関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

【北杜】 美術館巡りルート

今日は山梨県の北杜市のアートスポット巡りについてのご紹介です。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした2箇所となります。また、aomaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

山梨県の北西部にある北杜市はどういう訳か多くの美術館が集まっている地域で、甲斐小泉駅の近くの<平山郁夫シルクロード美術館>、八ヶ岳泰雲書道美術館、小淵沢駅周辺の中村キース・ヘリング美術館、小淵沢絵本美術館、長坂駅周辺の<清春白樺美術館>、一般財団法人アフリカンアートミュージアム、北杜市囲碁美術館など多くのアートスポットが点在しています。(それ以外にもたくさんあります)いずれも公共交通機関の便はあまり良くないので、自家用車で回った方が良さそうなルートになります。



まずは小海線の甲斐小泉駅の駅前にある平山郁夫シルクロード美術館についてです。

<平山郁夫シルクロード美術館>

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【公式サイト】
 http://www.silkroad-museum.jp/

【鑑賞時間目安】
 2時間30分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による。常設は可能

【特徴】
こちらは日本画家の平山郁夫の作品と共に、絵の題材にもなり こよなく愛したシルクロードの文化・文明にまつわる品を展示している美術館です。常設と企画展があり、企画展は主に平山郁夫の作品やシルクロードの遺跡で見つかった品などをテーマに行っています。平山郁夫は文化財赤十字という保護活動も行っていて、その際に取材したスケッチなども展示される機会もあって、この画家についてかなり深く紹介しています。展示は1階・2階とあり結構広いのでじっくり観てると2時間以上かかるかも。ミニ企画展を2~3やっていることもあり、割とボリュームがあります。

最初に仏像が並んでいます。これはガンダーラの2~3世紀頃の品。
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日本の仏像とは雰囲気が違うのがよく分かると思います。こうした貴重な品が並んでいて見ごたえがあります。

肝心の平山郁夫の作品もこんな感じで大画面に囲まれて鑑賞できます。
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臨場感があり壮観な光景です。これだけでも十分に行く価値があります。

画室の再現なんかもあります。
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近くには実際に使われていたテーブルセットもあり、座ることもできます。

2階にはカフェもあって、開放的な空間となっています。
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ついでにここでミニ展示が開かれることもあります(写真の左側辺り)

ということで、恐らく平山郁夫に関することならこの美術館が一番充実しているのではないかと思います。平山郁夫がお好きな方は一度チェックしてみてください。


この美術館と線路を挟んだ向かい側に八ヶ岳泰雲書道美術館というのがあります。確か近くに踏切が無いので大回りする必要があった気がしますが、この辺は電車の本数も少ないので ゆっくりとこちらも合わせて訪れて観ると良いかもしれません。

また、この辺で大きな駅となる小淵沢駅の周りにも中村キース・ヘリング美術館や小淵沢絵本美術館といった美術館があります。(どちらも駅からタクシーで5~10分くらいです) 特に中村キース・ヘリング美術館は建物自体も斬新な形でポップな雰囲気なので、現代アートが好きな方はこちらも寄ってみると楽しいと思います。




続いては長坂駅周辺の 白樺派にゆかりのある清春芸術村についてです。

<清春芸術村>

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【公式サイト】
 https://www.kiyoharu-art.com/

【鑑賞時間目安】
 2時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 館内不可。庭園部分はルールを守れば可能

【特徴】
こちらは元々は小学校があった所に吉井画廊の社長が私財を投じて芸術村を作った所で、敷地内に様々な施設が建っています。

敷地内の地図はこんな感じ。
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基本設計は東宮御所や帝国劇場の設計者でもある谷口吉郎が手掛けたそうです。2000年からは岸田劉生のお孫さんが館長を務めるそうです。

シンボル的な建物はこちらのラ・リューシュ(蜂の巣) オリジナルはパリのモンパルナスにあります。
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オリジナルはギュスターヴ・エッフェルが設計した集合アトリエで、シャガールやキスリング、モディリアーニなども住んでいました。こちらはそれを再現していて、現役のアトリエとしても使われています。

続いてこちらは清春白樺美術館。
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白樺派のメンバーが夢見た美術館を実現した施設で、中には白樺派が愛したルオーなどの作品が展示されています。結構色々あるのでここだけで1時間くらいは観てまわれるかな。

さらにもう1つ、光の美術館というのもあります。
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設計は安藤忠雄 氏によるもので、人工照明が全くなく自然光を生かす設計となっています。中は抽象画などがあり10分くらいで観られる内容です。

こちらは日本画家の梅原龍三郎のアトリエを移築してきたもの。
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吉田五十八による設計で、サポーター会員になれば中に入れるようです(会員以外は窓から覗く感じになりますw)

こちらはルオー礼拝堂。谷口吉生による設計です。
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中にはルオーによるステンドグラスや版画が展示されています。白樺派の美術館に相応しい施設ですね。

他にもエッフェル塔の階段や木の上にある茶室など様々な建造物があり、美術だけでなく建物も面白い施設となっています。あまり知られていないように思いますが、オススメの施設です。


清春芸術村のすぐ近くには北杜市長坂郷土資料館というのもあります。
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ここは地元に関する資料展示をやっているようです。

さらに長坂駅方面に300mくらい行くと一般財団法人アフリカンアートミュージアムという施設もあります。
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アフリカの彫刻作品などがあるようで、非常に興味を惹かれるのですが入ったことはありません。この辺の移動はキロ単位なので時間との戦いだったりします。


ということで、北杜は個性的な美術館が多く集まっています。東京からは結構遠いですが、青春18切符などで訪れると日帰りで丁度いい距離だったりします。 景色も美しく都心よりも涼しいので夏に出かけるのがオススメです。


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【宇都宮】 美術館巡りルート

今日は栃木県の宇都宮のアートスポット巡りについてのご紹介です。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした2箇所となります。また、kiiromaru.pngaomaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

私が宇都宮に行くのは<宇都宮美術館>が主な目的となります。美術館の近くには長岡百穴古墳という変わった古墳もあり、緑豊かな雰囲気です。宇都宮には城の跡地である宇都宮城址公園があり、その周りには八幡山公園、宇都宮二荒山神社、松が峰教会といった歴史を感じさせるスポットも存在します。そこから西の方に向かうと栃木県立美術館と栃木県立博物館があり、この辺が見どころが集まっているように思います。中心街からは かなり離れていますが、大谷石の採掘場の跡地である<大谷資料館>は他では観られないような施設となっていて、一度は訪れておきたい場所です。すぐ近くには天開山 大谷寺もあるので共に訪れるのが良いかと思います。その他に、JR宇都宮駅の近くには旧篠原家住宅というのが徒歩圏内にあり、立地的に他の施設とハシゴしやすくなっています



まずは私の好きな宇都宮美術館についてです。

<宇都宮美術館>

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【公式サイト】
 http://u-moa.jp/

【鑑賞時間目安】
 2時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による。庭園部分はルールを守れば可能

【特徴】
こちらは宇都宮の中心街から5kmほど北に位置する うつのみや文化の森 の中にある美術館で、周りは緑に囲まれた環境となっています。展示は企画展・特別展と常設があり、西洋近代絵画をはじめ日本洋画や現代絵画、宇都宮ゆかりの作家などが主なコレクションとなっています。コレクションの中には有名なマグリットの「大家族」も含まれていて、折々の常設展で観ることができます。企画展の傾向としては近現代のテーマが多く、巡回展の割合も高めだと思います。たまに芸術祭や地元の作家を紹介する展示を行っているので、地元に根ざした地方の美術館と言った感じかな。建物自体も広々としていて爽やかな印象を受けます。
私がこの美術館を好きな理由の1つが併設レストランのjoie de sens(ジョワ デ サンス)で、むしろそれを目当てにしているくらいですw 企画展に合わせたメニューやデザートがあり それほど高くない割に本格的で美味しい料理が食べられます。木々に囲まれた眺めも落ち着けるので、この美術館に行ったら必ず寄っています。
注意点は駅からの距離で、宇都宮駅からバスで向かうと30分くらいかかります。しかも本数が少ないので、公共交通機関を使う場合は訪れる前に時間を調べておくとよろしいかと思います。

ということで、やや交通の便が良くないものの雰囲気と食事が好きでちょくちょく遠征しています。(さらに餃子目的というのもありますw) 自家用車であれば後述の大谷資料館と組み合わせることも可能だと思いますので、それも含めて展覧会のタイミングを観て遠征してみるのも楽しいと思います。



宇都宮美術館の近くには長岡百穴古墳という変わった古墳があります。これは穴だらけの洞窟みたいな古墳で、7世紀頃の横穴墓群です。埼玉などにも似たものはありますが、歴史好きの方には面白いかと思います。

大谷資料館の前にそれ以外のスポットについてですが、概ね東武宇都宮駅の周辺に集まっています。

宇都宮城は平安時代後期に建てられたようで、鎌倉時代から豊臣秀吉に滅ぼされるまでは宇都宮氏の居城でした。江戸時代は譜代大名が住んでいたようで、この辺が宇都宮の中心街となっています。残念ながら戊辰戦争で建物は消失し、今は櫓と城壁くらいしか残っていないものの 公園内や清明館という歴史展示室などでイベントを開催していて市民の憩いの場となっています。一応、歩いて見学できるので一回は観ておいて良いかも。また、近くには宇都宮を一望できる八幡山公園があり、園内には宇都宮タワーも建っています。タワーはそれほど高くないけど展望台もある(有料)そうで、見た目はちょっと東京タワーを小さくしたような感じに見えるかなw ここも余裕があれば観光スポットになると思います。さらにすぐ側には宇都宮二荒山神社という1500年くらいの歴史の神社があり、そこの階段からも結構な景色が観られます。登るのが無茶苦茶キツイけど、大通りからも近いのでここもたまに寄ります。(ちなみに有名な餃子屋さんの正嗣や 宇都宮みんみんも宇都宮二荒山神社の近くです。)
また、東武宇都宮駅の近くには松が峰教会というロマネスク様式の教会があり、建物好きは目を引くと思います。ここは中に入ったことはありませんが、見学も可能なようなのでいつか入ってみたい所です。

東武宇都宮駅より西に向かうと、大谷資料館に行く途中に栃木県立美術館があり、そこから500mくらい南には栃木県立博物館もあります。栃木県立美術館は企画展と常設展があり、傾向としては西洋・日本の近代が多めで現代アートはやや少なめかな。こちらも多彩な展示を行っているので寄りたい所ですが、バスだと宇都宮美術館とハシゴするのが難しい場所(方面が違う)だったりします。バスなら大谷資料館に向かう途中にあるので、大谷資料館と組み合わせる方がルートとしては容易だと思います。栃木県立博物館はさらに離れているので訪れたことはありませんが、栃木県立美術館を中心にルートを組む際には検討してみるのも良さそうです。



続いてはドラマや映画などでもよく撮影が行われる大谷資料館についてです。美術館ではありませんが、美術にも関係あるスポットなので取り上げてみます。

<大谷資料館>

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【公式サイト】
 http://www.oya909.co.jp/

【鑑賞時間目安】
 2時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 施設見学のみ

【併設のカフェ】
 なし(隣にカフェあり)

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 なし

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 概ね可能

【特徴】
こちらはかつて大谷石を採掘していた場所で、戦時中には地下軍事工場としても使われていたようです。大谷石は旧帝国ホテルに使われるなど古い建築物に観られる素材で、昔はよく家の塀などにも使われていました。

地下に広大な空間が広がっていて、この中を見学することができます。
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掘った跡も残っていて、昔の痕跡を目の当たりにできるかな。今ではライトアップしていたり、プロジェクションマッピングを行うなどイベントも開催されます。撮影スポットとしても有名で、数多くの映画やドラマで使われているので目にされたことがあるかも?

この坑道の他に資料展示の部屋もあり、当時の様子を伺うこともできます。古い建築に興味がある方にはそれも面白いのではないかと思います。

また、この大谷資料館の近くには天開山大谷寺というお寺があります。
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このお寺には岩をくり抜いて作った高さ4mもある千手観音があり、バーミヤンの石仏を思わせる作りとなっています。こちらも見応えがあるので、合わせて訪れることをお勧めします。

ちなみに、大谷資料館と天開山大谷寺は大谷観光一日乗車券というバスの乗車券で割引を受けることができます。JR宇都宮駅西口の定期券センターで買えるので、バスで行くのであればそちらがお得だと思います。


ということで、宇都宮も意外と歴史の深い街なので色々と見どころがあります。距離がキロ単位だったりバスが少ないなど交通の便が良くないので、1日で全部周るのは難しいと思いますが 上手く計画を建てて効率良く回りたい所です。


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【栃木・足利】 美術館巡りルート

今日は栃木県の栃木から足利にかけてのアートスポット巡りについてのご紹介です。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした2箇所となります。また、kiiromaru.pngaomaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

このエリアはかなり広範囲なので電車か車での移動をするのが前提となりますが、栃木市の市役所周辺には古い蔵が立ち並び、<とちぎ蔵の街美術館>を始め、とちぎ歌麿館、とちぎ山車会館、山本有三ふるさと記念館 といった美術館・資料館が集まっています。また、この辺には歴史的な建築物が数多くあり塚田歴史伝説館、蔵の街遊覧船、栃木市役所別館(旧栃木町役場)、栃木市郷土参考館、横山郷土館などでそうした建物や歴史を味わうことができます。変わり種では 岩下の新生姜ミュージアムも有名です。
栃木駅から両毛線で西に向かって20分ほど乗ると あしかがフラワーパーク駅の目の前に<あしかがフラワーパーク>があり、少し離れた所に栗田美術館もあります。さらに両毛線で5分ほど西に進むと足利駅周辺に足利学校、鑁阿寺、松村記念館といった歴史的建造物や足利市立美術館があって、このエリアは歴史的建造物が多めなのが特徴です。

今回は東から西に向かって栃木→あしかがフラワーパーク→足利の順でご紹介して参ります。



まずは栃木の象徴である蔵が美術館になっている とちぎ蔵の街美術館についてです。

<とちぎ蔵の街美術館>

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【公式サイト】
 https://www.city.tochigi.lg.jp/site/museum/

【鑑賞時間目安】
 1時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展のみ

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 なし

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 不可

【特徴】
こちらは200年ほど前に建てられた土蔵を改築して作られた美術館で、年に4~5回くらいの企画展を行っています。企画の傾向としては地元に縁の深い作家を紹介することが多く、収蔵品展や喜多川歌麿に関する展示も度々行われます。展示室はそれほど広くないので1時間くらいのボリュームで、カフェやショップもないので割とあっさりと観終わると思います。しかしここでしか観られないような画家の作品があるので、美術ファンにも目新しい発見があるのではないかと思います。何と言っても蔵の中なので静かで独特のムードがあるのも面白いかな。まあ ここだけが遠征の目的になることはありませんが、栃木市に行く際は大体寄っています。

そして、この美術館の近くにはたくさんの資料館や歴史的建造物が立ち並んでいます。

こちらは とちぎ蔵の街美術館に隣接している とちぎ山車会館。
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とちぎ秋祭りで使われる山車が展示されていて、その大きさに驚かされます。デジタル映像で祭りの雰囲気も味わえたりします。

続いてこちらも近くにある とちぎ歌麿館。ここは無料で観られます
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喜多川歌麿は狂歌を通じてこの地の豪商 善野家と親交を結んでいたようで、善野家から依頼されたのが代表作の「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」の雪月花3部作となります。以前はここで複製を展示してたりしましたが、今は小さめの肉筆の複製や 栃木の歴史などを紹介する品などが展示されています。(すぐ目の前の栃木市役所で複製展示していたこともあります)

ちなみに栃木は日光例幣使街道が通り、渡良瀬川・巴波川の舟運で江戸時代に栄えた街です。明治時代も県庁所在地だったのですが、自由民権運動の拠点となっていたので県庁は宇都宮に移ってしまい今では県名に名残を残すのみとなっています。今でも旧街道沿いには多くの古い建物が並んでいて、お店や資料館、観光案内所などに活用されています。

こちらは山本有三ふるさと記念館
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『路傍の石』などの著者の記念館です。山本有三に関する資料の他、蔵も見学も出来るのでそれを目当てにするのも良いかもしれません。

他にも塚田歴史伝説館、栃木市郷土参考館(無料)、横山郷土館など古い建物を堪能できる施設が立ち並んでいるので、建物好きの方は非常に楽しいと思います。

街を歩いていると登録有形文化財の建物が普通にお店になっていたりします。
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こちらは旧足利銀行栃木支店で、今はレストランです。いづれ中に入ってみたいw

こちらは舟運で栄えた巴波川。
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蔵の街遊覧船というので15分くらいの船旅を体験できます。両脇にこうした建物が立ち並んでいるので風情があります。

こちらは巴波川の西側にある栃木市役所別館(旧栃木町役場)
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明治時代の県庁です。中に入ることはできませんが、綺麗に残っています。

ということで、栃木市役所の周辺にはこうした風景が広がっています。栃木駅からちょっと離れた所が中心街となっているものの、バスが通っているので交通の便も悪くありません。また、栃木駅の東側には 岩下の新生姜ミュージアムというマニアックさが受けている施設もあって、栃木駅周辺だけでも1日遊べるのではないかと思います。特に古民家などが好きな方にオススメの街です。

私はこの辺りを観た後は大体の場合 あしかがフラワーパークに向かいますw



続いては新駅が出来て格段に便利になった あしかがフラワーパークについてです。美術館ではないですが、オススメなのでご紹介。

<あしかがフラワーパーク>

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【公式サイト】
 http://www.ashikaga.co.jp/

【鑑賞時間目安】
 3時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 庭園内の企画あり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
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【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 可能

【特徴】
こちらは四季折々の花が咲く広大な庭園で、2014年にアメリカのCNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10ヶ所」で日本で唯一選出されるなど世界的にも注目されている施設です。かつては駅からかなり遠かったのですが、目の前に駅が出来て便利になりました。

こちらが あしかがフラワーパーク駅
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この駅のおかげで時間的にも栃木・足利・佐野など周辺の地区からハシゴしやすくなりました。

この施設で特に有名なのは樹齢140年以上と言われる日本一の藤棚です。
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こちらが咲く季節(4月中旬~5月中旬くらい)は他の花も見頃となるので、入館料もアップしますw 花の咲き具合で値段が変わるのが面白い。

庭園はかなり広く、様々な趣向を凝らしています。
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こちらはモネの池を思わせる光景。天井からも藤が垂れ下がっています。

これだけ広くて目安は3時間と言ってるのに、栃木を巡った後に訪れることは可能なのか?という疑問もあるかもしれませんが、それには理由があります。こちらの施設は繁忙期やイルミネーションの時期は夜間開催することがあり、その時期を狙って訪れると明るい時間帯と暗い時間帯の両方を楽しむことができます。なので、あえて16時くらいに着くスケジュールを組んでたりします。(いつもは夜間開催していないので注意です)

ライトアップされるとこんな感じ。
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昼とはまた趣が違って神秘的な雰囲気となります。

こちらは冬のイルミネーション。
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藤は咲いていないけど、代わりに電球の藤が咲きます。

ということで、時期によって大きく見どころが変わる施設となっています。公式サイトで花の咲き具合を案内しているので、訪れる場合は事前に必ずチェックすることをオススメします。個人的には藤の咲くゴールデンウィークの夜間開催日が一番の狙い目です(めっちゃ混んでいますがw)

ちなみに あしかがフラワーパークの近くには栗田美術館があります。伊万里焼や鍋島のコレクションが豊富で建物自体も面白い所です。かつてQUEENのフレディ・マーキュリーが最後に来日した際に ここに立ち寄ったこともあり、映画『ボヘミアン・ラプソディ』がヒットして聖地巡礼のファンも訪れるようになったのだとか。結構広い敷地で見どころが多いので、あしかがフラワーパークと栗田美術館だけでも十分に満喫できるかもしれません。

また、あしかがフラワーパーク駅から両毛線で5分ほど西に進むと足利駅となります。足利駅の近くには日本最古の学校とされる足利学校があります。足利学校の起源は諸説あるようですが室町時代には学校の再興が行われた記録があるのでそれ以前から存在しているようで、現在でも見学可能となっています。近くには国宝の本堂を持つ鑁阿寺や、古民家の松村記念館といった歴史的建造物や足利市立美術館もあるので、そうした施設と共に訪れるルートも良さそうです。(この辺はブログ化する前に行ったきりなので最近の様子は分かりませんw)

蛇足ですが有名な佐野のアウトレットモールは休みとなると無茶苦茶混みます。駐車場待ちで諦めたこともあるので、観光する時はあまり合わせて行かない方が良いですw 車で行くならアート巡り+佐野ラーメンの名店巡りとかが良いかなw


ということで、この辺は美術だけでなく建物・歴史・花などが楽しめるエリアです。東京からでも日帰りで訪れることが出来るので、軽く旅行気分を味わいたい時にオススメです。


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【伊香保】 美術館巡りルート

今日は群馬の伊香保周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした3箇所となります。また、kiiromaru.pngaomaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

私が伊香保に行くのは<ハラ ミュージアム アーク>の展示を観るのが目的となります。この美術館は伊香保グリーン牧場に隣接していて、すぐ近くには<群馬ガラス工芸美術館>もあります。また、バスで15分ほどで伊香保温泉の観光地が密集した地域となり<竹久夢二伊香保記念館>、保科美術館、伊香保切り絵美術館といった美術館があります。温泉や伊香保の代名詞とも言える石段街、伊香保ロープウェイなどと合わせて訪れると旅行気分になれるかも。ちなみにこのルートはほぼ路線バスのルートとなっているのでバスと歩きだけでも周れると思います。




まずはメインとなるハラ ミュージアム アークについてです。

<ハラ ミュージアム アーク>

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【公式サイト】
 http://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/

【鑑賞時間目安】
 1時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による。庭園部分はルールを守れば可能

【特徴】
こちらは後述の伊香保グリーン牧場に隣接した美術館で、品川にある原美術館の別館となります。2020年12月末で原美術館は閉館するので、そのコレクションはこちらの美術館へと移動し、2021年からは原美術館ARCと改称することが決まっています。改称後はどうなるか未知数ですが、2020年現在は 現代アート中心の企画展、古い日本画などを展示している特別展示室「觀海庵」、現代彫刻が並ぶ庭園 といったコンテンツとなっています。企画展は原美術館と連動することもあり、かなり攻めた斬新なアーティストを紹介してくれるのが魅力です。また、建物は磯崎新 氏による設計となっていて、簡潔で気品ある姿です。

こちらは庭にある作品の1つ。アンディ・ウォーホルの「キャンベルズ トマトスープ」
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現代アートの象徴とも言える作品が緑の中に立っているのが何ともシュールな光景ですw

庭にはカフェもあり、こちらも人気となっています。
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原美術館の併設カフェと同じ名前です。ここから先程のウォーホルの作品などを見ながら食事することができます。まあ味は普通だけど雰囲気が良いですね。

ということで、洒落たセンスの光る美術館となっています。ただし冬季は休館期間があったりするので、その点だけ注意が必要です。今後のパワーアップでどう変わるか楽しみですね。




ハラミュージアムアークの隣には伊香保グリーン牧場があります。
 記事一覧はこちら
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ヤギや羊と一緒にお散歩したり、馬に乗ったりと様々な動物との触れ合い体験をすることができます。(以前は乳搾り体験もあったのですが、残念ながら酪農をやめてしまって今は牛はいなくなっています。) バーベキューやミニ遊園地、キャンプ場などもあるようなので、家族連れで訪れるのに適した観光地です。



伊香保グリーン牧場より1kmくらい渋川駅方面にある群馬ガラス工芸美術館についてです。

<群馬ガラス工芸美術館>

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【公式サイト】
 http://www.ggart.co.jp/

【鑑賞時間目安】
 1時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 常設のみ

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
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【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 不可

【特徴】
こちらはガラスをテーマにした美術館で、アール・ヌーヴォー期のエミール・ガレやドーム兄弟の作品を中心に常設展示しています。ガラス以外にも家具作家ルイ・マジョレルの書斎を移築して再現した部屋もあり、アール・ヌーヴォー好きの方には特に楽しめる内容となっています。大型のコレクションもあるので、予想以上に見応えがあると思います。 まあ点数はそれほど多くないので1時間もあれば見て周れると思いますが、ここではガラスの絵付けやシルバーアクセサリーの作成体験をすることもできます。雛形みたいなのが用意されるので、初心者でも意外とちゃんとした絵が描けるかなw

ここは渋川駅↔伊香保温泉のバス停も近く、展示だけならそれほど時間がかからないので他の美術館や観光地と組み込みやすいのではないかと思います。特にアール・ヌーヴォーのデザインが好きな方にオススメです。



最後に伊香保温泉にゆかりのある竹久夢二に関する記念館についてです。

<竹久夢二伊香保記念館>

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【公式サイト】
 http://yumeji.or.jp/

【鑑賞時間目安】
 2時間00分程度

【過去の展示】
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【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
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【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 不可

【特徴】
こちらは本館では竹久夢二に関する展示を行っていますが、新館では和ガラスに関する展示も行っていて別料金となっています(共通券もあり) 本館は一見すると歴史的な建物に見えるけど1995年に作られた最近の建物で、他に別館 夢二子供絵の館、新館 義山楼などいくつかの建物があります。
本館は年に数回の企画展を行い、テーマに沿った竹久夢二の作品が展示されます。常設と企画展の境がよく分からないので入り混じってる感じかなw 竹久夢二の挿絵や版画、デザインなど多彩な仕事の数々が紹介されていて、結構なボリュームです。竹久夢二が伊香保に足繁く通った話なども紹介され、部屋も大正風に作られているので夢二が好きな人には聖地巡りのような楽しさがあると思います。

本館にはカフェもあり、こちらも大正風となっています。
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残念ながら営業時間中に訪れたことがないですが、展示作品が壁に飾られていて それを見ながらお茶することができるようです。

ということで、竹久夢二や大正ロマンをテーマにした記念館となっています。ボリュームもあるので出来れば じっくりと時間を取って訪れた方が良さそうです。近くに温泉ホテルも多いので、泊りがけの方には丁度いい観光地になると思います。




他にkiiromaru.pngaomaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

伊香保温泉の温泉街には他に保科美術館と伊香保切り絵美術館があります。(この2つは訪れたことがないので参考程度です) 保科美術館も竹久夢二や小林かいち といった大正ロマン溢れる画家を常設している他、現代の作家の作品もあるようです。また、足湯や展望喫茶室といった施設もあるようなので、竹久夢二伊香保記念館と共に検討してみるのも良さそうです。一方、伊香保切り絵美術館は小規模な美術館のようですが、切り絵体験などもやっているようです。

また、美術館以外にもこの辺は観光地があり、特に伊香保温泉 石段街は有名かな。365段もあり、石段の両脇にはお土産物屋さんなどが立ち並んでいて、温泉街のイメージそのものです、石段には与謝野晶子の詩なども刻まれていて、登りきると伊香保神社となっています。この辺は定番なので一度は訪れておきたい場所ですね。伊香保神社でも山を眺めることができますが、伊香保ロープウェイで展望デッキまで行くとさらに広い光景を観ることができます。

ということで、温泉地なので美術館や観光スポットが密集しているように思います。できれば泊まりで訪れたい場所ですが、計画を上手く建てると割と日帰りでも効率良く周れる手頃な遠征ルートです。


おまけ:
伊香保に行くなら大宮駅から渋川駅までは「リゾートやまどり」がオススメですw
 参考記事:リゾートやまどりの写真
DSC03849.jpg
土日祝のみ走る臨時快速で、事前にチケットを取る必要がありますが青春18切符と併用できるのが特徴です。

中はこんな感じ。ゆったりしていて普通の特急のグリーン車より豪華です。
DSC03852.jpg
これで始発駅の大宮駅から渋川駅まで指定席はたった520円! ミーティング室やキッズルームなどもあり、快適な列車旅になると思います。





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【箱根(後編)】 美術館巡りルート

今日は箱根周辺のアートスポット巡りの後編です。前編では強羅と元箱根港あたりを紹介しましたが、今回は仙石原のあたりについてご紹介していこうと思います。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした3箇所となります。また、aomaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

箱根の中でも特に重要なのは<ポーラ美術館>で、その近くには<箱根ガラスの森美術館>、星の王子さまミュージアム、<箱根ラリック美術館>があります。ガラスのコレクションが充実した美術館が密集し、それぞれ違った魅力が感じられると思います。



まずは一番見所となるポーラ美術館についてです。

<ポーラ美術館>

DSC09489.jpg

【公式サイト】
 https://www.polamuseum.or.jp/

【鑑賞時間目安】
 2時間30分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による。常設部分はルールを守れば可能

【特徴】
こちらは2002年にオープンした比較的新しい美術館で、ポーラ創業家2代目の鈴木常司 氏が収集した1万点ものコレクションを展示しています。その中身は驚くほど名品が多く、西洋近代絵画、日本近代絵画、版画、陶磁器、ガラス器、化粧道具といったように幅広いものとなっています。特に絵画コレクションは名だたる巨匠の傑作が揃っていて印象派からフォーヴィスム、キュビスム辺りまでが目玉と言えそうです。展覧会は企画展と常設に分かれていて、いずれもコレクションを中心にした展示でテーマに沿って入れ替わる感じかな。(たまに他の美術館からも出品されることもあります)

定番の作品がいくつかあり、例えばこちらのマティスの「リュート」
DSC09774.jpg
こうしたレベルの高い名品を堪能できるので、美術ファンに人気となっています。

常設は撮影可能で、ガラス器や化粧品があって化粧品メーカーらしさを感じさせます。また、小規模な現代アートの展示が行われることもあり、全部をじっくり見ると2時間半~3時間くらいはかかると思います。カフェも美味しく、緑溢れる景色も良い上に外には散歩道もあるので、できればじっくり時間を取って訪れたい美術館です。




続いてはガラスをテーマにした箱根ガラスの森美術館についてです。

<箱根ガラスの森美術館>

DSC_14665.jpg

【公式サイト】
 https://www.hakone-garasunomori.jp/

【鑑賞時間目安】
 1時間30分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 庭園部分はルールを守れば可能

【特徴】
こちらは様々なガラスを使った一種のテーマパークのような施設で、中には本格的な美術品もあります。企画展も行われますが大半は常設や庭園となっていて、ヴェネチアン・グラス美術館と現代ガラス美術館でコレクションが展示されています。素人目にも分かりやすい美しさなので美術初心者にも楽しめるようになっていて、ガラス体験工房などの体験型施設もあるので家族連れにも良いと思います。

こちらは庭園も西洋風となっていて洒落ています。庭園のあちこちにガラスを使った作品が混じっています。
DSC_14667.jpg
季節によっては紫陽花やバラ、コスモスなどが咲き、紅葉や冬のイルミネーションも楽しめるようです。

さらにこの美術館はレストランがオススメで、かなり美味しいです。 しかも時間帯によってはカンツォーネの演奏をしてくれるので異国情緒たっぷりとなります。それが好きで、いつもこの美術館とラリック美術館のどちらで食事するか悩みます…w 

ということで、ここは美術ファン以外も楽しめるスポットだと思います。近くの箱根ラリック美術館とガラス繋がりでハシゴしてみるのも良いかもしれません。



続いてはルネ・ラリックを専門にした箱根ラリック美術館についてです。

<箱根ラリック美術館>

DSC09486.jpg

【公式サイト】
 http://www.lalique-museum.com/

【鑑賞時間目安】
 2時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 基本的に不可。場所によって可能

【特徴】
こちらはアール・ヌーヴォー/アール・デコの時代に活躍したルネ・ラリックが制作した作品を専門にコレクションした美術館で、そのコレクションは1500点に及ぶそうです。企画展と常設がありますが大半は常設で、230点を模様替えしながら展示しています。大型の装飾パネルやセンターピースなど他の美術館では見られないような品もあり、優美なデザインをたっぷり楽しめます。ラリックは日本の美術に多大な影響を受けているので、日本人によく合う感性で洗練されたデフォルメが魅力です。

さらにこの美術館には大きな見どころがあり、レストランの隣にオリエント急行が置かれています。
DSC09425.jpg
こちらは事前に予約が必要ですが中に入ってお茶することができます。(外からはレストランからしか見えないので注意)

中はこんな感じ。ラリックが手掛けた品も多々あります。
DSC_0083_enc.jpg
こちらは鉄道好きの方も注目じゃないかなw 高級感溢れる雰囲気で、撮影可能というのも嬉しい点です。

この美術館のカフェも美味しくて、この辺に来るとどこでランチにするか本当に迷いますw また、ここは大きなミュージアムショップがあるので、お土産物を買うのも良いと思います。

ということで、ラリックのデザインやオリエント急行などを楽しめるスポットとなっています。私はいずれも大好きなので、割とここも外せない感じです。



他にこの辺で人気の美術館は星の王子さまミュージアムです。こちらはサン=テグジュペリの小説『星の王子さま』をテーマにした美術館で、建物もフランス風となっています。中身も星の王子さまをイメージした品や、サン=テグジュペリの生涯を資料や愛用品などで紹介していて、この小説が好きな方には興味深いと思います。こちらも一種のテーマパークのような感じなので、ガラスの森と方向性は似てるかも。箱根でフランスを感じられる施設です。

他にラリック美術館の近くには箱根武士の里美術館というのもあるようです。こちらは行ったことがないので詳細は分かりませんが、武具などが展示されているようなので興味がある方はチェックしてみてください。

こんな感じで箱根は数多くの美術館があり、それぞれ個性があるので好みに合わせてルートを組みたいところです。1泊だと時間との戦いになりがちなので、2泊ぐらいしたくなりますねw



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21世紀のxxx者

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多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

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