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【番外編】 大江戸温泉と夜景 【お台場】

お台場のガンダムを観た後、大江戸温泉物語にいってゆっくりと温泉で疲れを癒してきました。

 公式ページ:大江戸温泉物語

大江戸温泉の入口。ゆりかもめのテレコムセンター駅から歩いてすぐの所にあります。
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入口でバーコード付のロッカーキーと浴衣を借ります。そしてまずは浴衣に着替える更衣室で荷物と服を置いていきます。
最初の更衣室でいきなり裸になってしまうとえらいことになりますw 更衣室を抜けると↓こんな感じでお店があります。
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さすがに写真は撮っていませんが、足湯と温泉を楽しみました。思った以上に本格的な温泉で、お肌がつるつるになるのを実感します。露天風呂やサウナ、泡風呂など様々なお風呂が楽しめるのですが、特に絹風呂という真っ白な温泉は、特殊な機械で極小の泡を作り、その泡が体にくっついてより一層肌に温泉効果が行き渡るようでした。(白く見えるのも泡が細かいからです)


お風呂を出た後、カキ氷を食べました。
お店での会計はバーコードで済まして帰る時にまとめて清算します。
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この後、2Fにある休憩室で仮眠をとりました。テレビ付のソファで静かに寝ることができます。その後また温泉に入りましたw

大江戸温泉から帰る頃にはだいぶ遅い時間になっていましたが、涼みながら歩いて台場駅あたりまで帰りました。途中に船の科学館があって、また別の機会に行きたくなりました。。。


帰りに撮った写真もご紹介。


ガンダムの前にある公園まで戻ってきました。ライトアップされたクレーンが美しかったです。
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かなり気に入ったのでもう一枚
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水面がライトの反射で黄金に染まっていました。
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レインボーブリッジ方面の景色
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真夜中のガンダム。23時を過ぎていたのに、まだどんどん人がきていました。
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帰りは東京テレポートからりんかい線で帰ったのですが、せっかくの機会なのでおまけで昔撮った写真もご紹介。ここから先は2年くらい前に撮った写真です

レインボーブリッジ。
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これはゆりかもめがぐるっと回っていくところを下から撮った写真です。
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ゆりかもめの芝浦ふ頭駅の歩道橋から撮った写真。
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ゆりかもめの日の出駅付近から対岸を撮った写真。
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こんな感じで、夜のお台場は夜景がとても美しいです。できれば、船の科学館や日本科学未来館にも行きたかったですがさすがに時間がなかったです。
また、フジテレビの夏の新イベント「めざせ!お台場合衆国2009~フジがやらなきゃだれがやる!」(7月18日~8月31日)にはレオナルド・ダ・ヴィンチの作品ではないか?と言われている「ラロックの聖母」が展示されるそうです。
まだ真作と断定されていませんが、真作となると600億円の価値がつくのだとか。(ちなみに発見された時は3万円程度で売買されたというのも驚きです。) 真贋はわかりませんが一度は観ておきたいです(><)
イベント盛りだくさんでこの夏もお台場が盛り上がりそうですね

参考リンク:
 公式ページ:船の科学館
 公式ページ:日本科学未来館
 ニュース:本物なら600億円! ダ・ヴィンチ「ラロックの聖母」が日本初上陸

 


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【番外編】 お台場ガンダム 【お台場】

先週の土曜日からお台場に実物大のガンダムが公開されているのですが、早速お台場に遊びに行くついでに観に行ってきました。(私はそんなにファンでもないのですが興味本位ですw) 

 公式サイト:GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト


お台場に向かうところからご紹介。この日は生憎の天気で微妙な写真だったりするので、一部は過去に撮った写真を使いながらご紹介します。


ゆりかもめからの風景。最初の4枚は2年ほど前に撮った写真ですw この日もゆりかもめで行ったので、この風景をみました。
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レインボーブリッジは綺麗な橋です。
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ゆりかもめはぐるっと円を描きながら、レインボーブリッジの入口へと登っていきます。
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この骨組みの規則正しさが現代的で美意識を感じます。
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台場駅周辺。手前はアクアシティ。後ろの建物はフジテレビです。
この写真以降は先日撮った写真です。空がどんよりしてますw
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自由の女神。セーヌ川に100年以上前から置いてある自由の女神が、以前お台場にきていたそうで、これはそのレプリカらしいです。
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レインボーブリッジと東京タワーがすぐ近くに見えます。
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アクアシティにはジャンプショップがあって、今はNARUTOの10周年で今までジャンプの表紙を飾った絵が並んでいました。
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アクアシティでお昼を食べて、いざガンダムを拝みに。。。
台場駅から徒歩で5分くらいかな。

普通の入口はガンダムの背中側のようですが、正面のほうから入ってしまったw
初日だったせいか、色んな年代の人がごったがえしていました。みんなカメラを持って写真とりまくりです。
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ちょっと近づきました。確かに大きいですが、このサイズでコアファイターとか無理やろ。。。って大きさですね。
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アップ。目が光ってます
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左側面。私はこの足のフォルムが気に入りました。
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後姿。リアルな感じです。背中のジェットが微妙に傾いているのがツボでした
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右側面
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グッズショップもありました。ショップに入るのに60分待ちで長蛇の列ができていました。この日は涼しかったけど、夏の炎天下で並ぶのはきつそう
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ガンダムを十分堪能したので、前の広場から海を眺めていました。
メカニカルな感じがするクレーンの朱色が非常に気に入りました。こっちはエヴァっぽい雰囲気だなあw
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という感じで、台場駅周辺を堪能した後、癒しを求めて大江戸温泉に行きました。
次回も番外編で、大江戸温泉と、帰りに撮ったお台場の夜景をご紹介しようと思います。


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万華鏡(カレイドスコープ)の視覚 【森美術館】

ラリック展国際墨画会展富士山展TOKYO CITY VIEWと巡った後、森美術館で会期終了直前の「万華鏡(カレイドスコープ)の視覚」を観てきました。

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【展覧名】
万華鏡(カレイドスコープ)の視覚 ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより

【公式サイト】
http://www.mori.art.museum/contents/kaleidoscopic/index.html

【会場】森美術館
【最寄】六本木駅(都営・東京メトロ)
【会期】2009年4月4日(土)~2009年7月5日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間15分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日19時半頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
この展覧会はサブタイトルにあるように「ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団」のコレクションの展覧会といった趣きで、「万華鏡」というのがサブタイトルに相応しいかも? 相変らず私は現代美術はさっぱりわからないのですが、この美術館はいつも音声ガイドを無料で貸してくれるのが嬉しいです。今回の音声ガイドも気合が入っていて、むしろ長すぎじゃないかってくらい詳細な解説をしてくれます。(作品は理解しにくいけれど音声ガイドでわかるということで間を取って③の評価にしています) とはいえ、今後は現代アートは無理に理解するのをやめて、感じるままに受け取ろうと最近観かたを変えようとは思っています。。。

作品リストが無かったので、パンフレットに載っているのと記憶に残っている作品をご紹介。順不同ですみません。

カールステン・フラー 「Y」
ポスターの作品です。電球のついた輪っかが連なってトンネル状になっており、それがY字の道となっています。Yのそれぞれの出入り口には鏡があって、展覧のタイトルどおり万華鏡の中の世界のようでした。これは直感的に美しいので面白かったです。

イェッペ・ハイン 「映す物体」とジム・ランビー「ソボップ・ゴールド」
ジム・ランビーが床にビニールテープを貼って、幾何学的な模様を描いています。そこにイェッペ・ハインの鏡の球体が転がっているという作品です。 床に貼られたテープは安そうなテープなのに、ストライプの模様がスタイリッシュな空間を作り上げていました。微妙にカーブしているところはどうやって貼ったんだろ??と疑問です。 そして、そこに転がる鏡の球体は、鑑賞者の我々を映しながら気まぐれに転がっています。その不規則な動き・鑑賞者・幾何学模様を映し、その時その時で新たな美を生み出しているとのことでした。こういうインスタレーションは結構好きです。

サラ・ルーカス 「打ち負かされるウサギちゃん」
ちょっと汚れた感じの赤いオフィスチェアに、人形なのか何なのか分からない物体がだらりと座っているように見える作品。ストッキングをはいている足っぽい(むしろ大根っぽいかもw)部分や兎の耳みたいな部分があるのですが、やっぱり人形なのか何なのかわかりませんw 印象としてはくたびれたオフィス用品が寂しげに打ち捨てられているという感じでした。

オラファー・エリアソン 「投影される君の歓迎」
4枚の色のついた半透明の丸い円盤が、紐でつるされてくるくると回転しています。そこに光が当てられると、部屋中の壁に様々な色や模様が浮かんでくるというインスタレーションです。色の混ざりによって新たな色が生まれるのはテレビと同じ原理かな。これは理屈ぬきに綺麗だし、偶然で変わる部屋の違いを楽しめました。

ロス・カルピンテロス「凍結した惨事の習作」
これは非常に面白い作品。何かがレンガの壁をぶち抜いた瞬間に時が止まったかのように見える作品です。 ぶっ壊されて飛んでいった小さいブロック片を紐でつるしていて、その配置が見事に破壊の瞬間の動きを表していました。なんともパワフルかつ動きを感じる作品です。

リテュ・サリン/テンジン・ソナム 「人間の存在に関する回答」
一番最後にあった映像作品。インドの坊さん達が、問答をしている様子を撮った作品で、所々でパンっと手を叩く仕草をする独特のやりとりが続きます。人間は他と関わりを持っているという問答だったと記憶していますが、その問答は一種のスポーツのようにすら見えました。普通にドキュメンタリー的で、観たことない異文化に新鮮さを感じました。

スゥ・ドーホー 「門」
薄い青色の布でできた門が、釣られて浮いているように見える作品。中にはワイヤーが入っていて、しっかりと門の形を維持しています。門というと重厚なイメージがありますが、これは爽やかで軽やかな印象を与えてくれて、私の既成概念を超えていました。


ここから先は作品名がわからないけど印象に残ったものです。


作品名を忘れましたが、ミラーボールがいくつもある部屋も記憶に残っています。夜に観にいったおかげで、暗闇の中に見える白い光がよくわかり、それこそ万華鏡の中にいるような、川の流れの中にいるような、そんな気分にしてくれました。

写真をコラージュして、日常っぽい雰囲気なのにおかしな空間をつくりだしている作品は、シュルレアリスムのようで好みでした。観ていると、現実と夢がごっちゃになったような不安感すら漂っていました。

上記の写真作品と同じ部屋に、心霊映画を改造?したような作品がありました。結構みんな真剣に観ていたので釣られてずっと観ていましたが、全然なんのこっちゃわかりませんでしたw より心霊現象っぽさを出しているとのことでしたが、ごちゃごちゃしてて何が何だか?って感じです。それでも心に残っているので、何かしら強烈なパワーを持った作品だったのかもしれません。

噴水の作品もインパクトが大きかったです。見た目は普通の噴水なのですが・・・超少量のLSD入りという解説を聴いて「えーーーっ!?」と思わず驚きました。超薄なので無害らしいですが、めっちゃ水がはねて顔についてたので、本気であせりましたw よくそんなの展示できたなと今でも驚きです。


ということで、現代アートはわからん!と言いつつも思い返すと結構な割合で思い出せるので、それだけ驚きや興味をひかれる何かがあったのだと思います。腑に落ちないものもあったのは確かなので、満足度としては普通かなw


これにて六本木シリーズは終了です。久々に一日に4つくらいのスポットを観て回ったので、流石に限界でしたw。 六本木では骨展や野村仁展もやっているので、そのうちそちらにも行きたいです。



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TOKYO CITY VIEW 【六本木ヒルズ】

ラリック展富士山展を観た後、さらにハシゴして六本木ヒルズに万華鏡展を観に行きました。…しかしその前に、展望台から夕陽が沈むところを観ようとTOKYO CITY VIEWに行きました。 (森美術館はTOKYO CITY VIEWの1つ上のフロアです)


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TOKYO CITY VIEW 公式サイト
http://www.roppongihills.com/tcv/jp/index.html

土曜日の19時ちょっと前に行ったら、流石に観光客が多くてチケットを買うのに20分くらい並びました。
TOKYO CITY VIEWについた頃には日が沈んで夜になりかけていました。
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ちょうど七夕の前だったので、短冊がありました。無難に家内安全と無病息災を書いておきました。
たくさんあった願い事の中には妙なお願いもあったようですw
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だんだん夜になってきました。
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月の光が綺麗でした。
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完全に夜になりました。車のライトが光の道を象っていて、金の糸のようです。
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ここでプロポーズした人たちのセリフ集がありました。結構真面目なものから、おかしなものまで様々で面白かったです。
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という感じで、ぐるっと回った後、屋上(スカイデッキ)に出よう!と思ったら、19時半でスカイデッキは終了とのこと。。。 ちょうど19時半でした。 仕方ないので、諦めて当初の目的通り、万華鏡展に行きました。

次回は、「万華鏡(カレイドスコープ)の視覚」をご紹介します(もう終了している展覧会ですみません)




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日本の心 富士山展~写真:大山行男~ 【FUJIFILM SQUARE】

国立新美術館でラリック展を観た後、ミッドタウンに戻ってフジフイルム スクエアで「日本の心 富士山展~写真:大山行男~」を観てきました。

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【展覧名】
 日本の心 富士山展~写真:大山行男~

【公式サイト】
 http://fujifilmsquare.jp/detail/09070401.html

【会場】 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 1Fギャラリー「PHOTO IS」
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】2009年7月4日(土)~2009年7月29日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
大山行男って方は知らなかったのですが、名前があまりにも富士山に似合う名前なので、芸名??とか思いながら観ていました。 富士山といえば誰もが雄大なイメージを持っているかと思いますが、今回の写真展はそれを再確認すると同時に、様々な富士の表情を観られました。稲妻が走っている富士、青い富士、湖面に映った赤い富士、薄紫の富士、雲の上に頭を突き出した富士、帽子のような雲をかぶった富士 ・・・等など、1つの山でこれだけの表情を撮れるのかーと感心しながら観ていました。綺麗でわかりやすいので、写真に興味が無い人でも十分に楽しめそうです。

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富士山展を観た後、2Fで「うえだ好き―写真家・植田正治に捧げるオマージュ」も観ました(既に終了しました)
 公式サイト http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s123/090703123.html
こちらの写真家も知らなかったのですが、多くの写真家に影響を与えたらしく、彼へのオマージュ作品が展示されていました。モノクロ写真が多くて、観ていると鳥取砂丘をテーマにしたシリーズがあったらしいというのがわかってきました。そして、何となくマグリットやダリといったシュルレアリスムを感じる作品が多かったように思いました。(マグリットに影響を受けたと書いてあったような気もします) ちょっと上級者向けの展示のような印象を受けましたが、シュルレアリスムっぽいところが好みでよかったです。

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この展示を観た後、ちょっと休憩してから万華鏡展と夜景を観に森美術館へ行きました。次回は森美術館をご紹介いたします。


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サロン・ド・テ ロンド(カフェ)と国際公募 第九回 国際墨画会展 【国立新美術館】

ラリック展の後、国立新美術館内にある、「サロン・ド・テ ロンド」というカフェでお茶してきました。

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【店名】
サロン・ド・テ ロンド

【ジャンル】
カフェ

【公式サイト】
http://www.nact.jp/restaurant/02.html
 ※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【最寄駅】
乃木坂駅/六本木駅

【近くの美術館】
国立新美術館

【この日にかかった1人の費用】
1000円程度

【味】
 不味_1_2_3_④_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_②_3_4_5_快適

【混み具合・混雑状況(土曜日16時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_③_4_5_名店

【感想】
このお店は女性誌のVOGUEとのコラボレーションらしく、お店にVOGUEがおいてありました。結構お洒落な雰囲気が漂っています。…が、お店に入ったら、席が空いているのに、少々お待ちくださいと言われ入口で待たされました。7~8分ちょっと放置されていたら、他の店員が来て普通に中に通してくれました。意味無く待たされると、ちょっとイラっときます。

とりあえず、タルトを頼みました。結構美味しいです。このベリーがちょっと酸っぱくてアクセントになりました。
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一緒に行った人はこちらを食べていました。ふわっとして美味しかったらしいです。
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ということで、メニューはどれも結構美味しかったです。…が、また帰る時にレジに行ったら5分くらい誰もきません。仕方なく店員を呼びに行ったらちょっと待っててくださいと言われ。。。さらに待って他の店員がようやく会計してくれました。うーん、印象として残ったのは、この店は出入り口の応対が下手ってことですかね。たまたまかもしれませんが行きも帰りも無駄に待たされたので、利用の際はお気をつけください。。。


カフェを出た後、2Fをうろついていたら、無料で観られる「国際公募 第九回 国際墨画会展」をやっていたので、フラっと入ってみました。(この展示はすでに終了しました)
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集中せずにさらっと観たので、評価テンプレートは省略。しかし、ずっと歩きながらさらっと観たつもりでも30分以上かかるくらい、質・量共に充実していて、世の中にはこんなに沢山の才能が存在するのかと驚いていました。 タイトルどおり、日本だけでなく中国・台湾・韓国、マレーシアやオーストラリア… 他にも多くの国々から出品されていました。水墨画というと白黒の濃淡で表した絵かと思ったら、結構カラフルな作品が多かったです。中国の作品などは日本人では発想できないような構図があったりして面白くて、また、逆にこれを本当に外国の人が描いたの??っていう日本画風のもあって、国を超えた様々な表現を堪能できました。


こんな感じで、ラリック展の後もしばらく国立新美術館の中をうろうろしていました。本当は野村仁展にも行きたかったのですが、会期末が迫っていた森美術館の万華鏡展に行くことにして、この日は見送りました。森美術館には少し遠回りして、またミッドタウンに行ってフジフイルム スクエアで富士山の写真を観にいきました。

次回はフジフイルム スクエアをご紹介します。
 → こちらに書きました。



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生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ 感想後編 【国立新美術館】

前回の感想前編では【第Ⅰ部 華やぎのジュエリー】をご紹介しましたが、今回はその続きです。
今日は【第Ⅱ部 煌きのガラス】をご紹介

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まずは概要のおさらい。

【展覧名】
 生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ
 Rene Lalique A Retrospective

【公式サイト】
 http://www.tokyo-np.co.jp/event/lalique/index.html
 http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/lalique.html
 http://pr.enjoytokyo.jp/090529lalique/

【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2009年6月24日(水) ~ 9月7日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
今回はⅡ部の方が内容盛り沢山でした。ガラスの方がラリックらしさを感じます。
コーナーごとに気に入った作品を紹介。(展覧のコーナーがかなり細分化されていますので、メモを取ってなかったコーナーもあります。すみませんが、そこは再度行った時にでも書こうと思います。)

【第Ⅱ部 煌きのガラス】
<1.ガラスへの扉>
花瓶《白鳥》
前回のおさらいですが、ラリックのデザインはアール・ヌーボー的な左右非対称から左右対称へ、カラフルなものから単色のグラデーションへと作風を変化させていきます。
しかし、このあたりはアール・ヌーボーとアール・デコの境目あたりなのかなと感じる作品が多くありました・。

<2.ふたつの時代、ふたつの顔>
 アール・ヌーヴォーのなごり
ここはメモを取ってませんでした。またの機会に・・・。

 アール・デコの展開
このコーナーの花瓶が一番面白いところかな。先日行ってきた、ラリック美術館で観た作品に似ている作品も多かったです。
 参考記事:ラリック家の女神たち 【箱根ラリック美術館】 

花瓶《つむじ風》あるいは《渦巻のレリーフ》 ★公式サイトで観られます。
透明地に黒い渦が描かれているのは観たことがありましたが、3色揃ったのは初めて観ました。深々と掘り込まれたかのような、渦巻き模様がダイナミックで力強さを感じます。

三足鉢《シレーヌ》
女性の髪と両足が水滴のようになっていて流水のような印象がある作品でした。女性の美しさと水の涼しさを併せ持っているようでした。

花瓶《カメ》
亀の甲羅のような模様をもつ花瓶(壷?)です。これの緑色を観たことがありますが、今回の展示品はオレンジ色です。ってか、めっちゃオレンジw どうやったらこんな鮮やかな色が出るんだろう?と思ってました。この頃からラリックも色ガラスを使うようになり、さらに作品の幅が広がったようです。

花瓶《蛇》
花瓶の周りを蛇がとぐろを巻いている作品です。これもラリック美術館に色違いがあるかな。うろこがリアルでちょっとこわいですw

花瓶《バッタ》
爽やかな淡い青色をしていて、一体感のある作品です。バッタが可愛かった(><)

なお、ここのコーナーで説明がありましたが、ラリックの作品にはオパルセントガラスと呼ばれるガラスがよく使われます。これは乳白色のガラスで、オパールを半透明にしたように見えるのでオパルセントガラスと呼ぶらしいです。多分、ラリックの作品が透明だったらここまで魅力を感じなかったかも?と思うくらい、このオパルセントガラスは高貴さを醸し出しています。単色グラデーションの作風はここに極まったのかなと思います。


<3.創作の舞台裏>
スケッチ帳
色々とラリックの私物があって、とりとめもなくアイディアを書かれたスケッチブックなどがありました。これはフランスでも展示されたことがない世界初公開の品らしいです。ラリックの素描以前のスケッチが見られるのは貴重かもしれません。
このコーナーにさらっと説明があったと思いますが、デザイン画を実際の作品に仕上げた職人達は作品に名前を残していないのだとか。これだけの仕事をしてちょっと可哀想かも。。。と思いましたが、みんな「Lalique」のサインをしていたのだとか。ブランドなんですね。

<4.シール・ペルデュ>
シール・ペルデュとは何ぞや?って話ですが、これは、まず蝋で作品を形作った後、それを耐火石膏で固めます。その後、熱を加えて脱蝋し、代わりにガラスを注ぎこみ、最後に石膏を割って作品が出てくるという技法の名前が「シール・ペルデュ」です。最後に石膏を割るので1つの型で1点の作品ができないので貴重なものになります。

気付け薬用小瓶《シレーヌ》
この作品は驚愕しました。水の中の歪みを観ているような感覚に陥りました。また緑色で品のある美しさを感じます。

シール・ペルデュ花瓶《四組のセキセイインコ》 ★公式サイトで観られます。
これを蝋で最初に作っているのか~ と思って見ていると、こんな細かいところは蝋だと折れちゃうんじゃないか?なんて思いながら観ていました。ちょっと歪んでいる感じがしたのは気のせいかな??

<5.1925年アール・デコ博覧会>
立像《噴水の女神》 ★公式サイトで当時の写真と女神像が観られます
この展覧会の圧巻はこのコーナーだと思います。「現代装飾美術産業美術国際博覧会」でメイン会場の中央広場に建てられたガラス製の野外噴水《フランスの水源》を飾った、16種類の噴水の女神像のうち12種類が出品されています。
当時、8角形の噴水に、16段の女神像で、8×16=128体の女神像があったというのが驚きです。ぱっと観た感じ、噴水の女神は庭園美術館の玄関の作品を彷彿します(その作品については次に触れます)  よく観ると、1つ1つの女神のポーズや大きさが違い、それぞれにはセーヌ川の橋の名前がついているとのことでした。
これだけの質・量を国内で観るチャンスって中々無いと思います。

<6.皇族・王族とラリック>
デザイン画-朝香宮邸正面玄関 ★参考記事
何やら見覚えがあるぞ?と思ったら庭園美術館の玄関にある女神像のデザイン画です。結構見慣れている作品のデザイン画だけに、感激しました。
この頃すでにラリックの作品は王侯貴族に相応しい品格の高い作品と認識されていたようで、当時の皇族がお土産に持ち帰った作品などもありました。

<7.香りの小宇宙>
コティ社からの依頼で、ラリックは本格的に香水瓶の製作に取り掛かっていきました。今までも結構観てきたつもりですが、ラリックの香水瓶は多くの種類があるらしく、観たこと無い作品が大半でした。

 コティの香水瓶
ここはメモを取ってませんでした。またの機会に・・・。

 挑戦的デザイン
香水瓶《彼女らの魂》ドルセー社
日本刀のツバを思わせるデザインでした。おそらく、そこから着想を得たんじゃないかな?

香水瓶《青春》
中に人が閉じ込められているかのようなデザインでした。こういうデザインの発想って、どうやって思いつくんだろうと感心してました。

<8.装いのガラス>
装飾品にもガラスを使った作品があり、ガラスなのにあたかもジュエリーみたいな印象を受けました。

 アクセサリー
ブローチ《背中合わせの人物》
緑色が美しい作品で、観る角度によって輝きが違うように見えました。もう宝石みたいなw

 化粧道具
ここはメモを取ってませんでした。またの機会に・・・。

<9.スピードの世紀>
カーマスコットも大好きなジャンルです。ここも結構観たことある(のと同じような)作品が多かったですが、機知に富んだデザインが多くて面白いです。

カーマスコット《彗星》
絵文字で表すと、 Σ三☆ こんな感じで、彗星の名に相応しいデザインです。☆マークが可愛いw

カーマスコット《大トンボ》 ★以前、ラリック美術館の記事でご紹介した作品とよく似ています。こちら
実際にクラシックカーにつけられて展示されているのが嬉しいです。この作品はかなり大事にされたそうで、どこかにいく場合は、普通に走っているときは外しておいて、目的地に近づいた時だけ取り付けていたのだとか。気持ちはよくわかりますw それにしても茶目っ気あるデザインですね。

カーマスコット《クリュセイス》 ★以前、ラリック美術館の記事でご紹介した作品とよく似ています。 こちら
風の流れを感じるようで、色気のあるポーズが最高です(><) 私の中ではラリック作品の中でもかなり好きなデザインです。ちょっとずつ違うデザインがあるのがわかって嬉しかったです。

<10.室内のエレガンス>
テーブル・センターピース《二人の騎士》 ★公式サイトで当時の写真と女神像が観られます
この作品もかなりの見所かと。2人の長い髪の騎士?が馬に乗り今まさにぶつかりそうな感じです。この繊細さと力強さを併せ持った作品はラリックの魅力を凝縮しているかと思います。いずれ北澤美術館も行ってみたいなあ。。。

常夜灯《二羽の孔雀》など
これも日本刀のツバを思わせるデザインでした。ラリックは日本美術からの影響が強かったので、この時代でもまだそういう部分が残っているのかなーなんて思いながらみていました。

<11.テーブルを彩るアート>
グラス・セット《トウキョウ》
ここは一般向けに売られた作品のコーナーだったと記憶しています。そのせいかちょっと簡素なものが多かったかも。
この作品は東京の名前がついていたのですが、どこら辺が東京なのかはわかりませんw 水玉模様みたいです。


ということで、かなりざっくりと紹介してもかなりの量になりました。質・量ともにこれだけの展示は滅多にないと思いますので、最高の展覧会だと思います。
既にちょっと混んでいますので、会期末に近づくにつれてどんどん混みそうな予感がします。ご興味ある方はお早めにどうぞ。。。

↑の記事にもリンクを張りましたが、今まで書いた記事にラリック作品の写真なんかもありますので、興味がある方はこちらも読んでいただけると嬉しいです。

 参考記事のまとめ
  箱根ラリック美術館 館内の案内
  ラリック家の女神たち 【箱根ラリック美術館】
  東京都庭園美術館の写真その1

なお、後日再度ラリック展に行ってきました。紹介しきれなかった作品を一挙に紹介しました。
 こちらです。→ ラリック展 2回目感想前編


この後、美術館内のカフェでお茶して→鑑賞無料の公募展→フジフイルムフォトギャラリー→森美術館(万華鏡)というコースでした。中々にハードスケジュールでしたが、次回以降はそれらについてご紹介します。






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生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ 感想前編 【国立新美術館】

ミッドタウンでお昼を食べた後、国立新美術館で待ちに待った「生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」を観にいきました。
結構、混んでいて、小品が多く展示されているところは列ができて鑑賞するのに並ぶくらいでした。

作品点数がかなり多いので、前編・後編に分割してご紹介しようかと思います。

1218851928_20.jpg


【展覧名】
 生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ
 Rene Lalique A Retrospective

【公式サイト】
 http://www.tokyo-np.co.jp/event/lalique/index.html
 http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/lalique.html
 http://pr.enjoytokyo.jp/090529lalique/

【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2009年6月24日(水) ~ 9月7日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
この展覧会の面白いところは、作品とデザイン画がワンセットになっているものが多いところでした。先に作品を観てからデザインを観たら、本当にそのまま再現しているのがよくわかります。
ラリックの下には30人くらい腕の良い職人がいたらしいですが、精巧に再現していて驚かされます。

コーナーごとにメモを取った作品をご紹介。コーナーが細かく分かれていました。


【第Ⅰ部 華やぎのジュエリー】
<1.目覚め>
ラリックは最初は宝石を使った作品を作っていました。この展示でも前半は宝石が中心で、中盤以降がガラス作品が中心となります。

コサージュ・オーナメント《六羽のツバメの飛翔》
題名の通り、六羽のツバメが連なって飛んでいるモチーフで、躍動感がありました。ツバメはジャポニスムの代表的なモチーフなのですが、これとどこかで似たデザインを観た気もします。

<2.美の女神アリス>
このコーナーは妻になったアリスに関するコーナーです。実はルネ・ラリックは妻子がある身でありながらアリスと結ばれていきました。(その妻子はどうなったんだろ??と思ったけど、そこはスルーされていますw)
ともかく、アリスというミューズ(美の女神)を得たことで、ラリック独創的な作品を次々と作っていくことになります。

ハットピン《ケシ》 ★公式サイトで観られます
ポスターになっている作品です。この作品は非常に精巧で本当に植物のようです。花びらには金のすじがあり、「省胎七宝」というエナメルの透かし細工が施されています。(この省胎七宝という技法は他の作品でも観られますが、相当難しい技法のようです) また、モチーフのケシもこの展覧会で多く観られます。ケシというと死や夢を象徴しているものだと思っていましたが、この展示では幻想の象徴で、アリスの象徴でもあると紹介していました。この作品のデザイン画もあり、見比べてみるとその再現性のレベルの高さに驚嘆します。

ブローチ《ケシに囲まれた女の胸像》 ★公式サイトで観られます
これまたケシですが、真ん中に横向きの女性があるブローチです。これが妻アリスのようです。本当に女神みたいです。

<3.花開くジュエリー:モティーフの展開>
[自然‐花]
ペンダント/ブローチ《白いスミレ》
薄い青で透ける感じでした。こういう繊細な色合いも含めて流石です。

[自然‐草木]
ブローチ《枯れ葉》
作品名からは寂しげなイメージがしますが、この作品は中に3つのトルマリンが入っていて、薄い青色が高貴な雰囲気を出していました。

扇と櫛《落ち葉》
これも名前のイメージとはだいぶ違って、半透明のエナメルの大きな扇がインパクトがありました。これで本当に扇げるの?ってくらい硬そうでしたがw

[自然‐動物]
ネックレス《猫》
ネックレスに一定間隔で猫をあしらった飾りがあるのですが、その猫たちは1つ1つ違いがあって、じゃれているような表情が可愛かったです。

[象徴‐女性と花]
ペンダント《スミレの女》
ペンダント《ケシの女》

両方とも植物+女のタイトルですが、そのタイトルどおり花と女性が一体化した感じでした。(髪が花みたいになってる) 女性の華やかさを象徴しているようでした。

[象徴‐風]
ブローチ《羽のあるニンフ》
多分、これは観たことがあります。(もしくはこれと同じような作品) 蝶の羽が生えた妖精のようにみえる作品で、小品ならではの可憐さがありました。よく観ると羽の部分の細工が凄い。。。

ペンダント《二匹のトンボ》
ペンダント《四匹のトンボ》

アクアマリンを使った作品。トンボもジャポニスムを象徴するモチーフで、アールヌーボーっぽい作品です。

[象徴‐水]
[象徴‐ダンス/音楽]
ここはメモを取っていませんでした。。。また行くと思うので次の機会にでも。

[象徴‐神話/宗教/物語]
十字架《天使、AΩ(アルファとオメガ)》
結構、大きい十字架で、「私はアルファでありオメガである」という聖書の言葉をモチーフにしたものと思います。十字の左側にA(アルファ) 右側にΩ(オメガ)が描かれています。ラリックってこんなのもあったのか??という感想が真っ先にきましたw ごついです。

参考展示
当時の衣装と共に、実際にはこんな感じで身につけていましたというのを展示していました。

 [デザイン画]
このコーナーは次のコーナーにあった「雄鶏の頭」のデザイン画があったかな。デザイン画のみのものもありますが、作品とワンセットになっているデザインを観ていると、よくこれについていけるなと職人達の再現力に驚きますね。。。

<4.グルベンキアンの愛したラリック>
カルースト・グルベンキアンは石油の実業家で、ラリックの友人として彼の作品を収集した人です。このコーナーはグルベンキアンゆかりの作品がありました。

ティアラ《雄鶏の頭》 ★公式サイトで観られます
繊細かつ迫力ある作品です。東洋風とも西洋風ともみえる作品で、グルベンキアンが所蔵する古今東西の考古史料などからの影響が出ていると思います。この鶏、口には大きな赤い宝石をくわえていて目立ちますが、私が注目したのは顔と鶏冠の部分です。顔は細かい金のすじが通っていて表情を強調しているようです。また鶏冠は網目状になっていて、技術の高さに驚きました。これは今回の展示でも見所だと思います。

櫛《樹の枝》
パッと観た時、日本の水墨画を櫛にしたみたい。。。と思いました。狩野派みたいなダイナミックさと華麗さが同居していました。

コサージュ・オーナメント《騎馬試合》 ★公式サイトで観られます
深い緑が美しいコサージュです。解説によると、この頃から作風に変化が出てきたようで、左右非対称なアールヌーボー的な作風から左右対称の伝統的な作風へ、カラフルな色合いから単色のグラデーションに変わっていったようです。丁度この作品はその2つの変化を象徴しているようでした。

<5.透明の世界へ>
ネックレス《ケシ》
円と球だけでできてるようなシンプルなデザインでした。色もそれまでのカラフルさはないかな。ここら辺が「透明の世界へ」の過渡期なのかも。

ドッグ・カラー《トラ》
結構ごっついドッグカラーですw 重そう。。。 この作品もカラフルなものではなく、形もシンプルでした。こういう変遷がわかるのもこの展示の面白いところです。



ということで、ようやくⅠ章をご紹介しました。Ⅱ章はこの倍くらいあるので、もしかしたら感想は3回くらいの分割になるかも??
とにかく作品が充実していて、それが流れになっている感じがします。しかし、ラリック自身の人生はあまり紹介されていないような気がしました。もうちょっと詳しくどうしてこういう作風になったのか?とかを掘り下げて欲しかったかも。

それにしてもこの展覧会で「シャイ&林述秀・バンドマン」という出品者が多く見られるのですが、googleで調べても分かりません。どういう団体なんだろ?? 謎です。



次回は【第Ⅱ部 煌きのガラス】をご紹介します。

  → 後編を書きました。こちらです。



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映画 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 を観た (ネタバレなし)

今一番話題になっている映画 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 を観てきました。
金曜日のレイトショーで行ったのですが、この日は丁度、日テレで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を放送してたとか。特別編だったらしく、DVDでも観られない内容もある!という宣伝を目にしましたが、どう違ったんだろ??とちょっと気になります。
しかし、この日のために(?)、先日パルコのフリークスストアで、エヴァとのコラボTシャツを見つけて買ってきていたので、それを着て観に行ってきました。(気合入りすぎかもw)

参考リンク: エヴァンゲリオン:破 コラボTシャツ

2着買ったのですが、結局左の「初号機、完全に沈黙」を着ていきました。 右は「まさか!?暴走!?」です
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では、本題へ。。。

【作品名】
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

【公式サイト】
http://www.evangelion.co.jp/

【時間】
 1時間50分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_3_4_⑤_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_4_⑤_名作

【感想】
思い出してたら満点になっちゃいましたw とにかくめっちゃ面白かったです! TVアニメに沿った序と違って破は設定もストーリーも予想外すぎて驚き、どうなるんだこれ??という緊張感がありました。思い出せばすぐに目に浮かぶような印象的なシーンばかりで、これだけ濃い内容だとは予想以上でした。
ネタバレしないように書くと、展開するときは一気に進むんだけど、学園のシーンや各人の心情を描くシーンが長めにあったように思います。それと、今までのエヴァでは描かれていなかったような秘密を垣間見ることができるシーンもあり、マニアにとっては新しい解釈の鍵になりそうでした。

そして、エヴァは映像の革新性も有名ですが、今回の映画でも存分にその斬新さを改めて味わうことができます。独特のデザイン、躍動感ある身体表現、機械の規則的な動き等など、今までのエヴァでも観られた特徴がより一層強化されていた感じがしました。とにかくカッコいいです(><)

と、そんな感じで観た後はしばらく興奮気味でしたw 最後の次回作の予告まで1つも見逃せない内容でした。これだけ面白いと、まだまだ世間でも盛り上がりをみせそうです。私も、もう一度落ち着いた状態で、あれは何だったんだろう?というのを踏まえて観たいので、近いうちに2回目に行く可能性大ですw

----------------------------

エヴァを知らない方は…。
この作品はどうしても、ある程度世界観を知っておく必要があるので、この映画からエヴァに入る場合にはどこかの解説サイトなどで予習・復習しないと理解するのは厳しいとは思います。というか、ある程度予備知識があっても、全部理解するのは難しいかもしれません。(私も深く理解してるわけじゃないですw) 専門用語的な単語がどんどん出てくるので、その辺だけでも押さえてから観ることをお勧めします。


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【番外編】京都駅周辺 【京都】

3回に渡って書いた京都番外編も今回が最終回。東寺、 東本願寺~西本願寺と4時間だけ観光した後、もう時間がない!という状態でしたが、最後まで観光を諦めませんw 諦めたらそこで試合終了だよ! …ということで、休憩時と帰る時に京都駅で撮ったをご紹介。

京都駅の北側出口。格子状の天井がダイナミックで現代的です。
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別の角度から。建設前には現代的過ぎて伝統的な京都の景観に合わない!なんて言ってた人もいましたが、すっかり観光地の1つです。
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伊勢丹の階段。上の写真と180度逆方向の風景です。
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屋上から南東を見た風景。新幹線が駅を出て行くのが見えます。
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これは帰る日に撮りました。あいにくこの日は曇っていました。
北側の風景です。前回の記事でご紹介した東本願寺の修復中の屋根が見えます。
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京都タワー。学生の頃、ここの近鉄でアイアンメイデンのCDを買って、帰りの新幹線で聴いた記憶が蘇りますw
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駅の北側に出て、南東方向を観た風景。京都は方角が分かりやすくていいです。
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これは上の写真と同じ場所から南西を撮った写真。ちょっと見えませんが長い階段のあたりです。
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駅の南側のホテルの部屋からの風景。500系新幹線が出て行きます。奥にも500系がいます。
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泊まったホテル。新都ホテルというホテルで、居心地が良かったです。(なにせ駅前で便利だし)
格安なのにこの豪華さ。どうやって儲けてるんだろ?w
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これも新都ホテル内の景色
20090608_50.jpg


参考リンク:新都ホテル


帰りの新幹線の1本前。今はこの型が「こだま」になっているんですね。昔はすっごい最新だったのに時代は早いもんです。
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帰りに乗った700系。カモノハシの顔をしているのが特徴です。速いだけでなく、窓際にはノートPC用の電源があるなど至れり尽くせり。流石最新車両です。
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と、こんな感じで、最後は鉄道マニアみたいになってましたが、駅周辺だけでも楽しめました。古都で新しい時代を感じるのは駅が一番かも?
これでつかの間の京都行きは終わりです。体調も戻って徐々にネタを仕込んでいるのでもうすぐ本編復帰です。



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多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

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■2011/11/21
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■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
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■2009/10/28
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  → 関東 > 絵画

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