Category | 作者別紹介
今日は作者別紹介で、現代の日本画家である小田野尚之 氏を取り上げます。小田野尚之 氏は写実的に日本の田舎の風景などを描き、リアリティがありつつ静けさが漂う画風となっています。鉄道や田んぼ、廃墟などをモチーフにして 観るものがノスタルジックな気持ちになるのが特徴で、目の前に光景が広がる もしくは絵の中に入り込むような感覚を覚えます。院展を中心に活動され、数多くの大きな賞を受賞されるなど現代の日本画壇においても注目の画家です。今日も過去の展示で撮った写真とともにご紹介していこうと思います。
小田野尚之 氏は1960年に横浜市に生まれました。幼稚園に入る前から根っからのインドア派で、絵と工作に熱中し 小学校に入ってもプラモデルや工作に没頭する子供だったようです。高学年になり車のカタログ写真などの中から気に入ったものをそっくりに描こうとしたのが初めに絵を描くきっかけだったと語っています。大学受験では美大のデザイン科を目指したものの、それまで絵を習ったことも無く美術部にも所属したことがなかったので美術系予備校で受験勉強をしたり、その合間に油画・彫刻・イラストなど様々な種類の展覧会に脚を運んでいたようで、その中で現代日本画に出会いました。当時は日本画の知識も乏しかったものの、現役時代にデザイン科の受験に全滅したのを機に浪人1年目に日本画へと転向し、1986年には東京藝術大学大学院美術研究科日本画を修了しています。さらに1989年には東京藝術大学大学院後期博士課程 保存修復技術を満期退学し、それ以降、院展(日本美術院)を中心に活動するようになりました。
小田野尚之 「遠雷」

こちらは1991年の作品。コローを思わせる淡い水辺の光景の中、3人の子供が遊んでいる姿が見えます。優しく静かな雰囲気で、観ていて郷愁を誘われますね。
小田野尚之 氏は「子供の頃から静謐な風景画に惹かれることが多く、画集などで気に入った作品に出会うと、その描かれた世界に自分が入り込んだところを想像しながら鑑賞していました」と語っています。その言葉が頷けるくらい小田野尚之 氏の作品にも奥行きや人の気配が感じられ、感情移入しやすい画風となっています。
小田野尚之 「くつおと」

これは1996年の作品で、今は廃駅となっている上野の博物館動物園駅の瓦づくりの駅舎を描いています。階段を下から登ってくる2人の姿があり、階段からは光が霧のように上がってきていて、2人は逆光となっているので強い光を感じます。また、周りの壁は風化した感じで固そうな質感があり、ひんやりした空気や足音までも聞こえてきそうです。
この1996年には日本美術院賞大観賞を受賞されています(同2001年) 日本画と出会う前までは、現代の絵の世界では強烈な個性で観るものを圧倒するような作品が主流なのかと思いこんでいたようですが、それとは逆に穏やかな画風でも徐々に引き込まれるような大きな力が沢山あることを知り、自分もそういう絵を描いてみたいと思って日本画へと進んだようです。また、岩絵の具に魅せられたの理由の1つとして挙げていて、氏の作品にも繊細な色使いが現れているように思います。
小田野尚之 「映」

こちらは2010年の作品。前の作品との14年の間に作風も結構変わってくっきりしたかな。日本画とは思えないほどリアリティのある画風で、写真のような精密さです。しかし絵画ならではの詩情があり、線路が対角線上に伸びる大胆な構図も面白い。人も電車もいないのがかえって余韻を感じさせます。
2006年には日本美術院で同人推挙され、その後 足立美術館賞、文部科学大臣賞、内閣総理大臣賞などを立て続けに受賞されています。写実で表現することについて訊かれた際、「色々なタイプの画風に挑戦しようにも、結局こういう描き方しかできないから」と答えています。「今はこの1つのスタイルしか持っていない自分の不器用さを痛感しています」とも語っていて、非常に謙虚な方のようです。かなり進化してると思うんですがw
小田野尚之 「定刻着」

こちらは2011年のローカル線の駅を思わせる作品。こういう景色を観ると旅情を誘われます。小田野尚之 氏は横浜生まれの都会っ子なはずですが、どういうわけかこうした田舎の風景が多く、ディーゼル車もよく出てきます。私も都会育ちだけど観ていてノスタルジックな気分になるのが不思議ですw
小田野尚之 氏は作品の見どころについて、具体的にどの部分に注目して欲しいというのは無いそうで、自由にストーリーを作りながら あるいは絵の中に入って遊んでいるような気分で楽しんでくれたら嬉しいと語っています。
小田野尚之 「発電所跡」

こちらは2013年の作品。かつての発電所の廃墟を描いていますが、緑が生い茂って生命力を感じます。シンメトリーの構図だけどそうは感じないくらい緑で溢れてますね。
もし絵画の仕事をしていなかったら何をしていたか?という問いに対して、家具や弦楽器の職人に憧れていたことがあり、そうしていたかもしれない。いずれにせよ1人で黙々というタイプの仕事に就いていたと思うと回答されています。ご自身の絵のように穏やかな方なのかな。
小田野尚之 「道」

こちらは2015年の作品。何処か遠くの山の中か、昔の日本を思わせるような光景でちょっと寂しくもあるかな。人が誰もいない一本道をのんびり歩いている気分になります。
小田野尚之 氏は手が届くようで届かない記憶と夢とノスタルジアの風景が持つリアリティを求めているようです。観るものが懐かしいと感じるのは小田野尚之 氏が描く情景のリアリティが無意識の底にある幼児の記憶に届く深さを持っているのではないか と評されています。
小田野尚之 「映す」

こちらは2017年の作品。先程似た名前の作品がありましたが、小田野尚之 氏は水面やガラスの反射もよく描いているように思います。また、やや曇りがちの柔らかく繊細な光や 森の陰影など、嘘っぽくない日常にありそうな光景が独特の情感に繋がっているように思います。
ということで、静かで何処か懐かしさを覚える画風となっています。院展の展示や写実の展示などで目にする機会があり、現在も活躍されているので今後ますます期待される方です。もし観ることができたら間近でじっくり鑑賞してみると一層面白いと思います。
小田野尚之 氏は1960年に横浜市に生まれました。幼稚園に入る前から根っからのインドア派で、絵と工作に熱中し 小学校に入ってもプラモデルや工作に没頭する子供だったようです。高学年になり車のカタログ写真などの中から気に入ったものをそっくりに描こうとしたのが初めに絵を描くきっかけだったと語っています。大学受験では美大のデザイン科を目指したものの、それまで絵を習ったことも無く美術部にも所属したことがなかったので美術系予備校で受験勉強をしたり、その合間に油画・彫刻・イラストなど様々な種類の展覧会に脚を運んでいたようで、その中で現代日本画に出会いました。当時は日本画の知識も乏しかったものの、現役時代にデザイン科の受験に全滅したのを機に浪人1年目に日本画へと転向し、1986年には東京藝術大学大学院美術研究科日本画を修了しています。さらに1989年には東京藝術大学大学院後期博士課程 保存修復技術を満期退学し、それ以降、院展(日本美術院)を中心に活動するようになりました。
小田野尚之 「遠雷」

こちらは1991年の作品。コローを思わせる淡い水辺の光景の中、3人の子供が遊んでいる姿が見えます。優しく静かな雰囲気で、観ていて郷愁を誘われますね。
小田野尚之 氏は「子供の頃から静謐な風景画に惹かれることが多く、画集などで気に入った作品に出会うと、その描かれた世界に自分が入り込んだところを想像しながら鑑賞していました」と語っています。その言葉が頷けるくらい小田野尚之 氏の作品にも奥行きや人の気配が感じられ、感情移入しやすい画風となっています。
小田野尚之 「くつおと」

これは1996年の作品で、今は廃駅となっている上野の博物館動物園駅の瓦づくりの駅舎を描いています。階段を下から登ってくる2人の姿があり、階段からは光が霧のように上がってきていて、2人は逆光となっているので強い光を感じます。また、周りの壁は風化した感じで固そうな質感があり、ひんやりした空気や足音までも聞こえてきそうです。
この1996年には日本美術院賞大観賞を受賞されています(同2001年) 日本画と出会う前までは、現代の絵の世界では強烈な個性で観るものを圧倒するような作品が主流なのかと思いこんでいたようですが、それとは逆に穏やかな画風でも徐々に引き込まれるような大きな力が沢山あることを知り、自分もそういう絵を描いてみたいと思って日本画へと進んだようです。また、岩絵の具に魅せられたの理由の1つとして挙げていて、氏の作品にも繊細な色使いが現れているように思います。
小田野尚之 「映」

こちらは2010年の作品。前の作品との14年の間に作風も結構変わってくっきりしたかな。日本画とは思えないほどリアリティのある画風で、写真のような精密さです。しかし絵画ならではの詩情があり、線路が対角線上に伸びる大胆な構図も面白い。人も電車もいないのがかえって余韻を感じさせます。
2006年には日本美術院で同人推挙され、その後 足立美術館賞、文部科学大臣賞、内閣総理大臣賞などを立て続けに受賞されています。写実で表現することについて訊かれた際、「色々なタイプの画風に挑戦しようにも、結局こういう描き方しかできないから」と答えています。「今はこの1つのスタイルしか持っていない自分の不器用さを痛感しています」とも語っていて、非常に謙虚な方のようです。かなり進化してると思うんですがw
小田野尚之 「定刻着」

こちらは2011年のローカル線の駅を思わせる作品。こういう景色を観ると旅情を誘われます。小田野尚之 氏は横浜生まれの都会っ子なはずですが、どういうわけかこうした田舎の風景が多く、ディーゼル車もよく出てきます。私も都会育ちだけど観ていてノスタルジックな気分になるのが不思議ですw
小田野尚之 氏は作品の見どころについて、具体的にどの部分に注目して欲しいというのは無いそうで、自由にストーリーを作りながら あるいは絵の中に入って遊んでいるような気分で楽しんでくれたら嬉しいと語っています。
小田野尚之 「発電所跡」

こちらは2013年の作品。かつての発電所の廃墟を描いていますが、緑が生い茂って生命力を感じます。シンメトリーの構図だけどそうは感じないくらい緑で溢れてますね。
もし絵画の仕事をしていなかったら何をしていたか?という問いに対して、家具や弦楽器の職人に憧れていたことがあり、そうしていたかもしれない。いずれにせよ1人で黙々というタイプの仕事に就いていたと思うと回答されています。ご自身の絵のように穏やかな方なのかな。
小田野尚之 「道」

こちらは2015年の作品。何処か遠くの山の中か、昔の日本を思わせるような光景でちょっと寂しくもあるかな。人が誰もいない一本道をのんびり歩いている気分になります。
小田野尚之 氏は手が届くようで届かない記憶と夢とノスタルジアの風景が持つリアリティを求めているようです。観るものが懐かしいと感じるのは小田野尚之 氏が描く情景のリアリティが無意識の底にある幼児の記憶に届く深さを持っているのではないか と評されています。
小田野尚之 「映す」

こちらは2017年の作品。先程似た名前の作品がありましたが、小田野尚之 氏は水面やガラスの反射もよく描いているように思います。また、やや曇りがちの柔らかく繊細な光や 森の陰影など、嘘っぽくない日常にありそうな光景が独特の情感に繋がっているように思います。
ということで、静かで何処か懐かしさを覚える画風となっています。院展の展示や写実の展示などで目にする機会があり、現在も活躍されているので今後ますます期待される方です。もし観ることができたら間近でじっくり鑑賞してみると一層面白いと思います。
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今日は作者別紹介で、俳優の浅野忠信 氏の画業について取り上げます。浅野忠信 氏は1973年生まれで母方にアメリカ人がいるクオーターで、1988年頃から俳優となり2011年にはハリウッドにも進出するなど日本を代表する活躍を見せていますが、2013年頃から映画制作の待ち時間にボールペンでドローイングを描くようになり、アメコミや落書きを思わせるシュールな作品を作るようになりました。その奔放な作風はアートの世界でも注目され、ワタリウム美術館で個展を開くに至っています。今日も過去の展示で撮った写真とともにご紹介していこうと思います。
浅野忠信 氏は2013年に中国で撮影した映画「羅曼蔕克消亡史」の長い待ち時間の時にドローイングを描き始めたようで、たった5年で3,634枚という膨大な量を描いたそうです。その画風は落書きのようなものからアメコミ調や模写的なものまで幅広く、ボールペンで台本や封筒に描いてしまうなど所構わず描くようです。作品にはタイトルも解説も特に無いので、写真と私の簡単な感想だけでご紹介してまいります。
これは「にげろ!!にげろー!!」と言うセリフが付いた作品

吹き出しがあって漫画っぽいけど、下にある怪物の手みたいなのでストーリーを想像してしまいます。
浅野忠信 氏の作品にはいくつかのパターンがあって、その1つがアメコミっぽい作風です。ストーリー性がありそうで、人物像のバランスは素人っぽさを感じますが良い味わいです。
こちらはDJらしき人物が描かれた作品。

横になってやる気無さそうだけど盛り上がってますねw
浅野忠信 氏はSODA!というバンドの活動もしているようで、音楽をモチーフにした絵も多いかな。SODA!と描かれた絵もよく出てきます。
こちらはギターなどの楽器を弾いている人物像が描かれています。

裸で演奏して背景に縄文土器や土偶が描かれているのが何ともシュールで、奇妙な面白さがあります。
こちらは歌っている人を描いた作品。

マイクもよく出てくるモチーフで何かこだわりがあるのかも? 太陽に顔を描くのとか子供の絵みたいで可愛いw
こちらは4コマ漫画風の作品。

何となく分かるけどシュールw 思いついたことを取り留めなく描いているように思えます。一種のオートマティスムみたいな。
こちらも漫画仕立ての作品。

何度見てもこの勢いとシュールさに爆笑してしまうw GETPOWER!w よく見ると犬の目がSODA!になってます。
こちらはピカソを模写した作品。

割と上手いと思います。他にもアンディー・ウォーホルやゴッホなども模写した作品があり、独学しているのかも。
こちらは浅野忠信 氏オリジナルのキャラクターのディグマン。穴掘り男です。

やはりアメコミヒーローが好きなようで、アメコミ風が上手く表現されているのが面白いw このキャラクターも頻出もモチーフです。
浅野忠信 氏はシュルレアリストではないか?と思うくらい謎の場面を描いている作品が多くあります。

具象的なんだけど夢の中のような不思議な場面で、陰影が濃いのが一層にシュールに思える。
こちらはフェンスを登っている人の姿

漫画のワンシーンのような感じだけど、止まって見えるのがちょっと素人っぽいようにも思える。下手じゃないけど上手いってほどでもない絶妙な味わいです。
浅野忠信 氏は作業をする人を描くのも好きなようで、ミレーやゴッホ、ムンクに通じるものを感じるかな。
こちらはカラーの作品。

原色を使って簡素な感じですが、華やいでいますね。カラー作品は少ないものの色彩感覚は良さそうです。
こちらは謎の機械と人物

こういうSFっぽい作品もあって独特の世界観を感じます。
ハートを抱きかかえてSUKI!と叫ぶ男性

このストレートな勢いが笑いを誘うw 普通の感性ではこんなの思いつかない…w
こちらは椅子貰ったよ!!と叫ぶマッチョな男性。

これもシュールさと勢いが可笑しいw 喜びに溢れてるけどどんな状況なんだw
ということで、独特の世界観の絵を描かれます。芸能人のアート作品というと天才気取りのつまらない作品ばかりですが、浅野忠信 氏は描きたいものを描いている感じがあり、個性が光っていて観ていて楽しい気分になれます。ツッコミ所があったり驚きも多いので、絵画に詳しくない人でも楽しめると思います。今後人気が出るかも
参考記事:浅野忠信 TADANOBU ASANO 3634展 (ワタリウム美術館)
浅野忠信 氏は2013年に中国で撮影した映画「羅曼蔕克消亡史」の長い待ち時間の時にドローイングを描き始めたようで、たった5年で3,634枚という膨大な量を描いたそうです。その画風は落書きのようなものからアメコミ調や模写的なものまで幅広く、ボールペンで台本や封筒に描いてしまうなど所構わず描くようです。作品にはタイトルも解説も特に無いので、写真と私の簡単な感想だけでご紹介してまいります。
これは「にげろ!!にげろー!!」と言うセリフが付いた作品

吹き出しがあって漫画っぽいけど、下にある怪物の手みたいなのでストーリーを想像してしまいます。
浅野忠信 氏の作品にはいくつかのパターンがあって、その1つがアメコミっぽい作風です。ストーリー性がありそうで、人物像のバランスは素人っぽさを感じますが良い味わいです。
こちらはDJらしき人物が描かれた作品。

横になってやる気無さそうだけど盛り上がってますねw
浅野忠信 氏はSODA!というバンドの活動もしているようで、音楽をモチーフにした絵も多いかな。SODA!と描かれた絵もよく出てきます。
こちらはギターなどの楽器を弾いている人物像が描かれています。

裸で演奏して背景に縄文土器や土偶が描かれているのが何ともシュールで、奇妙な面白さがあります。
こちらは歌っている人を描いた作品。

マイクもよく出てくるモチーフで何かこだわりがあるのかも? 太陽に顔を描くのとか子供の絵みたいで可愛いw
こちらは4コマ漫画風の作品。

何となく分かるけどシュールw 思いついたことを取り留めなく描いているように思えます。一種のオートマティスムみたいな。
こちらも漫画仕立ての作品。

何度見てもこの勢いとシュールさに爆笑してしまうw GETPOWER!w よく見ると犬の目がSODA!になってます。
こちらはピカソを模写した作品。

割と上手いと思います。他にもアンディー・ウォーホルやゴッホなども模写した作品があり、独学しているのかも。
こちらは浅野忠信 氏オリジナルのキャラクターのディグマン。穴掘り男です。


やはりアメコミヒーローが好きなようで、アメコミ風が上手く表現されているのが面白いw このキャラクターも頻出もモチーフです。
浅野忠信 氏はシュルレアリストではないか?と思うくらい謎の場面を描いている作品が多くあります。

具象的なんだけど夢の中のような不思議な場面で、陰影が濃いのが一層にシュールに思える。
こちらはフェンスを登っている人の姿

漫画のワンシーンのような感じだけど、止まって見えるのがちょっと素人っぽいようにも思える。下手じゃないけど上手いってほどでもない絶妙な味わいです。
浅野忠信 氏は作業をする人を描くのも好きなようで、ミレーやゴッホ、ムンクに通じるものを感じるかな。
こちらはカラーの作品。

原色を使って簡素な感じですが、華やいでいますね。カラー作品は少ないものの色彩感覚は良さそうです。
こちらは謎の機械と人物

こういうSFっぽい作品もあって独特の世界観を感じます。
ハートを抱きかかえてSUKI!と叫ぶ男性

このストレートな勢いが笑いを誘うw 普通の感性ではこんなの思いつかない…w
こちらは椅子貰ったよ!!と叫ぶマッチョな男性。

これもシュールさと勢いが可笑しいw 喜びに溢れてるけどどんな状況なんだw
ということで、独特の世界観の絵を描かれます。芸能人のアート作品というと天才気取りのつまらない作品ばかりですが、浅野忠信 氏は描きたいものを描いている感じがあり、個性が光っていて観ていて楽しい気分になれます。ツッコミ所があったり驚きも多いので、絵画に詳しくない人でも楽しめると思います。今後人気が出るかも
参考記事:浅野忠信 TADANOBU ASANO 3634展 (ワタリウム美術館)
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今日は作者別紹介で、現代の写実画家の中でも特に人気の高い塩谷亮 氏を取り上げます。塩谷亮 氏は人物画が多いイメージですが静物や風景も手掛け、その作風は精密な写実でありながら詩情漂い、現実的でありながら何処か非現実のような不思議さがあります。モチーフの取り合わせの妙などもそうした雰囲気を強め、時に神秘性すら感じさせると評されています 今日も過去の展示で撮った写真とともにご紹介していこうと思います。
塩谷亮 氏は1975年の東京都生まれで、1998年に武蔵野美術大学の造形学部油絵学科を卒業しました。その年には第52回二紀展奨励賞を受賞し、以降に二紀会の会員に推挙されて現在に至ります。今回は2017年の東京都美術館の展示で撮った写真を元にご紹介してまいります。
塩谷亮 「Toscana」

こちらは2010年の作品。モデルは誰か分かりませんが3枚続きで背景にはトスカーナの田園風景が広がり、爽やかな印象を受けます。モデルはちょっと怪訝な感じを受けるかな…w かなり精密だけど写真にはない柔らかな色彩表現に思えます。
2008年~2009年にかけて文化庁 新進芸術家 海外研修制度の研修員としてイタリアに留学をされています。これもその頃の思い出でしょうか。
塩谷亮 「煌」

こちらは2012年の作品。田園風景を背景にした母子像で、時代を超えた感じで聖母子を連想するかな。母親の慈愛に満ちた表情が素晴らしいですね。
2010年から2020年まで母校の武蔵野美術大学で非常勤講師を務められました。2021年時点では長岡造形大学の非常勤講師と九州産業大学芸術学部の客員教授を務められています。
塩谷亮 「静刻」

こちらは2014年の作品。黒を背景に明るく光があたったような植物が描かれ、明暗がくっきりとしています。現実的なんだけど絵画的に感じられるのはこういう所でしょうか。静けさの中に生命力があるように思えます。
2002年には早くも銀座松坂屋で個展を開いていて、それ以降も百貨店やギャラリーを中心に個展が開かれています。グループ展はさらに多く参加されているので見られる機会も多いと思います。
塩谷亮 「月華」

こちらは2014年の作品。花と裸婦という一種の演出的な取り合わせが神秘的に感じられます。昔の絵画なら何かの寓意なのかと思うかもw 憂いを帯びた表情と勢いを感じる花の対比も面白い。
塩谷亮 氏はモデルとの心理的距離の近さから描くことの必然性を感じて描くことが多いそうです。確かに親密な雰囲気が感じられますね。
塩谷亮 「碧音」

こちらは2015年の作品。海を背景にしたフジツボが描かれていて、フジツボは海にあるのが当然なはずなのに唐突感があってシュールですらあるかな。大きさや明暗の付け方で写実でこれだけ不思議な感じを出せるのかと驚きます。
2010年にオープンした写実専門のホキ美術館に塩谷亮 氏の作品は数多くコレクションされています。ホキ美術館に行けば常設で塩谷亮 氏の作品を観ることが可能です。
塩谷亮 「紫」

こちらは2016年の作品。黒を背景にして細部まで見事に写実的に描かれています。こちらも静けさと生命力の両面を感じさせるかな。
今回は2017年の展示をもとにしていますが、近年はヨーロッパに生まれた油絵具と古典技法を使って日本人である自分が描くことの意味を見つめた作品が多いのだとか。
塩谷亮 「晩夏近江」

こちらは2016年の作品。日本的な棚田の風景となっていますが、誰もいない静かな雰囲気です。山間にモヤが立ち込めているなど神秘的な光景にも思えます。
2004年のオランダ美術賞展特別賞や2018年のMEAM ヨーロッパ近代美術館でのグループ展など海外での活動もあり、今後の一層の活躍も期待されます。
塩谷亮 「草音」

こちらは2017年の作品。どこか意味深なポーズでちょっとシュールさも感じるかな。物語性がありそうにも思えます。
塩谷亮 氏は公式サイトをお持ちで、過去の作品などを観ることができます。たまにメディアに出ることもあり、日曜美術館などで見た覚えがあります。
参考リンク:http://www.ryoshiotani.com/
塩谷亮 「一の滝」

こちらは2017の作品。静けさの中に滝の音が聞こえて来そうな雰囲気で神々しいほどです。
ということで、単に精緻なだけでなく何処か非現実的な詩情を漂わせる画家だと思います。前述の通りホキ美術館に常設され、各地の展覧会で観られる機会も多いので、是非覚えておきたい方です。
塩谷亮 氏は1975年の東京都生まれで、1998年に武蔵野美術大学の造形学部油絵学科を卒業しました。その年には第52回二紀展奨励賞を受賞し、以降に二紀会の会員に推挙されて現在に至ります。今回は2017年の東京都美術館の展示で撮った写真を元にご紹介してまいります。
塩谷亮 「Toscana」

こちらは2010年の作品。モデルは誰か分かりませんが3枚続きで背景にはトスカーナの田園風景が広がり、爽やかな印象を受けます。モデルはちょっと怪訝な感じを受けるかな…w かなり精密だけど写真にはない柔らかな色彩表現に思えます。
2008年~2009年にかけて文化庁 新進芸術家 海外研修制度の研修員としてイタリアに留学をされています。これもその頃の思い出でしょうか。
塩谷亮 「煌」

こちらは2012年の作品。田園風景を背景にした母子像で、時代を超えた感じで聖母子を連想するかな。母親の慈愛に満ちた表情が素晴らしいですね。
2010年から2020年まで母校の武蔵野美術大学で非常勤講師を務められました。2021年時点では長岡造形大学の非常勤講師と九州産業大学芸術学部の客員教授を務められています。
塩谷亮 「静刻」

こちらは2014年の作品。黒を背景に明るく光があたったような植物が描かれ、明暗がくっきりとしています。現実的なんだけど絵画的に感じられるのはこういう所でしょうか。静けさの中に生命力があるように思えます。
2002年には早くも銀座松坂屋で個展を開いていて、それ以降も百貨店やギャラリーを中心に個展が開かれています。グループ展はさらに多く参加されているので見られる機会も多いと思います。
塩谷亮 「月華」

こちらは2014年の作品。花と裸婦という一種の演出的な取り合わせが神秘的に感じられます。昔の絵画なら何かの寓意なのかと思うかもw 憂いを帯びた表情と勢いを感じる花の対比も面白い。
塩谷亮 氏はモデルとの心理的距離の近さから描くことの必然性を感じて描くことが多いそうです。確かに親密な雰囲気が感じられますね。
塩谷亮 「碧音」

こちらは2015年の作品。海を背景にしたフジツボが描かれていて、フジツボは海にあるのが当然なはずなのに唐突感があってシュールですらあるかな。大きさや明暗の付け方で写実でこれだけ不思議な感じを出せるのかと驚きます。
2010年にオープンした写実専門のホキ美術館に塩谷亮 氏の作品は数多くコレクションされています。ホキ美術館に行けば常設で塩谷亮 氏の作品を観ることが可能です。
塩谷亮 「紫」

こちらは2016年の作品。黒を背景にして細部まで見事に写実的に描かれています。こちらも静けさと生命力の両面を感じさせるかな。
今回は2017年の展示をもとにしていますが、近年はヨーロッパに生まれた油絵具と古典技法を使って日本人である自分が描くことの意味を見つめた作品が多いのだとか。
塩谷亮 「晩夏近江」

こちらは2016年の作品。日本的な棚田の風景となっていますが、誰もいない静かな雰囲気です。山間にモヤが立ち込めているなど神秘的な光景にも思えます。
2004年のオランダ美術賞展特別賞や2018年のMEAM ヨーロッパ近代美術館でのグループ展など海外での活動もあり、今後の一層の活躍も期待されます。
塩谷亮 「草音」

こちらは2017年の作品。どこか意味深なポーズでちょっとシュールさも感じるかな。物語性がありそうにも思えます。
塩谷亮 氏は公式サイトをお持ちで、過去の作品などを観ることができます。たまにメディアに出ることもあり、日曜美術館などで見た覚えがあります。
参考リンク:http://www.ryoshiotani.com/
塩谷亮 「一の滝」

こちらは2017の作品。静けさの中に滝の音が聞こえて来そうな雰囲気で神々しいほどです。
ということで、単に精緻なだけでなく何処か非現実的な詩情を漂わせる画家だと思います。前述の通りホキ美術館に常設され、各地の展覧会で観られる機会も多いので、是非覚えておきたい方です。
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今日は作者別紹介で静物・人物を中心に非常に精密な写実絵画を手掛ける小森隼人 氏を取り上げます。小森隼人 氏はフランドル絵画やスペイン絵画を研究し、その技法も用いて質感豊かに事物を描く画家です。モチーフの選び方もそのルーツを彷彿とさせ、複雑で計算された構図の中で多方向から当たる光を表現し、写真を超える絵画ならではの実在感を醸し出します。今日も過去の展示で撮った写真とともにご紹介していこうと思います。
小森隼人 氏は1985年に島根県松江市に生まれ、2008年に奈良芸術短期大学 専攻科洋画コースを終了されました。2009年に白日展に初出品して佳作賞を得て以来、白日展を中心に活躍されています。今回の写真は2017年の東京都美術館での「現代の写実―映像を超えて」に出品された時のものとなりますが、反射で会場の映り込みが多い点につきまして予めご了承ください。。。
小森隼人 「Consideration」

こちらは2017年の作品で意味深な表情を浮かべる美女。黒い背景と光が当たったような表現の為か、写真を超えた強い色彩に思えます。じっとこっちを見る眼差しに生気が感じられますね。
この写真は反射が写り込んでいて申し訳無いのですが、小森隼人 氏は明暗の使い方が非常に巧みで、複雑な光の当たり方をしているのが特徴ではないかと思います。
小森隼人 「月宵」

こちらも2017年の人物画。目を閉じて横向きなのはメランコリーやプロフィールといった西洋の肖像の伝統からでしょうか。静かで深い精神性が感じられます。髪や肌のツヤが瑞々しい。
写真のような精密さがありつつ、小森隼人 氏の作品は絵画ならではの調和と奥深さを追求していると評されています
小森隼人 「驟雨 天色」

こちらは2016年の静物で、陶器の光沢などまでリアルです。このモチーフの選び方などからもフランドル絵画を彷彿とさせます。
静物では配置や光の当て方を研究して構成しているそうで、よく見ると光は様々な方向から対象を照らしています。ちょっとこの写真だと反射の映り込みが多くて分かりづらいですが。。。
小森隼人 「黄色い果実と赤い柘榴」

こちらもフランドル絵画やスペインの絵画を研究したのが伺える作品。しかし光の扱いがより鮮明に感じられるかな。
こちらは布地の部分のアップ。

縫い目が分かるほどのリアルさと細かさ! これは間近で観ると驚くと思います。
これだけ精密な絵なので、時間をかけて念入りに作られるようです。対象のモチーフとのやりとり、古典との対話が絵画の実在感と存在感に厚みと重さを与えていると評価されています。
小森隼人 「中紅花」

こちらは2017年の作品。花びらの可憐さやリングの鈍い輝きなど本物以上に本質的なものを感じさせます。花に光があたって重なる様子が鮮やかに見えますね。
小森隼人 氏は油彩技法的にも17世紀フランドルやスペインのリアリズム絵画の研究に裏打ちされているようです。確かに黒の使い方などにもそれを感じるかな。
小森隼人 「花浅葱の刻」

こちらは2017年の作品。花浅葱というのは緑がかった青のことなので、この青の布地や葉を表した言葉でしょうか。奥行きが感じられるとともに、左に伸びていく葉に一種の緊張感があるように思います。
小森隼人 氏は2014年には白日展で会員推挙されています。数多くの展覧会に出品されているようで、春風洞画廊などでも活躍されているようです。
小森隼人 「待宵」

こちらは2016年の作品。後ろの作品が写り込んでちょっと分かりづらいですが、暗い背景に本に乗ったボウルや果実などか描かれています。この年代がかった本やボウルを見ると本当にフランドル絵画を思い起こしつつ、それ以上に瑞々しく鮮明に思えます。黒の使い方も効果的ですね。
小森隼人 「苺 青い花」

こちらは2016年の作品。水差しと容器に入ったイチゴが描かれています。この染め付けというかデルフト焼きっぽい容器は頻出のモチーフで、乳白色の滑らかな質感がよく分かります。
小森隼人 「天色」

こちらも2016年の作品。黒の部分に映り込みが多くて背後の展示物や人影まで写ってしまって すみません。。。暗いところにこの絵が飾ってあったら本物のように見えるのではないでしょうか。昔のヨーロッパではそのような用途で騙し絵(トロンプルイユ)が発展したのですが、ちょっとその歴史を思い起こします。
小森隼人 「靑韻」

こちらは2015年の作品。複雑な構成になっていて、水平や垂直、斜めの線などが意識されているのではないかと思います。単にリアルなだけでなく、構成の面白さも魅力ですね。
小森隼人 「檸檬 大きな器」

こちらは2015年の作品。ここまで見てきた作風と似ていて、レモンの剥き方がフランドルっぽいw 小森隼人 氏の作品は視覚・触覚・嗅覚・味覚・は感じられるけど、聴覚や生の儚さ、時間の流れといったヴァニタス的なモチーフはそれほど無いようにも思いますが、天球儀はそれっぽいかも。
ということで、過去の写実を学び現代の写実へと昇華させた画風だと思います。写真ではお伝えできないほど非常に精密なので。機会があったらぜひ間近で見てほしいアーティストです。
小森隼人 氏は1985年に島根県松江市に生まれ、2008年に奈良芸術短期大学 専攻科洋画コースを終了されました。2009年に白日展に初出品して佳作賞を得て以来、白日展を中心に活躍されています。今回の写真は2017年の東京都美術館での「現代の写実―映像を超えて」に出品された時のものとなりますが、反射で会場の映り込みが多い点につきまして予めご了承ください。。。
小森隼人 「Consideration」

こちらは2017年の作品で意味深な表情を浮かべる美女。黒い背景と光が当たったような表現の為か、写真を超えた強い色彩に思えます。じっとこっちを見る眼差しに生気が感じられますね。
この写真は反射が写り込んでいて申し訳無いのですが、小森隼人 氏は明暗の使い方が非常に巧みで、複雑な光の当たり方をしているのが特徴ではないかと思います。
小森隼人 「月宵」

こちらも2017年の人物画。目を閉じて横向きなのはメランコリーやプロフィールといった西洋の肖像の伝統からでしょうか。静かで深い精神性が感じられます。髪や肌のツヤが瑞々しい。
写真のような精密さがありつつ、小森隼人 氏の作品は絵画ならではの調和と奥深さを追求していると評されています
小森隼人 「驟雨 天色」

こちらは2016年の静物で、陶器の光沢などまでリアルです。このモチーフの選び方などからもフランドル絵画を彷彿とさせます。
静物では配置や光の当て方を研究して構成しているそうで、よく見ると光は様々な方向から対象を照らしています。ちょっとこの写真だと反射の映り込みが多くて分かりづらいですが。。。
小森隼人 「黄色い果実と赤い柘榴」

こちらもフランドル絵画やスペインの絵画を研究したのが伺える作品。しかし光の扱いがより鮮明に感じられるかな。
こちらは布地の部分のアップ。

縫い目が分かるほどのリアルさと細かさ! これは間近で観ると驚くと思います。
これだけ精密な絵なので、時間をかけて念入りに作られるようです。対象のモチーフとのやりとり、古典との対話が絵画の実在感と存在感に厚みと重さを与えていると評価されています。
小森隼人 「中紅花」

こちらは2017年の作品。花びらの可憐さやリングの鈍い輝きなど本物以上に本質的なものを感じさせます。花に光があたって重なる様子が鮮やかに見えますね。
小森隼人 氏は油彩技法的にも17世紀フランドルやスペインのリアリズム絵画の研究に裏打ちされているようです。確かに黒の使い方などにもそれを感じるかな。
小森隼人 「花浅葱の刻」

こちらは2017年の作品。花浅葱というのは緑がかった青のことなので、この青の布地や葉を表した言葉でしょうか。奥行きが感じられるとともに、左に伸びていく葉に一種の緊張感があるように思います。
小森隼人 氏は2014年には白日展で会員推挙されています。数多くの展覧会に出品されているようで、春風洞画廊などでも活躍されているようです。
小森隼人 「待宵」

こちらは2016年の作品。後ろの作品が写り込んでちょっと分かりづらいですが、暗い背景に本に乗ったボウルや果実などか描かれています。この年代がかった本やボウルを見ると本当にフランドル絵画を思い起こしつつ、それ以上に瑞々しく鮮明に思えます。黒の使い方も効果的ですね。
小森隼人 「苺 青い花」

こちらは2016年の作品。水差しと容器に入ったイチゴが描かれています。この染め付けというかデルフト焼きっぽい容器は頻出のモチーフで、乳白色の滑らかな質感がよく分かります。
小森隼人 「天色」

こちらも2016年の作品。黒の部分に映り込みが多くて背後の展示物や人影まで写ってしまって すみません。。。暗いところにこの絵が飾ってあったら本物のように見えるのではないでしょうか。昔のヨーロッパではそのような用途で騙し絵(トロンプルイユ)が発展したのですが、ちょっとその歴史を思い起こします。
小森隼人 「靑韻」

こちらは2015年の作品。複雑な構成になっていて、水平や垂直、斜めの線などが意識されているのではないかと思います。単にリアルなだけでなく、構成の面白さも魅力ですね。
小森隼人 「檸檬 大きな器」

こちらは2015年の作品。ここまで見てきた作風と似ていて、レモンの剥き方がフランドルっぽいw 小森隼人 氏の作品は視覚・触覚・嗅覚・味覚・は感じられるけど、聴覚や生の儚さ、時間の流れといったヴァニタス的なモチーフはそれほど無いようにも思いますが、天球儀はそれっぽいかも。
ということで、過去の写実を学び現代の写実へと昇華させた画風だと思います。写真ではお伝えできないほど非常に精密なので。機会があったらぜひ間近で見てほしいアーティストです。
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今日は作者別紹介で現代の都市やランドマークを廃墟にした絵画で人気を博す元田久治(ひさはる)氏を取り上げます。元田久治 氏は写真と見紛うほどの精密な描写やリトグラフを用いて、誰もが知っているような建物や場所を廃墟化した様子を描いています。そのリアリティは圧倒的で、西洋絵画のピラネージやユベール・ロベールの廃墟趣味に近いものが感じられます。今日も過去の展示で撮った写真とともにご紹介していこうと思います。
元田久治 氏は1973年生まれの熊本県熊本市出身で、幼い頃から古びた神社などを好んで描いていたそうです。1999年に九州産業大学 芸術学部 美術学科 絵画専攻を卒業し、2001年には東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画(版画)専攻を修了しています。1999年には町田市立国際版画美術館の第24回全国大学版画展 買上賞・観客賞を受賞、さらに2001年には神奈川国際版画トリエンナーレ 2001で準大賞を取るなど若くして高い評価を得ていきました。都市のランドマークをモチーフに近未来の廃墟を描き、2004年頃から主にリトグラフによって一貫してこのテーマを追求するようになりました。
元田久治 「Revelation: Electric City」

こちらは2005年の作品。秋葉原の電気街が廃墟になっています。このリアリティのある廃墟感が物悲しくもあり近未来的でもあるかな。古くはピラネージやユベール・ロベールなどが架空の廃墟を描いていましたが、その現代版とも言えそうです。2020~21年のコロナ禍で本当に秋葉原はシャッター街化した感があるので複雑な気分。。。
2002年にはハンガリーのジヨールで国際美術家シンポジウム Chief Prize、2003年には第11回プリンツ21グランプリ展 特選など国際的にも高い評価を受けています。
元田久治 「Indication : Tokyo Tower 3」

こちらは2007年の作品。東京タワーを見上げる構図で廃墟になっています。リアルさがあるけど誰も観たことがない光景で、想像力の豊かさが伺えますね。
元田久治 氏は2009年から2010年にかけて文化庁芸術家在外研修員としてオーストラリアとアメリカに派遣されました。
元田久治 「Indication -Tokyo Station-」

こちらは2007~2011年の作品。東京駅も廃墟になってしまったw 廃墟になっても堂々たる風格が漂って見えるのが面白い。
2009年には東京都美術館の日本版画協会展で準会員優秀賞 (FF賞) を受賞されました。私が元田久治 氏の作品を目にするようになったのも2008~2009年くらいだった記憶があります。
元田久治 「Indication : Tokyo Dome City」

こちらは2012年の作品。東京ドームシティの辺りが壊滅したようになっています。こうして観ると大災害の後の光景にも思えてきてちょっと怖い位ですね。
この前年の2011年3月の東日本大震災と福島第一原発の事故によって「近未来の廃墟」があまりにもリアルになりすぎる現実に直面することになり、元田久治 氏はそれ以降「先の見えない未来に対し何を表現していけばいいのか、自問自答」しながら制作を続けていると語っています。
元田久治 「Indication : Statue of Liberty / Odaiba」

こちらは2013年の作品。お台場の自由の女神像をモチーフにしているけど、女神像自体はそれほど壊れていなくて、背景のレインボーブリッジのほうが壊れているかな。超然とした印象を受けます。
この頃には数多くの個展が開催されていて、2007年の熊本市現代美術館ギャラリーIII、2010年のヴィクトリアン・カレッジ・オブ・アーツ、メルボルン大学(オーストラリア・メルボルン)、2011年の中京大学アートギャラリーC・スクエア、同じく2011年にベルリンのMurata & Friends、2012年には九州産業大学美術館などがあります。
元田久治 「Foresight : Marina Bay Sands, Singapore 」

こちらは2013年の作品で、シンガポールのマリーナベイサンズが廃墟になったもの。日本だけでなく世界中の有名な建物も廃墟化されていますw 木が生い茂ってきている様子などが特に味わい深い。
元田久治 氏の作品には人間は描かれないし、その気配もありません。しかし最近では植物の繁茂も描かれるようになってきたようで、再生を象徴する兆候ではないかと言われています。
元田久治 「Foresight: Shibuya Center Town」のポスター

こちらは2017年の作品で、渋谷の駅あたりが廃墟になった様子。滅んだら本当にこういう風になりそうな…。元田氏の作品は身近な場所ほどリアルに感じられます。
版画は油彩のようなやり直しが効かず、元田久治 氏の制作は最初の構想を緻密な描写によって淡々と実現していくそうです。まるで写真のような細かい絵をミスなく仕上げるのは相当の技術と根気が必要でしょうね。
元田久治 「Foresight : The Eiffel Tower, France II」

こちらは2017年の作品。こちらは鉛筆・ペンと水彩で描かれたエッフェル塔で、周りはパリの街が消えて荒野と化しています。映画のシーンのようでもありシュールさすら感じられます。
2017年4月には武蔵野美術大学の油絵学科の教授にも着任されました。
元田久治 「Foresight : Burj Khalifa, UAE」

こちらは2017年の鉛筆・ペン、水彩作品で世界一高いブルジュ・ハリファが廃墟になっています。天を貫くようでまるでバベルの塔のような迫力が感じられます。
こうした廃墟をテーマにしたのは、初めて上京したときに感じた違和感が根底にあるようです。アウトサイダーの視点を保ちつつ廃墟を通して都市が再生していく兆しを美しく表現したいと語っているのだとか。
参考リンク:https://artfrontgallery.com/artists/Hisaharu_Motoda.html
元田久治 「Foresight : Tokyo Skytree」

こちらは2017年の作品。スカイツリーも廃墟になりましたw これは今までと違って高い所から見下ろすような構図となっています。戦後の焼け野原を彷彿とさせてちょっと怖い。
各美術館も元田久治 氏の作品をコレクションするようになり、関東近郊では東京ステーションギャラリー、町田市立国際版画美術館、府中市美術館などが所蔵しています。
元田久治 「Foresight : Tokyo Tower」

こちらは2017年の作品。再び東京タワーですが、薄っすらと黄色に染まっていて、時が流れて植物が生い茂ったような印象となっているかな。廃墟なのに温かみが感じられます。
元田久治 「Foresight : Shibuya Center Town」

こちらも2017年の作品。渋谷を廃墟にしたものですが、2021年の光景と若干違っているように思えるかな。未来のような過去のような不思議な光景です。
ということで、廃墟化した都市やランドマークを描く方です。非常に人気が高く、あちこちの展示で目にする機会もあるので覚えておきたいアーティストだと思います。特に廃墟好きの方は是非w
元田久治 氏は1973年生まれの熊本県熊本市出身で、幼い頃から古びた神社などを好んで描いていたそうです。1999年に九州産業大学 芸術学部 美術学科 絵画専攻を卒業し、2001年には東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画(版画)専攻を修了しています。1999年には町田市立国際版画美術館の第24回全国大学版画展 買上賞・観客賞を受賞、さらに2001年には神奈川国際版画トリエンナーレ 2001で準大賞を取るなど若くして高い評価を得ていきました。都市のランドマークをモチーフに近未来の廃墟を描き、2004年頃から主にリトグラフによって一貫してこのテーマを追求するようになりました。
元田久治 「Revelation: Electric City」

こちらは2005年の作品。秋葉原の電気街が廃墟になっています。このリアリティのある廃墟感が物悲しくもあり近未来的でもあるかな。古くはピラネージやユベール・ロベールなどが架空の廃墟を描いていましたが、その現代版とも言えそうです。2020~21年のコロナ禍で本当に秋葉原はシャッター街化した感があるので複雑な気分。。。
2002年にはハンガリーのジヨールで国際美術家シンポジウム Chief Prize、2003年には第11回プリンツ21グランプリ展 特選など国際的にも高い評価を受けています。
元田久治 「Indication : Tokyo Tower 3」

こちらは2007年の作品。東京タワーを見上げる構図で廃墟になっています。リアルさがあるけど誰も観たことがない光景で、想像力の豊かさが伺えますね。
元田久治 氏は2009年から2010年にかけて文化庁芸術家在外研修員としてオーストラリアとアメリカに派遣されました。
元田久治 「Indication -Tokyo Station-」

こちらは2007~2011年の作品。東京駅も廃墟になってしまったw 廃墟になっても堂々たる風格が漂って見えるのが面白い。
2009年には東京都美術館の日本版画協会展で準会員優秀賞 (FF賞) を受賞されました。私が元田久治 氏の作品を目にするようになったのも2008~2009年くらいだった記憶があります。
元田久治 「Indication : Tokyo Dome City」

こちらは2012年の作品。東京ドームシティの辺りが壊滅したようになっています。こうして観ると大災害の後の光景にも思えてきてちょっと怖い位ですね。
この前年の2011年3月の東日本大震災と福島第一原発の事故によって「近未来の廃墟」があまりにもリアルになりすぎる現実に直面することになり、元田久治 氏はそれ以降「先の見えない未来に対し何を表現していけばいいのか、自問自答」しながら制作を続けていると語っています。
元田久治 「Indication : Statue of Liberty / Odaiba」

こちらは2013年の作品。お台場の自由の女神像をモチーフにしているけど、女神像自体はそれほど壊れていなくて、背景のレインボーブリッジのほうが壊れているかな。超然とした印象を受けます。
この頃には数多くの個展が開催されていて、2007年の熊本市現代美術館ギャラリーIII、2010年のヴィクトリアン・カレッジ・オブ・アーツ、メルボルン大学(オーストラリア・メルボルン)、2011年の中京大学アートギャラリーC・スクエア、同じく2011年にベルリンのMurata & Friends、2012年には九州産業大学美術館などがあります。
元田久治 「Foresight : Marina Bay Sands, Singapore 」

こちらは2013年の作品で、シンガポールのマリーナベイサンズが廃墟になったもの。日本だけでなく世界中の有名な建物も廃墟化されていますw 木が生い茂ってきている様子などが特に味わい深い。
元田久治 氏の作品には人間は描かれないし、その気配もありません。しかし最近では植物の繁茂も描かれるようになってきたようで、再生を象徴する兆候ではないかと言われています。
元田久治 「Foresight: Shibuya Center Town」のポスター

こちらは2017年の作品で、渋谷の駅あたりが廃墟になった様子。滅んだら本当にこういう風になりそうな…。元田氏の作品は身近な場所ほどリアルに感じられます。
版画は油彩のようなやり直しが効かず、元田久治 氏の制作は最初の構想を緻密な描写によって淡々と実現していくそうです。まるで写真のような細かい絵をミスなく仕上げるのは相当の技術と根気が必要でしょうね。
元田久治 「Foresight : The Eiffel Tower, France II」

こちらは2017年の作品。こちらは鉛筆・ペンと水彩で描かれたエッフェル塔で、周りはパリの街が消えて荒野と化しています。映画のシーンのようでもありシュールさすら感じられます。
2017年4月には武蔵野美術大学の油絵学科の教授にも着任されました。
元田久治 「Foresight : Burj Khalifa, UAE」

こちらは2017年の鉛筆・ペン、水彩作品で世界一高いブルジュ・ハリファが廃墟になっています。天を貫くようでまるでバベルの塔のような迫力が感じられます。
こうした廃墟をテーマにしたのは、初めて上京したときに感じた違和感が根底にあるようです。アウトサイダーの視点を保ちつつ廃墟を通して都市が再生していく兆しを美しく表現したいと語っているのだとか。
参考リンク:https://artfrontgallery.com/artists/Hisaharu_Motoda.html
元田久治 「Foresight : Tokyo Skytree」

こちらは2017年の作品。スカイツリーも廃墟になりましたw これは今までと違って高い所から見下ろすような構図となっています。戦後の焼け野原を彷彿とさせてちょっと怖い。
各美術館も元田久治 氏の作品をコレクションするようになり、関東近郊では東京ステーションギャラリー、町田市立国際版画美術館、府中市美術館などが所蔵しています。
元田久治 「Foresight : Tokyo Tower」

こちらは2017年の作品。再び東京タワーですが、薄っすらと黄色に染まっていて、時が流れて植物が生い茂ったような印象となっているかな。廃墟なのに温かみが感じられます。
元田久治 「Foresight : Shibuya Center Town」

こちらも2017年の作品。渋谷を廃墟にしたものですが、2021年の光景と若干違っているように思えるかな。未来のような過去のような不思議な光景です。
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