Archive | 2010年11月
前々回、前回と、西洋美術館の常設をご紹介していますが、今日で最終回。今回は絵画作品を何点かご紹介しようと思います。
公式サイト
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
今回も作品の写真を撮ってきましたので、一部をご紹介しようと思います。
※常設展はフラッシュ禁止などのルールを守れば撮影可能です。(中には撮ってはいけない作品もあります。)
掲載等に問題があったらすぐに削除しますのでお知らせください。
参考記事
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年10月 彫刻編)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年06月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年02月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年01月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年10月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年04月)
ここには中世くらいの作品から近代まで非常に沢山の作品があるので、今までご紹介したもの以外でもまだまだ良い作品、有名画家の作品があります。結構入れ替わりもあるので、いまだに観たことがない作品もあったり。
エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス) 「十字架のキリスト」
今年はエル・グレコの名品を結構見る機会がありましたが、こちらの常設でも観られます。(余談ですがこの前「エル・グレコ」はギリシア人という意味と知りましたw)
磔刑にされたキリストが背景の黒に浮かび上がっているみたいに思いました。

カミーユ・ピサロ 「冬景色」
一気に展示室を進んで、印象派のコーナー。これはピサロの作品。ちょっと荒涼とした冬の寂しさを感じます。

アルフレッド・シスレー 「ルーヴシエンヌの風景」
最も印象派らしい画家シスレーの作品。これもちょっと曇ってるかな。ちょっと憂鬱な感じ。

ウジェーヌ・ブーダン 「トルーヴィルの浜」
印象派よりちょっとだけ前の時代のブーダン。ブーダンと言えば浜辺の作品が真っ先に思いつくくらい浜の絵をよく観る気がします。色合いも美しい。

クロード・モネ 「ウォータールー橋、ロンドン」
ブーダンに教わったこともあるのモネ。これはロンドンに行ったときの作品かな。霧が出ているのかぼや~っとした雰囲気に包まれています。

ヴィクトリア・デュブール(ファンタン=ラトゥール) 「花」
写実的でありながらどこか幻想的な雰囲気があるのが好みの画家です。

アンリ・ファンタン=ラトゥール 「聖アントニウスの誘惑」
こちらは少し柔らかな感じかな。これも神秘的で洗練された感じがします。

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ 「愛の杯」
ラファエル前派は大好きです(><) 色合いも美しいですが、近くで見ると杯にハート模様があったりして華やかで気品があります。

アドルフ=ジョゼフ=トマ・モンティセリ 「カシスの港」
モンティセリはゴッホに影響を与えた画家の1人です。強い印象を受ける作品で、確かアルコール中毒で目が悪かったので激しい画風になっていったと記憶しています。

参考記事:ゴッホ展 こうして私はゴッホになった 感想後編(国立新美術館)
レオン・オーギュスタン・レルミット 「落穂拾い」
この画家はこの作品くらいしか知らないのですが、バルビゾン派とも違った明るめの色彩で農村を描いている画風が好みです。

フランク・ウィリアム・ブラングィン 「しけの日」
この西洋美術館のコレクションの基礎を築いた松方幸次郎のアドバイザーもしていた画家です。船をよく描いていた画家なので、これは本領発揮という感じかも。力強い嵐の雰囲気が伝わってきます。

確か、この作品は今年のフランク・ブラングィン展でも観た気がします。
参考記事:フランク・ブラングィン展 (国立西洋美術館)
ジョルジュ・ブラック 「静物」
これは2009年に購入された新収蔵作品です。ブラックらしいキュビスム作品で、計算された構成になっているようです。

ということで、西洋美術館はコレクションの質・量ともに凄いものがあります。常設だけでも充分楽しめるので、美術に興味がある方は1度は訪れてみると良いかと思います。
公式サイト
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
今回も作品の写真を撮ってきましたので、一部をご紹介しようと思います。
※常設展はフラッシュ禁止などのルールを守れば撮影可能です。(中には撮ってはいけない作品もあります。)
掲載等に問題があったらすぐに削除しますのでお知らせください。
参考記事
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年10月 彫刻編)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年06月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年02月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年01月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年10月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年04月)
ここには中世くらいの作品から近代まで非常に沢山の作品があるので、今までご紹介したもの以外でもまだまだ良い作品、有名画家の作品があります。結構入れ替わりもあるので、いまだに観たことがない作品もあったり。
エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス) 「十字架のキリスト」
今年はエル・グレコの名品を結構見る機会がありましたが、こちらの常設でも観られます。(余談ですがこの前「エル・グレコ」はギリシア人という意味と知りましたw)
磔刑にされたキリストが背景の黒に浮かび上がっているみたいに思いました。

カミーユ・ピサロ 「冬景色」
一気に展示室を進んで、印象派のコーナー。これはピサロの作品。ちょっと荒涼とした冬の寂しさを感じます。

アルフレッド・シスレー 「ルーヴシエンヌの風景」
最も印象派らしい画家シスレーの作品。これもちょっと曇ってるかな。ちょっと憂鬱な感じ。

ウジェーヌ・ブーダン 「トルーヴィルの浜」
印象派よりちょっとだけ前の時代のブーダン。ブーダンと言えば浜辺の作品が真っ先に思いつくくらい浜の絵をよく観る気がします。色合いも美しい。

クロード・モネ 「ウォータールー橋、ロンドン」
ブーダンに教わったこともあるのモネ。これはロンドンに行ったときの作品かな。霧が出ているのかぼや~っとした雰囲気に包まれています。

ヴィクトリア・デュブール(ファンタン=ラトゥール) 「花」
写実的でありながらどこか幻想的な雰囲気があるのが好みの画家です。

アンリ・ファンタン=ラトゥール 「聖アントニウスの誘惑」
こちらは少し柔らかな感じかな。これも神秘的で洗練された感じがします。

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ 「愛の杯」
ラファエル前派は大好きです(><) 色合いも美しいですが、近くで見ると杯にハート模様があったりして華やかで気品があります。

アドルフ=ジョゼフ=トマ・モンティセリ 「カシスの港」
モンティセリはゴッホに影響を与えた画家の1人です。強い印象を受ける作品で、確かアルコール中毒で目が悪かったので激しい画風になっていったと記憶しています。

参考記事:ゴッホ展 こうして私はゴッホになった 感想後編(国立新美術館)
レオン・オーギュスタン・レルミット 「落穂拾い」
この画家はこの作品くらいしか知らないのですが、バルビゾン派とも違った明るめの色彩で農村を描いている画風が好みです。

フランク・ウィリアム・ブラングィン 「しけの日」
この西洋美術館のコレクションの基礎を築いた松方幸次郎のアドバイザーもしていた画家です。船をよく描いていた画家なので、これは本領発揮という感じかも。力強い嵐の雰囲気が伝わってきます。

確か、この作品は今年のフランク・ブラングィン展でも観た気がします。
参考記事:フランク・ブラングィン展 (国立西洋美術館)
ジョルジュ・ブラック 「静物」
これは2009年に購入された新収蔵作品です。ブラックらしいキュビスム作品で、計算された構成になっているようです。

ということで、西洋美術館はコレクションの質・量ともに凄いものがあります。常設だけでも充分楽しめるので、美術に興味がある方は1度は訪れてみると良いかと思います。
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前回ご紹介した版画の他にも、西洋美術館には多くの常設作品があります。今日は今まであまりご紹介しなかった彫刻作品をご紹介しようと思います。
公式サイト
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
今回も作品の写真を撮ってきましたので、一部をご紹介しようと思います。
※常設展はフラッシュ禁止などのルールを守れば撮影可能です。(中には撮ってはいけない作品もあります。)
掲載等に問題があったらすぐに削除しますのでお知らせください。
参考記事
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年06月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年02月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年01月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年10月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年04月)
左:オーギュスト・ロダン 「地獄の門」
右:オーギュスト・ロダン 「カレーの市民」
まずは美術館の外にある作品。こちらは入場しなくても観ることができます。特にこの地獄の門とカレーの市民はよく目につくかな。

左:オーギュスト・ロダン 「考える人(拡大作)」
右:エミール=アントワーヌ・ブールデル 「弓をひくヘラクレス」
超有名作「考える人」は先ほどの地獄の門の中にもいて、それを独立させたものです。
右の写真は地獄の門の前にある、ロダンの助手だったブールデルの作品。この作品は色々なところで観られるかも。

この美術館は特にロダンの揃えが良いように思います。力強く生き生きとした姿は非常に特徴的です。(私はたまにブールデルと勘違いしますがw)
続いて、常設展の展示室内。↓こんな感じです。
右:オーギュスト・ロダン 「瞑想」
瞑想というか身を捻って怖がっているようにも見えるような…。動きを感じます。

左:オーギュスト・ロダン 「バルザック(最終習作)」
右:オーギュスト・ロダン 「オルフェウスとマイナスたち」
どちらもロダン。躍動感や感情まで伝わってきそう。それにしてもバランスも凄い。

コルネイユ・ヴァン・クレーヴ 「プシュケとキューピッド」
ここからは絵画作品コーナーに所々置いてある彫刻です。この彫刻家は滑らかで気品がある作風かも。

オーギュスト・ロダン 「ネレイスたち」
再びロダンです。表情豊かでドラマチックな作品に思います。

オーギュスト・ロダン 「説教する洗礼者ヨハネ」
オーギュスト・ロダン 「オルフェウス」
本当に語りかけてくるようなヨハネと、空に訴えるようなポーズのオルフェウス。

アリスティード・マイヨール 「夜」
こちらはマイヨール。丸みを帯びた肉感で色っぽいですが、この作品は絶望しているような…。夜に寂しくなったのかな??

ということで、ロダンを中心として、彫刻作品も充実しています。ご紹介した作品以外にも結構ありますので、彫刻だけでも楽しめるのではないかと思います。所々に置かれている配置も素晴らしい。
次回は西洋美術館の絵画編をご紹介をしようと思います。
公式サイト
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
今回も作品の写真を撮ってきましたので、一部をご紹介しようと思います。
※常設展はフラッシュ禁止などのルールを守れば撮影可能です。(中には撮ってはいけない作品もあります。)
掲載等に問題があったらすぐに削除しますのでお知らせください。
参考記事
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年06月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年02月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年01月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年10月)
国立西洋美術館の案内 (常設 2009年04月)
左:オーギュスト・ロダン 「地獄の門」
右:オーギュスト・ロダン 「カレーの市民」
まずは美術館の外にある作品。こちらは入場しなくても観ることができます。特にこの地獄の門とカレーの市民はよく目につくかな。


左:オーギュスト・ロダン 「考える人(拡大作)」
右:エミール=アントワーヌ・ブールデル 「弓をひくヘラクレス」
超有名作「考える人」は先ほどの地獄の門の中にもいて、それを独立させたものです。
右の写真は地獄の門の前にある、ロダンの助手だったブールデルの作品。この作品は色々なところで観られるかも。


この美術館は特にロダンの揃えが良いように思います。力強く生き生きとした姿は非常に特徴的です。(私はたまにブールデルと勘違いしますがw)
続いて、常設展の展示室内。↓こんな感じです。
右:オーギュスト・ロダン 「瞑想」
瞑想というか身を捻って怖がっているようにも見えるような…。動きを感じます。


左:オーギュスト・ロダン 「バルザック(最終習作)」
右:オーギュスト・ロダン 「オルフェウスとマイナスたち」
どちらもロダン。躍動感や感情まで伝わってきそう。それにしてもバランスも凄い。


コルネイユ・ヴァン・クレーヴ 「プシュケとキューピッド」
ここからは絵画作品コーナーに所々置いてある彫刻です。この彫刻家は滑らかで気品がある作風かも。

オーギュスト・ロダン 「ネレイスたち」
再びロダンです。表情豊かでドラマチックな作品に思います。

オーギュスト・ロダン 「説教する洗礼者ヨハネ」
オーギュスト・ロダン 「オルフェウス」
本当に語りかけてくるようなヨハネと、空に訴えるようなポーズのオルフェウス。


アリスティード・マイヨール 「夜」
こちらはマイヨール。丸みを帯びた肉感で色っぽいですが、この作品は絶望しているような…。夜に寂しくなったのかな??

ということで、ロダンを中心として、彫刻作品も充実しています。ご紹介した作品以外にも結構ありますので、彫刻だけでも楽しめるのではないかと思います。所々に置かれている配置も素晴らしい。
次回は西洋美術館の絵画編をご紹介をしようと思います。
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前回ご紹介した「アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然」を観た後、常設も観てきました。常設の版画素描展示室では「19世紀フランス版画の闇と光 ― メリヨン、ブレダン、ブラックモン、ルドン」をやっていたので、今日はこちらをご紹介しようと思います。

【展覧名】
19世紀フランス版画の闇と光 ― メリヨン、ブレダン、ブラックモン、ルドン
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/frenchprints.html#mainClm
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2010年9月18日(土)~11月28日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間15分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
常設はあまり混むことはなく、ゆっくり見られます。この美術館の常設は写真OKで、この部屋も撮って大丈夫だったので何枚か撮ってきました。(撮影にはルールがありますので、撮る場合は館員さんに確認してください)
この展示は19世紀の版画作品に焦点を当てています。19世紀前半のフランスではロマン主義の画家たちの間でリトグラフが流行ったそうですが、その流行がすぎると手間がかかるような版画は敬遠されたようです。しかしその一方で過去の巨匠の油彩画の複製版画の需要もあったそうで、そんな中でメリヨンとブレダンは版画の可能性を模索していたようです。また、その後にはブラックモンやルドンも続いたようで、この展示ではその4人の作品が合わせて40点ほど並んでいました。
シャルル・メリヨン 「パリの銅版画:吸血鬼」
頬杖を付いた悪魔のような像と、背後に広がるパリの風景かな。建物がかなり細かく描き込まれています。

シャルル・メリヨン 「アンリ4世校、あるいはナポレオン高等学校」
これを版画で作るって物凄い手間なのでは?w 俯瞰するような視点で建物の様子がよくわかります。

ロドルフ・ブレダン 「善きサマリア人」
今回のポスターの作品。これまた細かい明暗で木々の様子を描いているのが驚き。 ブレダンの作品は少なかったかな。

この辺で解説がありました。メリヨンとブレダンは貧困や病いに苦しみ、社会とは隔絶された中で製作していたそうで、メリヨンとブラックモンは共にエッチングのオリジナル版画の復興を目指した数少ない友人だったそうです。ブラックモンはギュスターヴ・モローの複製画で評価される一方、動物を描いた作品で独自性を発揮したそうです。
フェリックス・ブラックモン 「かもめ」
ブラックモンは動物の版画で評価が高いようで、この作品も生き生きとカモメたちが羽ばたいている様子が描かれていました。

フェリックス・ブラックモン 「ラ・フォンテーヌの寓話:あるムガール人の夢 (ギュスターヴ・モローの原画)」
ブラックモンによるモローの複製版画が何点かありました。モロー作品にハズレは無いので、どれもこれも良くて目移りしてしまうw 版画にしても幻想性と気品を感じます。

フェリックス・ブラックモン 「ラ・フォンテーヌの寓話 :幸運の女神を追う男と寝て待つ男 (ギュスターヴ・モローの原画)」
モロー好きにはたまらんですw 左のほうでは寝ている男性が描かれているので、寝て待つ男かな? ストーリー性を感じます。

続いてルドンです。先ほどの解説によると、ルドンは若い頃にブレダンから銅版画を学んだそうです。また、ルドンは黒を「最も本質的な色彩」と考え、実際に「ありそうにない存在に人間的な生命を与えること」を自分の独創性と考えていたそうです。
オディロン・ルドン 「聖アントワーヌの誘惑 第1集:…そして空から舞い降りてきた一羽の大きな鳥が彼女の髪の頂きに襲いかかる・・・」
「聖アントワーヌの誘惑」という主題は何でもありな作品が多いですが、ルドンも非常に独創的です。このぼや~っとした感じが何とも幻想的です。

オディロン・ルドン 「聖アントワーヌの誘惑 第1集:至る所に瞳が燃えさかる」
奇想天外な生物の絵があるのですが、この目は特にインパクトがあります。確かに生命感がありますね。
私は見逃しましたが何年か前のbunkamuraのルドン展でこの辺の作品は並んでたんじゃないかな。

ということで、点数は少ないですが楽しめる展示でした。この日は丁度、特別展も素描や版画だったので版画尽くしだったかも。後日、芸大でもルドンの版画を観てきましたので、近いうちにご紹介しようと思います。この後も引き続き常設を観てきました。


【展覧名】
19世紀フランス版画の闇と光 ― メリヨン、ブレダン、ブラックモン、ルドン
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/frenchprints.html#mainClm
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2010年9月18日(土)~11月28日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間15分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
常設はあまり混むことはなく、ゆっくり見られます。この美術館の常設は写真OKで、この部屋も撮って大丈夫だったので何枚か撮ってきました。(撮影にはルールがありますので、撮る場合は館員さんに確認してください)
この展示は19世紀の版画作品に焦点を当てています。19世紀前半のフランスではロマン主義の画家たちの間でリトグラフが流行ったそうですが、その流行がすぎると手間がかかるような版画は敬遠されたようです。しかしその一方で過去の巨匠の油彩画の複製版画の需要もあったそうで、そんな中でメリヨンとブレダンは版画の可能性を模索していたようです。また、その後にはブラックモンやルドンも続いたようで、この展示ではその4人の作品が合わせて40点ほど並んでいました。
シャルル・メリヨン 「パリの銅版画:吸血鬼」
頬杖を付いた悪魔のような像と、背後に広がるパリの風景かな。建物がかなり細かく描き込まれています。

シャルル・メリヨン 「アンリ4世校、あるいはナポレオン高等学校」
これを版画で作るって物凄い手間なのでは?w 俯瞰するような視点で建物の様子がよくわかります。

ロドルフ・ブレダン 「善きサマリア人」
今回のポスターの作品。これまた細かい明暗で木々の様子を描いているのが驚き。 ブレダンの作品は少なかったかな。

この辺で解説がありました。メリヨンとブレダンは貧困や病いに苦しみ、社会とは隔絶された中で製作していたそうで、メリヨンとブラックモンは共にエッチングのオリジナル版画の復興を目指した数少ない友人だったそうです。ブラックモンはギュスターヴ・モローの複製画で評価される一方、動物を描いた作品で独自性を発揮したそうです。
フェリックス・ブラックモン 「かもめ」
ブラックモンは動物の版画で評価が高いようで、この作品も生き生きとカモメたちが羽ばたいている様子が描かれていました。

フェリックス・ブラックモン 「ラ・フォンテーヌの寓話:あるムガール人の夢 (ギュスターヴ・モローの原画)」
ブラックモンによるモローの複製版画が何点かありました。モロー作品にハズレは無いので、どれもこれも良くて目移りしてしまうw 版画にしても幻想性と気品を感じます。

フェリックス・ブラックモン 「ラ・フォンテーヌの寓話 :幸運の女神を追う男と寝て待つ男 (ギュスターヴ・モローの原画)」
モロー好きにはたまらんですw 左のほうでは寝ている男性が描かれているので、寝て待つ男かな? ストーリー性を感じます。

続いてルドンです。先ほどの解説によると、ルドンは若い頃にブレダンから銅版画を学んだそうです。また、ルドンは黒を「最も本質的な色彩」と考え、実際に「ありそうにない存在に人間的な生命を与えること」を自分の独創性と考えていたそうです。
オディロン・ルドン 「聖アントワーヌの誘惑 第1集:…そして空から舞い降りてきた一羽の大きな鳥が彼女の髪の頂きに襲いかかる・・・」
「聖アントワーヌの誘惑」という主題は何でもありな作品が多いですが、ルドンも非常に独創的です。このぼや~っとした感じが何とも幻想的です。

オディロン・ルドン 「聖アントワーヌの誘惑 第1集:至る所に瞳が燃えさかる」
奇想天外な生物の絵があるのですが、この目は特にインパクトがあります。確かに生命感がありますね。
私は見逃しましたが何年か前のbunkamuraのルドン展でこの辺の作品は並んでたんじゃないかな。

ということで、点数は少ないですが楽しめる展示でした。この日は丁度、特別展も素描や版画だったので版画尽くしだったかも。後日、芸大でもルドンの版画を観てきましたので、近いうちにご紹介しようと思います。この後も引き続き常設を観てきました。
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先週、台風が去った直後の日曜日に、国立西洋美術館で「アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然」を観てきました。


【展覧名】
アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/current.html#mainClm
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2010年10月26日(火)~2011年1月16日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
この日、お客さんは多いというほどでも無かったのですが、近づいて観ないと分からない細かい作品が多いので、混雑しているように感じました。(1枚の作品に1~2人くらい) ちょっと待てば自分のペースで観ることもできるかな。
この展示はルネサンス期ドイツの巨匠、アルブレヒト・デューラーの素描を集めた展覧で、メルボルン国立ヴィクトリア美術館の貴重のコレクション105点、西洋美術館版画49点、ベルリン国立版画素描館から3点と、合計157点もの作品が並んでいました。また、この展示と共に、東京藝術大学大学美術館でもデューラー関連の展示が開催されていて、2つの展覧会でデューラーの素描・版画をクローズアップしています。
参考リンク:東京藝術大学大学美術館 「黙示録―デューラー/ルドン」
今日ご紹介する西洋美術館での展示は、デューラーの「絵画論」に書かれた言葉に従い「宗教」「肖像」「自然」の3つに分かれていました。詳しくは気に入った作品と共に章ごとにご紹介しようとおもいます。
<第1章 宗教>
1章は宗教画に関するコーナーです。この時代の絵画は主に宗教を題材していることもあり、他の章でも宗教画があったりしますが、この章ではキリストの受難に関する連作など本領発揮といった趣きでした。デューラーは「絵画芸術とは教会に奉仕するものであり、それゆえキリストの受難を描くものである」と言っていたそうで、宗教画に力を入れていたようです。 当時のドイツではヨハネス・グーテンベルクによって確立された活版印刷の技術が広まり、デューラーは版画という当時最新のメディアを用いることで、教会でしか見られなかった宗教画を人々が手元で鑑賞できる身近なものとしたようでした。
アルブレヒト・デューラー 「天使に冠を授けられる聖母」
反転したような左右対称の作品が2枚並んでいて、1つは銅板、もう1つはそのためのペン素描です。どちらもキリストを抱くマリアと、その頭の上に輪(冠)を載せようとしている天使が描かれています。頭上から光が出ているのですが、素描ではその光を表現する線がまばらです。それに対して版画の線は密集して描かれていました。版画の肌理細やかさとどっしりとした風格がよく分かる面白い比較でした。
この辺りには「聖母伝」という木版画の連作がありました。遠近法が積極的に用いられている特長があり、当時の聖母崇拝の気運も高まりも制作背景にあるようでした。
アルブレヒト・デューラー 「ヨアキムと天使」
空から飛んでくる天使と、それを迎えるように仰ぎ見るヨアキム?が描かれた作品です。左半分の背後には森が描かれ、右半分には遠くの港湾の風景が広がっています。そうした構図のせいか明暗や遠近感があり、それが線の密集などで表現されているのがよくわかりました。
アルブレヒト・デューラー 「金門の出会い」
アーチの中で男女が抱き合っているのがまず目に入ってきて、その周りで人々が話している様子なども描かれています。背景の建物に奥行きを感じるかな。
この作品を観ていて思い出したのですが、デューラーの作品の多くにはイニシャルの「A」と「D」を組み合わせたモノグラムが描かれています。これはデューラーの作であることを証明するためのサインみたいなもので、確かデューラーが最初に始めたものだったと記憶しています(うろおぼえですがw) この作品にも木札のようなものが転がっていて、そこにモノグラムが描かれていました。この連作にはどこかしらにあるようです。 それにしても、近くで浜崎あゆみのマークみたいと言ってるお客さんがいて、ちょっと面白かったw
続いて、「大受難」という連作のコーナーがあります。前述の通りデューラーはキリストの受難を描くのが絵画と考えていたためか、生涯で受難に関する連作を6つも手がけたそうで、その中でもこの「大受難」は初めて発表した木版連作のようです。 解説によると、当時のドイツ人は強調され情緒的な絵を好んだらしく、この連作ではそうしたドイツ固有の表現方法が観られるとのことでした。
アルブレヒト・デューラー 「十字架を担うキリスト」
膝をつき、背中に十字架を背負わされているキリストが描かれている作品で、大受難の1枚です。周りには沢山の人(処刑人?)や見守る人などが細かく描かれています。キリストの表情は何を思っているのか読み取れませんでしたが、処刑される前の様子がドラマチックな雰囲気で描かれていました。
この辺には他にも「ゲッセマネ」や「最後の晩餐」といった西洋画でよく描かれる場面の作品もありました。
アルブレヒト・デューラー 「キリストの復活」
十字架の旗を持ち、堂々と立っているキリストを描いた作品です。背中に十字状に光が輝き、周りには倒れているような兵士の姿も描かれていました。復活した時の神々しさがよく表現されている作品でした。
続いて、「銅板の受難伝」という連作がありました。これは受難伝の中でも最後の連作だそうで、より密度が高い形態や陰影表現ができる「エングレーヴィング」の手法で描かれているようです。この連作はかなり細かいので、接近しないとよく観えないかも。
参考リンク:「エングレービング」のwikipedia
アルブレヒト・デューラー 「荊冠を受けるキリスト」
荊の冠を被らされているキリストが、非常に細かくミリ以下の線で精密に描かれています。先ほどの大受難に比べて、一層明暗や立体感に厚みが増したような気がします。これはなかなか驚きの連作でした。
アルブレヒト・デューラー 「哀悼」
十字架から下ろされたキリストと、悲しむ弟子や聖女たち?が描かれています。動きや感情の表現が以前よりも更にドラマチックになっていました。
この他にも「小受難」という連作もありました。 この辺は木版、エッチング、ドライポイントなど異なる手法が使われていて、手法が違うと受ける印象もだいぶ違いました。
1章が終わると階段を降りて、次の2章は下の階から始まります。
<第2章 肖像>
デューラーは後半生に当時の著名人を銅版画や木版画で表したそうです。そうした制作活動からは「人の顔を死後の世にも残す」という古代の墓碑肖像に通じる思想や、知的階層・政治指導者との関わりが伺えると解説されていました。この章では、そうした肖像画や人物を描いた作品(一部は宗教関連?)などが並び、今回の展覧会の目玉と言える作品もありました。
アルブレヒト・デューラー 「ある女性の肖像(マルガレータ・デューラー?)」
木炭で描かれたやや横向きの女性の肖像です。右目をつぶっていて、どうやらこの女性は隻眼のようです。(モデルは妻かその妹、もしくは自分の妹とのことです) 明暗がつき、人の内面まで伝わってきそうな表情でした。
アルブレヒト・デューラー 「神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の凱旋門」
何故このコーナーにあるのかは分かりませんが、今回の目玉作品は間違いなくこの作品だと思います。190の版木を用いて49の紙に刷られた(約3m四方!)、門が描かれた版画です。かなり巨大で、この部屋に入った瞬間に驚きましたが、近づいて観るとこれだけ大きな版画なのにミリ単位でびっしりと、紋章や物語、人物などが描かれていて、さらに驚きました。圧巻としか言いようがありませんが、上の方は肉眼では観えませんw。その為、近くには拡大コピーと解説も展示されていて助かりました。(この日、愛用の観賞用スコープを忘れてしまったw) 解説によると、この作品は初代神聖ローマ皇帝のマクシミリアン1世が、帝国のイメージを流布させるために携帯可能な版画という媒体で作らせたもので、デューラーだけでなく多くの学者などが作成に参加しているようです。 門の下部には碑文が刻まれていて、それによってこの門が7つのブロックに分かれていることがわかります。その7つとは、
1:巨大な3つの門。中央は名誉と権力の門、左は賞賛の門、右は高貴の門。
2:中央門上部 塔にあるハプスブルク家の系図と紋章
3:左右門上部 マクシミリアン1世の偉業と幸運の生涯を巡る歴史(24ブロック)
4:右門の歴史画上部 神に選ばれた国民に愛される皇帝や王達
5:左門の歴史画上部 皇帝の親戚、友人、および姻戚
6:凱旋門の両脇に建つ円塔 マクシミリアンの青春時代
7:凱旋門全体の装飾
となっています。とにかくマクシミリアン1世は凄いんだ!ってのを描いているようですね。今でもその威光がよく分かる作品でした。どれだけじっくり観てもみきれないw
この辺にはマクシミリアン1世を描いた肖像や、パトロン、法律家、宗教改革に取り組んだ人物などの肖像もありました。
アルブレヒト・デューラー 「不釣合いなカップル」
ここから再び上の階に戻ってきます。これは若い女性と年老いた男性のカップルが座っているところを描いています。2人は手を握っているのかな?と思ったら、お金の受け渡しをしているらしい…。さらに、解説によると右に描かれた馬は性欲の象徴なのだとか。肖像というよりは寓話的な作品なのかな? 教訓めいていますが、こういうブラックさは結構好きですw
この辺には他にも寓話的な作品がいくつかありました。夫の鰻を食べちゃった妻と、それを告げ口する鳥を描いた作品なんかも面白かったですw
アルブレヒト・デューラー 「バグパイプ奏者」
年老いた男性が木に寄りかかって、バグパイプを吹いている様子が非常に細かく描かれています。貧しそうでお世辞にも見た目が麗しいわけではありませんが、素晴らしい描写で驚きました。よく観察して描いていたのかな。
<第3章 自然>
デューラーは「大地、水面および星辰の測定は絵画の提示によるのが理解されやすくなる」と言って自然の研究は芸術に欠かせないと考えていたようです。そうした研究成果は宗教画にも生かされ、鑑賞者が物語を受け入れやすくなるとして、自然描写と宗教画の融合を図っていたとのことでした。この章では自然物を描いたものや、宗教画に描かれた自然物をテーマにした作品が並んでいました。
アルブレヒト・デューラー 「バッタのいる聖家族」
戸外で座る聖母子を描いた作品です。マリアの足元の意思や草は非常に写実的に描かれていて、これらは自然研究の成果とのことです。右下の方にはバッタのような虫がいるのですが、背中には蝶の羽のようなものがありました(これも写実なのかな??) また、解説によるとこの作品で初めてモノグラムを使い始めたそうです。他の作品と違い、Aの下のDがdとなっている特長がありました。
アルブレヒト・デューラー 「聖エウスタキウス」
これも基本的に宗教画かな。山の中で多くの動物に囲まれ、ひざをついて馬を観ている聖人を描いた作品です。背景に見える木々や馬、犬などの描写は精密で質感までも感じました。
アルブレヒト・デューラー 「犀」
今回のポスターの1つになっている作品です。画面いっぱいに描かれた横向きのサイの絵で、なぜか首から背中にかけて第2の角が描かれています。実はデューラーは実際にサイを観たことが無いそうで、リスボンの画家のスケッチを写してこれを描いたようです。第2の角は古代の作家の記述に倣ったとも解説されていました。とは言え、第2の角以外は結構写実的で、観たことが無いとは思えませんでした。特にこのボリューム感は本物っぽく思えます。 そのせいか、長い間ヨーロッパではこれはサイの写実と考えられていたそうです。
この辺には魔女や悪魔の誘惑に関する作品などもありました。
アルブレヒト・デューラー 「北星天図」
北半球の星座を描いた作品です。星と共に星座の形に線が引かれていて、星には番号も振られています。四隅には四人の天文学者が天球儀を持っているのも面白いです。この作品の隣には南半球の星座を描いた作品もあったのですが、そちらはだいぶ星座が少なくなっていました。当時既に見つかっていた星もあるようですが、何故か反映されていないようでした。
アルブレヒト・デューラー 「アダムとイヴ」
デューラーによる男女の理想的プロポーションの集大成と言える作品です。アダムに林檎を見せているイブが描かれ、その林檎を木から首を出した蛇が食べているように見えます。また、アダムは手に枝を持ち、そこには鳥が留まっていました。 蛇や鳥も精密ですが、やはり均整の取れた2人の表現が見事でした。
アルブレヒト・デューラー 「岐路に立つヘラクレス」
これも今回のポスターの1つになっている作品で、2人の女性と後姿のヘラクレスが描かれています。この2人の女性のうち、棍棒を振り上げているのが「美徳」の象徴で、裸体で手を挙げて防ごうとしているのが「快楽」の象徴だそうです。最後には快楽が美徳に従うそうですが、このシーンでは2人の女性に挟まれたヘラクレスがどちらを選ぶかためらっているようでした。漫画でよくある心の中の善悪の戦いみたいな感じかなw これまた人体表現が秀逸な作品でした。
この近くにはデューラーの3大銅版画と言われる「メレンコリアⅠ」「書斎の聖ヒエロニムス」「騎士と死と悪魔」がありました。
アルブレヒト・デューラー 「騎士と死と悪魔」
3つとも良かったのですが、私が特に気に入ったのはこれです。長い槍を持ち馬に乗った騎士が描かれ、奥には鼻が欠けて砂時計をもった「死」の擬人や、豚鼻で奇妙な顔の悪魔なども描かれています。砂時計は残りの寿命を表し、悪魔は岸に手を伸ばし、馬の足元には骸骨が転がっているなど、不吉な要素満点といった絵でした。そんな中で馬はピンと立ち理想的な姿で美しく思えました。
ということで、版画・素描だけでしたが、驚きの作品もあり予想以上に楽しめました。特に絵を志す方には特に良い刺激になるのではないかと思います。近いうちに芸大の展示にも行こうと思います。
この後、常設も観てきました。常設も芸大の展示と関連性がありそうな内容でしたので、次回ご紹介しようと思います。



【展覧名】
アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然
【公式サイト】
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/current.html#mainClm
【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2010年10月26日(火)~2011年1月16日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
この日、お客さんは多いというほどでも無かったのですが、近づいて観ないと分からない細かい作品が多いので、混雑しているように感じました。(1枚の作品に1~2人くらい) ちょっと待てば自分のペースで観ることもできるかな。
この展示はルネサンス期ドイツの巨匠、アルブレヒト・デューラーの素描を集めた展覧で、メルボルン国立ヴィクトリア美術館の貴重のコレクション105点、西洋美術館版画49点、ベルリン国立版画素描館から3点と、合計157点もの作品が並んでいました。また、この展示と共に、東京藝術大学大学美術館でもデューラー関連の展示が開催されていて、2つの展覧会でデューラーの素描・版画をクローズアップしています。
参考リンク:東京藝術大学大学美術館 「黙示録―デューラー/ルドン」
今日ご紹介する西洋美術館での展示は、デューラーの「絵画論」に書かれた言葉に従い「宗教」「肖像」「自然」の3つに分かれていました。詳しくは気に入った作品と共に章ごとにご紹介しようとおもいます。
<第1章 宗教>
1章は宗教画に関するコーナーです。この時代の絵画は主に宗教を題材していることもあり、他の章でも宗教画があったりしますが、この章ではキリストの受難に関する連作など本領発揮といった趣きでした。デューラーは「絵画芸術とは教会に奉仕するものであり、それゆえキリストの受難を描くものである」と言っていたそうで、宗教画に力を入れていたようです。 当時のドイツではヨハネス・グーテンベルクによって確立された活版印刷の技術が広まり、デューラーは版画という当時最新のメディアを用いることで、教会でしか見られなかった宗教画を人々が手元で鑑賞できる身近なものとしたようでした。
アルブレヒト・デューラー 「天使に冠を授けられる聖母」
反転したような左右対称の作品が2枚並んでいて、1つは銅板、もう1つはそのためのペン素描です。どちらもキリストを抱くマリアと、その頭の上に輪(冠)を載せようとしている天使が描かれています。頭上から光が出ているのですが、素描ではその光を表現する線がまばらです。それに対して版画の線は密集して描かれていました。版画の肌理細やかさとどっしりとした風格がよく分かる面白い比較でした。
この辺りには「聖母伝」という木版画の連作がありました。遠近法が積極的に用いられている特長があり、当時の聖母崇拝の気運も高まりも制作背景にあるようでした。
アルブレヒト・デューラー 「ヨアキムと天使」
空から飛んでくる天使と、それを迎えるように仰ぎ見るヨアキム?が描かれた作品です。左半分の背後には森が描かれ、右半分には遠くの港湾の風景が広がっています。そうした構図のせいか明暗や遠近感があり、それが線の密集などで表現されているのがよくわかりました。
アルブレヒト・デューラー 「金門の出会い」
アーチの中で男女が抱き合っているのがまず目に入ってきて、その周りで人々が話している様子なども描かれています。背景の建物に奥行きを感じるかな。
この作品を観ていて思い出したのですが、デューラーの作品の多くにはイニシャルの「A」と「D」を組み合わせたモノグラムが描かれています。これはデューラーの作であることを証明するためのサインみたいなもので、確かデューラーが最初に始めたものだったと記憶しています(うろおぼえですがw) この作品にも木札のようなものが転がっていて、そこにモノグラムが描かれていました。この連作にはどこかしらにあるようです。 それにしても、近くで浜崎あゆみのマークみたいと言ってるお客さんがいて、ちょっと面白かったw
続いて、「大受難」という連作のコーナーがあります。前述の通りデューラーはキリストの受難を描くのが絵画と考えていたためか、生涯で受難に関する連作を6つも手がけたそうで、その中でもこの「大受難」は初めて発表した木版連作のようです。 解説によると、当時のドイツ人は強調され情緒的な絵を好んだらしく、この連作ではそうしたドイツ固有の表現方法が観られるとのことでした。
アルブレヒト・デューラー 「十字架を担うキリスト」
膝をつき、背中に十字架を背負わされているキリストが描かれている作品で、大受難の1枚です。周りには沢山の人(処刑人?)や見守る人などが細かく描かれています。キリストの表情は何を思っているのか読み取れませんでしたが、処刑される前の様子がドラマチックな雰囲気で描かれていました。
この辺には他にも「ゲッセマネ」や「最後の晩餐」といった西洋画でよく描かれる場面の作品もありました。
アルブレヒト・デューラー 「キリストの復活」
十字架の旗を持ち、堂々と立っているキリストを描いた作品です。背中に十字状に光が輝き、周りには倒れているような兵士の姿も描かれていました。復活した時の神々しさがよく表現されている作品でした。
続いて、「銅板の受難伝」という連作がありました。これは受難伝の中でも最後の連作だそうで、より密度が高い形態や陰影表現ができる「エングレーヴィング」の手法で描かれているようです。この連作はかなり細かいので、接近しないとよく観えないかも。
参考リンク:「エングレービング」のwikipedia
アルブレヒト・デューラー 「荊冠を受けるキリスト」
荊の冠を被らされているキリストが、非常に細かくミリ以下の線で精密に描かれています。先ほどの大受難に比べて、一層明暗や立体感に厚みが増したような気がします。これはなかなか驚きの連作でした。
アルブレヒト・デューラー 「哀悼」
十字架から下ろされたキリストと、悲しむ弟子や聖女たち?が描かれています。動きや感情の表現が以前よりも更にドラマチックになっていました。
この他にも「小受難」という連作もありました。 この辺は木版、エッチング、ドライポイントなど異なる手法が使われていて、手法が違うと受ける印象もだいぶ違いました。
1章が終わると階段を降りて、次の2章は下の階から始まります。
<第2章 肖像>
デューラーは後半生に当時の著名人を銅版画や木版画で表したそうです。そうした制作活動からは「人の顔を死後の世にも残す」という古代の墓碑肖像に通じる思想や、知的階層・政治指導者との関わりが伺えると解説されていました。この章では、そうした肖像画や人物を描いた作品(一部は宗教関連?)などが並び、今回の展覧会の目玉と言える作品もありました。
アルブレヒト・デューラー 「ある女性の肖像(マルガレータ・デューラー?)」
木炭で描かれたやや横向きの女性の肖像です。右目をつぶっていて、どうやらこの女性は隻眼のようです。(モデルは妻かその妹、もしくは自分の妹とのことです) 明暗がつき、人の内面まで伝わってきそうな表情でした。
アルブレヒト・デューラー 「神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の凱旋門」
何故このコーナーにあるのかは分かりませんが、今回の目玉作品は間違いなくこの作品だと思います。190の版木を用いて49の紙に刷られた(約3m四方!)、門が描かれた版画です。かなり巨大で、この部屋に入った瞬間に驚きましたが、近づいて観るとこれだけ大きな版画なのにミリ単位でびっしりと、紋章や物語、人物などが描かれていて、さらに驚きました。圧巻としか言いようがありませんが、上の方は肉眼では観えませんw。その為、近くには拡大コピーと解説も展示されていて助かりました。(この日、愛用の観賞用スコープを忘れてしまったw) 解説によると、この作品は初代神聖ローマ皇帝のマクシミリアン1世が、帝国のイメージを流布させるために携帯可能な版画という媒体で作らせたもので、デューラーだけでなく多くの学者などが作成に参加しているようです。 門の下部には碑文が刻まれていて、それによってこの門が7つのブロックに分かれていることがわかります。その7つとは、
1:巨大な3つの門。中央は名誉と権力の門、左は賞賛の門、右は高貴の門。
2:中央門上部 塔にあるハプスブルク家の系図と紋章
3:左右門上部 マクシミリアン1世の偉業と幸運の生涯を巡る歴史(24ブロック)
4:右門の歴史画上部 神に選ばれた国民に愛される皇帝や王達
5:左門の歴史画上部 皇帝の親戚、友人、および姻戚
6:凱旋門の両脇に建つ円塔 マクシミリアンの青春時代
7:凱旋門全体の装飾
となっています。とにかくマクシミリアン1世は凄いんだ!ってのを描いているようですね。今でもその威光がよく分かる作品でした。どれだけじっくり観てもみきれないw
この辺にはマクシミリアン1世を描いた肖像や、パトロン、法律家、宗教改革に取り組んだ人物などの肖像もありました。
アルブレヒト・デューラー 「不釣合いなカップル」
ここから再び上の階に戻ってきます。これは若い女性と年老いた男性のカップルが座っているところを描いています。2人は手を握っているのかな?と思ったら、お金の受け渡しをしているらしい…。さらに、解説によると右に描かれた馬は性欲の象徴なのだとか。肖像というよりは寓話的な作品なのかな? 教訓めいていますが、こういうブラックさは結構好きですw
この辺には他にも寓話的な作品がいくつかありました。夫の鰻を食べちゃった妻と、それを告げ口する鳥を描いた作品なんかも面白かったですw
アルブレヒト・デューラー 「バグパイプ奏者」
年老いた男性が木に寄りかかって、バグパイプを吹いている様子が非常に細かく描かれています。貧しそうでお世辞にも見た目が麗しいわけではありませんが、素晴らしい描写で驚きました。よく観察して描いていたのかな。
<第3章 自然>
デューラーは「大地、水面および星辰の測定は絵画の提示によるのが理解されやすくなる」と言って自然の研究は芸術に欠かせないと考えていたようです。そうした研究成果は宗教画にも生かされ、鑑賞者が物語を受け入れやすくなるとして、自然描写と宗教画の融合を図っていたとのことでした。この章では自然物を描いたものや、宗教画に描かれた自然物をテーマにした作品が並んでいました。
アルブレヒト・デューラー 「バッタのいる聖家族」
戸外で座る聖母子を描いた作品です。マリアの足元の意思や草は非常に写実的に描かれていて、これらは自然研究の成果とのことです。右下の方にはバッタのような虫がいるのですが、背中には蝶の羽のようなものがありました(これも写実なのかな??) また、解説によるとこの作品で初めてモノグラムを使い始めたそうです。他の作品と違い、Aの下のDがdとなっている特長がありました。
アルブレヒト・デューラー 「聖エウスタキウス」
これも基本的に宗教画かな。山の中で多くの動物に囲まれ、ひざをついて馬を観ている聖人を描いた作品です。背景に見える木々や馬、犬などの描写は精密で質感までも感じました。
アルブレヒト・デューラー 「犀」
今回のポスターの1つになっている作品です。画面いっぱいに描かれた横向きのサイの絵で、なぜか首から背中にかけて第2の角が描かれています。実はデューラーは実際にサイを観たことが無いそうで、リスボンの画家のスケッチを写してこれを描いたようです。第2の角は古代の作家の記述に倣ったとも解説されていました。とは言え、第2の角以外は結構写実的で、観たことが無いとは思えませんでした。特にこのボリューム感は本物っぽく思えます。 そのせいか、長い間ヨーロッパではこれはサイの写実と考えられていたそうです。
この辺には魔女や悪魔の誘惑に関する作品などもありました。
アルブレヒト・デューラー 「北星天図」
北半球の星座を描いた作品です。星と共に星座の形に線が引かれていて、星には番号も振られています。四隅には四人の天文学者が天球儀を持っているのも面白いです。この作品の隣には南半球の星座を描いた作品もあったのですが、そちらはだいぶ星座が少なくなっていました。当時既に見つかっていた星もあるようですが、何故か反映されていないようでした。
アルブレヒト・デューラー 「アダムとイヴ」
デューラーによる男女の理想的プロポーションの集大成と言える作品です。アダムに林檎を見せているイブが描かれ、その林檎を木から首を出した蛇が食べているように見えます。また、アダムは手に枝を持ち、そこには鳥が留まっていました。 蛇や鳥も精密ですが、やはり均整の取れた2人の表現が見事でした。
アルブレヒト・デューラー 「岐路に立つヘラクレス」
これも今回のポスターの1つになっている作品で、2人の女性と後姿のヘラクレスが描かれています。この2人の女性のうち、棍棒を振り上げているのが「美徳」の象徴で、裸体で手を挙げて防ごうとしているのが「快楽」の象徴だそうです。最後には快楽が美徳に従うそうですが、このシーンでは2人の女性に挟まれたヘラクレスがどちらを選ぶかためらっているようでした。漫画でよくある心の中の善悪の戦いみたいな感じかなw これまた人体表現が秀逸な作品でした。
この近くにはデューラーの3大銅版画と言われる「メレンコリアⅠ」「書斎の聖ヒエロニムス」「騎士と死と悪魔」がありました。
アルブレヒト・デューラー 「騎士と死と悪魔」
3つとも良かったのですが、私が特に気に入ったのはこれです。長い槍を持ち馬に乗った騎士が描かれ、奥には鼻が欠けて砂時計をもった「死」の擬人や、豚鼻で奇妙な顔の悪魔なども描かれています。砂時計は残りの寿命を表し、悪魔は岸に手を伸ばし、馬の足元には骸骨が転がっているなど、不吉な要素満点といった絵でした。そんな中で馬はピンと立ち理想的な姿で美しく思えました。
ということで、版画・素描だけでしたが、驚きの作品もあり予想以上に楽しめました。特に絵を志す方には特に良い刺激になるのではないかと思います。近いうちに芸大の展示にも行こうと思います。
この後、常設も観てきました。常設も芸大の展示と関連性がありそうな内容でしたので、次回ご紹介しようと思います。
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もう10日ほど前ですが、久々にフジフイルム スクエアに行って、土門拳 作品展「室生寺」を観てきました。この展示は第1部、第2部に期間が分かれているようで、私が行ったのは第1部でした。


【展覧名】
土門拳 作品展「室生寺」
【公式サイト】
http://fujifilmsquare.jp/detail/10100101.html
【会場】FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】
第1部 2010年10月01日(金)~2010年11月30日(火)
第2部 2010年12月01日(水)~2011年01月31日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
すべてあわせて 0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日 時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
ここは無料で観られる上、ミッドタウンの正面付近にあるので、お客さんも結構入っていました。 リニューアル前にはほぼ毎回展示を覗いていたのですが、リニューアルしてからは1回の展示期間が1週間程度になってしまい、あまりのサイクルの速さに足が遠のいていましたw この日はどういう理由かは分かりませんが、2階は昇れず、1階だけ展示を観てきました。(リニューアルで1階のみになったのかな?)
まず、今回の土門拳 作品展「室生寺」についてですが、思ったより点数が少なくて部屋の一角にコーナーがある程度でした。白黒写真で室生寺や室生川を撮った作品ばかりで、弥勒菩薩の上半身や背面、足だけを撮った写真など細部までじっくり観察しているのが伺える写真が並んでいます。また、釈迦如来の頭部、右手、左手、服のヒダ、足、など仏像は一部分だけを撮った作品が多いように思いました。 勿論、仏像以外の写真もあり、五重塔や風化した地蔵などの写真は白黒独特の風格が出ているように感じました。 室生山なども白黒のおかげで静かで神秘的な雰囲気を持っていたように思います。
と、この展示は10分くらいで観終わってしまうのですが、その先に沢山のカメラを並べた常設があります。(カメラは以前は2階にあったコレクションかな?) 中には「フリップブック」というハンドルを回すとパラパラ漫画のように写真が動いてみえる品や、「ステレオスコープ」という2枚の写真を重ねて立体感を出す品、「ソートロープ」という円筒状の内側に写真があって回転させて側面の穴から内部の絵が動いて見えるような品など体験型の展示物もあるのが面白いです。 他にも、遠眼鏡屋のことについてや広重の眼鏡絵についても解説されていて、動画や3Dの原理がわかるようなコーナーでした。 最近、応挙の眼鏡絵を観ましたが、広重もやってたんですねえ。
参考記事:円山応挙-空間の創造 (三井記念美術館)
カメラは1850年代の品からあるようで、蛇腹のカメラ、インスタントカメラ、フジフイルムの「写ルンです」シリーズ、8ミリ、デジカメ、35ミリ一眼レフ、フジフイルムのフィルムなどなど、マニアが好きそうなものから懐かしいものまで並んでいました。このコレクションも中々面白いです。
また、リニューアル以前に特別展の会場としていたところでは、「名畑文巨写真展 幸せの時間 Be Loved」と「奈良美弥子写真展 大地のうたがきこえる-冬音(とうね)-」という展示を行っていました(どちらも既に終了)
【展覧名】 名畑文巨写真展 「幸せの時間」Be Loved
【公式サイト】 http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s1/10102201.html
【会期】 2010年10月22日(金)~2010年10月28日(木)
【展覧名】 奈良美弥子写真展 「大地のうたがきこえる-冬音(とうね)-」
【公式サイト】 http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s2/10102202.html
【会期】 2010年10月22日(金)~2010年10月28日(木)
こちらのほうが鑑賞時間が長くて、各10分ずつくらいかな。ごく簡単に説明すると名畑文巨写真展は子供を撮った写真が中心で、瑞瑞しく透明感があり、楽しげな雰囲気の作品が多かったように思います。 奈良美弥子写真展は冬山の風景を撮った作品が中心で、白く冷たい大地から、美しさとともに自然の雄大さや厳しさが伝わってくるようでした。
ということで、私としてはリニューアル以前のスタイルが好きだったのですが、久々に展示期間が長い展覧会があると知れたのは良かったと思います。結構、見た目が綺麗で直感的に良いなと思う写真が多いので、万人が楽しめるスポットだと思います。今後はまたちょくちょく通おうかなと思います。


【展覧名】
土門拳 作品展「室生寺」
【公式サイト】
http://fujifilmsquare.jp/detail/10100101.html
【会場】FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
【最寄】六本木駅/乃木坂駅
【会期】
第1部 2010年10月01日(金)~2010年11月30日(火)
第2部 2010年12月01日(水)~2011年01月31日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
すべてあわせて 0時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日 時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_③_4_5_満足
【感想】
ここは無料で観られる上、ミッドタウンの正面付近にあるので、お客さんも結構入っていました。 リニューアル前にはほぼ毎回展示を覗いていたのですが、リニューアルしてからは1回の展示期間が1週間程度になってしまい、あまりのサイクルの速さに足が遠のいていましたw この日はどういう理由かは分かりませんが、2階は昇れず、1階だけ展示を観てきました。(リニューアルで1階のみになったのかな?)
まず、今回の土門拳 作品展「室生寺」についてですが、思ったより点数が少なくて部屋の一角にコーナーがある程度でした。白黒写真で室生寺や室生川を撮った作品ばかりで、弥勒菩薩の上半身や背面、足だけを撮った写真など細部までじっくり観察しているのが伺える写真が並んでいます。また、釈迦如来の頭部、右手、左手、服のヒダ、足、など仏像は一部分だけを撮った作品が多いように思いました。 勿論、仏像以外の写真もあり、五重塔や風化した地蔵などの写真は白黒独特の風格が出ているように感じました。 室生山なども白黒のおかげで静かで神秘的な雰囲気を持っていたように思います。
と、この展示は10分くらいで観終わってしまうのですが、その先に沢山のカメラを並べた常設があります。(カメラは以前は2階にあったコレクションかな?) 中には「フリップブック」というハンドルを回すとパラパラ漫画のように写真が動いてみえる品や、「ステレオスコープ」という2枚の写真を重ねて立体感を出す品、「ソートロープ」という円筒状の内側に写真があって回転させて側面の穴から内部の絵が動いて見えるような品など体験型の展示物もあるのが面白いです。 他にも、遠眼鏡屋のことについてや広重の眼鏡絵についても解説されていて、動画や3Dの原理がわかるようなコーナーでした。 最近、応挙の眼鏡絵を観ましたが、広重もやってたんですねえ。
参考記事:円山応挙-空間の創造 (三井記念美術館)
カメラは1850年代の品からあるようで、蛇腹のカメラ、インスタントカメラ、フジフイルムの「写ルンです」シリーズ、8ミリ、デジカメ、35ミリ一眼レフ、フジフイルムのフィルムなどなど、マニアが好きそうなものから懐かしいものまで並んでいました。このコレクションも中々面白いです。
また、リニューアル以前に特別展の会場としていたところでは、「名畑文巨写真展 幸せの時間 Be Loved」と「奈良美弥子写真展 大地のうたがきこえる-冬音(とうね)-」という展示を行っていました(どちらも既に終了)
【展覧名】 名畑文巨写真展 「幸せの時間」Be Loved
【公式サイト】 http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s1/10102201.html
【会期】 2010年10月22日(金)~2010年10月28日(木)
【展覧名】 奈良美弥子写真展 「大地のうたがきこえる-冬音(とうね)-」
【公式サイト】 http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s2/10102202.html
【会期】 2010年10月22日(金)~2010年10月28日(木)
こちらのほうが鑑賞時間が長くて、各10分ずつくらいかな。ごく簡単に説明すると名畑文巨写真展は子供を撮った写真が中心で、瑞瑞しく透明感があり、楽しげな雰囲気の作品が多かったように思います。 奈良美弥子写真展は冬山の風景を撮った作品が中心で、白く冷たい大地から、美しさとともに自然の雄大さや厳しさが伝わってくるようでした。
ということで、私としてはリニューアル以前のスタイルが好きだったのですが、久々に展示期間が長い展覧会があると知れたのは良かったと思います。結構、見た目が綺麗で直感的に良いなと思う写真が多いので、万人が楽しめるスポットだと思います。今後はまたちょくちょく通おうかなと思います。
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先日までご紹介していた明治神宮に行った後、千代田線で乃木坂に移動して国立新美術館で「第64回二紀展」を観てきました。この展示はもう終わってしまいましたが、楽しい公募展だったので、一応ご紹介しておこうと思います。

【展覧名】
第64回二紀展
【公式サイト】
http://www.nact.jp/exhibition_public/exhibitions.html#kouboten040
http://niki-kai.com/
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2010年10月13日(水)~10月25日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日16時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
公募展も結構好きでちょくちょく観ていますが、この展示は「二紀会」の公募展で、主に油彩画と彫刻の作品が並んでいました。驚くほど点数が多く、1階~3階まで広い展示室に置かれていたので、足早に観ても1時間半以上はかかってしまう内容だったと思います(私は見切れませんでしたw) 委員の方から会員、同人など様々な方が出品され、二紀会の主張の通り、具象から抽象まで様々な個性が観られる内容となっていました。(二紀会は↓こういう主張を持っているようです。)
■ 二紀会主張 ■ http://www5a.biglobe.ne.jp/~niki-kai/100/10syucyo.html
美術の価値を流派の新旧に置かず、皮相の類型化を排する。
具象・非具象を論じない。
流行によって時代を誤ることを極力避ける。
真に新たな価値を目指し、創造的な個性の発現を尊重する。
情実を排しつつ新人を抜擢し、これを積極的に世に送ることに努める。
「皮相の類型化を排する」や個性を尊重しているため、本当に多様な作品があり、一概にまとめきれませんが、特に1階は素晴らしい作品が多かったように思います。こんな視点があるのかと、発想の豊かさに驚かされっぱなしでした。中にはニヤっとしてしまうようなものや、ちょっとグロいものまでw 単に自由なだけでなく、どこかしらに他の画家では観られない個性を持っていたのは流石でした。
ということで、かなりの点数で全部は見切れなかったのですが、世の中には絵画に情熱を持っている方が沢山いるのだとしみじみ感じました。今後も公募展も積極的に観て行きたいと思います。 それにしても、この中から有名になる画家も出てくるのだと思いますが、これだけ沢山の表現がある中で自分だけの表現を出していくと言うのは非常に大変そうですね。 …頑張れ未来の巨匠たち!
ちなみに、ゴッホ展は相変らず活況でした。もう1回くらい行っておかなくては…。
参考記事:
ゴッホ展 こうして私はゴッホになった 感想前編 (国立新美術館)
ゴッホ展 こうして私はゴッホになった 感想後編 (国立新美術館)

【展覧名】
第64回二紀展
【公式サイト】
http://www.nact.jp/exhibition_public/exhibitions.html#kouboten040
http://niki-kai.com/
【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2010年10月13日(水)~10月25日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日16時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
公募展も結構好きでちょくちょく観ていますが、この展示は「二紀会」の公募展で、主に油彩画と彫刻の作品が並んでいました。驚くほど点数が多く、1階~3階まで広い展示室に置かれていたので、足早に観ても1時間半以上はかかってしまう内容だったと思います(私は見切れませんでしたw) 委員の方から会員、同人など様々な方が出品され、二紀会の主張の通り、具象から抽象まで様々な個性が観られる内容となっていました。(二紀会は↓こういう主張を持っているようです。)
■ 二紀会主張 ■ http://www5a.biglobe.ne.jp/~niki-kai/100/10syucyo.html
美術の価値を流派の新旧に置かず、皮相の類型化を排する。
具象・非具象を論じない。
流行によって時代を誤ることを極力避ける。
真に新たな価値を目指し、創造的な個性の発現を尊重する。
情実を排しつつ新人を抜擢し、これを積極的に世に送ることに努める。
「皮相の類型化を排する」や個性を尊重しているため、本当に多様な作品があり、一概にまとめきれませんが、特に1階は素晴らしい作品が多かったように思います。こんな視点があるのかと、発想の豊かさに驚かされっぱなしでした。中にはニヤっとしてしまうようなものや、ちょっとグロいものまでw 単に自由なだけでなく、どこかしらに他の画家では観られない個性を持っていたのは流石でした。
ということで、かなりの点数で全部は見切れなかったのですが、世の中には絵画に情熱を持っている方が沢山いるのだとしみじみ感じました。今後も公募展も積極的に観て行きたいと思います。 それにしても、この中から有名になる画家も出てくるのだと思いますが、これだけ沢山の表現がある中で自分だけの表現を出していくと言うのは非常に大変そうですね。 …頑張れ未来の巨匠たち!
ちなみに、ゴッホ展は相変らず活況でした。もう1回くらい行っておかなくては…。
参考記事:
ゴッホ展 こうして私はゴッホになった 感想前編 (国立新美術館)
ゴッホ展 こうして私はゴッホになった 感想後編 (国立新美術館)
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前回までご紹介していた明治神宮に行った後、原宿駅からすぐ近くにある「Quater (キャトル)」というお店でお茶をしてきました。

【店名】
Quater (キャトル) 原宿店
【ジャンル】
カフェ
【公式サイト】
http://www.quatre.co.jp/
食べログ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13002019/
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
原宿駅、明治神宮前駅
【近くの美術館】
太田記念美術館
色彩美術館
明治神宮文化館宝物展示室
など
【この日にかかった1人の費用】(※お酒は飲んでいません)
1000円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_③_4_5_快適
【混み具合・混雑状況(土曜日16時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
原宿駅と明治神宮前駅からすぐ近くなので、凄く便利なところです。お店は半分地下になっているところにあり、あまり席数が無く店内は狭い感じがします。その為、席は残っていたのですが、混みあっているように感じました。(接客・雰囲気が③なのは店内が狭いからです。接客は親切です^^;)
この日、私はパイとコーヒー(合わせて1000円くらい)を頼みました。ケーキはサンプルを持ってくる方式で、名前と値段がメニュー書いてないのが不便かも。

パイは少しだけ酸味があり、非常に香りが良い洋酒かな? なかなか美味しいです。ブレンドコーヒーもまあまあの美味しさでした。
連れは和栗のモンブランとカモミール(合わせて1000円くらい)を頼んでいました。

少しだけ貰ったのですが、細かい栗が入っていて濃厚だけど上品な甘さです。こっちの方が美味しかったかもw カモミールは花も入っていて良い香りでした。
ということで、狭いのと一部の値段が分からないのが難点でしたが、立地や美味しさは良い点だと思います。他にも食べてみたいケーキはいくつもあったし、意外と外の喧騒も気にならないので、原宿に行ったらまた利用しようと思います。

【店名】
Quater (キャトル) 原宿店
【ジャンル】
カフェ
【公式サイト】
http://www.quatre.co.jp/
食べログ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13002019/
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
原宿駅、明治神宮前駅
【近くの美術館】
太田記念美術館
色彩美術館
明治神宮文化館宝物展示室
など
【この日にかかった1人の費用】(※お酒は飲んでいません)
1000円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_③_4_5_快適
【混み具合・混雑状況(土曜日16時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
原宿駅と明治神宮前駅からすぐ近くなので、凄く便利なところです。お店は半分地下になっているところにあり、あまり席数が無く店内は狭い感じがします。その為、席は残っていたのですが、混みあっているように感じました。(接客・雰囲気が③なのは店内が狭いからです。接客は親切です^^;)
この日、私はパイとコーヒー(合わせて1000円くらい)を頼みました。ケーキはサンプルを持ってくる方式で、名前と値段がメニュー書いてないのが不便かも。


パイは少しだけ酸味があり、非常に香りが良い洋酒かな? なかなか美味しいです。ブレンドコーヒーもまあまあの美味しさでした。
連れは和栗のモンブランとカモミール(合わせて1000円くらい)を頼んでいました。


少しだけ貰ったのですが、細かい栗が入っていて濃厚だけど上品な甘さです。こっちの方が美味しかったかもw カモミールは花も入っていて良い香りでした。
ということで、狭いのと一部の値段が分からないのが難点でしたが、立地や美味しさは良い点だと思います。他にも食べてみたいケーキはいくつもあったし、意外と外の喧騒も気にならないので、原宿に行ったらまた利用しようと思います。
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前回ご紹介した明治神宮文化館宝物展示室に行った際、その前後に明治神宮の敷地内を見物しながら写真を撮ってきました。

【公式サイト】
http://www.meijijingu.or.jp/index.html
【最寄】原宿駅、代々木駅、小田急 参宮橋駅、メトロ 明治神宮前駅、北参道駅、都営 代々木駅など
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
今更ご説明する必要もないと思いますが、明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を祀っている神社です。日本一初詣の参拝者が多い神社なのだとか。

沢山並んだワイン樽。何故ワインかと言うと、和魂洋才を目指した時代に、明治天皇自らが率先して西洋文化を取り入れたそうで、それにちなんでか、これらはブルゴーニュ地方にいる方の呼びかけで献納されたようです。

こちらは日本酒。神社と言えばやはりこっちを思い浮かべます。

大鳥居。日本で最も大きい木造の「明神鳥居」らしく、使われたひのきは樹齢1500年にもなるそうです。

菊の展覧会をやっていました。行ったのは10/23だったのですが、まだツボミ状の花が多かったかな。

敷地内の御苑にある「清正井」は最近パワースポットとして有名らしく、整理券を貰わないと行けないほどの人気ぶりのようです。取り合えず1時間後の整理券を貰っておきました。

この辺は御社殿の辺り。

この門の名前はわかりません…。この近くで結婚式をしている新郎新婦がいました。

ちょっと離れて観た御社殿。国内外の沢山の人たちで賑わっていました。

同じく御社殿。中では14時から大きな太鼓を叩いて夕御饌(ゆうみけ)という儀式をやっていました。これは皇室の弥栄、国家の安泰、国民の幸福と世界の平和が祈願されているそうです。私も心身の健康を祈ってきました。

これは戻り道。すぐ隣に山手線が通っているとは思えないうっそうとした森となっています。

ここまでが文化館宝物展示室に行く前の写真です。展覧会を観た後、整理券を持って明治神宮御苑(別料金)にも行きました。
この建物は御苑に入ってすぐの所にある「隔雲亭」 元々は皇后のために建てられましたが焼失してしまい、今あるのは昭和33年に建て直したものらしいです。

奥にある池。御釣台というところから撮影しています。

ビルの姿も見えず、山奥に来たような感じすらしますw

菖蒲園。明治時代には80種程度だったものが、今では150種1500株もあるのだとか。見ごろは例年6月上旬~7月上旬だそうです。

さて、ようやくやってきました「清正井」 井戸の前に列が出来ていて、観るのに10分~15分くらい並びました。 混んでいるときはもっと人がいるらしいです。(5時間待ちなんて記事も見つけましたw)

この井戸は戦国時代の加藤清正が掘ったとされているようですが、真偽は分からないそうです。非常に綺麗な水ですが、飲んだり持ち帰るのはNGです。この井戸の中に手や物を入れるのも駄目です。 どういう経緯で話題になったのか知りませんが、この井戸の写真を携帯の待ちうけにすると願いが叶うという噂があるようです。
効果のほどはわかりませんが、興味がある方は↓の写真をダウンロードして待ちうけにして頂いて結構です(他の写真は勝手に使わないでくださいね^^;)

ということで、大観を観たり運気が上げたり?と中々に明治神宮を楽しんできました。紅葉の時期に行ったほうが楽しめたかな?とも思いましたが、神社でのんびりするのも良いものです。
敷地の北の方には宝物館もあるらしく、明治神宮文化館と共通の券で入れるようですが、この日はもう暗くなってきたので、諦めました。
参考リンク:宝物館の公式サイト

【公式サイト】
http://www.meijijingu.or.jp/index.html
【最寄】原宿駅、代々木駅、小田急 参宮橋駅、メトロ 明治神宮前駅、北参道駅、都営 代々木駅など
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
今更ご説明する必要もないと思いますが、明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を祀っている神社です。日本一初詣の参拝者が多い神社なのだとか。

沢山並んだワイン樽。何故ワインかと言うと、和魂洋才を目指した時代に、明治天皇自らが率先して西洋文化を取り入れたそうで、それにちなんでか、これらはブルゴーニュ地方にいる方の呼びかけで献納されたようです。

こちらは日本酒。神社と言えばやはりこっちを思い浮かべます。

大鳥居。日本で最も大きい木造の「明神鳥居」らしく、使われたひのきは樹齢1500年にもなるそうです。

菊の展覧会をやっていました。行ったのは10/23だったのですが、まだツボミ状の花が多かったかな。

敷地内の御苑にある「清正井」は最近パワースポットとして有名らしく、整理券を貰わないと行けないほどの人気ぶりのようです。取り合えず1時間後の整理券を貰っておきました。


この辺は御社殿の辺り。

この門の名前はわかりません…。この近くで結婚式をしている新郎新婦がいました。

ちょっと離れて観た御社殿。国内外の沢山の人たちで賑わっていました。

同じく御社殿。中では14時から大きな太鼓を叩いて夕御饌(ゆうみけ)という儀式をやっていました。これは皇室の弥栄、国家の安泰、国民の幸福と世界の平和が祈願されているそうです。私も心身の健康を祈ってきました。

これは戻り道。すぐ隣に山手線が通っているとは思えないうっそうとした森となっています。

ここまでが文化館宝物展示室に行く前の写真です。展覧会を観た後、整理券を持って明治神宮御苑(別料金)にも行きました。
この建物は御苑に入ってすぐの所にある「隔雲亭」 元々は皇后のために建てられましたが焼失してしまい、今あるのは昭和33年に建て直したものらしいです。

奥にある池。御釣台というところから撮影しています。

ビルの姿も見えず、山奥に来たような感じすらしますw

菖蒲園。明治時代には80種程度だったものが、今では150種1500株もあるのだとか。見ごろは例年6月上旬~7月上旬だそうです。

さて、ようやくやってきました「清正井」 井戸の前に列が出来ていて、観るのに10分~15分くらい並びました。 混んでいるときはもっと人がいるらしいです。(5時間待ちなんて記事も見つけましたw)

この井戸は戦国時代の加藤清正が掘ったとされているようですが、真偽は分からないそうです。非常に綺麗な水ですが、飲んだり持ち帰るのはNGです。この井戸の中に手や物を入れるのも駄目です。 どういう経緯で話題になったのか知りませんが、この井戸の写真を携帯の待ちうけにすると願いが叶うという噂があるようです。
効果のほどはわかりませんが、興味がある方は↓の写真をダウンロードして待ちうけにして頂いて結構です(他の写真は勝手に使わないでくださいね^^;)

ということで、大観を観たり運気が上げたり?と中々に明治神宮を楽しんできました。紅葉の時期に行ったほうが楽しめたかな?とも思いましたが、神社でのんびりするのも良いものです。
敷地の北の方には宝物館もあるらしく、明治神宮文化館と共通の券で入れるようですが、この日はもう暗くなってきたので、諦めました。
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Author:21世紀のxxx者
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。
関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。
画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。
↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。
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