Category | 過去の美術展 (巡回中含2022年)
年末なので溜まってた年内のネタを一気に消化しております。12月は美術館にはそれほど行きませんでしたが、以下などを観ました。
・常設展示(軽井沢安東美術館)
・「フィリップ・コルバート展」‐ようこそロブスタープラネットへ (軽井沢ニューアートミュージアム)
・WATERFALL ON COLORS ~ウォーターフォール・オン・カラーズ(軽井沢千住博美術館)
・気になることは?世界の若者の声 (軽井沢千住博美術館)
・弓指寛治 “饗 宴”(岡本太郎記念館)
・パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂 (アーティゾン美術館)

【展覧名】
なし(常設展示)
【公式サイト】
https://www.musee-ando.com/
【会場】軽井沢安東美術館
【最寄】軽井沢駅
【会期】なし
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは軽井沢駅付近に2022年10月にオープンしたばかりの美術館で、特別展はなく常設のみのとなっていますが 収蔵品は全て藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品となっています。個人が集めたコレクションとは思えないほどで、初期から晩年まで様々な作品を観ることができます。藤田嗣治が手掛けたランスの礼拝堂を思わせる展示室があったり、中々凝った作りになっているのも見どころです。
この部屋だけは3点以上の作品が写る感じで撮影ができます。

猫の作品だけを集めたコーナーなど面白い趣向となっています。この部屋は大きめだけど4~5部屋くらいありました。
入場料とは別料金でこちらのサロンに入ることができます。

お茶やコーヒー、ココアなどをセルフで頂ける空間で、それが予想以上に美味しかったw 併設カフェも別にあるんだけどここでも十分に寛げました。
ここは軽井沢駅からも近く、次にご紹介する軽井沢ニューアートミュージアムにも歩いて行ける距離なのでハシゴするのも良いかと思います。新しい軽井沢の名所になりそうですね。

【展覧名】
「フィリップ・コルバート展」‐ようこそロブスタープラネットへ
【公式サイト】
https://knam.jp/exhibitions/2022/%e3%80%8c%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%88%e5%b1%95%e3%80%8d%e2%80%90%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%93%e3%81%9d%e3%83%ad%e3%83%96%e3%82%b9/
【会場】軽井沢ニューアートミュージアム
【最寄】軽井沢駅
【会期】2022年11月19日~2023年05月28日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは現代アーティストのフィリップ・コルバートの個展で、私が行った日にたまたま本人による解説をやっていました。そのため多くの人が集まっていましたが会場も広いので快適に鑑賞できました。
展覧会の入口ではロブスターのキャラが出迎えてくれました。

フィリップ・コルバート氏の作品にはこのロブスターのキャラクターがよく出てきます。インパクトがある為か最近よく目にするように感じます。
こちらがフィリップ・コルバート御本人の解説。

ロブスターの他、過去の名画やネット上の画像、ロゴ、映画やアニメのキャラクターなどをごちゃまぜにしたような絵画や彫刻が特徴となっています。愉快な雰囲気と共に皮肉や批判などが込められているようでした。
点数も多く、独特の世界観に満足できる内容でした。これを機にまだまだ人気が出そうですね。
この軽井沢ニューアートミュージアムにはもう1つ目的があり、裏手の「風通る白樺と苔の森」を観てきました。

これは隈研吾 氏が設計したガラス張りのチャペルで、1日2回のガイドツアーに参加で見学可能です。夏は暑くないか?と思ったらレールに沿って開閉も可能らしく、ハイシーズンにはここで結婚式を挙げる人も多いのだとか。

【展覧名】
WATERFALL ON COLORS ~ウォーターフォール・オン・カラーズ
【公式サイト】
https://www.senju-museum.jp/
【会場】軽井沢千住博美術館
【最寄】中軽井沢駅
【会期】2022年3月2日 ~ 12月25日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは日本画家の千住博 氏の作品のみを展示する美術館で、展示空間と作品の一体感に非常に驚かされました。千住博 氏と言えば滝などを描いた雄大な作品が有名ですが、建物自体がその世界観を十二分に引き出すような造りになっています。設計はSANAAの西沢立衛 氏で、傾斜のある館内にはチューブ状に森が点在し、まるで森の中を散策するように作品を見て回ることができます。また、奥の部屋は暗い部屋に大画面の滝の絵があり、照明の変化などで印象の違いなども楽しめました。ここは噂には聞いていたけど本当に素晴らしかったので、軽井沢に行く機会があったら是非立ち寄ってみることをオススメします。
おまけでこちらはミュージアムショップとカフェの建物。

すごく先進的で、本館の有機的な丸みと対になっているように思えました。

【展覧名】
気になることは?世界の若者の声
【公式サイト】
https://www.senju-museum.jp/news/3182/
【会場】軽井沢千住博美術館
【最寄】中軽井沢駅
【会期】2022年11月30日~2022年12月25日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらは本館から少し離れたところにあるギャラリーでの展示で、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンの生徒の作品が並んでいました。割りと素朴でストレートな表現ではありますが、環境問題やジェンダーの問題など大人と変わらない問題意識を感じる作品が多く、単なるキャンバスではなく木の形をしているなどの工夫も観られました。ここから次世代のアーティストが生まれるのかも?

【展覧名】
弓指寛治 “饗 宴”
【公式サイト】
https://taro-okamoto.or.jp/exhibition/%E5%BC%93%E6%8C%87%E5%AF%9B%E6%B2%BB-%E9%A5%97-%E5%AE%B4/
【会場】岡本太郎記念館
【最寄】表参道駅
【会期】2022年11月23日(水・祝)~2023年3月21日(火・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
思ったより多くのお客さんで賑わっていました。東京都美術館で岡本太郎展が盛り上がっている影響かも? この展示では 2017年度岡本敏子賞を受賞した弓指寛治 氏の絵で岡本太郎 氏や岡本敏子 氏の足跡を紹介するものとなっています。
こんな感じで岡本太郎 氏の生前の様子などを伝えています。

点数は少ないけど、自宅というロケーションもあって岡本太郎を身近に感じられるかも。
奥の方はこんな感じの展示風景となっていました。

特に「明日の神話」の修復の話などを紹介しているので、岡本太郎展とリンクしていると思います。
ここはカフェも美味しく根津美術館のすぐ近くなので、岡本太郎展でご興味を持った方がその辺と合わせて訪れてみるのも良いかと。

【展覧名】
パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂 (アーティゾン美術館)
【公式サイト】
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/545
【会場】アーティゾン美術館
【最寄】京橋駅/東京駅など
【会期】2022年11月5日(土)~2023年2月5日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
時間指定の予約ではありますが、場所によっては混雑していました。この展示はパリのオペラ座を紹介するもので、その成り立ちから文化など様々な面を取り上げています。前半部分は資料的なものが多いのでじっくり読むのが多かったかな。フランスにオペラが根付く以前から話がスタートするのでかなり根本的なところから知ることが出来ました。
一部は撮影可能ですが大半はNGでしたw これはギュスターヴ・ドレの「ねずみたち(オペラ座の)」

ねずみというのはオペラ座の生徒の呼び名で、戯画的で皮肉が感じられますね。観劇する人を描いたり、オペラは音楽や演劇のみならず絵画などにも影響を与えています。
この展示で白眉だったのはこちらのマネの「オペラ座の仮面舞踏会」

黒の鮮やかさが流石です。これだけ黒が多いのに画面が明るく感じれます。
もちろん常設も観てきて、ジョセフ・コーネルのミニコーナーなどが目を引きました。やはりこの美術館のコレクションは素晴らしい。
ということで12月は軽井沢への小旅行と、少しだけ展示を観た感じでした。他には半ばころに横浜山手の異人館巡りをしたり、中山競馬場(12/25に有馬記念、12/28にホープフルステークス)に足を運んでいました。その様子などはインスタで投稿しております。
インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/
・常設展示(軽井沢安東美術館)
・「フィリップ・コルバート展」‐ようこそロブスタープラネットへ (軽井沢ニューアートミュージアム)
・WATERFALL ON COLORS ~ウォーターフォール・オン・カラーズ(軽井沢千住博美術館)
・気になることは?世界の若者の声 (軽井沢千住博美術館)
・弓指寛治 “饗 宴”(岡本太郎記念館)
・パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂 (アーティゾン美術館)

【展覧名】
なし(常設展示)
【公式サイト】
https://www.musee-ando.com/
【会場】軽井沢安東美術館
【最寄】軽井沢駅
【会期】なし
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは軽井沢駅付近に2022年10月にオープンしたばかりの美術館で、特別展はなく常設のみのとなっていますが 収蔵品は全て藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品となっています。個人が集めたコレクションとは思えないほどで、初期から晩年まで様々な作品を観ることができます。藤田嗣治が手掛けたランスの礼拝堂を思わせる展示室があったり、中々凝った作りになっているのも見どころです。
この部屋だけは3点以上の作品が写る感じで撮影ができます。


猫の作品だけを集めたコーナーなど面白い趣向となっています。この部屋は大きめだけど4~5部屋くらいありました。
入場料とは別料金でこちらのサロンに入ることができます。

お茶やコーヒー、ココアなどをセルフで頂ける空間で、それが予想以上に美味しかったw 併設カフェも別にあるんだけどここでも十分に寛げました。
ここは軽井沢駅からも近く、次にご紹介する軽井沢ニューアートミュージアムにも歩いて行ける距離なのでハシゴするのも良いかと思います。新しい軽井沢の名所になりそうですね。

【展覧名】
「フィリップ・コルバート展」‐ようこそロブスタープラネットへ
【公式サイト】
https://knam.jp/exhibitions/2022/%e3%80%8c%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%88%e5%b1%95%e3%80%8d%e2%80%90%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%93%e3%81%9d%e3%83%ad%e3%83%96%e3%82%b9/
【会場】軽井沢ニューアートミュージアム
【最寄】軽井沢駅
【会期】2022年11月19日~2023年05月28日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは現代アーティストのフィリップ・コルバートの個展で、私が行った日にたまたま本人による解説をやっていました。そのため多くの人が集まっていましたが会場も広いので快適に鑑賞できました。
展覧会の入口ではロブスターのキャラが出迎えてくれました。

フィリップ・コルバート氏の作品にはこのロブスターのキャラクターがよく出てきます。インパクトがある為か最近よく目にするように感じます。
こちらがフィリップ・コルバート御本人の解説。

ロブスターの他、過去の名画やネット上の画像、ロゴ、映画やアニメのキャラクターなどをごちゃまぜにしたような絵画や彫刻が特徴となっています。愉快な雰囲気と共に皮肉や批判などが込められているようでした。
点数も多く、独特の世界観に満足できる内容でした。これを機にまだまだ人気が出そうですね。
この軽井沢ニューアートミュージアムにはもう1つ目的があり、裏手の「風通る白樺と苔の森」を観てきました。

これは隈研吾 氏が設計したガラス張りのチャペルで、1日2回のガイドツアーに参加で見学可能です。夏は暑くないか?と思ったらレールに沿って開閉も可能らしく、ハイシーズンにはここで結婚式を挙げる人も多いのだとか。

【展覧名】
WATERFALL ON COLORS ~ウォーターフォール・オン・カラーズ
【公式サイト】
https://www.senju-museum.jp/
【会場】軽井沢千住博美術館
【最寄】中軽井沢駅
【会期】2022年3月2日 ~ 12月25日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは日本画家の千住博 氏の作品のみを展示する美術館で、展示空間と作品の一体感に非常に驚かされました。千住博 氏と言えば滝などを描いた雄大な作品が有名ですが、建物自体がその世界観を十二分に引き出すような造りになっています。設計はSANAAの西沢立衛 氏で、傾斜のある館内にはチューブ状に森が点在し、まるで森の中を散策するように作品を見て回ることができます。また、奥の部屋は暗い部屋に大画面の滝の絵があり、照明の変化などで印象の違いなども楽しめました。ここは噂には聞いていたけど本当に素晴らしかったので、軽井沢に行く機会があったら是非立ち寄ってみることをオススメします。
おまけでこちらはミュージアムショップとカフェの建物。

すごく先進的で、本館の有機的な丸みと対になっているように思えました。

【展覧名】
気になることは?世界の若者の声
【公式サイト】
https://www.senju-museum.jp/news/3182/
【会場】軽井沢千住博美術館
【最寄】中軽井沢駅
【会期】2022年11月30日~2022年12月25日
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらは本館から少し離れたところにあるギャラリーでの展示で、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンの生徒の作品が並んでいました。割りと素朴でストレートな表現ではありますが、環境問題やジェンダーの問題など大人と変わらない問題意識を感じる作品が多く、単なるキャンバスではなく木の形をしているなどの工夫も観られました。ここから次世代のアーティストが生まれるのかも?

【展覧名】
弓指寛治 “饗 宴”
【公式サイト】
https://taro-okamoto.or.jp/exhibition/%E5%BC%93%E6%8C%87%E5%AF%9B%E6%B2%BB-%E9%A5%97-%E5%AE%B4/
【会場】岡本太郎記念館
【最寄】表参道駅
【会期】2022年11月23日(水・祝)~2023年3月21日(火・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
思ったより多くのお客さんで賑わっていました。東京都美術館で岡本太郎展が盛り上がっている影響かも? この展示では 2017年度岡本敏子賞を受賞した弓指寛治 氏の絵で岡本太郎 氏や岡本敏子 氏の足跡を紹介するものとなっています。
こんな感じで岡本太郎 氏の生前の様子などを伝えています。

点数は少ないけど、自宅というロケーションもあって岡本太郎を身近に感じられるかも。
奥の方はこんな感じの展示風景となっていました。

特に「明日の神話」の修復の話などを紹介しているので、岡本太郎展とリンクしていると思います。
ここはカフェも美味しく根津美術館のすぐ近くなので、岡本太郎展でご興味を持った方がその辺と合わせて訪れてみるのも良いかと。

【展覧名】
パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂 (アーティゾン美術館)
【公式サイト】
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/545
【会場】アーティゾン美術館
【最寄】京橋駅/東京駅など
【会期】2022年11月5日(土)~2023年2月5日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
時間指定の予約ではありますが、場所によっては混雑していました。この展示はパリのオペラ座を紹介するもので、その成り立ちから文化など様々な面を取り上げています。前半部分は資料的なものが多いのでじっくり読むのが多かったかな。フランスにオペラが根付く以前から話がスタートするのでかなり根本的なところから知ることが出来ました。
一部は撮影可能ですが大半はNGでしたw これはギュスターヴ・ドレの「ねずみたち(オペラ座の)」

ねずみというのはオペラ座の生徒の呼び名で、戯画的で皮肉が感じられますね。観劇する人を描いたり、オペラは音楽や演劇のみならず絵画などにも影響を与えています。
この展示で白眉だったのはこちらのマネの「オペラ座の仮面舞踏会」

黒の鮮やかさが流石です。これだけ黒が多いのに画面が明るく感じれます。
もちろん常設も観てきて、ジョセフ・コーネルのミニコーナーなどが目を引きました。やはりこの美術館のコレクションは素晴らしい。
ということで12月は軽井沢への小旅行と、少しだけ展示を観た感じでした。他には半ばころに横浜山手の異人館巡りをしたり、中山競馬場(12/25に有馬記念、12/28にホープフルステークス)に足を運んでいました。その様子などはインスタで投稿しております。
インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/
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サボって少し間が空きました。今更ですが11月に観た展示を振り返っておこうと思います。11月に観たのは以下となります。
・小茂田青樹展 (川越市美術館)
・イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき (Bunkamura ザ・ミュージアム)
・ヴァロットン―黒と白 (三菱一号館美術館)
・つながる琳派スピリット神坂雪佳 (パナソニック汐留美術館)
・ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 (国立西洋美術館)
・版画で「観る」演劇 (国立西洋美術館)
・旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる (東京都庭園美術館)

【展覧名】
市制施行100周年・開館20周年記念特別展 小茂田青樹展
【公式サイト】
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/toku-kako/2022-2.html
【会場】川越市美術館
【最寄】川越駅、川越市駅
【会期】2022年10月22日(土)~12月4日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。こちらは日本画家で川越にゆかりのある小茂田青樹の回顧展で、今までありそうで中々なかった(19年ぶりらしい)のでこれだけ一気に作品を観られる機会は貴重だったように思います。初期から再興日本美術院展での活躍まで時系列的に並び、画風の変遷や挫折、今村紫紅や速水御舟とのエピソードなど様々な面が紹介されていました。川越との関係なんかもテーマにしていてご当地感もあって満足できました。
こちらの作品だけ撮影可能でした。

写実性と叙情性の両面が感じられて、情感ある空気感ですね。

【展覧名】
イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき
【公式サイト】
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_iittala/
【会場】Bunkamura ザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅
【会期】2022年9月17日(土)~11月10日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは最後の休日に行ったため非常に混んでいました。フィンランドガラスの有名ブランドでもあるイッタラの歴史を紹介するもので、450点にも及ぶガラス器が並んでいました。シンプルで普遍性がありつつ自然をモチーフにしたデザインが特徴で、展示では素材や製法なども掘り下げていて、イッタラの精神が脈々と受け継がれていたことが伺えました。日本との関係も取り上げていて、隈研吾 氏や皆川明 氏との取り組みなども紹介されていました。日本の精神性と近いのもイッタラに親近感を持つ理由なのかも。
冒頭と最後の部屋だけ撮影可能となっていました。

同じデザインでも型の材質によって仕上がりも変わってくるなど、比較して観ることができたのが面白かった。
オイバ・トイッカの鳥シリーズ。

吹きガラスで飴細工のように有機的なフォルムを作っている映像などもありました。ガラスとは思えないくらい柔らかみがあって可愛いですね。

【展覧名】
ヴァロットン―黒と白
【公式サイト】
https://mimt.jp/vallotton2/
【会場】三菱一号館美術館
【最寄】東京駅/有楽町駅など
【会期】2022年10月29日(土)~2023年1月29日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは日時予約制だったものの中は思ったより混んでいました。ここは狭めなので仕方ないかな。 展示はナビ派の画家フェリックス・ヴァロットンの作品、特に版画に注目した内容となっていて、数多くの版画作品が並んでいます。(油彩もあるけどちょっとだけです) 木版を始めた頃の作品からナビ派に入り版画集『レスタンプ・オリジナル』にも参加した頃や、再び版画に力を入れた頃など時代も幅広く、その魅力がよく伝わってきます。特に大胆な白黒の対比が面白く、誇張された画風と共にデザイン的なセンスが光っていました。
大部屋だけ撮影可能となっていました。

風刺的なニュアンスもあるかな
事件や事故をテーマにした作品も結構あります。

やや戯画的な雰囲気もありつつ、当時の空気感が伝わってきます。
馬車に轢かれた女性。とぼけた顔してるけど衝撃的です。

これは何度も観たことがありましたが、今回の展示では観たことが無い作品も多かったです。
この展示はかなり満足したのでオススメです。ヴァロットンは油彩も良いし、本当に素晴らしい画家です。

【展覧名】
つながる琳派スピリット神坂雪佳
【公式サイト】
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/22/221029/
【会場】パナソニック汐留美術館
【最寄】新橋駅
【会期】2022年10月29日(土)~12月18日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらも会期末頃に行ったので結構混んでました。この展示はタイトルの通り琳派からの影響を強く感じさせる神坂雪佳の回顧展となっていました。当時から「光琳の再来」と評されたようで、そのデザインセンスは卓越していて優美でどこか懐かしいような雰囲気すらあります。時代的には明治から昭和にかけてということで、海外のデザインが持て囃されていた頃ですがアール・ヌーヴォーなどには興味を示さなかったようで、琳派の他に四条派っぽさもあるように思えました。
こちらは最後の記念撮影スポット

たらしこみの表現と色合いが琳派っぽく感じるのかも。季節感もありますね。
図案なども出していて、その仕事ぶりも光琳っぽいかも

単に模倣するだけでなく近代的な雰囲気があるのも良かったです。
少数ですが本阿弥光悦や尾形光琳らの名品も展示されていて、こちらも大満足の展示で図録も買いました。

【展覧名】
ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
【公式サイト】
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022picasso.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは時間指定でありながらかなり混んでいて鑑賞に時間がかかりました。多くの作品が撮影可能となっていたのが嬉しい。タイトルの通りベルリン国立ベルクグリューン美術館のコレクションを通じ、主にピカソの画業をたどるもので各時代の変遷を観ることができます。青の時代からキュビスム、新古典主義など時代ごとの典型的な作品があるので、そのコレクションだけで時系列的に分かるのがすごい。いくつか写真でご紹介
パブロ・ピカソ 「ポスターのある静物」

分析的キュビスムの作例ですが、明るい色合いで次の総合的キュビスムに繋がっていく様子が伺えます。
パブロ・ピカソ 「トランプのカード、煙草、瓶、グラスのある静物」

1914年の総合的キュビスムの時代の作品。コラージュ的な表現となっていてキュビスムの進化が分かります。
パブロ・ピカソ 「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」

こちらは今回のポスターにもなっている1936年の作品。女性芸術家でもあり、この時代のピカソのミューズですね。
パウル・クレー 「青の風景」

今回の展示は「とその時代」ということでピカソ以外もあるんですが、特にクレーとマティスが良かったです。
アンリ・マティス 「雑誌『ヴェルヴ』第4巻13号の表紙図案」

ジャズシリーズなど切り絵っぽい作品を作っていた時期の作品。この造形と色彩感覚が流石です。
ということで、非常にクオリティの高いコレクションを観ることができました。この冬、一番貴重なのはこの展示かも。

【展覧名】
版画で「観る」演劇
【公式サイト】
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022picasso.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは西洋美術館の常設展示の特集で、ピカソ展のついでに観ました。版画で取り上げられた劇をテーマにしていて、撮影可能となっています。
こちらはドラクロワによるゲーテの『ファウスト』でファウストの前にメフィストが現れるシーン、

悪魔の登場に驚いてる感じが出てます。やや奇抜な格好も演劇っぽいです。
こちらもドラクロワによるシェイクスピアの『ハムレット』でオフィーリアが死ぬシーン。

ミレイの絵で有名なシーンですが、このオフィーリアの目つきもやるせない気持ちが出てますね。
と、小展ながらもドラクロワやシャセリオーなど名だたる画家の劇的な版画が観られて満足できました。解説でストーリーをネタバレされるのでご注意w

【展覧名】
旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる
【公式サイト】
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/220923-1127_JourneyAndImagination.html
【会場】東京都庭園美術館
【最寄】目黒駅/白金台駅
【会期】2022年9月23日(金・祝)~11月27日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
会期末でもそれほど混むことなく快適に鑑賞することができました。こちらは旅をテーマにしていて、本館は100年前の朝香宮のフランスへの旅や、当時の鉄道ポスターなどが展示され、新館では現代のアーティストによる作品が展示されていました。
本館は一部屋だけ撮影可能となっていました。これはお土産に買われたロイヤルコペンハーゲンの三羽揃いペリカン(ペンギン)

現代人はどう観てもペンギンだろというツッコミをしたくなりますねw よく出来たデザインで可愛い。
新館は撮影可能でした。こちらは宮永愛子 氏の「旅の終わりは始まり」

ナフタリンで出来たトランクで、常温で気化していきます。この展示の間にもどんどん気化してたのかも。化学的な素材なのに儚くて神秘的な雰囲気がありますね。
と、展示も楽しかったのですが、この日の目当ては久々に改修工事が終わって公開された日本庭園の茶室が目当てでした。
茶室からの光景。

ここに入ったのはかなり久々でした。目の前には日本庭園が広がります。
この日は紅葉が綺麗でした。

夜にはライトアップされて幻想的な光景となりました。詳しくはインスタで
インスタ:https://www.instagram.com/p/ClvUS1Ov30L/
ということで、11月は大きめの展示を観て回って、特にヴァロットンと神坂雪佳の展示が心にのこりました。ちなみに東博の国宝展はチケットが取れずに見逃しましたw まあ東博の国宝は普段からよく観るし、入れ替えを考えるとこの機でなくても良いかなと諦めました。
・小茂田青樹展 (川越市美術館)
・イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき (Bunkamura ザ・ミュージアム)
・ヴァロットン―黒と白 (三菱一号館美術館)
・つながる琳派スピリット神坂雪佳 (パナソニック汐留美術館)
・ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 (国立西洋美術館)
・版画で「観る」演劇 (国立西洋美術館)
・旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる (東京都庭園美術館)


【展覧名】
市制施行100周年・開館20周年記念特別展 小茂田青樹展
【公式サイト】
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/toku-kako/2022-2.html
【会場】川越市美術館
【最寄】川越駅、川越市駅
【会期】2022年10月22日(土)~12月4日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。こちらは日本画家で川越にゆかりのある小茂田青樹の回顧展で、今までありそうで中々なかった(19年ぶりらしい)のでこれだけ一気に作品を観られる機会は貴重だったように思います。初期から再興日本美術院展での活躍まで時系列的に並び、画風の変遷や挫折、今村紫紅や速水御舟とのエピソードなど様々な面が紹介されていました。川越との関係なんかもテーマにしていてご当地感もあって満足できました。
こちらの作品だけ撮影可能でした。

写実性と叙情性の両面が感じられて、情感ある空気感ですね。

【展覧名】
イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき
【公式サイト】
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_iittala/
【会場】Bunkamura ザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅
【会期】2022年9月17日(土)~11月10日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは最後の休日に行ったため非常に混んでいました。フィンランドガラスの有名ブランドでもあるイッタラの歴史を紹介するもので、450点にも及ぶガラス器が並んでいました。シンプルで普遍性がありつつ自然をモチーフにしたデザインが特徴で、展示では素材や製法なども掘り下げていて、イッタラの精神が脈々と受け継がれていたことが伺えました。日本との関係も取り上げていて、隈研吾 氏や皆川明 氏との取り組みなども紹介されていました。日本の精神性と近いのもイッタラに親近感を持つ理由なのかも。
冒頭と最後の部屋だけ撮影可能となっていました。

同じデザインでも型の材質によって仕上がりも変わってくるなど、比較して観ることができたのが面白かった。
オイバ・トイッカの鳥シリーズ。


吹きガラスで飴細工のように有機的なフォルムを作っている映像などもありました。ガラスとは思えないくらい柔らかみがあって可愛いですね。

【展覧名】
ヴァロットン―黒と白
【公式サイト】
https://mimt.jp/vallotton2/
【会場】三菱一号館美術館
【最寄】東京駅/有楽町駅など
【会期】2022年10月29日(土)~2023年1月29日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは日時予約制だったものの中は思ったより混んでいました。ここは狭めなので仕方ないかな。 展示はナビ派の画家フェリックス・ヴァロットンの作品、特に版画に注目した内容となっていて、数多くの版画作品が並んでいます。(油彩もあるけどちょっとだけです) 木版を始めた頃の作品からナビ派に入り版画集『レスタンプ・オリジナル』にも参加した頃や、再び版画に力を入れた頃など時代も幅広く、その魅力がよく伝わってきます。特に大胆な白黒の対比が面白く、誇張された画風と共にデザイン的なセンスが光っていました。
大部屋だけ撮影可能となっていました。

風刺的なニュアンスもあるかな
事件や事故をテーマにした作品も結構あります。

やや戯画的な雰囲気もありつつ、当時の空気感が伝わってきます。
馬車に轢かれた女性。とぼけた顔してるけど衝撃的です。

これは何度も観たことがありましたが、今回の展示では観たことが無い作品も多かったです。
この展示はかなり満足したのでオススメです。ヴァロットンは油彩も良いし、本当に素晴らしい画家です。

【展覧名】
つながる琳派スピリット神坂雪佳
【公式サイト】
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/22/221029/
【会場】パナソニック汐留美術館
【最寄】新橋駅
【会期】2022年10月29日(土)~12月18日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらも会期末頃に行ったので結構混んでました。この展示はタイトルの通り琳派からの影響を強く感じさせる神坂雪佳の回顧展となっていました。当時から「光琳の再来」と評されたようで、そのデザインセンスは卓越していて優美でどこか懐かしいような雰囲気すらあります。時代的には明治から昭和にかけてということで、海外のデザインが持て囃されていた頃ですがアール・ヌーヴォーなどには興味を示さなかったようで、琳派の他に四条派っぽさもあるように思えました。
こちらは最後の記念撮影スポット

たらしこみの表現と色合いが琳派っぽく感じるのかも。季節感もありますね。
図案なども出していて、その仕事ぶりも光琳っぽいかも

単に模倣するだけでなく近代的な雰囲気があるのも良かったです。
少数ですが本阿弥光悦や尾形光琳らの名品も展示されていて、こちらも大満足の展示で図録も買いました。

【展覧名】
ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
【公式サイト】
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022picasso.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは時間指定でありながらかなり混んでいて鑑賞に時間がかかりました。多くの作品が撮影可能となっていたのが嬉しい。タイトルの通りベルリン国立ベルクグリューン美術館のコレクションを通じ、主にピカソの画業をたどるもので各時代の変遷を観ることができます。青の時代からキュビスム、新古典主義など時代ごとの典型的な作品があるので、そのコレクションだけで時系列的に分かるのがすごい。いくつか写真でご紹介
パブロ・ピカソ 「ポスターのある静物」

分析的キュビスムの作例ですが、明るい色合いで次の総合的キュビスムに繋がっていく様子が伺えます。
パブロ・ピカソ 「トランプのカード、煙草、瓶、グラスのある静物」

1914年の総合的キュビスムの時代の作品。コラージュ的な表現となっていてキュビスムの進化が分かります。
パブロ・ピカソ 「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」

こちらは今回のポスターにもなっている1936年の作品。女性芸術家でもあり、この時代のピカソのミューズですね。
パウル・クレー 「青の風景」

今回の展示は「とその時代」ということでピカソ以外もあるんですが、特にクレーとマティスが良かったです。
アンリ・マティス 「雑誌『ヴェルヴ』第4巻13号の表紙図案」

ジャズシリーズなど切り絵っぽい作品を作っていた時期の作品。この造形と色彩感覚が流石です。
ということで、非常にクオリティの高いコレクションを観ることができました。この冬、一番貴重なのはこの展示かも。

【展覧名】
版画で「観る」演劇
【公式サイト】
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022picasso.html
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは西洋美術館の常設展示の特集で、ピカソ展のついでに観ました。版画で取り上げられた劇をテーマにしていて、撮影可能となっています。
こちらはドラクロワによるゲーテの『ファウスト』でファウストの前にメフィストが現れるシーン、

悪魔の登場に驚いてる感じが出てます。やや奇抜な格好も演劇っぽいです。
こちらもドラクロワによるシェイクスピアの『ハムレット』でオフィーリアが死ぬシーン。

ミレイの絵で有名なシーンですが、このオフィーリアの目つきもやるせない気持ちが出てますね。
と、小展ながらもドラクロワやシャセリオーなど名だたる画家の劇的な版画が観られて満足できました。解説でストーリーをネタバレされるのでご注意w

【展覧名】
旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる
【公式サイト】
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/220923-1127_JourneyAndImagination.html
【会場】東京都庭園美術館
【最寄】目黒駅/白金台駅
【会期】2022年9月23日(金・祝)~11月27日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
会期末でもそれほど混むことなく快適に鑑賞することができました。こちらは旅をテーマにしていて、本館は100年前の朝香宮のフランスへの旅や、当時の鉄道ポスターなどが展示され、新館では現代のアーティストによる作品が展示されていました。
本館は一部屋だけ撮影可能となっていました。これはお土産に買われたロイヤルコペンハーゲンの三羽揃いペリカン(ペンギン)

現代人はどう観てもペンギンだろというツッコミをしたくなりますねw よく出来たデザインで可愛い。
新館は撮影可能でした。こちらは宮永愛子 氏の「旅の終わりは始まり」

ナフタリンで出来たトランクで、常温で気化していきます。この展示の間にもどんどん気化してたのかも。化学的な素材なのに儚くて神秘的な雰囲気がありますね。
と、展示も楽しかったのですが、この日の目当ては久々に改修工事が終わって公開された日本庭園の茶室が目当てでした。
茶室からの光景。

ここに入ったのはかなり久々でした。目の前には日本庭園が広がります。
この日は紅葉が綺麗でした。

夜にはライトアップされて幻想的な光景となりました。詳しくはインスタで
インスタ:https://www.instagram.com/p/ClvUS1Ov30L/
ということで、11月は大きめの展示を観て回って、特にヴァロットンと神坂雪佳の展示が心にのこりました。ちなみに東博の国宝展はチケットが取れずに見逃しましたw まあ東博の国宝は普段からよく観るし、入れ替えを考えるとこの機でなくても良いかなと諦めました。
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10月は細かいギャラリー巡りを除くと美術展は5つ程度で、観光日和が多かったので近郊に足を伸ばして名建築を観て回ったりしていました。今回は10月に観た展示を簡単にまとめてご紹介しておこうと思います。観たのは以下となります。
展覧会
・アルフォンス・ミュシャ展 美しき時代の女神たち (高崎市美術館)
・開館15周年 生誕120年 猪熊弦一郎展 (横須賀美術館)
・展覧会 岡本太郎 (東京都美術館)
・仙厓のすべて (出光美術館)
・響きあう名宝 ―曜変・琳派のかがやき― (静嘉堂文庫美術館 静嘉堂@丸の内)

【展覧名】
アルフォンス・ミュシャ展 美しき時代の女神たち
【公式サイト】
https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2022081000029/
【会場】高崎市美術館.
【最寄】高崎駅
【会期】2022年9月23日(金・祝)~11月27日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは美術館内の旧井上房一郎邸を観るのが主目的だったので、かなりの早足で観ましたw ミュシャはもう何度も観ていることもあって、これと言って目新しい感じではなかったように思いますが、やはりそのデザインの優美な雰囲気が多くの人の心を捉えるようで中々の盛況ぶりでした。代表作は抑えてあったのでミュシャの入門として良さそうな展示です。写真OKなのも嬉しい。
参考記事:みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ-線の魔術 感想前編(Bunkamura ザ・ミュージアム)

【展覧名】
開館15周年 生誕120年 猪熊弦一郎展
【公式サイト】
https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2022/20220917-697.html
【会場】横須賀美術館
【最寄】馬堀海岸駅/浦賀駅
【会期】2022年9月17日 (土) ~11月6日 (日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは「いのくまさん」の愛称で知られる猪熊弦一郎の個展で、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の所蔵品などを中心に時系列的に並んでいました。猪熊弦一郎の展示も頻繁にやっているように思いますが、今回は油彩が多くニューヨーク時代の抽象画なども充実していたように感じました。マティスに師事した頃に「絵が上手すぎる」と言われ、個性を伸ばすことに苦心した猪熊弦一郎ですが、晩年まで常に進化していったのが見て取れて面白かったです。三越の包み紙など身近なところに使われたデザインと、その元になった丸っこい石なんかまであって、どこか懐かしい気分になりました。
参考記事:猪熊弦一郎展 猫たち (Bunkamura ザ・ミュージアム)

【展覧名】
展覧会 岡本太郎
【公式サイト】
https://taro2022.jp/ticket/
https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_tarookamoto.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年10月18日(火)~12月28日(水)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは「芸術は爆発だ」という言葉で有名な岡本太郎の大回顧展です。初期作品から晩年まで絵画・彫刻・デザイン・写真など幅広い品が並び、その独特の哲学や言葉とともに決定版とも言える規模となっていました。どの作品も強烈な個性を放っていて、怖いような可愛いような雰囲気はまさに唯一無二です。「太陽の塔」や「明日の神話」など大きすぎて実物を展示できないものも模型や下絵を展示していて、当時の状況や考えなども紹介されていました。
こんな感じ

ちゃんと裏側の黒い太陽も確認できます。
「明日の神話」に繋がる第五福竜丸の事件に関連した「燃える人」

舌を出した船など、お気に入りのモチーフだったのかも。
岡本太郎をよく知る方もこれから知りたい方にもオススメの素晴らしい内容です。多分、10年くらい前に国立近代美術館でやった時よりも規模が大きいんじゃないかな? ほとんどの作品が撮影可能ってのも嬉しい。
この展示で岡本太郎にハマった方は川崎市岡本太郎美術館や、青山の岡本太郎記念館なども訪れてみると一層楽しめるかと思います。
参考記事:
岡本太郎 作者別紹介
生誕100年 岡本太郎展 (東京国立近代美術館)

【展覧名】
仙厓のすべて
【公式サイト】
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/schedule/
【会場】出光美術館
【最寄】有楽町駅
【会期】2022年9月3日(土)~10月16日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは会期末に行ったので混んでいましたが、出光美術館所蔵の仙厓作品の傑作の数々を観ることが出来て非常に満足しました。ほぼ以前に観たことがあるものでしたが、禅の思想と絡めた解説があり、これまで気づかなかったことやその考えに触れることができました。何よりもゆるキャラのような可愛さが親しみ易く、コロナ禍で殺伐としている世の中に癒やしと諭しを与えてくれるようにも感じました。気が早いけど来年のリビング用のカレンダーも購入したので、来年は仙厓と共に過ごすことになりますw
参考記事:仙厓礼讃 (出光美術館)

【展覧名】
静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅰ 響きあう名宝 ―曜変・琳派のかがやき―
【公式サイト】
https://www.seikado.or.jp/exhibition/current_exhibition/
【会場】静嘉堂文庫美術館 静嘉堂@丸の内
【最寄】日比谷駅/有楽町駅/東京駅
【会期】
2022/10/01(土)~12/18(日)
[前期]10/01(土)~11/06(日)
[後期]11/10(木)~12/18(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは世田谷にあった静嘉堂文庫美術館が丸の内に移転(美術館の機能が移転)して初の展覧会です。明治生命館の建つ地はかつて三菱ニ号館があったということで、静嘉堂文庫と同じく岩崎家と縁の深い三菱一号館美術館とはかなり近いところにあります。古典主義様式の最高傑作と言われた建物も現代建築と融合してリニューアルされていて、非常に美しく快適な美術館となっています。
中はこんな感じ

和のコレクションが多い美術館ですが、格調高い雰囲気が不思議と響く。
そして今回は所蔵品の中から選りすぐりの品々が並び、特に曜変天目茶碗と琳派の作品群が見どころとなっていました。曜変天目茶碗は日本にある陶磁器の頂点とも言えるもので素人目でもすぐその価値がわかります。これも観られる機会はそこそこありますが、他も一級品ばかりでその共演はこのリニューアルオープンのハレの舞台に相応しいものとなっていました。個人的には世田谷の庭園に囲まれた感じも好きだったのですが、今後も期待できる美術館です。
10月はどちらかというと建物めぐりや観光が中心でした。そのうち記事にするかも。こんな感じです。特に江之浦測候所、旧日向別邸(ブルーノ・タウトが日本で唯一手掛けた建築)、群馬音楽センター(アントニン・レーモンドの建築)には感動しました。
・江之浦測候所→ACAO FOREST→旧日向別邸→來宮神社
・少林山達磨寺と洗心亭(ブルーノ・タウトの住居)→高崎市美術館(旧井上房一郎住宅)→高崎市役所→シンフォニーホール→群馬音楽センター→森の光教会→高崎芸術劇場→ウェストパーク1000(高崎駅西口駐車場)
・上野東照宮→旧岩崎邸庭園
・渋谷スパイラル→表参道ヒルズ(旧同潤会アパート内galeroe412)→GYRE GALLERY→明治神宮ミュージアム→明治神宮
・横須賀美術館→記念艦三笠→猿島
・大泉工場
・東京競馬場(天皇賞・秋)
この辺は随時インスタでご紹介しております。
インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/
展覧会
・アルフォンス・ミュシャ展 美しき時代の女神たち (高崎市美術館)
・開館15周年 生誕120年 猪熊弦一郎展 (横須賀美術館)
・展覧会 岡本太郎 (東京都美術館)
・仙厓のすべて (出光美術館)
・響きあう名宝 ―曜変・琳派のかがやき― (静嘉堂文庫美術館 静嘉堂@丸の内)

【展覧名】
アルフォンス・ミュシャ展 美しき時代の女神たち
【公式サイト】
https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2022081000029/
【会場】高崎市美術館.
【最寄】高崎駅
【会期】2022年9月23日(金・祝)~11月27日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは美術館内の旧井上房一郎邸を観るのが主目的だったので、かなりの早足で観ましたw ミュシャはもう何度も観ていることもあって、これと言って目新しい感じではなかったように思いますが、やはりそのデザインの優美な雰囲気が多くの人の心を捉えるようで中々の盛況ぶりでした。代表作は抑えてあったのでミュシャの入門として良さそうな展示です。写真OKなのも嬉しい。
参考記事:みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ-線の魔術 感想前編(Bunkamura ザ・ミュージアム)

【展覧名】
開館15周年 生誕120年 猪熊弦一郎展
【公式サイト】
https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2022/20220917-697.html
【会場】横須賀美術館
【最寄】馬堀海岸駅/浦賀駅
【会期】2022年9月17日 (土) ~11月6日 (日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは「いのくまさん」の愛称で知られる猪熊弦一郎の個展で、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の所蔵品などを中心に時系列的に並んでいました。猪熊弦一郎の展示も頻繁にやっているように思いますが、今回は油彩が多くニューヨーク時代の抽象画なども充実していたように感じました。マティスに師事した頃に「絵が上手すぎる」と言われ、個性を伸ばすことに苦心した猪熊弦一郎ですが、晩年まで常に進化していったのが見て取れて面白かったです。三越の包み紙など身近なところに使われたデザインと、その元になった丸っこい石なんかまであって、どこか懐かしい気分になりました。
参考記事:猪熊弦一郎展 猫たち (Bunkamura ザ・ミュージアム)

【展覧名】
展覧会 岡本太郎
【公式サイト】
https://taro2022.jp/ticket/
https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_tarookamoto.html
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年10月18日(火)~12月28日(水)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは「芸術は爆発だ」という言葉で有名な岡本太郎の大回顧展です。初期作品から晩年まで絵画・彫刻・デザイン・写真など幅広い品が並び、その独特の哲学や言葉とともに決定版とも言える規模となっていました。どの作品も強烈な個性を放っていて、怖いような可愛いような雰囲気はまさに唯一無二です。「太陽の塔」や「明日の神話」など大きすぎて実物を展示できないものも模型や下絵を展示していて、当時の状況や考えなども紹介されていました。
こんな感じ


ちゃんと裏側の黒い太陽も確認できます。
「明日の神話」に繋がる第五福竜丸の事件に関連した「燃える人」

舌を出した船など、お気に入りのモチーフだったのかも。
岡本太郎をよく知る方もこれから知りたい方にもオススメの素晴らしい内容です。多分、10年くらい前に国立近代美術館でやった時よりも規模が大きいんじゃないかな? ほとんどの作品が撮影可能ってのも嬉しい。
この展示で岡本太郎にハマった方は川崎市岡本太郎美術館や、青山の岡本太郎記念館なども訪れてみると一層楽しめるかと思います。
参考記事:
岡本太郎 作者別紹介
生誕100年 岡本太郎展 (東京国立近代美術館)

【展覧名】
仙厓のすべて
【公式サイト】
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/schedule/
【会場】出光美術館
【最寄】有楽町駅
【会期】2022年9月3日(土)~10月16日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは会期末に行ったので混んでいましたが、出光美術館所蔵の仙厓作品の傑作の数々を観ることが出来て非常に満足しました。ほぼ以前に観たことがあるものでしたが、禅の思想と絡めた解説があり、これまで気づかなかったことやその考えに触れることができました。何よりもゆるキャラのような可愛さが親しみ易く、コロナ禍で殺伐としている世の中に癒やしと諭しを与えてくれるようにも感じました。気が早いけど来年のリビング用のカレンダーも購入したので、来年は仙厓と共に過ごすことになりますw
参考記事:仙厓礼讃 (出光美術館)

【展覧名】
静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅰ 響きあう名宝 ―曜変・琳派のかがやき―
【公式サイト】
https://www.seikado.or.jp/exhibition/current_exhibition/
【会場】静嘉堂文庫美術館 静嘉堂@丸の内
【最寄】日比谷駅/有楽町駅/東京駅
【会期】
2022/10/01(土)~12/18(日)
[前期]10/01(土)~11/06(日)
[後期]11/10(木)~12/18(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは世田谷にあった静嘉堂文庫美術館が丸の内に移転(美術館の機能が移転)して初の展覧会です。明治生命館の建つ地はかつて三菱ニ号館があったということで、静嘉堂文庫と同じく岩崎家と縁の深い三菱一号館美術館とはかなり近いところにあります。古典主義様式の最高傑作と言われた建物も現代建築と融合してリニューアルされていて、非常に美しく快適な美術館となっています。
中はこんな感じ

和のコレクションが多い美術館ですが、格調高い雰囲気が不思議と響く。
そして今回は所蔵品の中から選りすぐりの品々が並び、特に曜変天目茶碗と琳派の作品群が見どころとなっていました。曜変天目茶碗は日本にある陶磁器の頂点とも言えるもので素人目でもすぐその価値がわかります。これも観られる機会はそこそこありますが、他も一級品ばかりでその共演はこのリニューアルオープンのハレの舞台に相応しいものとなっていました。個人的には世田谷の庭園に囲まれた感じも好きだったのですが、今後も期待できる美術館です。
10月はどちらかというと建物めぐりや観光が中心でした。そのうち記事にするかも。こんな感じです。特に江之浦測候所、旧日向別邸(ブルーノ・タウトが日本で唯一手掛けた建築)、群馬音楽センター(アントニン・レーモンドの建築)には感動しました。
・江之浦測候所→ACAO FOREST→旧日向別邸→來宮神社
・少林山達磨寺と洗心亭(ブルーノ・タウトの住居)→高崎市美術館(旧井上房一郎住宅)→高崎市役所→シンフォニーホール→群馬音楽センター→森の光教会→高崎芸術劇場→ウェストパーク1000(高崎駅西口駐車場)
・上野東照宮→旧岩崎邸庭園
・渋谷スパイラル→表参道ヒルズ(旧同潤会アパート内galeroe412)→GYRE GALLERY→明治神宮ミュージアム→明治神宮
・横須賀美術館→記念艦三笠→猿島
・大泉工場
・東京競馬場(天皇賞・秋)
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ここの所ブログを書く前に眠くなってしまい停滞気味ですが、9月は休みも多かったので割りと展覧会を観てきました。9月に観たものをダイジェストでテンプレートだけでもご紹介しておこうと思います。観たのは、以下となります。
・日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱 (東京藝術大学大学美術館)
・「奇跡の一本松の根」展 (紀尾井清堂)
・かき氷大百科展 (虎屋 赤坂ギャラリー)
・六本木アートナイト2022
・ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション (国立新美術館)
・「李禹煥」展 (国立新美術館)
・キース・ヴァン・ドンゲン展 (パナソニック汐留美術館)
・東北へのまなざし1930-1945 (東京ステーションギャラリー)
・スイス プチ・パレ美術館展 (SOMPO美術館)

【展覧名】
特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」
【公式サイト】
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/tamatebako2022/
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2022/08/bi-no-tamatebako.html
【会場】東京藝術大学大学美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年8月6日(土) ~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する皇室のコレクションを紹介するもので、非常に有名な作品が目白押しということもあって人気となっていました。私が行ったのは後期展示で狩野永徳の「唐獅子図屏風」は既に終了していましたが割りと最近観たばかりなのでそれほど気落ちはしなかったかなw 伊藤若冲の代表作とも言える「動植綵絵」をはじめとして、彫刻、書、絵巻、置物、調度品など時代も題材も様々な品があり、テーマとしての統一感はあまりなかったです。とは言え1つ1つが超絶技工の塊みたいなものが多いので見応えがありました(結構、何度も観たことがあるのも多かったので数年に1度くらいは観られる機会があるのかも)

【展覧名】
「奇跡の一本松の根」展
【公式サイト】
https://www.rinri-jpn.or.jp/news/16815/
【会場】紀尾井清堂
【最寄】永田町/赤坂見附駅
【会期】2022年3月11日~2023年2月9日(予定)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間40分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは事前予約制の展覧会で、東日本大震災の津波で7万本もあった岩手県陸前高田市の松並木の中で1本だけ残った「奇跡の一本松」の根っこの部分を展示したものです。残念ながら生き残ったとは言えず、加工を施して姿だけ留めているわけですが、展示の映像では町の人たちの松への思いが語られ、復興のシンボルとして心の中で生きているのが伺えました。奇跡の一本松はひょろ長いイメージがあったけど、実際に根っこを見ると巨木で、単に幸運で残った訳でなく銘木のが分かります。映像も予想以上に感銘を受ける内容でした。
根っこの実物と保存活動の映像が展示のほぼ全てなので40分もあれば観られますが、ここはどちらかというと展示よりも建物を目当てに足を運びました。

外観はガラスが浮くように建物を囲んでいます。設計は内藤廣 氏。
中はこんな感じ

決まった用途は無い空間ですが、ギャラリーとかに向いてそう。
木の温もりと幾何学的な構造が美しい。

建物目当てに観に行くのも楽しい場所だと思います。

【展覧名】
かき氷大百科展
【公式サイト】
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/news/detail/?nid=1086
【会場】虎屋 赤坂ギャラリー
【最寄】永田町/赤坂見附駅
【会期】2022年6月9日(木)~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_②_3_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらの展示はかき氷の歴史や虎屋のかき氷の製造工程などを紹介するもので、資料や既製品などが主な展示品となります。昭和の品などが多いのでちょっとノスタルジックな気分になるかな。世界のかき氷というコーナーなんかもあって、かき氷について楽しく学ぶことができました。
こちらも実は建物が目当てw 最近、紀尾井清堂と同じく内藤廣 氏の設計で建て替えました。

やはり木と幾何学的な造形が魅力となっています。
天井はこんな感じ

規則正しくカーブして美しい
外観はこんな感じ。

扇形になっていて和の要素が感じられるデザインとなっています。
1時間半ほど待ってカフェでかき氷を頂いてきました。数年ぶりですが、変わらず上品かつ濃厚なアンコが特に美味しかったです。

地下のギャラリーと、向かいにある豊川稲荷東京別院を見学してたら割りとあっという間でした。紀尾井清堂とセットで訪れると面白いと思います。

【展覧名】
六本木アートナイト2022
【公式サイト】
https://www.roppongiartnight.com/2022/
【会場】六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館、六本木の町中など
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】2022年9月17日(土)~9月19日(月・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
4時間00分程度
【感想】
こちらは毎年恒例だった六本木アートナイトが3年ぶりに開催されたものです。ご存知の通りコロナで何度も中止になった訳ですが、今年ようやくこの時期に復活しました。しかし折り悪く台風直撃の連休となってしまいました…
今年はメインプログラムアーティストに村上隆 氏を迎え、ドラえもんを前面に押した内容となっていました。

ドラえもんはメインの3会場それぞれにいて、胴体部分に村上隆 氏の花やドラえもんのキャラクターたちが描かれていました
こちらは開会式での村上隆 氏。

コロナに翻弄されて苦労されたのが伝わるスピーチでした。見る側もようやくという感じで感無量です。
今年もこんな感じであちこちにアート作品が展示されていました。

とは言え、規模としては例年に比べると小さめだったかな。やむなしと言った所でしょうか。
こちらはミッドタウンの展示

テントの中に幻想的な光景が広がっていました。
ミッドタウンの中にはこんな作品もw

巨大な顔文字の泣き笑い顔です。これはARもあって、アプリを使うと白い部分に文字の帯などが出てきました。
ミッドタウンは先端技術を作品に取り入れたものが多かったかな。これは参加者の顔をスキャンしてそれを粘土で作る作品

中に人間が入ってるんじゃないかってくらい滑らかな動きだったけど、めっちゃ適当に作ってて笑えましたw
こちらは国立新美術館。

この作品はアートナイトの後も展示されていました。夜になると幻想的な色になります。

【展覧名】
ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション
【公式サイト】
https://ludwig.exhn.jp/
https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/ludwig/
【会場】国立新美術館
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】2022年6月29日(水)~9月26日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらはドイツのルートヴィヒ美術館のコレクション展で、近代以降の作品が年代や傾向ごとに章分けされるような感じでした。ドイツはナチス政権時代に前衛美術を頽廃芸術として弾圧した訳ですが、この展示ではそうした激動の時代を生き抜いた作品なども展示されています。特に序盤のドイツ表現主義の作品などは日本ではあまり観る機会の無い画家の作品が並び、これだけでも予想以上の満足感がありました。中盤以降もアメリカのポップアートなど予想外のコレクションもあって、よくある○○美術館展と違って意表を突かれた気がしますw ドイツらしさも感じたし凄く良かったです。(逆に美術初心者にはちょっと難解なところもあるかもしれません)
こちらだけ撮影可能でした。

ネットで拾ったハシビロコウを元に作られた作品で、撮影されて再びネットに戻っていくという趣向です。

【展覧名】
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥
【公式サイト】
https://leeufan.exhibit.jp/
https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/leeufan/
【会場】国立新美術館
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】2022年8月10日(水)~11月7日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
平日に行ったので空いていました。この展示は何としても空いている時に行きたかったw
こちらは直島の李禹煥美術館で有名な李禹煥(リー・ウーファン)氏の個展で、彫刻と絵画の2つのセクションに分かれています。特に驚きなのが前半の彫刻のコーナーで、彫刻というか展示室そのものが作品のようになっていて、独特の空間を体験するような作りとなっています。残念ながら展示室の内部は撮影できませんでしたが、素材感のある床などを踏みしめながら観ていくのが何とも楽しい。
外にも作品が2点あり、こちらはそのうちの1点(もう1点は六本木側の美術館入口の前にあります)

岩とアルミがくっついたようなちょっとシュールさも感じる作品。「もの派」を牽引した方だけあって、素材感が面白い。
絵画も大きめの作品が並び、やはり一種の世界観を感じる空間での展示となっていて驚きでした。これは体験しないと分からない展示なのでかなり満足しました。

【展覧名】
キース・ヴァン・ドンゲン展
【公式サイト】
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/22/220709/
【会場】パナソニック汐留美術館
【最寄】新橋駅
【会期】2022年7月9日(土)~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはフォーヴィスムの代表的な画家のキースヴァン・ドンゲンの個展で、初期から晩年までを扱う本格的な回顧展となります。ドンゲンは結構あちこちの美術館で観ることがある割に個展は全然開催されなかったようで、日本の美術館においては何と44年ぶりという貴重な機会です。展示は初期の新印象主義に影響を受けた頃から始まり、フォーヴィスムになった頃やレザネフォル(狂乱の時代)などドンゲンが活躍した時期も充実しています。特にドンゲンは女性像が魅力で、この展示でも素晴らしい女性像の数々を堪能できました。これは本当に珍しいので図録も買いました。後々で振り返って満足度が上がってくるかもしれませんw

【展覧名】
東北へのまなざし1930-1945
【公式サイト】
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202207_tohoku.html
【会場】東京ステーションギャラリー
【最寄】東京駅
【会期】2022年7月23日(土) ~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
三菱一号館美術館のシャネル展が激混みだったのでこちらを観に行きましたw(シャネル展は結局諦めた) こちらは東北からインスピレーションを得たアーティストたちの作品などを紹介するもので、そんなに期待していなかったのですが、初っ端にブルーノ・タウトの東北旅行の章があり予想外の内容に見入りました。展示品自体は資料だったりしますが、足跡や現地での言動・考え方などがつぶさに記録されているのがブルーノ・タウト好きには面白く感じました。カマクラや秋田の祭りなどに非常に感銘を受けていたなどのエピソードがあって、参考になります。その後も柳宗悦が集めた民藝の品々や、東北各地に伝わるコケシや玩具、積雪地方農村経済調査所による試験農家家屋など様々な視点からの東北を知ることができ、素朴に思えて繊細で洗練された部分もあるのが伺えました。これも後々で色んな展示を観るたびに観ておいて良かったと感じそうな予感です。

【展覧名】
スイス プチ・パレ美術館展
【公式サイト】
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2021/petit-palais/
【会場】SOMPO美術館
【最寄】新宿駅
【会期】2022年07月13日(水)~10月10日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはスイスのプチ・パレ美術館の所蔵品を紹介するもので、印象派以降の主流な潮流を追っていくものとなっています。しかし紹介される画家が日本ではあまり知られていない画家が多く、渋めのチョイスが凄く目新しくて良いw フォーヴのシャルル・カモワンなんて初めて観たと思いますが、好みの画風で非常に気に入りました。章立てだけ観るとえらく普通なのに、これだけ珍しいものが観られるとは思わなかったので予想外の満足感がありました。画家の名前でなく純粋に作品の面白さを楽しめた感じ。
おまけで連休に来た台風で豪雨の中、朝倉彫塑館に行ってきました。

久々に作品と建物を楽しみつつ、近くの喫茶ニカイでクリームソーダを頂くなど日暮里の街を堪能しました。
豪雨だったので逆に珍しい光景を撮ることもできたかなw

ということで、コロナ前ほどではありませんが最近は観るペースが回復してきました。ブログはサボり気味ですがインスタは毎日あげてますので、アカウントをお持ちの方は是非インスタをチェックして頂ければと思います。
インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/
・日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱 (東京藝術大学大学美術館)
・「奇跡の一本松の根」展 (紀尾井清堂)
・かき氷大百科展 (虎屋 赤坂ギャラリー)
・六本木アートナイト2022
・ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション (国立新美術館)
・「李禹煥」展 (国立新美術館)
・キース・ヴァン・ドンゲン展 (パナソニック汐留美術館)
・東北へのまなざし1930-1945 (東京ステーションギャラリー)
・スイス プチ・パレ美術館展 (SOMPO美術館)

【展覧名】
特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」
【公式サイト】
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/tamatebako2022/
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2022/08/bi-no-tamatebako.html
【会場】東京藝術大学大学美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年8月6日(土) ~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらは宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する皇室のコレクションを紹介するもので、非常に有名な作品が目白押しということもあって人気となっていました。私が行ったのは後期展示で狩野永徳の「唐獅子図屏風」は既に終了していましたが割りと最近観たばかりなのでそれほど気落ちはしなかったかなw 伊藤若冲の代表作とも言える「動植綵絵」をはじめとして、彫刻、書、絵巻、置物、調度品など時代も題材も様々な品があり、テーマとしての統一感はあまりなかったです。とは言え1つ1つが超絶技工の塊みたいなものが多いので見応えがありました(結構、何度も観たことがあるのも多かったので数年に1度くらいは観られる機会があるのかも)

【展覧名】
「奇跡の一本松の根」展
【公式サイト】
https://www.rinri-jpn.or.jp/news/16815/
【会場】紀尾井清堂
【最寄】永田町/赤坂見附駅
【会期】2022年3月11日~2023年2月9日(予定)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間40分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは事前予約制の展覧会で、東日本大震災の津波で7万本もあった岩手県陸前高田市の松並木の中で1本だけ残った「奇跡の一本松」の根っこの部分を展示したものです。残念ながら生き残ったとは言えず、加工を施して姿だけ留めているわけですが、展示の映像では町の人たちの松への思いが語られ、復興のシンボルとして心の中で生きているのが伺えました。奇跡の一本松はひょろ長いイメージがあったけど、実際に根っこを見ると巨木で、単に幸運で残った訳でなく銘木のが分かります。映像も予想以上に感銘を受ける内容でした。
根っこの実物と保存活動の映像が展示のほぼ全てなので40分もあれば観られますが、ここはどちらかというと展示よりも建物を目当てに足を運びました。

外観はガラスが浮くように建物を囲んでいます。設計は内藤廣 氏。
中はこんな感じ

決まった用途は無い空間ですが、ギャラリーとかに向いてそう。
木の温もりと幾何学的な構造が美しい。

建物目当てに観に行くのも楽しい場所だと思います。

【展覧名】
かき氷大百科展
【公式サイト】
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/news/detail/?nid=1086
【会場】虎屋 赤坂ギャラリー
【最寄】永田町/赤坂見附駅
【会期】2022年6月9日(木)~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_②_3_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
こちらの展示はかき氷の歴史や虎屋のかき氷の製造工程などを紹介するもので、資料や既製品などが主な展示品となります。昭和の品などが多いのでちょっとノスタルジックな気分になるかな。世界のかき氷というコーナーなんかもあって、かき氷について楽しく学ぶことができました。
こちらも実は建物が目当てw 最近、紀尾井清堂と同じく内藤廣 氏の設計で建て替えました。

やはり木と幾何学的な造形が魅力となっています。
天井はこんな感じ

規則正しくカーブして美しい
外観はこんな感じ。

扇形になっていて和の要素が感じられるデザインとなっています。
1時間半ほど待ってカフェでかき氷を頂いてきました。数年ぶりですが、変わらず上品かつ濃厚なアンコが特に美味しかったです。

地下のギャラリーと、向かいにある豊川稲荷東京別院を見学してたら割りとあっという間でした。紀尾井清堂とセットで訪れると面白いと思います。

【展覧名】
六本木アートナイト2022
【公式サイト】
https://www.roppongiartnight.com/2022/
【会場】六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館、六本木の町中など
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】2022年9月17日(土)~9月19日(月・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
4時間00分程度
【感想】
こちらは毎年恒例だった六本木アートナイトが3年ぶりに開催されたものです。ご存知の通りコロナで何度も中止になった訳ですが、今年ようやくこの時期に復活しました。しかし折り悪く台風直撃の連休となってしまいました…
今年はメインプログラムアーティストに村上隆 氏を迎え、ドラえもんを前面に押した内容となっていました。

ドラえもんはメインの3会場それぞれにいて、胴体部分に村上隆 氏の花やドラえもんのキャラクターたちが描かれていました
こちらは開会式での村上隆 氏。

コロナに翻弄されて苦労されたのが伝わるスピーチでした。見る側もようやくという感じで感無量です。
今年もこんな感じであちこちにアート作品が展示されていました。

とは言え、規模としては例年に比べると小さめだったかな。やむなしと言った所でしょうか。
こちらはミッドタウンの展示


テントの中に幻想的な光景が広がっていました。
ミッドタウンの中にはこんな作品もw

巨大な顔文字の泣き笑い顔です。これはARもあって、アプリを使うと白い部分に文字の帯などが出てきました。
ミッドタウンは先端技術を作品に取り入れたものが多かったかな。これは参加者の顔をスキャンしてそれを粘土で作る作品

中に人間が入ってるんじゃないかってくらい滑らかな動きだったけど、めっちゃ適当に作ってて笑えましたw
こちらは国立新美術館。

この作品はアートナイトの後も展示されていました。夜になると幻想的な色になります。

【展覧名】
ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション
【公式サイト】
https://ludwig.exhn.jp/
https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/ludwig/
【会場】国立新美術館
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】2022年6月29日(水)~9月26日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらはドイツのルートヴィヒ美術館のコレクション展で、近代以降の作品が年代や傾向ごとに章分けされるような感じでした。ドイツはナチス政権時代に前衛美術を頽廃芸術として弾圧した訳ですが、この展示ではそうした激動の時代を生き抜いた作品なども展示されています。特に序盤のドイツ表現主義の作品などは日本ではあまり観る機会の無い画家の作品が並び、これだけでも予想以上の満足感がありました。中盤以降もアメリカのポップアートなど予想外のコレクションもあって、よくある○○美術館展と違って意表を突かれた気がしますw ドイツらしさも感じたし凄く良かったです。(逆に美術初心者にはちょっと難解なところもあるかもしれません)
こちらだけ撮影可能でした。

ネットで拾ったハシビロコウを元に作られた作品で、撮影されて再びネットに戻っていくという趣向です。

【展覧名】
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥
【公式サイト】
https://leeufan.exhibit.jp/
https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/leeufan/
【会場】国立新美術館
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】2022年8月10日(水)~11月7日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
平日に行ったので空いていました。この展示は何としても空いている時に行きたかったw
こちらは直島の李禹煥美術館で有名な李禹煥(リー・ウーファン)氏の個展で、彫刻と絵画の2つのセクションに分かれています。特に驚きなのが前半の彫刻のコーナーで、彫刻というか展示室そのものが作品のようになっていて、独特の空間を体験するような作りとなっています。残念ながら展示室の内部は撮影できませんでしたが、素材感のある床などを踏みしめながら観ていくのが何とも楽しい。
外にも作品が2点あり、こちらはそのうちの1点(もう1点は六本木側の美術館入口の前にあります)

岩とアルミがくっついたようなちょっとシュールさも感じる作品。「もの派」を牽引した方だけあって、素材感が面白い。
絵画も大きめの作品が並び、やはり一種の世界観を感じる空間での展示となっていて驚きでした。これは体験しないと分からない展示なのでかなり満足しました。

【展覧名】
キース・ヴァン・ドンゲン展
【公式サイト】
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/22/220709/
【会場】パナソニック汐留美術館
【最寄】新橋駅
【会期】2022年7月9日(土)~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはフォーヴィスムの代表的な画家のキースヴァン・ドンゲンの個展で、初期から晩年までを扱う本格的な回顧展となります。ドンゲンは結構あちこちの美術館で観ることがある割に個展は全然開催されなかったようで、日本の美術館においては何と44年ぶりという貴重な機会です。展示は初期の新印象主義に影響を受けた頃から始まり、フォーヴィスムになった頃やレザネフォル(狂乱の時代)などドンゲンが活躍した時期も充実しています。特にドンゲンは女性像が魅力で、この展示でも素晴らしい女性像の数々を堪能できました。これは本当に珍しいので図録も買いました。後々で振り返って満足度が上がってくるかもしれませんw

【展覧名】
東北へのまなざし1930-1945
【公式サイト】
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202207_tohoku.html
【会場】東京ステーションギャラリー
【最寄】東京駅
【会期】2022年7月23日(土) ~9月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
三菱一号館美術館のシャネル展が激混みだったのでこちらを観に行きましたw(シャネル展は結局諦めた) こちらは東北からインスピレーションを得たアーティストたちの作品などを紹介するもので、そんなに期待していなかったのですが、初っ端にブルーノ・タウトの東北旅行の章があり予想外の内容に見入りました。展示品自体は資料だったりしますが、足跡や現地での言動・考え方などがつぶさに記録されているのがブルーノ・タウト好きには面白く感じました。カマクラや秋田の祭りなどに非常に感銘を受けていたなどのエピソードがあって、参考になります。その後も柳宗悦が集めた民藝の品々や、東北各地に伝わるコケシや玩具、積雪地方農村経済調査所による試験農家家屋など様々な視点からの東北を知ることができ、素朴に思えて繊細で洗練された部分もあるのが伺えました。これも後々で色んな展示を観るたびに観ておいて良かったと感じそうな予感です。

【展覧名】
スイス プチ・パレ美術館展
【公式サイト】
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2021/petit-palais/
【会場】SOMPO美術館
【最寄】新宿駅
【会期】2022年07月13日(水)~10月10日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
こちらはスイスのプチ・パレ美術館の所蔵品を紹介するもので、印象派以降の主流な潮流を追っていくものとなっています。しかし紹介される画家が日本ではあまり知られていない画家が多く、渋めのチョイスが凄く目新しくて良いw フォーヴのシャルル・カモワンなんて初めて観たと思いますが、好みの画風で非常に気に入りました。章立てだけ観るとえらく普通なのに、これだけ珍しいものが観られるとは思わなかったので予想外の満足感がありました。画家の名前でなく純粋に作品の面白さを楽しめた感じ。
おまけで連休に来た台風で豪雨の中、朝倉彫塑館に行ってきました。

久々に作品と建物を楽しみつつ、近くの喫茶ニカイでクリームソーダを頂くなど日暮里の街を堪能しました。
豪雨だったので逆に珍しい光景を撮ることもできたかなw

ということで、コロナ前ほどではありませんが最近は観るペースが回復してきました。ブログはサボり気味ですがインスタは毎日あげてますので、アカウントをお持ちの方は是非インスタをチェックして頂ければと思います。
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先月にコロナになったこともあり、まだ感染者も多いので8月はあまり外出しませんでした…。一応、空いてそうな所の展示を観てきたのでダイジェストでテンプレートだけでもご紹介しておこうと思います。
観たのは、
・シアトル→パリ 田中保とその時代 (埼玉県立近代美術館)
・ボストン美術館展 芸術×力(東京都美術館)
・フィン・ユールとデンマークの椅子 (東京都美術館)
となります。

【展覧名】
シアトル→パリ 田中保とその時代
【公式サイト】
https://pref.spec.ed.jp/momas/2022tanaka-yasushi
【会場】埼玉県立近代美術館
【最寄】北浦和駅
【会期】2022年7月16日(土)~10月2日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
それほど混むことなく快適に鑑賞することができました。
こちらは現在のさいたま市(岩槻)出身の画家の回顧展で、シアトルに渡り、後にパリで活動した田中保の個展となっています。たまに名前を見るので気になっていたのですが、藤田嗣治らと同じ時期にパリにいたのにあまり名前を知られず、生前に日本の画壇から受け入れられることのなかった不遇の画家です。1970年代に再評価されたようですがこの展覧会も25年ぶりということでかなり貴重な機会です。展覧会は半分くらい撮影可能だったのでいくつか簡単にご紹介。
「自画像」

どうも人付き合いが下手なのか日本の画家のグループにも属さず、親友とも袂を分かってしまったり、割りと敵を作るタイプだったのかも
「キュビストA」

初期ではキュビスムを勉強してたり。でもその後の作品を観てもその影響はあまり見受けられません。
「黄色のドレス」「窓辺の婦人」

人物像は抜群に良くて、この辺が見どころかな
「裸婦」

朝香宮鳩彦王がその才能を評価して作品を買い上げてたほどだったのに帝展には落選。ずっと海外にいたので日本画壇と関係ないというのが理由だったたしい
「海の風景I」

凄く個性的ってわけじゃないけど、しみじみと感じ入るような画風に思えます。
こんな感じで実力はあるものの画壇から無視されたこともあって忘れられた画家のようでした。その人生も含め、これだけまとめて体系的に観られたので、知られざる画家を発掘したような面白さがありました。流石は企画力に定評のある埼玉県立近代美術館。

【展覧名】
ボストン美術館展 芸術×力
【公式サイト】
https://www.ntv.co.jp/boston2022/
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年7月23日(土)~10月2日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外なほど空いていて快適に鑑賞することができました。
この展示は本来は2020年に予定されていたのですが、コロナの影響で2年遅れで開催することになりました。内容はボストン美術館が誇る古今東西の様々な美術品が並ぶ広範囲なもので、「姿を見せる、力を示す」「聖なる世界」「宮廷のくらし」「貢ぐ、与える」「たしなむ、はぐくむ」という5つのテーマに分かれています。まあこの辺が趣旨がボヤけてる感じというか、西洋美術のみならず古代エジプトがあったかと思えばインドや日本もあったり、絵画・装飾品・磁器・衣装など多彩過ぎる気がしなくもないw 美術好きの人には馴染みの品も多いので欲張りセット的な楽しみ方もできるけど、お互いに関係無い品が並ぶので美術初心者には難解かも?? しかしそれぞれの作品は流石に見事で、特に日本にあれば国宝級の「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」や 1部屋をコの字にして大々的に展示している「吉備大臣入唐絵巻」などは貴重な里帰りの機会となっています。他にも伝 狩野永徳の「韃靼人朝貢図屏風」やサージェントの「1902年8月のエドワード7世の戴冠式にて国家の剣を持つ 、第6代ロンドンデリー侯爵チャールズ・スチュワートと従者を務めるW・C・ボーモント」など圧巻の作品もあったので見応えがありました。
ということで美術初心者にはハードル高め、美術好きにはこれは!というものが見つかるかもという展示です。

【展覧名】
フィン・ユールとデンマークの椅子
【公式サイト】
https://www.tobikan.jp/finnjuhl/
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年7月23日(土)~10月9日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは予想以上に混んでいて場所によっては人だかりができるほどでした。
先程のボストン美術館展と同じく東京都美術館でやってるのでハシゴしてみたところ、こっちの方が面白かったかもw タイトルの通り半分くらいはデンマークの椅子のデザインの歴史で、もう半分はフィン・ユールの生涯に渡る品々が並んでいます。この展示は半分くらいは撮影可能だったのでいくつか簡単にご紹介。
こんな感じでずらりと椅子が並んでいます。

有名な椅子もあり、どれも個性的で観てるだけで楽しめます。
こちらはフィン・ユールのテーブルと椅子などで部屋の一角を再現。

シンプルでスタイリッシュだけど落ち着きと温もりも感じます。
最後の部屋には実際に座ることの出来るコーナーもあります。

1つ2つじゃなく20以上はあるんじゃないかな?w 記念撮影する人で混んでました。
こんな感じで実際に座れたってのも込みで大満足の内容となっていました。椅子好きの方におすすめです。
ということで、最近は更新が滞りがちですがインスタは毎日やってますw インスタやってる方はフォローをお願い致します。もうすぐフォロワー1000人!
インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/
観たのは、
・シアトル→パリ 田中保とその時代 (埼玉県立近代美術館)
・ボストン美術館展 芸術×力(東京都美術館)
・フィン・ユールとデンマークの椅子 (東京都美術館)
となります。

【展覧名】
シアトル→パリ 田中保とその時代
【公式サイト】
https://pref.spec.ed.jp/momas/2022tanaka-yasushi
【会場】埼玉県立近代美術館
【最寄】北浦和駅
【会期】2022年7月16日(土)~10月2日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
それほど混むことなく快適に鑑賞することができました。
こちらは現在のさいたま市(岩槻)出身の画家の回顧展で、シアトルに渡り、後にパリで活動した田中保の個展となっています。たまに名前を見るので気になっていたのですが、藤田嗣治らと同じ時期にパリにいたのにあまり名前を知られず、生前に日本の画壇から受け入れられることのなかった不遇の画家です。1970年代に再評価されたようですがこの展覧会も25年ぶりということでかなり貴重な機会です。展覧会は半分くらい撮影可能だったのでいくつか簡単にご紹介。
「自画像」

どうも人付き合いが下手なのか日本の画家のグループにも属さず、親友とも袂を分かってしまったり、割りと敵を作るタイプだったのかも
「キュビストA」

初期ではキュビスムを勉強してたり。でもその後の作品を観てもその影響はあまり見受けられません。
「黄色のドレス」「窓辺の婦人」


人物像は抜群に良くて、この辺が見どころかな
「裸婦」

朝香宮鳩彦王がその才能を評価して作品を買い上げてたほどだったのに帝展には落選。ずっと海外にいたので日本画壇と関係ないというのが理由だったたしい
「海の風景I」

凄く個性的ってわけじゃないけど、しみじみと感じ入るような画風に思えます。
こんな感じで実力はあるものの画壇から無視されたこともあって忘れられた画家のようでした。その人生も含め、これだけまとめて体系的に観られたので、知られざる画家を発掘したような面白さがありました。流石は企画力に定評のある埼玉県立近代美術館。

【展覧名】
ボストン美術館展 芸術×力
【公式サイト】
https://www.ntv.co.jp/boston2022/
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年7月23日(土)~10月2日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外なほど空いていて快適に鑑賞することができました。
この展示は本来は2020年に予定されていたのですが、コロナの影響で2年遅れで開催することになりました。内容はボストン美術館が誇る古今東西の様々な美術品が並ぶ広範囲なもので、「姿を見せる、力を示す」「聖なる世界」「宮廷のくらし」「貢ぐ、与える」「たしなむ、はぐくむ」という5つのテーマに分かれています。まあこの辺が趣旨がボヤけてる感じというか、西洋美術のみならず古代エジプトがあったかと思えばインドや日本もあったり、絵画・装飾品・磁器・衣装など多彩過ぎる気がしなくもないw 美術好きの人には馴染みの品も多いので欲張りセット的な楽しみ方もできるけど、お互いに関係無い品が並ぶので美術初心者には難解かも?? しかしそれぞれの作品は流石に見事で、特に日本にあれば国宝級の「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」や 1部屋をコの字にして大々的に展示している「吉備大臣入唐絵巻」などは貴重な里帰りの機会となっています。他にも伝 狩野永徳の「韃靼人朝貢図屏風」やサージェントの「1902年8月のエドワード7世の戴冠式にて国家の剣を持つ 、第6代ロンドンデリー侯爵チャールズ・スチュワートと従者を務めるW・C・ボーモント」など圧巻の作品もあったので見応えがありました。
ということで美術初心者にはハードル高め、美術好きにはこれは!というものが見つかるかもという展示です。

【展覧名】
フィン・ユールとデンマークの椅子
【公式サイト】
https://www.tobikan.jp/finnjuhl/
【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅
【会期】2022年7月23日(土)~10月9日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
こちらは予想以上に混んでいて場所によっては人だかりができるほどでした。
先程のボストン美術館展と同じく東京都美術館でやってるのでハシゴしてみたところ、こっちの方が面白かったかもw タイトルの通り半分くらいはデンマークの椅子のデザインの歴史で、もう半分はフィン・ユールの生涯に渡る品々が並んでいます。この展示は半分くらいは撮影可能だったのでいくつか簡単にご紹介。
こんな感じでずらりと椅子が並んでいます。

有名な椅子もあり、どれも個性的で観てるだけで楽しめます。
こちらはフィン・ユールのテーブルと椅子などで部屋の一角を再現。

シンプルでスタイリッシュだけど落ち着きと温もりも感じます。
最後の部屋には実際に座ることの出来るコーナーもあります。

1つ2つじゃなく20以上はあるんじゃないかな?w 記念撮影する人で混んでました。
こんな感じで実際に座れたってのも込みで大満足の内容となっていました。椅子好きの方におすすめです。
ということで、最近は更新が滞りがちですがインスタは毎日やってますw インスタやってる方はフォローをお願い致します。もうすぐフォロワー1000人!
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ミロ展-日本を夢みて (感想前編)【Bunkamura ザ・ミュージアム】 (04/20)
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奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム 【東京都庭園美術館】 (04/11)
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展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2022年04月号】 (04/01)
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【密蔵院】の安行寒桜の写真 (03/27)
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グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生【世田谷美術館】 (03/22)
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大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!【うらわ美術館】 (03/14)
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大・タイガー立石展 世界を描きつくせ! 【埼玉県立近代美術館】 (03/07)
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もうすぐ再開予定 (02/28)
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2021 MOMASコレクション 第3期 【埼玉県立近代美術館】 (01/21)
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鎌倉の写真 (2021年11月) (01/18)
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没後70年 吉田博展 【川越市立美術館】 (01/16)
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今後の更新について (01/14)
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【山崎美術館】の案内 (2021年11月) (01/11)
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保岡勝也 「旧山崎家別邸」 (01/09)
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映画「劇場版 呪術廻戦 0」(ややネタバレあり) (01/07)
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TERUHISA KITAHARA 鉄道コレクション展 【京橋エドグランタウンミュージアム】 (01/05)
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展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2022年01月号】 (01/01)
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2021年の振り返り (12/31)
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ヘラルボニー/ゼロからはじまる 【BAG-Brillia Art Gallery】 (12/29)
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映画「キングスマン:ファースト・エージェント」(ややネタバレあり) (12/27)
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横溝美由紀「Landscape やわらかな地平のその先に」 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】 (12/26)
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第15回 shiseido art egg 【資生堂ギャラリー】 (12/23)
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映画「マトリックス レザレクションズ」(ややネタバレあり) (12/21)
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ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ 【パナソニック汐留美術館】 (12/19)
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鈴木其一・夏秋渓流図屏風 【根津美術館】 (12/16)
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