関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

【京都鉄道博物館】 後編(京都編)

今日も京都編で、前回に引き続き京都鉄道博物館についてです。今日は本館2階部分と、この鉄道博物館が誇る転車台などをご紹介していこうと思います。まずはテンプレートのおさらいから。
 前編:京都鉄道博物館 前編(京都編)

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【公式サイト】
 http://www.kyotorailwaymuseum.jp/ 

【会場】京都鉄道博物館
【最寄】京都駅 (※2019年に博物館近くに新駅ができるようです)

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 3時間00分程度

<本館2階>
本館1階は実車が沢山ありましたが、2階は鉄道の運行を支える機器や模型などが多めの内容となっていました。

こちらは昔の自動改札。
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これの改札は京都で見た覚えがあるかな。昔は裏が白い切符などもあったので、磁気付きの茶色い切符が対象の旨書いてあります。

2階にはカフェスペースもあります。
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ここでは目の前に新幹線や在来線が走っている様子も観られます。周りを線路で囲まれた立地は埼玉の鉄道博物館と似た立地です。

こちらは今は懐かしい反転フラップ式案内表示機。通称パタパタ式
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時間が無茶苦茶だし、何故「なは」が新大阪行きなんだ?とか思ったのですが、それには原因がありました。

実はこのパタパタを操作することができました。
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乗り場、種別、時刻、行き先、それぞれのボタンを押して起動するとパタパタ動きます。先程の案内が無茶苦茶だったのは適当に入力したからですねw これは対応表を観ながら打ち込むのですが、割と難しかったです。っていうかプログラムじゃなかったんだという驚き。

こちらは割と最近の自動改札。Suica(関西だとicoca)でタッチするところもあります。
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こちらは自動販売機の実機で切符を貰って、実際に改札通過を体験することができます。透明になっているので切符がどう通っているのかもよく分かりました。

この他にもレールスターの個室や通勤電車のシートなど、様々な仕組みを紹介するコーナーもありました。また、切符やお茶の土瓶/プラスチック売りなど昔懐かしの品々も展示されています。

こっちはチケット予約のシステム「MARS(マルス)」
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これは古いタイプでちょっと懐かしい。駅員さんがページをめくったり穴を刺したりしていたのを思い出します。
なお、このタイプのマルスか分かりませんが、日によってはマルスを使った「鉄道おしごと体験」もあるようです。
 参考リンク:鉄道おしごと体験のページ

こちらは運転シミュレーター
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子供に大人気のシミュレーターで、抽選予約制となっています。私は時間が無かったのでやりませんでしたが、10分の体験のようです。
 参考リンク:体験する!のページ

こちらは列車運行管理システム。
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ちょっと素人には何が何を示しているのか分からないレベルですが、運行の状況を示しているようです。

こちらはダイヤグラム作成機。
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こんな緻密なダイヤを作ってくれる機械があるおかげで、過密気味のダイヤでも正確に運行できるんですね。

これは運転体験ができるジオラマ。Oゲージくらいの大きさです。
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6箇所ほど運転できる台があって各車両には小型カメラが搭載されています。子供はジオラマの下にあるトンネルをくぐって内側から観ることもできるようでした。

こんな感じの画面です。走ると画面に映像が映るのでリアル。
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マスコンとブレーキくらいしか無いシンプルなものですが、見事に速度超過の警告とオーバーランによるATS作動を引き起こしてしまいましたw これは結構楽しいです。休日はめちゃくちゃ混みそうですが、平日昼間だったので何度も遊べましたw

この辺にはプラレールの模型コーナーなどもありました。

そしてこちらがジオラマ。大宮とどっちが大きいか分かりませんがかなりの広さです。
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HOゲージらしく、車両も見応えあります。

せっかくなので動画を撮ってみました。

この他にも沢山の車両があり、トワイライトエクスプレスや、近鉄などの私鉄など西日本らしいラインナップです。ここはかなりの見どころです。

企画展で「遙かなる時を越えてきた生き証人 鉄道遺産をたずねて」(2017/10/14~2018/1/28)というのをやっていました。
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入口がトンネルになっている凝りっぷり。鉄道遺産というのは旧国鉄による「鉄道記念物」やJR西日本による「登録鉄道文化財」の登録物で、車両以外にも駅舎、橋梁、トンネルなど様々なものがあるようです。


鉄道遺産展の展示風景。奥に見えているのは初代大阪駅のステンドグラスだそうです。
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ちょっと帰りの電車の都合でここはゆっくり観ている時間が無かったのが残念。他で時間を使いすぎたw

ちなみに3階は展望デッキと図書室になっています。展望デッキからは3方向を線路に囲まれている様子が一望できました。


<転車台・扇形車庫>
そしていよいよこの博物館の目玉と言える転車台へ行きました。元々この博物館の前身は蒸気機関車の保存の為に作られた「梅小路蒸気機関車館」だったので、ここは非常に充実した内容となっています。

こちらが転車台を上から見た様子。
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奥に見えるのが扇型車庫で、それぞれ中央にある転車台で方向を変えて入出します。大宮の鉄博にも転車台の再現がありますが、こちらはガチです。

こちらは地上から観た様子。
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こんなに沢山の機関車が並ぶ様子は圧巻です。勿論、近寄って観ることもできます。

こちらはC58形1号機。
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お召し列車にも使われた形の機関車なので菊の御紋を付けています。

この鉄道博物館では実物の機関車に乗ることもできます。
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往復1kmを約10分で走ります。15~30分ごとの運行で、別途料金がかかります。この日は8620形8630号機でしたが、日によって機関車が異なるようです。
 参考リンク:体験する!のページ

<トワイライトプラザ>
最後に、トワイライトエクスプレスと日本海が並ぶトワイライトプラザに行きました。京都鉄道博物館はトワイライトエクスプレス推しが半端ないですw

左がトワイライトエクスプレス。右が日本海を牽引していたEF65形
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両方乗ったことがないですが、いずれも北へと向かう寝台列車でした。

こちらはトワイライトエクスプレスの食堂車であるスシ24形
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ダイナープレヤデスという名前の食堂車で、トワイライトエクスプレスの為に改造して作られました。

窓から中を覗くこともできました。
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フランス料理が出されたそうです。日本海に沈む夕日を観ながら食事をしてみたかった…。

最後に旧二条駅舎を通って博物館を出ていきます。
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時間が無くて全然観られませんでしたが、グッズショップも充実しているようでした。


ということで、非常にボリューム満点で大満足でした。そのせいか3時間位はいたのですが最後は急ぎ足で全然時間が足りませんでした。土日祝日は混みそうなのでもっと時間がかかるかもしれません。京都に来て寺社ではなくここに来る人は間違いなく鉄ちゃんだと思いますが、鉄ちゃんなら一日いても飽きないと思います。特に転車台とジオラマは必見です。

なお、ちょっと離れていますが隣には水族館もあります。家族連れなら鉄博と水族館のセットも良いのかも。
 参考リンク:京都水族館


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【京都鉄道博物館】 前編(京都編)

今日も引き続き京都編で、今回はちょっと写真多めです。京都には様々な美術館・博物館がありますが、今回の旅では2016年4月末に開館した梅小路の京都鉄道博物館を観るのも目的としていました。かなりのボリュームがある博物館なので前編・後編に分けてご紹介してまいります。

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【公式サイト】
 http://www.kyotorailwaymuseum.jp/ 

【会場】京都鉄道博物館
【最寄】京都駅 (※2019年に博物館近くに新駅ができるようです)

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 3時間00分程度

有給休暇を取って平日の火曜日に行ったこともあって、空いていて快適に観ることができました。

さて、この博物館は2016年4月に出来たばかりの施設ですがこの梅小路は昔から梅小路蒸気機関車館があった所で、それを引き継ぎリニューアルした感じで開設されました。私は父方の祖父母や叔父が京都に住んでいるので子供の頃によくこの梅小路に機関車を観に行ってたのですが、このリニューアルで機関車だけでなくJR西日本が誇る名車が数多く展示されるようになっていて、かなりパワーアップした感じがします。こちらの博物館は撮影が可能でしたので、詳しくは写真を使ってご紹介していこうと思います。


まずこちらが入口。何やら早くも車両が見えています。
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この博物館へは京都駅から歩いて行ったのですが、結構離れています。地図で見ると京都駅から近いのですが、京都駅は日本で一番長いホームがある駅なので縮尺の感覚がおかしくなりますw 行くならバスがオススメです。2019年には嵯峨野線に新駅もできるみたいです。

中に入ると、いくつかのエリアがあります。今日はプロムナードと本館1階をご紹介していきます。


<プロムナード>
プロムナードには早速いくつかの車両が展示されていました。中に入ることができる車両もあります。
 参考リンク:プロムナードにある車両

こちらはクハ86形
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いわゆる湘南色の車両で東海道線や山陽本線で活躍しました。ヘッドライトが可愛いw

こちらは日本の鉄道の象徴とも言える0系(21形)新幹線。
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車両番号1の貴重な車両で、何と14年間で600万キロも走ったそうです。

先頭車両だけでなく、普通車やグリーン車なども繋がっています。
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100mくらいあって、ここだけ観ると昔の新幹線ホームみたいな光景。

こちらはビュッフェ車両。
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子供の頃、新幹線に乗るとこのビュッフェに行くのが楽しみでした。いつか復活して欲しい…。

ビュッフェの楽しみと言えばこれでした。ガラス越しに見えて嬉しい!
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アナログな速度計で250kmまでしかないのが時代を感じさせます。

この新幹線には0系22形も連結されていて、展示室となっています。運転席の内部まで入ることもできました。
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こちらが運転席。普通の電車と比べるとマスコンとブレーキが逆になっているのが特徴らしいです。(ブレーキ頻度が低い為)

こちらはクハ103形。関西では大阪環状線として使われたもの。
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これもトップナンバーの貴重な車両です。なお、つい最近の2017/10/3に最後のクハ103形の引退がニュースになりましたが、来週の2017/11/3~6の4日間だけ、ラスト車両の期間限定展示があるそうです。
 参考リンク:大阪環状線最後の103系、京都鉄道博物館で期間限定展示へ

103系の中の路線図。
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JR時代ではあるようですが、私の知識ではこれがいつくらいのものか分からないw 関東ならすぐ分かるんですが…w


<本館1階>
続いて本館。中はかなり広大で沢山の車両がありますが、屋内に関しては埼玉の大宮の鉄道博物館の方が広い気がしたかな。(展示車両数と敷地面積は京都鉄道博物館が日本最大) 展示方法や内容は大宮と似た感じでした。
 参考リンク:本館にある車両

 参考記事:
  鉄道博物館の案内 (ヒストリーゾーン)
  鉄道博物館の案内 (コレクション・資料)

まずお出迎えしてくれる500系521形
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みんな大好き500系! 300キロでの運転を可能にしたこのフォルムは正に芸術です。昔は東京駅にも来ていましたが、今は西日本でしか乗れません。

こちらはクハネ581形。奥に見えているのはクハ489形。
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流石に月光の時代には生まれていませんが、座席と寝台の両方を運用できた魅力溢れる寝台電車です。

鉄道の歴史コーナーにかつての列車のマークなどもありました。
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こちらは国鉄を代表した つばめ。野球チームに名前をつけるほど(国鉄スワローズ)、つばめは国鉄のスター列車でした。今は九州新幹線として活躍しています。

こちらは平成元年製造の100系122形。
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この100系も好きでした。いつか個室に乗ってみたいと思っていたのですが、果たせないまま引退してしまった…。

昭和の駅という名前で、館内に駅っぽいものもあります。
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今でもこういう駅はあるようなw

こちらはキハ81形
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国鉄初のディーゼルカーで、ブルドッグなんて呼ばれていましたが、私には猫顔に見えますw

貨物もあります。こちらはヨ5000形
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たからはコンテナ特急です。他の貨物車両も連結されていました。

こちらは車輪を引っ張る体験コーナー。
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これはD51の前輪だったと思いますが、800kgくらいあると言っていました。実際引っ張ってみると小指で引けるくらい軽いので、車輪が如何に効率的に進むかがよく分かります。

こちらは環状線を使った体験コーナー。
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パンタグラフの上げ下げやドアの開閉などを体験し、その動きなどもガラス越しに確認できます。

こちらがドアの開閉ボタン。年季の入り方が凄いw 右はホームの非常停止ボタン。
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普段押してはいけない非常停止ボタンを連打できるのは何か嬉しいw どういう音がするのか分かります。

奥にも沢山車両があります。こちらはEF66形
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私の大好きなブルートレインを牽引していたので、この電気機関車も大好きです。形もカッコイイので自宅に模型を飾っています。この車両の下に通路があって、機関車の下がどうなっているのか観ることができました。

こちらはカニ24形。トワイライトエクスプレスです。
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この車両は電源車で荷物室も兼ねていたようです。トワイライトエクスプレスも乗ってみたいまま乗れなかったなあ…。

こちらもトワイライトエクスプレスのオハ25形
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もうちょっと中を覗きたかったですが、こちらではあまり観られませんでした。明日の後編でもトワイライトエクスプレスをご紹介の予定です。

1階には各種ヘッドマークがありました。
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流石に西日本の特急・寝台特急のが多いかな。子供の頃、図鑑で観てよく絵を描いていましたw 旅情を掻き立てられます。


ということで、展示の方法などは埼玉の鉄道博物館と似ていますが、西日本の車両中心で埼玉とは違った味わいがありました。車両展示だけでも鉄道ファンには目も眩むほどの内容ですが、ここは梅小路時代から取っておきの場所がありますので、次回はそれをご紹介しようと思います。
 後編:京都鉄道博物館 後編(京都編)


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プロジェクションマッピング ~桃山文化を愛でた女性(ねね)の寺~ 【高台寺】(京都編)

今日も引き続き京都編です。前回までご紹介していた美術館を観た後、清水寺に寄って夕暮れを待ち、夜の高台寺のライトアップイベント「プロジェクションマッピング ~桃山文化を愛でた女性(ねね)の寺~」を観てきました。

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【イベント名】
 秋の夜間特別拝観「プロジェクションマッピング ~桃山文化を愛でた女性(ねね)の寺~」

【公式サイト】
 https://www.kodaiji.com/topic/105.html

【会場】高台寺(京都)
【最寄】祇園四条駅
【会期】10月21日(土)~12月10日(日)

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【感想】
私が行ったのはこのイベントが始まって2日目だった為か、それ程混むことはなくゆっくりと鑑賞することができました。

先日、豊臣秀吉が長男を弔った智積院をご紹介しましたが 京都の東山には豊臣家ゆかりの寺院が結構あって、この高台寺もその内の1つです。歴史に詳しい方はその名で分かると思いますが、このお寺は高台院が豊臣秀吉を弔う為に建てたもので、高台院とは秀吉の正室で「寧々(ねね)」として有名な女性です。

こちらが高台寺の入口。
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開山当時は曹洞宗だったそうですが、割とすぐに臨済宗建仁寺派になっています。

圓徳院とのセット券もあったのですが、高台寺のみの見学にしました。勿論、写真も撮れましたので、それを使ってご紹介していきます。(室内は撮影禁止)

まずこちらは遺芳庵という茶室。
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100年程前に上京区から移築してきたそうです。大きな丸い窓が洒落てます。

庭に出るとこんな感じ。
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あちこちがライトアップされて幻想的な風景となっています。

そして方丈の前の庭と勅使門を使ってプロジェクション・マッピングを行っていました。
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約3分半程度ですが、建物の形に合わせた映像となっていて、非常に面白いです。動画も撮りましたが公開はやめておきますw

プロジェクション・マッピングの続き。
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閻魔大王や龍が出てきて、妖怪たちが逃げ去っていくみたいなストーリーかな。門を活かした映像となっていました。これは非常に明快な楽しさがあるので子供から大人まで楽しめると思います。

プロジェクション・マッピングの後も夜の高台寺を楽しんできました。
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ここは昼に訪れても立派な庭です。臨済宗のお寺は庭が素晴らしい。

こちらは開山堂。ここは内部の写真は不可でした。
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ここの窓の形が好み。ちなみに赤く染まっている木は恐らく一年中赤い品種だと思います。10月中旬の京都はまだ紅葉していませんでした。

こちらは霊屋
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豊臣秀吉と寧々の像が納められていました。秀吉はイメージ通りの姿です。

少し進むと時雨亭という茶室があります。
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これは2階建てという珍しい茶室で、隣にある傘亭という茶室と屋根付きの廊下でつながっていました。1階は何に使ったんだろ??

最後に竹林や下に降りる階段などもライトアップされていました。
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ここも神秘的で多くの人が写真を撮ってました。

ついでに高台寺の下にある掌美術館。
 公式サイト:https://www.kodaiji.com/museum/
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こちらには高台寺蒔絵や高台寺打敷など高台寺関連の美術品が並んでいるようです。この日、私は寄りたかったのですが諸事情で寄りませんでした。


ということで、プロジェクション・マッピングとライトアップを楽しんできました。お寺自体の美しさと、非日常感のある光が合わさって面白かったです。まだ期間は1ヶ月以上あるので、これから紅葉を迎える京都に行かれる方は、こちらのイベントも念頭に置いて計画されると良いかと思います。


おまけ:
夕方は清水寺から夕日などを観ていました。
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今は覆いが被さっていて美しさの1/10も楽しめませんが、地主神社にお礼参りに行くのも兼ねていました。なお、清水寺も11月から夜間ライトアップをやるようです。
 参考記事:
  【番外編】 京都旅行 祇園~清水寺エリアその1
  【番外編】 京都旅行 祇園~清水寺エリアその2

二年坂と三年坂の夕暮れ。
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三年坂の下にある松栄堂というお香屋さんはお勧めです。

高台寺から望む八坂の塔
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こちらもライトアップされていました。


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KYOTO GION MUSEUM CAFE produced by NORTHSHORE(フォーエバー現代美術館内のお店)【祇園界隈のお店】京都編

前回ご紹介した京都の祇園にあるフォーエバー現代美術館で展示を観た後、館内のKYOTO GION MUSEUM CAFE produced by NORTHSHOREというお店で遅めのランチを摂りました。

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【店名】
 KYOTO GION MUSEUM CAFE produced by NORTHSHORE
 (キョウトギオンミュージアムカフェ プロデュース バイ ノースショア)

【ジャンル】
 レストラン・カフェ

【紹介サイト】
 http://www.fmoca.jp/cafe/index.html
 食べログ:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26029176/
 ※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【最寄駅】
 祇園四条駅駅 

【近くの美術館】
 フォーエバー現代美術館内 ※館内にあるお店です。

【この日にかかった1人の費用】
 2000円程度

【味】
 不味_1_2_3_④_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_3_④_5_快適

【混み具合・混雑状況(月曜日15時半頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_3_④_5_名店

【感想】
時間が遅かった為か空いていて、庭がちょこっとだけ見える席で頂くことができました。

さて、このお店ですが大阪の北浜に本店があるノースショアという人気店がプロデュースしたカフェで、名前の通りアメリカ風のスタイルとなっています。本店はテレビ等でよく紹介されていて、関西では有名な行列が出来るカフェだそうです。(以前マツコ会議で神戸のお店を見た覚えがあります) そんな人気店なので入れないかと思ったら美術館内ということであっさり入れてラッキーでした。

遅い時間でしたが、限定100食のLOVE FOREVER LUNCH SET(2000円)というセットメニューがまだ残っていたのでそれを頼んでみました。お財布には厳しいけど…w
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こんな感じ。日によってメニューが違うらしく、この日(月曜日)はフリフリグリルチキンがメインで香ばしさといい塩梅で美味しかったです。割とボリュームもあって満足。ちょっと驚いたのが黄色いスープで、バニラアイスみたいな味がしました。

このセットにはデザートもつきます。あんみつとロールケーキと水玉ソルベの3つの中からだったので、ロールケーキにしました。
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いずれを選んでも水玉模様で草間彌生に因んだ見た目がお洒落です。ふんわりした食感と軽めの甘さで美味しかったです。

飲み物もつきます。連れはカフェラテ、私はブレンドにしました。ラテアートがお洒落。
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ブレンドは普通かなw アメリカンなのかブラックでも薄くて量の割にちょっと物足りない感じ。まあ西海岸やハワイのスタイルは大体好みに合いませんが…。


ということで、コーヒーは好みではなかったですが、美味しいランチを頂けました。和風の建物にモダンなカフェという取り合わせも面白く、この美術館にピッタリだと思います。この美術館に行く機会があったら寄ってみるのも良いと思います。


おまけ:
この美術館の近くには有名な建仁寺もありますが、縁結び・縁切りで強力なパワーを持つとされる安井金比羅宮もすぐ近くにあります。
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実は今回は連れのお礼参りでここに寄ったのですが、以前ここで祈祷して貰ったら、その後すぐに悪縁が切れました。また、連れの妹も同様にパワハラ上司の悪縁が次の週に切れたこともありました。私は実のところ宗教に関しては一般的な日本人くらいの感覚しかないですが、実際に願いがかなったようなので、連れのお礼参りも今回の旅の目的としていました。縁結びにも効果があると言われるそうなので、気になる方は調べてみてください。
 公式サイト:安井金比羅宮



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草間彌生 My Soul Forever展 【フォーエバー現代美術館 祇園京都】(京都編)

今日も引き続き京都編です。建仁寺のすぐ近くに今年の6月にオープンしたフォーエバー現代美術館祇園京都で、オープニング記念の「草間彌生 My Soul Forever展」を観てきました。

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【展覧名】
 フォーエバー現代美術館コレクション展 草間彌生 My Soul Forever展

【公式サイト】
 http://www.fmoca.jp/display/index.html

【会場】フォーエバー現代美術館 祇園京都
【最寄】祇園四条駅

【会期】2017/06/10(土)~2018/02/25(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間45分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
団体客が一気に押し寄せるなどして混む時もありましたが、概ね快適に鑑賞することができました。タクシーの運転手さんも知らなかったし、まだそれほど世間に知られていないのかもしれません。

こちらが入口。
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場所としては建仁寺のすぐ近くで、場外馬券売り場の隣となっています。

さて、この美術館は今年の6月10日にオープンしたばかりの美術館で、「都をどり」の会場である祇園甲部歌舞練場内にある「八坂倶楽部」という有形文化財の建物の中にできました。元々この美術館は秋田市に2006年にオープンしたそうで、惇慧会という秋田の医療法人が母体となっています。そのコレクションは現在の館長の父親が40年ほどまでに医療現場にアートを導入したいという思いから始まったそうで、今では800点を超える作品があり、そのうち草間彌生 氏が400点程度、ヨーゼフ・ボイスが80点となっていてこの2人に特に力を入れた品揃えとなっているようです。今回はそんな中から草間彌生 氏の82点の作品が初期から展示されていました。4つの部屋で4章構成となっていましたので、簡単に各章ごとの様子をご紹介していこうと思います。


<第1部 初期作品群>
まずは初期の作品のコーナー。草間彌生 氏は京都市立美術工芸学校で日本画を学び卒業した後、第2回想像美術展で日本画「残夢」が入賞し、1952年には初個展が開催されるなど早くから活動していたようです。ここには1950年~1952年頃に描かれた作品が並んでいました。この部屋は撮影可能となっていたのでいくつか写真を使っていこうと思います。

まず最初にあった作品がこちらの「黄樹」 これは1992年の作品ですが、ダイジェスト的に冒頭に展示されています。
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この写真では小さすぎて見えませんが、うねった木の根みたいな中にも水玉がびっしり描かれていますw まさに草間彌生 氏の作風を象徴するような作品で、外にあったカボチャと共にこの美術館の代表コレクションのような存在かも。この写真を観ても分かると思いますが、この美術館は全部屋和室となっていて、靴を脱いで鑑賞することになります。畳の上で観る現代アートなんて洒落た発想が気に入りました。

こちらはこの章に沿った初期の水彩作品。
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クレーや瑛九などに通じる抽象性のある作風で、早くも水玉らしきモチーフです。

この部屋には草間彌生直筆の手紙などもありました。

<第2部 ニューヨーク時代~帰国>
ここは10点くらいで、1958年~1973年のニューヨーク時代の作品は1点だけでした。それ以外は主に1980年頃のアクリル画で、お馴染みの黄色いカボチャを描いた作品やぶどう、鳥、葉っぱなどをモチーフにしていました。もうこの頃にはよく知られる草間彌生の反復を多用した作風が形作られていたようです。
ニューヨーク時代の草間彌生については以前に詳細に書いているので下記の記事をご参照ください。
 参考記事:草間彌生 ボディ・フェスティバル in 60's 展 (ワタリウム美術館)

<第3部 中期の作品群>
ここは20点近くあり、主に2000年前後のシルクスクリーンとエッチングの作品が並んでいました。シルクスクリーンの作品はひび割れた感じの背景の部分にラメが入っていて、キラキラ光るのが多かったかな。モチーフもカボチャや花といった植物だけでなく、ハイヒールやドレス、帽子など女性的なモチーフもあり面白いです。シルクスクリーンは同じ描写で色違いのものがあるので、色の取り合わせの違いを楽しむことができます。また、ここの部屋には「雑草」という一際大きな作品があり、異様な生命感がありました。
 参考記事:草間彌生 永遠の永遠の永遠 (埼玉県立近代美術館)

<第4部 様々なモチーフと「私の魂を乗せてゆくボート」>
ここは2階の大広間で、展示品の半分はここにあります。ここもシルクスクリーンとエッチングが中心ですが、非常に様々なモチーフが並んでいて、魚、カタツムリ、蝶、花、帽子、カボチャなどがあります。これらも背景にラメが入り水玉模様が描き込まれていて、カラーバリエーションが楽しめる感じになっています。同じモチーフでもちょっとずつ違ったりするので、見比べてみるのも良いかも。

そしてここには舞台の上に「私の魂を乗せてゆくボート」という作品があり、これだけは撮影可能となっていました。
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この突起は恐らく男根がモチーフで、恐怖の対象だったもので埋め尽くすというのは水玉と同じようなアプローチかな。以前にも似た作品を観た覚えがあります。

と、これで展示については終わりです。版画やシルクスクリーンのコレクションが多めでしたが、草間彌生 氏ならではの作品ばかりで満足できました。解説は少なめなので草間彌生のことをあまり知らない人にはよく分からないところもあるかもしれませんが、作品自体に魅力がある人なので、感覚だけでも楽しめると思います。 なお、この展示が終わっても草間彌生作品は常設されるそうです(どういう作品が常設になるかは分かりませんが)

そしてこの美術館には庭園というもう1つ大きな魅力があります。
庭園を2階から観るとこんな感じ。
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これぞ日本庭園!って感じw

1階には縁側もあって、外に出るのが億劫な日はここでゆっくり観るのも良いかも。
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ここにサンダルと傘があって、靴を取りに戻らなくても庭に出られます。

こちらが庭に出て撮った写真。
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紅葉は期待できるのか分かりませんが、周りに沢山の建物がある祇園とは思えないくらい緑豊かです。

そしてもう1つの魅力がこの美術館の建物そのもの。
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大正2年に建てられた伝統的日本建築の有形文化財です。美術館の公式サイトには数年間の期間限定で借りてる旨が書いてあるので、長い間ずっと美術館として使う訳ではないのかも。


ということで、庭園と建物も楽しんできました。今年の春に国立新美術館での草間彌生展の人気ぶりから察するに、これから益々人気が出そうな美術館です。この後、美術館内のカフェにも行きましたので、次回はそれをご紹介しようと思います。

おまけ:
隣には「都をどり」の祇園甲部歌舞練場(私が行った時は休館中でした)、向かいには伝統芸能を公演している弥栄会館ギオンコーナーなどもあります。元々その為の場所なんですね。
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長谷川等伯一門 国宝障壁画 【智積院】(京都編)

前回ご紹介した京都国立博物館の国宝展を観た後、すぐ近くにある智積院で長谷川等伯一門の障壁画と、利休好みという庭園を観てきました。

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【公式サイト】
 http://www.chisan.or.jp/sanpai/houmotsu/

【会場】真言宗智山派総本山 智積院
【最寄】京都駅
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【感想】
台風が接近していたこともあって空いていて快適に鑑賞することができました。京都国立博物館に行くと目の前の三十三間堂に行きたくなるのですが、ちょうど先々週くらいの美の巨人でこの智積院についてやっていて、以前に観た作品を思い出して再会したくなったので今回はこちらに足を運んでみました。

さて、こちらのお寺は真言宗智山派の総本山で全国に3000を超える寺院を擁している大寺院なのですが、それに相応しい宝物館があり長谷川等伯の一門の作品が部屋をズラリと囲って展示されています。その由来は智積院がこの地を拝領する前にあり、豊臣秀吉が3歳で亡くなった息子の鶴松(棄丸)の菩提を弔うために祥雲寺という寺を建立し、そこを飾る為に作られたのが長谷川等伯らによる障壁画でした。そんな重要な仕事を狩野派ではなく長谷川派に任せるほどに勢いがあったのですが、この障壁画を作りあげた直後に等伯の跡継ぎとなるべき久蔵が死去するという悲劇が…。
やがて豊臣秀吉が亡くなると祥雲寺は豊国神社の境内の土地と共に徳川家康から智積院に拝領され、中にある等伯の障壁画も引き継がれたようです。(智積院は元々は和歌山県内の根来山にありましたが豊臣秀吉と対立して焼かれたそうです。) その後、障壁画のある客殿は1682年に火災で全焼したこともあったようですが、何とか一部を除いて生き残り、現在に至ります。

お寺の中は大きく分けて宝物館、庭園、本堂等となっていて、宝物館は写真不可でしたが、他は撮影することができました。それぞれについて簡単にご紹介していこうと思います。

<宝物館>
まずは早速、宝物館に行きました。
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建物自体はそれほど大きくなく、履物を脱いで上がります。

長谷川等伯については以前ご紹介した記事を参考にしていただければと思いますが、2010年に東博の展示で観た「松に秋草図屏風」がこの宝物館にあるので、それを楽しみに行きました。ここの目玉作品とも言える長谷川等伯の「楓図壁貼付」は昨日の記事にも書いた通り京都国立博物館の国宝展に出品中で、久蔵の「桜図壁貼付」も10/24~11月26日まで等伯と入れ替わりで国宝展にて展示されるのですが、それ以外の作品だけでも十分楽しめます。

 参考記事:
  没後400年 特別展「長谷川等伯」感想前編(東京国立博物館 平成館) 
  没後400年 特別展「長谷川等伯」感想後編(東京国立博物館 平成館) 

部屋の四方を囲むように壁画や屏風が並んでいて、ちょっとユーモラスな感じを受ける「十六羅漢図屏風」(等伯)、優美で花に厚みまである「桜の図」(久蔵)、門下生による「雪松の図」などがあり、特に目を引くのは飾り棚の周りまで描かれた「松に立葵図」です。これは後ほどレプリカの写真をご紹介しますが、部屋と一体化するように描かれていて圧倒されます。豪快さと優美さが融合した桃山美術の傑作といって間違いないと思います。そして私の好きな「松に秋草図」もありました。これも力強い松と秋草が描かれ生命力溢れる画面となっています。非常に装飾的でありつつ計算された構図も見事です。

部屋の真ん中には祥雲寺時代の客殿の再現模型がありました。部屋中を長谷川等伯一門の作品が覆っていたようで、当時の豊臣と長谷川の勢いを感じさせます。奇しくも跡継ぎを亡くした2組の親子ですが、もし棄丸が生きていれば…、もし久蔵が生きていれば… と考えると絵画の世界だけでなく世界史まで変わっていたかもしれないと思わせる浪漫溢れる部屋となっていました。


<庭園>
宝物館に満足した所で、台風で土砂降りの中の庭園鑑賞をしてきました。 ここからは写真を使っていこうと思います。


こちらが庭園入口。
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門の奥に見えている講堂は1995年に落慶したのでつい最近の建物です。

講堂の脇を通って庭へ。
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雨で水面の波紋が激しいw

靴を脱いでこちらの建物に上がります。
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中はこんな感じの大広間になっていました。
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縁側でのんびりと庭を眺めている人たちがいました。もう少し雨が弱めだったら風情もありそうです。

この部屋には等伯の楓図と久蔵の桜図の模写がありました。
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出来は良くないですが、こんな感じの構図だというのは分かるかな。

部屋の奥は「松に立葵図」の模写となっていました。
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これも出来はあれですが、文章で説明するよりわかりやすいのは確かです。

左側はこんな感じ
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実物も棚や小さい襖までびっしり描かれています。これはここで観ないといけないやつです。

中央と右側。
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特に松が印象的。部屋に奥行きも感じます。

部屋から庭を観た様子。
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利休好みの庭と伝えられ、中国の廬山を模しているのだとか。また、築山・泉水庭の先駆をなした貴重な遺産と言われるそうです。

こちらも部屋から観た様子。
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この庭は座って観るのが正しい見方のようです。5~6月にはさつきが見頃になるそうです。

こちらは中庭。
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禅寺みたいな枯山水になっていました。

こちらは使者の間にあった月樵道人による「布袋唐子嬉戯の図」
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伸びやかで生き生きとした描写で、子どもたちが可愛かったです。

こちらは後藤順一による「浄」
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柔らかい色使いが清らかな印象です。

こちらも後藤順一「百雀図」
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秋草と共に沢山の雀が描かれ、優雅な雰囲気です。この他にも桜を描いた襖絵などもありました。

庭園と講堂を観た後、戻りながらお寺の敷地内も歩いてみました。雨だったので早足でしたがw

こちらは金堂。
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1975年に作られた最近の建物です

こちらは明王殿
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元々は大雲院という浄土宗のお寺の本堂だったのを移築したものだそうです。立派です。


ということで、宝物館の点数は少ないですが非常に満足できる内容でした。展示品の期間や展示内容が公式サイトに載っていないのが難点ですが、エース不在でもこれだけの内容なので京都国立博物館に行く機会があったらすぐ近くのこちらにも脚を運ぶことをお勧めします。お庭も含めて楽しめます。(時間があればやっぱり三十三間堂も観たかったかなw)
 参考記事:
  【番外編】 京都旅行 祇園~清水寺エリアその1
  【番外編】 京都旅行 祇園~清水寺エリアその2


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国宝 【京都国立博物館】(京都編)

2017/10/22(日)に、京都まで遠征して京都国立博物館で「開館120周年記念 特別展覧会 国宝」を観てきました。ついでに色々と京都・奈良の展示やイベントも観てきたので今日からしばらく京都編をご紹介していこうと思いますが、まずはこの豪華な国宝展についてご紹介していきます。この展示は主に4期に分かれていて、私が観たのは2期でした。

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【展覧名】
 開館120周年記念 特別展覧会 国宝 

【公式サイト】
 http://kyoto-kokuhou2017.jp/
 http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/tenrankai/kyoto-kokuhou2017.html

【会場】京都国立博物館
【最寄】京都駅

【会期】
 2017年10月3日(火)~11月26日(日)
  Ⅰ期 10月03日(火)~10月15日(日)
  Ⅱ期 10月17日(火)~10月29日(日)
  Ⅲ期 10月31日(火)~11月12日(日)
  Ⅳ期 11月14日(火)~11月26日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
私が行った日は台風が接近している時で、非常に雨の強い日でした。この台風のせいで楽しみにしていた時代祭が20年ぶりに中止になってしまったのですが、そのおかげで国宝展に来る人も減ったようで待ち時間5分程度という奇跡的なタイミングで観ることができました。しかし京都のタクシーの運転手さんが言うには台風の日でも朝は1時間待ちだったようで、恐らく開館直後は逆に混むのかもしれません。公式ツイッターでは待ち時間もちょくちょく呟いているので、お出かけの際は確認して計画的に行くことをお勧めします。 なお、中もかなりの混みようであちこちで並びました。私は観たことがある作品が多かったので2列目以降で観てきた所が大半でしたが、最前列で観たい方はは3時間くらいはかかるのではないかと思います。待ち時間と合わせてお時間に余裕を持ってどうぞ。

さて、この展示の内容についてですが、今年は「国宝」の語が初めて使用された「古社寺保存法」制定から120年で、この京都国立博物館の開館からも120年だそうで(同い年)、それを記念して文字通り国宝ばかりを集めた別格な品揃えとなっています。 以前にもこうした国宝展を開催したことがあるようですが、実に41年ぶりということで非常に貴重な機会となっています(前回の国宝展は私は生まれてもいないw) 日本には現在885点程度の国宝があるそうですが、今回はたった8週間の間に200点を超える国宝が展示されるということで、一気に1/4もの国宝を観ることができます。とは言え、200点というのは全期間合わせてで、会期によって展示物は変化していきます。お目当ての品がある方は作品リストのチェックをお勧めします。
私が観たのは2期の内容ですが、どのような構成となっていたか展覧会の構成に合わせて各章ごとに簡単に振り返ってみようと思います。

 参考リンク:
  公式ツイッター
  作品リスト

<書跡>
まずは3階から観て行く感じです。最初は古い書跡のコーナーで、特に弘法大師(空海)の書いた文書が多く並んでいました。中国から持ち帰った品のリストや、灌頂を受けた人の名前を書いたものなど歴史的にも重要な文書があります。達筆で名高い弘法大師だけあって、厳格な文字からは気品が漂っていますが、よくよく観ていると割と色んなところで書き直しのあったりして正に「弘法も筆の誤り」と言えそうw さらに面白いのが文章の草案までも国宝になっている点で、平時の空海の字も観ることができます。これは書き直しもあるし草書体みたいなやや崩した感じの字で、正式な文書と一緒に展示されていたおかげで見比べることができました。また、最澄の書も数点あって、やっぱり書においては空海が圧倒的であるのが分かりましたw
なお、3期の11/7以降には王羲之の「孔侍中帖」(前田育徳会蔵)なども観られるようです。
 参考記事:書聖 王羲之 感想前編(東京国立博物館 平成館)

<考古>
ここは割と入れ替えが少ないコーナー。土器や土偶や銅鐸、その他様々な遺跡からの出土品が並びます。ここで一番面白いのは土偶で、「縄文のビーナス」や「仮面の女神」と呼ばれる個性的な形の土偶を観ることができます。割とこの辺は東京国立博物館でよく観るものもある気がしますが、やはり多くの人が目を止めて見入っているようでした。また、教科書でもお馴染みの火焔式土器も人気があるようでした。
なお、3期には志賀島から出土した「漢委奴国王印」(金印)が出品されるようです。これは一度観てみたかった…。
 参考記事:国宝 土偶展 (東京国立博物館 本館特別5室)

<仏画>
ここから2階で、このコーナーは5~6点くらいだったと思いますが、平安から鎌倉にかけての仏画が並んでいました。特に見どころは絵画の国宝第1号に指定された「普賢菩薩像」で、これは1~2期しか観られません(以前に東京国立博物館で観た覚えはあります)白い像に乗った普賢菩薩の優美な顔立ちは見事で、落ち着いた色合いは当時の中国の最新の美術からの影響とのことでした。 他にも「釈迦金棺出現図」という大きめの作品も面白く、これは釈迦の入滅後に摩耶夫人が嘆くので釈迦が蘇って説法をするという、珍しい主題です。釈迦を中心に沢山の弟子や動物などが集まるのは涅槃図の後の場面を思わせました。

<六道と地獄>
ここはその名の通り、地獄や餓鬼を描いた作品が並ぶコーナー。2期は餓鬼草紙が展示されていて、街中に餓鬼が溢れる様子が描かれていました。飢えた人のリアルな体躯は、恐らく当時こうした人が沢山いたのだろうと想像させるのでかなり怖いです。また、ここで面白かったのが「病草紙」で、性病や歯槽膿漏、目の治療など様々な病気の様子が描かれていました。歴史的な絵巻と歯槽膿漏という取り合わせが意外でしたが、考えてみれば昔からあって当然の病気かな。 目の治療のシーンとかは血がドバドバ出てた(失明するらしい)し、昔の怪しい医療への皮肉にも思えました。

他にも炎で焼かれる罪人たちを描いたこれぞ地獄絵!といった感じの絵などもありました。

<中世絵画>
こちらは今回の展示の目玉の1つとなっていて、会期全体で雪舟の国宝が全部出てくるようです。2期は雪舟の唯一の人物がである「慧可断臂図」を観られたのは嬉しいけど、「瓢鮎図」が観られなかったのはちょっと残念。(いずれもこのブログを始めるより前に観たので、結構ご無沙汰しています)

「慧可断臂図」は外の看板にもあったので、ちょっと貼っておきます。(いずれも会場の外にあった看板を写真で撮ったものです。)
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右の秋冬山水図はここ数年だけでも東京国立博物館で観る機会が何回かあったように思います。他にも四季山水図巻(山水長巻)や天橋立図などもありました。

 参考記事:本館リニューアル記念 特別公開 (東京国立博物館 本館)

<近世絵画>
続いての近世の絵画のコーナーにも超有名作である俵屋宗達の「風神雷神図屏風」が展示されていました。尾形光琳による模写は結構観ていますが、俵屋宗達のはだいぶご無沙汰してた(多分、2008年の大琳派展以来)ので観られて嬉しい。尾形光琳のと比べると、目線を合わせていなかったり雷神の円が画面をはみ出しているなどの違いがあります。

他にもこの美術館のすぐ近くにある智積院に伝わる長谷川等伯・長谷川久蔵の親子による屏風(1~2期前半は等伯の楓図壁貼付、2期後半~3期は久蔵の桜図壁貼付)も見どころで、ダイナミックな楓の幹が見事でした。

 参考記事:
  没後400年 特別展「長谷川等伯」感想前編(東京国立博物館 平成館)
  没後400年 特別展「長谷川等伯」感想後編(東京国立博物館 平成館)

<中国絵画>
こちらは主に南宋時代の中国から伝わった絵画が並んでいました。皇帝でありながら非常に卓越した絵画を描いた徽宗皇帝(の作と伝わる)「秋景・冬景山水図」や、李唐や馬遠(と伝わる)など日本に影響を与えたのがよく分かる作品があります。ここは割と空いてたのでじっくり観ることが出来ました。
なお、ここで目玉になりそうな牧谿の「観音猿鶴図」は3期に出て来るようです。

<彫刻>
ここからは1階で、まずは仏像が並んでいます。特に目を引くのは大きな大日如来坐像ですが、これは今年に国宝指定されたものらしく初めて見ました。また、行快による不動明王坐像や平等院に伝わる飛天など、様々な仏像があります。最も古い飛鳥時代の広目天立像から鎌倉時代の仏像まで表現方法も全く違うので、見比べてみると面白いと思います。
 参考記事:天上の舞 飛天の美 感想前編(サントリー美術館)

<陶磁>
ここは2期の目玉となっていて、曜変天目茶碗(京都・龍光院)を久々に間近に観ることができました。最前列で観るためには列に5分くらい並ぶ必要がありましたが、せっかくなので並んでみました。現代でも完全再現できないと言われる輝く斑紋が神秘的で、小ぶりながらも見ていて飽きません。この曜変天目は2期のみですが、3~4期には油滴天目が見られるようです。他にも、志野の名品「志野茶碗 銘 卯花墻」などもありここもかなり満足できました。

<絵巻物>
ここは数点だったように思いますが、法然上人絵伝や信貴山縁起絵巻の尼公巻(会期で巻が異なる)など、主に仏教関連の絵巻物が展示されていました。信貴山縁起の尼公巻は、信貴山を開いた命蓮の姉である尼公が命蓮を探しに奈良に行った際、人々に聞いてもわからなかったものの、東大寺の大仏が夢のお告げで信貴山にいると教えてくれて再会できたという話を説明つきで展示していました。画面が繋がっていながらストーリーになっているのが面白く、縁起を説明するのに分かりやすい絵巻となっていました。

<染織>
ここはお坊さんの袈裟などが展示されていました。特に見どころは空海が阿闍梨から伝授された「けん陀穀糸袈裟」袈裟で、一見すると茶色く変色してよごれた感じのボロ布が貼ってある袈裟です。これは袈裟の本来の姿である糞掃衣を模したもの(袈裟はボロ布を集めて縫ったようなのが最上とされている)で、わざとそういう色にしているそうです。一種のウェザリングみたいで何だか肝心なことをスルーしてしまっているような気がしてなりませんw 実際には丹念に作っているとのことで、面白かったです。

<金工>
こちらは刀や鎧といった武具、華籠や華鬘のような仏具など様々な品が並んでいました。特に刀は細身で素人目にも美しい「銘 正恒」などが好みでした。ここは色々ありすぎてまとまりがないかも。

<漆工>
最後は見事な蒔絵が並ぶコーナーです。特に鎌倉時代の「時雨螺鈿鞍」は非常に素晴らしく、緻密かつ優美で 和歌の意も組み込まれているという傑作です。また、2歳で輿入れした徳川家光の娘の嫁入り道具「初音調度のうち蒔絵十二手箱」なども流石の豪華さでした。

このコーナーには何故か沖縄の紅型なども展示されていました。黄色が鮮やかで、中国や日本とも似ているけれども独自性のある文様が目を引きました。


ということで、非常に豪華な内容となっていました。と同時に これだけ国宝があっても観たことがあるものが多く、自分も今まで国宝を沢山観てきたんだなと思いましたw とは言え、これだけ一気に観られる機会は40年も無かったことなので、何年先までも語れる伝説級の展覧会だと思います。



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天下を治めた絵師 狩野元信 【サントリー美術館】

先週の金曜日の夜、会社帰りに六本木のサントリー美術館で「天下を治めた絵師 狩野元信」を観てきました。

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【展覧名】
 六本木開館10周年記念展
 天下を治めた絵師 狩野元信

【公式サイト】
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_5/index.html

【会場】サントリー美術館
【最寄】六本木駅

【会期】2017年9月16日(土)~11月5日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
金曜日の夜でしたが結構お客さんがいて、やや混んでいる感じを受けました。とは言え気にするほどのものでもなく自分のペースで観られる程度でした。

さて、今回の展示は戦国時代から江戸時代にかけて日本の画壇を牽引してきた絵師集団「狩野派」の礎となった狩野元信についての展示です。狩野派は元々は中国風の漢画を得意としていましたが、やがて土佐派が得意とした大和絵も習得し、多くの大名や寺社仏閣で公共事業を行うなどまさに天下の絵師集団へと発展していきました。狩野元信はそんな狩野派の2代目ですが、元信によって大きく飛躍するきっかけが作られたことがよく分かる展示となっています。展覧会は6つの章で構成されていましたので、それぞれの章ごとに簡単にご紹介していこうと思います。なお、この展示は全6期あり、私が観たのは4期の内容でした。

<第1章 天下画工の長となる ― 障壁画の世界>
まずは障壁画が並ぶコーナーです。狩野派は元信の父である正信の頃は傍流に過ぎませんでしたが、元禄の頃(1691年)に刊行された狩野永納による「本朝画伝」には狩野元信の代で「天下画工の長」となったと記されているようです。ここには現存で最も古い30代の頃の「禅宗祖師図」という6幅セットの作品がありました。これは1幅ごとに1~2つの禅話を描いているもので、深い教養と構成力が伺えます。また、既に筆致も見事な漢画ぶりとなっていました。

他にもいくつか障壁画があり、繊細かつ写実的に描かれた「枇杷蓮根柘榴柿(旧大仙院方丈障壁画)」などもありました。これは狩野元信の作ではないかもしれませんが、工房のレベルの高さが伺えます。


<第2章 名家に倣う ― 人々が憧れた巨匠たち>
続いては狩野元信が漢画(特に南宋時代)に学んだことがよく分かるコーナーです。狩野元信が活躍した室町時代の頃、日本では南宋の真似が求められたそうで、ここには手本となったと思われる南宋の絵が並びます。特に夏珪などを手本にしたようで、モチーフが画面の片方に寄っている構図などは元信にも引き継がれているようです。また、呂健の「崑崙松鶴図」などを観ると狩野派そのものという感じで、狩野派がいかに漢画を再現するような画風であるかが分かります。
ここには先程ご紹介した狩野永納の「本朝画伝」も展示されていました。


<第3章 画体の確立 ― 真・行・草>
続いては狩野派の3つの「画体」についてのコーナーです。狩野元信は多くの注文を受ける工房を持っていたのですが、それまでの「筆様」という誰々風といった感じのスタイルではなく、書道の楷書・行書・草書に倣って真体・行体・草体という「画体」のスタイルを確立し、これが狩野派の地位を大きく向上させたと思われます。まず真体は緻密な構図と描線が特徴で、最も格式があります。一方で草体は崩した感じで割と手早い印象を受ける画体です。行体はその中間といった感じで、注文に応じてそれぞれの画体を用いて応えていたようです。画体の導入にはいくつかメリットがあり、まず門弟の育成において、画体を学ぶことで元信のスタイルを描くことができる絵師が複数生まれたようで、これが工房として代々続く原動力と言えそうです。また、絵を飾る部屋の格式と画体を呼応させることができるので、マーケティング的な面でも時代に即したものと言えそうです。

ここには勿論3つの画体の作品があるのですが、大半は最も格式の高い真体でした。「冷香斎図」という緻密で濃淡が柔らかに表現された作品や、六曲一双の画面の細部まで描き込まれた「山水図屏風」(元々はそれぞれ別の作品だったものを組み合わせたもの)などの真体があります。特に気に入ったのは六曲一双の「春夏耕作・秋冬山水図屏風」で、生き生きとした耕作の様子と侘しい雰囲気の山水の対比が面白かったです。
一方、行体は「瀟湘八景図」の1点だったかな。しかしこれも非常に素晴らしく、線描自体はやや少なめですが濃淡による遠近感や霧が立ち込めるような情感が溢れ、真体とは異なる魅力がありました。線が多く描き込まれている真体よりも情感の面では上かも。
草体も「草山水図襖 」の1点だったように思いますが、これはささっと描いた感じの簡素な表現です。人などもシンプルに描かれています。しかしこれも近代絵画で言えばポスト印象派以降の表現に通じるものがあり、格式が下がるほどモダンな印象を受けるのが面白かったですw

この辺で下の階に移動にしますが、下の階にも真体の作品がいくつかありました。お気に入りはジャコウネコを描いた「樹下麝香猫図屏風」です。ちょっと妙な感じの猫が可愛いw


<第4章 和漢を兼ねる>
続いては狩野派の大和絵についてです。狩野派は漢画をよく描きましたが、元信の代から土佐派が得意とした大和絵も手がけるようになり、本朝画伝にも「狩野家は是れ漢にして倭を兼る者なり」と書かれているようです。(展覧会では言及がありませんでしたが、これには狩野派による土佐派との政略結婚などもあったと言われています。土佐派の絵手本欲しさに結婚をしたとも…。)

ここにはまず扇絵などが並びます。大和絵らしい濃密な色合いで描かれていますが、描写は漢画っぽさもあってまさに和漢を兼ねている様子がよく分かります。 ちなみに扇はオーダーメイドの屏風などと違い贈答などで不特定多数の購入者を見込めるので、工房の大きな収入源ともなります。元信が単に絵師として優秀なだけでなく、戦略家であり企業家であるように思えました。
また、扇以外にも絵巻などもあり、「酒伝童子絵巻」がありました。私が観た時は坂田公時(金太郎)が舞いを踊って鬼たちに毒酒を飲ますシーンでしたが、会期によっては首を切り落とすスプラッターシーンも観られるようですw


<第5章 信仰を描く>
こちらは狩野派が手がけた仏画のコーナーです。従来の仏画と一線を画する表現となっていて、世俗的な顔をしているのが特徴さそうです。展示されていたのは4章の部屋あたりでしたが、ボストン美術館所蔵の「白衣観音像」は特に見事で、今回の見どころと言えそうです。他にも「文殊・普賢菩薩像」などもありましたが、ここは点数はやや少なめ。

4~5章あたりには他にもボストン美術館のコーナーがあり、所蔵の作品がいくつかありました。


<第6章 パトロンの拡大>
最後は顧客についてのコーナーです。元信の代になると、父の頃からの顧客だった室町幕府や五山禅宗寺院だけではなく、禁裏や公家衆、上層町衆といった幅広い顧客を獲得するようになったようです。ここには兵庫の神社の絵馬(白い馬が描かれた立派なもの)などもあり、地方にまでその名が広まっていたことも分かります。仕事や顧客が増えれば優秀な弟子も増えるという好循環があるのは現代の企業経営に通じるものを感じました。


ということで、狩野元信と狩野派について深く知ることができました。絵の巧さもあることながら経営手腕やブランディング/マーケティングに長けた人物だったというのがよく分かり、この辺が長く残った秘訣かもしれません。 日本画の歴史を知る上では欠かせない流派となりますので、日本画好きの方は是非抑えておきたい展示だと思います。



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マジカル・アジア(後編)【東京国立博物館 東洋館】

前回に続いて、東京国立博物館 東洋館のマジカル・アジアの後編です。後半は古今東西の仏像などが展示されていましたので、それを中心にご紹介していこうと思います。(この展示は既に終了しています)

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【展覧名】
 マジカル・アジア

【公式サイト】
 http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=past_dtl&cid=5&id=9217

【会場】東京国立博物館 東洋館
【最寄】上野駅

【会期】2017年9月5日(火)~ 10月15日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【感想】
前回は朝鮮と中国の品々を紹介しましたが、今日は1階のエジプトやイラン、アジア各国の仏教関連の品や、地下の仏像などをご紹介しようと思います。

<1階>
まずは1階。上の階からどんどん階段を下っていく感じで観ています。

「人形棺の顔部分」
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BC1070~BC332年頃の古代エジプトのお棺。目が大きく描かれていて可愛いw 再生した死者の理想の容姿として表現されているそうです。

「彩文土器 馬形リュトン」
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BC1000年頃のイランのリュトン。液体が口から出てくるのかと思ったら背中から入れて足先の穴から出てくる作りなのだとか。

「兜率天上の弥勒菩薩」
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2~3世紀頃のパキスタンの仏像で56億7000万年後に兜率天から救済に現れる弥勒を表現したもの。彫りの深い顔立ちが日本と異なる雰囲気です。

「仏伝 誕生」
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3世紀頃のパキスタン・ガンダーラの仏像。小さいのが仏陀かな? 動きのある表現が生き生きしています。

「観音菩薩立像」
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中国の随時代(585年)に作らえた仏像。元々は三尊像だったようで、そのうちの1つはイギリスの大英博物館にもあるそうです。穏やかな顔と滑らかな体躯が特徴的でした。

<地下>
続いて地下の展示。

「ナーガ上のガルダ」
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カンボジアのアンコール時代(12~13世紀)の品で鷲の頭に人間の身体のガルダを表しています。下段はナーガで、コブラみたいな蛇の頭かな。元々、最下段と上の2段は別のものだったと考えられているようです。

「ナーガ上のブッダ坐像」
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こちらもカンボジアのアンコール時代(12世紀)の仏像。カンボジアはナーガ信仰が篤いようで、これは仏陀を雨風から守っている様子が表されています。

続いてチベット仏教の特集コーナー。

「チャクラサンヴァラ父母仏立蔵」
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サンヴァラ・タントラの本尊で、四面で十二本の腕を持っている姿で表されています。装身具の豪華さやポーズも含めて緻密で迫力がありました。

この後、いくつか中国の清時代(17~18世紀)の北京で作られた官製の仏像が並んでいました。

「仏頂尊勝母坐像」
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陀羅尼という呪文を仏格化したもので、女性の仏(仏母)の姿で表されています。手や身体に女性っぽさがあるかな。ちょっと日本では観ないタイプかも。

「白色ターラー菩薩坐像」
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こちらは観音菩薩のターラー(瞳)から生まれた女神の像。こちらもくびれた体躯が優美な雰囲気で、軽やかな印象を受けました。ターラー像はいくつか種類があるそうで、白色は延命長寿や無病息災を司るとのこと。

「八臂十一面観音菩薩立像」
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日本の十一面観音と違って縦に顔が連なっているのが凄いw 

「六臂マハーカーラ立像」
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日本では大黒天と呼ばれるマハーカーラ。シヴァ神の別名の1つで、第三の目があります。髪が逆立って恐ろしい形相です。

「馬頭尊立像」
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日本では馬頭観音として有名ですが、本来は憤怒尊の1つだそうです。頭に馬を乗っけている以外はだいぶ印象が違う…。

「ヴァジュラバイラヴァ父母仏立像」
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抱き合いながら憤怒の形相を浮かべる仏像。沢山の腕が羽根のようで迫力があります。

奥の部屋では呪術的な品々などが並んでいました。

「精霊の仮面」
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こちらはパプアニューギニアの仮面で、こう見えて20世紀の品です。口元がちょっと笑っているのが特徴だそうです。

「クリス」
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これは17~18世紀のインドネシアの霊剣で、神秘的な力があると信じられているそうです。現代でもインドネシアの結婚式の正装としてこうした剣を携帯するそうです。

他にも日本の藁人形や霊幻道士で出てきた銭剣などもありましたw


ということで、今回はいつも以上に豪華な品々を観ることができました。特に仏像のコーナーは面白かったです。この展示はもう終わってしまいましたが、今後も出品される機会があると思いますので、また出会える機会を楽しみにしています。

 参考記事:
   東京国立博物館の案内 【建物編】
   東京国立博物館の案内 【常設・仏教編】
   東京国立博物館の案内 【常設・美術編】
   東京国立博物館の案内 【2009年08月】
   東京国立博物館の案内 【2009年10月】
   東京国立博物館の案内 【2009年11月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】 その2
   東京国立博物館の案内 【2010年02月】
   東京国立博物館の案内 【2010年06月】
   東京国立博物館の案内 【2010年11月】
   博物館に初もうで (東京国立博物館 本館)
   本館リニューアル記念 特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2011年02月】
   東京国立博物館の案内 【2011年07月】
   東京国立博物館の案内 【2011年11月】
   博物館に初もうで 2012年 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館140周年 新年特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2012年03月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放 2012】
   東京国立博物館の案内 【2012年11月】
   博物館に初もうで 2013年 (東京国立博物館 本館)
   東洋館リニューアルオープン (東京国立博物館 東洋館)
   東京国立博物館の案内 【2013年04月】
   東京国立博物館 平成25年度 秋の特別公開 (東京国立博物館)
   東京国立博物館の案内 【2013年12月】
   博物館に初もうで 2014年 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2017年08月】
   東京国立博物館の案内 【2017年09月】
   マジカル・アジア(前編)【東京国立博物館 東洋館】
   マジカル・アジア(後編)【東京国立博物館 東洋館】



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マジカル・アジア(前編)【東京国立博物館 東洋館】

前回ご紹介した展示を観た後、同じ東京国立博物館の敷地にある東洋館で常設を観てきました。今回は「マジカル・アジア」というタイトルが付けられ、特別な品々が並んでいました。既にこの展示は終了してしまいましたが、かなり多くの写真を撮ってきましたので、前編・後編にわけてご紹介しておこうと思います。

DSC09168.jpg

【展覧名】
 マジカル・アジア

【公式サイト】
 http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=past_dtl&cid=5&id=9217

【会場】東京国立博物館 東洋館
【最寄】上野駅

【会期】2017年9月5日(火)~ 10月15日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【感想】
東洋館に行く時はいつもエレベーターで最上階に行って、そこから下っていく感じで観ています(階段を登るのが大変だからですw) 今回もその順で観てきたので、今日は朝鮮半島と中国の品々をご紹介していきます。(一部、マジカルアジアの企画ではないいつも通りの常設品も混ぜてご紹介しています)

<朝鮮半島>
完全に逆走して観ているので、どんどん時代を遡っていく感じで並べています。

「青花鶴亀文壺」
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これは19世紀の品なので割と最近のもの。ゆるキャラみたいな鶴が可愛いw 朝鮮の工芸はこういう緩い感じのものが多い気がする

「角杯」
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これは5~6世紀頃の新羅の品。北方の騎馬民族からの影響がみられるようで、馬に乗る時は背負って携帯し、誓いの儀式などで使われたのだとか。 隣には珍しい角杯台というものも展示されていました。

「透彫飾履」
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これも6世紀頃の品。こんな金属の靴を履けるのか?と思いましたが実用品ではなく葬送儀礼で使うものだったようです。

「緑釉博山炉」
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こちらは1~3世紀頃の品。山の形が面白いですが、炉なので穴が開いているところから煙が出るのかな。色も綺麗です。宇治抹茶のかき氷みたいw

「獣文飾板」
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BC3~1世紀頃の鎧の一部ではないかと考えられている品。鹿の絵などは原始的な感じがしますが、細かい文様などは高い青銅器加工技術を感じさせます。


<中国>
続いて中国です。今回は特に唐三彩や堆朱などの彫り物がいつも以上に気合が入ってたラインナップでした。

「童子存星方勝形合子」
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明時代の品(1522~66頃)で、「方勝(ほうしょう)」というのはこの菱形を重ねた感じの形のことで、吉祥を表すそうです。形も面白いですが、子供が遊ぶ様子が描かれていて可愛らしい。

「春字八宝彫彩漆合子」
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18世紀の清の時代の品。めっちゃ春を祝っている感がありますw 龍や珊瑚といった縁起のいいモチーフもあり、春の字の中央の円形の中にいるのは南極老人なのだとか。

この辺には堆朱で出来た如意や、花形の堆朱盆などもありました。

「白玉馬上封侯書鎮」
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19世紀の清の時代の品。馬にしがみつく猿が可愛いのでマスコット的に見えますが、これには中々深い意味があるようです。馬上は中国語で「まもなく」を意味し、猿を表す言葉の発音が侯に近いことから、「間もなく侯に封ぜられる(領土を貰って諸侯になる)」という意味が込められているのだとか。

「瑪瑙石榴」
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こちらも19世紀の清の時代の品。まるで本物のザクロのように見えるのが驚きですが、これは瑪瑙の中にルビーのツブツブを象嵌して作っているようです。間違って食べそうなくらいリアルw

左:金大受「十六羅漢図軸(第六尊者)」 右:金大受「十六羅漢図軸(第十五尊者)」
DSC09270.jpg DSC09277.jpg
いづれも12世紀の南宋時代の仏画師 金大受によるもの。穏やかな雰囲気で、虎も龍もちょっとゆるキャラ風w 寧波で描かれたこうした品は、この時代日本にも多くもたらされたそうです。

この近くにあった南宋時代の千手観音図も見事でした。

伝 劉俊「寒山拾得蝦蟇鉄拐図軸」
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16世紀の明時代に描かれた4枚セットのうち、こちらは寒山拾得を描いたもの。巻物を持つのが寒山、箒を持つのが拾得で、この2人は日本画にもよく登場するモチーフです。とにかく浮世離れしているのでちょっと危ない笑顔をしてるのも特徴ですw

フロアを移動し、唐三彩の特集コーナーへ。途中の廊下ではアジアの様々な占いなども体験できます(これは常設)

「三彩蓮弁文瓶」
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9~10世紀の唐の末期か五代時代ころの品で、ちょっと唐三彩のピークより後に作られたらしく唐三彩とはやや趣が異なるようです。釉薬が勢いよく流されている所あたりが違いなのだとか。現代アートのような色彩感覚です。

「三彩印花鴛鴦文枕」
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8世紀の唐の時代の枕で、夫婦円満の意味を持つ鴛鴦と子孫繁栄の意味を持つ蓮を組み合わせています。1000年以上前の品とは思えないほどの鮮やかさです。

「三彩杯・小壺・盤」
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こちらも8世紀の唐の時代の品。三彩の典型的な色合いで、ちょっと素朴だけど気品もあるのが面白い。

「三彩馬」
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こちらも7~8世紀の唐の時代の品。非常によく出来た陶器の馬ですが、予想通りお墓に埋める葬送用とのことでした。


ということで、今回はいつも以上に良質なコレクションが展示されていました。この後もさらに見応えある品々がありましたので、次回は他のアジア諸国の品をご紹介しようと思います。

 参考記事:
   東京国立博物館の案内 【建物編】
   東京国立博物館の案内 【常設・仏教編】
   東京国立博物館の案内 【常設・美術編】
   東京国立博物館の案内 【2009年08月】
   東京国立博物館の案内 【2009年10月】
   東京国立博物館の案内 【2009年11月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】 その2
   東京国立博物館の案内 【2010年02月】
   東京国立博物館の案内 【2010年06月】
   東京国立博物館の案内 【2010年11月】
   博物館に初もうで (東京国立博物館 本館)
   本館リニューアル記念 特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2011年02月】
   東京国立博物館の案内 【2011年07月】
   東京国立博物館の案内 【2011年11月】
   博物館に初もうで 2012年 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館140周年 新年特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2012年03月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放 2012】
   東京国立博物館の案内 【2012年11月】
   博物館に初もうで 2013年 (東京国立博物館 本館)
   東洋館リニューアルオープン (東京国立博物館 東洋館)
   東京国立博物館の案内 【2013年04月】
   東京国立博物館 平成25年度 秋の特別公開 (東京国立博物館)
   東京国立博物館の案内 【2013年12月】
   博物館に初もうで 2014年 (東京国立博物館 本館)
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   東京国立博物館の案内 【2017年09月】


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