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[李禹煥 版との対話] [山田七菜子] 【東京オペラシティアートギャラリー】

前回ご紹介した東京オペラシティアートギャラリーの企画展を観た後、常設展示も観てきました。こちらも既に終了していますが、メモを取ってきたのでご紹介しておこうと思います。今回は「李禹煥 版との対話」と「project N 77 山田七菜子 YAMADA Nanako」の2つの内容となっていました。

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【展覧名】
 李禹煥 版との対話
 project N 77 山田七菜子 YAMADA Nanako

【公式サイト】
 http://www.operacity.jp/ag/exh227.php
 http://www.operacity.jp/ag/exh228.php

【会場】東京オペラシティアートギャラリー
【最寄】初台駅

【会期】2019年10月16日(水)~12月15日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間40分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_②_3_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、今回の収蔵品展は韓国の作家で日本の「もの派」の理論と実践における中心的役割を担った李禹煥の特集で、リトグラフやドライポイントの作品が並んでいました。また、後半のproject N77では山田七菜子 氏という若い女性アーティストが紹介されていて、こちらは撮影可能となっていましたので合わせてご紹介していこうと思います。


<李禹煥 版との対話>
まずは李禹煥のコーナーです。李禹煥はもの派として活躍したアーティストで、1970年代から継続して版画作品も手掛けていたそうです。2000年代初頭あたりまでの作品が展示されていましたので気になったものをいくつか挙げて行こうと思います。

02 李禹煥 「点より1」
こちらは白地に黒の縦長の楕円が縦に15個、横に30個くらい並んでいる抽象画です。1つ1つが縞模様のようになっていて指紋のような感じに観えます。濃淡がまちまちで形が崩れているものもあるかな。隣にも同様の作品があってシリーズとなっているらしく、いずれも離れてみるとシミが規則正しく並んでいるような感じがしましたw 奇妙で有機的なリズムのあるシリーズです。

07 李禹煥 「線より2」
こちらは無数の縦線が引かれている白黒の抽象画です。細長く節のようなものがあって竹が並んでいるように観えなくもないw これも真っ直ぐではなく歪んでいて隣とくっついていたり滲みがあったりします。何処と無く朝鮮磁器や日本の侘び寂びの感性に似たものがあるように思えました。
この隣にも横線が連なって簾のようになっている抽象画もありました。

44 李禹煥 「In Milano 4」
こちらは黒と淡い金色で描かれた謎の抽象画です。太い墨の短い線のようなもので、書を連想するかな。余白が多く静かで、幽玄の雰囲気が漂っていました。
近くにも似た作品があったので、これもシリーズなのかも知れません。イタリアで製作したっぽい名前ですがアジア的な感性です。

35 李禹煥 「都市の記憶より 2」 ★こちらで観られます
こちらは今回のポスターにもなっていた作品で、画面中央に太い一文字があり、周りには横に書きなぐったような線や飛び散った点のようなものがあります。これも書道作品のような印象で、特に横一文字が太く勢いを感じさせました。もの派だけあって文字ではなく素材感で墨跡を書いた感じにも思えます。

この辺には似た作品が多く並んでいました。

47 李禹煥 「Avec l'espace」
こちらも今回の展示のポスターの1つで、白地の画面右下の隅っこに黒い四角形がポツンと描かれています。これも墨で描いたような味わいで、素朴で侘び寂びを感じさせます。それにしても何故こんな隅っこなんだ?wって突っ込みたくなるくらい面白い構図でした。

22 李禹煥 「From Line 11」
こちらは横長の楕円を黒の輪郭線で描いただけのシンプルな作品です。しかしよく観ると所々で途切れていて、形もいびつです。細い線がフニャッと伸びていて何かの植物の蔓のような印象を受けました。この辺は線を使ったシンプルな抽象画が多めでした。


<project N 77 山田七菜子 YAMADA Nanako>
続いては山田七菜子 氏のコーナーです。山田七菜子 氏はほぼ独学で絵を学んだそうで、2018年にVOCA展2018 VOCA奨励賞を受賞した際に「絵画が、壊れ傷ついたイメージをやさしくつつみこむことができるという感覚は以前からあり、絵というものは肯定的で楽観的で豊かなものだったら良い」と述べられたそうです。心情を濃い色彩で描いたように思える作品が20点ほど並んでいましたので、いくつか気になった作品を写真と共にご紹介していこうと思います。

山田七菜子 「歌舞伎者」
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背景は風景かな? 人の横顔らしきものと独特のプリミティブな色彩感覚で心象風景のように思えます。タイトルと絵の関連性は分かりませんでしたが、ちょっと物悲しい雰囲気に思えました。

山田七菜子 「雨降り」
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確かに雨が凄い勢いで降っているようです。人物は歯をむき出しにして何かを噛んでいるのでしょうか。怒っているか苦しい表情に見えるけどこれも心の中を観ているような感覚になりました。

山田七菜子 「湖畔」「砂丘、島」
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こちらは風景画のようですが、具象的なものがどこなのかちょっと判別がつきませんでした。この赤と青の深みがこの方の特徴のように思えます。

山田七菜子 「無題(ドローイング連作)」
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ドローイングもありました。人が登場するのが多いようで、夢の中のようなちょっとシュールで漠然とした不安感のある光景に思えました。

山田七菜子 「漁」
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これはハッキリと漁だと分かるけど、森の中のような不思議な背景で2人は会話しているのでしょうか。物語の一場面のような作品となっていました。

山田七菜子 「漁(朝)」
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こちらも漁ですが作風がかなり変わって具象性が増しているように思えます。神秘的でどこか懐かしくもある作風になっていました。

山田七菜子 「山水」
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こちらも具象的ではあるけど山と人が重なっているような構図が目新しい。花を持って楽しげに笑っているように見えるけど、空は夜のように暗いので幻想的な雰囲気に思えました。

山田七菜子 「海」
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これは女性の横顔と海かな。深いブルーが印象深い。波が早そうだけど瞑想的な印象を受けました。


ということで、両方とも意図を汲むのは難しかったように思いますが、心に残る個性があったと思います。既に終了しましたが、今後も機会があったら観てみたいアーティストです。



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カミーユ・アンロ|蛇を踏む 【東京オペラシティアートギャラリー】

今日は写真多めです。前回ご紹介した展示を観る前に、同じオペラシティの中にある東京オペラシティアートギャラリーで「カミーユ・アンロ|蛇を踏む」という展示を観てきました。こちらは既に終了していますが、撮影可能となっていましたので写真を使ってご紹介しておこうと思います。

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【展覧名】
 カミーユ・アンロ|蛇を踏む

【公式サイト】
 http://www.operacity.jp/ag/exh226/

【会場】東京オペラシティアートギャラリー
【最寄】初台駅

【会期】2019年10月16日(水)~12月15日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_②_3_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
最終日に行ったこともあり多くのお客さんで賑わっていましたが、概ね自分のペースで観ることができました。

さて、この展示はフランス女性の現代アーティスト カミーユ・アンロ氏の個展です。カミーユ・アンロ氏は幅広く旺盛な好奇心とリサーチで吸収したものを自分なりに咀嚼して作品へと昇華させるアーティストで、2013年第55回ヴェネチア・ビエンナーレの銀獅子賞を受賞し国際的に知られるようになりました。日本では映像を中心に紹介されていたようですが、この展示では、生花・ドローイング・インスタレーションという3つのコーナーから成っていました。詳しくは各章ごとに写真と共に振り返ってみようと思います。


<革命家でありながら、花を愛することは可能か>
まずは草月流のいけばなに触発されたシリーズのコーナーで、このシリーズ名はマルセル・リーブマンによるレーニン伝の一節からとられたもののようです。各作品にも本のタイトルの名前が付けられていて、その形状と名前に何らかの関係があるようで、キャプションにはその一節が添えられていました。

カミーユ・アンロ 「蛇を踏む(川上弘美)」
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入口にあったこちらは今回の展示タイトルと同じ名前となっていました。生花がヘビっぽい雰囲気でこれは何となく分かった気がしますw うねっているけど枯れているので死を感じさせるように思えました。

こんな感じで沢山の生花が並んでいました。
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1つ1つが独創的で自由な発想となっています。

カミーユ・アンロ 「火山の下(マルカム・ラウリー)」
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リュウゼツランが山のように観えるかも。素朴だけど力強い印象に思えました。 読んでる本の多彩さにも驚かされます。

カミーユ・アンロ 「人間不平等起源論(ジャン=ジャック・ルソー)」
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これだけ観ると全くタイトルとの相関性が分かりませんw しかしキャプションには引用で「ある土地に囲いをして、「これはおれのものだ」というのを最初に思いつき、それを信じてしまうほど単純な人々を見つけた人こそ、政治社会の真の創立者であった」とあったので、何となく土地に柵を作っているイメージのように思えました。

カミーユ・アンロ 「サランボオ(ギュスターヴ・フローベール)」
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綺麗な放射状に伸びた棕櫚が目を引きました。むしろ孔雀のように見えるようなw

カミーユ・アンロ 「グラムシの遺骸(ピエル・パオロ・パゾリーニ)」
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タイトルは詩集で、グラムシはイタリア共産党の創設者のことでしょうか。容器がちょっと棺っぽく見えるかも。

カミーユ・アンロ 「奇跡の武器(エメ・セゼール)」
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ピンと張った葉っぱと花びらに勢いを感じました。ある意味、武器っぽいw

カミーユ・アンロ 「働き疲れて(チェーザレ・パヴェーゼ)」
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これはタイトル通りに思えるかなw しなり具合がお疲れ気味に見えるw

カミーユ・アンロ 「チャタレー夫人の恋人(D.H.ロレンス)」
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日本では表現の自由に関連して一大事件にもなった小説のタイトル。ベッドスプリングで何となく察しw

カミーユ・アンロ 「石に泳ぐ魚(柳美里)」
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こちらも確かに魚っぽい印象を受けました。それにしても日本の文学にも相当詳しそうですね。

カミーユ・アンロ 「空白を満たしなさい(平野啓一郎)」
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廃材を集めているような感じでなんじゃこりゃ??と驚いた作品。これも生花なのかな?? 廃墟的なものを感じました。


<アイデンティティ・クライシス>
続いてはドローイングのコーナーです。作家活動の初期から描き続けているそうで、伸びやかな印象の作品が並んでいました。

展示室はこんな感じ
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個々のキャプションが無いのでタイトルは忘れてしまいました…

カミーユ・アンロ(タイトル不詳)
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軽やかな色彩と曲線から成る抽象画。意図は分かりませんが観ていて温かみを感じるような優しい絵に思えます。

カミーユ・アンロ(タイトル不詳)
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こちらは素描のみですが、より具象的な印象の作品。朝の服選びの気分でも描いているのかな?w 服それぞれに表情があって面白い。

カミーユ・アンロ(タイトル不詳)
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再び抽象的な作品。むしろチェック柄の模様のようにも見えるw スラスラっと描いたような微妙な歪みが軽やかでポップな印象でした。


<青い狐>
続いては部屋自体が作品のようなコーナーです。解説によると、「四面の壁には、自然、矛盾、理(ことわり)、連続性などに関わるドイツの哲学者ライプニッツの四つの原理がそれぞれ割り当てられ、宇宙の生成や人間の成長のステージ、人類の文明の段階、四元素といった項目も加わって考察されています。」とのことですが、難しいことを抜きにしてもワクワクするような空間となっていました。

展示室はこんな感じ。
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意図を汲むのはかなり難しいので考えるより感じることに専念しましたw

何やら波打った金属板に物が置かれているところ
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金属なのに有機的な印象を受けるかな

こちらは火や様々な事物の写真を並べたところ
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何だか踊っているような印象を受けます

もはやカオスw
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この辺はおもちゃ箱をひっくり返したような雰囲気でしたw

カミーユ・アンロ 「指輪物語(J.R.R.トールキン)」
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通路に再び大型の生花作品。ちょっと読めないけど文字になっているようです。呪文?w

最後に本棚がありました。
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今回の生花のタイトルになっている本が並んでいました。


ということで、かなり幅広い知識を持って自由闊達に再構成しているような内容でした。それ故に意図を汲むのは難解でしたが、個性的で優美さすら感じるような感性だと思います。既に終了してしまいましたが、今後も活躍が期待される方なので注視していきたいと思います。



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コミュニケーションの再考 【NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)】

先月の中旬に初台のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)でリサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC 拡張展示「コミュニケーションの再考」という展示を観てきました。既に終了してしまいましたが撮影可能となっていましたので写真を使ってご紹介しておこうと思います。

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【展覧名】
 リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC 拡張展示
「コミュニケーションの再考」 

【公式サイト】
 https://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2019/communication-revisited/

【会場】NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)
【最寄】初台駅

【会期】2019年11月12日(火)~12月15日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間40分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
最終日でしたがそれほど混むこともなく快適に鑑賞することができました。

さて、この展示はNTTの研究所とのコラボ展示で、新しい技術を使って今までにないコミュニケーション手段をデモンストレーションするという体験型の内容となっていました。点数は6点と少なめなので割とすぐに観終わりましたが、興味深い品ばかりでしたので写真と共にその様子を振り返ってみようと思います。

会場はこんな感じ。
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各所に体験型のマシンが置かれていました。

リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC 「公衆触覚伝話」 ★こちらで観られます
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こちらは今回の展示で最も驚いた作品。一見するとテレビ電話のように見えますが、モニタ部分の前の灰色の机上部分がこの機械の肝となります。ここを叩くと相手側にその振動が伝わるようになっていて、逆に相手からの振動も伝わってきます。その伝わり方がかなりリアルで、ボールが転がってくる触感や 物が跳ねる振動などがかなり精密に再現されます。目をつぶって触っているとその場に物体が置かれているように感じられて驚きでした。まだ使用用途は明確ではないようですが、テレワークや視覚障害の方の補助などで使えそうに思えました。

企画:渡邊淳司/技術協力:吉田成朗,川瀬佑司 「自分の声を探せ!」 ★こちらで観られます
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こちらはマイクに話しかけて体験する作品。まずは何でも良いので話しかけて録音します。

するとそれを元に6パターンの声が生成されます。高かったり低かったり早かったり遅かったり微妙な差異です。
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全部聞いた上で自分の声はどれか当てる訳ですが、私は一発で分かりましたw 耳には自信がありますw 

これと似た発想で自分の顔を探す「自分の顔を探せ!」(★こちらで観られます)という作品もありました。これも一発正解。鑑定には自信がありますw

リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC 「自分の身体を探せ!」 ★こちらで観られます
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こちらはモーションセンサーのようなものを持って自分と同じ動きをする影を選ぶ作品。これも一発正解でしたw 不正解の影が違う方向に動くのはちょっと不思議

リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC 「触覚的残像」 ★こちらで観られます
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こちらはベンチに腰掛けてヘッドフォンをつけて体験します。つけた途端に横に誰か来たぞ?と振り返ったら誰もおらず、ヘッドフォンとベンチが生む振動によって作られた気配でした。これもかなりのリアリティで、靴の反響音と振動が連動していると本当に周りに人が歩いているように感じられました。わざとらしい男女の会話も聞こえてくるので、それでようやくフェイクと分かるw 

NTTドコモ+乃村工藝社NOMLAB 「HUMANIC DOME」 ★こちらで観られます
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こちらは球状のドームの中に入って体験する作品。1人ずつ体験するので5分くらい待ちました。

中はこんな感じ。手にセンサーを付けてソファにもたれて体験します
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センサーで体験者の心理状態を受信し、その結果を元にドーム内に天気の映像が流れる仕組みです。途中から過去にドームに入った誰かの感情との調和の映像になるようです。

映像がスタートすると雲ひとつ無い青空。
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何か変わるのかな?と観ていましたがずっと青空でしたw 完全にリラックスモードだった模様w

最後に測定結果が出てきました。
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私も過去の誰かもずっとノーストレス。展示室でやったらこうなるわなw しかし、感情を読み取ってコンテンツを変えていくというのはweb接客などに応用できるかも??


ということで、いずれも未来への活用が期待される品ばかりで予想以上に楽しめました。どう活かせるか考えたくなるのも含めて体験型だったと思います。もう終わってしまいましたが記憶に強く残った展示です。



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人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界- 【東京国立博物館 東洋館】

昨年末ご紹介した東京国立博物館の展示を観た際、東洋館で「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」も観てきました。

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【展覧名】
 特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」

【公式サイト】
 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1979

【会場】東京国立博物館 東洋館
【最寄】上野駅

【会期】2019年11月6日(水) ~ 2020年2月9日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
高御座の展示が混んでいたこともあり、こちらも結構多くの人で賑わっていました。

さて、この展示は人・神・自然という3つのテーマに沿ってカタール国の王族であるシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アール・サーニ殿下が収集された世界各国の古代文化の品を紹介する内容となっています。これらには当時の宗教観・世界観が投影されていて、歴史を知る上でも非常に興味深い品々と言えると思います。この展示は撮影不可でしたので、簡単なメモを元に各章ごとに気に入った作品を振り返ってみようと思います。


<第1章:人>
まずは人を表した作品のコーナーです。神々との繋がりや権力を誇示するものが多く主に男性像となっていますが、女性も崇拝対象となることもあったようです。

9 「女性像頭部」 エジプト 新王国時代、アマルナ文化 前1351~前1334年
こちらはエジプトの女性を表した像で、後頭部が異様なほど長くて目鼻立ちがくっきりした頭像です。髪の毛も無く、一見すると宇宙人のような頭の形が何とも不思議。骨を意図的に変形させていたのだと思いますが、ミステリアスな雰囲気となっていました。

2 「王像頭部」 エジプト 新王国時代、第18王朝 前1473~前1292年頃 ★こちらで観られます
こちらはいくつかのパーツで作った王像の一部です。顔が真っ赤で頭に宝冠を嵌め込む部分や顎の下に髭をつける箇所があるようです。かつては目と眉にも他の石を象嵌していたようで、往年の精巧なつくりの面影といった感じに思えました。

17 「ペンダント」 メキシコ オルメカ文化 前10~前7世紀(銘文:前1~後2世紀)
こちらはメキシコの翡翠製のペンダントで、目が釣り上がって口をへの字にして口ひげをつけた男性の顔となっています。怒った顔のようですが、緩くてマスコットみたいな愛嬌があります。何に使ったか説明が無かったけど魔除けかな??

30 「容器」 メソポタミア シュメール初期王朝または中期アッシリア/カッシート王朝バビロニア 前2500年頃または前1450~前1200年頃
こちらはラピスラズリで作られたジョッキくらいの大きさの把手付きの容器です。今はくすんだ色となっていますが、青っぽいところがラピスラズリであることを伺わせます。金やガラス質の装飾もついていてかつての華麗さを想像させました。

36 「飾り板」 中央アジア バクトリア・マルギアナ複合 前2千年紀中頃 ★こちらで観られます
こちらは大きな目玉を思わせる瑪瑙が2つあり、金の板で人の形を表しているように見える飾り板です。これが顔なのか分からないくらい抽象的ですが、直感的には宇宙人の顔みたい…と思わせるものがありました。 …最近、「古代の宇宙人」の番組を観すぎて何でも宇宙人に見えてくるw

近くにはギリシャ時代のアンフォラなどもありました。本当に多様な文明の品が並んでいます。

45 「仮面」 グアテマラ マヤ文明 3~6世紀
こちらは翡翠製の仮面で、白目と黒目がくっきりしていて 頭と耳に飾りらしきものをつけ、少し口を開けて話しかけるような顔に見えます。すっきりした顔立ちで何処か親しみを感じると共に生き生きとした表情となっていました。


<第2章:神>
続いては神を表した作品のコーナーです。

52 「イシス像」 ギリシア 古代ローマ 1~2世紀
こちらは首と左手の無い大理石の立像です。スラリとした立ち姿で、右足を一歩踏み出して動きを感じさせるポーズとなっています。また、胸元や腿辺りは薄布が被っているような繊細な表現となっていて高い技術を感じました。滑らかで優美な逸品です。

49 「女性像[スターゲイザー]」 アナトリア半島西部 前期青銅器時代 前3300~前2500年頃 ★こちらで観られます
こちらは大理石製の像で、かなりデフォルメして楕円を組み合わせたような不思議な造形をしています。一見してキクラデス文明の品かと思いましたが、キクラデスに影響を与えたアナトリアの品のようです。現代アートのごとく斬新で洗練されたフォルムが美しく神秘的な雰囲気がありました。実際には人なのか神なのか分からないのだとか

63 「容器」 アラビア半島南部 古代南アラビア文化 2~3世紀
こちらは巨人族とオリンポスの神々の戦いを表した筒状の容器です(ボトルクーラーみたいな形) 側面には浮き彫りで神々が戦う様子がダイナミックに表されていて、棍棒を振り上げたり女神(アテナ?)が槍を振りかざしていたりします。こちらも彫刻として素晴らしい出来で、圧倒する迫力がありました。

56 「浮彫」 アラビア半島南部 古代南アラビア文化 100年頃 ★こちらで観られます
こちらは右手を挙げて左手で金の麦の穂の束を持っている浮き彫りの像です。見開いたギョロ目が凄いインパクトw 解説によると、ローマ帝国で流行した髪型をしているそうで、胸飾りと腕輪も金で細かく装飾されています。 全体的に丸くふくよかで、量感あるデフォルメぶりとなっていて、豊穣を連想させました。


<第3章:自然>
最後は自然との関わりのコーナーで、主に動物像が並んでいました。

77 「ヒヒ」 エジプト 末期王朝時代 前6~前5世紀頃
こちらは真っ黒な黒曜石で出来たヒヒを表した品です。ヒヒと言っても怖くなく、ちょこんと座った姿をしているのが何とも可愛いw 解説によるとこれは古代エジプトの知恵の神で 文字・科学・魔術を司るトト神を表しているのだとか。
近くにはエジプトの猫の像もありました。猫はバステト信仰によるもので、中に猫のミイラが入っていたそうです。

88 「リュトン」 西アジア アルサケス朝パルティア 前1~後1世紀
こちらはラッパのような大きな口のあるリュトンです。先の方には鹿を表した形となっていて、リアルな造形です。逆さまにしないと安定しておけないので、置く前に飲み干さないといけないようです。そんな不便な形にする意味が分かりませんが、儀式用ですかね??
近くには馬の形のリュトンもありました。

109 「鼻飾り」 ペルー モチェ文化 2~4世紀 ★こちらで観られます
こちらはコウモリの顔の形の金のペンダントです。牙を剥いて目を見開く威嚇するような顔つきとなっていて怖いw これは鼻飾りとのことですがデカすぎてこんなのを鼻に付けたら重くて邪魔になりそうに思えましたw

110 「ペンダント」 ペルー モチェ文化 2~4世紀
こちらは口を大きく開けて目を見開く猿の頭部像です。驚いているのか怒っているのか分かりませんが、ちょっと緩いところもあって怖いと言うよりは滑稽な感じがしました。

116 「クマ」 中国 前漢 前206~後25年 ★こちらで観られます
こちらは頭に手を当てている金色の熊の像です。敷物の四隅を固定する錘とのことですが、参ったなあ…と頭を掻いているオッサンのように見えますw キモかわいい雰囲気のマスコット的な作品でした。


ということで、小規模ながらも多彩で良質な品々を観ることができました。造形そのものに各文明のエトスが詰まっているので、いずれの品も力強い訴求力があったように思います。「博物館に初もうで」などでトーハクに足を運ばれる方は、こちらの展示も合わせてチェックしてみてください。


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近世日本と外国文化 【東京国立博物館 本館】

今日も写真多めです。前回ご紹介した東京国立博物館の展示を観た後、同じ本館の2階で「特集 近世日本と外国文化」を観てきました。この展示は既に終了していますが、撮影可能となっていましたので写真を使ってご紹介していこうと思います。

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【展覧名】
 特集 近世日本と外国文化

【公式サイト】
 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1992

【会場】東京国立博物館 本館
【最寄】上野駅

【会期】2019年11月19日(火) ~ 12月25日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示はヨーロッパ人が日本にやってきた16世紀から19世紀の幕末頃までの諸外国との交流を示す資料が並ぶ内容となっていました。江戸時代には鎖国と呼ばれる政策があったことからそれほど交流していないイメージはありますが、実際にはオランダや中国を通じて多くの品が行き来していたようで、この展示でも多彩な品が並んでいました。撮影可能となっていましたので、詳しくは各章ごとに気に入った作品を写真と共にご紹介していこうと思います。


<1.キリスト教の美術>
まずはキリスト教がもたらした美術に関するコーナーです。単に西洋からの輸入品だけでなく、西洋絵画にならって日本で描いた品や西洋への輸出品なども並んでいました。

「桔梗蝶楓鹿蒔絵螺鈿聖龕 聖ステファノの殉教」
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こちらはカトリック諸国の注文で作られた蒔絵の聖龕。一方、中央の部分は羽根モザイクというメキシコの先住民の伝統技法で作られていて、聖ステファノが石打で殉教する場面が描かれています。鹿や楓は内容に合わない気はしますが、各地の文化を合わせた豪華な聖龕となっているのが面白い作品でした。

筆者不詳 「泰西騎士像」
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こちらは安土桃山時代~江戸時代頃にイエズス会が長崎に設立した画学校で描かれた作品。掛け軸でなかったら完全に西洋で描かれたものと思ってしまいそうです。恐らく何かの模写ではないかと思いますが、陰影や遠近感もあり見事な腕前です。油彩みたいな濃い色彩なのも凄い。

「人物像」
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こちらは銅版油彩の人物像。禁教令後に没収された品のようだけど聖人像なのかな? 熱や湿気に強いので多くの品が海を渡ったとのことで、こちらも全体的に絵がハッキリ分かるくらい状態が良いように思えました。

「銅牌 エッケ・ホモ(この人を見よ)」
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こちらは手のひらサイズの小さな銅牌。ミサや個人の礼拝用の道具として輸入されましたが、後に禁教令で没収されて踏み絵に使われるようになったのだとか。踏んだせいか浮いてる部分ほどツルツルになっているように観えました。日本におけるキリスト教の歴史の証人ですね。

「花鳥蒔絵螺鈿櫃」
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こちらはヨーロッパに輸出された主力商品の1つ。形は西洋的だけどモチーフは日本的で、大きな鳥や螺鈿で表された草花が見事です。

「浮彫キリスト像」
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こちらは長崎奉行所旧蔵品のインド・ポルトガル様式のキリスト像。エッケ・ホモ(この人を見よ)と彫られててキリスト受難のシーンのようです。ポルトガルが東方貿易の拠点としたインドの特産品らしく、鮑貝を使って作られていて見た目は西洋的に思えます。長崎奉行所が持っていたということは信者から没収したんでしょうね…

山名貫義 模写 「ローマ法王パウロ5世像模本」
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こちらは国宝の仙台市博物館所蔵の作品を明治時代に模写したもの。原本は1615年頃に慶長遣欧使節団の支倉常長がサン・ピエトロ宮殿でパウロ5世に会った際に与えられたと考えられているようです。穏やかな顔つきで微笑んでいるように観えました。


<2.日蘭交流の幕開け>
続いては日本とオランダの関係についてのコーナーです。オランダがスペインからの独立戦争のさなかにあった1600年、オランダ船のデ・リーフデ号が豊後国に漂着したそうで、この船にはウィリアム・アダムス(三浦按針)やヤン・ヨーステンが乗っていたようです。2人は後に徳川家康と関係を築き、幕府の外交顧問となっています。ここにはそうした日蘭交流に関する品が並んでいました。

筆者不詳 ヨーロッパ 「西洋鍼路図 印度洋ノ部」
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こちらはデ・リーフデ号で伝わったとされる(定かではない)ヨーロッパ製の航海図で江戸城内に保管されていたようです。インドがやけに小さかったりアジアは微妙だけどこれも中々よく出来ています。

日本の辺りのアップ
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北海道もないし九州も小さいし朝鮮半島もむちゃくちゃですw まあ本国から遠く離れた所でこれだけ出来てれば凄いことですが。

「アジア航海図」
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こちらは江戸時代の17世紀に日本で制作された地図。ポルトガルの距離単位と共に日本の単位も描かれているそうで、ヨーロッパ製の地図を手本にしているようです。大西洋やオーストラリアはないけど概ね正しいように思えます。

こちらは地図のアップ
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一応日本製なので日本列島や琉球の名前も入っています。北海道や九州はやけに小さいようなw


<3.世界のなかの日本>
最後は鎖国と呼ばれた時代の中でも海外と交易していたことに関するコーナーです。ここにはオランダから将軍に献上された世界地図や日本の様子を伝えた本などが並んでいました。

エンゲルベルト・ケンペル 「日本誌(英語版)」
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こちらは1690年から2年間ほど長崎に滞在したオランダ商館付の医師が描いた資料。西欧における日本研究の基本文献として高い評価を受けたそうで、それも納得のクオリティです。実際に日本の城の中をよく表していますね。

「天正遣欧使節記」
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こちらは1585年にローマに派遣された天正遣欧少年使節団の滞在時の様子を伝えるパンフレット。伊東マンショらがローマ法王グレゴリウス13世と謁見する様子やメディチ家に歓待される様子が書かれているようです。日本だけでなく彼の地でも大きな出来事だったのが伺えました。

ヨアン・ブラウ 「地球図」
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こちらはオランダから幕府へ献上されたと思われる壁掛けの世界地図。南北アメリカもあり かなり正確な地図に思えます。1648年にオランダ独立を記念して作られたとのことで、当時の最先端の情報を盛り込んでいたのかもしれません。こんな良い地図をくれるとはオランダは凄い国ですねw

朽木昌綱(著) 松園主人(編) 「西洋銭譜」
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こちらは福知山藩主によるヨーロッパ諸国のコインの図録。表裏の図像だけでなく重さや大きさまで描かれていて、こんなに沢山のコインを江戸時代に知ることが出来たのかと驚きます。西洋への関心が深くオランダ商館長とも交流していたとのことですが、藩主とは思えないほどの研究ぶりも興味深い品でした。


ということで、思った以上にお互いに交流していた様子が伺えました。美術展というよりは歴史資料展と言った感じでしたが、こうした背景を知っておくと美術鑑賞の参考にもなると思います。
ちなみに、来年もトーハクの最初の展示は「博物館に初もうで」です。干支の子年に因んだ品や、長谷川等伯の「松林図屏風」をはじめとする新春名品紹介などもあるようです。私も例年通り足を運んでみようと思っています
 参考リンク:博物館に初もうで(2020年)


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■2011/11/21
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■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
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■2009/10/28
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