関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

ジム・トンプソン・ハウス 【タイ編 バンコク】

今日も写真多めでタイのバンコクについてです。バンコクでは「ジムトンプソン・ハウス」というタイシルクで財を成した人物が建てた家を訪れてみました。

 公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/jim-thompsons-house/

こちらがジム・トンプソン・ハウスの入口。
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バンコクの観光地としてはそれほど有名ではないのですが、古いタイの建築物を移築し、美術品を展示している一種の美術館のようになっています。

敷地内に入るといくつかの建物があります。
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右にあるのはレストラン、左にあるのはジム・トンプソンのブランドショップです。本命の建物は奥の方にあります。

こちらはレストラン。
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美しい庭を眺めながら食事できるようになっています。バンコクに訪れた際、時間があればここで食べるのも良いかも。

向かいはブランドショップ。2階はカフェとなっています。
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タイシルクを代表する最高級ブランドだけに、結構なお値段ですw しかしそれだけ上質で優れたデザインの品があるのでお土産にも良さそうです。なお、創始者のジム・トンプソンは元々建築家だったアメリカ人で、第二次世界大戦中にタイに派遣されて戦後も残り、家内産業だったタイのシルクの手織りに興味を持ってその普及に没頭したようです。デザイナーや染織家としても才能に恵まれ、プリント模様のシルクを生み出してタイシルクの名前を世界に広めました。

そしてこちらがジムトンプソン・ハウス
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タイの古い建築様式を多く取り入れていて、アユタヤにあった6軒の家を集めて建てられたようです。

角度違い。元々は建築家だっただけにタイの伝統を活かしつつモダンな雰囲気となっています。
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この建物を建てるにあたってタイの風習に従って占い師の占いも行ったのだとか。中には多くの美術品が展示されています。

中に入る為にはチケットを買って受付でツアーの予約をします。大体20分も待たないくらいでガイドツアーが組まれます。日本語のガイドもあり、曜日によっては日本人スタッフの方もいるようです。

ツアーを待つ間、庭を散策することができます。
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いかにも南国的な雰囲気の植物が生い茂っていて異国情緒があります。11月はタイでも冬ですが、30度を超えていましたw

こちらは絹の原材料などのレプリカかな
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このジム・トンプソン・ハウスの裏手に水路があり、その対岸がイスラム系の人たちが多く住む地域だったそうで、そうした人たちに絹織物を作らせたのが始まりだったようです。

こちらは先程の建物の高床の1階部分。中は撮影禁止ですが、外は撮影可能です。
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古い衝立や狛犬やシーサーのような置物が置かれていてセンスが光ります。

こちらも高床の下にあった仏像
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首が無いので恐らくアユタヤから持ってきたのかな。アユタヤにはこうした頭や腕の無い仏像が多くあります。

こちらも高床の下にあった中国風の版木
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ジム・トンプソンはこれを染色に用いたそうです。魚や海老などが生き生きと描かれていました

こちらは建物内の1階部分。外から撮るのはセーフw
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確かタイの伝統的な建物にはこうした階段は無いとのことでしたが、市松模様の床と共にジム・トンプソンによるアレンジも行われています。非常にモダンな雰囲気で好み。

こちらはリビングを外から撮ったもの
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シャンデリアを取り付けたり、和洋折衷ならぬ泰洋折衷みたいな感じですw このリビングだけでも観に行った甲斐がありました。

リビングの中のアップ
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壁面には仏像を収めるなど面白い趣向となっています。タイの文化も大事にしている姿勢が素晴らしい。

こちらもリビング付近で、先程の場所から逆方向を観たもの。
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割と中国っぽいものも多いのは、タイは古くから中国との関係が深い為です。ガイドしてくれた若い女性も中国系のタイ人でした。

ツアーではこうした部屋の内部に置かれているものや建物などについても説明してくれます。特に興味深かったのは、窓や部屋が台形をしていることで、これはお互いを支え合って暴風雨に耐えやすい形だからとのことでした。

メインの建物以外にも納屋や使用人の家なんかもあります。
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こちらは中も撮影可能です。中には美術品が展示されていました。

ちょっと詳細は分かりませんが、何かの物語を表した作品
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何か王族に関する話でしょうか。

タイの芸術品は目にする機会が少ないので、こうして観られるのは貴重です。
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タイでは壊れたものは不幸を招くという考えがあるそうで、それが原因で古美術品の海外流出が懸念されていたようです。それに歯止めをかけた1人がジム・トンプソンらしいので、日本のフェノロサみたいな存在なのかも。しかしそんなジム・トンプソンも休暇でマレーシアの高原を訪れた際に行方不明となってしまい、今でも見つかっていないのだとか。建物はその後 財団の手に渡り私設美術館として現在に至ります。

裏手には船着き場がありました。
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建物は分解され運河を使って運び込まれてきました。今は使っていませんが、敷地の裏手は運河です。

おまけで裏手の運河の写真。
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今でも水上バスが走っています。東京の川より濁っていて匂いもあれなやつですが、運河として今でも健在のようでした。


ということで、予想以上に楽しめる観光地でした。タイに行くと美術館や博物館の類があまりないので、こうした場所は貴重だと思います。ここは建物自体も魅力的なので建物好きの方がバンコクに行く機会があったらチェックしてみると良いかもしれません。



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ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】

10日ほど前に週末を利用して、タイのバンコクを旅行してきました。今週はインフルエンザで美術館にも行けずにネタ切れなので、しばらく写真を使ってタイ編をご紹介していこうと思います。

今回の旅行は食事が主な目的だったので それほど観光はしなかったのですが、タイの寺院めぐりはかねてから興味があったのでバンコクでも王宮に隣接した地域にある特に有名な3つの寺院のうち2つを観てきました。
 参考記事:タイ ~仏の国の輝き~ (東京国立博物館 平成館)

まずは「ワット・ポー」(涅槃寺)という涅槃仏で有名なお寺
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タイ式マッサージの総本山の学校もあるというちょっと変わったお寺です。
 ワット・ポー公式サイト:
  https://www.thailandtravel.or.jp/wat-pho/

こちらはお寺全体の模型。タイの観光地になっているお寺に行くと、だいたい入口に全体模型が置いてあります。
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このお寺は1832年(ラーマ3世の時代)に建てられたもので、特に入口付近にある黄金の涅槃仏で有名です。ちなみにタイの仏教は上座部仏教で、日本の大乗仏教とはちょっと違います。

こちらは大仏像の建物の入口
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写真には写っていませんが、むちゃくちゃ混んでましたw タイでも特に混んでいる観光地だったように思います。

こちらが黄金の涅槃仏!
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その名の通り、入滅の際の仏陀の姿を表しています。涅槃図だと周りに弟子や動物が集まって描かれるシーンですね。

とにかく巨大で、全身を写真に収めようとするとこういう角度になりますw
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全長46m・高さ15mというサイズで、アユタヤの涅槃仏を模倣してやや大きめに作ったようです(後日、アユタヤの記事でご紹介予定です)

この涅槃仏の見どころは足の裏です。
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螺鈿細工で108の図が描かれています。お釈迦様は扁平足だったこともあって真っ平らですw

黄金の涅槃像の裏には托鉢に使う応量器が並んでいます。
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確かこれも108個で煩悩の数に相当するんじゃなかったかな。ここに小銭を1つずつ入れていき、徳を積むようです。目の前で両替してくれる人もいますが、混んでいたので私はしませんでしたw

こちらは裏側から観た様子
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枕の上に乗っているのがわかります。お腹を壊してぐったりしている様子です。

と、仏像を観終わってもまだまだこのお寺は見どころがたくさんあります。仏像のお堂を出たら大きな仏塔が並んでいました。
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これは陶器で作られたもので、ラーマ1世~4世の遺骨がそれぞれに収められているようです。

アップにするとこんな感じ
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途方もなく緻密かつ巨大な仏塔です。カラフルな装飾に異国情緒を感じます。

こちらは本堂へと向かう辺り。
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外観にも金色を使っていて、この辺の装飾にタイの特徴が現れているように思えました。

こちらは西の仏塔にいた仏陀の坐像
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背後にいるのはナーガで、修行中の仏陀を雨風から守ってくれています。7つの頭が光背のようで迫力がありました。

回廊にもたくさんの仏像が並んでいます。
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こちらは信者の方たちが寄進した像のようです。似ているけど1つ1つ違っていて個性がありました。

こちらは本堂の中。
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台座にはラーマ1世の遺骨が収められているようです。壁画には悟りを開いた釈迦の説法が描かれていました。このお寺でも特に荘厳な部屋です。

こちらは小さめのお堂にいた立像
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施無畏印のように見えるけど手が逆だし、左手も与願印でもないような…。タイの仏像の見方はよくわからず…。仏像は基本的にお釈迦様のみだった気がします。

ワット・ポーは大体1時間半くらい観てたかな。結構、時間がかかりました。そしてその後、20分ほど歩いて王宮を挟んだワット・プラ・ケオへ向かいました。

こちらがワット・プラ・ケオ
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何やら巨大な建物がたくさん並んでいるのが塀越しでもわかりますw 

 ワット・プラ・ケオ公式サイト:
  https://www.thailandtravel.or.jp/wat-phra-kaeo/

こちらは本堂
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金箔と色ガラスのモザイクを使った豪華な装飾となっています。左右対称で美しい形です。

角度違い。
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3つの屋根が連なるような形がカッコいいw このお寺はエメラルド寺院とも呼ばれるそうで、本堂の中にエメラルドの仏像がいらっしゃいます。

近くで観ると柱までびっしりと装飾されています。
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ここは現在の王朝を建てたラーマ1世が護国寺として建てたそうで、国の威信を感じさせます。

こちらが本堂の中のエメラルド仏陀!
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本堂内は撮影禁止なので、外からかなり望遠を効かせて撮りました。室内の装飾も見事です。

このお寺は敷地はそれほど広くないものの、あちこちに建造物があります。
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この像はヤックとモックという守護神。経堂を守護しているようです。

こちらはアンコールワットの模型
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ラーマ4世がアンコールワットに感銘を受けて作らせたのだとか。模型と言えども物凄く緻密です。

左から順に仏舎利を収めた仏塔、経堂、歴代国王を安置する御堂
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どれも様式が全然違っているのが面白いw 仏塔はアユタヤ時代のものを真似たようですが、ちょっと近未来的ですらあるw

と、ワット・プラケオも非常に興味深いところでした。王宮のツアーなんかもあったけど、思った以上に時間がかかったのでそちらは行きませんでした。

最後に、もう1つ行かなかった3大寺院の1つワット・アルンの遠景
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ここはワット・ポーからワット・プラケオに向かう途中に見えるのですが、チャオプラヤー川の河岸にあるので遠くから観るだけにしました。
遠くからでも分かる仏塔が特に見どころとなっているようです。

 ワット・アルン公式サイト:
  https://www.thailandtravel.or.jp/wat-arun/


ということで、まずはバンコク市内の寺院を観てきました。王宮に近いのに鉄道の駅から離れているのが難点で、行き帰りはタクシーを使いました。とは言え、タイはやたらとタクシーが安いのでボッタクられなければタクシーで直に行くのが楽だと思います。日本のお寺や仏像とは全然違っていて、タイの歴史と魅力が感じられる観光地です。




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東京国立博物館の案内 【2019年10月】

今日は写真多めです。前回ご紹介した東京国立博物館で企画展を観てきた際、常設も観てきました。いつもどおり写真を撮ってきましたので、それを使ってご紹介していこうと思います。

 ※ここの常設はルールさえ守れば写真が撮れます。(撮影禁止の作品もあります)
 ※当サイトからの転載は画像・文章ともに一切禁止させていただいております。


今回も見て回った順にご紹介していこうと思います。途中、いくつかの企画展・特集もありました。


幸野楳嶺 「秋日田家」
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竹内栖鳳や上村松園の先生である四条派の幸野楳嶺による作品。この時期にぴったりの長閑な秋の光景となっています。

一部をアップするとこんな感じ。
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薪を背負った人が帰ってくるのを子供を背負った奥さんらしき人が振り返っています。家の中からじっと様子を伺う子供など、素朴で心温まる作品でした。

望月玉泉 「芦雁図」
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こちらも四条派の画家である望月玉泉の作品。写実的でありつつ情緒豊かな所に円山派と四条派をあわせた作風が現れているように思います。鳥たちが伸び伸びとした雰囲気でした。

加藤土師萌 「色絵月下弾琴図大皿」
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こちらは中国明時代の五彩磁器を研究した加藤土師萌による作品。赤と黄色が色鮮やかで、微妙な月光の様子が表されています。人物がちょこんとして可愛らしいのも好みでしたw

浅井忠 「農家内部」
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こちらは水彩によるスケッチ。平凡な農家といった感じですが、水平・垂直の直線が多いので面白い構図に思います。明暗表現も情感あって好みの作品でした。

高橋由一 「上杉鷹山像」
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日本の洋画家の先駆者による肖像画。名君として名高い人物像だけにちょっと達観しているような顔つきに見えるかな。濃厚な色彩で写実的な画風となっていました。

本館 特別4室・特別5室では住友財団修復助成30年記念 特別企画「文化財よ、永遠に」が行われていました。
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こちらは撮影不可でメモも取らなかったので詳細は割愛しますが、主に仏像が並ぶ内容となっていました。以前ご紹介した泉屋博古館分館の展示とのコラボ企画です。
 公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1958
 会期:2019年10月1日(火) ~ 2019年12月1日(日)
 参考記事:文化財よ、永遠に (泉屋博古館分館)

「四天王像」
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こちらは鎌倉時代に再興された東大寺大仏殿の像に姿形を似せて作られた四天王像。力強くダイナミックな動きとなっていて鎌倉時代らしい作風に思えました。

「檜扇紋散蒔絵手箱」
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こちらは鎌倉時代の蒔絵の手箱。菊の花のように見えるのは檜扇を組み合わせた円文のようです。金地に金で華やかだけど落ち着いた雰囲気もあるように思えました。

小野田光彦 「模造 赤糸威鎧」
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こちらは青梅の武蔵御嶽神社にある国宝の赤糸威鎧の模造。原品は平安時代後期の鎧だそうで、白・朱・黒・金といった色合いや胴部分の装飾が勇ましくも優美な雰囲気でした。模造とは言えこれだけのものを再現するのは大変そうですね。

「金銅種子華鬘」
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こちらは仏堂の中にかけて飾る華鬘。サンスクリット語が中央に表され、これは大日如来を象徴しているのだとか。元々は花で作っていたのがこうした金属になっていったそうで重厚で厳かな雰囲気となっていました。

銘 備前国長船景光 元亨二年五月日 「太刀 長船景光(号 小龍景光)」
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こちらは国宝の太刀。小さく倶利伽羅龍が浮き彫りになっているので「小龍景光」と号されているようです。

切っ先の辺りのアップ
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直刃調(直線的な刃紋)の逆足(切先方向に伸びる足)が入った刃紋が特徴とのことだけど、ちょっと素人には難しい所ですw 凛としたオーラが漂っているように思えました。

「緋襷向付」
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こちらは赤い帯のような「緋襷」がかかった5客セットの向付。形も少し口をつけたような感じになっているのが面白い。

この近くは「焼き締め茶陶の美―備前・信楽・伊賀・丹波―」という特集となっていました。
 公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1980
 会期:2019年9月18日(水) ~ 2019年12月8日(日)

「一重口水指 銘 柴庵」
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こちらは信楽の名品として有名な水指。ひび割れが入っているのも味わいの内といった感じでしょうか。力強く風格のある佇まいでした。

田中親美 「平家納経 厳王品 第二十七(模本) 益田本」
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こちらは平家納経の模本で、最も有名な巻を写したものです。非常に華やかな雰囲気で、特に十二単衣の女性が優美です。ここには3つの平家納経の模本(同じ場面)が並び、その出来栄えの違いを比較しながら観ることができました。

田中親美 「平家納経 平清盛願文(模本) 益田本」
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こちらは厳島神社へ平家納経を奉納する発願の趣旨を平清盛が書いたものの模本で、先頭部分の表紙と見返しは1602年に加えられた俵屋宗達による筆と考えられる絵となっています。一目で俵屋宗達の鹿だと分かる再現ぶりが見事。デフォルメぶりが何とも素晴らしい作品です。

続いて2階へ

鳥居清長 「矢の根五郎図額」
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美人がで有名な鳥居清長による額。目黒の成就院に奉納されたそうで、歌舞伎の役者かな? ダイナミックな輪郭線を使っていて浮世絵の画風そのままのように思えました。

歌川国芳 「鍋島の猫」
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こちらは佐賀藩成立にまつわる政権交代劇(鍋島騒動)を歌舞伎化したものの一場面を書いた作品。着物の人も猫だし行灯の中にも猫の影がw 歌川国芳は猫好きだけど猫の化け物もよく描きました。

歌川豊春 「廓十二月図」
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こちらは肉筆の浮世絵。各月の風物を描いているのかな? 人物だけ色鮮やかに描かれていて艶やかな雰囲気となっていました。

「小袖 白輪子地枝垂楓笠模様」
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こちらは古今和歌集の「雨降れば 笠取山のもみじばは 行きかふ人の 袖さへぞ照る」という詩を題材にした小袖。楓と笠が表されて、流れるようなリズムが感じられます。色も落ち着いていて雅な雰囲気となっていました。

本館特別1室は「平安時代の書の美―春敬の眼―」という企画展が行われていました。
 公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1982
 会期:2019年10月1日(火) ~ 2019年11月17日(日)

伝・小野道風 「斎宮女御集断簡(小島切)」
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こちらは小野道風による書と伝わる作品。軽やかで気品ある文字となっています。藍と紫の飛雲もその雰囲気を強めているように思いました。

伝・小野道風 「古今和歌集断簡(本阿弥切)」
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こちらは本阿弥光悦が愛蔵していた古今和歌集の断簡。やはりこちらも流麗な文字となっています。料紙も豪華で美しい。

他にも藤原佐理や藤原行成などに関する品もありました。

「十六羅漢像(第七尊者・第十尊者)」
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こちらは国宝室にあった作品。平安時代に描かれたものらしく、滋賀・聖衆来迎寺に伝わったそうです。現存最古の作例で唐代に源流を持つ穏やかな古様の図像が特徴なのだとか。特に右のほうは頬杖ついてのんびりしてるように見えるかな。羅漢は怖いか激しいかってイメージだったけどこれは優しげでした。

呉春 「山水図屏風」
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こちらは四条派の開祖による屏風。何となく南画っぽい感じなのは与謝蕪村に学んだ部分が出ている為かな。情趣溢れる画風はこの後の日本画に大きな影響を与えました。

池大雅 「寿星・此君・隠逸図」
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長寿の象徴の寿星、王羲之が愛した竹の異名の此君、陶淵明が愛した菊の異名の隠逸 を組み合わせた3幅対の作品。いずれもおおらかな画風でちょっとゆるいw この伸びやかな雰囲気が池大雅らしい画風に思えました。


ということで、常設もたっぷり楽しんできました。今回は南画が充実してたかな。特集と企画展もあちこちにあって、じっくり見て回ると特別展と同じくらい見応えがあると思います。東京国立博物館の展示に行く際は常設も観ることをオススメします。


 参考記事:
   東京国立博物館の案内 【建物編】
   東京国立博物館の案内 【常設・仏教編】
   東京国立博物館の案内 【常設・美術編】
   東京国立博物館の案内 【2009年08月】
   東京国立博物館の案内 【2009年10月】
   東京国立博物館の案内 【2009年11月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】 その2
   東京国立博物館の案内 【2010年02月】
   東京国立博物館の案内 【2010年06月】
   東京国立博物館の案内 【2010年11月】
   博物館に初もうで (東京国立博物館 本館)
   本館リニューアル記念 特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2011年02月】
   東京国立博物館の案内 【2011年07月】
   東京国立博物館の案内 【2011年11月】
   博物館に初もうで 2012年 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館140周年 新年特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2012年03月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放 2012】
   東京国立博物館の案内 【2012年11月】
   博物館に初もうで 2013年 (東京国立博物館 本館)
   東洋館リニューアルオープン (東京国立博物館 東洋館)
   東京国立博物館の案内 【2013年04月】
   東京国立博物館 平成25年度 秋の特別公開 (東京国立博物館)
   東京国立博物館の案内 【2013年12月】
   博物館に初もうで 2014年 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2017年08月】
   東京国立博物館の案内 【2017年09月】
   マジカル・アジア(前編)【東京国立博物館 東洋館】
   マジカル・アジア(後編)【東京国立博物館 東洋館】
   博物館に初もうで 2018年 犬と迎える新年 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【法隆寺宝物館 2018年01月】
   東京国立博物館の案内 【2018年02月】
   東京国立博物館の案内 【2018年07月】
   東京国立博物館の案内 【2018年10月】
   博物館に初もうで 2019年 (東京国立博物館 本館)
   博物館に初もうで イノシシ 勢いのある年に (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2019年02月】
   東京国立博物館の案内 【2019年04月】
   東京国立博物館の案内 【2019年05月】



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【横浜美術館】の案内 (2019年09月)

今日は写真多めです。前々回・前回とご紹介した横浜美術館の特別展を観た後、常設も観てきました。常設は撮影可能となっていましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

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【展覧名】
 横浜美術館開館30周年記念/横浜開港160周年記念
 横浜美術館コレクション展 「東西交流160年の諸相」

【公式サイト】
 https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20190921-543.html

【会場】横浜美術館
【最寄】JR桜木町駅/みなとみらい線みなとみらい駅

【会期】2019年9月21日(土) ~ 2020年1月13日(月・祝)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

 ※常設展はフラッシュ禁止などのルールを守れば撮影可能です。
  掲載等に問題があったらすぐに削除しますのでお知らせください。


こちらも結構お客さんがいましたが、概ね快適に鑑賞することができました。
今回の常設は横浜開港160年に合わせて「東西交流160年の諸相」というタイトルが付いていて、外国との交流に関する作品が多めとなっていました。構成は11の章に分かれていましたがちょっと細かいので単純に観た順に作品の写真と共にご紹介して参ります。
 参考記事:
  横浜美術館の案内 (2019年08月)
  横浜美術館の案内 (2019年03月前編)
  横浜美術館の案内 (2019年03月後編)
  横浜美術館の案内 (2018年07月)
  横浜美術館の案内 (2018年04月)

福原信三 「女 『巴里とセイヌ』より」
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こちらは資生堂の創業者による写真作品。ちょっとボヤケているのが象徴主義の作品のようで詩的に思えました。今も昔もパリは日本の芸術家たちにとって憧れの地ですね。
 参考記事:それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE, THE EUGENE Studio (資生堂ギャラリー)

藤田嗣治 「マドレーヌ」
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こちらは藤田嗣治の4人目の奥さんを描いた素描。細い線で端正な印象を受けます。この奥さんは中南米旅行に同行した後に日本にも来ましたが、急死してしまった方です…。

長谷川潔 「フローラ」
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こちらもパリに留学していた画家の素描版画。花の女神を描いていて、その題材のせいかボッティチェリに通じるものを感じます。夢想的な雰囲気のある裸婦でした。

アンリ・マティス 「顔をかたむけたナディア」
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かなりシンプルに表された女性の肖像。これだけ少ない筆致なのに女性の性格まで伝わってきそう。シンプル故にマティスの凄さが分かります。

ヴァシリィ・カンディンスキー 「網の中の赤」
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幾何学模様のような抽象絵画。これって網なの?という感じですが、規則正しい印象と躍動感の両面が同居しているように思えました。色の組み合わせも楽しい作品です。

アルベルト・レンガー=パッチュ 「高圧線」
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無数の電線と渦巻く器具などが密集して異様な雰囲気を出しています。日常風景の中からここを切り取る視点が素晴らしく思えました。

木村伊兵衛 「詰将棋」
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こちらは街角で詰将棋をやっている様子。顔も見えず盤面も見切れている構図が何とも大胆に思えます。それでも真剣に考えていて周りも熱中しているのが伝わってきました。

国吉康雄 「夜警」
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全体的に暗くて歪んでいるのが不安な印象を受けました。枯れ木や2人以外に誰もいない街角がますます寒々しくてちょっと怖い。

この辺は日系のアーティストの作品が並んでいました。今回の常設のテーマに沿ってる感じです。

岡田謙三 「オレンジ・ナンバー2」
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岡田謙三は1950年代ころからアメリカで活躍した画家で、幽玄をテーマに「ユーゲニズム(幽玄主義)」を掲げた人です。この絵は幽玄というよりは明るい色調に思えるけど、絵画における「図」と「地」の区分を無効にしていて、東洋的な要素が評価されたのだとか。…って、解説観ても何処が東洋的なのかちょっと分かりませんねw

ヴォルス 「植物」
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タイトルを観て どこがやねん!?と心の中でツッコミました。一応、茎と花っぽく見えなくもないけど、植物だったらかなり毒々しいようなw 具象のような抽象のような独特の感性です。
 参考記事:ヴォルス――路上から宇宙へ (DIC川村記念美術館)

ジャン・フォートリエ 「無題」
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こちらはグワッシュや石膏、紙などを使って描かれた作品。もはや絵というよりは立体作品のようにザラついた質感にこだわりがあるようです。近くで見ると凹凸の中にも細かいシミのようなものが無数にありました。

この辺はアンフォルメルの画家たちの作品が集まっていました。以前ご紹介した白髪一雄や田中敦子の作品なんかもあります。

ジャスパー・ジョーンズ 「スクリーン・ピース」
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日用品や廃品などを用いて芸術の垣根を壊したネオダダの流れを組む作品。「Fork should be」の後の文字が何だか分からず。この意味の分からなさがダダっぽいかもw

この辺はネオダダ関連の作品が並んでいました。その後は打って変わって横浜浮世絵と輸出工芸のコーナーです。

作者不詳 「横浜写真アルバム」
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蒔絵の表紙が豪華な写真アルバム。人力車を曵いていて明治の頃の品のようです。中も日本らしいモチーフを集めた感じらしく外国人観光客向けのお土産品だったのだとか。

国芳(号:一勇斎) 「横浜本町之図」
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極端な遠近法で横浜の賑わいを描いた作品。屋根が延々と連なるリズムが心地よく面白い構図です。遠くに蒸気船も見えて文明開化を思わせました。

芳員(号:一川) 「題名不詳(軽業の図)」
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外国人の軽業師たちによる演芸の様子。曲馬や玉乗り、アクロバットなど様々な演目が描かれその様子をつぶさに表しています。当時こうした人たちも来日して曲芸を披露していたんですねえ。

この後は下山観山のコーナーで、代表作の「小倉山」の他、ミレイやラファエロの模写などもありました。
さらにその先は大正から昭和ころの木版画のコーナーです。

山岸主計 「ローマ郊外の群羊 [世界百景]より」
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多色刷りで黄昏時の情感溢れる作品。のどかさと共に途切れ途切れのローマ時代の水道橋が哀愁を漂わせていました。

水野年方 「御殿女中図」
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こちらは明治の終わり頃の作品。水野年方は月岡芳年の弟子で鏑木清方の先生なので、その系譜が確実に伝わっていったのが見て取れます。紅葉に目を留める仕草が雅で 風流な印象を受けました。

近くにはポール・ジャクレー(フランスから日本に来て浮世絵をつくった画家)や鏑木清方の作品もありました。

山村耕花 「ウンスン哥留多」
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寝っ転がってカードゲームをしている様子。この姿勢でカードしていると修学旅行のトランプを思い出す…w 右の女性は笑顔で良いカードでも来たのでしょうか。顔に出るタイプのようですねw
 参考記事:遊びの流儀 遊楽図の系譜 (サントリー美術館)

この辺には新版画がいくつか並んでいました。山村耕花の「梨園の花」のジャンバルジャンなんかもありました。
 参考記事:浮世絵モダーン 深水の美人! 巴水の風景! そして ・・・感想後編(町田市立国際版画美術館)

川瀬巴水 「東京二十景 芝増上寺」
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私の大好きな川瀬巴水も代表作がいくつかありました。色鮮やかで雪と風の強い日の寒さまで伝わってきそうです。川瀬巴水の絵は情緒があってどこか寂しいのが好きな所です。

ポール・ジャクレー 「黒い蓮華」
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これは朝鮮か大陸の人物かな? 切れ長の目で気だるく妖しい色気が漂います。版画なのに黒の使い分けが見事です。

最後の写真室には欧米人による日本の風景画や明治の頃の写真が並んでいました。

小林清親 「東京新大橋雨中図」
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こちらも版画とは思えないほどに微妙な色調で雨に烟る橋を表しています。手前の傘の人物が良いアクセントになっていて、同じ場所に立って眺めているような気分になりました。

ジョルジュ=フェルディナン・ビゴー 「漁夫」
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ビゴーは教科書に出てくる風刺画のイメージがありますが、こうした油彩も残しています。漁夫を写実的に逞しく描いていて、日本の美しい風景と共に爽やかな印象を受けました。

フェリーチェ・ベアト 「宮の下」
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明治はじめ頃らしく、タイトルから察するに箱根の辺りの写真かな。立派な屋根が連なり幾何学的なリズムすら感じられます。素朴ながらも美しい光景です。

ウィンクワース・アラン・ゲイ 「知恩院」
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こちらは京都の知恩院を描いた作品。写実的で当時の様子がよく伝わってきます。建物はちょっとしか描かれていないので、木のほうが主役になっているようにも思えました。


ということで、今回は外国との関わりをテーマにした作品が多めでした。この横浜美術館の代表的なコレクションもあって面白い切り口だったと思います。幅広く質の高い内容なので、オランジュリー美術館展を観に行かれる方は常設も合わせて観られることをオススメします。



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【那須どうぶつ王国】の案内(2019年09月後編)

今日も写真多めです。前回に引き続き那須どうぶつ王国についてご紹介していこうと思います。まずは概要のおさらいです。

 前編はこちら

【公式サイト】
 https://www.nasu-oukoku.com/

【会場】那須どうぶつ王国
【最寄】無し

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 4時間00分程度

【感想】
前編は王国タウンの半分程度でしたが、今日は王国タウンの残りと王国ファームについてです。

こちらは2018年3月24日にオープンしたウェットランド。
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中は湿地をイメージした空間になっていて、あちこちに動物が放し飼いになっています。

こちらはモモイロペリカン
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可愛いけど、子供の頭くらいはパクっと丸かじりすることがあるので注意。こう見えて危険な鳥です。

このウェットランドで一番存在感があるのがこちらのハシビロコウ
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こちらも放し飼いになっていて、私の目の前で飛び立ちました。雄大な飛び姿がとても迫力があり、びっくりしていたらカメラを構える暇もなく飛んでいってしまったw

こちらはワオキツネザル
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先日の『ダーウィンが来た!』で恋のシーズン以外はオスは何もしないと言っていましたが、この日はみんなボーッと座っていました。 奥さんには誰かにそっくりやな…と言われる始末w
 参考リンク:ダーウィンが来た! 第612回「ワオキツネザル 期間限定!ぐうたらオスが大変身」

こちらはジャガー。かなり目の前で観られます。
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寝ていましたがカメラを向けたらむくりと振り返ってくれました。時間帯によっては飼育員がお肉を投入してジャガーが狩るところも観られるそうです。

続いてこちらはふれあいドッグパーク
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様々なワンちゃんたちと触れ合えるようです。このワンちゃん達は英語で話すそうで、お座りはSit、お手はShake、おいではCome、褒める時はGoodと言ってあげる必要があります。

このワンちゃんたちは20分800円で一緒にお散歩できるようです。(当日予約制)
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散歩できる範囲は決まっていますが、犬好きには嬉しいサービスです。何組か歩いているのを見かけました。

この近くにはアニマルスタジアムという劇場があり、猫の芸を観られる建物もありました。かなり行列してたので諦めましたが、猫って芸を覚えるんですね…。また行く機会があったら観てみたい。

続いてこちらはカピバラの森。
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ここではカピバラの餌(100円)も売っていて、餌やりもできました。もぐもぐ食べる姿がまた可愛いw いつもぬぼーっとした顔をしていますw

続いては保全の森。絶滅の恐れがある種がいる建物で、以前はマヌルネコもここにいたみたいです。

こちらは保全の森にいたスバールバルライチョウ。ノルウェーやロシアにいる雷鳥です。
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ふわふわのモフモフでやけに丸っこいw 夏は茶色い毛になるはずですが、冬毛みたいな色でした。

こちらはアムールヤマネコ。見た目は普通の猫そのものw
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ずっと毛づくろいしていてこちらを向いてくれませんでした。 ツシマヤマネコとアムールヤマネコは同じベンガルヤマネコの地域別の個体群なのだとか。

フクロウもいました。(何フクロウか忘れました)
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2匹並んで表裏が観られた感じw 目が非常に綺麗で凛々しい。

こちらはミーアキャット。
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記念撮影してくれと言わんばかりのポーズを取っていましたw 群れで生活して見張りをすることでも有名です。これも見張りなのだろうか。

王国タウンは以上で、裏手の草原で何かイベントもやっていました。王国ファームに行くには無料のシャトルバスか300円のリフトがあり、せっかくなので行きはリフトに乗ることにしました。

これは王国リフトの乗り場に行く途中の風景。
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周りに何もなく、地平線まで見えるほどの絶景です。この日は晴れて清々しい光景でした。

こちらが王国リフト。スキーのリフトと同じような乗り物です。
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多分、5分くらいだったかな。景色はずっとこんな感じですが、最後にちょっと見晴らしが良いところもありました。

リフトを降りると、今度は上り坂が待ち受けているのですが、坂の手前に無料のトラクターバスの乗り場があります。
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思ってた以上に豪快な乗り物で、待ってた人たちから驚きの歓声が上がりました。急斜面もパワフルに登っていく逞しい奴です。

この近くにイワナの掴み取りや釣り堀ができる場所(500円)もありましたが、炎天下だったのでやめておきました

トラクターでぐいぐい坂を登るとアスレチックが見えました。
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結構、子供連れで賑わっていました。近くにはドッグランもあるので、ワンちゃん連れにも楽しいところです。

ちなみに、王国タウンは日陰だけ歩いて廻ることができましたが、王国ファームはほぼ日向しかありません。風は涼しくても日差しは強いので、夏は帽子か日傘が必須です。特にお子様連れは気をつけたほうが良いかも。我々は舐めてたので日射病になるかと思いましたw

王国ファームは馬や羊などがいて、その名の通り牧場みたいなところです。
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馬にも有料で餌やりをすることができて、スコップのようなもので餌を上げる人たちがいました。馬も前掻きしておねだりしてたりw

こちらはニュージーランドファームショー
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牧羊犬が犬笛で自在に操られていました。時期によっては羊の毛刈りショーもあるそうです。

こちらはラクダライド。1周700円で乗ることもできます
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ラクダは何度か動物園で観たことがありますが、こんなにデカいっけ?って驚くくらい大きかったです。並んでいたので諦めましたが、日本でラクダに乗れる機会は滅多にないかも。

こちらはカンガルーファーム
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柵で仕切られた中に入って、間近で観ることができます。みんなお昼寝中でしたが…w

こちらはアルパカの丘
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触ってみるとモコモコして流石は高級な素材w このアルパカにも餌やり体験ができるようで、多くの人が餌をあげていました。

こちらはふれあいウサギ王国
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変わった毛をしたモフモフのウサギたちと触れ合うことができました。たれ耳なのも可愛い

こちらは世界最大種のウサギ「コンチネンタルジャイアント」
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小型犬より大きいかもw この子にも人参(100円)を与えることができるようでした。肥え過ぎちゃうかw

王国ファームにもレストラン/カフェがあります。こちらはBOCCAというお店。
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テラス席のお店で、ここでジュースを飲んで日差しで火照った体を休ませました。アルパカの形にカレーをかけたアルパカレーというのを食べている人が多く、ここの名物のようでした。

王国ファームも観終わったので、帰りはシャトルバスに乗ることにしました。結構並んで、15分くらいは待ったかな。
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これは多分ビーバーのバス。犬や猫のバスはワンワンニャーニャー鳴いて発車していました。何に乗れるかは運次第です。

最後に再びアジアの森に行ってマヌルネコを観てきました。王国の出入口付近にいるので帰りのバスを待ちながら観ることができるのが嬉しい。

ちょうど餌やりが終わった頃で、何故か威嚇の顔をしていました。
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この顔が人気の理由の1つだったりします。怒ると野生むき出しです。

こちらは子供のマヌルネコ。お土産屋さんの中から観られるようになっています
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くりっとした目でまだ幼い感じもあるかな。健康に成長してどんどん増えていって欲しいものです。

コマヌルの観られるお店ではマヌルネコグッズも沢山売っていました
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ぬいぐるみも迷ったのですが、手ぬぐいとTシャツを買いました。他にも色々とあります。


ということで、那須どうぶつ王国を存分に楽しんできました。2018年以降に新しく出来たエリアもあり、放し飼いされていたり餌やりできたりと普通の動物園とはまた違った魅力がある施設だと思います。車以外のアクセスは非常に大変ですが、動物好きやお子様連れの方はチェックしてみてください。


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