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生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ (2回目感想後編) 【国立新美術館】

昨日の2回目感想前編では【第Ⅰ部 華やぎのジュエリー】をご紹介しましたが、今回はその続きです。
今日は【第Ⅱ部 煌きのガラス】をご紹介

昨日と同じように、前回行った際の記事で紹介しなかった作品を補足的にご紹介しますので、前回の記事をご覧になっていない方は先に読んでいただけると嬉しいです。(今回はコーナーごとの趣旨とかは省いています )
 前回の記事へのリンク
   ラリック展 感想前編
   ラリック展 感想後編
   ラリック展 2回目感想前編

 その他参考記事
   箱根ラリック美術館 館内の案内
   ラリック家の女神たち (箱根ラリック美術館)
   東京都庭園美術館の写真その1

DSC_2857.jpg


まずはおさらい。

【展覧名】
 生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ
 Rene Lalique A Retrospective

【公式サイト】
 http://www.tokyo-np.co.jp/event/lalique/index.html
 http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/lalique.html
 http://pr.enjoytokyo.jp/090529lalique/

【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2009年6月24日(水) ~ 9月7日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間20分程度

【混み具合・混雑状況(金曜日14時頃です)】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
さっそくコーナーごとに気になった作品を紹介。

【第Ⅱ部 煌きのガラス】
<1.ガラスへの扉>
ボンボン入れ《エルフ》
昨日ご紹介した、ブローチ《ニンフ》に似た感じの、手に羽が生えている妖精が踊っているようなデザインです。深い緑色をしていて高級感がありました。

<2.ふたつの時代、ふたつの顔>
 アール・ヌーヴォーのなごり
立像《大きな裸婦像、ツタの台》
右ひじをあげ、顔を隠した裸婦がモチーフです。滑らかで肉感があり、優美さと悩ましさがありました。

花瓶《菊に組紐文様》
これはサロンのために作られた作品。青い透明ガラスを型にはめて作り、そこに白いガラスをはめ込んで作った作品でした(あんま見た目は好きじゃないですw) 青が濃くて白い菊も力強い印象でした。

 アール・デコの展開
花瓶《バッカスの巫女》
花瓶をぐるりと10人くらいの裸婦が、上側のふちを支えるようにたっています。隣同士で腕を組んだり頭を持たれたりしていて、色気と神秘の両面を感じました。乳白色でオパルセントガラスで出来ているので、より一層女性美が強調されているように思いました。

<3.創作の舞台裏>
蓋物《孔雀》
円形の蓋のついたはこです。立派な孔雀が背を向けて木に止まっています。孔雀といえば色とりどりの羽を思い浮かべますが、あえて青一色で作られていて、水墨画みたいだと思いました。この単色の濃淡がこの時代のラリックの特徴なのかな。

<4.シール・ペルデュ>
シール・ペルデュとは何ぞや?という方は前回の記事をご覧いただければと思います。
  ラリック展 感想後編

水差し《小さな牧神の顔》
水差しににこやかな子供の顔がついています。柔らかい凹凸でシール・ペルデュのきめ細かさを感じました。

花瓶《トカゲ》
緑のトカゲ(というか蛇みたい)が、4匹絡み合っている花瓶・ちょっとグロいw 立体的な感じで、シール・ペルデュの表現は凄いんだなーと感心してました。

灰皿《二匹のハツカネズミ》
私が見ている間だけでも、何人かが「可愛いうさぎ!」と声をあげていましたが、ネズミですw ちょこんと座っている感じで確かに可愛いかったです。

<5.1925年アール・デコ博覧会>
「工芸の中庭」列柱廊・扉装飾パネル《ガラス職人》
これはアールデコ博覧会の列柱廊というところのガラス扉に使われたもので、左右2枚が対になっている作品です。左右とも裸でガラス吹きをしている男性を象っています。右は結構モノトーンでも陰影がよくわかったのですが、左は全体的に白っぽくてぼんやりとした感じでした。国内で左右揃って展示したのは初らしいです。

<6.皇族・王族とラリック>
花瓶《インコ》
裕仁皇太子時代の昭和天皇が大臣に外遊のお土産として買ってきた花瓶。黒っぽい花瓶につがいのインコが何組かいました。黒いせいか意外と渋い感じです。皇太子からこんな美術品を貰ったら凄い名誉でしょうね。(まして戦前だし貴重そう)

テーブル・セット《カモメ》
カモメたちが舞い飛ぶ様子が描かれているテーブルセット。特に蝋燭台と皿のカモメは見事でした。前回の前編でご紹介した「コサージュ・オーナメント《六羽のツバメの飛翔》」のツバメとちょっと似てたかも。

<7.香りの小宇宙>
 コティの香水瓶
香水瓶《花のなかに》コティ社
淡い青色の花の上に、虫がとまっているデザインで、目には見えない香りを表現しているようでした。発想が面白いです。

 挑戦的デザイン
香水瓶《カーネーション》
まるで氷に閉じ込められた透明のカーネーションのように見える作品。微妙な透明度の違いでそのように見えました。ラリックはいつだって挑戦的デザインだと思いますが、これは華麗で特に好みでした。

<8.装いのガラス>
 アクセサリー
コサージュ・ブローチ《雌鹿》
こんな感じの形→ ( |=□=| ) のブローチ(余計わからないかもw)で、真ん中の四角い部分には首をたれた鹿がいます。ピンクと紫の中間くらいの色で、神秘的な感じが出ていました。オパルセントガラスかな?

 化粧道具
鏡《バッタ》
薄い茶色の背景に透明のバッタが風流な作品。この辺の作品は、それまでの貴族向けと違って、新しく台頭した市民向けのせいかシンプルな作品が多かったように思います。

<9.スピードの世紀>
カーマスコット《ツバメ》
このコーナー大好きですw 空からツバメが舞い降りてくる瞬間のようなデザインのマスコット。スピード感があって、自動車の先につけるのに相応しい感じでした。

カーマスコット《キツネ》
こちらは獲物を狙っているかのような姿勢のキツネのマスコット。緊張感を感じる一方で、尻尾はふわふわ感があって可愛かったです。ガラスなのに柔らかそう。

カーマスコット《チャボ》
これも動物のマスコット。自分の体の倍近くある尻尾を上にあげている立派なチャボです。流れるような毛並みが風を切って走るイメージに合っていました。

<10.室内のエレガンス>
装飾パネル《競技者》
力強い動きに溢れた作品。6人の裸の男達が何かを競っているようです。躍動感と透明さからくる品格を感じました。

シガレット・ケース《二頭の山羊》
二頭の山羊が角を合わせて戦っているシガレットケースで、透明で中が透けて見えています。男性用だと思いますが、何ともエレガントです。

テーブル・センターピース《三羽の孔雀》
センターピースは発注すると特に高価なものなんだとか。確かに展示されているセンターピースはどれも素晴らしく、これもその1つです。三羽の孔雀の羽がセンターピースを埋め尽くし豪華な感じです。羽は非常に細かく表現されています。大きくて細かい…そりゃ高いわw

<11.テーブルを彩るアート>
テーブル・セット《ストラスブール》
ブドウを踏んでいる男女が描かれたテーブルセットのシリーズです。ストラスブールといのはワインの名産地らしくそれにちなんでいます。これもそうですが、このコーナーにあるのはかなりシンプルな感じの作品で、身近な生活の美として広がっていったとのことでした。


こんな感じで、今回も大満足の展覧会でした。満足したせいか、出口にあるショップのラリックのお土産はかなり惹かれましたw そういえば、騙し絵展を観にいった時に、渋谷の東急の中にラリックのお店がありました。(地図
公式サイトはないみたいだけど相場はどんなもんか興味があったので、試しにヤフーショッピングで検索してみたら、ネットでも結構売ってるみたいです。
  ヤフーショッピングで「ラリック」の検索結果
・・・買えないことはないけどやっぱ高いですw これくらいが身近な美かー。

さらに、もしやと思ってヤフーオークションも見たら、出品されてるもんなんですね。驚きです。(2009/8/21現在の話です)
  ヤフーオークションで「ルネ ラリック」の検索結果
やっぱ高いw 本物なのかな? いつかこういうのを気兼ねなく買える身分になりたいものですw



おまけ:六本木方面の入口には次回の予告が出ていました。ハプスブルク展って名前からしてメッチャ混みそうな予感ですw
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この後、21_21 DESIGN SIGHTで「骨展」を観てきました。また別の記事でご紹介いたします。


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生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ (2回目感想前編) 【国立新美術館】

最近、六本木の記事が続いているので、上野の記事は今度まとめてご紹介することにして、先に国立新美術館で「生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」を再度観にいった感想をご紹介します。
今回も前編・後編に分割してご紹介しようかと思います。前回の記事で紹介しなかった作品を補足的にご紹介しますので、前回の記事をご覧になっていない方は先に読んでいただけると嬉しいです。(今回はコーナーごとの趣旨とかは省いています )

 前回の記事へのリンク
   ラリック展 感想前編
   ラリック展 感想後編

 その他参考記事
   箱根ラリック美術館 館内の案内
   ラリック家の女神たち (箱根ラリック美術館)
   東京都庭園美術館の写真その1

DSC_2855.jpg DSC_2852.jpg


【展覧名】
 生誕150年ルネ・ラリック─華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ
 Rene Lalique A Retrospective

【公式サイト】
 http://www.tokyo-np.co.jp/event/lalique/index.html
 http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/lalique.html
 http://pr.enjoytokyo.jp/090529lalique/

【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2009年6月24日(水) ~ 9月7日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間20分程度

【混み具合・混雑状況(金曜日14時頃です)】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
この日はお盆休み(8月14日)だったので、混み具合はあまりあてにならないかもしれませんが、この前行った時と同じくらい混んでました。最初の方は壁沿いなどに細かい作品が多く展示されているせいか、鑑賞するのに列を作る感じで混んでいます。(Ⅱ部はちょっと離れて鑑賞できる作品が多いので、相対的にそこまで混んでる感じはしませんでした。)

前回ご紹介した作品以外で気になった作品をコーナーごとにご紹介。

【第Ⅰ部 華やぎのジュエリー】
<1.目覚め>
扇《二羽の雀とバラ》
ラリック25歳の作品。今回の展示の中でも最初期の作品です。扇には仲睦まじい二羽の雀が描かれ、バラ色の中で幸せそうな雰囲気が漂っていました。象牙の部分にはバラのとげのような突起がありました。すでにラリックの特徴を感じる作品です。

デザイン画-コサージュ・オーナメント《冬景色》
湖に映る紅葉した木の絵をデザインに組み込んでいます。松ぼっくりがふちにつくデザインをしていました。これを作るのは大変そう…。

マグカップの原型《サテュロスとブドウのつる》
黒い重そうなカップで、カップに抱きついたサテュロスの体が取っ手になっています。その顔は恍惚の表情に見えました。既に斬新なデザインが芽生えているのがわかる作品でした。

<2.美の女神アリス>
バックル《ケシ》
立体感のある大きなケシの花の形をしたバックルで、銀が黒ずんでいました。ちょっとごつい感じもしますがしっとりした美しさがありました。

<3.花開くジュエリー:モティーフの展開>
[自然‐花]
ブローチ《桑の木と甲虫》
三角△の頂点に、下向きの三角▽の形に3つに分かれたオパルセントガラスのような肉厚のガラス?がはめ込まれていました。そこがカブトムシの甲みたいです。大きな三角△は桑の木なのかな。△を組み合わせた単純なデザインのようで奥が深いです。

ティアラ《ヤブイチゲ》
ヤブイチゲ(藪一華)っていう花を知らないのですがw 黄色い茎、透ける黒っぽい花、花弁はダイヤかな? 結構大きいですが可憐でアールヌーボーっぽい作品でした。

ブローチ《パンジー》
これも立体感があって本物の花のような作品で、白い花と葉っぱが透ける省胎七宝の技法で作られていました。この省胎七宝を使った作品は透明感があって可憐さを増します。さらに細かいダイヤも花についていてキラキラと輝いていました。素晴らしい作品です。

[自然‐草木]
ドッグカラー《松の枝》
大きな水晶が△を組み合わせた形にカットされていました。周りは松ぼっくりがあしらわれ優雅な雰囲気でした。

[自然‐動物]
バックル《コウモリ》
ひょうきんな顔をしたコウモリのデザインです。両脇にはハート型を横にしたような部分があって、羽は省胎七宝で出来ていました。可愛いです。

ペンダント/ブローチ《二羽の孔雀》
首が組み合った二羽の孔雀がキスをしているデザインで、足元にはハートがありました。ラブラブな感じですね。 二羽の羽が交じり合っていて、これも省胎七宝でできていました。この技術は頻出しますが相当難しいらしいです。

[象徴‐女性と花]
ペンダント《女の横顔とプラタナス》
かえで?をあしらった和風な感じの作品。女の顔ってどこかわからなかったw 隣にはケースもありました。

[象徴‐風]
ネックレス《羽のある虫の女》
背に光背みたいな円があり、手の先が長い蝶の羽みたいになっている女性が2体います。羽は緑や青、体は金色をしていました。2体はネックレスから鎖でぶら下がっているのですが、その鎖の長さが違っているのが気になりました。豪華な感じの作品です。

[象徴‐水]
ペンダント《レダと白鳥》
水浴びをしているレダの足元で、ゼウスの化身である白鳥が見上げているデザインです。水面が省胎七宝で透ける水色になっていて、その透明感が美しいです。優美な作品でした。

[象徴‐ダンス/音楽]
ペンダント《踊る二人の女》
乳白のなめらかな象牙で出来た2人の女性が踊っているデザインです。透ける白いドレスの裾がひるがえっていて、清楚さと動きを感じました。

[象徴‐神話/宗教/物語]
指輪《スカラベとハスの花》
指輪の上にコバルトブルーのスカラベがちょこんと乗っていました。結構リアルに糞ころがしですw 可愛いけどこれをつけてたら本物と思いそう。

 [デザイン画]
デザイン画-オペラグラス《パンジー》
オペラグラスのデザイン画なのですが、ふちからパンジーの花飾りが伸びています。こういう思いもつかないような取り合わせがラリックの独創的なイメージを強めているように思いました。

デザイン画-ペンダント《コウモリ》とチェーンのモティーフ
大小さまざまなコウモリが描かれているデザイン画です。コウモリには☆がついていて夜を感じるデザインでした。☆とか可愛らしいモチーフもあって自由な発想ですね。

<4.グルベンキアンの愛したラリック>
原型《根にからまる五人の裸婦》
若干怖い作品w 鉄で出来た型で、木の根にしなやかな体の女性たちが抱きついたりして一体となっていました。根の曲線と女性の曲線が、力強いような優美なような不思議な感覚でした。

ペンダント《デイアネイラの略奪》
上半身は人、下半身は馬の人馬が脇に女性を抱えているデザインです。周りには緑の植物が流れるように配されていて、左から右へ走っていくスピード感がありました。略奪って感じもよく出ています。

<5.透明の世界へ>
ブローチ《ニンフ》
透明感がある作品。中央が人の形に盛り上がっていて、広げた手から徐々にグラデーションになっていました。ニンフとか妖精も頻出ですが、どれも美しいですね。

こんな感じで、本当に質・量ともに充実していて、どれを見てもすげ~~と感嘆の声があがりました。私は後半の展示の方が好きなのですが、前半だけでもかなりの内容です。

次回は【第Ⅱ部 煌きのガラス】をご紹介します。

   ⇒ こちらに書きました。引き続きよろしくお願いします。



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スカイアクアリウムⅢ 【TOKYO CITY VIEW】

森美術館で「アイ・ウェイウェイ展 何に因って?」を観た後、TOKYO CITY VIEWで「スカイアクアリウムⅢ」を観てきました。
以前Ⅱも観たことがあるのですが、この水族館展は斬新な展示方法で華やかで幻想的な世界を堪能できます。

美術展ではありませんが、美術展としてご紹介して評価テンプレートもつけときます。
DSC_2530.jpg

【展覧名】
 スカイアクアリウムⅢ

【公式サイト】
 http://www.roppongihills.com/tcv/jp/

【会場】TOKYO CITY VIEW (六本木ヒルズ森タワー)
【最寄】六本木駅
【会期】7月17日(金)~10月4日(日)
 ※写真はD60で撮影しました。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間40分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日19時半頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
このスカイアクアリウムは、魚たちの動きや時間で変化する光線がまるでインスタレーション作品のような美しさがある展示で理屈ぬきに楽しめます。写真を撮ったのでそれを使ってご紹介。クリックすると拡大できます。


入口付近。水槽と夜景が一緒に楽しめます。
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こんな感じでそんなに混んではいませんでした。花火をやってる時間に来たせいかも。
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各水槽はこんな感じです。
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ちょっと分かりづらいですが、ヤドカリが歩いています。
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上からレーザー光線が差し込んでます。
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いくつかの水槽でドコモの防水携帯を展示してました。魚が可哀想だしウザいw 逆効果では…。 右の方ビルっぽい所にいるちっこいのはドコモダケです。
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水槽の両端からレーザー光線が出ていて、その色も変わっていきます。浮いているのはクラゲです。
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緑に輝くクラゲ
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これは抽象画ではないですよw 様々な色のレーザーが交じり合ってクラゲが虹色に光っています
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今年も金魚のコーナーがありました。
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これも水槽。粋ですね。
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金魚はいろんな種類のがいて、大量にいます。
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この三角形のもレーザーが出ます。写真は赤ですが緑や青に変化していくのが綺麗でした。魚もそれに照らされて色が変わるように見えます。
DSC_2822.jpg

ダイヤ型の水槽。3つくらいあったかな。
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写真だとわかりづらいですが、下から泡が出ていてそれに反射した色の動きが綺麗でした。
DSC_2836.jpg

アップ。泡・魚・光で常に変化します。
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ということで、写真では瞬間の様子しかご紹介できませんが、常に変化する魚の動きと光が非常にスタイリッシュで綺麗でした。
アイ・ウェイウェイ展・展望台・スカイアクアリウムの3点セットでカメラを持って遊びに行くとかなり楽しめると思います。


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アイ・ウェイウェイ展 何に因って? 【森美術館】

今回の記事は写真たっぷりです(><) お台場で花火をやっていた日に、六本木の森美術館で「アイ・ウェイウェイ展 何に因って?」を観てきました。実はこの日の午前に上野の芸大の展示を観てきたのですが、そちらはもう展示が終わったので後回しにして、先にこちらをご紹介します(前の記事も六本木一丁目で近いので)

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(シャンデリアも作品です)

【展覧名】
 アイ・ウェイウェイ展 何に因って?

【公式サイト】
 http://www.mori.art.museum/contents/aiweiwei/index.html

【会場】森美術館
【最寄】六本木駅
【会期】2009年7月25日~11月8日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はD60で撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間15分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
この日はお台場の花火がこの六本木ヒルズから見えるので、相当混んでる覚悟をしていましたが、この展覧会は空いていました(みんな花火に集まってたからかな?) この展覧会の凄いところは写真を撮ってOKなところです。 アイ・ウェイウェイって誰?って感じでしたが写真OKに釣られて観にいく気になりましたw 毎度のことですが解説機は別料金無しで借りられるし、パネルでも結構説明してくれるので作品についてはある程度理解できましたが、アイ・ウェイウェイ自身のことはよく分からないまま終わったかも。(多分、写真撮るのに夢中だったせいですw) そんなに点数も多くないのでさくっと周れます。

写真を使ってご紹介する前に、これはブログに載せる条件ですが、
写真は営利目的に使うものではありません
↑これを目立つ感じで明記するように言われました。
写真撮影について入口に注意書きがあって、そのプリントも貰えます。
DSC_2540.jpg

前置きが長くなりました。百聞は一見にしかず、写真で気に入った作品をご紹介。各写真をクリックすると拡大できます。

「紫檀の立方体」
四辺が1mの立方体です。ただの四角ですがこうして見ると存在感があります。
DSC_2545.jpg

「1立方メートルのテーブル」
これは1mの立方体のテーブルです。いくつも並ぶと幾何学的な美しさがあるのが不思議です。
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「無題」
12の五角形と20の六角形でできています。サッカーボールみたいな。こういう作風が多い人なのかと思いましたw(実は多彩です)
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「1杯の真珠」
たらいに人工真珠が入っています。 これだけあると真珠のありがたみが無いですね。 なんか納豆みたいですw
DSC_2561.jpg DSC_2564.jpg

「茶の家」
プーアール茶で出来た家です。この展示のために作った新作なのだとか。辺りはお茶の香りが漂ってました。シュールな感じです。
DSC_2569.jpg

「蛇の天井」
蛇嫌いの人はすみません(><) これは記憶に新しい2008年の四川地震で犠牲になった子供への鎮魂をこめた作品です。
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よく観ると、布製の中国版ランドセルでできています。子供への鎮魂なら蛇じゃなくもっと可愛いものにすりゃいいのに…。
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「中国の丸太」
このコーナーには中国の伝統的な組木の技法を用いた作品が並んでいて、これもその1つです。
8本の柱が組み合って、真ん中の空洞は中国の地図になっています。釘を1つも使わないのだとか。
隙間なくくっついていて1本の丸太みたいです。匠の技は素材の本質を追い求めることだと述べていました。
DSC_2589.jpg

これも組木の作品です(名前を忘れました) 丸太の隣にあって、横から見ると木の壁のようにしか見えません。
私は身長が180cmくらいなのですが、私の目線ではギリギリ全土が見渡せるかどうかって感じでした。カメラを頭の上に持ち上げて撮影しています。
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「月の箪笥」
中身が空っぽのタンスがこんな感じで一直線に並んでいます。(7つだったかな)
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これのどこが月のタンスなのかというと、丸く空いた穴が向こうまで直線になっていて、
そこを覗き込むとこんな感じで月の満ち欠けみたいに見えます。
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逆側。みんな面白がって見ていました。こういう分かりやすい作品は楽しいですね。
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「フォーエバー」
私は中国=チャリというイメージが未だに強いのですが、これは中国の永久社という会社の自転車42台を解体してくっつけたものです。
今では中国も自動車社会みたいですが、自転車の思い出は「永久」に巡るという意味もあるそうです。うまいこと組み合ってて面白いです。
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「コカ・コーラの壷」
骨董市で買ってきた壷に似た曲線を持つコカコーラのロゴを入れた作品。コカコーラ社としてはこれはOKなんだろうかw 斬新です。
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「断片」
骨董家具や取り壊された寺院の柱を使って作った大きなインスタレーション。この辺には文化大革命に関連した作品もあるので、これもそうかなと思ってみてました。
寺院の取り壊しなどを含め、様々な中国の歴史や文化を象徴してるかのようです。
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建築に関する資料や映像作品などが置かれている部屋がありました。
ここには23種類の絵葉書?があって、その中から好きなのを1枚だけ貰えます。私はこれをもらいました。
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休憩用の椅子も中国の椅子です。ちょっと硬くて微妙な高さで座りづらいw 最後に椅子に関する映像作品もありました。
DSC_2667.jpg

ということで、思っていた以上に楽しめる展覧会でした。(実は全作品を撮ったのですが流石に全部ご紹介するのは自重しますw)
これ以外にも映像作品などもあり、多彩な内容でした。

この展覧の最後にはMAM PROJECTSというのがあって小泉明郎という人の映像作品が2点ありました。(長そうだったのでちょっとしか見ないで出ました。すみません。)

おまけ:展覧会を出てしばらくしたらお台場の花火が始まりました。展望台はめっちゃ混んでました・・・。
DSC_2701.jpg

風がこちらに吹いていて、煙で花火があまり見えなかったので、すぐに諦めてアクアリウムを観に行くことにしました。
次回はアクアリウムをご紹介します。


 →こちらに書きました
 


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映画「ノウイング」を観た (ネタバレなし)

ファミリーセールに行った日の夜に、レイトショーで映画「ノウイング」を観てきました。世間はあまり注目していないようで、公開したばかりなのに結構空いていました。(私も最初は大して期待してなかったですがw)
一応リンクを貼っていますが、公式サイトに強烈なネタバレ(特に予告はヤバイw)がありますので、もし観に行こうと思っている方は公式サイトは観ないことをお勧めします。

【作品名】
 ノウイング

【公式サイト】
 http://knowing.jp/

【時間】
 2時間00分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_3_④_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_④_5_名作

【感想】
1000円で観たせいか、ほぼ予備知識ゼロで観たら思った以上に面白かったです。この作品はアイ・ロボットの監督が作っているようで、あの作品もそうでしたが、謎解きが含まれた進み方が面白さを感じさせます。また、伏線ってほどではないですが、広げた風呂敷は後半でしっかり畳んでくれるので、平凡ながらもストーリーに満足できました。(でも、人によっては最後の方は納得できないって人もいるかも。)
そして、もう一つこの映画で印象的なのが、映像です。色々と怖いw 不気味さ漂うシーンや、リアルすぎてある意味ホラーやスプラッターより怖い衝撃映像もあり、軽く悪夢になりそうw また、西洋社会でこれって大丈夫なのかな?という描写もあったりしました。

ということで、この映画は予備知識を持たずに観るとまずまず面白いと思います。役者も良かったし、満足できました。


おまけ:映画館を出たら満月が綺麗でした。 朧月になっていて、周りの雲が虹状になっていました。
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島屋史料館所蔵名品展 【泉屋博古館 分館】

この日は有給を使ってファミリーセールに行った後、ホテルオークラで「オランダ絵画展」「花・華展」を観て、さらにハシゴして泉屋博古館分館で、「島屋史料館所蔵名品展」も観てきました。
8/7は19時まで開いていたので、その時間帯に行ったら貸切状態で観られてよかったです。この日はぐるっとパスを忘れるという痛恨のミスをしましたが、ここはぐるっとパスで企画展も観られるので気軽に行くことができます。
 (美術ファンの人には今更でしょうが、ぐるっとパスの公式サイト

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【展覧名】
 夏季特別展 島屋史料館所蔵名品展

【公式サイト】
 http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html

【会場】泉屋博古館 分館
【最寄】六本木一丁目/神谷町
【会期】2009年7月18日(土)~9月27日(日)
 前期:2009年7月18日(土)~8月23日(日)
 後期:2009年8月26日(水)~9月27日(日)

 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間40分程度

【混み具合・混雑状況(金曜日18時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_②_3_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
作品充実度と総合満足度を③にしましたが、これは質の問題ではなく作品数が少ないからです。ここは2つのフロアしかなく周るのに30分~45分くらいで済むと思います。しかし好みの作品があったのでいくつかご紹介。

まず入口に高島屋のマスコット、ローズちゃんが9体いました。制服だったり裸だったり色んな格好をしていました。私はこのマスコット自体知りませんでしたw 私は伊勢丹派なんです…。

<洋画>
足立源一郎 「初夏の乗鞍岳」
全体的に緑の山に青い空という画面構成で爽やかな作品。明るくて初夏らしさを感じました。

梅原龍三郎 「桜島」
手前に見える町並みはゴチャゴチャした感じがしますw それとは対照的に奥の真ん中にそびえる赤い桜島はどっしりとしていて存在感がありました。山の周りから空にかけて白→青のグラデーションがあり、まるで桜島がオーラを出しているかのようでした。

田村孝之助 「白い馬」
画面一杯の馬と、それに乗る女性、馬の顔を抑えている女性、合計1頭2人が描かれています。上に乗った女性は水平に手を広げ、肩には白いハトが乗っていました。バランスを取って曲芸をしているサーカスなのかな? そう思いながら観ると、画風もピカソのアルルカンなどを思い浮かべる雰囲気でした。

岡田三郎助 「支那絹の前」 ★こちらで観られます (1番左です)
今回のポスターの左半分の女性像です。赤い着物を着た女性の立ち姿で、リアルに細部まで描かれていました。特に着物は質感まで感じます。 それにしても、この女性はちょっと迷惑そうな顔をしているように見えて仕方ないのは私に観る目が無いせいでしょうかw

梅原龍三郎 「薔薇図」
タイトル通りバラを描いた作品なのですが、もはやバラか分からないくらい簡略化されています。ピンク、赤、黄色など色とりどりで色彩を楽しめました。バラは高島屋のマークだからこの作品を買ったのかな?

オディロン・ルドン 「曙光のある出現(曙の乙女)」
パステルの作品で、淡いメルヘンチックな雰囲気があります。顔を上げて髪をなびかせる女性を横から見て、鼻や首筋が描かれているように思えますが、実際は何を描いたのか分からない抽象的な感じです。ルドンならではの夢の中のような神秘性がありました。

川口軌外 「花束」
ちょっと配色が怖い作品w パッと観た感じでシャガールのような雰囲気がありました。左半分は何を描いてあるのかよくわかりませんが、右半分は裸の男女がにこやかな顔をしていて、周りを白いベールが囲んでいるようにも見えます。それが花束ってことなのかな?? 楽園の様子のようにも見えました。

<日本画>
中村貞以 「白と赤の朝」
白い浴衣の女性を描いた作品で爽やかな印象を受けました。細い線で輪郭を描いていて繊細で可憐な感じがします。そして、ちょっと漫画チックな気もします。萌えですw

北野恒富 「婦人図」 ★こちらで観られます (1番右です)
少し乳白色の透けるような肌の女性が、左肩だけ着物を脱いで、乳房が露になっています。(それとも着物を着ているところ?) 目はじっとこちらを見つめ、伺うような誘うような印象を受けます。 交差させた手がすらっとしていて色気がありました。

勝田哲 「緑のつな」
メモに番号と感想だけ書いているので、別の作品の感想と間違ってるかも…。タイトルと合わない気がしますが、一応紹介します。
扇子を持って舞う黒い着物の女性の絵で、扇子を持つ指や顔の肌が白く優美さが漂います。視線の先は絵の外に向いていてそこに何があるのか気になりました。踊りを練習しているのかな?

竹内栖鳳 「国瑞」
朱色の円い桶を真上から観た構図で、桶には2匹の大小の魚が入っています。小さいほうの魚は桶からはみ出しそうで、暴れて今にも飛び出しそうな動きと躍動感を感じました。

上田萬秋 「孔雀」
この作品は特に良かった作品です。モノトーンで緻密に描かれた実物大くらいの孔雀の絵で、モノトーンなのに華麗な雰囲気を持っています。孔雀の目がキリっとしていて、羽を広げたその姿は雄大で威厳すら感じました。

竹内栖鳳 「ベニスの月」
これもかなり素晴らしい作品。題材はベニスですが水墨画です。西洋の水辺の町並みなのに、日本の水墨画というのが面白いです。特に月やゴンドラを漕ぐ人は日本風の雰囲気があります。緻密に描かれていて霧が立ち込めるような幽玄さがありました。仙人でも出てきそうw

山元春挙 「ロッキーの雪」
これもロッキーという外国の山を水墨画で書いた作品。ロッキーの銀嶺からは大自然の迫力と存在感を感じました。また、岩がむき出しになっていて荒々しさもあります。雄大かつ自然の厳しさを感じる作品でした。

東山魁夷 「深山湧雲」  ★こちらで観られます (右から2番目です)
霧が立ち込める深い森を少し高いところから見おろしているような構図で描いています。奥の山はかすんで見えなくなっています。風の流れるような霧の立ち込め方がリアルで、かえって静けさを感じました。


ということで、ちょっと方向性がバラバラですが意外と良い作品があって楽しめました。この展示はどうやら前期後期で半分くらい入れ替わるみたいです(入替制は勘弁して欲しいですが…) 後期も竹内栖鳳の作品など観たい作品があって、また行こうか悩むところです。分割しないで一回で見せてくれw

この日はさらに映画館で「ノウイング」を観てきました。
 →ノウイングの感想はこちらに書きました。
我ながら1日に詰め込み過ぎな気もします^^;


おまけ:泉屋博古館分館を出た時に六本木一丁目を何気なくとってみました。
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館蔵品展 花・華 - 日本・東洋美術に咲いた花 - 【大倉集古館】

ホテルオークラのアスコットホールでオランダ絵画展を観た後、同じホテルオークラの敷地にある大倉集古館で「館蔵品展 花・華 - 日本・東洋美術に咲いた花 -」を観てきました。オランダ展のチケットにこの展覧会の半券もついてくるので、セットで観るとお得です。

P1060199.jpg P1060200.jpg


【展覧名】
 館蔵品展 花・華 - 日本・東洋美術に咲いた花 -

【公式サイト】
 http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/hana.html

【会場】大倉集古館
【最寄】六本木一丁目/溜池山王/神谷町
【会期】2009年8月4日~2009年9月27日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(金曜日16時頃。8/7は19時まででした)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
オランダ絵画展は結構混んでましたが、こっちは空いててのんびり観られました。8月は金曜日だけ19時までやっているのも嬉しいです。展覧内容も50点程度でしたが良い作品が多かったです。気に入った作品をいくつかご紹介。参考画像が少なくてすみません…

松村景文 「四季草花図」  ★公式サイトで観られます (一番上の絵です)
小さい屏風です。金地に鮮やかな緑や青の植物が描かれています。それぞれ萩や朝顔、あやめといった四季を感じさせるもので風流でした。2羽の鳥が軽やかに飛んでいるのも可愛いです。

潘崇寧 「花鳥図巻」
写実的に描かれた絵で白やピンクの花に鳥や蝶が止まっていました。タイトル通り巻物で結構な長さがありました。カミキリムシとか蜂もいたかな。やはりこういう花鳥図は趣があって好きです。

「仏涅槃図」
釈迦が横たわった涅槃の時を描いています。天から母親のマヤ夫人が舞い降り、釈迦の周りには弟子や虎や像などの動物、異形の眷属?などが悲嘆にくれていました。1枚の中に色々な感情があってドラマチックです。

「能装束 紅白段市松地紋牡丹鳥尽唐織」
赤とピンクのチェック模様(市松地紋)の上に、赤・白・緑・茶色・ピンクなどのカラフルな牡丹が描かれています。さらに、ありえない色をした小鳥が飛んでいて華やかさを感じました(ちょっと濃い感じですがw)

狩野探幽 「花籠に牡丹図」 ★公式サイトで観られます (2段目真ん中の絵です)
活けられた牡丹を花籠に入れている絵です。色合いも落ち着いていて、日本的な侘び寂びや優美さを感じました。さすが探幽。

愛新覚羅溥儀 「牡丹図」
まさかラストエンペラーがこんな良い絵を描いているとは知りませんでした。結婚直前に描かれた絵らしいです。繊細で淡く爽やかさを感じる画風で、大輪の紅白の牡丹が見事でした。
  参考:愛新覚羅溥儀のwiki

椿椿山 「蘭竹図」
金地に墨だけで書かれた草花の絵です。モノトーンなのに華やかで、草などは勢いを感じる筆遣いで生命感を感じました。

横山大観 「寒牡丹」
背景はまったく無い淡い紫の牡丹です。真ん中の黄色い花弁の部分や葉っぱの緑も淡く、清楚で可愛い作品でした。

前嶋宗佑 「鶏頭小禽図」  ★公式サイトで観られます (一番下の左の絵です)
細い針金のような枝から、小鳥が頭を下に向けて(逆立みたいな状態)紅白の花を見ている瞬間を描いた作品です。また、極彩色で鮮やかな花や生い茂った緑から生命力を感じました。

狩野探幽 「和漢古画帖(探幽縮図のうち)」
絵を模写した縮図です。小さいながらも孔雀や花かごが丹念に書かれていました。探幽の作品が観られるだけでも貴重なコレクションですね。

狩野探幽 「道釈人物花鳥図画帖(探幽縮図のうち)」
これも縮図ですが10作品の縮図が観られます。兎が月を見上げている絵と、鶴と旭日の絵が特に印象的でした。どれも優美です。

「奈良絵本 忍びね物語」
平安時代?の宮中を鮮やかでくっきりした色合いで描いた作品で、もみじや十二単が特に目を引きました。画中画などまで細かく描かれ、丁寧な感じがしました。

富田幸七 「秋草蒔絵文台」
菊、萩、ススキなどが咲き乱れて絢爛豪華な作品。一方で線のような葉には露がついていて涼しげな印象を感じました。

酒井抱一 「重陽宴(五節句図のうち)」
梅、蘭、竹、菊はその清廉さから四君子と言われるらしいですが、これも花瓶に活けられた菊が描かれた作品です。のっぺりした復古大和絵の画風で描かれています。大和絵風になると優美さが増しますね。

狩野常信 「梅に鶯図」
三幅一対の見応えのある作品。狩野派らしい強弱のついた力強さがあり、梅の幹や枝の曲がり方に迫力があります。その一方で白い花は可愛らしかったです。

鉄蕭 「上林春色図 名人便名集珍のうち」
赤に近いピンクの梅花が描かれています。緻密で可憐さが漂った作品でした。可愛くて上品でかなり好みの作品です。

ということで、50点程度で作風も時期もバラバラでしたが、好みの作品が多くてだいぶ楽しめました。オランダ絵画展に行く際はこちらもお勧めです。

展覧を観た後、さらっと大倉集古館の庭を抜けてホテルオークラに戻りました。
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ホテルオークラに戻った後、ホテルオークラ内の喫茶店でお茶しました。
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ケーキとセットで1400円くらいだったかな。値段の割りに普通の味だったかもw(なのでこのカフェの記事を書く気はありません) しかし、ホテルオークラのスタッフのサービス精神は素晴らしく、コーヒーが切れたらすぐに注ぎに来てくれたり受け答えが丁寧です。泊まったことはありませんが、このサービスの良さなら宿泊も満足できそうですね。
 参考リンク:ホテルオークラ


この日はホテルオークラの2つの展覧を観た後、さらに泉屋博古館分館へ「島屋史料館所蔵名品展」 を観に行きました(ホテルオークラから100mくらいです) 次回はそれをご紹介いたします。



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第15回秘蔵の名品アートコレクション展 ~日蘭通商400周年記念 栄光のオランダ絵画展~ 【ホテルオークラ アスコットホール】

金曜に有給を取って、ファミリーセールに行った後、ホテルオークラのアスコットホールで、「第15回秘蔵の名品アートコレクション展 ~日蘭通商400周年記念 栄光のオランダ絵画展~」を観てきました。この展覧会はチャリティーの一環らしく、300円のパンフレットを買うと、寄付したことになるらしいです。(200円のバッチみたいなのも売っていました)

ちなみに去年の第14回も行ったのですが、その時は印象派やエコールド・パリ、日本画・富嶽三十六景や東海道五十三次の浮世絵でした。

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【展覧名】
 第15回秘蔵の名品アートコレクション展 ~日蘭通商400周年記念 栄光のオランダ絵画展~

【公式サイト】
 http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/event/art09/
 
【会場】ホテルオークラ アスコットホール
【最寄】六本木一丁目/溜池山王/神谷町
【会期】2009年8月4日~2009年8月30日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(金曜日15時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
オランダといえばフェルメールやレンブラントといった巨匠を排出した美術大国ですが、この展示でもレンブラントの工房の作やゴッホなど有名な画家から、あまり知らなかったハーグ派や魔術的写実主義(まじゅつてきリアリズム)等まで、様々なオランダ関連の作品を堪能できました。展覧作品はアムステルダム国立美術館、INGコレクション、オランダ銀行、オランダ文化財研究所、オランダ外務省からの出展がほとんどで、貴重な作品が展示されています。展覧順が若干カオスで、ゴッホ→19世紀→20~21世紀→17世紀という順でした。パンフレットで振り返りつつ気に入った作品をご紹介。意外と混んでました。

<19世紀>
フィンセント・ファン・ゴッホ 「雪原で薪を集める人びと」
この絵はつい最近、東京都美術館の「日本の美術館名品展」で観たばかりです。やはりミレーっぽいのを感じます。良い絵です。

フィンセント・ファン・ゴッホ 「静物、白い壷の花<薔薇ほか>」
ゴッホといえば鮮やかで力強い作風が思い浮かびますが、これは落ち着いた色合いで印象派の影響を感じます。(しかし、解説にはモンティセリからの影響を受けたと書いてありました。) ちょっとゴッホのイメージと違った作品でした。

ヘンドリック・ウィレム・メスダッハ 「日没の穏やかな海の漁船」
このコーナーはかなり良い作品が並んでいたので、全部好みだったのですが、これも特によかった1枚。タイトルどおり、穏やかさを感じる海と夕陽が描かれています。夕暮れ時の黄昏色に染まっていて郷愁を誘います。 このメスダッハはハーグ派の創始者の1人で、ハーグ派というのはバルビゾン派から影響を受けて出来たオランダ版みたいな感じです。身近な主題をリアルな視点で描写した画風の一派らしいです。

チャールズ・レイケルト 「氷上での楽しみ」
これもハーグ派だったかな。かなり写実的に冬の様子が描かれています。一面が凍り付いていて、船なども見えるので川なのかな? 何人かの人たちがそりっぽいものを持っていて、どこか楽しげな雰囲気がありました。空が高く、はるか向こうに見える町並みから広々とした奥行きを感じ、開放感もありました。

ヨハネス・ヘイスベルト・フォーヘル 「山々を背にした森の風景」
まるで写真のように緻密な絵で、はるか向こうに見える銀嶺は神秘的な風格が漂っていました。手前には針葉樹と川が流れていて、大自然の美しさに溢れていました。

ヘオルフ・ヘンドリック・ブレイトネル 「ローキンの展望」
これもハーグ派の作品らしいですが、だいぶ雰囲気が違い、印象派のような簡略化された筆遣いを感じる作品でした。(作者のブレイトネルはゴッホとの交流もあったそうです。)川沿いの町並みを描いていて、手前には馬車がいくつかいます。その道は濡れていて、馬や馬車の姿が反射しています。簡略化された筆遣いの割りに意外とそういうリアルさを感じるなと思ったら、この人は写真家でもあったようで、写真を元にこの絵を描いたのではないかと説明されていました。

イサーク・イスラエルス 「浜辺の風景 - スヘーフェニンゲン」
この人はオランダを代表する印象派です。今回の展示作品も、黄土色の浜辺が明るい印象を与えてくれます。海辺の絵というと、海を描いた絵が多いですが、これは画面のかなり高いところに水平線があって、本当に浜辺が主体となっていました。そして、そこでのんびりしている人達が生き生きと描かれていて、楽しげな様子が伝わりました。 ところで、絵とは関係ないですが、「スヘーフェニンゲン」って「すけべにんげん」という空耳で有名なあの海岸でしょうかねw

<20世紀~21世紀>
ここはリアリズムから現代美術まであるコーナーで、かなりカオスだったかなw 今回の展覧の半分を占めるのがこのコーナーなので、ここが楽しめるかどうかでこの美術展の評価は分かれそうです。パンフレットはこのコーナーの扱いが小さいのが気になるw

ラオル・ハインケス 「静物」
これは魔術的リアリズムと呼ばれる一派の作品で、森を背景にレンガ塀の上に置かれた果実や本を描いた静物画です。ぱっと観では、まるで17世紀の絵のようですが、ちょっと違う雰囲気です。この魔術的リアリズムはどこか現実離れした雰囲気があり、少し質感が柔らかそうな感じがしました。その名の通り「魔術的」という言葉が最も適切な表現かもしれないです。

ディック・ケット 「ヴァイオリン、新聞、スフーマッハーとハインケスの自画像のある静物画」
これも魔術的リアリズムの作品。タイトル通り、色々なものが所狭しと並んでいるのですが、リアルなのに絵画的で、不思議な感覚を感じました。 うーん、なんて表現すりゃいいんだろうw デフォルメされてる感じかなあ

作者名・作品名を忘れましたが、北野武の肖像画
先ほどの魔術的リアリズムとうって変わって現代美術のコーナーです。作品名は忘れましたが、北野武(ビートたけし)のでっかい肖像画がありました。かなり緻密に描かれていて、割と最近のたけしの顔でした。インパクトはあるんだけど、何故たけし?w 
なお、この辺のコーナーには着物をきた女性の絵(これもでかいのが3枚あってかなり目立つ)など、日本に関係がある作品が多いのが特徴でした。日本とオランダのつながりがテーマなのかもしれません。

バーバラ・フィッセル 「オランダでの一日/一日のオランダ」シリーズ
これは写真の作品で、長崎のオランダ村で撮ってきた写真が4枚ありました。オランダ人もオランダ村に来るんだ!とか妙なところで驚きましたが、この作品の意図はよくわかりませんでした。オランダ人が見ると見慣れたはずの建物のはずなのに何だこれ?って思うのかなあ。

ジャクリーン・ハシンク「トヨタガール東京」
これも写真で、モーターショーのお姉さんを撮った写真。 …普通にカメラ小僧じゃねーか!w と突っ込みを入れたくなりますが、こういうマスコット的な女性には各文化の特徴や価値観が色濃く出るのだとか。日本人に見せても私と同じ感想が出ると思うんだけど、向こうの人にはアジア的なものを感じるんでしょうか。

<17世紀>
ここはこの展覧会のメインディッシュと言える充実したコーナーでした。オランダ絵画の全盛期は見応えがあります。

レンブラント工房 「聖家族」 ★こちらで観られます
この展覧会の目玉作品です。この作品は元々はレンブラントの作と思われていたそうですが、レンブラント・リサーチ・プロジェクトの鑑定の結果、工房の作とされたようです。
さて、絵の内容ですが、読書するマリアと眠りかけているアンナ、そしてゆりかごで眠るキリストが描かれています。マリアの向こう側に明かりが置かれ、その光でできたアンナの影が画面中央に描かれています。レンブラントは光と影の魔術師と呼ばれることもありますが、この明かりの温もりや柔らかさ、影から伝わる静寂は流石です。(たとえ工房の作だとしても素晴らしいです) キリストの寝顔も安らかで、全体的に心温まる家族の安らぎを感じました。

レンブラント・ファン・レイン 「窓辺で素描する自画像」 ★こちらで観られます
エッチングの自画像です。レンブラントは経済的に苦しい時期があったらしく、この作品はその時期のものらしいです。なんか神経質そうであまり気が合わなそうな顔してるw 右手は書き物をしているところのようで、うっかり仕事中に部屋に入って迷惑そうな顔されたような気分になりました。 実際のところ何をしているところかはわかりません(><) 

サロモン・ファン・ライスダール 「エマオへの路」
夕暮れの田園風景の中に大きな木があり、その下には3人の人がいます。実はこのうち2人は使徒で、もう1人は生き返ったキリストです。しかし、使徒の2人はキリストとは気づかずに旅を共にしているシーンなのだとか。薄い黄色に染まった雲や青い空が爽やかさと抒情的な雰囲気を出していて、その物語に相応しい理想の風景のようでした。

イサーク・ファン・ニッケレン 「ハールレムのシント・バーフ教会の内部」
教会の内部を描いた作品。このテーマは人気が高かったようで、私も大好きな題材の1つです。 大きなアーチを描く柱や高い天井が描かれていて荘厳な感じがします。白い柱や壁が明るい感じを出していました。また、遠近法のバランスが正確が見事でした。

ヤン・ファン・ケッセル 「ダム広場と市庁舎」
間に港を挟んで、市庁舎を描いた作品。画面中央あたりに光が当たったかのように鮮やかな市庁舎が描かれているのですが、その前に黒っぽい建物があり、その明暗が印象的でした。船を漕いでいる人や市場っぽいものもあり面白いです。若干、理想的な感じになってますが、この時代のリアルな風景画というのも興味深いところでした。


ということで、様々な作品のある展覧会でした。流石に方向性がバラバラな感じもしますが、良質な作品が多くて特に19世紀以前の作品は楽しめました。

この後、同じホテルオークラ内にある大倉集古館で、「館蔵品展 花・華 - 日本・東洋美術に咲いた花 -」も観てきました。(オランダ絵画展と同じチケットで入れるのでお得です) 次回はそれをご紹介いたします。

 ⇒ こちらに書きました。引き続きよろしくお願いします。



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ファミリーセール 2009夏 (スピックインターナショナル)

先週の金曜日に、有給休暇を取って、六本木一丁目あたりで色々と巡ってきました。
まずは、ラフォーレミュージアム六本木で開催されたスピックインターナショナルのファミリーセール(要するに服のバーゲンです)に行って、その後、オランダ絵画展(ホテルオークラ)→花・華展(大倉集古館)→島屋史料館所蔵名品展(泉屋博古館分館)というコースでした。

今回の記事は美術とは関係ないですが、せっかくなのでご紹介。
 スピックインターナショナル公式サイト:http://www.spic-int.jp/press_news/2009070901.html

会場の写真。ちょっとシュルレアリスムの絵みたいに撮れましたw
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このファミリーセールは毎年2月と8月上旬の金・土に開催されています。70~90%引きで服やファッションアイテムが買えるので、かなりお得です。一応、招待客のみということになっています。(実は入口に招待券が置いてあったりしますw)
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中はこんな感じです。メンズの多い会社なので、男性が多いですがレディースもあります。
今回は金曜日の早めの時間に行ったせいか結構良いものがありました。しかし、選んでいるうちにどんどん良いものが減っていく・・・。 バーゲンは戦場だ!w
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結局、気に入ったものでも試着したらサイズが合わないとか、色々と悩んでいたら2時間くらい買い物していました。

今回の戦利品。無難に会社にも着ていけそうなシャツ。両方ともHIGH STREETで、一番よく愛用しているブランドです。
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今回一番高かったのは靴。34000円→10000円くらいです。
季節外れですがTORNADO MARTのコートも買いました。27000円→8000円くらいです。このブランドは細身で最近の自分にはちょっとキツいw
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ということで、23000円くらい買い物をしました。元々の値段で言えば10万円くらいの買い物なのでだいぶ得した感じがします。(ヤフオクのHIGHSTREETを確認したらオークションよりも安かった^^)
まあ、最近はネットでもZOZOTOWNなどで良いものが買えるので、そっちで済ますことも多いですが、やはりバーゲンは格別なのです(><)




一応、便利なのでZOZOへのリンク
  BEAMS公式通販【ZOZOTOWN】
  UNITED ARROWS公式通販【ZOZOTOWN】
  ABAHOUSE公式通販【ZOZOTOWN】


次回からは本線復帰で六本木一丁目付近の美術館めぐりをご紹介いたします。
  ⇒まずはオランダ絵画展の記事をこちらに書きました。




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椿屋珈琲店 六本木茶寮 【六本木界隈のお店】

昨日の夜からFC2が落ちて更新できなかった(というか途中まで書いたのが消えたw)ので、今日は軽めの記事で閑話休題。
この日は旧乃木邸FUJIFILM SQUAREサントリー美術館とめぐって、さすがに疲れたので、六本木でお茶を飲むならここ!と決めているお店に寄ってきました。このお店は六本木の交差点から六本木ヒルズ方面に歩いて、麻布警察署のあたりにあります。

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【店名】
 椿屋珈琲店 六本木茶寮

【ジャンル】
 喫茶店・カフェ

【公式サイト】
 http://www.tsubakiya-coffee.com/
 ※地図はこちら
 ※営業時間・休日などは公式サイトでご確認下さい。

【最寄駅】
 六本木駅(東京メトロ・都営大江戸線)

【近くの美術館】
 森美術館
 国立新美術館
 サントリー美術館
  など

【この日にかかった1人の費用】
 1000円程度

【味】
 不味_1_2_3_④_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_3_4_⑤_快適

【混み具合・混雑状況(土曜日18時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_3_④_5_名店

【感想】
このお店が好きな理由の1つに内装が挙げられます。大正時代をコンセプトにしているらしく、アールデコ調の雰囲気の良いお店です。
P1060129.jpg P1060132.jpg

この日は期間限定のハワイコナのアイスコーヒーを飲みました。1杯で1000円ですw
アイスコーヒーなのに辺りに良い香りが漂っていました。まろやかで味の深いコーヒーでした。
美味しいです(><)
P1060135.jpg

連れはアイスのアールグレイと、アールグレイのシフォン。ここはケーキも凝ってて美味しいです。
P1060141.jpg

ということで、ちょっと高めのお値段ですが、そのおかげで落ち着いたお店で贅沢な気分になれます。都内に何店か支店があるみたいですので、興味があるかたはどうぞ。。。 六本木の美術館めぐりの際は特にお勧めです。


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プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

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■2011/11/21
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■2011/9/29
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  → 関東 > 絵画

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