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映画「鴨川ホルモー」を観た

新宿ピカデリーで映画「鴨川ホルモー」を観てきました。この映画は上映しているところが少ないですがかなり面白かったです。

【作品名】
 鴨川ホルモー

【公式サイト】
 ★★★注意 この公式HPの予告動画には強烈なネタバレがあります★★★
 http://www.horumo.jp/index.html

【時間】
 1時間50分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_3_④_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_④_5_名作

【感想】
めっちゃ笑える映画でした。良い意味で馬鹿馬鹿しいストーリーやキャラクター達で、たまに妙にリアルというか生々しい大学生らしさを感じたり、破天荒さがあったりと、細部まで笑えるような感じでした。ホルモーのポーズや言葉も珍妙で面白いんだけど、それも段々慣れて何をしてるのか分かってくるのも面白い。

そして、恋愛の要素も強く、そこも各人の思惑が交錯する中で珍騒動が巻き起こってくるのが見所かな。展開につれて、えーー!?ってのもあったりして、楽しめました。
ストーリー上、ちょっと腑に落ちないこともあるけど、何しろ笑いと役者達の勢いがあるので満足できました。

あまり感想で中身に触れるとネタバレになってしまうので、こんな感じです。設定やストーリーに全く予備知識無しで観て欲しい映画です。


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国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア 2回目 【Bunkamura】

薩摩切子展を観た後、渋谷に移動して、この前観て大満足だった「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」の2回目を観てきました。

前回の感想はこちら

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【展覧名】
国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア

【公式サイト】
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_09_tretyakov.html
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_tretyakov/index.html

【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅
【会期】2009年4月4日(土)-6月7日(日) 開催期間中無休
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度

【混み具合(土曜日19時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
お昼頃はそこそこ混んでいるみたいですが、夜は空いていて、好きな絵をじっくり楽しめました。これだけ素晴らしい展示会をゆっくり観られるなんて最高です^^

前回紹介できなかった作品を中心にご紹介。

<第1章 抒情的リアリズムから社会的リアリズムへ>
イワン・シーシキン 「木陰で休む家畜の群れ」
精密な描写で牛や羊が木陰で休んでいる絵です。のんびりと牧歌的な雰囲気が漂う作品で、向こうには川が見えます。平和で穏やかな気分になりました。

アレクセイ・サヴラーソフ 「楢の木のある夏の風景」
手前に池、右側に木(恐らくこれが楢の木)、奥に草原と空という遠近感のある作品で、どこか懐かしい風景です。縦長の作品で木を大きくとっているせいか存在感がありました、

アレクセイ・ボゴリューボフ 「ネヴァ河でのそり遊び」
結構、大きな作品。横長の絵で、上側の3分の2くらいが青空となっていて、広々として爽やかな印象があります。そして特筆すべきは建物や人々の描写で、リアルかつ精密に描かれていれ、大きなキャンパスなのに細かいところはミリ単位で描かれているのが驚異的です。そり遊びの動きなども伝わってきました。

<第2章 日常の情景>
ニコライ・クズネツォフ 「食事のあと」
庭で背もたれ椅子に寝転がっている2人の女性と、話しかける男性の絵です。 3人とも微笑を浮かべ楽しい談笑の一瞬が垣間見えます。幸せそうです。

ワシーリー・マクシモフ 「嫁入り道具の仕立て」
嫁入りする若い女性が頭の後ろで腕を組んで、ちょっと夢見てる感じなんだけど、同じ食卓を囲っている子供たちがそっぽむいて退屈そうにしてたり、それをじっとみていたり、花嫁を羨望眼差しで観ていたりと、みんな様々な動きをしているのが面白かった。隅っこにいた猫も可愛い。。。

ウラジーミル・マコフスキー 「愛の告白」
全体的に明るい印象がする作品。男のキョドった感じと、女性の無関心のような恥じらいのような表情から観てるほうまで緊張しますw でもこの明るさから良い未来を感じます。

<第3章 リアリズムにおけるロマン主義>
フョードル・ワシーリエフ 「雨が降る前」
やっぱこの絵が好きです。この絵を観たいがためにまた来ました。スポットライトのような光、右に傾いている木々。。。心に残ります。

アルヒープ・クインジ 「エルブルース山-月夜」
月自体は描かれていませんが、青白い月光に照らされて浮かぶエルブルース山が神秘的な雄大さを称えています。ちょっと富士山にも似ている山です。そして、手前に向かって川が流れているのか、ちょっと輝いているようにも観えて静けさを感じました。

イサーク・レヴィタン 「たそがれ-干し草」
モネの積みワラを連想するような作品ですが、月光と淡い緑の干草がどこか御伽噺の世界のような安らかな印象を与えます。単純化され明快な絵ですが深い味わいがあります。

ワシーリー・ヴェリシャーギン 「デリーで見つけた金持ちの牛車」
真っ青な空と、白い牛、赤が映える牛車 など色の対比が美しい作品でした。強く写る影が日差しの強さを感じさせ、インドの異国情緒溢れる雰囲気が伝わってきました。

<第4章 肖像画>
イワン・クラムスコイ 「忘れえぬ女」
このコーナーの女性の肖像画はどれも素晴らしいですが、今回の主役はやはりこの絵でしょうか。女性は細部まで精密に描かれているのに対して、背景は薄く描かれているので、より一層女性に視線が行きます。むしろ、背景なんかどうでも良いという心情の表れなのかも。この誘うような慈しむような夢想するような、何とも言えない眼差しが「忘れえぬ」所以なのかなと。

イリア・レーピン 「画家レーピンの息子、ユーリーの肖像」
5~6歳の子供の絵です。ちょっと軍服のような?金のボタンが鮮やかな服を着て、つぶらな瞳でこちらを見ています。上品な深紅の絨毯とその格好から凛々しいイメージもうけます。このユーリーは結構大変な人生を歩むことになったようですが、この絵からは子を思う親の愛情が伝わります。

ヨシフ・ブラース 「文豪チェーホフの肖像」
文豪らしいキリっとした威厳ある紳士です。眼鏡をかけていて物静かな知性も感じます。 その眼は少し悲しげで、作家自身が「私が陰鬱な作品を書くとしたら、この絵のせいだw」と冗談を言ったらしい。しかし、その人間性も感じさせる素晴らしい作品だと思います。

<第5章 外光派から印象主義へ>
ワーシリー・ポレーノフ 「アブラムツェヴォの池」
池の上には優雅な水鳥が泳ぎ、水面には緑が生い茂る森の様子が写りこんでいます。対岸には丸太小屋が見え、詩情溢れる作品です。緑の鮮やかさと青空がとても清清しく、ロシアってこんなに明るいんだ。。。とちょっと意外な感じすらしました。

イサーク・レヴィタン 「満開の林檎の木」
ベンチのある林檎園で、林檎が真っ白な花を満開に咲かせています。ちょっと桜のような美しさで、画家はきっと興奮と感動からこの作品を手がけたのではないかな。生き生きとした生命力が溢れて、清純な爽やかさがあります。

ヴィクトル・ボリソフ=ムサートフ 「五月の花」
これまた林檎の白い花が描かれています。そして中央には白い服を着た2人の少女がボール遊びをしています。林檎の花の白と、少女達の白が同等のように描かれているのが特徴です。そのあたりが装飾的と捕らえられ、評価を真っ二つに分けた作品らしい。装飾性=頽廃的と捕らえた批評家もいたそうですが、この絵を観る限り華やかで幸せそうな春の情景に思います。

ニコライ・カサトキン 「恋のライバル」
雪道を2人の若い女性が歩いている絵です。タイトルからして恋人となる男性がいるのかな?後ろにいる人かも?? 2人のうち、右側の女性は左側の女性の顔を覗くように話しかけているようですが、左側の女性はちょっとうつむき加減です。これはきっと左側が抜け駆けして気まずいのかも??なんてことも想像できるシーンでした。

スタニスラフ・ジェコフスキー 「領主の館のテラスで」
広々として心地良さそうなテラスで物書きか読書をしていると思われる女性座っています。柔らかな日差しが一層穏やかな雰囲気を与えてくれて、咲き誇った白い花は華やかさを添えています。穏やかな午後の様子でしょうか。こんな家に住みたい。。。w


ということで、この展覧会は明るくて穏やかな絵が多いのが特徴です。心休まる作品郡に今回も大満足でした。多分、もう一回行くと思うw お勧めです。


 前回の感想はこちら


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一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子 2回目【サントリー美術館】

もうすぐ会期が終わってしまうので、サントリー美術館で改めて「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」を観てきました。

  前回の感想はこちら

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 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。

【展覧名】
一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子

【公式サイト】
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol02/index.html

【会場】サントリー美術館(ミッドタウン3F)
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】3月28日~5月17日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度

【混み具合(土曜日16時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解     

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
感想自体は前回観た時と大きく変わらないです。しかし、前回は薩摩切子の成り立ちなども学びつつ観ていましたが、今回は2回目なので鑑賞のみに集中できました。同じような作品も多いですがよく観ると色々と個性があるのがよく分かります。

いくつか、気になった特徴をご紹介。

カット方法
まず切子の命であるカットですが、頻出の「斜め格子に魚子紋(ななこもん)」 (ストロベリー・ダイアモンドカット)だけではなく、あられ紋等と組み合わせて作られたものがあり、後期にはV字のカット以外にU字のカットが現れるなど、急速にそのパターンやカット技術が多様化していくのが分かります。また、雛道具のように細かさが要求されるものなど、その技術レベルも深化したようです。

模様
描かれる紋様にもいくつか種類がありました。菊紋、星紋、格子紋、八芒星のようなクモの巣紋など様々です。さらに、「ぼかし」の技術が使われた作品もあり、これまた紋様・技術共にどんどん種類が増えたのがわかります。そのほかにも、細い三本線と太い線の縞模様である「薩摩縞」のような珍しい模様もあります。私はこの薩摩縞の作品が模様の中では一番好きかも。


ざっくり分類すると、無色、色ガラス、色被ガラスの3つに分けられると思います。色ガラスというのは全体が同じ色をしている作品で、色被ガラスは無色の部分もある色つきの作品(大半はこれ)です。
色のバリエーションは無色、赤色、黒っぽい赤色、藍色、紫色、黄色(くろぎやまん)、エメラルドグリーンと多彩で、先述のぼかしの技術などもあり、華やかです。


デキャンター、ゴブレット、鉢、舟形、大皿、小皿、杯、雛道具、文鎮、香水瓶?、ちろり等々形も多様です。江戸切子やボヘミアンガラスなどを模倣しながらも独自性も出てくる過程が楽しめます。


と、こんな感じで、形状や色、技法を見ていくだけでもだいぶ見応えがあります。たった20年くらいの繁栄だったにも関わらずこれだけの技術力を持っていた当時の薩摩の意気込みが伝わってくるようでした。東京の会期は残りわずかですが、とても良い展示ですのでお勧めです。




観終わった後に、サントリー美術館のレギュラー会員になりました。年間7000円で、何回いってもカード提示だけで入場できます。(要は年間パスです) しかも、同伴者1名も無料な上、音声ガイドも無料で利用できます。私は年に少なく見積もっても7~8回はここにくるので、私にとってはだいぶお得です。そのほかにも、会報が届いたり、ショップやカフェや提携美術館の割引を受けたりと、様々な特典があります。
また、この日、観終わった後に会員になったという旨伝えたら、半券と引き換えにチケット代が返ってきました。サントリー美術館のサービスの高さは神対応としかいいようがありません。

こういうカードを貰います。
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この数日後、会社帰りに早速年間パスでもう一度この展示を観てきました。年間パスって素晴らしいw (その時の日記は割愛します)

  前回の感想はこちら



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エコール・ド・パリ展 【松岡美術館】

東京都庭園美術館で「エカテリーナ2世の四大ディナーセット展」を観た後、松岡美術館にハシゴして、エコール・ド・パリ展を観てきました。雨だったせいか貸切状態で観られました。

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【展覧名】
エコール・ド・パリ展―パリにきらめく画家たち

【公式サイト】
http://www.matsuoka-museum.jp/exhibit5.html

【会場】 松岡美術館
【最寄】白金台駅(東京メトロ) または 目黒駅(JR・東京メトロ)
【会期】2009年4月26日(日)-9月23日(水・祝)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 特別展 0時間40分程度 + 常設 0時間40分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
特別展は2Fの2部屋というのはいつもどおりかな。1Fの彫刻の常設が好きだったりします。
特別展はその名の通り、エコールドパリの時代のお馴染みの画家の作品が揃っています。結構、ここの常設として観た作品も多いのですが、全部ここのコレクションだけで展示ができるのは凄いかも。
シャガール、キスリング、藤田、モディリアーニ、ヴラマンク、ドンゲン、デュフィ、ピカソ、ローランサン、ユトリロなどが2~5点くらいづつ合計50点程度ありました。
「エコールドパリ」という括りは画風とはあんまり関係ないので、画風は様々ですが、結構どの画家も典型的な作品が並んでいて、ダイジェスト的な内容でした。

いくつか作品を紹介。

マルク・シャガール 「婚約者」
街の上を飛ぶ新婚のカップルの絵です。花嫁や花束、深い青はシャガールの典型的な作品だと思います。目新しい感じは無いですが、シャガールの魅力が詰まった感じでした。

モイーズ・キスリング 「シルヴィー嬢」
キスリングは大好きなのですが、特にこの絵は赤いドレスを着た女性の色彩の鮮やかさが素晴らしかったです。フランス人形のような独特の目もキスリングらしく、これまたキスリングの魅力がよく分かります。

アメデオ・モディリアーニ 「若い女の胸像(マーサ嬢)」
卵形の長い面持ち、長い首、青い目、まるでアフリカの彫刻のような顔をしたモディリアーニの特徴がよく出ています。本当にこの展示はイメージどおりの作品が多いです。

モーリス・ド・ヴラマンク
フォービスムの中で一番好きなのがヴラマンク。元競輪選手という異色の経歴を持ち、車好きだったせいか、スピード感を感じる筆遣いと、鮮やかで濃い色彩が特徴です。特に雪の絵は最も良い題材だと思います。暗い画面に白い雪が溶けている感じがよく出ています。
また、「スノンシュ森の落日」は何度観ても強烈に感情を揺さぶるものがありますね。

モーリス・ユトリロ 「モンマルトルのジュノ通り」
ユトリロの作品もかなり好きなのです。人っ子一人いない通りの絵ですが、どこか懐かしいような雰囲気をもっています。ちょっと普通な感じの絵が多かった気もしますが、満足です。 この展覧会には母親のヴァラドンの作品もあります。親としては酷い母ですがw

マリー・ローランサン 「若い女」
ローランサンはほのぼのとしながらも神秘的な雰囲気を持っているので好きです。(エコールドパリは好きな画家ばっかですw) こちらの絵も女性らしい華やかさと優しさに溢れた作品で、画中の女性の赤や緑といった色とりどりの服が目を引きました。今回一番よかったのはこの絵かも。

ということで、以前観たのも多いですが、元々好きな画家たちの作品がこれだけ揃っているのに満足しました。仏像や陶器も回ったら途中絵閉館になってしまった。。。
青山ユニマット美術館がなくなってしまった今、この辺でエコールドパリの作品をまとめて観たいならこの展示が良いかもしれません。ゆっくり観られるのも良いです。


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エカテリーナ2世の四大ディナーセット 【東京都庭園美術館】

雨がぱらつく中、目黒の東京都庭園美術館でエカテリーナ2世の四大ディナーセット展を観てきました。

と、その前に美術館の入口にあるカフェでランチ。美味しいです。
結構混んでいて15分くらい外で待ったかな。行かれる方はご留意ください。
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【展覧名】
国立エルミタージュ美術館 所蔵 エカテリーナ2世の四大ディナーセット -ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会-

【公式サイト】
 http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/catherine/index.html

【会場】東京都庭園美術館
【最寄】目黒駅(JR・東京メトロ) または 白金台駅(東京メトロ)
【会期】2009年04月16日 ~ 2009年07月05日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度 + 庭園散策30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日12時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
渋谷ではロシアの国立トレチャコフ美術館展をやっていますが、こちらはエルミタージュ美術館の所蔵品です。
私は日本史しかやっていないので、エカテリーナ2世というと「女帝」のイメージくらいしかなかったんだけど、この人はドイツからロシアに嫁いできて、皇帝である夫に対してクーデターを起こして女帝に就いたという、ちょっと怖そうな経歴の持ち主でした。夫の失政を機に側近に頼られて起こしたらしいですが、気が強いんだろなーとイメージしてました。
この展示はそんな女帝が必死にロシアに溶け込もうとした背景や、晩餐会の卓上を豪華に飾ることで、国内外にロシアが一流国であるとアピールしていたという、目的などもわかるようになっていました。

テーマごとに展示内容を紹介。

<グリーン・フロッグ・セルヴィス>
まるで水墨画のような絵皿に、緑鮮やかな蛙のマークがついている食器がいくつもありました。蛙が可愛らしく、緑が真っ先に目に付きました。他のセルヴィスに比べて落ち着いた色彩ですが、東洋の磁器のような味わいがあるセットでした。

<ベルリン・デザート・セルヴィス>  (公式サイトで一部観られます)
これが一番華やかさがあったかな。真っ白な磁器に金の縁取りがされているのですが、その縁は植物のつたかレースのような感じです。フルーツや植物が色鮮やかに描かれ、これぞ宮廷の調度品!という豪華さがあります。陶器でできた人形もカラフルで生き生きしていました。何故かエカテリーナ2世の陶器人形は真っ白でした。
ロシアがトルコに勝ったのを祝して、女帝の出身国であるドイツから贈られたものだとか。

<カメオ・セルヴィス>  (公式サイトで一部観られます)
これは鮮やかな青と金色の対比が非常に独特なシリーズでした。(このベタっとした色使いはあまり私の好みではなかったりしますがw) その名の通り、カメオっぽい装飾が見られます。女帝は熱心なカメオの収集家だったらしく、彼女自身が愛人に贈る為に作ったもののせいか、すごく個人の趣味を反映したシリーズのように思えました。
女帝=怖いというイメージがありましたが、意外と女性らしいところがあったのでしょうか。

<聖ゲオルギー・セルヴィス>  (公式サイトで一部観られます)
黒帯3本と金の太帯2本の縞模様が施されたシリーズで、縞模様がメダルの首にかける部分のように見えます。それもそのはず、このシリーズはトルコとの戦争の勝利に貢献した功労者への晩餐会のためのセットでした。縞模様が無ければ普通のロココっぽい食器なので、この縞模様はだいぶ個性を強めています。
食器以外もロシアの様々な民族衣装を着た陶器人形が多々ありました。私はむしろこっちのほうが好きかもw 戦勝の際には労部下をう事を怠らない気配りのある人だったみたいです。

そのほかに、エカテリーナ2世の肖像なんかもありました。結構な歳のときに描かれた割りに若く描かれているような気がするかな。威厳と女性らしい華やかさを同居させたような肖像でした。

という感じで、豪華絢爛なだけではなく、その食卓の意味するところまでわかるような展示でした。この美術館ならではの雰囲気と合わせて楽しめるところがポイントでしょうか。ちょっと時代は違いますが、この美術館に似つかわしい華やかな展示でした。
なお、庭園美術館は当分の間、新館が閉鎖となっているみたいです。ショップとか演奏会で重宝してたみたいですがどうするんでしょうかね。。。


おまけ:庭園内の写真

雨が降って逆に雨粒に趣があります
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濡れて色っぽいです
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水滴とバラは被写体としていいかもw
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色んなバラが咲いていました
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変な構図ですみません(><)
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おまけのおまけ。以前、「アールデコの館」の時に撮った、美術館内の写真もあります。よかったら引き続きご覧下さい(><)
  東京都庭園美術館の写真その1
  東京都庭園美術館の写真その2



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目黒~恵比寿~渋谷~原宿 写真散歩

東京都写真美術館に行った日は、都内をあちこちと写真を撮ったり買い物したりしていました。

中目黒付近の目黒川
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目黒川。子供の日が近かったので鯉のぼりがなびいていました。
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ここからしばらく中目黒公園の花畑の写真。
花の名前が分からないものが多いですが、様々な種類の花が咲きほこっていました。
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歩いて恵比寿まできました。
恵比寿ガーデンプレイス。ここに東京都写真美術館もあります。
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展望台からの眺め
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展望台からの眺め2
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さらにお隣の渋谷へ。
副都心線の渋谷駅ホーム。原宿には山手線でいけますが、わざわざこっちに乗りましたw
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なんだか近未来的です。
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さらに北上して原宿。
噂のFOREVER21は2時間待ちでした。お隣のH&Mで服を買いました。
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こんな感じです。休日はカメラを持ち歩いて散歩すると楽しいです(><)



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野町和嘉写真展「聖地巡礼」 【東京都写真美術館】

GW中の日曜日に、恵比寿ガーデンプレイスに行って展望と東京都写真美術館を楽しんできました。3つの展示がありましたが、一番興味を引かれた「聖地巡礼」を観てきました。

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【展覧名】
 野町和嘉写真展「聖地巡礼」

【公式サイト】
 http://www.syabi.com/details/nomachi.html

【会場】東京都写真美術館
【最寄】恵比寿駅(JR・東京メトロ)
【会期】2009年3月28日(土)→5月17日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はNikon D60で撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間45分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
ちょうど14時からの本人によるギャラリートークが終了する頃に入ったせいか、結構な混み具合でした(順路が入り組んでいるせいかもしれないけど) 各コーナーで異なる地域・宗教を題材にしていて、どれも観たことが無いような光景の写真でした。写真でしか表現できないような動きのある作品から、絵画じゃないか??って思う作品まであり、だいぶ楽しめました。

コーナーごとに紹介。

<ガンガー>
母なるガンジス川を中心としたヒンドゥー教の聖地の写真です。このコーナーで最も感じたのは、彼らにとって死は身近な存在のようなところ。怖がるというよりは生活を共にしているような感じすらしました。輪廻を信じているからだと思いますが、作品からそういうイメージが強く伝わり、ガンガーの雄大さや人生に対する達観のようなものが表現されていたように思います。それと、火、夕日、赤い衣装と、赤やオレンジの被写体を写した作品が結構あったかな。インドの神秘性や郷愁、人々の情熱などが現れているようで、どれも印象的でした。
このコーナーの作品の「日の出のアールティ」という夕日をバックに灯火を炊いている男性の写真の絵葉書を購入しました。

<イスラーム>
ここのコーナーが一番好きかも。このコーナーは熱烈と整然が交じり合ったイスラムの様々な顔が観られたように思います。まず入口付近にあった、巡礼者が祈りを捧げている写真には度肝を抜かれました。スタジアムのような広くて近代的な広場で、何千何万という白い服のイスラムの格好をした人たちが同じ方向をむいて祈っている写真です。これだけ多くの人が一斉に祈っている様子は大迫力で、熱烈な宗教心を感じずにはいられません。その一方で、乱れることなく祈りを捧げる整然さは、イスラムの幾何学的な美しさの側面を観たように思えます。また、聖地の真ん中をぐるっと回って巡礼する様子をあえて残像を残している写真がいくつかあり、川のうねりのようなパワーと流れを感じる作品も強く心に訴えるものがありました。
モスクやアラベスクを撮ったものも、やはりその連綿と続く迫力と、細かさが美しかったです。青や白が印象的な作品が多かったかな。(公式サイトで観られます

<アフリカ>
このコーナー(イスラームのコーナーかも)で印象に残っているのはなんと言っても砂漠の写真。「家路を急ぐ少年」という作品(公式サイトで観られます)は何度観ても絵画のように見えます。シュルレアリスムの作品に出てきそうなくらい、超現実的な砂漠の写真でした。他にも「水場に行くラクダ」という作品も砂漠の広大さや厳しさが伝わってくるようでした。こういうイメージどおりの砂漠って本当にあるんだなあと思いつつも、その幻想性に惹かれました。

まだ未開の地のようなアフリカの写真もあって、強烈な印象だったのが牛のような家畜(水牛かヤギだったかな?)のメスの性器に顔を突っ込んでいる少年の写真。これで性的に刺激して、乳が出やすくなったところを搾って飲むのだとか。カルチャーショックとはこのことかw 想像を絶する世界でした。他にも呪術的なものや土着のエトスが強い作品が多かったように思います。

<アンデス>
山岳の写真が結構あったかな。ここ以外のインパクトが強くて(というか前述の少年の写真が特にw)ちょっとここは印象が他に比べて薄いかも。。。 そんな中、ここにも絵画?と思うような「仮面をつけたウクク(熊)と呼ばれる男達」という写真があったのが面白かった。仮面のせいで絵画的なんだけど、動きがでるようなシャッターのきり方で、現実なのか絵画なのか、その狭間のような不思議な作品でした。


ということで、色んなカルチャーショックを味わうことができる展覧でした。こんな世界や価値観があるのかというのを再認識できる素晴らしい展示だと思います。ガーデンプレイスと合わせてお勧めです。


おまけ:ガーデンプレイスの写真。明日は目黒~恵比寿周辺の写真をご紹介します
  ⇒ こちらに記事を書きました
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青葉賞 【東京競馬場の案内】

府中市美術館の後、京王線を挟んで反対側にある東京競馬場で青葉賞を観てきました。府中にきたらいつも美術館→競馬場の流れですw この流れやってる人あんまいないのかなあ。馬も美しいので美術鑑賞の後は是非w ちょっとブログの本題とは違いますが府中の魅力だし、せっかく写真も撮ったので東京競馬場をご紹介。
(余談ですが、私は競馬歴>へヴィメタル歴>>美術歴>>>写真歴 という感じです。競馬歴はだいぶ長いです)


正門。この競馬場には国賓も来るので豪華なつくりです。
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入口を入ってすぐの景色
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ベンチ。ここら辺でよく予想しています。
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ここをまっすぐ行くと前の写真のベンチにでます。
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ファーストフードプラザ
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新しくなったスタンドの2Fです。
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新しいスタンドは競馬場とは思えない、若者向け・女性向けのデザインがあります。
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パドック。馬の様子を見るためのところです。この馬が勝ちました。
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メインレーススタート!
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全レース終わったあとのパドック
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レース後のスタンド
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ということで、競馬というと汚いとか品が無いというマイナスのイメージが強いだけに、主催者は女性や子供も楽しめるような環境の整備に力を入れています。ゴミは素早く掃除されるし、清潔感を保つのもしっかりしています。
ちなみに、この日は1000円だけ賭けて、とんとんって感じかな。馬券はもうあまりやらなくなりました。。。観るだけでも楽しいです。


おまけ:競馬場と京王府中・JR府中駅の中間地点にある大國魂神社
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これも神社の中です。
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府中市美術館に行ったら競馬場と神社も^^


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山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年(後期) 【府中市美術館】

GW中に、会期が終わりそうな「山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年」を観にいってきました。すでに若冲の作品は展示を終了していました。。。

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【展覧名】
 山水に遊ぶ-江戸絵画の風景250年

【公式サイト】
 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/sansui/index.html

【会場】府中市美術館 (東京都府中市)
【最寄】京王線府中駅/京王線東府中駅/JR中央線武蔵小金井駅など
【会期】2009年3月20日(金曜日・祝日)から5月10日(日曜日)まで
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日11時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
ここに来るのはキスリング展以来かな。実はこの後に府中競馬場に青葉賞を観に行ったんだけど、ちょうど面白そうな展覧会だったので、空いた午前中を利用して観にいってきました。
京王府中駅から「ちゅうバス」で100円で行きましたが、帰りは普通のバスでした。歩けない距離ではないですが、ちゅうバスがお得なのでお勧めします。
先述の通り若冲の作品は展示が終了し、基本的には後期Bの開催の内容となっていました。それでも良い作品が多々あったので、もうちょっと早く観にきてれば良かった。

気に入った作品・メモを取った作品をご紹介。

与謝蕪村 「渓流漁舟図」
ちょっと中国風な感じですが日本の服を着ているので、日本かな? 川の流れが早そうな感じで動きを感じました。

不詳 「農耕図屏風」
金泥が美しい作品。なんだかのほほんとしててのんびり穏やかな雰囲気が漂っていました。

岸駒 「芙蓉峰図」
上部だけの富士山の絵。ちょっとゴツゴツした感じもあり、力強さと雄大さを感じます。右にかかる雲が霧のようでした。頂上が3つに分かれている描き方は伝統的な手法なのだとか。

狩野栄信 「雪月花図」
3枚セットの作品。左は冬景色で静寂を感じ、真ん中は月と4羽の鳥がいて、右はドーナツ状の岩を覗く人が印象に残りました。左から雪、月、花なのかな。

梁川星巌 「月ヶ瀬真景図」
緑鮮やかで、何だかアンリ・ルソーの絵みたいな雰囲気だなと思っていました。タイトルから日本の景色だろうけど、何だか中国の尖った山の風景のみたいで、山が生き物のようでした。ナウシカとかにでてきそうなw 

小野田直武 「日本風景図」
洋風でモダンな絵です。平賀源内に蘭画の技法を教えてもらい、「秋田蘭画(秋田派)」を確立したとか。
左右の2点で構成されていますが、多分、真ん中にもう1枚あるはずだと思います。(左右が妙に離れている) 空が広くて一味違った構図に思いました。

亜欧堂田善 「甲州猿橋之眺望」
作者の名前から何となく伝わると思いますが、これも洋風の絵です。実際の風景とはだいぶ違う絵らしく、絵の雰囲気から西洋と東洋の折衷のような。。。橋の真ん中に天秤を持って渡っている人がいたのが印象的。

曾我蕭白 「月夜山水図屏風」 ★公式ページで一部観られます。
この展覧の目玉だと思います。蕭白はいつだってヤバイw 蕭白の作品は、おどろおどろしいまでに濃密かつ神秘的で妖気すら漂うイメージですが、この作品も少なからずその要素があり、濃淡を使い分けつつ、所々に赤や白で色付けされたところが目を引きます。作品の迫力に圧倒されたり、緻密さや静けさを感じたり、この個性の強さは心に焼きつきます。

池大雅 「近江八景図」
ひょうたんのような琵琶湖の絵です。曲線ばかりで柔らかで温和な雰囲気を出しています。池大雅らしい作品でした。

葛飾北斎 「不二図」 ★公式ページで観られます。
88歳の頃の作品らしいです。浮世絵の富嶽三十六景のような富士山の姿がこの作品でも観られます。目の前に遮る様に2又の木が生えていて、その合間に頂上が見える構図の面白さは北斎ならではかも。左の裾野がどこまでも伸びるかのように長く、富士の雄大さ・優雅さを強調しているようです。

佐竹曙山 「湖山風景図」  ★公式ページで観られます。
先述の小野田直武の弟子(甥だったかな)で、「秋田蘭画」の1人。これは「よきサマリア人のいる風景」という絵を手本にして描かれた洋風画のようです。
左から、近距離、中距離、長距離と3つの遠近法を楽しめる展望となっているのが面白いです。

司馬江漢 「七里ヶ浜図」
何だかのっぺりした感じで幻想的な絵です。漁師の視線が富士に向かっているのも印象的。

長沢芦雪 「蓬莱山図」
ちょっと天橋立みたいな風景かな。白州が驚くほど広く配されていて、鶴の群れとか、その上の仙人、亀の行列など、想像上の蓬莱山の様子が大胆に描かれています。流石、芦雪って感じの大胆さが素晴らしいです。

というわけで、入れ替えが何回かあったので時期にもよるかとは思いますが、思わぬビッグネームや個性派がずらっと揃った素晴らしい展示でした。
桜の時期には外の並木も楽しめたんだろうなあ。。。 この美術館もちょくちょく良い展示をやるので要チェックです。
常設もちょっと観て行きました。日本洋画の特設も良かったです。

おまけ:府中市美術館の入口付近の桜並木。この辺は公園が多くて住みやすそう。。。
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みんなの鉄道」写真展 【フジフイルムスクエア】

「アーティスト・ファイル2009」 「U-Tsu-Wa」の後、さらにハシゴしてフジフイルムスクエアでみんなの鉄道」写真展を観てきました。

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【展覧名】
『「みんなの鉄道」写真展~おいでよ!レール エンターテインメント~』

【公式サイト】
http://fujifilmsquare.jp/detail/09042901.html

【会場】FUJIFILM SQUARE(フジフイルムスクエア) 1F ギャラリー「PHOTO IS」 ※ミッドタウン1F
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅

【会期】2009年4月29日(水)~2009年5月27日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(GW中の平日17時頃です) 】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
ご存知の方も多いと思いますが、ここは無料で観られます。
子供の頃、鉄道好きだったこともあり、ちょっとこの展覧会を楽しみにしていました。
その名の通り、鉄道を題材にした写真展で、鉄道そのものを撮ったものや、日常や旅の風景として鉄道を撮ったもの、残像を残してスピード感を表現したもの、名物駅長の動物達(タマとか)を撮ったもの。。。など様々な鉄道関係の写真が展示されていました。
展示場の真ん中には鉄道模型が、壁にはヘッドマークがかけられているなど、子供からマニアまで喜びそうな雰囲気でした。
そして、いくつかのテーマがあった中で興味をひかれたのが、秘境駅(鉄道以外ではたどり着けない駅など)の写真のコーナーと、廃止・引退した列車のコーナー。
秘境のほうは説明を読むと何でこんなところに駅があるのか??と首をひねるばかりで、その写真も珍しいものに見えてきましたw
引退した列車の写真は、最近引退したブルートレイン(はやぶさ、富士、銀河など)や0系新幹線の写真などがありました。この辺は利用したことがある鉄道だけに懐かしいような寂しいような、ちょっとセンチメンタルな気持ちになりました。
ショップではその辺の引退の瞬間を捉えた映像なども流していて、しばらく観てきました。やはり、ちょっと寂しいですね。。。

ということで、自分としては懐かしさと寂しさを感じた展覧でした。そして、この展示を観ていたら自分も鉄道の写真を撮りたくなったかも^^; 絵画でも鉄道をテーマにした作品は名作が多い気がするなあ。。。



おまけ
裏手の檜町公園の写真。たまに裸のアイドルが現れる公園です。
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GWだったせいかパークライブラリーというのをやっていました。本は無料で貸し出し。のんびり公園で本を読むのもたのしいかも。
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21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

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■2011/9/29
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