Archive | 2019年11月
先週の金曜日にレイトショーで映画「ターミネーター:ニュー・フェイト」を観てきました。この記事にはネタバレが含まれていますので、ネタバレなしで観たい方はご注意ください。

【作品名】
ターミネーター:ニュー・フェイト
【公式サイト】
http://www.foxmovies-jp.com/terminator/index.html
【時間】
2時間10分程度
【ストーリー】
退屈_1_2_③_4_5_面白
【映像・役者】
不足_1_2_3_④_5_充実
【総合満足度】
駄作_1_2_③_4_5_名作
【感想】
予想したほど混んでおらず、快適に鑑賞することができました。
さて、この映画はターミネーターシリーズの「ターミネーター2」の正統続編と位置づけられた作品で、制作にジェームズ・キャメロン、T-800にアーノルド・シュワルツェネッガー、サラ・コナーにリンダ・ハミルトンという「ターミネーター2」の主要メンバーが揃った布陣となっています。ターミネーター3、4が無かったことになった「ターミネーター:新起動/ジェニシス」も無かったことになって、もう一度作り直そうとしたようで、「ターミネーター2」だけ観ておけばこの作品の事前知識としては十分だと思います。 ここからはネタバレとなりますが、正直なところジェネシスのほうがまだ面白かったような…w 仕切り直したはずが、2の自己模倣のようなシーンが多くて内容も薄まっているように思えます。もっとネタバレになりますが、2は逃げつつも未来を変えようとしていたのもストーリーとして面白かったのが、今回は一言で言えば追手と戦うだけの内容です。未来も何度も改変されているようだけど、その辺の整合性が明確に現れていないので、設定に釈然としない部分もありました(冒頭のターミネーターを送った未来はどうして発生してどうして消えたの?とか) ストーリーに関しても2を意識して作られていて、良くも悪くも2を基準に付け足したような感じかな。ターミネーターが人間のように感情を持つ辺りとかも2に通じるものがありました。期待値が高い布陣だっただけに、何だか拍子抜け…。
映像に関しては流石のクオリティで、派手にドンパチやっています。このシリーズはアクションや映像技術も見どころなので、そこは十分に満足できると思います。ただ、2の時は革新的だった映像も今では割と普通になっているので、あの時の衝撃というのは無く 色褪せているのは否めないような…。液体金属のターミネーターとか、毎回出てくるのであまり目新しい感じはありません。2のサムズアップのような印象的なシーンも無いし、割とすぐに忘れそうな気がしますw
ということで、かなり楽しみにしていただけに何だか普通だな…という印象でした。特に設定の部分があまり面白さを感じず、ひたすら2の遺産で食ってるような感じがしました。シリーズ通すと時系列がめちゃくちゃになってるし、もうこのシリーズは末期かも…。興行収入で苦戦しているのも納得で、ちょっと次作があるのか不安な状態です。せっかくAI時代目前で俄然リアリティが増したはずなのになあw 過去の先見の明や革新性ばかりが輝いて見えて、このシリーズが好きなだけに複雑な気分になりました。

【作品名】
ターミネーター:ニュー・フェイト
【公式サイト】
http://www.foxmovies-jp.com/terminator/index.html
【時間】
2時間10分程度
【ストーリー】
退屈_1_2_③_4_5_面白
【映像・役者】
不足_1_2_3_④_5_充実
【総合満足度】
駄作_1_2_③_4_5_名作
【感想】
予想したほど混んでおらず、快適に鑑賞することができました。
さて、この映画はターミネーターシリーズの「ターミネーター2」の正統続編と位置づけられた作品で、制作にジェームズ・キャメロン、T-800にアーノルド・シュワルツェネッガー、サラ・コナーにリンダ・ハミルトンという「ターミネーター2」の主要メンバーが揃った布陣となっています。ターミネーター3、4が無かったことになった「ターミネーター:新起動/ジェニシス」も無かったことになって、もう一度作り直そうとしたようで、「ターミネーター2」だけ観ておけばこの作品の事前知識としては十分だと思います。 ここからはネタバレとなりますが、正直なところジェネシスのほうがまだ面白かったような…w 仕切り直したはずが、2の自己模倣のようなシーンが多くて内容も薄まっているように思えます。もっとネタバレになりますが、2は逃げつつも未来を変えようとしていたのもストーリーとして面白かったのが、今回は一言で言えば追手と戦うだけの内容です。未来も何度も改変されているようだけど、その辺の整合性が明確に現れていないので、設定に釈然としない部分もありました(冒頭のターミネーターを送った未来はどうして発生してどうして消えたの?とか) ストーリーに関しても2を意識して作られていて、良くも悪くも2を基準に付け足したような感じかな。ターミネーターが人間のように感情を持つ辺りとかも2に通じるものがありました。期待値が高い布陣だっただけに、何だか拍子抜け…。
映像に関しては流石のクオリティで、派手にドンパチやっています。このシリーズはアクションや映像技術も見どころなので、そこは十分に満足できると思います。ただ、2の時は革新的だった映像も今では割と普通になっているので、あの時の衝撃というのは無く 色褪せているのは否めないような…。液体金属のターミネーターとか、毎回出てくるのであまり目新しい感じはありません。2のサムズアップのような印象的なシーンも無いし、割とすぐに忘れそうな気がしますw
ということで、かなり楽しみにしていただけに何だか普通だな…という印象でした。特に設定の部分があまり面白さを感じず、ひたすら2の遺産で食ってるような感じがしました。シリーズ通すと時系列がめちゃくちゃになってるし、もうこのシリーズは末期かも…。興行収入で苦戦しているのも納得で、ちょっと次作があるのか不安な状態です。せっかくAI時代目前で俄然リアリティが増したはずなのになあw 過去の先見の明や革新性ばかりが輝いて見えて、このシリーズが好きなだけに複雑な気分になりました。
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前回ご紹介した展示を観る前に、原美術館の館内にあるカフェ ダールというお店でお茶してきました。このお店は以前にもご紹介したことがありますが、10年近く前なので再び記事にしておこうと思います。

【店名】
カフェ ダール
【ジャンル】
レストラン・カフェ
【公式サイト】
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/cafe/
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13009303/
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
品川駅
【近くの美術館】
原美術館(館内のお店です)
【この日にかかった1人の費用】
1100円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_④_5_快適
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
意外と空いていて快適にお茶することができました。
さて、このお店は原美術館に行く際には毎回のように行っているのですが、記事にするのは久々です。伊香保のハラミュージアムアークにも同じ名前のカフェがあるので姉妹店かな? この辺はあまりカフェやレストランが無いので非常に重宝しています。立体作品の並ぶ中庭に面していて、ガラス張りの開放感ある雰囲気なのが気に入っていて、このカフェに行くのが原美術館に行く目的の1つになっています。と、いつの間にか店内と中庭は撮影できなくなっているようで、今回は残念ながら写真はありません。(以前の記事の頃から外観は特に大きく変わったところはありません) 店内には展覧会のカタログなどもあり、ジャズ調のクリスマスソングが流れていてリラックスした気分でお茶してきました。
参考記事:
原美術館とカフェ ダール
カフェ ダール(café d'Art) 【ハラ ミュージアム アークのお店】
今回はケーキセット(1100円)を頼みました。

飲み物はアイスコーヒー、ケーキはダンジュというのにしました。アイスコーヒーは濃厚でやや苦味があり、酸味はあまりなかったように思います。
こちらがダンジュ。布に包まれたチーズケーキです。

布を剥がすのがちょっと面倒だけど、きめ細かくてさらっとした口当たりです。ソースもベリー(多分ブルーベリーとラズベリー)が粒が大きくて濃厚で美味しかったです。
ということで、今回は静かにゆっくりすることができました。しかしこのお店も来年の原美術館の閉館で必然的に無くなってしまうかと思うと寂しい限りです。今でこそ美術館にカフェが併設されているのは普通ですが、昔はここほどクオリティが高いところはあまり無かったように記憶しています。(何と1988年からこのカフェはあるそうです) 残り1年となりあと何回行けるか分かりませんが、オススメのカフェです。
おまけ:
原美術館の玄関付近の写真。この建物自体も好きです

ここのミュージアムショップも面白い品が多くて楽しい所です。
老朽化と都の建築条例の関係でこのまま続けるのは難しいようです

こうして楽しめるのも今のうちですね

【店名】
カフェ ダール
【ジャンル】
レストラン・カフェ
【公式サイト】
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/cafe/
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13009303/
※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。
【最寄駅】
品川駅
【近くの美術館】
原美術館(館内のお店です)
【この日にかかった1人の費用】
1100円程度
【味】
不味_1_2_3_④_5_美味
【接客・雰囲気】
不快_1_2_3_④_5_快適
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【総合満足度】
地雷_1_2_3_④_5_名店
【感想】
意外と空いていて快適にお茶することができました。
さて、このお店は原美術館に行く際には毎回のように行っているのですが、記事にするのは久々です。伊香保のハラミュージアムアークにも同じ名前のカフェがあるので姉妹店かな? この辺はあまりカフェやレストランが無いので非常に重宝しています。立体作品の並ぶ中庭に面していて、ガラス張りの開放感ある雰囲気なのが気に入っていて、このカフェに行くのが原美術館に行く目的の1つになっています。と、いつの間にか店内と中庭は撮影できなくなっているようで、今回は残念ながら写真はありません。(以前の記事の頃から外観は特に大きく変わったところはありません) 店内には展覧会のカタログなどもあり、ジャズ調のクリスマスソングが流れていてリラックスした気分でお茶してきました。
参考記事:
原美術館とカフェ ダール
カフェ ダール(café d'Art) 【ハラ ミュージアム アークのお店】
今回はケーキセット(1100円)を頼みました。

飲み物はアイスコーヒー、ケーキはダンジュというのにしました。アイスコーヒーは濃厚でやや苦味があり、酸味はあまりなかったように思います。
こちらがダンジュ。布に包まれたチーズケーキです。

布を剥がすのがちょっと面倒だけど、きめ細かくてさらっとした口当たりです。ソースもベリー(多分ブルーベリーとラズベリー)が粒が大きくて濃厚で美味しかったです。
ということで、今回は静かにゆっくりすることができました。しかしこのお店も来年の原美術館の閉館で必然的に無くなってしまうかと思うと寂しい限りです。今でこそ美術館にカフェが併設されているのは普通ですが、昔はここほどクオリティが高いところはあまり無かったように記憶しています。(何と1988年からこのカフェはあるそうです) 残り1年となりあと何回行けるか分かりませんが、オススメのカフェです。
おまけ:
原美術館の玄関付近の写真。この建物自体も好きです

ここのミュージアムショップも面白い品が多くて楽しい所です。
老朽化と都の建築条例の関係でこのまま続けるのは難しいようです

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今日は写真多めです。この前の日曜日に品川の原美術館で「加藤泉 - LIKE A ROLLING SNOWBALL」を観てきました。この展示は一部を除き撮影可能となっていましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

【展覧名】
加藤泉 - LIKE A ROLLING SNOWBALL
【公式サイト】
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/701/
【会場】原美術館
【最寄】品川駅
【会期】2019年8月10日(土)~2020年1月13日(月・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外と空いていて快適に鑑賞することができました。
さて、この展示は以前にご紹介した伊香保のハラミュージアムアークと同時開催となっている加藤泉 氏の個展です。加藤泉 氏はヴェネツィアビエンナーレをはじめとして国際的に活躍されていて、キモかわいい雰囲気の個性的な作風となっています。この展示ではあまり解説はありませんでしたが、撮影可能となっていましたので写真と共にご紹介していこうと思います。
参考記事:加藤泉 - LIKE A ROLLING SNOWBALL (ハラ ミュージアム アーク)
チケット売り場の足元辺りに早速いましたw

ウルトラマンのダダみたいな顔をしていて、アフリカのお面のようなプリミティブなものを感じさせます。
今回の展示のタイトルについての作者の言葉がありました。

ようやくタイトルの意味がわかりました。深い意味があったんですね。
廊下には絵画作品などが並んでいました。

原美術館の展示では2つのキャンバスをくっつけたような絵がいくつかあったかな。やはり宇宙人みたいな雰囲気ですw
1階の大部屋の展示風景はこんな感じ。

単に作品を並べるだけでなくロケーションに合わせた展示となっています。
こちらは先程の彫刻を正面から撮ったもの

何故かお互いに鎖で繋がれています。鎖に繋がれていると抑圧的な印象を受けるかな
鎖のアップ

重りに見えたのは顔でしたw 顔もがんじがらめに縛られています。
この部屋には大型の絵画作品もありました。

無邪気な印象を受けてキモいけど可愛いw この独特の味わいに個性が感じられます。
部屋の奥に何やら倒れているものを発見。

うずくまって寝ているようなポーズです。唐突に置かれていて驚きましたw
人形のアップ。

ちょっと驚いたような顔でこちらを観ていますw 中々憎めないやつです。
窓の外にも何やら気配を感じました。

この庭の中にも作品が紛れているのがわかりますでしょうか。
庭のアップ。

木に挟まってこちらを見ていましたw 木にしがみついてるみたいな格好です。 この他にももう1体、庭に隠れていました。会場と融合したような展示方法が面白い。
続いて2階に向かう階段にも作品がありました。

こちらは覆面レスラーのように思えたかな。だらんとしたポーズが脱力感を漂わせています。
2階から3階に向かう階段下にも1体転がっていましたw

こういう生態の生き物みたいに思えてきます。あちこちで寝転がっててちょっとシュール。
こちらの小部屋は無数の人形がいました。

呪術的でブードゥー人形を思わせる要素もあるように思います。この不気味さも魅力の1つでしょうね
続いての部屋は絵画作品が中心でした。

やはり2枚の絵をくっつけるような作風となっています。
同じ部屋の逆側の壁にも作品が所狭しとならんでいます。

絵画と彫刻をバランス良く組み合わせていて、空間自体の演出も面白い。
こちらも同じ部屋の様子。

実際に作品にぐるっと囲まれるとちょっと異様な雰囲気ですw
この部屋の隅っこにもポツンと置かれた人形がいました。

何だか寂しげに見えます。ちょっと拗ねてるみたいなw
この隣の部屋は撮影禁止となっていました。人形が標本のように並んでいて、これまたシュールで不気味で可愛い印象を受ける作品群です。
1階の階段下に戻ってきたらスタンプがありました。

チケットの顔に枠をつけるような感じのようでした。
ということで、ハラミュージアムアークの展示と同様に強烈な個性を楽しむことができました。会場自体も作品のようになっているのも面白いので現代アート好きの方におすすめです。なお、原美術館は2020年12月に閉館が予定されています。残り1年程度となっていますので、今のうちに足を運んでおきたいところです。

【展覧名】
加藤泉 - LIKE A ROLLING SNOWBALL
【公式サイト】
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/701/
【会場】原美術館
【最寄】品川駅
【会期】2019年8月10日(土)~2020年1月13日(月・祝)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
意外と空いていて快適に鑑賞することができました。
さて、この展示は以前にご紹介した伊香保のハラミュージアムアークと同時開催となっている加藤泉 氏の個展です。加藤泉 氏はヴェネツィアビエンナーレをはじめとして国際的に活躍されていて、キモかわいい雰囲気の個性的な作風となっています。この展示ではあまり解説はありませんでしたが、撮影可能となっていましたので写真と共にご紹介していこうと思います。
参考記事:加藤泉 - LIKE A ROLLING SNOWBALL (ハラ ミュージアム アーク)
チケット売り場の足元辺りに早速いましたw

ウルトラマンのダダみたいな顔をしていて、アフリカのお面のようなプリミティブなものを感じさせます。
今回の展示のタイトルについての作者の言葉がありました。

ようやくタイトルの意味がわかりました。深い意味があったんですね。
廊下には絵画作品などが並んでいました。


原美術館の展示では2つのキャンバスをくっつけたような絵がいくつかあったかな。やはり宇宙人みたいな雰囲気ですw
1階の大部屋の展示風景はこんな感じ。

単に作品を並べるだけでなくロケーションに合わせた展示となっています。
こちらは先程の彫刻を正面から撮ったもの

何故かお互いに鎖で繋がれています。鎖に繋がれていると抑圧的な印象を受けるかな
鎖のアップ

重りに見えたのは顔でしたw 顔もがんじがらめに縛られています。
この部屋には大型の絵画作品もありました。


無邪気な印象を受けてキモいけど可愛いw この独特の味わいに個性が感じられます。
部屋の奥に何やら倒れているものを発見。

うずくまって寝ているようなポーズです。唐突に置かれていて驚きましたw
人形のアップ。

ちょっと驚いたような顔でこちらを観ていますw 中々憎めないやつです。
窓の外にも何やら気配を感じました。

この庭の中にも作品が紛れているのがわかりますでしょうか。
庭のアップ。

木に挟まってこちらを見ていましたw 木にしがみついてるみたいな格好です。 この他にももう1体、庭に隠れていました。会場と融合したような展示方法が面白い。
続いて2階に向かう階段にも作品がありました。

こちらは覆面レスラーのように思えたかな。だらんとしたポーズが脱力感を漂わせています。
2階から3階に向かう階段下にも1体転がっていましたw

こういう生態の生き物みたいに思えてきます。あちこちで寝転がっててちょっとシュール。
こちらの小部屋は無数の人形がいました。

呪術的でブードゥー人形を思わせる要素もあるように思います。この不気味さも魅力の1つでしょうね
続いての部屋は絵画作品が中心でした。

やはり2枚の絵をくっつけるような作風となっています。
同じ部屋の逆側の壁にも作品が所狭しとならんでいます。

絵画と彫刻をバランス良く組み合わせていて、空間自体の演出も面白い。
こちらも同じ部屋の様子。

実際に作品にぐるっと囲まれるとちょっと異様な雰囲気ですw
この部屋の隅っこにもポツンと置かれた人形がいました。

何だか寂しげに見えます。ちょっと拗ねてるみたいなw
この隣の部屋は撮影禁止となっていました。人形が標本のように並んでいて、これまたシュールで不気味で可愛い印象を受ける作品群です。
1階の階段下に戻ってきたらスタンプがありました。

チケットの顔に枠をつけるような感じのようでした。
ということで、ハラミュージアムアークの展示と同様に強烈な個性を楽しむことができました。会場自体も作品のようになっているのも面白いので現代アート好きの方におすすめです。なお、原美術館は2020年12月に閉館が予定されています。残り1年程度となっていますので、今のうちに足を運んでおきたいところです。
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この間の日曜日に有楽町で映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」を観てきました。この記事はややネタバレを含んでいますので、これから事前知識無しで観たいという方はご注意ください。

【作品名】
永遠の門 ゴッホの見た未来
【公式サイト】
https://gaga.ne.jp/gogh/
【時間】
2時間00分程度
【ストーリー】
退屈_1_2_③_4_5_面白
【映像・役者】
不足_1_2_3_④_5_充実
【総合満足度】
駄作_1_2_3_④_5_名作
【感想】
この映画を上映している映画館は少ないので混むかも?と思ったら、意外と空いていて快適に鑑賞することができました。
さて、この映画はタイトルにもある通りフィンセント・ファン・ゴッホの画家としての活動をテーマにしたものとなっています。つい最近にもゴッホの映画を観たので、またか!?とも思いましたが 今回は実写映画となっていますw (2017年のはアニメーションでした)
参考記事:
映画「ゴッホ~最期の手紙~」(ややネタバレあり)
ゴッホゆかりの地めぐり 【南仏編 サン・レミ/アルル】
ゴッホ展 感想前編(上野の森美術館)
ゴッホ展 感想前編(上野の森美術館)
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 (東京都美術館)
映画「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」(ややネタバレあり)
ここからはネタバレとなりますが、物語はゴッホがパリに出てアルルを目指す少し前の頃から始まり、アルルでのゴーギャンとの生活とその破綻、サン・レミの精神病院での療養、そして晩年のオーヴェールでの生活が描かれています。ストーリー自体はゴッホの生涯を辿っていくので特に意外性はありませんが、あまり説明的ではなく 前後不覚で自分の耳を切った事件は直接描かれない等 ゴッホの主観のような感じで進むので、ゴッホの生涯を全く知らないとストーリーは理解できないかもしれません。一方で人々(特にゴーギャン)との芸術論のやり取りのシーンなどは厚めとなっているので、ゴッホの芸術に対する考え方はよく分かるようになっていました。生前の理解者は弟のテオやゴーギャンなど一部だけというのも痛いほど伝わってきます。そしてゴッホの純粋でナイーブな性質が何とも哀しい…。最期のオーヴェールでは自殺説ではなく少年たちによる誤射説を採用していて、一層に哀しい雰囲気となっていました。
一方、映像についてですが、出演者がみんなゴッホの絵の中で観た人たちにそっくりw 建物やロケ地も絵の中そのものといった雰囲気なので、ここはあの絵の場所だなーなどど考えながら観るのも面白いと思います。ただ、森や野山を歩くシーンでは手ブレが激しく、しかも一部分をクローズアップしたような映像が多いので観ていて酔いそうw 精神に異常をきたしてからは画面の一部がボヤけたりしてきて、映像もゴッホの主観を取り入れたような感じとなっています。また、セリフがなく絵を描いたりするシーンが多いのも独特でした。
ということで、ゴッホの内面を重視しているのでゴッホ好きの為の映画ではありましたが、広く一般に受けるような映画はありません。2017年のゴッホの映画の出来が凄く良かっただけに比較してしまうというのもあるかなw ちょうど上野でゴッホ展が開催されているので、そちらで事前知識を得た上で観ると理解が深まり楽しめると思います。ある程度の知識が求められる映画です。


【作品名】
永遠の門 ゴッホの見た未来
【公式サイト】
https://gaga.ne.jp/gogh/
【時間】
2時間00分程度
【ストーリー】
退屈_1_2_③_4_5_面白
【映像・役者】
不足_1_2_3_④_5_充実
【総合満足度】
駄作_1_2_3_④_5_名作
【感想】
この映画を上映している映画館は少ないので混むかも?と思ったら、意外と空いていて快適に鑑賞することができました。
さて、この映画はタイトルにもある通りフィンセント・ファン・ゴッホの画家としての活動をテーマにしたものとなっています。つい最近にもゴッホの映画を観たので、またか!?とも思いましたが 今回は実写映画となっていますw (2017年のはアニメーションでした)
参考記事:
映画「ゴッホ~最期の手紙~」(ややネタバレあり)
ゴッホゆかりの地めぐり 【南仏編 サン・レミ/アルル】
ゴッホ展 感想前編(上野の森美術館)
ゴッホ展 感想前編(上野の森美術館)
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 (東京都美術館)
映画「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」(ややネタバレあり)
ここからはネタバレとなりますが、物語はゴッホがパリに出てアルルを目指す少し前の頃から始まり、アルルでのゴーギャンとの生活とその破綻、サン・レミの精神病院での療養、そして晩年のオーヴェールでの生活が描かれています。ストーリー自体はゴッホの生涯を辿っていくので特に意外性はありませんが、あまり説明的ではなく 前後不覚で自分の耳を切った事件は直接描かれない等 ゴッホの主観のような感じで進むので、ゴッホの生涯を全く知らないとストーリーは理解できないかもしれません。一方で人々(特にゴーギャン)との芸術論のやり取りのシーンなどは厚めとなっているので、ゴッホの芸術に対する考え方はよく分かるようになっていました。生前の理解者は弟のテオやゴーギャンなど一部だけというのも痛いほど伝わってきます。そしてゴッホの純粋でナイーブな性質が何とも哀しい…。最期のオーヴェールでは自殺説ではなく少年たちによる誤射説を採用していて、一層に哀しい雰囲気となっていました。
一方、映像についてですが、出演者がみんなゴッホの絵の中で観た人たちにそっくりw 建物やロケ地も絵の中そのものといった雰囲気なので、ここはあの絵の場所だなーなどど考えながら観るのも面白いと思います。ただ、森や野山を歩くシーンでは手ブレが激しく、しかも一部分をクローズアップしたような映像が多いので観ていて酔いそうw 精神に異常をきたしてからは画面の一部がボヤけたりしてきて、映像もゴッホの主観を取り入れたような感じとなっています。また、セリフがなく絵を描いたりするシーンが多いのも独特でした。
ということで、ゴッホの内面を重視しているのでゴッホ好きの為の映画ではありましたが、広く一般に受けるような映画はありません。2017年のゴッホの映画の出来が凄く良かっただけに比較してしまうというのもあるかなw ちょうど上野でゴッホ展が開催されているので、そちらで事前知識を得た上で観ると理解が深まり楽しめると思います。ある程度の知識が求められる映画です。
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今回も写真多めで、タイ編の最終回です。前回に引き続きオプショナルツアーで行ったアユタヤの6大遺跡の残りや旧日本人町などについてご紹介していこうと思います。
5番目に訪れた遺跡はワット・ラチャブラナという寺院跡でした。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-rajaburana/
立派な門が残った寺院となっています。

ここは兄弟で王位継承で殺し合い、1424年に王となった弟が2人の兄の遺骨を収めるために建てた寺院です。
門をくぐるとこんな感じ。壁に囲まれた建物となっています。

ここはほとんど日本人観光客しかいなかったのですが、どうやらここを訪れる王は不幸になるといった感じの伝承があるようです。まあ建立の理由が理由だけにタイ人には人気はないかもw
少し進んだ所はこんな感じ。

1958年に修復したそうで、塔の形がしっかりしています。しかし直してしまったが故に世界遺産に登録されないといった話も聞きました。
塔に登って振り返るとこんな感じ。

立派な建物の形を留めています。
塔の奥側にも廃墟がありました。

周りにも塔らしき跡もあります。
塔の中に入ることもできました。

石室のような場所で少し展示物がありました。ここでも修復の際に多くの宝物類が発見され、今は国立博物館の所蔵となったそうです。
ここまで巡ってきた所でお昼になり、川沿いのレストランに行きました。

タイ料理のバイキングをオプショナルツアーで選んだので、この日は食べ放題。早めに着いたので他のグループもいなくて快適でした。
こんな感じで色々なものが並んでいます。

スープとかは見た目で予測がつくのですが、デザートとかはどうやって食べるのか分からないものもいくつかありましたw
いきなり辛いのから行くと味がわからなくなりそうなので最初は安牌で辛く無さそうなものから攻めました。

思った通りそれほど辛く無かったので、これなら辛いのが苦手な人も十分食べられると思います。
この後、撮り忘れましたがパッタイやトムヤムクンなど定番のタイ料理も食べました。トムヤムクンはやはり辛かったですw
ここで一番美味しかったのはこちらの きしめんみたいな食べ物

名前は忘れましたが、肉の出汁が効いたスープが平打ち麺に絡まって非常に美味しかったです。
と、お腹いっぱいになって満足していた訳ですが、ここで思わぬ落とし穴が…。ドリンクは別料金で、炭酸水2本で140バーツ(500円程度)も取られましたw コンビニで1本9バーツなのでおよそ8倍! メニューちゃんと観ておけば良かった…w
食事の後は象乗り体験の乗り場に向かいました。

私は食後で酔いそうだったのでやめておきましたw 確か200バーツぐらいだったかな。
こちらが乗り場。約10分くらいの体験となります。

象に乗っても象に触れる訳ではなさそうですが、仔象も一緒に付いてきたりして記念にはなりそうでした。かつてタイでは象は戦いにも使われていたそうで、現在でも野生の象も存在するようです。
その後は再び遺跡めぐりとなり、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンという寺院を訪れました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-yai-chai-mongkon/
ここは1357年に初代の王がセイロンに留学中の修行僧たちの瞑想のために建てた寺院だそうです。

この塔は72mもあり登ることが出来ます。王様が象に乗ってビルマの王子と一騎打ちして勝ったのを記念してたてた塔なのだとか。
塔の中には仏像がありました。

こちらも修復されたのかな? 完全な姿で頭もちゃんとついています。
こちらは塔から降りる時の光景。

ここは日本人だけでなく現地のタイ人の方も多くいました。現役のお寺があるのでタイ人も訪れるようです。(廃墟のお寺は外国人ばかりです。)
そして最後にチャオプラヤー川沿いの日本人町の跡地を訪れました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/japanese-settlement/
ここは16世紀始め頃に朱印船貿易で訪れた日本人が作った村の跡地で、今は記念館が建っています。

中は展示室になっていて、撮影可能となっていました。
映像ルームでは日本語の映像を観ることができました。

南北に約1km、東西に200mくらいの広さで、他の外国人村と並んでいたようです。まさに国際都市ですね。
川沿いにあって、朱印船貿易の拠点となりました。海からは80kmくらい川を遡って来た所となります。

最盛期には2000~3000人以上もの日本人が住んでいて、一大勢力だったようです。特に戦国時代末期あたりに渡った山田長政が有名で、スペインとの戦いで活躍したことが認められ王女と結婚し(※記録がないので伝説とも言われています) 大きな権力を得ました。しかし王が亡くなると後継者争いの政争で左遷され、後に毒殺されました。山田長政の死後には日本人は反乱の恐れがあるとされ日本人町は焼きうちされています。本国も鎖国してしまい日本人町の歴史も終わってしまいました。
日本に関する品も展示されていました。

たまに当時の品とは思えないものもあったかなw
これは恐らく当時の町を描いたもの。

アユタヤの繁栄ぶりも伺えます。
外には山田長政の立像もありました。ちょっと逆光で撮影失敗w

オークヤー・セーナーピムックという最も高位な軍人に任命され、日本人町の頭領にも任命されました。日タイ友好の象徴とのことですが、最期は割と悲惨で酷い話に思うのは私だけでしょうか…
日本人町の直ぐ側にはチャオプラヤー川が流れていました。

向かいはポルトガル人村があったようです。今はいずれも影も形もありません。
ということで、タイの古都を一気に見て回ってきました。私は展示などを通じて ある程度タイの歴史を知っていたので、目の当たりにすることが出来て面白かったです。もしアユタヤに行くのであれば、簡単にでも歴史を知っておくと一層楽しめるのではないかと思います。
これにてタイ編は終了です。次回からは通常通り関東の美術館めぐりに戻ります。
タイ編(2019年11月)
バンコク
ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
ジム・トンプソン・ハウス 【タイ編 バンコク】
バンコク・アート&カルチャー・センター 【タイ編 バンコク】
バンコクの写真と案内 【タイ編 バンコク】
アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】
5番目に訪れた遺跡はワット・ラチャブラナという寺院跡でした。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-rajaburana/
立派な門が残った寺院となっています。

ここは兄弟で王位継承で殺し合い、1424年に王となった弟が2人の兄の遺骨を収めるために建てた寺院です。
門をくぐるとこんな感じ。壁に囲まれた建物となっています。

ここはほとんど日本人観光客しかいなかったのですが、どうやらここを訪れる王は不幸になるといった感じの伝承があるようです。まあ建立の理由が理由だけにタイ人には人気はないかもw
少し進んだ所はこんな感じ。

1958年に修復したそうで、塔の形がしっかりしています。しかし直してしまったが故に世界遺産に登録されないといった話も聞きました。
塔に登って振り返るとこんな感じ。

立派な建物の形を留めています。
塔の奥側にも廃墟がありました。

周りにも塔らしき跡もあります。
塔の中に入ることもできました。


石室のような場所で少し展示物がありました。ここでも修復の際に多くの宝物類が発見され、今は国立博物館の所蔵となったそうです。
ここまで巡ってきた所でお昼になり、川沿いのレストランに行きました。

タイ料理のバイキングをオプショナルツアーで選んだので、この日は食べ放題。早めに着いたので他のグループもいなくて快適でした。
こんな感じで色々なものが並んでいます。

スープとかは見た目で予測がつくのですが、デザートとかはどうやって食べるのか分からないものもいくつかありましたw
いきなり辛いのから行くと味がわからなくなりそうなので最初は安牌で辛く無さそうなものから攻めました。

思った通りそれほど辛く無かったので、これなら辛いのが苦手な人も十分食べられると思います。
この後、撮り忘れましたがパッタイやトムヤムクンなど定番のタイ料理も食べました。トムヤムクンはやはり辛かったですw
ここで一番美味しかったのはこちらの きしめんみたいな食べ物

名前は忘れましたが、肉の出汁が効いたスープが平打ち麺に絡まって非常に美味しかったです。
と、お腹いっぱいになって満足していた訳ですが、ここで思わぬ落とし穴が…。ドリンクは別料金で、炭酸水2本で140バーツ(500円程度)も取られましたw コンビニで1本9バーツなのでおよそ8倍! メニューちゃんと観ておけば良かった…w
食事の後は象乗り体験の乗り場に向かいました。

私は食後で酔いそうだったのでやめておきましたw 確か200バーツぐらいだったかな。
こちらが乗り場。約10分くらいの体験となります。

象に乗っても象に触れる訳ではなさそうですが、仔象も一緒に付いてきたりして記念にはなりそうでした。かつてタイでは象は戦いにも使われていたそうで、現在でも野生の象も存在するようです。
その後は再び遺跡めぐりとなり、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンという寺院を訪れました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-yai-chai-mongkon/
ここは1357年に初代の王がセイロンに留学中の修行僧たちの瞑想のために建てた寺院だそうです。


この塔は72mもあり登ることが出来ます。王様が象に乗ってビルマの王子と一騎打ちして勝ったのを記念してたてた塔なのだとか。
塔の中には仏像がありました。

こちらも修復されたのかな? 完全な姿で頭もちゃんとついています。
こちらは塔から降りる時の光景。

ここは日本人だけでなく現地のタイ人の方も多くいました。現役のお寺があるのでタイ人も訪れるようです。(廃墟のお寺は外国人ばかりです。)
そして最後にチャオプラヤー川沿いの日本人町の跡地を訪れました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/japanese-settlement/
ここは16世紀始め頃に朱印船貿易で訪れた日本人が作った村の跡地で、今は記念館が建っています。

中は展示室になっていて、撮影可能となっていました。
映像ルームでは日本語の映像を観ることができました。

南北に約1km、東西に200mくらいの広さで、他の外国人村と並んでいたようです。まさに国際都市ですね。
川沿いにあって、朱印船貿易の拠点となりました。海からは80kmくらい川を遡って来た所となります。

最盛期には2000~3000人以上もの日本人が住んでいて、一大勢力だったようです。特に戦国時代末期あたりに渡った山田長政が有名で、スペインとの戦いで活躍したことが認められ王女と結婚し(※記録がないので伝説とも言われています) 大きな権力を得ました。しかし王が亡くなると後継者争いの政争で左遷され、後に毒殺されました。山田長政の死後には日本人は反乱の恐れがあるとされ日本人町は焼きうちされています。本国も鎖国してしまい日本人町の歴史も終わってしまいました。
日本に関する品も展示されていました。

たまに当時の品とは思えないものもあったかなw
これは恐らく当時の町を描いたもの。

アユタヤの繁栄ぶりも伺えます。
外には山田長政の立像もありました。ちょっと逆光で撮影失敗w

オークヤー・セーナーピムックという最も高位な軍人に任命され、日本人町の頭領にも任命されました。日タイ友好の象徴とのことですが、最期は割と悲惨で酷い話に思うのは私だけでしょうか…
日本人町の直ぐ側にはチャオプラヤー川が流れていました。

向かいはポルトガル人村があったようです。今はいずれも影も形もありません。
ということで、タイの古都を一気に見て回ってきました。私は展示などを通じて ある程度タイの歴史を知っていたので、目の当たりにすることが出来て面白かったです。もしアユタヤに行くのであれば、簡単にでも歴史を知っておくと一層楽しめるのではないかと思います。
これにてタイ編は終了です。次回からは通常通り関東の美術館めぐりに戻ります。
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バンコク・アート&カルチャー・センター 【タイ編 バンコク】
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アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】
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今日もタイ編で写真多めです。前回までご紹介していたバンコクからオプショナルツアーを利用してアユタヤにも足を運んできました。6大遺跡を周るという贅沢なツアーだったので、前編・後編に分けてご紹介していこうと思います。
まずバンコクとアユタヤの位置関係ですが、アユタヤの方が北側の内陸部にありチャオプラヤー川に沿っておよそ80kmほど離れています。ここを自力で訪れるというのは中々に大変なので、オプショナルツアーを利用するのが一番手っ取り早くて安い手段ではないかと思われます。私は大手サイトのVELTRAのツアーを使いました。
参考リンク:VELTRAのアユタヤツアー
割と似たようなツアーが沢山あるので、自分に合わせて選べるのも魅力かな。私は朝早いツアーでホテルに迎えに来てもらいました。
道中はマイクロバスで移動しました。バンコクから離れるとこんな光景が広がってきます。

バンコクは都会で日本とそれほど違いを感じなかったですが、こういう風景を観ていると海外に来た実感が湧きます。アユタヤはかつては王宮のあった土地ですが、今は農村風景です。
参考記事:タイ ~仏の国の輝き~ (東京国立博物館 平成館)
ツアーでは最初にワット・チャイワタナラームという寺院遺跡を訪れました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-chai-wattanaram/
朝早かったので逆光気味w 中央の塔は35メートルあり、その周りを4つの塔堂(プラーン)が囲みます。

ここは1630年に第24代王のプラサートトーンが亡き母を偲んで建てたお寺で、アユタヤ王朝の法事が行われる場所だったそうです。
正面は川に向かっています。昔は王様たちはチャオプラヤー川を移動してやってきたようです。

カンボジアのアンコールワットに似せて作ったそうで、カンボジアとの戦争に勝ったのを記念したものとも考えられているようです。かなりぶっ壊れているのは1767年にビルマに戦争で負けて焼かれた為です。アユタヤの遺跡は大体同様の理由でぶっ壊れています。
ズラッと仏像が並んでいますが、首や手がありません。

恐らくビルマとの戦争の時に壊されたと思われますが、同じ仏教国のビルマがそんなことするのかちょっと疑問。中に財宝があるのを探したという説もあるようです。まあ野盗とかもどさくさに紛れてそうですからね…
先程の周りの塔の中にも仏像が置かれています。

こちらも首はありません。この廃墟感が何とも言えないロマンを感じさせます。
塔の中から隣の塔を覗いた構図

何処を撮っても絵になる遺跡です。当時の華麗さが偲ばれます。
こちらは中央の主塔

まさに遺跡といった風格で確かにアンコールワットのような様式に思えました。
こちらは外壁の辺りにあったレリーフ

壊れて分かりづらいですが、お釈迦様の一生を表しているようでした。
ワット・チャイワタナラームは20分くらいの滞在だったと思いますが、早速アユタヤの魅力が詰まった遺跡でした。
こちらはワット・チャイワタナラームの目の前にあった綿菓子屋さんで食べた謎のお菓子。

クレープの生地で細長い綿飴をくるんだようなお菓子です。綿菓子が意外と硬かったけど、クレープの温かさと共に口の中でさらっと溶けて非常に美味しかったです。日本でも売って欲しいくらい美味しいw
続いてはすぐ近くのワット・ロカヤ・スターラームという遺跡に向かいました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-lokaya-sutha/
こちらはむき出しになった涅槃仏がお迎えしてくれます。先日ご紹介したワット・ポーの涅槃仏はこちらを元に作ったそうです。

高さ5m、全長28mもあり、現在のものは1956年に復元したもののようです。この大きさに驚きますが、それ以上に感慨深いのが… これ、まんまサガットステージじゃん!w スト2で育った世代にとってはこの仏像の前でタイガー タイガー タイガーアッパカッ! とやられた記憶が蘇る…。 ツアー内でそんなこと考えていそうなのは私くらいしかいなかったのが残念w
気を取り直して涅槃仏の足。

ワット・ポーでは装飾がありましたがこちらはただの扁平足になっています。
裏側から観るとこんな感じ。

涅槃仏の後ろ側も元々は寺院だったようですが今は残骸しか残っていませんでした。諸行無常を体現していますね。
続いてはワット・プラ・シーサンペットという遺跡に向かいました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-pra-srisanpet/
ここは元々はアユタヤ王宮内にあった寺院だそうで、特に重要かつ有名なスポットです。

1448年に建立され、それぞれの塔にトライローカナート王とその王子2人の遺骨が収められいるようです。
しかしここも見事なまでにビルマによって壊されています。王宮だったとは思えない荒廃ぶり。

こうした破壊のせいで今でもタイ人はビルマ(ミャンマー)を恨んでいるそうですが、ビルマ側もやりすぎたことを反省して最近この地に新しいお寺を建てたようで、近くに立派な建物もありました。
続いてはワット・マハタートという遺跡に向かいました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-mahathat/
ここはかなり古く1369年~70年の2代ラーメスアン王もしくは1370~88年の3代ボロムラーチャー1世が建てたと考えられているそうです。

これは写真が斜めっているのではなく、レンガが潰れてひしゃげてきています。長い時間の経過を感じさせますね。
この寺院で特に有名なのがこちらの木の根っこに取り込まれた仏頭!

切り落とされた首を置いておいたら木と同化したようです。この仏様を撮る際は、仏様を見下ろすように撮ってはいけないそうで、みんなしゃがんで撮っていました。
ここもやはり廃墟となっています。

柱の跡らしきものがあって、恐らく礼拝堂とかあった所じゃないかな。
崩れた壁を背にした首の無い仏像

この光景が逆に魅力的に思えます。廃墟の美と言ったところでしょうか。
こちらの塔も崩壊しています。

かつては塔の頂上が黄金に輝いていたそうです。どんな姿をしていたのか想像力を掻き立てます
こちらも首のない仏がずらりと並んでいました。

1956年の修復の際に塔の跡から黄金仏や宝飾品などが見つかったそうで、今は国立博物館で展示されているそうです。ビルマに持っていかれなかったものもあるんですね。
と、長くなってきたので今日はここまでにしておこうと思います。アユタヤは廃墟ばかりですが、それが歴史の流れを感じさせてロマンチックな雰囲気となっていました。この後は再建された遺跡などもありましたので、次回はタイ編の最終回としてアユタヤの後編をご紹介の予定です。
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まずバンコクとアユタヤの位置関係ですが、アユタヤの方が北側の内陸部にありチャオプラヤー川に沿っておよそ80kmほど離れています。ここを自力で訪れるというのは中々に大変なので、オプショナルツアーを利用するのが一番手っ取り早くて安い手段ではないかと思われます。私は大手サイトのVELTRAのツアーを使いました。
参考リンク:VELTRAのアユタヤツアー
割と似たようなツアーが沢山あるので、自分に合わせて選べるのも魅力かな。私は朝早いツアーでホテルに迎えに来てもらいました。
道中はマイクロバスで移動しました。バンコクから離れるとこんな光景が広がってきます。

バンコクは都会で日本とそれほど違いを感じなかったですが、こういう風景を観ていると海外に来た実感が湧きます。アユタヤはかつては王宮のあった土地ですが、今は農村風景です。
参考記事:タイ ~仏の国の輝き~ (東京国立博物館 平成館)
ツアーでは最初にワット・チャイワタナラームという寺院遺跡を訪れました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-chai-wattanaram/
朝早かったので逆光気味w 中央の塔は35メートルあり、その周りを4つの塔堂(プラーン)が囲みます。

ここは1630年に第24代王のプラサートトーンが亡き母を偲んで建てたお寺で、アユタヤ王朝の法事が行われる場所だったそうです。
正面は川に向かっています。昔は王様たちはチャオプラヤー川を移動してやってきたようです。

カンボジアのアンコールワットに似せて作ったそうで、カンボジアとの戦争に勝ったのを記念したものとも考えられているようです。かなりぶっ壊れているのは1767年にビルマに戦争で負けて焼かれた為です。アユタヤの遺跡は大体同様の理由でぶっ壊れています。
ズラッと仏像が並んでいますが、首や手がありません。

恐らくビルマとの戦争の時に壊されたと思われますが、同じ仏教国のビルマがそんなことするのかちょっと疑問。中に財宝があるのを探したという説もあるようです。まあ野盗とかもどさくさに紛れてそうですからね…
先程の周りの塔の中にも仏像が置かれています。

こちらも首はありません。この廃墟感が何とも言えないロマンを感じさせます。
塔の中から隣の塔を覗いた構図

何処を撮っても絵になる遺跡です。当時の華麗さが偲ばれます。
こちらは中央の主塔

まさに遺跡といった風格で確かにアンコールワットのような様式に思えました。
こちらは外壁の辺りにあったレリーフ

壊れて分かりづらいですが、お釈迦様の一生を表しているようでした。
ワット・チャイワタナラームは20分くらいの滞在だったと思いますが、早速アユタヤの魅力が詰まった遺跡でした。
こちらはワット・チャイワタナラームの目の前にあった綿菓子屋さんで食べた謎のお菓子。

クレープの生地で細長い綿飴をくるんだようなお菓子です。綿菓子が意外と硬かったけど、クレープの温かさと共に口の中でさらっと溶けて非常に美味しかったです。日本でも売って欲しいくらい美味しいw
続いてはすぐ近くのワット・ロカヤ・スターラームという遺跡に向かいました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-lokaya-sutha/
こちらはむき出しになった涅槃仏がお迎えしてくれます。先日ご紹介したワット・ポーの涅槃仏はこちらを元に作ったそうです。

高さ5m、全長28mもあり、現在のものは1956年に復元したもののようです。この大きさに驚きますが、それ以上に感慨深いのが… これ、まんまサガットステージじゃん!w スト2で育った世代にとってはこの仏像の前でタイガー タイガー タイガーアッパカッ! とやられた記憶が蘇る…。 ツアー内でそんなこと考えていそうなのは私くらいしかいなかったのが残念w
気を取り直して涅槃仏の足。

ワット・ポーでは装飾がありましたがこちらはただの扁平足になっています。
裏側から観るとこんな感じ。

涅槃仏の後ろ側も元々は寺院だったようですが今は残骸しか残っていませんでした。諸行無常を体現していますね。
続いてはワット・プラ・シーサンペットという遺跡に向かいました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-pra-srisanpet/
ここは元々はアユタヤ王宮内にあった寺院だそうで、特に重要かつ有名なスポットです。

1448年に建立され、それぞれの塔にトライローカナート王とその王子2人の遺骨が収められいるようです。
しかしここも見事なまでにビルマによって壊されています。王宮だったとは思えない荒廃ぶり。

こうした破壊のせいで今でもタイ人はビルマ(ミャンマー)を恨んでいるそうですが、ビルマ側もやりすぎたことを反省して最近この地に新しいお寺を建てたようで、近くに立派な建物もありました。
続いてはワット・マハタートという遺跡に向かいました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-mahathat/
ここはかなり古く1369年~70年の2代ラーメスアン王もしくは1370~88年の3代ボロムラーチャー1世が建てたと考えられているそうです。

これは写真が斜めっているのではなく、レンガが潰れてひしゃげてきています。長い時間の経過を感じさせますね。
この寺院で特に有名なのがこちらの木の根っこに取り込まれた仏頭!

切り落とされた首を置いておいたら木と同化したようです。この仏様を撮る際は、仏様を見下ろすように撮ってはいけないそうで、みんなしゃがんで撮っていました。
ここもやはり廃墟となっています。

柱の跡らしきものがあって、恐らく礼拝堂とかあった所じゃないかな。
崩れた壁を背にした首の無い仏像

この光景が逆に魅力的に思えます。廃墟の美と言ったところでしょうか。
こちらの塔も崩壊しています。

かつては塔の頂上が黄金に輝いていたそうです。どんな姿をしていたのか想像力を掻き立てます
こちらも首のない仏がずらりと並んでいました。

1956年の修復の際に塔の跡から黄金仏や宝飾品などが見つかったそうで、今は国立博物館で展示されているそうです。ビルマに持っていかれなかったものもあるんですね。
と、長くなってきたので今日はここまでにしておこうと思います。アユタヤは廃墟ばかりですが、それが歴史の流れを感じさせてロマンチックな雰囲気となっていました。この後は再建された遺跡などもありましたので、次回はタイ編の最終回としてアユタヤの後編をご紹介の予定です。
タイ編(2019年11月)
バンコク
ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
ジム・トンプソン・ハウス 【タイ編 バンコク】
バンコク・アート&カルチャー・センター 【タイ編 バンコク】
バンコクの写真と案内 【タイ編 バンコク】
アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
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今日も引き続きバンコク編で、市内の様子やグルメなど観光に役立つ情報などをご紹介していこうと思います。
こちらは高速道路からの眺め。バンコクは思った以上に大都会でした。正式名称は非常に長くて覚えられないので有名です

手前の高架線はBTSと呼ばれる鉄道で、バンコク市内の移動に非常に便利です。タイはタクシーが非常に安くて、ホテルから空港まで40分くらい乗っても300バーツ(1000円程度)だったりしますが、どこも交通渋滞が激しく車は時間がかかります。あと、たまにボッタクろうと値段をふっかけてくることがあるんで注意w
こちらはショッピングモール。駅周辺などに点在しています。

このショッピングモールがかなり日本と似たような感じで、あちこちに日本ブランドの品が置いてあります。日本人観光客も多いし、普通にイオンにでも来たような気分になるw わざわざ日本からあれこれ持っていかなくても割と現地調達出来る感じ。
こちらはセブンイレブンの店内。セブンイレブンもあちこちにあります。

化粧品なども日本と同じものがあったりします。何でも揃う訳ではないけど、ヨーロッパに比べると日本との共通点が多いと思います。
ちなみに私はアソーク駅というところの目の前にあるグランドセンターポイントホテルターミナル21というホテルに泊まりました。ここはBTSと地下鉄の乗り換え駅で、両方にアクセスできる立地です。先程のショッピングモールも併設されているのでコンビニ感覚で色々調達できるのも便利。
エクスペディアのリンク:グランドセンターポイントホテルターミナル21
グランドセンターポイントホテルターミナル21のトイレはウォシュレット付きでバスタブもあります。日本人観光客も多いだけにその辺りも日本の水準に近いかも。コンセントも日本のものがそのまま使えるのが便利です(電圧が異なるので、ドライヤーなどは壊れる可能性があるので注意が必要。)
続いては交通事情。鉄道好きとしては気になるポイントです。
こちらは先程の高架線のBTSという鉄道。本数が多くて東京で言えば地下鉄みたいな存在です。

非常に綺麗で、車内にはディスプレイの案内板などもあって分かりやすいです。
海外でいつも悩むのが切符の買い方ですが、BTSの切符の買い方は非常に簡単です。

自販機で英語表記が出来るので、タッチパネルで行き先を押して、お金を入れるだけです。とは言え、BTSは一々切符を買うのが面倒なくらい乗るので、1日乗車券の方がお得です。
こちらがBTSの1日乗車券。窓口で購入可能です。

タイ人は英語があまり通じませんが、流石に駅の窓口の人には通じます。ワンデイチケットプリーズで分かってくれましたw
タイ人の英語力についてですが、ホテルなどでは十分通じますがタクシーの運転手などはアルファベットが読めないようでした。発音もかなり独特で、英語圏の帰国子女の人がタイ人の英語は聞き取れないと言ってました。通じない時はスマフォの画面でタイ語表記を見せると大体解決しますw
BTSの車内で面白いものを発見。優先席の背の部分に絵が描かれています。

お年寄り、子供、妊婦、怪我人、そしてお坊さん! タイではお坊さんが凄く大事にされているようですね。
続いてこちらは地下鉄。地下鉄も観光に非常に便利な足です。

こちらは東京で言えば南北線のように全面ガラス張りのガードがありました。本数も多く賑わってます。
こちらは地下鉄の切符。お釣りと一緒に出てきた時はコインの一種かと思いましたw

これをsuicaのように改札でピピッとかざすと扉が開きます。降りる時はコインを入れるような穴があるので、そこに入れると開きます。
私は鉄道好きなのでタイの鉄道事情も気になってあちこちで観てきました。こちらは高速から見えたバンコクの外れあたりの光景。

ただいま建設中のようです。ここに大きな駅ができるのだとか。
こちらも高速からの風景。

確か、バンコクとチェンマイを結ぶ新幹線方式の駅だったと思います。かなり出来てきている感じかな。今回の旅では観られなかったのですが、バンコクとチェンマイの間には引退した日本のブルートレインが第二の人生として稼働しています。せめて観てみたかったけど、高速鉄道が出来たらそれもどうなるんでしょうか…。
他にもバンコクのドンムアン空港の目の前でも新しい鉄道の工事をしていました。今まさにバンコクは発展中と言った感じで活気を感じました。
続いて、バンコクのグルメについてです。今回の旅行の主な目的はタイ料理でした。こちらはソンブーンというバンコクでも特に有名なシーフード料理のお店で食べたプーパッポンカリー。

ワタリガニ入りのカレーで、これを食べにタイに行ったと言っても過言ではないw カレーといっても辛くなく、卵とじでマイルドです。殻付きと殻無しが選べて、前者は見栄えはするけど食べづらいので後者にしました。通常はサフランライスにかけて食べます。濃厚なカニの風味が出ていて非常に美味しく大満足! しかし、思った以上に油っぽくて腹持ちするのでこの日はこの後あまり食べ歩きできなくなりましたw なお、ソンブーンは有名店過ぎて偽物まであるそうですが、私の行ったプルンチット駅直結のショッピングモール内のお店は正真正銘の支店で、綺麗で高級感がありました。
こちらもソンブーンで食べたトムヤムクン。

日本でもよく食べているけど、本場のは非常に酸っぱくて辛さも半端ないw しかし美味しくて後を引きました。やはりタイ料理は美味しいものばかりです。
続いてこちらは先程の地下鉄で訪れた鉄道市場。鉄道の操車場の跡地にあるナイトマーケットです。

ここは様々な物が売られていて、グルメだけでなくお土産品や日常品など幅広いお店が並んでいます。
こんな感じで露天が延々と続いています。

この写真ではそうは見えませんが、市場の入口辺りは物凄く混んでいて、特に中国人の団体客がヤバいくらいいますw 満員電車並の人混みの所もあるのでスリなどには注意が必要のようでした。
こちらも露天。割と値段の幅もあったかな

屋台もあったりして、活気がありました。
ということで、バンコクをあれこれ楽しんできました。総じて治安は悪くなく、現地の人たちは親切な方が多かったと思います。日本との共通点も多いので、割と気軽に楽しめるんじゃないかな。本場のタイ料理も美味しくて満足できました。
これでバンコクについては終わりですが、今回はアユタヤに日帰りツアーも行ってきたので、次回はそれについてご紹介の予定です。
タイ編(2019年11月)
バンコク
ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
ジム・トンプソン・ハウス 【タイ編 バンコク】
バンコク・アート&カルチャー・センター 【タイ編 バンコク】
バンコクの写真と案内 【タイ編 バンコク】
アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】
こちらは高速道路からの眺め。バンコクは思った以上に大都会でした。正式名称は非常に長くて覚えられないので有名です

手前の高架線はBTSと呼ばれる鉄道で、バンコク市内の移動に非常に便利です。タイはタクシーが非常に安くて、ホテルから空港まで40分くらい乗っても300バーツ(1000円程度)だったりしますが、どこも交通渋滞が激しく車は時間がかかります。あと、たまにボッタクろうと値段をふっかけてくることがあるんで注意w
こちらはショッピングモール。駅周辺などに点在しています。

このショッピングモールがかなり日本と似たような感じで、あちこちに日本ブランドの品が置いてあります。日本人観光客も多いし、普通にイオンにでも来たような気分になるw わざわざ日本からあれこれ持っていかなくても割と現地調達出来る感じ。
こちらはセブンイレブンの店内。セブンイレブンもあちこちにあります。

化粧品なども日本と同じものがあったりします。何でも揃う訳ではないけど、ヨーロッパに比べると日本との共通点が多いと思います。
ちなみに私はアソーク駅というところの目の前にあるグランドセンターポイントホテルターミナル21というホテルに泊まりました。ここはBTSと地下鉄の乗り換え駅で、両方にアクセスできる立地です。先程のショッピングモールも併設されているのでコンビニ感覚で色々調達できるのも便利。
エクスペディアのリンク:グランドセンターポイントホテルターミナル21
グランドセンターポイントホテルターミナル21のトイレはウォシュレット付きでバスタブもあります。日本人観光客も多いだけにその辺りも日本の水準に近いかも。コンセントも日本のものがそのまま使えるのが便利です(電圧が異なるので、ドライヤーなどは壊れる可能性があるので注意が必要。)
続いては交通事情。鉄道好きとしては気になるポイントです。
こちらは先程の高架線のBTSという鉄道。本数が多くて東京で言えば地下鉄みたいな存在です。

非常に綺麗で、車内にはディスプレイの案内板などもあって分かりやすいです。
海外でいつも悩むのが切符の買い方ですが、BTSの切符の買い方は非常に簡単です。

自販機で英語表記が出来るので、タッチパネルで行き先を押して、お金を入れるだけです。とは言え、BTSは一々切符を買うのが面倒なくらい乗るので、1日乗車券の方がお得です。
こちらがBTSの1日乗車券。窓口で購入可能です。

タイ人は英語があまり通じませんが、流石に駅の窓口の人には通じます。ワンデイチケットプリーズで分かってくれましたw
タイ人の英語力についてですが、ホテルなどでは十分通じますがタクシーの運転手などはアルファベットが読めないようでした。発音もかなり独特で、英語圏の帰国子女の人がタイ人の英語は聞き取れないと言ってました。通じない時はスマフォの画面でタイ語表記を見せると大体解決しますw
BTSの車内で面白いものを発見。優先席の背の部分に絵が描かれています。

お年寄り、子供、妊婦、怪我人、そしてお坊さん! タイではお坊さんが凄く大事にされているようですね。
続いてこちらは地下鉄。地下鉄も観光に非常に便利な足です。

こちらは東京で言えば南北線のように全面ガラス張りのガードがありました。本数も多く賑わってます。
こちらは地下鉄の切符。お釣りと一緒に出てきた時はコインの一種かと思いましたw

これをsuicaのように改札でピピッとかざすと扉が開きます。降りる時はコインを入れるような穴があるので、そこに入れると開きます。
私は鉄道好きなのでタイの鉄道事情も気になってあちこちで観てきました。こちらは高速から見えたバンコクの外れあたりの光景。

ただいま建設中のようです。ここに大きな駅ができるのだとか。
こちらも高速からの風景。

確か、バンコクとチェンマイを結ぶ新幹線方式の駅だったと思います。かなり出来てきている感じかな。今回の旅では観られなかったのですが、バンコクとチェンマイの間には引退した日本のブルートレインが第二の人生として稼働しています。せめて観てみたかったけど、高速鉄道が出来たらそれもどうなるんでしょうか…。
他にもバンコクのドンムアン空港の目の前でも新しい鉄道の工事をしていました。今まさにバンコクは発展中と言った感じで活気を感じました。
続いて、バンコクのグルメについてです。今回の旅行の主な目的はタイ料理でした。こちらはソンブーンというバンコクでも特に有名なシーフード料理のお店で食べたプーパッポンカリー。

ワタリガニ入りのカレーで、これを食べにタイに行ったと言っても過言ではないw カレーといっても辛くなく、卵とじでマイルドです。殻付きと殻無しが選べて、前者は見栄えはするけど食べづらいので後者にしました。通常はサフランライスにかけて食べます。濃厚なカニの風味が出ていて非常に美味しく大満足! しかし、思った以上に油っぽくて腹持ちするのでこの日はこの後あまり食べ歩きできなくなりましたw なお、ソンブーンは有名店過ぎて偽物まであるそうですが、私の行ったプルンチット駅直結のショッピングモール内のお店は正真正銘の支店で、綺麗で高級感がありました。
こちらもソンブーンで食べたトムヤムクン。

日本でもよく食べているけど、本場のは非常に酸っぱくて辛さも半端ないw しかし美味しくて後を引きました。やはりタイ料理は美味しいものばかりです。
続いてこちらは先程の地下鉄で訪れた鉄道市場。鉄道の操車場の跡地にあるナイトマーケットです。

ここは様々な物が売られていて、グルメだけでなくお土産品や日常品など幅広いお店が並んでいます。
こんな感じで露天が延々と続いています。

この写真ではそうは見えませんが、市場の入口辺りは物凄く混んでいて、特に中国人の団体客がヤバいくらいいますw 満員電車並の人混みの所もあるのでスリなどには注意が必要のようでした。
こちらも露天。割と値段の幅もあったかな

屋台もあったりして、活気がありました。
ということで、バンコクをあれこれ楽しんできました。総じて治安は悪くなく、現地の人たちは親切な方が多かったと思います。日本との共通点も多いので、割と気軽に楽しめるんじゃないかな。本場のタイ料理も美味しくて満足できました。
これでバンコクについては終わりですが、今回はアユタヤに日帰りツアーも行ってきたので、次回はそれについてご紹介の予定です。
タイ編(2019年11月)
バンコク
ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
ジム・トンプソン・ハウス 【タイ編 バンコク】
バンコク・アート&カルチャー・センター 【タイ編 バンコク】
バンコクの写真と案内 【タイ編 バンコク】
アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】
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今日も引き続きバンコク編で、今日は彼の地でのアートシーンについてです。前回ご紹介したジム・トンプソン・ハウスの最寄り駅の駅直結のビルがバンコク・アート&カルチャー・センターとなっていましたので、中を覗いてきました。

公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/bangkok-art-and-culture-centre-bacc/
ここは無料で観られるギャラリーの集合体のような所で、主に現代アート作品が並ぶ施設となっています。タイのアートというと伝統工芸のイメージが強いですが、ここはまさにタイの現代アートの発信地です。
吹き抜けになっていて円形の回廊で写真展が行われていました。

この日は行けませんでしたが、9階にはメインの展示会場もあるようです。
こちらは写真展のうちの1枚。

どうやら世界の美しい風景を撮った写真展で、これは日本の合掌造り集落を撮ったものですね。いつまでやっているか分かりませんが、常設というのは無さそうでいずれも企画展のようでした。
吹き抜け以外の所はカフェやお洒落なアート関連のショップが並んでいます。

2~4階あたりにこうしたお店があって、ゆっくりするのにも良さそうでした。本当にアート関連の施設を集めた感じ。
お店だけでなく小さなガラス張りの展示空間もあります。ここも皆 写真を撮ってたので多分OKなんじゃないかなw

1つ1つの部屋でグループ展を開催していました。キャプションはタイ語と英語です。
こんな感じで展示されています。

1つ1つの解説があるわけではないので、基本的には感性で楽しむ感じでしょうか。
こちらも作品の1つ。

割とインスタレーション的なものが多くて、展示するだけでなく相互作用的な効果を考えたものが中心だったように思います。これとか覗き込むと面白い。
こちらも違うギャラリーにあった作品。

なんかキモくて妙に心惹かれるというかw 日本では観られないような感性ではないでしょうか。
こちらも別の部屋の作品

幾何学的でどこか呪術めいた雰囲気が面白い。
再び1階に戻ってきました。

1階の広いスペースを区切ってこちらでも写真展をやっていました。
ということで、タイの現代アートシーンをぎゅぎゅっと凝縮したような施設となっていました。何しろ大きな駅の駅前にあるという利便性の高さに加えてカフェなどもあるので、休憩がてらに寄ることも出来ると思います。近くのジム・トンプソン・ハウスと共に訪れられるのも効率的で良かったです。
タイ編(2019年11月)
バンコク
ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
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アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】

公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/bangkok-art-and-culture-centre-bacc/
ここは無料で観られるギャラリーの集合体のような所で、主に現代アート作品が並ぶ施設となっています。タイのアートというと伝統工芸のイメージが強いですが、ここはまさにタイの現代アートの発信地です。
吹き抜けになっていて円形の回廊で写真展が行われていました。

この日は行けませんでしたが、9階にはメインの展示会場もあるようです。
こちらは写真展のうちの1枚。

どうやら世界の美しい風景を撮った写真展で、これは日本の合掌造り集落を撮ったものですね。いつまでやっているか分かりませんが、常設というのは無さそうでいずれも企画展のようでした。
吹き抜け以外の所はカフェやお洒落なアート関連のショップが並んでいます。

2~4階あたりにこうしたお店があって、ゆっくりするのにも良さそうでした。本当にアート関連の施設を集めた感じ。
お店だけでなく小さなガラス張りの展示空間もあります。ここも皆 写真を撮ってたので多分OKなんじゃないかなw

1つ1つの部屋でグループ展を開催していました。キャプションはタイ語と英語です。
こんな感じで展示されています。

1つ1つの解説があるわけではないので、基本的には感性で楽しむ感じでしょうか。
こちらも作品の1つ。

割とインスタレーション的なものが多くて、展示するだけでなく相互作用的な効果を考えたものが中心だったように思います。これとか覗き込むと面白い。
こちらも違うギャラリーにあった作品。

なんかキモくて妙に心惹かれるというかw 日本では観られないような感性ではないでしょうか。
こちらも別の部屋の作品

幾何学的でどこか呪術めいた雰囲気が面白い。
再び1階に戻ってきました。

1階の広いスペースを区切ってこちらでも写真展をやっていました。
ということで、タイの現代アートシーンをぎゅぎゅっと凝縮したような施設となっていました。何しろ大きな駅の駅前にあるという利便性の高さに加えてカフェなどもあるので、休憩がてらに寄ることも出来ると思います。近くのジム・トンプソン・ハウスと共に訪れられるのも効率的で良かったです。
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今日も写真多めでタイのバンコクについてです。バンコクでは「ジムトンプソン・ハウス」というタイシルクで財を成した人物が建てた家を訪れてみました。
公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/jim-thompsons-house/
こちらがジム・トンプソン・ハウスの入口。

バンコクの観光地としてはそれほど有名ではないのですが、古いタイの建築物を移築し、美術品を展示している一種の美術館のようになっています。
敷地内に入るといくつかの建物があります。

右にあるのはレストラン、左にあるのはジム・トンプソンのブランドショップです。本命の建物は奥の方にあります。
こちらはレストラン。

美しい庭を眺めながら食事できるようになっています。バンコクに訪れた際、時間があればここで食べるのも良いかも。
向かいはブランドショップ。2階はカフェとなっています。

タイシルクを代表する最高級ブランドだけに、結構なお値段ですw しかしそれだけ上質で優れたデザインの品があるのでお土産にも良さそうです。なお、創始者のジム・トンプソンは元々建築家だったアメリカ人で、第二次世界大戦中にタイに派遣されて戦後も残り、家内産業だったタイのシルクの手織りに興味を持ってその普及に没頭したようです。デザイナーや染織家としても才能に恵まれ、プリント模様のシルクを生み出してタイシルクの名前を世界に広めました。
そしてこちらがジムトンプソン・ハウス

タイの古い建築様式を多く取り入れていて、アユタヤにあった6軒の家を集めて建てられたようです。
角度違い。元々は建築家だっただけにタイの伝統を活かしつつモダンな雰囲気となっています。

この建物を建てるにあたってタイの風習に従って占い師の占いも行ったのだとか。中には多くの美術品が展示されています。
中に入る為にはチケットを買って受付でツアーの予約をします。大体20分も待たないくらいでガイドツアーが組まれます。日本語のガイドもあり、曜日によっては日本人スタッフの方もいるようです。
ツアーを待つ間、庭を散策することができます。

いかにも南国的な雰囲気の植物が生い茂っていて異国情緒があります。11月はタイでも冬ですが、30度を超えていましたw
こちらは絹の原材料などのレプリカかな

このジム・トンプソン・ハウスの裏手に水路があり、その対岸がイスラム系の人たちが多く住む地域だったそうで、そうした人たちに絹織物を作らせたのが始まりだったようです。
こちらは先程の建物の高床の1階部分。中は撮影禁止ですが、外は撮影可能です。

古い衝立や狛犬やシーサーのような置物が置かれていてセンスが光ります。
こちらも高床の下にあった仏像

首が無いので恐らくアユタヤから持ってきたのかな。アユタヤにはこうした頭や腕の無い仏像が多くあります。
こちらも高床の下にあった中国風の版木

ジム・トンプソンはこれを染色に用いたそうです。魚や海老などが生き生きと描かれていました
こちらは建物内の1階部分。外から撮るのはセーフw

確かタイの伝統的な建物にはこうした階段は無いとのことでしたが、市松模様の床と共にジム・トンプソンによるアレンジも行われています。非常にモダンな雰囲気で好み。
こちらはリビングを外から撮ったもの

シャンデリアを取り付けたり、和洋折衷ならぬ泰洋折衷みたいな感じですw このリビングだけでも観に行った甲斐がありました。
リビングの中のアップ

壁面には仏像を収めるなど面白い趣向となっています。タイの文化も大事にしている姿勢が素晴らしい。
こちらもリビング付近で、先程の場所から逆方向を観たもの。

割と中国っぽいものも多いのは、タイは古くから中国との関係が深い為です。ガイドしてくれた若い女性も中国系のタイ人でした。
ツアーではこうした部屋の内部に置かれているものや建物などについても説明してくれます。特に興味深かったのは、窓や部屋が台形をしていることで、これはお互いを支え合って暴風雨に耐えやすい形だからとのことでした。
メインの建物以外にも納屋や使用人の家なんかもあります。

こちらは中も撮影可能です。中には美術品が展示されていました。
ちょっと詳細は分かりませんが、何かの物語を表した作品

何か王族に関する話でしょうか。
タイの芸術品は目にする機会が少ないので、こうして観られるのは貴重です。

タイでは壊れたものは不幸を招くという考えがあるそうで、それが原因で古美術品の海外流出が懸念されていたようです。それに歯止めをかけた1人がジム・トンプソンらしいので、日本のフェノロサみたいな存在なのかも。しかしそんなジム・トンプソンも休暇でマレーシアの高原を訪れた際に行方不明となってしまい、今でも見つかっていないのだとか。建物はその後 財団の手に渡り私設美術館として現在に至ります。
裏手には船着き場がありました。

建物は分解され運河を使って運び込まれてきました。今は使っていませんが、敷地の裏手は運河です。
おまけで裏手の運河の写真。

今でも水上バスが走っています。東京の川より濁っていて匂いもあれなやつですが、運河として今でも健在のようでした。
ということで、予想以上に楽しめる観光地でした。タイに行くと美術館や博物館の類があまりないので、こうした場所は貴重だと思います。ここは建物自体も魅力的なので建物好きの方がバンコクに行く機会があったらチェックしてみると良いかもしれません。
タイ編(2019年11月)
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こちらがジム・トンプソン・ハウスの入口。

バンコクの観光地としてはそれほど有名ではないのですが、古いタイの建築物を移築し、美術品を展示している一種の美術館のようになっています。
敷地内に入るといくつかの建物があります。

右にあるのはレストラン、左にあるのはジム・トンプソンのブランドショップです。本命の建物は奥の方にあります。
こちらはレストラン。

美しい庭を眺めながら食事できるようになっています。バンコクに訪れた際、時間があればここで食べるのも良いかも。
向かいはブランドショップ。2階はカフェとなっています。

タイシルクを代表する最高級ブランドだけに、結構なお値段ですw しかしそれだけ上質で優れたデザインの品があるのでお土産にも良さそうです。なお、創始者のジム・トンプソンは元々建築家だったアメリカ人で、第二次世界大戦中にタイに派遣されて戦後も残り、家内産業だったタイのシルクの手織りに興味を持ってその普及に没頭したようです。デザイナーや染織家としても才能に恵まれ、プリント模様のシルクを生み出してタイシルクの名前を世界に広めました。
そしてこちらがジムトンプソン・ハウス

タイの古い建築様式を多く取り入れていて、アユタヤにあった6軒の家を集めて建てられたようです。
角度違い。元々は建築家だっただけにタイの伝統を活かしつつモダンな雰囲気となっています。

この建物を建てるにあたってタイの風習に従って占い師の占いも行ったのだとか。中には多くの美術品が展示されています。
中に入る為にはチケットを買って受付でツアーの予約をします。大体20分も待たないくらいでガイドツアーが組まれます。日本語のガイドもあり、曜日によっては日本人スタッフの方もいるようです。
ツアーを待つ間、庭を散策することができます。

いかにも南国的な雰囲気の植物が生い茂っていて異国情緒があります。11月はタイでも冬ですが、30度を超えていましたw
こちらは絹の原材料などのレプリカかな

このジム・トンプソン・ハウスの裏手に水路があり、その対岸がイスラム系の人たちが多く住む地域だったそうで、そうした人たちに絹織物を作らせたのが始まりだったようです。
こちらは先程の建物の高床の1階部分。中は撮影禁止ですが、外は撮影可能です。

古い衝立や狛犬やシーサーのような置物が置かれていてセンスが光ります。
こちらも高床の下にあった仏像

首が無いので恐らくアユタヤから持ってきたのかな。アユタヤにはこうした頭や腕の無い仏像が多くあります。
こちらも高床の下にあった中国風の版木

ジム・トンプソンはこれを染色に用いたそうです。魚や海老などが生き生きと描かれていました
こちらは建物内の1階部分。外から撮るのはセーフw


確かタイの伝統的な建物にはこうした階段は無いとのことでしたが、市松模様の床と共にジム・トンプソンによるアレンジも行われています。非常にモダンな雰囲気で好み。
こちらはリビングを外から撮ったもの

シャンデリアを取り付けたり、和洋折衷ならぬ泰洋折衷みたいな感じですw このリビングだけでも観に行った甲斐がありました。
リビングの中のアップ

壁面には仏像を収めるなど面白い趣向となっています。タイの文化も大事にしている姿勢が素晴らしい。
こちらもリビング付近で、先程の場所から逆方向を観たもの。

割と中国っぽいものも多いのは、タイは古くから中国との関係が深い為です。ガイドしてくれた若い女性も中国系のタイ人でした。
ツアーではこうした部屋の内部に置かれているものや建物などについても説明してくれます。特に興味深かったのは、窓や部屋が台形をしていることで、これはお互いを支え合って暴風雨に耐えやすい形だからとのことでした。
メインの建物以外にも納屋や使用人の家なんかもあります。

こちらは中も撮影可能です。中には美術品が展示されていました。
ちょっと詳細は分かりませんが、何かの物語を表した作品

何か王族に関する話でしょうか。
タイの芸術品は目にする機会が少ないので、こうして観られるのは貴重です。

タイでは壊れたものは不幸を招くという考えがあるそうで、それが原因で古美術品の海外流出が懸念されていたようです。それに歯止めをかけた1人がジム・トンプソンらしいので、日本のフェノロサみたいな存在なのかも。しかしそんなジム・トンプソンも休暇でマレーシアの高原を訪れた際に行方不明となってしまい、今でも見つかっていないのだとか。建物はその後 財団の手に渡り私設美術館として現在に至ります。
裏手には船着き場がありました。

建物は分解され運河を使って運び込まれてきました。今は使っていませんが、敷地の裏手は運河です。
おまけで裏手の運河の写真。

今でも水上バスが走っています。東京の川より濁っていて匂いもあれなやつですが、運河として今でも健在のようでした。
ということで、予想以上に楽しめる観光地でした。タイに行くと美術館や博物館の類があまりないので、こうした場所は貴重だと思います。ここは建物自体も魅力的なので建物好きの方がバンコクに行く機会があったらチェックしてみると良いかもしれません。
タイ編(2019年11月)
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アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
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10日ほど前に週末を利用して、タイのバンコクを旅行してきました。今週はインフルエンザで美術館にも行けずにネタ切れなので、しばらく写真を使ってタイ編をご紹介していこうと思います。
今回の旅行は食事が主な目的だったので それほど観光はしなかったのですが、タイの寺院めぐりはかねてから興味があったのでバンコクでも王宮に隣接した地域にある特に有名な3つの寺院のうち2つを観てきました。
参考記事:タイ ~仏の国の輝き~ (東京国立博物館 平成館)
まずは「ワット・ポー」(涅槃寺)という涅槃仏で有名なお寺

タイ式マッサージの総本山の学校もあるというちょっと変わったお寺です。
ワット・ポー公式サイト:
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-pho/
こちらはお寺全体の模型。タイの観光地になっているお寺に行くと、だいたい入口に全体模型が置いてあります。

このお寺は1832年(ラーマ3世の時代)に建てられたもので、特に入口付近にある黄金の涅槃仏で有名です。ちなみにタイの仏教は上座部仏教で、日本の大乗仏教とはちょっと違います。
こちらは大仏像の建物の入口

写真には写っていませんが、むちゃくちゃ混んでましたw タイでも特に混んでいる観光地だったように思います。
こちらが黄金の涅槃仏!

その名の通り、入滅の際の仏陀の姿を表しています。涅槃図だと周りに弟子や動物が集まって描かれるシーンですね。
とにかく巨大で、全身を写真に収めようとするとこういう角度になりますw

全長46m・高さ15mというサイズで、アユタヤの涅槃仏を模倣してやや大きめに作ったようです(後日、アユタヤの記事でご紹介予定です)
この涅槃仏の見どころは足の裏です。

螺鈿細工で108の図が描かれています。お釈迦様は扁平足だったこともあって真っ平らですw
黄金の涅槃像の裏には托鉢に使う応量器が並んでいます。

確かこれも108個で煩悩の数に相当するんじゃなかったかな。ここに小銭を1つずつ入れていき、徳を積むようです。目の前で両替してくれる人もいますが、混んでいたので私はしませんでしたw
こちらは裏側から観た様子

枕の上に乗っているのがわかります。お腹を壊してぐったりしている様子です。
と、仏像を観終わってもまだまだこのお寺は見どころがたくさんあります。仏像のお堂を出たら大きな仏塔が並んでいました。

これは陶器で作られたもので、ラーマ1世~4世の遺骨がそれぞれに収められているようです。
アップにするとこんな感じ

途方もなく緻密かつ巨大な仏塔です。カラフルな装飾に異国情緒を感じます。
こちらは本堂へと向かう辺り。

外観にも金色を使っていて、この辺の装飾にタイの特徴が現れているように思えました。
こちらは西の仏塔にいた仏陀の坐像

背後にいるのはナーガで、修行中の仏陀を雨風から守ってくれています。7つの頭が光背のようで迫力がありました。
回廊にもたくさんの仏像が並んでいます。

こちらは信者の方たちが寄進した像のようです。似ているけど1つ1つ違っていて個性がありました。
こちらは本堂の中。

台座にはラーマ1世の遺骨が収められているようです。壁画には悟りを開いた釈迦の説法が描かれていました。このお寺でも特に荘厳な部屋です。
こちらは小さめのお堂にいた立像

施無畏印のように見えるけど手が逆だし、左手も与願印でもないような…。タイの仏像の見方はよくわからず…。仏像は基本的にお釈迦様のみだった気がします。
ワット・ポーは大体1時間半くらい観てたかな。結構、時間がかかりました。そしてその後、20分ほど歩いて王宮を挟んだワット・プラ・ケオへ向かいました。
こちらがワット・プラ・ケオ

何やら巨大な建物がたくさん並んでいるのが塀越しでもわかりますw
ワット・プラ・ケオ公式サイト:
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-phra-kaeo/
こちらは本堂

金箔と色ガラスのモザイクを使った豪華な装飾となっています。左右対称で美しい形です。
角度違い。

3つの屋根が連なるような形がカッコいいw このお寺はエメラルド寺院とも呼ばれるそうで、本堂の中にエメラルドの仏像がいらっしゃいます。
近くで観ると柱までびっしりと装飾されています。

ここは現在の王朝を建てたラーマ1世が護国寺として建てたそうで、国の威信を感じさせます。
こちらが本堂の中のエメラルド仏陀!

本堂内は撮影禁止なので、外からかなり望遠を効かせて撮りました。室内の装飾も見事です。
このお寺は敷地はそれほど広くないものの、あちこちに建造物があります。

この像はヤックとモックという守護神。経堂を守護しているようです。
こちらはアンコールワットの模型

ラーマ4世がアンコールワットに感銘を受けて作らせたのだとか。模型と言えども物凄く緻密です。
左から順に仏舎利を収めた仏塔、経堂、歴代国王を安置する御堂

どれも様式が全然違っているのが面白いw 仏塔はアユタヤ時代のものを真似たようですが、ちょっと近未来的ですらあるw
と、ワット・プラケオも非常に興味深いところでした。王宮のツアーなんかもあったけど、思った以上に時間がかかったのでそちらは行きませんでした。
最後に、もう1つ行かなかった3大寺院の1つワット・アルンの遠景

ここはワット・ポーからワット・プラケオに向かう途中に見えるのですが、チャオプラヤー川の対岸にあるので遠くから観るだけにしました。
遠くからでも分かる仏塔が特に見どころとなっているようです。
ワット・アルン公式サイト:
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-arun/
ということで、まずはバンコク市内の寺院を観てきました。王宮に近いのに鉄道の駅から離れているのが難点で、行き帰りはタクシーを使いました。とは言え、タイはやたらとタクシーが安いのでボッタクられなければタクシーで直に行くのが楽だと思います。日本のお寺や仏像とは全然違っていて、タイの歴史と魅力が感じられる観光地です。
タイ編(2019年11月)
バンコク
ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
ジム・トンプソン・ハウス 【タイ編 バンコク】
バンコク・アート&カルチャー・センター 【タイ編 バンコク】
バンコクの写真と案内 【タイ編 バンコク】
アユタヤ
アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】
今回の旅行は食事が主な目的だったので それほど観光はしなかったのですが、タイの寺院めぐりはかねてから興味があったのでバンコクでも王宮に隣接した地域にある特に有名な3つの寺院のうち2つを観てきました。
参考記事:タイ ~仏の国の輝き~ (東京国立博物館 平成館)
まずは「ワット・ポー」(涅槃寺)という涅槃仏で有名なお寺

タイ式マッサージの総本山の学校もあるというちょっと変わったお寺です。
ワット・ポー公式サイト:
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-pho/
こちらはお寺全体の模型。タイの観光地になっているお寺に行くと、だいたい入口に全体模型が置いてあります。

このお寺は1832年(ラーマ3世の時代)に建てられたもので、特に入口付近にある黄金の涅槃仏で有名です。ちなみにタイの仏教は上座部仏教で、日本の大乗仏教とはちょっと違います。
こちらは大仏像の建物の入口

写真には写っていませんが、むちゃくちゃ混んでましたw タイでも特に混んでいる観光地だったように思います。
こちらが黄金の涅槃仏!

その名の通り、入滅の際の仏陀の姿を表しています。涅槃図だと周りに弟子や動物が集まって描かれるシーンですね。
とにかく巨大で、全身を写真に収めようとするとこういう角度になりますw

全長46m・高さ15mというサイズで、アユタヤの涅槃仏を模倣してやや大きめに作ったようです(後日、アユタヤの記事でご紹介予定です)
この涅槃仏の見どころは足の裏です。

螺鈿細工で108の図が描かれています。お釈迦様は扁平足だったこともあって真っ平らですw
黄金の涅槃像の裏には托鉢に使う応量器が並んでいます。

確かこれも108個で煩悩の数に相当するんじゃなかったかな。ここに小銭を1つずつ入れていき、徳を積むようです。目の前で両替してくれる人もいますが、混んでいたので私はしませんでしたw
こちらは裏側から観た様子


枕の上に乗っているのがわかります。お腹を壊してぐったりしている様子です。
と、仏像を観終わってもまだまだこのお寺は見どころがたくさんあります。仏像のお堂を出たら大きな仏塔が並んでいました。

これは陶器で作られたもので、ラーマ1世~4世の遺骨がそれぞれに収められているようです。
アップにするとこんな感じ

途方もなく緻密かつ巨大な仏塔です。カラフルな装飾に異国情緒を感じます。
こちらは本堂へと向かう辺り。

外観にも金色を使っていて、この辺の装飾にタイの特徴が現れているように思えました。
こちらは西の仏塔にいた仏陀の坐像

背後にいるのはナーガで、修行中の仏陀を雨風から守ってくれています。7つの頭が光背のようで迫力がありました。
回廊にもたくさんの仏像が並んでいます。

こちらは信者の方たちが寄進した像のようです。似ているけど1つ1つ違っていて個性がありました。
こちらは本堂の中。

台座にはラーマ1世の遺骨が収められているようです。壁画には悟りを開いた釈迦の説法が描かれていました。このお寺でも特に荘厳な部屋です。
こちらは小さめのお堂にいた立像

施無畏印のように見えるけど手が逆だし、左手も与願印でもないような…。タイの仏像の見方はよくわからず…。仏像は基本的にお釈迦様のみだった気がします。
ワット・ポーは大体1時間半くらい観てたかな。結構、時間がかかりました。そしてその後、20分ほど歩いて王宮を挟んだワット・プラ・ケオへ向かいました。
こちらがワット・プラ・ケオ

何やら巨大な建物がたくさん並んでいるのが塀越しでもわかりますw
ワット・プラ・ケオ公式サイト:
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-phra-kaeo/
こちらは本堂

金箔と色ガラスのモザイクを使った豪華な装飾となっています。左右対称で美しい形です。
角度違い。

3つの屋根が連なるような形がカッコいいw このお寺はエメラルド寺院とも呼ばれるそうで、本堂の中にエメラルドの仏像がいらっしゃいます。
近くで観ると柱までびっしりと装飾されています。

ここは現在の王朝を建てたラーマ1世が護国寺として建てたそうで、国の威信を感じさせます。
こちらが本堂の中のエメラルド仏陀!

本堂内は撮影禁止なので、外からかなり望遠を効かせて撮りました。室内の装飾も見事です。
このお寺は敷地はそれほど広くないものの、あちこちに建造物があります。

この像はヤックとモックという守護神。経堂を守護しているようです。
こちらはアンコールワットの模型

ラーマ4世がアンコールワットに感銘を受けて作らせたのだとか。模型と言えども物凄く緻密です。
左から順に仏舎利を収めた仏塔、経堂、歴代国王を安置する御堂

どれも様式が全然違っているのが面白いw 仏塔はアユタヤ時代のものを真似たようですが、ちょっと近未来的ですらあるw
と、ワット・プラケオも非常に興味深いところでした。王宮のツアーなんかもあったけど、思った以上に時間がかかったのでそちらは行きませんでした。
最後に、もう1つ行かなかった3大寺院の1つワット・アルンの遠景

ここはワット・ポーからワット・プラケオに向かう途中に見えるのですが、チャオプラヤー川の対岸にあるので遠くから観るだけにしました。
遠くからでも分かる仏塔が特に見どころとなっているようです。
ワット・アルン公式サイト:
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-arun/
ということで、まずはバンコク市内の寺院を観てきました。王宮に近いのに鉄道の駅から離れているのが難点で、行き帰りはタクシーを使いました。とは言え、タイはやたらとタクシーが安いのでボッタクられなければタクシーで直に行くのが楽だと思います。日本のお寺や仏像とは全然違っていて、タイの歴史と魅力が感じられる観光地です。
タイ編(2019年11月)
バンコク
ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
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プロフィール
Author:21世紀のxxx者
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。
関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。
画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。
↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。
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※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
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