Archive | 2010年11月
前回ご紹介した横須賀の軍港巡りをした後、近くのバス停(汐入駅近くの16号沿い)からバスに乗り、横須賀美術館に向かいました。30分ほどで着いて、ちょっと遅い時間でしたがまずは館内のレストランで昼食をとりました。

【店名】
ACQUAMARE(アクアマーレ)
【ジャンル】
レストラン
【公式サイト】
http://www.yokosuka-moa.jp/restaurant/index.html
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
馬堀海岸駅、浦賀駅、JR横須賀駅など
【近くの美術館】
横須賀美術館 (館内のレストランです)
【この日にかかった1人の費用】
1500円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_4_⑤_快適
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
バス停を降りるとこんな感じで綺麗な美術館が見えてきました。

入口付近にレストランがあり、外にも席があるようでした。私は中で食べました。

さて、このお店についてですが、かなり雰囲気の良いお店です。何が凄いかというと景色が素晴らしいのです(><)

こんな感じで東京湾をひっきりなしに行きかう船を見ながら食事ができます。この日は晴れていたので海も綺麗でした。(行ったタイミングが悪くて窓際に座れませんでしたが、充分景色を楽しめました)
土曜日ということもあってか、結構お客さんが入っていました。特に席待ちすることはなかったのですが、店員さんは忙しそうでした。
まずは、前菜としてカルパッチョ(値段失念)を頼みました。

中々の美味しさで新鮮でした。彩りも綺麗です。
続いて、ランチコース。私は「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」企画展メニュー「横須賀ご婦人風 優雅なランチプレート」(1500円)というのを頼みました。ご婦人風という名前は頼みづらいんですがw

ピザトースト(特に乗っているハム)や、パンに挟んで食べる具などいずれも美味しかったです。ちょっと高い気もしますが、この味なら悪くないかなと思います。
こちらは連れが頼んでいた「アクアマーレの玄米プレート」(1300円)についてきたサラダ

これが「アクアマーレの玄米プレート」

シチューが玄米にかかっているような感じかな。肉まで柔らかくて美味しいとのことでした。
食後の飲み物。私はコーヒー、連れは紅茶を頼みました。

このコーヒーが結構美味しくて良かったです。味に関しても安心のお店だと思います。
ということで、最高の天気の中、良い景色を眺めながら美味しい料理を食べるという贅沢をすることができました。結構のんびりとした気分になれたので、満足度は高いです。建物自体も綺麗だし、かなり魅力的なお店だと思います。 (その分混んでいるかもしれませんがw)
この後、横須賀美術館の展示を観てきました。

【店名】
ACQUAMARE(アクアマーレ)
【ジャンル】
レストラン
【公式サイト】
http://www.yokosuka-moa.jp/restaurant/index.html
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
馬堀海岸駅、浦賀駅、JR横須賀駅など
【近くの美術館】
横須賀美術館 (館内のレストランです)
【この日にかかった1人の費用】
1500円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_4_⑤_快適
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
バス停を降りるとこんな感じで綺麗な美術館が見えてきました。

入口付近にレストランがあり、外にも席があるようでした。私は中で食べました。

さて、このお店についてですが、かなり雰囲気の良いお店です。何が凄いかというと景色が素晴らしいのです(><)

こんな感じで東京湾をひっきりなしに行きかう船を見ながら食事ができます。この日は晴れていたので海も綺麗でした。(行ったタイミングが悪くて窓際に座れませんでしたが、充分景色を楽しめました)
土曜日ということもあってか、結構お客さんが入っていました。特に席待ちすることはなかったのですが、店員さんは忙しそうでした。
まずは、前菜としてカルパッチョ(値段失念)を頼みました。

中々の美味しさで新鮮でした。彩りも綺麗です。
続いて、ランチコース。私は「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」企画展メニュー「横須賀ご婦人風 優雅なランチプレート」(1500円)というのを頼みました。ご婦人風という名前は頼みづらいんですがw

ピザトースト(特に乗っているハム)や、パンに挟んで食べる具などいずれも美味しかったです。ちょっと高い気もしますが、この味なら悪くないかなと思います。
こちらは連れが頼んでいた「アクアマーレの玄米プレート」(1300円)についてきたサラダ

これが「アクアマーレの玄米プレート」

シチューが玄米にかかっているような感じかな。肉まで柔らかくて美味しいとのことでした。
食後の飲み物。私はコーヒー、連れは紅茶を頼みました。


このコーヒーが結構美味しくて良かったです。味に関しても安心のお店だと思います。
ということで、最高の天気の中、良い景色を眺めながら美味しい料理を食べるという贅沢をすることができました。結構のんびりとした気分になれたので、満足度は高いです。建物自体も綺麗だし、かなり魅力的なお店だと思います。 (その分混んでいるかもしれませんがw)
この後、横須賀美術館の展示を観てきました。
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先週の土曜日に横須賀に日帰り旅行してきました。昼の11時50分くらいにJR横須賀駅に着いて、まずは横須賀軍港めぐりをしてきました。
横須賀軍港めぐり公式サイト:http://www.sarusima.com/naval-port/naval-port.html
JR横須賀駅からだとヴェルニー公園という港の横の公園を抜けて、徒歩7分くらいかけてダイエーの脇にあるチケット売り場に向かいます。東急の汐入駅からならすぐかも。

この船に乗って軍港を巡ります。この日はたまたま12時からの便のチケットが残っていましたが、人気で満席になることも多々あるようです。事前予約もあるので予約したほうが無難かもしれません。チケットを購入して2~3分で乗れたのは軽い奇跡w

出航直後の風景。ダイエーの下(桟橋の上の辺り)にチケット売り場があります。
ちなみに、この船に乗るなら進行方向右側の上階がお勧めです。私も右側に陣取りました。

出航してしばらくすると日本の潜水艦とアメリカのイージス艦の姿が見えてきました。

3隻の潜水艦。潜水艦には識別できる番号などは無いそうで、艦名も艦員のみしか知らないそうです。全部一緒に見えますw

先ほどの写真をよく見ると潜水艦が煙を上げているのですが、これはエンジンを回して充電しているそうです。潜水艦は潜ると酸素が無いのと音が出るので、エンジンではなく電気で動くのだとか。
こちらはイージス艦。

イージス艦は世界に100隻程度しかいないそうですが、この湾には日米合わせて6隻も集まっていました。「イージス」というのはギリシア神話でゼウスがアテナに与えた盾から取られた名前で、最高の索敵能力を誇ります。↑の写真の八角形の部分がイージス艦の目にあたる部分で、500億円もするのだとか。潜水艦2隻分、ピカソの絵なら5枚~10枚くらいでしょうかw
参考リンク:イージス艦のwikipedia
アメリカのイージス艦が沢山並んでいました。これだけいれば東京も安心かな。

こちらは空母。ビルほどの高さがあり1つの街くらいの乗組員がいるそうです。横須賀に停泊しているときは戦闘機は厚木などに行くそうで、こちらにはいません。

ちょっと進むと変わったものが海の上に浮かんでいます。

これは消磁装置というものだそうで、軍艦が磁気を帯びてくるのを消す装置のようです。精密機器が多いのと敵に察知されやすくなるので磁気は戦艦の大敵だそうです。
参考リンク:船体消磁のwikipedia
東京湾に出て少しすると住友の造船所が見えてきました。遠くから見ても超巨大なのがわかります。クレーンに「よこすか」と書いてあるのですが、これを書くだけでも2000万円もかかったそうですw

こちらは造船所近くにある施設。ここで有名な「しんかい6500」は開発されたそうです。
参考記事:日本科学未来館の案内
参考リンク:しんかい6500のwikipedia

この日は天気が良く、空も海も美しい青に染まっていました。

こちらは自衛隊の港。まずは3隻の船が目に入ってきました。この辺には日本の海上自衛隊の重要拠点もありました。

近くのブイの上にいた鵜。ちょうど1羽飛び立ったのでパシャリw

ぐるっと周って、引き返していきます。先ほどの3隻の後ろから観た様子。この口が空いた部分にヘリが格納されるというのだから驚きです。

これは狭い運河を抜けていくところ。左手に紅葉した島が見えます。

実はこの島は元々は半島で、明治の頃に運河を通して島にしたそうです。見た目は緑豊かな普通の島ですが、太平洋戦争の頃には島の中をくりぬいて燃料を備蓄していたそうです。今でも軍事機密の島となっているらしく、現在どのように使われているかは謎です。
また元の港に戻ってきました。こちらは日本の船。

自衛隊の船の番号は、2桁、3桁、4桁の3種類で役割が明確に違うそうです。2桁は特殊な任務をする船、3桁は通常の任務の船、4桁は訓練用の船だったと記憶しています。
で、これ↓が2桁の番号の船なわけですが、特殊な任務とは何でしょうか!?

…答えはパーティーを行う船ですw この前のAPECでアメリカのオバマ大統領が横須賀にも来るかもしれなかったそうで、来ていたらこれで歓待していたかも??なんてことをガイドさんが言っていました。
続いて巨大な船が現れました。これはヘリの空母とも言える「ひゅうが」という船です。

厳密にはこれは空母ではない(憲法上、日本は空母を持つことが出来ない)そうですが、中々に迫力がありました。
最後に日本のイージス艦。確かに八角形の板を横側面に確認できます。

約45分のクルーズはあっという間に感じました。
ということで、日本を守ってくれている軍艦をじっくりと見ることができました。こんなに秘密を知ってしまって大丈夫なんだろうか?というくらい色々教えて貰えましたw 写真もバンバン撮って良いというのも太っ腹です。
軍備については賛否両論あるとは思いますが、某国があんなことになっている現状を見ると、美術品にうつつを抜かしてられるのも、強固な守りによる平和があってこそだと実感するかな。国内の馬鹿な政治家など気にせず、これからも頑張って欲しいです。
自衛隊とアメリカ第七艦隊に敬礼であります (`・ω・´)ゞビシッ!!
この後、バスで横須賀美術館に向かいました。
横須賀軍港めぐり公式サイト:http://www.sarusima.com/naval-port/naval-port.html
JR横須賀駅からだとヴェルニー公園という港の横の公園を抜けて、徒歩7分くらいかけてダイエーの脇にあるチケット売り場に向かいます。東急の汐入駅からならすぐかも。

この船に乗って軍港を巡ります。この日はたまたま12時からの便のチケットが残っていましたが、人気で満席になることも多々あるようです。事前予約もあるので予約したほうが無難かもしれません。チケットを購入して2~3分で乗れたのは軽い奇跡w

出航直後の風景。ダイエーの下(桟橋の上の辺り)にチケット売り場があります。
ちなみに、この船に乗るなら進行方向右側の上階がお勧めです。私も右側に陣取りました。

出航してしばらくすると日本の潜水艦とアメリカのイージス艦の姿が見えてきました。

3隻の潜水艦。潜水艦には識別できる番号などは無いそうで、艦名も艦員のみしか知らないそうです。全部一緒に見えますw

先ほどの写真をよく見ると潜水艦が煙を上げているのですが、これはエンジンを回して充電しているそうです。潜水艦は潜ると酸素が無いのと音が出るので、エンジンではなく電気で動くのだとか。
こちらはイージス艦。

イージス艦は世界に100隻程度しかいないそうですが、この湾には日米合わせて6隻も集まっていました。「イージス」というのはギリシア神話でゼウスがアテナに与えた盾から取られた名前で、最高の索敵能力を誇ります。↑の写真の八角形の部分がイージス艦の目にあたる部分で、500億円もするのだとか。潜水艦2隻分、ピカソの絵なら5枚~10枚くらいでしょうかw
参考リンク:イージス艦のwikipedia
アメリカのイージス艦が沢山並んでいました。これだけいれば東京も安心かな。

こちらは空母。ビルほどの高さがあり1つの街くらいの乗組員がいるそうです。横須賀に停泊しているときは戦闘機は厚木などに行くそうで、こちらにはいません。

ちょっと進むと変わったものが海の上に浮かんでいます。

これは消磁装置というものだそうで、軍艦が磁気を帯びてくるのを消す装置のようです。精密機器が多いのと敵に察知されやすくなるので磁気は戦艦の大敵だそうです。
参考リンク:船体消磁のwikipedia
東京湾に出て少しすると住友の造船所が見えてきました。遠くから見ても超巨大なのがわかります。クレーンに「よこすか」と書いてあるのですが、これを書くだけでも2000万円もかかったそうですw

こちらは造船所近くにある施設。ここで有名な「しんかい6500」は開発されたそうです。
参考記事:日本科学未来館の案内
参考リンク:しんかい6500のwikipedia

この日は天気が良く、空も海も美しい青に染まっていました。

こちらは自衛隊の港。まずは3隻の船が目に入ってきました。この辺には日本の海上自衛隊の重要拠点もありました。

近くのブイの上にいた鵜。ちょうど1羽飛び立ったのでパシャリw

ぐるっと周って、引き返していきます。先ほどの3隻の後ろから観た様子。この口が空いた部分にヘリが格納されるというのだから驚きです。

これは狭い運河を抜けていくところ。左手に紅葉した島が見えます。

実はこの島は元々は半島で、明治の頃に運河を通して島にしたそうです。見た目は緑豊かな普通の島ですが、太平洋戦争の頃には島の中をくりぬいて燃料を備蓄していたそうです。今でも軍事機密の島となっているらしく、現在どのように使われているかは謎です。
また元の港に戻ってきました。こちらは日本の船。

自衛隊の船の番号は、2桁、3桁、4桁の3種類で役割が明確に違うそうです。2桁は特殊な任務をする船、3桁は通常の任務の船、4桁は訓練用の船だったと記憶しています。
で、これ↓が2桁の番号の船なわけですが、特殊な任務とは何でしょうか!?

…答えはパーティーを行う船ですw この前のAPECでアメリカのオバマ大統領が横須賀にも来るかもしれなかったそうで、来ていたらこれで歓待していたかも??なんてことをガイドさんが言っていました。
続いて巨大な船が現れました。これはヘリの空母とも言える「ひゅうが」という船です。

厳密にはこれは空母ではない(憲法上、日本は空母を持つことが出来ない)そうですが、中々に迫力がありました。
最後に日本のイージス艦。確かに八角形の板を横側面に確認できます。

約45分のクルーズはあっという間に感じました。
ということで、日本を守ってくれている軍艦をじっくりと見ることができました。こんなに秘密を知ってしまって大丈夫なんだろうか?というくらい色々教えて貰えましたw 写真もバンバン撮って良いというのも太っ腹です。
軍備については賛否両論あるとは思いますが、某国があんなことになっている現状を見ると、美術品にうつつを抜かしてられるのも、強固な守りによる平和があってこそだと実感するかな。国内の馬鹿な政治家など気にせず、これからも頑張って欲しいです。
自衛隊とアメリカ第七艦隊に敬礼であります (`・ω・´)ゞビシッ!!
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前々回、前回とご紹介したホキ美術館の開館記念特別展を観た後、地下(ギャラリー2の奥)にあるミュージアムカフェでお茶してきました。

【店名】
ホキ美術館 ミュージアムカフェ
【ジャンル】
カフェ
【公式サイト】
http://www.hoki-museum.jp/facility/index.html
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
土気駅
【近くの美術館】
ホキ美術館(館内のお店です)
【この日にかかった1人の費用】(※お酒は飲んでいません)
1000円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_④_5_快適
【混み具合・混雑状況(平日15時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
この日は平日だったためか、あまりお客さんもいなくてのんびりとお茶することができました。
美術館自体もできたてということもあり、スタイリッシュな雰囲気で、椅子や空間もアートな感じです。窓の外は結構普通の住宅街だったので眺めは微妙かなw

この日は開館記念のパンナコッタ(500円)とコーヒー(500円)を頼みました。お腹が減っていたのでサンドイッチを頼みたかったのですが、既に売り切れでした。

まず、パンナコッタはトロっとした食感と、少し酸味のあるソースがよく合って非常に美味しいです。甘さも丁度良くて好みでした。

コーヒーは深いコクがあって、どっしりとした味でした。こちらも好みの味で、満足できました。

ということで、味、店内の雰囲気ともに満足できるお店でした。この日は静かだったのも嬉しかったです。 ホキ美術館に行くことがあったら、カフェにも寄ってみることをお勧めします。

【店名】
ホキ美術館 ミュージアムカフェ
【ジャンル】
カフェ
【公式サイト】
http://www.hoki-museum.jp/facility/index.html
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
土気駅
【近くの美術館】
ホキ美術館(館内のお店です)
【この日にかかった1人の費用】(※お酒は飲んでいません)
1000円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_④_5_快適
【混み具合・混雑状況(平日15時半頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
この日は平日だったためか、あまりお客さんもいなくてのんびりとお茶することができました。
美術館自体もできたてということもあり、スタイリッシュな雰囲気で、椅子や空間もアートな感じです。窓の外は結構普通の住宅街だったので眺めは微妙かなw


この日は開館記念のパンナコッタ(500円)とコーヒー(500円)を頼みました。お腹が減っていたのでサンドイッチを頼みたかったのですが、既に売り切れでした。

まず、パンナコッタはトロっとした食感と、少し酸味のあるソースがよく合って非常に美味しいです。甘さも丁度良くて好みでした。

コーヒーは深いコクがあって、どっしりとした味でした。こちらも好みの味で、満足できました。

ということで、味、店内の雰囲気ともに満足できるお店でした。この日は静かだったのも嬉しかったです。 ホキ美術館に行くことがあったら、カフェにも寄ってみることをお勧めします。
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今日は前回の記事に引き続きホキ美術館の開館記念特別展をご紹介致します。前編には混み具合なども記載しておりますので、前編を読まれていない方は前編から先にお読み頂けると嬉しいです。
前編はこちら

まずは概要のおさらいです。
【展覧名】
ホキ美術館開館記念特別展
【公式サイト】
http://www.hoki-museum.jp/gallery/index.html
【会場】ホキ美術館
【最寄】土気駅
【会期】2010年11月3日(祝)~2011年5月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(平日14時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
前編は上の階についてご紹介しましたが、ジグザグに折り返すように下の階へと進んでいきます。
<ギャラリー3> ★この章の作品
前編でご紹介したギャラリー2を抜けると、折り返すようにギャラリー3となっていました。こちらも壁の両面に絵が飾られていて、ここは巨匠や中堅のコーナーとなっているようです。
野田弘志 「THE-10」
白い壁を背に手を背中で組んで立つ裸婦を描いた作品です。陰影が柔らかく、女神像のような美しいプロポーションをしています。作品が大きいこともあり、強い存在感がありました。
この作品の隣にも同じ人が立っている絵がありました(こちらは黒い服を着ている) 2つ並んで展示されているのは中々のインパクトがあります。同じ人を描いた作品は他にもあったので見比べてみるのも面白いです。
野田弘志 「六つの薔薇」
花瓶に活けられた6つの薔薇が描かれた作品です。濃い目の色彩で、これは絵画的な感じが強いように思いました。
この辺にはこの他にも大画面の風景画などもありました。
津地威汎 「航跡・・・夜明け」
3枚セットの作品で、水面と空が描かれています。特徴的なのは点描による表現を使っている点で、写実に点描というのが驚きでした。所々に光の点があるのは船かな? 雄大で清清しい朝の雰囲気が出ていました。
青木敏郎 「デルフトの焼物と果実」
テーブルの上に置かれたデルフト焼きとその中の葡萄、白い皿、水差?、むかれたレモン、パンなどが描かれた静物です。壁には楽譜が張られていて、窓から差し込む光なども表現されています。題材のせいか、伝統的な静物画を彷彿する作品でした。
木原和敏 「静かな森」
枯葉の絨毯になっている森の中で立っている、カラフルなカーディガンを羽織った女性を描いた作品です。物思いに耽るような目をしているのが印象的で、着ているカーディガンが目に鮮やかでした。 それにしても何をしているのか気になります。
<ギャラリー4> ★この章の作品
ギャラリー4は他に比べて狭いところで、むしろ通路と言うべきかな。ここは新人作家のコーナーとなっているようです。
松村卓志 「白い犬」
床で伏せて顔を向けている白い犬を描いた作品です。静かにじっとこちらを観る目には知性すら感じました。陰影や毛並みの表現が細やかなのも素晴らしかったです。
Dario Companile 「Outlaw」
新聞にくるまれた熟れたスイカを描いた作品なのですが、何故か所々食べられているのが不思議です。ガラス面に置かれているのか、反射している様子なども描かれ細やかなのですが、何故食べかけを描いたんだろう?何故に新聞?という方が気になりましたw
<ギャラリー5>
続いてのギャラリー5は打って変わって陶器が置かれたコーナーでした。
まず、板谷波山 氏の作品が並んでいました。薄く粉がかかったような絵付けの作品が3点くらいあったかな(この人は他にも数点あります) 独特の作風なので、以前観た作品をすぐに思い出すことが出来ました。
参考記事:新春展 春の妝(よそお)い (泉屋博古館 分館)
また、特に気になったのが深見陶冶 氏の作品でした。3点セットで淡い青磁の大きな陶器が並んでいるのですが、緩やかなカーブと幾何学性を感じる直線が混じった感じで、すらっと近未来的なフォルムをしていました。その色合いと形が何とも優美で、かなり気に入りました。
ギャラリー5の後はギャラリー4を通って少し戻り、ギャラリー3の奥にある階段を下ってギャラリー6に向かいます。
<ギャラリー6> ★この章の作品
階段下のホールのところにあるコーナーです。数点しかなく中山忠彦 氏のコーナーとなっているようでした。
ちょっとメモを取り忘れたのですが、19世紀のヨーロッパ風の服を着た女性(奥さん)の絵が並び、その服のせいかアカデミスムを感じさせるような気品のある作風となっていました。
<ギャラリー7> ★この章の作品
続いてのギャラリー7はやはり通路のような部屋です。ここにはイギリス在住の原雅幸 氏の作品が並んでいました。
原雅幸 「白い波」
海際に立つレンガ造りの3階建ての廃墟を描いた作品です。遠くに見える海を背景に、堂々とした風格を感じます。写真のようでありながら、どこか超現実的な雰囲気も感じました。
原雅幸 「クリストファーロビンの聲」
木々に囲まれたトンネルのようになっている道を描いた作品です。落ち葉が道の上に敷き詰められ、上部の木々には明るい光が降り注いでいるようです。何故かやけに低い視点から描かれているように感じられたのも面白かったです。
<ギャラリー8> ★この章の作品
展覧会も終盤となり、ギャラリー8は展覧会の集大成とも言えるコーナーとなっていました。ここには今まで観てきた画家の作品が並び、中堅・巨匠の新作・代表作が並んでいるようです。ここだけは音声解説があり、絵の隣にあるボタンを押すと作成背景なども含めて説明してくれます。
塩谷亮 タイトル失念
床の上に座る女性と、観葉植物が描かれた作品です。女性は床の上に広がる布に目を向けていて、どこか気だるい感じを受けました。 解説機を押すと、ルネサンスや17世紀の手法を取り入れていることや、対象への愛情を大事にしていることなどが分かります。また、構図はX型の広がりを持っているそうで、言われていると、確かに対角線上に女性と、それに交差するように布や観葉植物が配されていました。やはり素人ではここまで気づけませんねw 解説は貴重でした。
島村信之 「西窓」
窓辺のソファで横たわる女性を描いた作品です。うっとりとしているのか、まどろんでいるのか、上品な色っぽさを感じる表情をしています。窓から降り注ぐ光の表現も見事でした。 解説によると、光と女性が生み出すドラマを描いているそうで、やはり対象への愛情が作品の善し悪しを決めるというようなことを言っていました。 対象への愛情というのは重要なのですね。
中山忠彦 「楽興」
真っ赤なドレスを着てソファに腰掛ける女性を描いた作品です。マンドリンのような楽器を持ち、装飾的な草花の絵柄の青い壁を背にしています。そのせいかどことなくマティスを彷彿しました。 解説によると内面の表出などがあるようで、華やかだけどそれだけではないみたいでした。
諏訪敦 「Untitled」
これはちょっとギョっとした作品で、父親の死に顔を大画面で描いています。目をつぶる老人で、鼻と耳に綿が詰められ、口の辺りから黒い斑点のようなものが無数に出ていて、この斑点が死のオーラを出しているような感じでした。これは実際には死の10年後に描かれたそうですが、厳粛な雰囲気がありました。
<ギャラリー9> ★この章の作品
最後は階段下のちょっとしたスペースで、新人女性のためのコーナーのようでした。
永山優子 「Man is_」
横向きで片膝を抱えて座る裸婦を描いた作品です。遠くを見るような視線で、凛とした雰囲気がありました。明暗や背景の色合いなども含めて見事な写実でした。
ということで、点数も多くて充実した展覧会でした。現代の画家を全然知らないので、こういう機会に知ることが出来て良かったです。東京からはちょっと遠いですが、一度は訪れておきたい美術館の1つだと思います。
前編はこちら

まずは概要のおさらいです。
【展覧名】
ホキ美術館開館記念特別展
【公式サイト】
http://www.hoki-museum.jp/gallery/index.html
【会場】ホキ美術館
【最寄】土気駅
【会期】2010年11月3日(祝)~2011年5月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(平日14時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
前編は上の階についてご紹介しましたが、ジグザグに折り返すように下の階へと進んでいきます。
<ギャラリー3> ★この章の作品
前編でご紹介したギャラリー2を抜けると、折り返すようにギャラリー3となっていました。こちらも壁の両面に絵が飾られていて、ここは巨匠や中堅のコーナーとなっているようです。
野田弘志 「THE-10」
白い壁を背に手を背中で組んで立つ裸婦を描いた作品です。陰影が柔らかく、女神像のような美しいプロポーションをしています。作品が大きいこともあり、強い存在感がありました。
この作品の隣にも同じ人が立っている絵がありました(こちらは黒い服を着ている) 2つ並んで展示されているのは中々のインパクトがあります。同じ人を描いた作品は他にもあったので見比べてみるのも面白いです。
野田弘志 「六つの薔薇」
花瓶に活けられた6つの薔薇が描かれた作品です。濃い目の色彩で、これは絵画的な感じが強いように思いました。
この辺にはこの他にも大画面の風景画などもありました。
津地威汎 「航跡・・・夜明け」
3枚セットの作品で、水面と空が描かれています。特徴的なのは点描による表現を使っている点で、写実に点描というのが驚きでした。所々に光の点があるのは船かな? 雄大で清清しい朝の雰囲気が出ていました。
青木敏郎 「デルフトの焼物と果実」
テーブルの上に置かれたデルフト焼きとその中の葡萄、白い皿、水差?、むかれたレモン、パンなどが描かれた静物です。壁には楽譜が張られていて、窓から差し込む光なども表現されています。題材のせいか、伝統的な静物画を彷彿する作品でした。
木原和敏 「静かな森」
枯葉の絨毯になっている森の中で立っている、カラフルなカーディガンを羽織った女性を描いた作品です。物思いに耽るような目をしているのが印象的で、着ているカーディガンが目に鮮やかでした。 それにしても何をしているのか気になります。
<ギャラリー4> ★この章の作品
ギャラリー4は他に比べて狭いところで、むしろ通路と言うべきかな。ここは新人作家のコーナーとなっているようです。
松村卓志 「白い犬」
床で伏せて顔を向けている白い犬を描いた作品です。静かにじっとこちらを観る目には知性すら感じました。陰影や毛並みの表現が細やかなのも素晴らしかったです。
Dario Companile 「Outlaw」
新聞にくるまれた熟れたスイカを描いた作品なのですが、何故か所々食べられているのが不思議です。ガラス面に置かれているのか、反射している様子なども描かれ細やかなのですが、何故食べかけを描いたんだろう?何故に新聞?という方が気になりましたw
<ギャラリー5>
続いてのギャラリー5は打って変わって陶器が置かれたコーナーでした。
まず、板谷波山 氏の作品が並んでいました。薄く粉がかかったような絵付けの作品が3点くらいあったかな(この人は他にも数点あります) 独特の作風なので、以前観た作品をすぐに思い出すことが出来ました。
参考記事:新春展 春の妝(よそお)い (泉屋博古館 分館)
また、特に気になったのが深見陶冶 氏の作品でした。3点セットで淡い青磁の大きな陶器が並んでいるのですが、緩やかなカーブと幾何学性を感じる直線が混じった感じで、すらっと近未来的なフォルムをしていました。その色合いと形が何とも優美で、かなり気に入りました。
ギャラリー5の後はギャラリー4を通って少し戻り、ギャラリー3の奥にある階段を下ってギャラリー6に向かいます。
<ギャラリー6> ★この章の作品
階段下のホールのところにあるコーナーです。数点しかなく中山忠彦 氏のコーナーとなっているようでした。
ちょっとメモを取り忘れたのですが、19世紀のヨーロッパ風の服を着た女性(奥さん)の絵が並び、その服のせいかアカデミスムを感じさせるような気品のある作風となっていました。
<ギャラリー7> ★この章の作品
続いてのギャラリー7はやはり通路のような部屋です。ここにはイギリス在住の原雅幸 氏の作品が並んでいました。
原雅幸 「白い波」
海際に立つレンガ造りの3階建ての廃墟を描いた作品です。遠くに見える海を背景に、堂々とした風格を感じます。写真のようでありながら、どこか超現実的な雰囲気も感じました。
原雅幸 「クリストファーロビンの聲」
木々に囲まれたトンネルのようになっている道を描いた作品です。落ち葉が道の上に敷き詰められ、上部の木々には明るい光が降り注いでいるようです。何故かやけに低い視点から描かれているように感じられたのも面白かったです。
<ギャラリー8> ★この章の作品
展覧会も終盤となり、ギャラリー8は展覧会の集大成とも言えるコーナーとなっていました。ここには今まで観てきた画家の作品が並び、中堅・巨匠の新作・代表作が並んでいるようです。ここだけは音声解説があり、絵の隣にあるボタンを押すと作成背景なども含めて説明してくれます。
塩谷亮 タイトル失念
床の上に座る女性と、観葉植物が描かれた作品です。女性は床の上に広がる布に目を向けていて、どこか気だるい感じを受けました。 解説機を押すと、ルネサンスや17世紀の手法を取り入れていることや、対象への愛情を大事にしていることなどが分かります。また、構図はX型の広がりを持っているそうで、言われていると、確かに対角線上に女性と、それに交差するように布や観葉植物が配されていました。やはり素人ではここまで気づけませんねw 解説は貴重でした。
島村信之 「西窓」
窓辺のソファで横たわる女性を描いた作品です。うっとりとしているのか、まどろんでいるのか、上品な色っぽさを感じる表情をしています。窓から降り注ぐ光の表現も見事でした。 解説によると、光と女性が生み出すドラマを描いているそうで、やはり対象への愛情が作品の善し悪しを決めるというようなことを言っていました。 対象への愛情というのは重要なのですね。
中山忠彦 「楽興」
真っ赤なドレスを着てソファに腰掛ける女性を描いた作品です。マンドリンのような楽器を持ち、装飾的な草花の絵柄の青い壁を背にしています。そのせいかどことなくマティスを彷彿しました。 解説によると内面の表出などがあるようで、華やかだけどそれだけではないみたいでした。
諏訪敦 「Untitled」
これはちょっとギョっとした作品で、父親の死に顔を大画面で描いています。目をつぶる老人で、鼻と耳に綿が詰められ、口の辺りから黒い斑点のようなものが無数に出ていて、この斑点が死のオーラを出しているような感じでした。これは実際には死の10年後に描かれたそうですが、厳粛な雰囲気がありました。
<ギャラリー9> ★この章の作品
最後は階段下のちょっとしたスペースで、新人女性のためのコーナーのようでした。
永山優子 「Man is_」
横向きで片膝を抱えて座る裸婦を描いた作品です。遠くを見るような視線で、凛とした雰囲気がありました。明暗や背景の色合いなども含めて見事な写実でした。
ということで、点数も多くて充実した展覧会でした。現代の画家を全然知らないので、こういう機会に知ることが出来て良かったです。東京からはちょっと遠いですが、一度は訪れておきたい美術館の1つだと思います。
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前回ご紹介した千葉市の昭和の森公園をぶらついた後、お目当てのホキ美術館で「ホキ美術館開館記念特別展」を観てきました。初めて行った美術館で点数も非常に多かったので、前編・後編に分けてじっくりとご紹介しようと思います。

【展覧名】
ホキ美術館開館記念特別展
【公式サイト】
http://www.hoki-museum.jp/gallery/index.html
【会場】ホキ美術館
【最寄】土気駅
【会期】2010年11月3日(祝)~2011年5月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(平日14時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
この美術館は2010年11月3日にオープンしたての美術館ですが、平日(金曜日)に行ったためかお客さんはそんなに多くなく、自分のペースでゆっくり見ることが出来ました。
東京からのアクセスがあまり良いとは言えないのですが、結構広い駐車場もあったので、車で行くほうが良いかもしれません。
敷地に入るとこんな感じの通路を抜けていきます。

美術館を横から見たところ。ギャラリー1は宙に浮いている部分があります。外光を取り入れていることも驚きでした。絵は痛んだりしないのかな?

館内に入ってすぐのところに、イタリアンレストランがあったので早速!と思ったら14時でランチはラストオーダーでした。5分差くらいで入れず残念。この近くには昼食を食べられそうな所は無く、あとは地下のカフェくらいしかありませんでした。この日は仕方なくお昼抜きで早速展覧会を観てきました。
さて、ここからはこの美術館と展示品についてご紹介ていきますが、ホキ美術館の特徴を簡単に言うと「日本の現代作家による写実専門の美術館」です。抽象的なところは無く、観てすぐに何を描いているか分かる作品ばかりですが、写実ゆえに何を表現・意図しているかというのは難しかったように思います。 その辺の解説は少なく作品リストも無いので、今回の記事は私のしょーもない感想のみとなりますw すみません^^; また、今回の点数は160点とボリュームも凄かったので、前編ではギャラリー1と2をご紹介し、後編で3~9をご紹介しようと思います。 (バランスが偏っているように見えますが、ギャラリー1と2は特に作品が多いのです)
<ギャラリー1> ★この章の作品
まずギャラリー1は先ほどの浮いている部分を含んだ長い部屋となります。足元から外光が入ってくる造りで、壁の両脇にずら~っと絵が並んでいました。(公式ページの写真で雰囲気を確認できます) 現代画家のことは全く無知なのですが、ここは中堅作家のコーナーとなっているそうです。
生島浩 「Card」
椅子に腰掛けて手に持つカードをじっと見つめる現代日本の女性像です。写真のようにリアルで質感があり、女性の肌に光が当たったような感じがよく出ています。暗い背景で、どこか昔の写実絵画に通じるものを感じました。(←私の勝手な推測です)
最初はこの画家のコーナーでした。現代女性を描いた作品が多かったかな。ちなみに他の画家も基本的にモデルは現代の日本人が多いです。
生島浩 「若い月」
椅子に腰掛けて手に持つ本をじっと読む女性が描かれています。真剣な眼差しをしていて、服の皺や髪の毛、陰影など細部まできめ細やかで上品な雰囲気がありました。
藤原秀一 タイトル失念
一面に咲いたヒマワリと青空を描いた作品です。生き生きとした色合いで強い日差しを感じました。色彩が綺麗で目に鮮やかでした。
この隣にあった「秋と猫」という作品も可愛くて好みでした。
大畑稔浩 「仰光-霞ヶ浦」
霞ヶ浦の水面と空、向こう岸にかかる大きな橋などが描かれた作品です。雲間から光が差し、水面がピンクから紫に染まっていく様子が美しく、神聖な感じを受けます。また、手前に描かれた杭のようなものがアクセントになっているように思いました。
この辺で、写実でも画家によって個性がだいぶ違うと気づきはじめました。
羽田裕 「紅富士」
富士山の上部の方が大きく描かれた作品です。左から赤い夕日が差しているようで、山頂の雪が赤く染まっています。離れて見ると写真みたいですが、近くで見るとマットな質感なのが面白かったです。空の微妙な色合いも好みでした。
島村信之 「午睡Ⅰ」
腕を挙げて横になる女性を描いた作品です。気持ち良さそうな寝顔で、柔らかい光りや微妙な陰影も穏やかな雰囲気を出していました。
この人も女性が座ったり寝ている作品が多めでした。モデルが現代の日本人なので結構親しみが沸きます。どれも美人だしw
島村信之 「朝靄」
山の中にある湖畔を描いた作品で、ぼや~っと輝くような靄が立ち込めています。水面と水中の描き分けなども見事で、細密な描写となっていました。朝の湖畔の静かな雰囲気がありました。
五味文彦 「青い器物のある静物」
青い陶器とグラス、かぼちゃ、果物、大きなカゴなどが描かれた静物です。色鮮やかで、特にグラスの反射などはリアルな描写となっています。若干、現実よりも鮮やかな気もしますが、光の表現が凄い画家のようでした。
五味文彦 「赤い花」
水差、3つのグラスに入った薔薇、飛んでいる虫を描いた作品です。背景は真っ白で、どこか現実を超えたような雰囲気を感じました。水面の歪みや薄っすらとした影など細やかな表現も素晴らしかったです。
小尾修 「遠い記憶」
円形のクッションの上で膝をまげて胎児のようなポーズをとる裸婦を描いた作品です。上から観たような視点がちょっと変わっているかも。髪の毛1本1本まで流れるように描かれ、身体には所々に青い血管のようなものまで描きこまれていました。周りの床の木目も含めてリアルなのですが、モデルのまどろんでいるような顔は夢の中のようでした。
塩谷亮 「朝陽」
背後の足元を振り返るようなポーズをした白い服の女性を描いています。少し反り返った感じから動きも感じられるように思いました。
<ギャラリー2> ★この章の作品
ギャラリー1の階下がギャラリー2となります。ここには森本草介 氏の作品が30点ほどずらりと並んでいました。
森本草介 「みちのく早春」
雪の残る川辺を描いた作品です。所々に枯れたような色の草が見え、寒さが緩んだような柔らかい雰囲気を受けます。この作品からは昔の西洋写実に似たものを感じました。
森本草介 「光の方へ」
しゃがんでいる裸婦の後姿を描いた作品です。写実的ですが柔らかな陰影でより絵画的な雰囲気を感じました。また、時間が止まったような感じも受けました。
この辺には裸婦の作品が並んでいたのですが、後姿が多かったかな。
森本草介 「VEZELAY」
横長で、丘の上の町と手前の草原を描いた作品です。町はみんな赤い屋根をしていてヨーロッパ風です。驚くことに草の1本1本まで丹念に描かれているようでした。 それにしても町を描いているのに画面には誰もおらず、穏やかで静かな雰囲気に思えました。
森本草介 「コーヒータイム」
椅子に腰掛けて白いカップを持つ現代日本の女性像です。視線をカップに向けている表情や仕草が上品で女性らしい美しさを感じました。
森本草介 「牡丹」
薄茶色の背景にピンク、紫、赤、白などの牡丹の花が咲いています。写実的ですが、どことなく象徴主義のような幻想性を感じるのが不思議でした。上半分が空白となっているのもちょっと変わってる気もします。
ということで、今日はこの辺までにしておきます。一口に写実と言っても色々あるのだなと実感しました。見た目からして綺麗な作品も多いので、普段は美術館賞をしていない人でも楽しめそうでした。(深い部分は私も分かりませんが)
次回は残りの部屋をご紹介します。 ここは「広い」というか「長い」という印象ですw
→後編はこちら

【展覧名】
ホキ美術館開館記念特別展
【公式サイト】
http://www.hoki-museum.jp/gallery/index.html
【会場】ホキ美術館
【最寄】土気駅
【会期】2010年11月3日(祝)~2011年5月22日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間30分程度
【混み具合・混雑状況(平日14時頃です)】
混雑_1_2_3_4_⑤_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
この美術館は2010年11月3日にオープンしたての美術館ですが、平日(金曜日)に行ったためかお客さんはそんなに多くなく、自分のペースでゆっくり見ることが出来ました。
東京からのアクセスがあまり良いとは言えないのですが、結構広い駐車場もあったので、車で行くほうが良いかもしれません。
敷地に入るとこんな感じの通路を抜けていきます。

美術館を横から見たところ。ギャラリー1は宙に浮いている部分があります。外光を取り入れていることも驚きでした。絵は痛んだりしないのかな?

館内に入ってすぐのところに、イタリアンレストランがあったので早速!と思ったら14時でランチはラストオーダーでした。5分差くらいで入れず残念。この近くには昼食を食べられそうな所は無く、あとは地下のカフェくらいしかありませんでした。この日は仕方なくお昼抜きで早速展覧会を観てきました。
さて、ここからはこの美術館と展示品についてご紹介ていきますが、ホキ美術館の特徴を簡単に言うと「日本の現代作家による写実専門の美術館」です。抽象的なところは無く、観てすぐに何を描いているか分かる作品ばかりですが、写実ゆえに何を表現・意図しているかというのは難しかったように思います。 その辺の解説は少なく作品リストも無いので、今回の記事は私のしょーもない感想のみとなりますw すみません^^; また、今回の点数は160点とボリュームも凄かったので、前編ではギャラリー1と2をご紹介し、後編で3~9をご紹介しようと思います。 (バランスが偏っているように見えますが、ギャラリー1と2は特に作品が多いのです)
<ギャラリー1> ★この章の作品
まずギャラリー1は先ほどの浮いている部分を含んだ長い部屋となります。足元から外光が入ってくる造りで、壁の両脇にずら~っと絵が並んでいました。(公式ページの写真で雰囲気を確認できます) 現代画家のことは全く無知なのですが、ここは中堅作家のコーナーとなっているそうです。
生島浩 「Card」
椅子に腰掛けて手に持つカードをじっと見つめる現代日本の女性像です。写真のようにリアルで質感があり、女性の肌に光が当たったような感じがよく出ています。暗い背景で、どこか昔の写実絵画に通じるものを感じました。(←私の勝手な推測です)
最初はこの画家のコーナーでした。現代女性を描いた作品が多かったかな。ちなみに他の画家も基本的にモデルは現代の日本人が多いです。
生島浩 「若い月」
椅子に腰掛けて手に持つ本をじっと読む女性が描かれています。真剣な眼差しをしていて、服の皺や髪の毛、陰影など細部まできめ細やかで上品な雰囲気がありました。
藤原秀一 タイトル失念
一面に咲いたヒマワリと青空を描いた作品です。生き生きとした色合いで強い日差しを感じました。色彩が綺麗で目に鮮やかでした。
この隣にあった「秋と猫」という作品も可愛くて好みでした。
大畑稔浩 「仰光-霞ヶ浦」
霞ヶ浦の水面と空、向こう岸にかかる大きな橋などが描かれた作品です。雲間から光が差し、水面がピンクから紫に染まっていく様子が美しく、神聖な感じを受けます。また、手前に描かれた杭のようなものがアクセントになっているように思いました。
この辺で、写実でも画家によって個性がだいぶ違うと気づきはじめました。
羽田裕 「紅富士」
富士山の上部の方が大きく描かれた作品です。左から赤い夕日が差しているようで、山頂の雪が赤く染まっています。離れて見ると写真みたいですが、近くで見るとマットな質感なのが面白かったです。空の微妙な色合いも好みでした。
島村信之 「午睡Ⅰ」
腕を挙げて横になる女性を描いた作品です。気持ち良さそうな寝顔で、柔らかい光りや微妙な陰影も穏やかな雰囲気を出していました。
この人も女性が座ったり寝ている作品が多めでした。モデルが現代の日本人なので結構親しみが沸きます。どれも美人だしw
島村信之 「朝靄」
山の中にある湖畔を描いた作品で、ぼや~っと輝くような靄が立ち込めています。水面と水中の描き分けなども見事で、細密な描写となっていました。朝の湖畔の静かな雰囲気がありました。
五味文彦 「青い器物のある静物」
青い陶器とグラス、かぼちゃ、果物、大きなカゴなどが描かれた静物です。色鮮やかで、特にグラスの反射などはリアルな描写となっています。若干、現実よりも鮮やかな気もしますが、光の表現が凄い画家のようでした。
五味文彦 「赤い花」
水差、3つのグラスに入った薔薇、飛んでいる虫を描いた作品です。背景は真っ白で、どこか現実を超えたような雰囲気を感じました。水面の歪みや薄っすらとした影など細やかな表現も素晴らしかったです。
小尾修 「遠い記憶」
円形のクッションの上で膝をまげて胎児のようなポーズをとる裸婦を描いた作品です。上から観たような視点がちょっと変わっているかも。髪の毛1本1本まで流れるように描かれ、身体には所々に青い血管のようなものまで描きこまれていました。周りの床の木目も含めてリアルなのですが、モデルのまどろんでいるような顔は夢の中のようでした。
塩谷亮 「朝陽」
背後の足元を振り返るようなポーズをした白い服の女性を描いています。少し反り返った感じから動きも感じられるように思いました。
<ギャラリー2> ★この章の作品
ギャラリー1の階下がギャラリー2となります。ここには森本草介 氏の作品が30点ほどずらりと並んでいました。
森本草介 「みちのく早春」
雪の残る川辺を描いた作品です。所々に枯れたような色の草が見え、寒さが緩んだような柔らかい雰囲気を受けます。この作品からは昔の西洋写実に似たものを感じました。
森本草介 「光の方へ」
しゃがんでいる裸婦の後姿を描いた作品です。写実的ですが柔らかな陰影でより絵画的な雰囲気を感じました。また、時間が止まったような感じも受けました。
この辺には裸婦の作品が並んでいたのですが、後姿が多かったかな。
森本草介 「VEZELAY」
横長で、丘の上の町と手前の草原を描いた作品です。町はみんな赤い屋根をしていてヨーロッパ風です。驚くことに草の1本1本まで丹念に描かれているようでした。 それにしても町を描いているのに画面には誰もおらず、穏やかで静かな雰囲気に思えました。
森本草介 「コーヒータイム」
椅子に腰掛けて白いカップを持つ現代日本の女性像です。視線をカップに向けている表情や仕草が上品で女性らしい美しさを感じました。
森本草介 「牡丹」
薄茶色の背景にピンク、紫、赤、白などの牡丹の花が咲いています。写実的ですが、どことなく象徴主義のような幻想性を感じるのが不思議でした。上半分が空白となっているのもちょっと変わってる気もします。
ということで、今日はこの辺までにしておきます。一口に写実と言っても色々あるのだなと実感しました。見た目からして綺麗な作品も多いので、普段は美術館賞をしていない人でも楽しめそうでした。(深い部分は私も分かりませんが)
次回は残りの部屋をご紹介します。 ここは「広い」というか「長い」という印象ですw
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先日(11月中旬)、休日出勤の代休を取って千葉県の土気にオープンしたホキ美術館に行ってきました。このホキ美術館はすぐ近くに「昭和の森」というだだっ広い公園があり、時期的に紅葉も楽しめそうだったので、美術館に入る前に公園を散策してきました。
昭和の森公式サイト:http://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/midori/contents/showa-no-mori/
ここに来るのは非常に大変でしたw 千葉駅から外房線に乗って土気駅で降り、そこからさらにバスで10分くらいかかりました。 この辺はやけに綺麗な家が多いなと思ったら、バブルの頃に話題になった「千葉リーヒルズ」はこの辺のことなのだとか。…こんな郊外で何億もする家ってのは斬新過ぎじゃないだろうか?と開発会社は疑問に思うべきだったと思いますw
参考リンク:あすみが丘ニュータウンのwikipedia

さて、ホキ美術館の案内は後日に回して、まずは公園めぐりです。ホキ美術館のすぐ近くから公園に入ったら、予想以上に広くて驚きました。早足で一部しか周りませんでしたが、それでも1時間以上はかかっています。

お目当ての紅葉はこんな感じで、時期的には丁度良かったのですが、木が散見するような感じなので、あまり名所とは言えませんでした^^;

とは言え、めげずに園内を巡っていると、非常に見晴らしの良いところもありました。

たまに思い出したように紅葉した木々に出くわします。

本当に広い公園で、近くには池が2つあるようでした。展望台もあって、九十九里平野を見渡すこともできます。

明るい黄色が美しいイチョウの木もありました。

この日はお天気も良く、紅葉も綺麗に見えました。平日だったせいか他に観光客もいないようで寂しいくらいでした。

こんもりした森や、桜並木もあります。桜は全て枯れ木でしたが、春は名所になりそうです。

こんな感じの広場がいくつも広がっています。見事に貸切状態ですw

ぐるっと周って美術館の付近に戻ってくると、モミジが群生している所もちょこっとだけありました。

公園を出るときに、レンタサイクルの事務所を発見。最初に見つけていれば絶対に乗ってましたw もしこの公園に行くなら、まずはここに行くべきかもしれません。

ということで、こんなに広い公園だとは思ってもいませんでした。写真は撮っていませんが、子供の遊具やスポーツ施設、サイクリングロードなど、公園としての機能も様々で、景観もゴミ1つ落ちていない非常に手入れの行き届いた公園でした。 紅葉は若干肩透かしでしたが、良い運動になる気持ちの良い公園ですので、ホキ美術館に行く際にはこちらに寄ってみるのも良いかと思います。
この後、お目当てのホキ美術館に行ってきました。次回ご紹介しようと思います。
昭和の森公式サイト:http://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/midori/contents/showa-no-mori/
ここに来るのは非常に大変でしたw 千葉駅から外房線に乗って土気駅で降り、そこからさらにバスで10分くらいかかりました。 この辺はやけに綺麗な家が多いなと思ったら、バブルの頃に話題になった「千葉リーヒルズ」はこの辺のことなのだとか。…こんな郊外で何億もする家ってのは斬新過ぎじゃないだろうか?と開発会社は疑問に思うべきだったと思いますw
参考リンク:あすみが丘ニュータウンのwikipedia

さて、ホキ美術館の案内は後日に回して、まずは公園めぐりです。ホキ美術館のすぐ近くから公園に入ったら、予想以上に広くて驚きました。早足で一部しか周りませんでしたが、それでも1時間以上はかかっています。

お目当ての紅葉はこんな感じで、時期的には丁度良かったのですが、木が散見するような感じなので、あまり名所とは言えませんでした^^;


とは言え、めげずに園内を巡っていると、非常に見晴らしの良いところもありました。

たまに思い出したように紅葉した木々に出くわします。


本当に広い公園で、近くには池が2つあるようでした。展望台もあって、九十九里平野を見渡すこともできます。


明るい黄色が美しいイチョウの木もありました。

この日はお天気も良く、紅葉も綺麗に見えました。平日だったせいか他に観光客もいないようで寂しいくらいでした。



こんもりした森や、桜並木もあります。桜は全て枯れ木でしたが、春は名所になりそうです。


こんな感じの広場がいくつも広がっています。見事に貸切状態ですw

ぐるっと周って美術館の付近に戻ってくると、モミジが群生している所もちょこっとだけありました。


公園を出るときに、レンタサイクルの事務所を発見。最初に見つけていれば絶対に乗ってましたw もしこの公園に行くなら、まずはここに行くべきかもしれません。

ということで、こんなに広い公園だとは思ってもいませんでした。写真は撮っていませんが、子供の遊具やスポーツ施設、サイクリングロードなど、公園としての機能も様々で、景観もゴミ1つ落ちていない非常に手入れの行き届いた公園でした。 紅葉は若干肩透かしでしたが、良い運動になる気持ちの良い公園ですので、ホキ美術館に行く際にはこちらに寄ってみるのも良いかと思います。
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今日は前回の記事に引き続きブリヂストン美術館の「セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅」をご紹介致します。前編には混み具合なども記載しておりますので、前編を読まれていない方は前編から先にお読み頂けると嬉しいです。
前編はこちら

【展覧名】
セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=81
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2010年10月30日(土)~12月23日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
前編は1章と2章でセーヌ河の上流とパリ周辺に関する作品をご紹介しましたが、後半は河口に向けての地域に関する作品となっていました。
<第3章 印象派揺籃の地を巡って>
3章はアルジャントゥイユやブージヴァル、クロワシー、シャトゥーといった土地に関するコーナーでした。アルジャントゥイユはモネが主に活動した地であり、クロワシーは印象派誕生の地だそうです。また、シャトゥーはヴラマンクとドランが共同のアトリエを設けるなど、フォービスムの活動地点もこの辺りが中心だったようです。 そのため、このコーナーは印象派とフォービスムの多い内容となっていました。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 「パリ郊外、セーヌ河の洗濯船」
これはルノワールの晩年の作品のようです。全体的に黄土色の落ち着いた色彩で、セーヌ河と河に止まった船が描かれ、右のほうには岸と町並みの様子も見られます。私にはぱっと観てもルノワールと分からず、より印象派風に思えました。晩年にもこういう作風があるんですねえ。
シャルル=フランソワ・ドービニー 「アンドレズィの夕暮れ」
写実的な感じで、セーヌ河沿いで洗濯をする2人の女性を描いた作品です。日が暮れてきているのか、少し暗くなってきています。その光の表現が見事で、自然の大きさのようなものを感じました。
クロード・モネ 「橋からみたアルジャントゥイユの泊地」
高い位置から見下ろすようにヨットがあつまる泊地を描いた作品です。空には雲に隠れた太陽があり、その光が水面に反射して柔らかい雰囲気で穏やかな作品となっていました。
ここら辺からモネの作品が沢山出てきます。元々あるブリヂストン美術館のコレクションに加え、他の美術館の作品もあるので見応えがありました。
モーリス・ド・ヴラマンク 「サン=ドニ運河」
河とその岸にある家々を描いた作品です。ヴラマンクの作品としては色が落ち着いている方だと思います(それでも濃いですけど) また、幾何学的でオレンジ色の屋根の家々などからはセザンヌの影響を感じました。
ここにはヴラマンクも3点ありました。いずれも好みの作品で嬉しい^^
<第4章 ジヴェルニーと芸術家村>
続いてはジヴェルニーやヴェトイユといった地を題材にした作品のコーナーでした。いずれもモネに関する地で、モネは1878年にヴェトイユに移り住みました。また、1890年から亡くなる前までジヴェルニーで過ごしました。その後、ヴェトイユは多くの日本人画家も訪れ、一種の芸術家村のようになっていたとのことでした。
土田麦僊 「ヴェトイユ風景」 ★
テンペラで描かれた作品で、全体的に淡い緑色がかった風景画です。幾何学的な家々の屋根が見え、右上には教会らしき建物も見えます。緑が多いせいか生き生きとした雰囲気のある作品でした。
この辺にはドービニーの「ボニエール近郊の村」など以前に村内美術館で観た作品もありました。
参考記事:村内美術館の案内
クロード・モネ 「セーヌ河の朝(ジヴェルニーのセーヌ河支流)」 ★
3点連続でモネがあり、特に気になったのが中央にあったこの作品でした。(両脇はブリヂストン美術館の所蔵品) これは最近観た(恐らくボストン美術館展)作品とよく似ていると思ったら、21点の連作のうちの1枚だそうです。川の上から川を見た構図で、白~黄色~ピンクと柔らかなグラデーションの空とそれを映す水面が描かれ、両岸の緑なども含めて穏やかな川の雰囲気が感じられます。
この3つ並べた展示方法はかなり良かったです。この辺はモネ好き必見だと思います。
この章にはこの他にもモネや日本人画家の作品がありますが、作品数は他の章より少なめだったかな。
<第5章 セーヌ河口とノルマンディー海岸>
最後はセーヌ河の河口と海岸に関するコーナーでした。河口にはオンフルールやル・アーヴルといった港があるそうで、景勝地としての側面から多くの画家に描かれているとのことでした。
モーリス・ド・ヴラマンク 「曳船、ルーアンにて」
橋とその下を通ろうとしている黒い蒸気船を描いた作品です。対岸は町並みが広がり、奥行きを感じます。解説によると堅固な空間構成とのことでした。ヴラマンクも結構あるので、好きな方は今回の展覧会は楽しめるんじゃないかな。
ここら辺にはこの美術館のコローやブーダン、松岡美術館のモネなどもありました。
ギュスターヴ・カイユボット 「トルーヴィルの別荘」 ★
カイユボットの作品は中々お目にかからないので、反応しましたw 木の隙間から見る海と、近くに立つ2軒の家が描かれた作品です。明るい色彩で描かれ、手前の木の暗さと対照的な明暗となっていました。のんびりした雰囲気が漂います。
藤田嗣治 「ル・アーヴルの港」
港というか堤防のような所を描いている作品です。空は暗く、広いところに1人の人影がポツンとしていて、どこか寂しい雰囲気がありました。 右の方では水の引いた所?で作業する人も描かれていて、港の日常風景のようでした。それにしても、藤田にこういう作風もあるのかと、ちょっと驚きです。藤田の画風は幅広いなあ。
ギュスターヴ・クールベ 「エトルタ海岸、夕日」 ★
ピンク色に暮れている海岸を描いた作品です。左には穴の空いた門のような岩「アヴェルの門」が描かれています。美しいグラデーションで穏やかな光景となっていました。
クロード・モネ 「アヴェルの門」 ★
こちらも「アヴェルの門」という岩を描いた作品で、モネ好きの方は連作で観たことがあるかもしれません。海の断崖絶壁を見下ろすように見た構図で、遠くの水平線と空は溶け込むように曖昧になっていました、柔らかな赤や緑の水面とゴツゴツした岩の対比が面白かったです。
この隣にもエトルタの断崖を描いたマティスの作品などもありました。
ラウル・デュフィ 「ドーヴィルの突堤」
桟橋にいる人々や沢山のヨット、灯台などが描かれた作品です。軽やかで色彩も美しくデュフィならではの魅力を感じます。楽しげな雰囲気が好みでした。
この近くには他にもモネの初期の作品や、ドービニーの大画面の作品など、最後まで本当に見所が多い内容でした。
ということで、日本でも人気のある印象派、エコールドパリ、フォーヴなど定番の画家から、日本のあまり知られていない画家まで、幅広くかつ良質な作品に出会うことができました。こんなに揃えの良い内容だと思っていなかったので、予想以上に楽しむことができました。 この時期、お勧めの展覧会の1つです。
この後、常設もちょこっとだけありますが、割愛します。今回は古代美術品のコーナーは入れないようになっていました。
おまけ:ブリヂストン美術館の建物の裏にF1カーが展示されていました。

どうやらF1タイヤサプライヤー14周年の記念のようでした。株主のUI兄弟(特に兄)はあれでしたが、会社は頑張ってますねえ。

前編はこちら

【展覧名】
セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=81
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2010年10月30日(土)~12月23日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
前編は1章と2章でセーヌ河の上流とパリ周辺に関する作品をご紹介しましたが、後半は河口に向けての地域に関する作品となっていました。
<第3章 印象派揺籃の地を巡って>
3章はアルジャントゥイユやブージヴァル、クロワシー、シャトゥーといった土地に関するコーナーでした。アルジャントゥイユはモネが主に活動した地であり、クロワシーは印象派誕生の地だそうです。また、シャトゥーはヴラマンクとドランが共同のアトリエを設けるなど、フォービスムの活動地点もこの辺りが中心だったようです。 そのため、このコーナーは印象派とフォービスムの多い内容となっていました。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 「パリ郊外、セーヌ河の洗濯船」
これはルノワールの晩年の作品のようです。全体的に黄土色の落ち着いた色彩で、セーヌ河と河に止まった船が描かれ、右のほうには岸と町並みの様子も見られます。私にはぱっと観てもルノワールと分からず、より印象派風に思えました。晩年にもこういう作風があるんですねえ。
シャルル=フランソワ・ドービニー 「アンドレズィの夕暮れ」
写実的な感じで、セーヌ河沿いで洗濯をする2人の女性を描いた作品です。日が暮れてきているのか、少し暗くなってきています。その光の表現が見事で、自然の大きさのようなものを感じました。
クロード・モネ 「橋からみたアルジャントゥイユの泊地」
高い位置から見下ろすようにヨットがあつまる泊地を描いた作品です。空には雲に隠れた太陽があり、その光が水面に反射して柔らかい雰囲気で穏やかな作品となっていました。
ここら辺からモネの作品が沢山出てきます。元々あるブリヂストン美術館のコレクションに加え、他の美術館の作品もあるので見応えがありました。
モーリス・ド・ヴラマンク 「サン=ドニ運河」
河とその岸にある家々を描いた作品です。ヴラマンクの作品としては色が落ち着いている方だと思います(それでも濃いですけど) また、幾何学的でオレンジ色の屋根の家々などからはセザンヌの影響を感じました。
ここにはヴラマンクも3点ありました。いずれも好みの作品で嬉しい^^
<第4章 ジヴェルニーと芸術家村>
続いてはジヴェルニーやヴェトイユといった地を題材にした作品のコーナーでした。いずれもモネに関する地で、モネは1878年にヴェトイユに移り住みました。また、1890年から亡くなる前までジヴェルニーで過ごしました。その後、ヴェトイユは多くの日本人画家も訪れ、一種の芸術家村のようになっていたとのことでした。
土田麦僊 「ヴェトイユ風景」 ★
テンペラで描かれた作品で、全体的に淡い緑色がかった風景画です。幾何学的な家々の屋根が見え、右上には教会らしき建物も見えます。緑が多いせいか生き生きとした雰囲気のある作品でした。
この辺にはドービニーの「ボニエール近郊の村」など以前に村内美術館で観た作品もありました。
参考記事:村内美術館の案内
クロード・モネ 「セーヌ河の朝(ジヴェルニーのセーヌ河支流)」 ★
3点連続でモネがあり、特に気になったのが中央にあったこの作品でした。(両脇はブリヂストン美術館の所蔵品) これは最近観た(恐らくボストン美術館展)作品とよく似ていると思ったら、21点の連作のうちの1枚だそうです。川の上から川を見た構図で、白~黄色~ピンクと柔らかなグラデーションの空とそれを映す水面が描かれ、両岸の緑なども含めて穏やかな川の雰囲気が感じられます。
この3つ並べた展示方法はかなり良かったです。この辺はモネ好き必見だと思います。
この章にはこの他にもモネや日本人画家の作品がありますが、作品数は他の章より少なめだったかな。
<第5章 セーヌ河口とノルマンディー海岸>
最後はセーヌ河の河口と海岸に関するコーナーでした。河口にはオンフルールやル・アーヴルといった港があるそうで、景勝地としての側面から多くの画家に描かれているとのことでした。
モーリス・ド・ヴラマンク 「曳船、ルーアンにて」
橋とその下を通ろうとしている黒い蒸気船を描いた作品です。対岸は町並みが広がり、奥行きを感じます。解説によると堅固な空間構成とのことでした。ヴラマンクも結構あるので、好きな方は今回の展覧会は楽しめるんじゃないかな。
ここら辺にはこの美術館のコローやブーダン、松岡美術館のモネなどもありました。
ギュスターヴ・カイユボット 「トルーヴィルの別荘」 ★
カイユボットの作品は中々お目にかからないので、反応しましたw 木の隙間から見る海と、近くに立つ2軒の家が描かれた作品です。明るい色彩で描かれ、手前の木の暗さと対照的な明暗となっていました。のんびりした雰囲気が漂います。
藤田嗣治 「ル・アーヴルの港」
港というか堤防のような所を描いている作品です。空は暗く、広いところに1人の人影がポツンとしていて、どこか寂しい雰囲気がありました。 右の方では水の引いた所?で作業する人も描かれていて、港の日常風景のようでした。それにしても、藤田にこういう作風もあるのかと、ちょっと驚きです。藤田の画風は幅広いなあ。
ギュスターヴ・クールベ 「エトルタ海岸、夕日」 ★
ピンク色に暮れている海岸を描いた作品です。左には穴の空いた門のような岩「アヴェルの門」が描かれています。美しいグラデーションで穏やかな光景となっていました。
クロード・モネ 「アヴェルの門」 ★
こちらも「アヴェルの門」という岩を描いた作品で、モネ好きの方は連作で観たことがあるかもしれません。海の断崖絶壁を見下ろすように見た構図で、遠くの水平線と空は溶け込むように曖昧になっていました、柔らかな赤や緑の水面とゴツゴツした岩の対比が面白かったです。
この隣にもエトルタの断崖を描いたマティスの作品などもありました。
ラウル・デュフィ 「ドーヴィルの突堤」
桟橋にいる人々や沢山のヨット、灯台などが描かれた作品です。軽やかで色彩も美しくデュフィならではの魅力を感じます。楽しげな雰囲気が好みでした。
この近くには他にもモネの初期の作品や、ドービニーの大画面の作品など、最後まで本当に見所が多い内容でした。
ということで、日本でも人気のある印象派、エコールドパリ、フォーヴなど定番の画家から、日本のあまり知られていない画家まで、幅広くかつ良質な作品に出会うことができました。こんなに揃えの良い内容だと思っていなかったので、予想以上に楽しむことができました。 この時期、お勧めの展覧会の1つです。
この後、常設もちょこっとだけありますが、割愛します。今回は古代美術品のコーナーは入れないようになっていました。
おまけ:ブリヂストン美術館の建物の裏にF1カーが展示されていました。

どうやらF1タイヤサプライヤー14周年の記念のようでした。株主のUI兄弟(特に兄)はあれでしたが、会社は頑張ってますねえ。

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ここ数日、新橋→銀座と美術めぐりをご紹介していますが、前回ご紹介したHIGASHIYA GINZAでお茶した後、さらに京橋に進んでブリヂストン美術館で「セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅」を観てきました。非常に見所の多い展覧会でしたので、前編・後編に分けてご紹介しようと思います。

【展覧名】
セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=81
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2010年10月30日(土)~12月23日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
この美術館はいつも空いているのですが、こんなにお客さんがいるのは初めて見ました。場所によっては混みあって、軽く人だかりも出来るくらいかな。めちゃくちゃ混んでいるわけでは無いですが、ちょっと驚きました。 …それもそのはずで、いつもここの企画展はここのコレクションを中心とした内容ですが、今回は日本各地の素晴らしい作品が並んでいて充実していました。 章分けはセーヌ川の上流から河口にかけて地域別に5章構成となっていて、19~20世紀に活躍した画家の作品が多岐に渡って並んでいます。 詳しくは章ごとに気に入った作品と共にご紹介しようと思います。 なお、作品名の隣に★マークをつけた作品は公式サイトで観ることができます。直接リンクが出来ないので、気になるものは公式サイトでチェックしてみてください^^;
<第1章 セーヌ上流とロワン河畔>
まずはセーヌ上流のロワン川と合流するサン=マメス付近を題材にしたコーナーです。サン=マメスはフォンテーヌブローの東端に位置していて、近くにはバルビゾンやグレー、モレもあります。この辺の地名はバルビゾン派~印象派以降の作品でよく見かける名前なので、地図で位置関係も知ることができてかなり参考になります。 ここにはそうした郊外の風景が広がる作品が並んでいました。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメス」 ★
河岸から見た川と、その奥の町並みを描いた作品です。丁度、ロワン川が合流してきている地点で、最近似た作品を観た覚えがあります。明るく淡い色使いが何とも爽やかで開放的な雰囲気がありました。 解説によると遠近感があり、軽快なタッチがそれを強調しているとのことでした。
高田力蔵 「雨後のサン=マメス」
俯瞰するような視点で描かれた川とその両脇の家々、対岸には森なども見えます。どっしりとした色使いで、結構好みでした。
浅井忠 「グレーの橋」
古い橋とそこを渡る2人の人、背景には大きな建物も描かれた作品です。淡い色彩で光の加減が素晴らしい1枚でした。
この隣にはほぼ同じ場所を描いたと思われる黒田清輝の作品もありました。黒田と浅井はグレーに留学していたのを思い出しました。
参考記事;黒田清輝のフランス留学 (東京国立博物館)
児島虎次郎 「岸の森」
河畔の森の中にいる山羊と杖をもった女性が描かれた作品です。明るい色彩で光が降り注いでいる感じがします。背景に見える家や川の反射も繊細でかなり好みの作品でした。
この作品は児島虎次郎にゆかりある大原美術館の所蔵で、児島虎次郎は2点並んでいました。
参考記事:大原美術館名品展 (宇都宮美術館)
梅原龍三郎 「モレー」
河岸のこんもりした木と、左の方に家々が描かれた作品です。空の青、屋根のオレンジ、木の緑など色彩が目に鮮やかでした。これを師事したルノワールに見せたところ、とても良い絵だと激励してくれたそうです。ルノワールの影響も感じるように思えました。
この辺には結構知らない日本人画家の作品もあったのですが、どれも素晴らしく好みの作品ばかりでした。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメスの平原、2月」
左右にセーヌ河が流れている風景で、両脇に木が立ち水平と垂直が多いように思います。 枯れた木などのせいか少し寂しげな風景となっていました。2月なので冬なのかな。
<第2章 セーヌと都市風景-パリ>
続いて2章はパリ付近のセーヌの流れを題材にしていました。パリはセーヌの中洲のシテ島が発祥の地らしく、セーヌと深く関わってきた街だそうです。ここにはシテ島にかかるポン=ヌフ(橋)や、隣のサン=ルイ島なども含めたパリのセーヌの風景が並んでいました。
カミーユ・ピサロ 「ポン=ヌフ」
大きな橋を上から見下ろすような視点で描いた作品です。向こう岸にも高い建物があり、橋には沢山に人や馬車が行きかっているなど活気に溢れています。解説によるとこれは雨後の風景のようでした。 また、この作品もどこかで観た記憶があるぞ?と思ったら、この風景は連作で13枚あるとのことでした。似ている絵だったのかも。
アルベール。マルケ 「ポン=ヌフ夜景」
パリの最も古い橋「ポン=ヌフ」を見下ろすように描いた夜景の絵です。黄色や赤の光が暗闇に浮かび、非常に美しく幻想的な雰囲気がありました。よく見ると橋の上にも人影が見えるなど、暗さの中でも丁寧に描いているようでした。
この隣には同じ橋の冬景色を描いた作品もありました。今回の展示はマルケも素晴らしいです^^ (それにしてもこの展覧会はあまりジャンルや画風で順序を分けていないのが逆に面白かったです。題材ありきですね。)
ポール・シニャック 「パリ、ポン=ヌフ」 ★
シニャックらしく点描で描かれた作品です。ノートルダム大聖堂なども見える風景で、橋の下には煙をあげている船の姿も見られます。点描による色彩も独特で、少し明るめに感じました。
モーリス・ユトリロ 「パリのアンジュー河岸」
河岸の家と木々、石段などを描いた作品です。恋人同士らしい男女の姿も描かれ、木々の緑は明るく爽やかな印象を受けます。…そのせいかぱっと観てユトリロとは気づかなかったw 恐らく色彩の時代かな? 女性も普通に描かれているようでした。
参考記事:モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- (損保ジャパン東郷青児美術館)
荻須高徳 「アンジュ河岸・パリ」
右に川と橋が描かれ、左半分は上り坂?とその脇の家々が濃い色彩で描かれています。友人の佐伯と同じようにヴラマンクから影響があったのかな? この人はかなり好みの画風なので、こういう機会に観られるのが嬉しいです。
この辺には小野竹喬の作品やアンリ・ルソーの「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」などもありました。
参考記事:
生誕120年 小野竹喬展 (東京国立近代美術館)
世田谷美術館の常設 (2010年08月)
日本の美術館名品展 感想前編 (東京都美術館)
カミーユ・ピサロ 「チュイルリー公園の午後」
高いところから見た風景で、円形の噴水と、その周りの公園が描かれています。沢山の人々が集まっていて賑わっている様子で、遠い背景には教会(サント=クロティル教会)の尖塔やオルセー駅を建造するクレーンなども見られます。(1900年のパリ万博に合わせて建設中の頃のようです) また、その上の太陽の光の表現は流石で、近代化しつつある日の午後の穏やかな雰囲気がありました。印象派らしい世相も取り込んだ作品だと思います。
この辺りにはルノワールやドンゲン、ローランサン、いつものゴッホなどもあり幅広い画家の作品があります。
マルク・シャガール 「河のほとり」
セーヌ河と町の上を飛ぶ3人の男女と馬を描いた作品です。全体的に青色で、シャガールの中では淡い感じもしたかな。踊りを踊ったり花束を贈ったりしていて、どこかほっとするような感じも受けます。月光も神秘的な雰囲気でした。
オノレ・ドーミエ 「水浴する人々 19」
ドーミエの版画も4点ほど置かれていました。これは室内でヒモに吊るされて泳ぐポーズをしているオジサンを描いていて、泳ぎの練習でもしているのかな?w どうもシニカルな香りがします。 この作品の隣にはプールサイドのようなところで水を飲んだり物を食べている女性達の絵もあり、あまり行儀が良くない感じがしました。 …やはりいずれも痛烈な皮肉なようですねw ドーミエは意地悪な感じで面白いですw
参考記事:オノレ・ドーミエ版画展―『カリカチュール』と初期の政治諷刺画― (国立西洋美術館)
この近くにはボナールなどもありました。
佐伯祐三 「ロカション・ド・ヴォワチュール」
門のような形になっている建物で、どこら辺が川と関係するのかは分かりませんが、どっしりとした風格を感じる絵でした。
この近くには荻須や藤田の作品もありました。
アンリ・ルソー 「要塞の眺め」
灰色の空の下、木々や道、要塞?などを描いた作品です。手前にはぽつんと黒い人影もあり、どこかシュールな感じも受けます。空のせいか少し寂しいのもそう感じる原因なのかも。これも良い作品でした。今回の展示は何気にルソー作品が3点(+後期1点)もあったのが嬉しい。
ということで、前編はここまでです。前半から良い作品ばかりでテンションが上がります。 この調子で最後まで素晴らしい作品が続くので、本当に嬉しくなりました。その上この美術館はぐるっとパスの提示で入れるので、かなりお勧めの展示です。
次回は後半の3章~5章をご紹介しようと思います。モネ好き必見のコーナーもありました。
→後編はこちら

【展覧名】
セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=81
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2010年10月30日(土)~12月23日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
この美術館はいつも空いているのですが、こんなにお客さんがいるのは初めて見ました。場所によっては混みあって、軽く人だかりも出来るくらいかな。めちゃくちゃ混んでいるわけでは無いですが、ちょっと驚きました。 …それもそのはずで、いつもここの企画展はここのコレクションを中心とした内容ですが、今回は日本各地の素晴らしい作品が並んでいて充実していました。 章分けはセーヌ川の上流から河口にかけて地域別に5章構成となっていて、19~20世紀に活躍した画家の作品が多岐に渡って並んでいます。 詳しくは章ごとに気に入った作品と共にご紹介しようと思います。 なお、作品名の隣に★マークをつけた作品は公式サイトで観ることができます。直接リンクが出来ないので、気になるものは公式サイトでチェックしてみてください^^;
<第1章 セーヌ上流とロワン河畔>
まずはセーヌ上流のロワン川と合流するサン=マメス付近を題材にしたコーナーです。サン=マメスはフォンテーヌブローの東端に位置していて、近くにはバルビゾンやグレー、モレもあります。この辺の地名はバルビゾン派~印象派以降の作品でよく見かける名前なので、地図で位置関係も知ることができてかなり参考になります。 ここにはそうした郊外の風景が広がる作品が並んでいました。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメス」 ★
河岸から見た川と、その奥の町並みを描いた作品です。丁度、ロワン川が合流してきている地点で、最近似た作品を観た覚えがあります。明るく淡い色使いが何とも爽やかで開放的な雰囲気がありました。 解説によると遠近感があり、軽快なタッチがそれを強調しているとのことでした。
高田力蔵 「雨後のサン=マメス」
俯瞰するような視点で描かれた川とその両脇の家々、対岸には森なども見えます。どっしりとした色使いで、結構好みでした。
浅井忠 「グレーの橋」
古い橋とそこを渡る2人の人、背景には大きな建物も描かれた作品です。淡い色彩で光の加減が素晴らしい1枚でした。
この隣にはほぼ同じ場所を描いたと思われる黒田清輝の作品もありました。黒田と浅井はグレーに留学していたのを思い出しました。
参考記事;黒田清輝のフランス留学 (東京国立博物館)
児島虎次郎 「岸の森」
河畔の森の中にいる山羊と杖をもった女性が描かれた作品です。明るい色彩で光が降り注いでいる感じがします。背景に見える家や川の反射も繊細でかなり好みの作品でした。
この作品は児島虎次郎にゆかりある大原美術館の所蔵で、児島虎次郎は2点並んでいました。
参考記事:大原美術館名品展 (宇都宮美術館)
梅原龍三郎 「モレー」
河岸のこんもりした木と、左の方に家々が描かれた作品です。空の青、屋根のオレンジ、木の緑など色彩が目に鮮やかでした。これを師事したルノワールに見せたところ、とても良い絵だと激励してくれたそうです。ルノワールの影響も感じるように思えました。
この辺には結構知らない日本人画家の作品もあったのですが、どれも素晴らしく好みの作品ばかりでした。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメスの平原、2月」
左右にセーヌ河が流れている風景で、両脇に木が立ち水平と垂直が多いように思います。 枯れた木などのせいか少し寂しげな風景となっていました。2月なので冬なのかな。
<第2章 セーヌと都市風景-パリ>
続いて2章はパリ付近のセーヌの流れを題材にしていました。パリはセーヌの中洲のシテ島が発祥の地らしく、セーヌと深く関わってきた街だそうです。ここにはシテ島にかかるポン=ヌフ(橋)や、隣のサン=ルイ島なども含めたパリのセーヌの風景が並んでいました。
カミーユ・ピサロ 「ポン=ヌフ」
大きな橋を上から見下ろすような視点で描いた作品です。向こう岸にも高い建物があり、橋には沢山に人や馬車が行きかっているなど活気に溢れています。解説によるとこれは雨後の風景のようでした。 また、この作品もどこかで観た記憶があるぞ?と思ったら、この風景は連作で13枚あるとのことでした。似ている絵だったのかも。
アルベール。マルケ 「ポン=ヌフ夜景」
パリの最も古い橋「ポン=ヌフ」を見下ろすように描いた夜景の絵です。黄色や赤の光が暗闇に浮かび、非常に美しく幻想的な雰囲気がありました。よく見ると橋の上にも人影が見えるなど、暗さの中でも丁寧に描いているようでした。
この隣には同じ橋の冬景色を描いた作品もありました。今回の展示はマルケも素晴らしいです^^ (それにしてもこの展覧会はあまりジャンルや画風で順序を分けていないのが逆に面白かったです。題材ありきですね。)
ポール・シニャック 「パリ、ポン=ヌフ」 ★
シニャックらしく点描で描かれた作品です。ノートルダム大聖堂なども見える風景で、橋の下には煙をあげている船の姿も見られます。点描による色彩も独特で、少し明るめに感じました。
モーリス・ユトリロ 「パリのアンジュー河岸」
河岸の家と木々、石段などを描いた作品です。恋人同士らしい男女の姿も描かれ、木々の緑は明るく爽やかな印象を受けます。…そのせいかぱっと観てユトリロとは気づかなかったw 恐らく色彩の時代かな? 女性も普通に描かれているようでした。
参考記事:モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- (損保ジャパン東郷青児美術館)
荻須高徳 「アンジュ河岸・パリ」
右に川と橋が描かれ、左半分は上り坂?とその脇の家々が濃い色彩で描かれています。友人の佐伯と同じようにヴラマンクから影響があったのかな? この人はかなり好みの画風なので、こういう機会に観られるのが嬉しいです。
この辺には小野竹喬の作品やアンリ・ルソーの「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」などもありました。
参考記事:
生誕120年 小野竹喬展 (東京国立近代美術館)
世田谷美術館の常設 (2010年08月)
日本の美術館名品展 感想前編 (東京都美術館)
カミーユ・ピサロ 「チュイルリー公園の午後」
高いところから見た風景で、円形の噴水と、その周りの公園が描かれています。沢山の人々が集まっていて賑わっている様子で、遠い背景には教会(サント=クロティル教会)の尖塔やオルセー駅を建造するクレーンなども見られます。(1900年のパリ万博に合わせて建設中の頃のようです) また、その上の太陽の光の表現は流石で、近代化しつつある日の午後の穏やかな雰囲気がありました。印象派らしい世相も取り込んだ作品だと思います。
この辺りにはルノワールやドンゲン、ローランサン、いつものゴッホなどもあり幅広い画家の作品があります。
マルク・シャガール 「河のほとり」
セーヌ河と町の上を飛ぶ3人の男女と馬を描いた作品です。全体的に青色で、シャガールの中では淡い感じもしたかな。踊りを踊ったり花束を贈ったりしていて、どこかほっとするような感じも受けます。月光も神秘的な雰囲気でした。
オノレ・ドーミエ 「水浴する人々 19」
ドーミエの版画も4点ほど置かれていました。これは室内でヒモに吊るされて泳ぐポーズをしているオジサンを描いていて、泳ぎの練習でもしているのかな?w どうもシニカルな香りがします。 この作品の隣にはプールサイドのようなところで水を飲んだり物を食べている女性達の絵もあり、あまり行儀が良くない感じがしました。 …やはりいずれも痛烈な皮肉なようですねw ドーミエは意地悪な感じで面白いですw
参考記事:オノレ・ドーミエ版画展―『カリカチュール』と初期の政治諷刺画― (国立西洋美術館)
この近くにはボナールなどもありました。
佐伯祐三 「ロカション・ド・ヴォワチュール」
門のような形になっている建物で、どこら辺が川と関係するのかは分かりませんが、どっしりとした風格を感じる絵でした。
この近くには荻須や藤田の作品もありました。
アンリ・ルソー 「要塞の眺め」
灰色の空の下、木々や道、要塞?などを描いた作品です。手前にはぽつんと黒い人影もあり、どこかシュールな感じも受けます。空のせいか少し寂しいのもそう感じる原因なのかも。これも良い作品でした。今回の展示は何気にルソー作品が3点(+後期1点)もあったのが嬉しい。
ということで、前編はここまでです。前半から良い作品ばかりでテンションが上がります。 この調子で最後まで素晴らしい作品が続くので、本当に嬉しくなりました。その上この美術館はぐるっとパスの提示で入れるので、かなりお勧めの展示です。
次回は後半の3章~5章をご紹介しようと思います。モネ好き必見のコーナーもありました。
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前回ご紹介したポーラミュージアムアネックスの展示を観た後、1つ下の2階にある和風のカフェ「HIGASHIYA GINZA(ヒガシヤマギンザ)」でお茶してきました。


【店名】
HIGASHIYA GINZA
【ジャンル】
カフェ
【公式サイト】
http://www.higashiya.com/
http://www.higashiya.com/shop/ginza/index.html
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【近くの美術館】
ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
警察博物館
INAXギャラリー
国立近代美術館フィルムセンター
など
【この日にかかった1人の費用】
1160円程度
【味】
不味_1_2_3_4_⑤_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_4_⑤_快適
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
エレベーターを降りると入口があり、和菓子を売っているところを抜けるとカフェとなっています。 この日、半分以上は席が埋まっていましたが、特に混んでいると言うわけでもなく、すんなりと座ることができました。
この日は1人だったのでカウンターに座りました。店内はこんな感じ。

モダンな和風で落ち着いた雰囲気です。おばちゃん連中が騒いでいたのが難でしたが、基本的にはゆっくりすることができました。
実は、この前に行ったポーラミュージアムアネックスの入口にサービス券があったので、早速使ってきました。(このサービスは2010年11月時点の情報です)

この日に頼んだのは、1160円の水出し玉露でした。価格表には1050円と書いてあるのですが、高級店らしくサービス料10%も加算されるので注意w サービス券と引き換えに出てきたのは大福でした(何とか餅って言っていたけど失念)

まずは早速「水出し玉露」を飲んでみたのですが、これがめっちゃ美味しい!! 香りも良く、自然な甘さがあって味が膨らみます。玉露ってこんなに美味しいものだったのかと、感動しました。 1杯でランチ並の価格なのも仕方が無いところかもしれませんw 一緒に出てきたお茶受けは丹後の黒豆。こちらは柔らかで、ほんの少し豆の甘さを感じました。
大福も上品で軽やかで中々美味しいです。これをサービスで食べられたのはお徳でした。
なお、最後の会計はテーブル会計となっていました。
ということで、とりわけ水出し玉露の味に感動しながらゆっくりすることができました。 雰囲気も良いので気に入ったのですが、それなりの支出もあるので頻繁に使うのは厳しいかもw ちょっと贅沢したい時に使いたいカフェでした。


【店名】
HIGASHIYA GINZA
【ジャンル】
カフェ
【公式サイト】
http://www.higashiya.com/
http://www.higashiya.com/shop/ginza/index.html
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【近くの美術館】
ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
警察博物館
INAXギャラリー
国立近代美術館フィルムセンター
など
【この日にかかった1人の費用】
1160円程度
【味】
不味_1_2_3_4_⑤_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_4_⑤_快適
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
エレベーターを降りると入口があり、和菓子を売っているところを抜けるとカフェとなっています。 この日、半分以上は席が埋まっていましたが、特に混んでいると言うわけでもなく、すんなりと座ることができました。
この日は1人だったのでカウンターに座りました。店内はこんな感じ。

モダンな和風で落ち着いた雰囲気です。おばちゃん連中が騒いでいたのが難でしたが、基本的にはゆっくりすることができました。
実は、この前に行ったポーラミュージアムアネックスの入口にサービス券があったので、早速使ってきました。(このサービスは2010年11月時点の情報です)

この日に頼んだのは、1160円の水出し玉露でした。価格表には1050円と書いてあるのですが、高級店らしくサービス料10%も加算されるので注意w サービス券と引き換えに出てきたのは大福でした(何とか餅って言っていたけど失念)


まずは早速「水出し玉露」を飲んでみたのですが、これがめっちゃ美味しい!! 香りも良く、自然な甘さがあって味が膨らみます。玉露ってこんなに美味しいものだったのかと、感動しました。 1杯でランチ並の価格なのも仕方が無いところかもしれませんw 一緒に出てきたお茶受けは丹後の黒豆。こちらは柔らかで、ほんの少し豆の甘さを感じました。
大福も上品で軽やかで中々美味しいです。これをサービスで食べられたのはお徳でした。
なお、最後の会計はテーブル会計となっていました。
ということで、とりわけ水出し玉露の味に感動しながらゆっくりすることができました。 雰囲気も良いので気に入ったのですが、それなりの支出もあるので頻繁に使うのは厳しいかもw ちょっと贅沢したい時に使いたいカフェでした。
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前回ご紹介した資生堂ギャラリーを観た後、ポーラミュージアム アネックスで「EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 01 10 PROJECT MODELS」を観てきました。

【展覧名】
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 01 10 PROJECT MODELS
【公式サイト】
http://www.pola.co.jp/m-annex/
http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/detail.html
【会場】ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2010年10月29日(金)~11月28日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間20分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外と混んでいて賑わっていました。特に若い人が多いようで、建築に興味のある人たちが集まっているようでした。
今回の展覧会はインテリアデザイン、建築デザイン、プロダクトデザインなどで国内外で活躍する片山正通 氏が率いる「Wonderwall」の仕事を展示したもので、今まで建てられた建物の模型が置かれていました。 この展覧会は写真を撮っても良いようでしたので、少しだけですが写真を使ってご紹介しようと思います。
壁一面に建物の写真が展示された通路を通って、一番奥まで行くとこんな感じで部屋の中に10の模型があります。

片山氏は空間や素材のバランス、導線、空気感はCGではなく模型で把握できると考えているそうです。これらの模型も美術品のような細やかさがあり、考察を重ねたことがわかるような解説がありました。
こちらはニューヨークのソーホーにあるユニクロの模型

「美意識のある超合理性」というコンセプトで、ユニクロというブランドのポテンシャルを空間に落としこんだと解説されていました。 横から中を見ることもできるのですが、実際のお店のように棚や人形が配されています。
この辺には「NOWHERE(BUSY WORK SHOP HARAJUKU)」や「PASS THE BATON MARUNOUCHI」、「100& ChocolateCafe.」などの模型もありました。
これは「NIKE HARAJUKU」です。

コンセプトは「プレイグランド」だそうで、ナイキらしいスポーツの楽しさを表現しているそうです。ロケーションの導線やコンセプトも熟考して、2つのエントランスを設けているようでした。この建物は原宿にあるのかな?私は観たことはないですがご存知の方も多いかも。
これは「BAPEXCLUSIVE AOYAMA」

1999年にデザインしたのを2005年に自らリニューアルしたそうです。横から見るとタイル張りの1階や靴が一面に並んだ2階など、個性的なお店のようでした。
このほかにも「colette(パリ)」 「PIERRE HERME PARIS Aoyama」 「Wonderwall Office」 「A.P.C.DAIKANYAMA HOMME」などもあり、あわせて10個の模型が観られます。 また、出入口では図録やグッズも売っていて、こちらも結構な賑わいをみせていました。 かなり人気があるようです。
ということで、模型という分かりやすい展示品だったこともあり、建築に関して全く無知な私でも楽しむことができました。こういう展示は夢を持っている人には是非観て欲しいものです。(無料だし) もうすぐ終わってしまいますがお勧めです。
この後、同じビルの2階でお茶してきました。

【展覧名】
EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 01 10 PROJECT MODELS
【公式サイト】
http://www.pola.co.jp/m-annex/
http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/detail.html
【会場】ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2010年10月29日(金)~11月28日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間20分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_③_4_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外と混んでいて賑わっていました。特に若い人が多いようで、建築に興味のある人たちが集まっているようでした。
今回の展覧会はインテリアデザイン、建築デザイン、プロダクトデザインなどで国内外で活躍する片山正通 氏が率いる「Wonderwall」の仕事を展示したもので、今まで建てられた建物の模型が置かれていました。 この展覧会は写真を撮っても良いようでしたので、少しだけですが写真を使ってご紹介しようと思います。
壁一面に建物の写真が展示された通路を通って、一番奥まで行くとこんな感じで部屋の中に10の模型があります。

片山氏は空間や素材のバランス、導線、空気感はCGではなく模型で把握できると考えているそうです。これらの模型も美術品のような細やかさがあり、考察を重ねたことがわかるような解説がありました。
こちらはニューヨークのソーホーにあるユニクロの模型

「美意識のある超合理性」というコンセプトで、ユニクロというブランドのポテンシャルを空間に落としこんだと解説されていました。 横から中を見ることもできるのですが、実際のお店のように棚や人形が配されています。
この辺には「NOWHERE(BUSY WORK SHOP HARAJUKU)」や「PASS THE BATON MARUNOUCHI」、「100& ChocolateCafe.」などの模型もありました。
これは「NIKE HARAJUKU」です。

コンセプトは「プレイグランド」だそうで、ナイキらしいスポーツの楽しさを表現しているそうです。ロケーションの導線やコンセプトも熟考して、2つのエントランスを設けているようでした。この建物は原宿にあるのかな?私は観たことはないですがご存知の方も多いかも。
これは「BAPEXCLUSIVE AOYAMA」

1999年にデザインしたのを2005年に自らリニューアルしたそうです。横から見るとタイル張りの1階や靴が一面に並んだ2階など、個性的なお店のようでした。
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