、映画が好きになった人には非常に楽しめる内容だと思います。 とは言え、この映画は子供向けというよりはじっくり味わう大人向けの内容だと思いますので、今までのジブリとのコラボ展示ほどの爆発力は無さそうな気がします。つまらないという訳ではないのですが、世間に期待されているベクトルとは違っていたのかもしれません。
なお、今回は種田氏についての展示品はありませんでした。
オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―(国立新美術館)
【展覧名】
オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―
【公式サイト】
http://orsay2014.jp/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/orsay2014/index.html
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木
【会期】2014年7月9日(水)~10月20日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日12時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは私が行った時は入場規制は無かったものの、中は非常に混雑していて列に並んで見るような感じでした。
この展示はマネの「笛を吹く少年」やミレーの「晩鐘」といった超有名作が来ていることで話題になっていますが、それだけではなくオルセー美術館が誇る質の高い品々が大挙してきた感じです。近代絵画を語る上で欠かせない画家の作品がずらりと並ぶのは壮観で、テーマごとに章分けされていました。あまり美術史的な流れなどは詳しく説明されていませんでしたので美術に詳しくない人には難しいところもあるかもしれませんが、オルセー美術館が所蔵する時代の作品は直感的に楽しめる品が多いと思います。 今回の展示では日本ではあまり認知されていない画家の作品にも良い作品が多くあり、私はむしろそういった作品に驚きを感じました。こちらは今季ぜひ観ておきたい展示です。
参考記事:番外編 フランス旅行 オルセー美術館とセーヌ川
ということで夏休みということもあって、充実した展覧会ばかりです。お盆休みで遊びに行く所を探している方の参考になれば幸いです。
台北 國立故宮博物院-神品至宝-(東京国立博物館 平成館)
ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ 魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展(国立新美術館)
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き (国立西洋美術館)
私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実 (国立西洋美術館)
ヴァロットン-冷たい炎の画家(三菱一号館美術館)
トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい(日本科学未来館)
アートアクアリウム展2014 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神(東京都美術館)
思い出のマーニー×種田陽平展(江戸東京博物館)
オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―(国立新美術館)
台北 國立故宮博物院-神品至宝-(東京国立博物館 平成館)
【展覧名】
特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」
【公式サイト】
http://taipei2014.jp/
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1647
【会場】東京国立博物館 平成館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年6月24日(火) ~ 9月15日(月) 翠玉白菜の展示は既に終了
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
4時間00分程度(待ち時間2時間含む)
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは台湾にある台北 國立故宮博物院の門外不出の品が出品されるとあって大きな話題になり、本館で1品だけ特別展示された「翠玉白菜」を観るのに2時間ほど並びました。平成館のほうは特に並ばなかったのですが、展示ケースの前に人だかりができることも多く、混雑していました。
もう翠玉白菜の展示は終わってしまったのですが、思っていたよりも大きな品で正に神品とも言うべき緻密さと神秘性がありました。短期間でも貸し出されたのは何十年という交渉の末のエポック・メイキングな出来事だったと思います。 勿論それ以外の品々も畏れるべき歴史ある貴重で、平成館の展示も見応えがありました。ただ、中国の歴史は複雑なので今回の展示品は時代のバラつきがあったようにも思います。凄い品ばかりなのは分かっても時代背景がそれぞれ異なる品を見比べることになるので、素人にはちょっと分かりづらかったと思います。中国の歴史や文化に造詣が深い人には非常に楽しめる内容だと思います。
ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ 魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展(国立新美術館)
【展覧名】
現代の芸術・ファッションの源泉
ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ 魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
【公式サイト】
http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/Ballets_Russes/index.html
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木
【会期】2014年6月18日(水)~9月1日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはそれほど混雑することなく自分のペースで展示を観ることができました。
この展示は多くの芸術家にインスピレーションを与えると共に舞台芸術や音楽の歴史を語る上で欠かせない存在であるバレエ・リュスをテーマにしたもので、特にその衣裳を取り上げていました。バレエ・リュスの歴史と共にその衣裳のコンセプトなども紹介されていて非常に興味深い内容となっていました。バレエ・リュスの功績は幅広いので全貌を知るようなものではありませんが、個々の作品の制作背景などが紹介されていて参考になりました。 どちらかと言うとバレエ・リュスを知る人向けの内容だとは思いますが、単純に衣裳の面白さもあるので舞台好きなら楽しめると思います。衣裳がずらっと並ぶ開放感ある会場は壮観です。
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き (国立西洋美術館)
【展覧名】
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き
【公式サイト】
http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/Ballets_Russes/index.html
【会場】国立新美術館 企画展示室1E
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2014年6月18日(水)~9月1日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはそれほど多くのお客さんがいたわけではなかったのですが、展示されている品が小さいので、ケースの周りに人だかりができるような感じでした。
この展覧会は個人で蒐集された様々な指輪が並ぶ内容で、勿論多くを占めるのは宝飾品なのですがそれだけではなく、割符や魔除けといった装飾品以外の用途についても取り上げていました。指輪の持つ神秘性はいずれも魅力的で、緻密で輝く品々は特に目を見張ります。最後の方には各時代のドレスも展示されていて、デザインとファッションの時代の変遷をざっと観ることができました。
こちらの展示は特に難しいところもなく幅広い年齢層が楽しめそうなので、気軽に見られると思います。女性の目が肥えて男性の懐に影響が出ないか心配ですが…w
私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実 (国立西洋美術館)
【展覧名】
私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014goya.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年7月8日~9月15日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間20分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日16時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは空いていて快適に観ることができました。
この展示は版画室でのコレクション展で、以前のゴヤ展でも展示されていたゴヤによる版画が並んでいました。皮肉あり残酷ありでシニカルかつ暗い雰囲気の作品が多く、それが一種の魅力となって目を引きます。ゴヤの生きた時代を映すものや悪夢的な幻想など幅広い題材で、ゴヤという画家の内面が垣間見えるような気がしました。
こちらを目当てに美術館に来る人はかなりの美術通だと思いますが、同時開催の指輪展に行く機会があったら是非一緒に観ておきたい展示だと思います。
ヴァロットン-冷たい炎の画家(三菱一号館美術館)
【展覧名】
ヴァロットン-冷たい炎の画家
【公式サイト】
http://mimt.jp/vallotton/
【会場】三菱一号館美術館
【最寄】東京駅・二十橋前駅・有楽町・日比谷
【会期】2014年6月14日(土)~9月23日(火・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
そんなに多くの人がいたわけではないのですが、この美術館には狭いところもあるので若干の混雑感を感じました。
この展示は日本では今まであまり紹介されてこなかったヴァロットンの個展となっています。以前ヴァロットンの油彩や版画を観て非常に楽しみにしていたのですが、その期待に応えてくれる素晴らしい内容だったと思います。ヴァロットンがどういう嗜好でどういった境遇にあったのかという解説を交えながら鑑賞することで、より深くその魅力を知ることができたと思います。版画も油彩も両方面白いので、洋画好きにお勧めの展示です。
トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい(日本科学未来館)
【展覧名】
トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい
【公式サイト】
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/toilet/
【会場】日本科学未来館
【最寄】テレコムセンター/船の博物館/りんかい線東京テレポート駅
【会期】2014年7月2日(水)~10月5日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度(待ち時間20分+滑り台待ち40分含む)
【混み具合・混雑状況(祝日15時半頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_②_3_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは非常に混んでいて、チケットと入場待ち合わせて20分(美術館による混雑表示では30分)、さらに中にある滑り台で40分程度の待ち(こちらは60分待ちと表示)がありました。主に子供連れで混み合っていて、会場はどこもかしこも混み合っています。
この展示はトイレと排便に関する内容となっていて、子供向けに分かりやすく説明されています。若干エンタメ色が強めで、科学的見地というよりはトイレを取り巻く諸事情のまとめといった感じかな。会場内にある洋式便器型の滑り台は特に人気で、頭にうんち型の帽子をかぶって流されていくという愉快な仕組みとなっています。体験型の展示品が多いので子供に大受けのようでした。これは確かに小学生くらいまでの子連れで行くのが一番楽しめる展示だと思います。
アートアクアリウム展2014 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
【展覧名】
アートアクアリウム展2014 & ナイトアクアリウム
【公式サイト】
http://h-i-d.co.jp/art/
【会場】日本橋三井ホール
【最寄】銀座線三越前/新日本橋駅/東京駅/神田駅
【会期】2014年7月11日(金)~9月23日(火)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間40分程度
【混み具合・混雑状況(金曜日20時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
これは毎年混雑するイベントですが、金曜日の夜20時くらいに行ったら拍子抜けするくらい空いていました。とは言え、会期末になると混んでいるとは思います。
こちらの内容はほぼ例年通りといった感じで、様々な金魚が光線や和風をモダンに解釈した器によってショーアップされています。去年や一昨年と比べると展示品がちょっと減った気もしますが、新作も若干ありました。
参考記事:アートアクアリウム展2013 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
綺麗なものを綺麗に見せるという分かりやすい内容なので万人受けすると思います。一方で、今までに見たことがある人には代わり映えしないかもしれません。良くも悪くも様式美の世界になりつつあるかなw
メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神(東京都美術館)
【展覧名】
メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神
【公式サイト】
http://met-egypt2014.jp/
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_metegypt.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成
【会期】2014年7月19日(土)~9月23日(火・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日12時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
多くの人で賑わっていましたが、大型の品が多いので人数の割には混雑感は薄めでした。
この展示は思ったほど話題になっていませんが、メトロポリタンが誇るエジプトコレクションの中から女性に関する品々が並ぶという内容となっています。女神や女王に焦点を当ててその信仰や功績を伝えるような感じになっているのですが、エジプトの長い歴史を女性という共通点のみで括るのはちょっと無理があるような気がしました。並んでいるもの自体は貴重で見事なものですが、エジプトの王朝の違いや背景はあまり紹介されずスポット的に各時代の女性を紹介しているので、系統的ではなく散漫な印象を受けました(前述の故宮展と同様に私は系統的でない つまみ食い的な展示はピンとこないのですw) エジプト好きで歴史にも詳しい人には楽しめる内容だと思います。
思い出のマーニー×種田陽平展(江戸東京博物館)
【展覧名】
思い出のマーニー×種田陽平展
【公式サイト】
http://www.marnietaneda.jp/
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2014/07/index.html
【会場】江戸東京博物館
【最寄】JR両国駅/大江戸線両国駅
【会期】2014年7月27日(日)~9月15日(月・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外と空いていましたが、中は狭いところもあるので若干の混雑感はありました。
こちらはスタジオジブリの今年の新作「思い出のマーニー」に関する内容で、以前行われたアリエッティ展と同じく種田陽平 氏とのタッグで作られています。私は映画を見てから行ったのですが、展示はネタバレ満載の内容となっているので基本的には映画を観た後にこの展覧会を観るのが良さそうです。
映画に出てきた部屋や建物の再現が多く、実際に映画の世界に入り込むような演出が面白いです。かなり出来が良くて、流石です。 原画の展示などもあり、映画が好きになった人には非常に楽しめる内容だと思います。 とは言え、この映画は子供向けというよりはじっくり味わう大人向けの内容だと思いますので、今までのジブリとのコラボ展示ほどの爆発力は無さそうな気がします。つまらないという訳ではないのですが、世間に期待されているベクトルとは違っていたのかもしれません。
なお、今回は種田氏についての展示品はありませんでした。
オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―(国立新美術館)
【展覧名】
オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―
【公式サイト】
http://orsay2014.jp/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/orsay2014/index.html
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木
【会期】2014年7月9日(水)~10月20日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日12時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは私が行った時は入場規制は無かったものの、中は非常に混雑していて列に並んで見るような感じでした。
この展示はマネの「笛を吹く少年」やミレーの「晩鐘」といった超有名作が来ていることで話題になっていますが、それだけではなくオルセー美術館が誇る質の高い品々が大挙してきた感じです。近代絵画を語る上で欠かせない画家の作品がずらりと並ぶのは壮観で、テーマごとに章分けされていました。あまり美術史的な流れなどは詳しく説明されていませんでしたので美術に詳しくない人には難しいところもあるかもしれませんが、オルセー美術館が所蔵する時代の作品は直感的に楽しめる品が多いと思います。 今回の展示では日本ではあまり認知されていない画家の作品にも良い作品が多くあり、私はむしろそういった作品に驚きを感じました。こちらは今季ぜひ観ておきたい展示です。
参考記事:番外編 フランス旅行 オルセー美術館とセーヌ川
ということで夏休みということもあって、充実した展覧会ばかりです。お盆休みで遊びに行く所を探している方の参考になれば幸いです。
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今年も早くも前半が終了しましたが、忙しさは相変わらずで更新が滞ってしまっています。取り急ぎ、6月に観た展示について簡単にご紹介していこうと思います。
今回は以下の4つです。
ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場(国立西洋美術館)
非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品(国立西洋美術館)
うつわとかびん(上原近代美術館)
デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー(Bunkamuraザ・ミュージアム)
ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場(国立西洋美術館)
【展覧名】
ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013callot.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年4月8日(火)~6月15日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
この展示は既に終了しています。混んでいたわけではないのですが、小さめの作品が多い為たまに行列ができるような感じでした。
この展示は17世紀の版画家ジャック・カロの版画作品が並ぶもので、主に西洋美術館が所蔵する品で構成されていました。40数年の生涯で1400点以上も作品を残したそうですが、1点1点の出来は緻密で、題材も多岐に渡っていました。(入口で虫眼鏡を貸してくれるくらい小さかったw) 版画展ということで若干地味な印象はありましたが、ジャック・カロは版画の技術革新にも貢献した人物で、単に細かいだけでなく微妙な陰影の強弱など表現力に目を見張るものがあり、参考になりました。これはちょっと美術好き向けの展示だったかな。下階はもう一つの展示となっていましたので、次に紹介致します。
非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品(国立西洋美術館)
【展覧名】
非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014hirano.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年4月8日(火)~6月15日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
この展示は既に終了しています。こちらはジャック・カロ展と共に開催されていた、特別展室の下階を使った展示で、西洋美術館が持つ常設の作品から作家の平野啓一郎 氏が選んだ品々を並べるという内容でした。芥川賞作家であり非常に美術に造詣の深い方が選んだだけあって名品ばかりだったのですが、テーマをいくつか設けてそれに沿った作品を選ぶという感じでした。詩的な解釈も添えられているので何となく繋がりが見えるようにも思える一方で、絵の系統や時代でテーマを組んでいるわけではないので、あまり詳しくない方には難しい所もあったのではないかと思います。見慣れた作品も新たな解釈で違って見えるという面白い企画でした。
うつわとかびん(上原近代美術館)
【展覧名】
うつわとかびん
【公式サイト】
http://www.uehara-modernart.jp/calendar/ca.html
http://www.uehara-modernart.jp/calendar/list2014-1.pdf
【会場】上原近代美術館(静岡県)
【最寄】無し
【会期】2014年3月18日(火)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(平日15時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは伊豆の下田に旅行中に立ち寄った展示で既に終了しています。最寄り駅からバスで30分くらいだったかな… かなり公共交通の便は厳しい所にあります(この美術館の運営母体である大正製薬の創業者の一家がこの辺に住んでいた為、その場所に建てたそうです) 平日だったこともあって貸切状態でした。
この展示はその名の通り、器や花器の花を描いた静物画が並んでいたのですが、予想以上に良い作品が多く、有名画家の作品が大半でした。セザンヌ、ルドン、マティス、ブラックなどの他に、梅原龍三郎、安井曾太郎などの日本の洋画家の作品もあり、コレクションの充実ぶりが伺えました。常設にもモネやピサロなどもあったりして粒ぞろいです。
なお、カフェ等は無いのが残念。周りに何も無いので欲しかったw 隣には仏教美術の美術館もありますが、今回は時間の都合上行きませんでした。
デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー(Bunkamuraザ・ミュージアム)
【展覧名】
Bunkamura25周年特別企画
デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー
【公式サイト】
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_dufy/index.html
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_dufy.html
【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅
【会期】2014/06/07(土)~7/27(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
予想以上に多くのお客さんで賑わっていました。とは言え、列が出来ている所はそれほどなく比較的快適に鑑賞することができました。この展示は前期後期で若干の展示替えがあるようで、私が観たのは前期の内容です。
この展示は指折り数えて待っていたのですが、期待以上に見応えがありました。デュフィというと明るい色面と軽やかな輪郭で描かれた作品を思い起こしますが、この展示ではそこだけをフォーカスするのではなく、版画やテキスタイル、家具などに至るまで様々な作品が並んでいました。勿論デュフィらしい作風の作品も素晴らしく、品揃えに満足できました。 ちょっと解説は簡素でデュフィはいかなる人物でどう考えて描いていたのかという部分は薄かったようにも思えましたが、版画やテキスタイルで得た技術を再び絵画に応用する様子などがよく分かり、今まで知らなかったデュフィを知る機会となっていました。 これはかなり満足度が高い展示でした。
ということで、6月は旅行や体調不良であまり観て周れませんでしたがデュフィ展という素晴らしい展示を観ることができました。7月はオルセー美術館展や台湾故宮展など大注目の展示がありますので、そろそろ本格復帰を目指したいと思います(会社の下半期の体制次第ですがw)
今回は以下の4つです。
ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場(国立西洋美術館)
非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品(国立西洋美術館)
うつわとかびん(上原近代美術館)
デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー(Bunkamuraザ・ミュージアム)
ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場(国立西洋美術館)
【展覧名】
ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013callot.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年4月8日(火)~6月15日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
この展示は既に終了しています。混んでいたわけではないのですが、小さめの作品が多い為たまに行列ができるような感じでした。
この展示は17世紀の版画家ジャック・カロの版画作品が並ぶもので、主に西洋美術館が所蔵する品で構成されていました。40数年の生涯で1400点以上も作品を残したそうですが、1点1点の出来は緻密で、題材も多岐に渡っていました。(入口で虫眼鏡を貸してくれるくらい小さかったw) 版画展ということで若干地味な印象はありましたが、ジャック・カロは版画の技術革新にも貢献した人物で、単に細かいだけでなく微妙な陰影の強弱など表現力に目を見張るものがあり、参考になりました。これはちょっと美術好き向けの展示だったかな。下階はもう一つの展示となっていましたので、次に紹介致します。
非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品(国立西洋美術館)
【展覧名】
非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014hirano.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年4月8日(火)~6月15日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
この展示は既に終了しています。こちらはジャック・カロ展と共に開催されていた、特別展室の下階を使った展示で、西洋美術館が持つ常設の作品から作家の平野啓一郎 氏が選んだ品々を並べるという内容でした。芥川賞作家であり非常に美術に造詣の深い方が選んだだけあって名品ばかりだったのですが、テーマをいくつか設けてそれに沿った作品を選ぶという感じでした。詩的な解釈も添えられているので何となく繋がりが見えるようにも思える一方で、絵の系統や時代でテーマを組んでいるわけではないので、あまり詳しくない方には難しい所もあったのではないかと思います。見慣れた作品も新たな解釈で違って見えるという面白い企画でした。
うつわとかびん(上原近代美術館)
【展覧名】
うつわとかびん
【公式サイト】
http://www.uehara-modernart.jp/calendar/ca.html
http://www.uehara-modernart.jp/calendar/list2014-1.pdf
【会場】上原近代美術館(静岡県)
【最寄】無し
【会期】2014年3月18日(火)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(平日15時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは伊豆の下田に旅行中に立ち寄った展示で既に終了しています。最寄り駅からバスで30分くらいだったかな… かなり公共交通の便は厳しい所にあります(この美術館の運営母体である大正製薬の創業者の一家がこの辺に住んでいた為、その場所に建てたそうです) 平日だったこともあって貸切状態でした。
この展示はその名の通り、器や花器の花を描いた静物画が並んでいたのですが、予想以上に良い作品が多く、有名画家の作品が大半でした。セザンヌ、ルドン、マティス、ブラックなどの他に、梅原龍三郎、安井曾太郎などの日本の洋画家の作品もあり、コレクションの充実ぶりが伺えました。常設にもモネやピサロなどもあったりして粒ぞろいです。
なお、カフェ等は無いのが残念。周りに何も無いので欲しかったw 隣には仏教美術の美術館もありますが、今回は時間の都合上行きませんでした。
デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー(Bunkamuraザ・ミュージアム)
【展覧名】
Bunkamura25周年特別企画
デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー
【公式サイト】
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_dufy/index.html
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_dufy.html
【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅
【会期】2014/06/07(土)~7/27(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
予想以上に多くのお客さんで賑わっていました。とは言え、列が出来ている所はそれほどなく比較的快適に鑑賞することができました。この展示は前期後期で若干の展示替えがあるようで、私が観たのは前期の内容です。
この展示は指折り数えて待っていたのですが、期待以上に見応えがありました。デュフィというと明るい色面と軽やかな輪郭で描かれた作品を思い起こしますが、この展示ではそこだけをフォーカスするのではなく、版画やテキスタイル、家具などに至るまで様々な作品が並んでいました。勿論デュフィらしい作風の作品も素晴らしく、品揃えに満足できました。 ちょっと解説は簡素でデュフィはいかなる人物でどう考えて描いていたのかという部分は薄かったようにも思えましたが、版画やテキスタイルで得た技術を再び絵画に応用する様子などがよく分かり、今まで知らなかったデュフィを知る機会となっていました。 これはかなり満足度が高い展示でした。
ということで、6月は旅行や体調不良であまり観て周れませんでしたがデュフィ展という素晴らしい展示を観ることができました。7月はオルセー美術館展や台湾故宮展など大注目の展示がありますので、そろそろ本格復帰を目指したいと思います(会社の下半期の体制次第ですがw)
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忙しくて1ヶ月ほど更新が滞ってしまいました。とは言え、展覧会は観に行っているので混み具合などだけでもご紹介できればと思います。
下記の順で記載しています。
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる (国立新美術館)
こども展 名画にみるこどもと画家の絆 (森アーツセンターギャラリー)
法隆寺-祈りとかたち (東京藝術大学大学美術館)
バルテュス展 (東京都美術館】)
公募団体ベストセレクション 美術 2014 (東京都美術館)
ゴッホの原点 オランダ・ハーグ派展 近代自然主義絵画の成立 (損保ジャパン東郷青児美術館)
描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで (ブリヂストン美術館)
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 02 10 PROJECT MODELS - (ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX)
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ―ジャポニスムの成熟― (パナソニック汐留ミュージアム)
マリー・ローランサン展 ~女の一生~ (三鷹市美術ギャラリー)
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる (国立新美術館)
【展覧名】
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる
【公式サイト】
https://www.facebook.com/the.power.of.images
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/power_of_images/index.html
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2014年2月19日(水)~ 6月9日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
特に混むことはなく快適に鑑賞することができました。
こちらは様々な民族美術が並び、仮面や装飾品、呪術的な雰囲気の宗教儀式などが展示されていました。特に最初の壁一面に並んだ仮面は圧巻で、エトスの濃い空間となっています。他にもビール瓶や車の形をした棺桶など驚く品があり、故人の趣味に応じて作るもののようでした。解説は少なめで系統立てて展示しているわけでないので詳細はあまりわかりませんが、純粋に民俗学的な面白さがある展示です。
こども展 名画にみるこどもと画家の絆 (森アーツセンターギャラリー)
【展覧名】
こども展 名画にみるこどもと画家の絆
【公式サイト】
http://www.roppongihills.com/events/2014/04/macg_kodomo_exhibition/
【会場】森アーツセンターギャラリー
【最寄】六本木駅
【会期】2014年4月19日(土)~6月29日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日16時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは私が行った時は同時に開催されていたアンディ・ウォーホル展(既に終了)に多くの人が集まっていた為、地上階のチケット売り場がだいぶ混んでいました。私は年間パスを使用しているので何分待ちか分かりませんでしたが、恐らく15分くらいはかかりそうでした。とは言え、アンディ・ウォーホル展が終わったので今はそれほどでもないのではないかと予想します。
この展示はその名の通り子供を描いた肖像画を集めた展示でした。子供を描いた作品はそれほど歴史が長いわけではなく、16世紀頃から描かれていたものの多く描かれるようになったのは19世紀頃のようです。この展示でも19世紀から20世紀の絵画が大半で、ルノワールやアンリ・ルソー、ピカソ、ドニなど多くの巨匠の作品が並んでいました。おおまかに年代で章分けされていて、各時代の画風の変遷なども観られましたが、やはり主題の子供の可愛らしさが率直に伝わってくる作品が多いので、難しいことを考えなくても楽しめる展示だったと思います。子供連れが多かったのも特徴かな。
法隆寺-祈りとかたち (東京藝術大学大学美術館)
【展覧名】
東日本大震災復興祈念・新潟県中越地震復興10年 法隆寺-祈りとかたち
【公式サイト】
http://horyuji2014.jp/exhibition_tokyo.html
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2014/horyuji/horyuji_ja.htm
【会場】東京藝術大学大学美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)・鶯谷駅・根津駅など
【会期】2014年4月26日(土)~ 6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日13時半頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはかなり多くの人で賑わっていて、特に最初の辺りは人だかりが出来るほどでした。
この展示は聖徳太子によって建立されたとされる法隆寺の仏教美術に関する内容で、まずはその成り立ちや仏像、関連する資料などから始まります。また、1949年に焼失した法隆寺金堂壁画の精密な模写が今回の見どころの1つで、恐ろしく根気のいる描写となっていました。他にも法隆寺の仏像等をモチーフにした近現代の画家たちによる作品などもあり、法隆寺と美術の深いつながりを示していました。こちらを東京で観られるのは貴重な機会と思いますので、仏教美術に興味があるかたは必見だと思います。
隣の会場では金堂壁画の再現もあり、その空間を体験することもできます。、
バルテュス展 (東京都美術館】)
【展覧名】
バルテュス展
【公式サイト】
http://balthus2014.jp/
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_balthus.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年4月19日(土)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
混んでいるというほどではありませんでしたが、お客さんは多く入っていました。
この展示は日本ではあまり観る機会のなかった現代絵画の巨匠バルテュスの没後初めての大回顧展となります。バルテュスは画家としてだけではなくローマのアカデミー・ド・フランスの館長を務めた人物で、館長時代に日本で知り合った日本女性が晩年の奥さんとなっています。(幼いころからアジアへの興味があったそうで、最後のほうには日本との繋がりを感じる品々もあります)
ピエロ・デッラ・フランチェスカやニコラ・プッサン、ギュスターヴ・クールベといった様々な時代の画家の影響を受けているようですが、どれにも似ていない独自のスタイルで、具象的でありながらもどこか非現実的な雰囲気もある画風だと思います。性的な雰囲気のある少女を描いた作品が多いので、これが「誤解」を多く招いてきたとのことですが、それも何かちょっと理解できるかなw 人物だけでなく風景画などもあり、まさに大回顧展といった感じでした。何しろ日本の常設で観た覚えが無いので、これだけ一気に観られるのは貴重な機会だと思います。こちらは西洋絵画が好きな方にお勧めの展示です。
公募団体ベストセレクション 美術 2014 (東京都美術館)
【展覧名】
公募団体ベストセレクション 美術 2014
【公式サイト】
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_bestselection2014.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年5月4日(日・祝)~5月27日(火)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_②_3_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらは既に終了していますが、バルテュス展のチケットで一緒に観ることができました。
東京都美術館は昔から多くの公募展を行っている美術館で、この展示はそのベストセレクションとして多くの団体の品々が並んでいました。所狭しと様々な画風の作品が展示されているのですが、各会派の成り立ちと特徴を書いたキャプションはあるものの、各作品については特に解説などはありません。一目で意図するものもあればそうでないのもあり、現代絵画が苦手な私にはイマイチ理解できない作品も多かったかな…。各会派イチオシの作家さんの作品ばかりだったので、現代の画家には刺激になる展示だったのではないかと思います。
ゴッホの原点 オランダ・ハーグ派展 近代自然主義絵画の成立 (損保ジャパン東郷青児美術館)
【展覧名】
ゴッホの原点 オランダ・ハーグ派展 近代自然主義絵画の成立
【公式サイト】
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_hague.html
【会場】損保ジャパン東郷青児美術館
【最寄】新宿駅
【会期】2014年4月19日(土)~6月29日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて自分のペースで鑑賞することができました。
こちらは19世紀後半のオランダで活躍した「ハーグ派」と呼ばれる画家たちの展示となっています。ハーグ派は自国のオランダ黄金期の画家たちから受け継いだ要素を持ちつつ、フランスのバルビゾン派から大きな影響を受けていて、屋外での自然観察を元に絵を描いていたそうです。その為、展示にはバルビゾン派のコローやミレーの作品もあり、彼らに類似した雰囲気・主題の作品が多く見られます。写実的で牧歌的な作品が多いのが特徴かな。とは言え、若干地味というか記憶に強く残る作品は多くなかったようにも思えます。最後の方にはハーグ派を賞賛したゴッホの作品もありましたが、ゴッホも直接的にバルビゾン派からの影響があるので、どちらかと言うとバルビゾン派的な要素を感じる作品に思えました。(以前のゴッホ展で観た作品もありました) また、モンドリアンもハーグ派からの影響があるとのことで、モンドリアンの具象時代の作品もいくつかありました。その影響度などを考えると美術史的に重要だと思いますので、美術をより深く知りたいという玄人向けの展示かもしれません。
描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで (ブリヂストン美術館)
【展覧名】
テーマ展示
描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・日本橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2014年4月26日(土)~7月21日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日10時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。
こちらの展示は近代日本洋画の中から中国に関する絵画、特にチャイナドレスを着た女性を描いた作品を集めた展示となっています。テーマ展示なので2部屋のみの小展示ですが、同じテーマでも意図が違っているのが興味深く、日本人に着せて描いたものもあれば、現地で描いた作品もありました。西洋を学ぶことが至上命題とされていた時代で、同じアジアに視線を向けた作品ということもあり、その独自性と熱意が伝わってくるようでした。
常設はいつもどおりだったので+30分程度です。
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 02 10 PROJECT MODELS - (ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX)
【展覧名】
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 02
10 PROJECT MODELS -
【公式サイト】
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/archive/detail_201404.html
【会場】ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2014年4月18日(金)~5月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日11時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。この展示は既に終了しています。
こちらはインテリアデザイナー片山正通 氏が率いる「ワンダーウォール」が手がけた建築物の模型が並ぶ内容で、2010年に第1回が開かれて今回が2回目となります。ホテルや有名ブランドの旗艦店など国内外の重要なプロジェクトの模型があり、それを見ているだけでもワクワクしてくるようなデザインでした。写真を撮ることもできたのですが、どの角度から観ても洗練されていて様になるのが面白かったです。実際にその店を訪れてみたくなりましたw 今後も活躍される方だと思いますので、参考になる展示でした。
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ―ジャポニスムの成熟― (パナソニック汐留ミュージアム)
【展覧名】
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ―ジャポニスムの成熟―
【公式サイト】
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140405/
【会場】パナソニック汐留ミュージアム
【最寄】JR/東京メトロ 新橋駅 都営大江戸線汐留駅
【会期】2014年4月5日(土)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
お客さんは結構いましたが、混んでいるというほどでもありませんでした。
この展示は陶磁器における「印象派」ということで、フェリックス・ブラックモンを中心とした変遷を辿る内容となっていました。当時のヨーロッパでは円形の皿には円形の草花文の縁取りがあり、中心に絵が描かれているといったデザインが主流でしたが、日本美術などを取り入れ、次第に常識にとらわれない作品が生み出されていくようになりました。 展示の最初の方は北斎漫画をそのまま転写したような陶器が並んでいるのですが、段々とオリジナリティが出てきて、最後の方には日本美術への深い理解から素材の地を活かすような斬新な作品までありました。印象派との接点もあり、技術的にも印象派と似た部分があるので、まさに印象派の陶器部門と言える世界が垣間見られる展示だったと思います。解説も詳細なので、非常に参考になりました。
マリー・ローランサン展 ~女の一生~ (三鷹市美術ギャラリー)
【展覧名】
マリー・ローランサン展 ~女の一生~
【公式サイト】
http://mitaka.jpn.org/ticket/140412g/
【会場】三鷹市美術ギャラリー
【最寄】三鷹駅
【会期】2014年 4月12日(土)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。
こちらはエコール・ド・パリの女流画家として人気のマリー・ローランサンの個展となっています。マリー・ローランサンは「洗濯船」と呼ばれたピカソやブラックのアトリエに出入りしていた画家で、そこで出会ったアポリネールと恋仲になったもののモナ・リザ盗難事件をきっかけに別れ、ドイツ人男爵と結婚しました。その直後に第一次世界大戦が始まってしまい、祖国フランスと夫のドイツが戦うことになり亡命生活が始まります。戦後はパリに戻って活躍するも、離婚し、その後は結婚することなく晩年までお手伝い(後の養女)と共に暮らし、絵を描き続けました。そういった背景があるため、各時代の作品からはその時々の心情や他の画家からの影響が見て取れるのですが、この展示ではあまりそうした解説はなかったのがちょっと残念。(作品自体はマリー・ローランサン美術館の品を中心に画塾時代から晩年まで網羅しているので充実していたと思います。) キュビスム的な作品や、やや沈んだ色合いの作品、晩年のカラフルでメルヘンチックな作品などがあり、女性的な面と先進的な面がよく表れていると思います。点数も結構あったので見応えがありました。
ということで、簡単にですがこんな感じでした。メモも取ってきてはいるので時間があったら個別の展示にも触れていきたいと思います。(最近ブログを書くの時間が取れないのが難点です。)
下記の順で記載しています。
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる (国立新美術館)
こども展 名画にみるこどもと画家の絆 (森アーツセンターギャラリー)
法隆寺-祈りとかたち (東京藝術大学大学美術館)
バルテュス展 (東京都美術館】)
公募団体ベストセレクション 美術 2014 (東京都美術館)
ゴッホの原点 オランダ・ハーグ派展 近代自然主義絵画の成立 (損保ジャパン東郷青児美術館)
描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで (ブリヂストン美術館)
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 02 10 PROJECT MODELS - (ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX)
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ―ジャポニスムの成熟― (パナソニック汐留ミュージアム)
マリー・ローランサン展 ~女の一生~ (三鷹市美術ギャラリー)
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる (国立新美術館)
【展覧名】
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる
【公式サイト】
https://www.facebook.com/the.power.of.images
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/power_of_images/index.html
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2014年2月19日(水)~ 6月9日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
特に混むことはなく快適に鑑賞することができました。
こちらは様々な民族美術が並び、仮面や装飾品、呪術的な雰囲気の宗教儀式などが展示されていました。特に最初の壁一面に並んだ仮面は圧巻で、エトスの濃い空間となっています。他にもビール瓶や車の形をした棺桶など驚く品があり、故人の趣味に応じて作るもののようでした。解説は少なめで系統立てて展示しているわけでないので詳細はあまりわかりませんが、純粋に民俗学的な面白さがある展示です。
こども展 名画にみるこどもと画家の絆 (森アーツセンターギャラリー)
【展覧名】
こども展 名画にみるこどもと画家の絆
【公式サイト】
http://www.roppongihills.com/events/2014/04/macg_kodomo_exhibition/
【会場】森アーツセンターギャラリー
【最寄】六本木駅
【会期】2014年4月19日(土)~6月29日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日16時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは私が行った時は同時に開催されていたアンディ・ウォーホル展(既に終了)に多くの人が集まっていた為、地上階のチケット売り場がだいぶ混んでいました。私は年間パスを使用しているので何分待ちか分かりませんでしたが、恐らく15分くらいはかかりそうでした。とは言え、アンディ・ウォーホル展が終わったので今はそれほどでもないのではないかと予想します。
この展示はその名の通り子供を描いた肖像画を集めた展示でした。子供を描いた作品はそれほど歴史が長いわけではなく、16世紀頃から描かれていたものの多く描かれるようになったのは19世紀頃のようです。この展示でも19世紀から20世紀の絵画が大半で、ルノワールやアンリ・ルソー、ピカソ、ドニなど多くの巨匠の作品が並んでいました。おおまかに年代で章分けされていて、各時代の画風の変遷なども観られましたが、やはり主題の子供の可愛らしさが率直に伝わってくる作品が多いので、難しいことを考えなくても楽しめる展示だったと思います。子供連れが多かったのも特徴かな。
法隆寺-祈りとかたち (東京藝術大学大学美術館)
【展覧名】
東日本大震災復興祈念・新潟県中越地震復興10年 法隆寺-祈りとかたち
【公式サイト】
http://horyuji2014.jp/exhibition_tokyo.html
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2014/horyuji/horyuji_ja.htm
【会場】東京藝術大学大学美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)・鶯谷駅・根津駅など
【会期】2014年4月26日(土)~ 6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日13時半頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはかなり多くの人で賑わっていて、特に最初の辺りは人だかりが出来るほどでした。
この展示は聖徳太子によって建立されたとされる法隆寺の仏教美術に関する内容で、まずはその成り立ちや仏像、関連する資料などから始まります。また、1949年に焼失した法隆寺金堂壁画の精密な模写が今回の見どころの1つで、恐ろしく根気のいる描写となっていました。他にも法隆寺の仏像等をモチーフにした近現代の画家たちによる作品などもあり、法隆寺と美術の深いつながりを示していました。こちらを東京で観られるのは貴重な機会と思いますので、仏教美術に興味があるかたは必見だと思います。
隣の会場では金堂壁画の再現もあり、その空間を体験することもできます。、
バルテュス展 (東京都美術館】)
【展覧名】
バルテュス展
【公式サイト】
http://balthus2014.jp/
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_balthus.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年4月19日(土)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日13時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
混んでいるというほどではありませんでしたが、お客さんは多く入っていました。
この展示は日本ではあまり観る機会のなかった現代絵画の巨匠バルテュスの没後初めての大回顧展となります。バルテュスは画家としてだけではなくローマのアカデミー・ド・フランスの館長を務めた人物で、館長時代に日本で知り合った日本女性が晩年の奥さんとなっています。(幼いころからアジアへの興味があったそうで、最後のほうには日本との繋がりを感じる品々もあります)
ピエロ・デッラ・フランチェスカやニコラ・プッサン、ギュスターヴ・クールベといった様々な時代の画家の影響を受けているようですが、どれにも似ていない独自のスタイルで、具象的でありながらもどこか非現実的な雰囲気もある画風だと思います。性的な雰囲気のある少女を描いた作品が多いので、これが「誤解」を多く招いてきたとのことですが、それも何かちょっと理解できるかなw 人物だけでなく風景画などもあり、まさに大回顧展といった感じでした。何しろ日本の常設で観た覚えが無いので、これだけ一気に観られるのは貴重な機会だと思います。こちらは西洋絵画が好きな方にお勧めの展示です。
公募団体ベストセレクション 美術 2014 (東京都美術館)
【展覧名】
公募団体ベストセレクション 美術 2014
【公式サイト】
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_bestselection2014.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2014年5月4日(日・祝)~5月27日(火)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_②_3_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらは既に終了していますが、バルテュス展のチケットで一緒に観ることができました。
東京都美術館は昔から多くの公募展を行っている美術館で、この展示はそのベストセレクションとして多くの団体の品々が並んでいました。所狭しと様々な画風の作品が展示されているのですが、各会派の成り立ちと特徴を書いたキャプションはあるものの、各作品については特に解説などはありません。一目で意図するものもあればそうでないのもあり、現代絵画が苦手な私にはイマイチ理解できない作品も多かったかな…。各会派イチオシの作家さんの作品ばかりだったので、現代の画家には刺激になる展示だったのではないかと思います。
ゴッホの原点 オランダ・ハーグ派展 近代自然主義絵画の成立 (損保ジャパン東郷青児美術館)
【展覧名】
ゴッホの原点 オランダ・ハーグ派展 近代自然主義絵画の成立
【公式サイト】
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_hague.html
【会場】損保ジャパン東郷青児美術館
【最寄】新宿駅
【会期】2014年4月19日(土)~6月29日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて自分のペースで鑑賞することができました。
こちらは19世紀後半のオランダで活躍した「ハーグ派」と呼ばれる画家たちの展示となっています。ハーグ派は自国のオランダ黄金期の画家たちから受け継いだ要素を持ちつつ、フランスのバルビゾン派から大きな影響を受けていて、屋外での自然観察を元に絵を描いていたそうです。その為、展示にはバルビゾン派のコローやミレーの作品もあり、彼らに類似した雰囲気・主題の作品が多く見られます。写実的で牧歌的な作品が多いのが特徴かな。とは言え、若干地味というか記憶に強く残る作品は多くなかったようにも思えます。最後の方にはハーグ派を賞賛したゴッホの作品もありましたが、ゴッホも直接的にバルビゾン派からの影響があるので、どちらかと言うとバルビゾン派的な要素を感じる作品に思えました。(以前のゴッホ展で観た作品もありました) また、モンドリアンもハーグ派からの影響があるとのことで、モンドリアンの具象時代の作品もいくつかありました。その影響度などを考えると美術史的に重要だと思いますので、美術をより深く知りたいという玄人向けの展示かもしれません。
描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで (ブリヂストン美術館)
【展覧名】
テーマ展示
描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・日本橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2014年4月26日(土)~7月21日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日10時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。
こちらの展示は近代日本洋画の中から中国に関する絵画、特にチャイナドレスを着た女性を描いた作品を集めた展示となっています。テーマ展示なので2部屋のみの小展示ですが、同じテーマでも意図が違っているのが興味深く、日本人に着せて描いたものもあれば、現地で描いた作品もありました。西洋を学ぶことが至上命題とされていた時代で、同じアジアに視線を向けた作品ということもあり、その独自性と熱意が伝わってくるようでした。
常設はいつもどおりだったので+30分程度です。
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 02 10 PROJECT MODELS - (ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX)
【展覧名】
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 02
10 PROJECT MODELS -
【公式サイト】
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/archive/detail_201404.html
【会場】ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2014年4月18日(金)~5月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日11時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。この展示は既に終了しています。
こちらはインテリアデザイナー片山正通 氏が率いる「ワンダーウォール」が手がけた建築物の模型が並ぶ内容で、2010年に第1回が開かれて今回が2回目となります。ホテルや有名ブランドの旗艦店など国内外の重要なプロジェクトの模型があり、それを見ているだけでもワクワクしてくるようなデザインでした。写真を撮ることもできたのですが、どの角度から観ても洗練されていて様になるのが面白かったです。実際にその店を訪れてみたくなりましたw 今後も活躍される方だと思いますので、参考になる展示でした。
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ―ジャポニスムの成熟― (パナソニック汐留ミュージアム)
【展覧名】
フランス印象派の陶磁器 1866-1886 ―ジャポニスムの成熟―
【公式サイト】
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140405/
【会場】パナソニック汐留ミュージアム
【最寄】JR/東京メトロ 新橋駅 都営大江戸線汐留駅
【会期】2014年4月5日(土)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
お客さんは結構いましたが、混んでいるというほどでもありませんでした。
この展示は陶磁器における「印象派」ということで、フェリックス・ブラックモンを中心とした変遷を辿る内容となっていました。当時のヨーロッパでは円形の皿には円形の草花文の縁取りがあり、中心に絵が描かれているといったデザインが主流でしたが、日本美術などを取り入れ、次第に常識にとらわれない作品が生み出されていくようになりました。 展示の最初の方は北斎漫画をそのまま転写したような陶器が並んでいるのですが、段々とオリジナリティが出てきて、最後の方には日本美術への深い理解から素材の地を活かすような斬新な作品までありました。印象派との接点もあり、技術的にも印象派と似た部分があるので、まさに印象派の陶器部門と言える世界が垣間見られる展示だったと思います。解説も詳細なので、非常に参考になりました。
マリー・ローランサン展 ~女の一生~ (三鷹市美術ギャラリー)
【展覧名】
マリー・ローランサン展 ~女の一生~
【公式サイト】
http://mitaka.jpn.org/ticket/140412g/
【会場】三鷹市美術ギャラリー
【最寄】三鷹駅
【会期】2014年 4月12日(土)~6月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。
こちらはエコール・ド・パリの女流画家として人気のマリー・ローランサンの個展となっています。マリー・ローランサンは「洗濯船」と呼ばれたピカソやブラックのアトリエに出入りしていた画家で、そこで出会ったアポリネールと恋仲になったもののモナ・リザ盗難事件をきっかけに別れ、ドイツ人男爵と結婚しました。その直後に第一次世界大戦が始まってしまい、祖国フランスと夫のドイツが戦うことになり亡命生活が始まります。戦後はパリに戻って活躍するも、離婚し、その後は結婚することなく晩年までお手伝い(後の養女)と共に暮らし、絵を描き続けました。そういった背景があるため、各時代の作品からはその時々の心情や他の画家からの影響が見て取れるのですが、この展示ではあまりそうした解説はなかったのがちょっと残念。(作品自体はマリー・ローランサン美術館の品を中心に画塾時代から晩年まで網羅しているので充実していたと思います。) キュビスム的な作品や、やや沈んだ色合いの作品、晩年のカラフルでメルヘンチックな作品などがあり、女性的な面と先進的な面がよく表れていると思います。点数も結構あったので見応えがありました。
ということで、簡単にですがこんな感じでした。メモも取ってきてはいるので時間があったら個別の展示にも触れていきたいと思います。(最近ブログを書くの時間が取れないのが難点です。)
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更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
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今日は前回に引き続き、六本木アートナイト2014についてです。後編ではミッドタウンと国立新美術館についてご紹介していきます。
【展覧名】
六本木アートナイト2014
【公式サイト】
http://www.roppongiartnight.com/
【会場】
六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、 21_21 DESIGN SIGHT、
国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
【最寄】
千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】
2014年4月19日(土)10:00 ~ 4月20日(日)18:00
コアタイム 4月19日(土)18:17【日没】 ~ 4 月20 日(日)5:03【日の出】
【感想】
ミッドタウンはプラザの方から入って、建物の中を見てから裏に抜けていくルートで見ていきました。サントリー美術館やフラワーアートアワード、ストリートミュージアムについては別記事にしてご紹介する予定ですので、今回はそれ以外についてです。
リー・ウェン 「ピンポン・ゴー・ラウンド」

思わず何だこれ!?と驚いた作品。ちょうど円形の卓球台の中心で3~4人を相手にしている人がいたのですが、めちゃくちゃ忙しそうでしたw 発想が何とも面白い
八谷和彦 「オープンスカイ:M-02J」

これは以前ご紹介したアニメ映画の風の谷のナウシカに出てくるメーヴェを彷彿とする飛行機。これは実際に飛んでいる様子の映像もありました。こんな小さくても飛ぶのに驚きです。
参考記事:【番外編】Art and Air ~空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語 (青森県立美術館)
ウィリアム・フォーサイス 「Bongo Bongo」(踊り:日本女子体育大学)
プラザに入ると、人だかりの中で音楽に合わせて踊る女の子たちがいました。全力で踊っている姿が爽やかです。
西尾美也 「花柄/ 花」

これは六本木ヒルズにあった「スカート」と同じく古着で出来た巨大な花。色合いが華やかなこともあって、幻想的な雰囲気となっていました。
これは作品名が分かりませんが、ミッドタウンの中でゲリラ的に行われていたパフォーマンス。

無言で奇妙な動きをする人がいるぞ?と思ったら、仲間が増えてこんな感じであちこちでシュールな行動をしていましたw 踊ったり鑑賞者をじーーーっと見に来たりと可笑しかったです。
武蔵野美術大学 「とりじんあんさんぶる」
こちらもゲリラ的に行われたライブ。(2曲ほどやったのですが、楽曲の著作権が気になるので音合せのところのみの動画です) 軽快なリズムで観客からも手拍子が起こっていました。ちょっと不気味だけど可愛いw そして演奏も上手かったです。
「スナックその」

これは体験型のイベントで、オリジナルの看板を作るというコーナーでした。人気のようで早々に締め切りとなっていました。
アトリウムでは常にライブやパフォーマンスが行われているようでした。

ちょっと混みすぎだったのでここも軽く観て済ませてしまったw
アトリウムの裏手でミラーボールマンを発見!

何と今回のミラーボールマンはミラーボール犬を連れていましたw それにしてもミラーボールマンはどうやって中から見たり空気を送っているのだろうか…。
参考記事:アートフェア東京2013 (東京国際フォーラム)
佐藤悠 「ゴロゴロ六本木」

これはその名の通りゴロゴロ転がす作品で、中に人が入ってパレードのように行進するそうです。この時はただの展示物となっていました。
続いては国立新美術館に行きました。
これは作品名が分かりませんが、美術館の壁面に映像が投影されていました。

ちょっとストーリーがあるのかさえ分からない内容だったので、詳細はわかりません。
西尾美也 「ボタン/ 雨」

こちらは先述の「スカート」や「花柄/花」と共に3部作となっている作品。この雨粒のようなものは1つ1つが古着のボタンでできています。傘置き場にあるというのも面白い。
小原宏貴 「Egg」

巨大な卵のインスタレーション。光の色が変わって神秘的な雰囲気となっていました。
吉田一郎 「おお大ちゃん」

壁面いっぱいに広がった絵画的な作品。子供の絵のような素朴な味わいがありました。
ということで、今年もアートナイトを楽しんできました。今年も風が強く気温が低かったのが残念ですが、タイトルに相応しく活発な印象を受ける作品が多く面白かったと思います。恐らく来年以降も開催されると思いますので、今後も注目のアートイベントです。
【展覧名】
六本木アートナイト2014
【公式サイト】
http://www.roppongiartnight.com/
【会場】
六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、 21_21 DESIGN SIGHT、
国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
【最寄】
千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】
2014年4月19日(土)10:00 ~ 4月20日(日)18:00
コアタイム 4月19日(土)18:17【日没】 ~ 4 月20 日(日)5:03【日の出】
【感想】
ミッドタウンはプラザの方から入って、建物の中を見てから裏に抜けていくルートで見ていきました。サントリー美術館やフラワーアートアワード、ストリートミュージアムについては別記事にしてご紹介する予定ですので、今回はそれ以外についてです。
リー・ウェン 「ピンポン・ゴー・ラウンド」

思わず何だこれ!?と驚いた作品。ちょうど円形の卓球台の中心で3~4人を相手にしている人がいたのですが、めちゃくちゃ忙しそうでしたw 発想が何とも面白い
八谷和彦 「オープンスカイ:M-02J」

これは以前ご紹介したアニメ映画の風の谷のナウシカに出てくるメーヴェを彷彿とする飛行機。これは実際に飛んでいる様子の映像もありました。こんな小さくても飛ぶのに驚きです。
参考記事:【番外編】Art and Air ~空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語 (青森県立美術館)
ウィリアム・フォーサイス 「Bongo Bongo」(踊り:日本女子体育大学)
プラザに入ると、人だかりの中で音楽に合わせて踊る女の子たちがいました。全力で踊っている姿が爽やかです。
西尾美也 「花柄/ 花」

これは六本木ヒルズにあった「スカート」と同じく古着で出来た巨大な花。色合いが華やかなこともあって、幻想的な雰囲気となっていました。
これは作品名が分かりませんが、ミッドタウンの中でゲリラ的に行われていたパフォーマンス。

無言で奇妙な動きをする人がいるぞ?と思ったら、仲間が増えてこんな感じであちこちでシュールな行動をしていましたw 踊ったり鑑賞者をじーーーっと見に来たりと可笑しかったです。
武蔵野美術大学 「とりじんあんさんぶる」
こちらもゲリラ的に行われたライブ。(2曲ほどやったのですが、楽曲の著作権が気になるので音合せのところのみの動画です) 軽快なリズムで観客からも手拍子が起こっていました。ちょっと不気味だけど可愛いw そして演奏も上手かったです。
「スナックその」

これは体験型のイベントで、オリジナルの看板を作るというコーナーでした。人気のようで早々に締め切りとなっていました。
アトリウムでは常にライブやパフォーマンスが行われているようでした。

ちょっと混みすぎだったのでここも軽く観て済ませてしまったw
アトリウムの裏手でミラーボールマンを発見!

何と今回のミラーボールマンはミラーボール犬を連れていましたw それにしてもミラーボールマンはどうやって中から見たり空気を送っているのだろうか…。
参考記事:アートフェア東京2013 (東京国際フォーラム)
佐藤悠 「ゴロゴロ六本木」

これはその名の通りゴロゴロ転がす作品で、中に人が入ってパレードのように行進するそうです。この時はただの展示物となっていました。
続いては国立新美術館に行きました。
これは作品名が分かりませんが、美術館の壁面に映像が投影されていました。

ちょっとストーリーがあるのかさえ分からない内容だったので、詳細はわかりません。
西尾美也 「ボタン/ 雨」

こちらは先述の「スカート」や「花柄/花」と共に3部作となっている作品。この雨粒のようなものは1つ1つが古着のボタンでできています。傘置き場にあるというのも面白い。
小原宏貴 「Egg」


巨大な卵のインスタレーション。光の色が変わって神秘的な雰囲気となっていました。
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