Archive | 2020年05月
当面の更新に関してのお知らせです。

コロナウィルスの緊急事態宣言が解除され、ぼちぼち美術館も久々に開館される見込みとなってきました。
再開?! すわ訪問だ!と行きたいところですが、まだ収束したと言えるほどではなく、東京都の感染者も2桁に戻ってしまうなど第2波の予断を許さない状況であると判断し、私はもうしばらく自粛を続けようと考えております。
現在は美術館巡りのルートをせっせと記事化していますが、これもまだオススメできる時期ではなく もっと安心して訪問できるようになってから参考にして頂ければと思います。(そろそろ思いつくルートのストックも僅かなので、近いうちに新しい企画を考えようかな…)
と、まだ色々と未定な感じですが、とりあえず美術館訪問はまだ時期尚早と考えているので、しばらくは展覧会の記事はありません。それ以外で何か参考になるような情報を提供できればと思います。皆様もあまり無理せずご自愛くださいませ。

コロナウィルスの緊急事態宣言が解除され、ぼちぼち美術館も久々に開館される見込みとなってきました。
再開?! すわ訪問だ!と行きたいところですが、まだ収束したと言えるほどではなく、東京都の感染者も2桁に戻ってしまうなど第2波の予断を許さない状況であると判断し、私はもうしばらく自粛を続けようと考えております。
現在は美術館巡りのルートをせっせと記事化していますが、これもまだオススメできる時期ではなく もっと安心して訪問できるようになってから参考にして頂ければと思います。(そろそろ思いつくルートのストックも僅かなので、近いうちに新しい企画を考えようかな…)
と、まだ色々と未定な感じですが、とりあえず美術館訪問はまだ時期尚早と考えているので、しばらくは展覧会の記事はありません。それ以外で何か参考になるような情報を提供できればと思います。皆様もあまり無理せずご自愛くださいませ。
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更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter
今日は栃木県の宇都宮のアートスポット巡りについてのご紹介です。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした2箇所となります。また、
と
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
私が宇都宮に行くのは<宇都宮美術館>が主な目的となります。美術館の近くには長岡百穴古墳という変わった古墳もあり、緑豊かな雰囲気です。宇都宮には城の跡地である宇都宮城址公園があり、その周りには八幡山公園、宇都宮二荒山神社、松が峰教会といった歴史を感じさせるスポットも存在します。そこから西の方に向かうと栃木県立美術館と栃木県立博物館があり、この辺が見どころが集まっているように思います。中心街からは かなり離れていますが、大谷石の採掘場の跡地である<大谷資料館>は他では観られないような施設となっていて、一度は訪れておきたい場所です。すぐ近くには天開山 大谷寺もあるので共に訪れるのが良いかと思います。その他に、JR宇都宮駅の近くには旧篠原家住宅というのが徒歩圏内にあり、立地的に他の施設とハシゴしやすくなっています
まずは私の好きな宇都宮美術館についてです。
<宇都宮美術館>

【公式サイト】
http://u-moa.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。庭園部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは宇都宮の中心街から5kmほど北に位置する うつのみや文化の森 の中にある美術館で、周りは緑に囲まれた環境となっています。展示は企画展・特別展と常設があり、西洋近代絵画をはじめ日本洋画や現代絵画、宇都宮ゆかりの作家などが主なコレクションとなっています。コレクションの中には有名なマグリットの「大家族」も含まれていて、折々の常設展で観ることができます。企画展の傾向としては近現代のテーマが多く、巡回展の割合も高めだと思います。たまに芸術祭や地元の作家を紹介する展示を行っているので、地元に根ざした地方の美術館と言った感じかな。建物自体も広々としていて爽やかな印象を受けます。
私がこの美術館を好きな理由の1つが併設レストランのjoie de sens(ジョワ デ サンス)で、むしろそれを目当てにしているくらいですw 企画展に合わせたメニューやデザートがあり それほど高くない割に本格的で美味しい料理が食べられます。木々に囲まれた眺めも落ち着けるので、この美術館に行ったら必ず寄っています。
注意点は駅からの距離で、宇都宮駅からバスで向かうと30分くらいかかります。しかも本数が少ないので、公共交通機関を使う場合は訪れる前に時間を調べておくとよろしいかと思います。
ということで、やや交通の便が良くないものの雰囲気と食事が好きでちょくちょく遠征しています。(さらに餃子目的というのもありますw) 自家用車であれば後述の大谷資料館と組み合わせることも可能だと思いますので、それも含めて展覧会のタイミングを観て遠征してみるのも楽しいと思います。
宇都宮美術館の近くには長岡百穴古墳という変わった古墳があります。これは穴だらけの洞窟みたいな古墳で、7世紀頃の横穴墓群です。埼玉などにも似たものはありますが、歴史好きの方には面白いかと思います。
大谷資料館の前にそれ以外のスポットについてですが、概ね東武宇都宮駅の周辺に集まっています。
宇都宮城は平安時代後期に建てられたようで、鎌倉時代から豊臣秀吉に滅ぼされるまでは宇都宮氏の居城でした。江戸時代は譜代大名が住んでいたようで、この辺が宇都宮の中心街となっています。残念ながら戊辰戦争で建物は消失し、今は櫓と城壁くらいしか残っていないものの 公園内や清明館という歴史展示室などでイベントを開催していて市民の憩いの場となっています。一応、歩いて見学できるので一回は観ておいて良いかも。また、近くには宇都宮を一望できる八幡山公園があり、園内には宇都宮タワーも建っています。タワーはそれほど高くないけど展望台もある(有料)そうで、見た目はちょっと東京タワーを小さくしたような感じに見えるかなw ここも余裕があれば観光スポットになると思います。さらにすぐ側には宇都宮二荒山神社という1500年くらいの歴史の神社があり、そこの階段からも結構な景色が観られます。登るのが無茶苦茶キツイけど、大通りからも近いのでここもたまに寄ります。(ちなみに有名な餃子屋さんの正嗣や 宇都宮みんみんも宇都宮二荒山神社の近くです。)
また、東武宇都宮駅の近くには松が峰教会というロマネスク様式の教会があり、建物好きは目を引くと思います。ここは中に入ったことはありませんが、見学も可能なようなのでいつか入ってみたい所です。
東武宇都宮駅より西に向かうと、大谷資料館に行く途中に栃木県立美術館があり、そこから500mくらい南には栃木県立博物館もあります。栃木県立美術館は企画展と常設展があり、傾向としては西洋・日本の近代が多めで現代アートはやや少なめかな。こちらも多彩な展示を行っているので寄りたい所ですが、バスだと宇都宮美術館とハシゴするのが難しい場所(方面が違う)だったりします。バスなら大谷資料館に向かう途中にあるので、大谷資料館と組み合わせる方がルートとしては容易だと思います。栃木県立博物館はさらに離れているので訪れたことはありませんが、栃木県立美術館を中心にルートを組む際には検討してみるのも良さそうです。
続いてはドラマや映画などでもよく撮影が行われる大谷資料館についてです。美術館ではありませんが、美術にも関係あるスポットなので取り上げてみます。
<大谷資料館>

【公式サイト】
http://www.oya909.co.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
施設見学のみ
【併設のカフェ】
なし(隣にカフェあり)
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
概ね可能
【特徴】
こちらはかつて大谷石を採掘していた場所で、戦時中には地下軍事工場としても使われていたようです。大谷石は旧帝国ホテルに使われるなど古い建築物に観られる素材で、昔はよく家の塀などにも使われていました。
地下に広大な空間が広がっていて、この中を見学することができます。

掘った跡も残っていて、昔の痕跡を目の当たりにできるかな。今ではライトアップしていたり、プロジェクションマッピングを行うなどイベントも開催されます。撮影スポットとしても有名で、数多くの映画やドラマで使われているので目にされたことがあるかも?
この坑道の他に資料展示の部屋もあり、当時の様子を伺うこともできます。古い建築に興味がある方にはそれも面白いのではないかと思います。
また、この大谷資料館の近くには天開山大谷寺というお寺があります。

このお寺には岩をくり抜いて作った高さ4mもある千手観音があり、バーミヤンの石仏を思わせる作りとなっています。こちらも見応えがあるので、合わせて訪れることをお勧めします。
ちなみに、大谷資料館と天開山大谷寺は大谷観光一日乗車券というバスの乗車券で割引を受けることができます。JR宇都宮駅西口の定期券センターで買えるので、バスで行くのであればそちらがお得だと思います。
ということで、宇都宮も意外と歴史の深い街なので色々と見どころがあります。距離がキロ単位だったりバスが少ないなど交通の便が良くないので、1日で全部周るのは難しいと思いますが 上手く計画を建てて効率良く回りたい所です。
ご紹介するのはこちらの地図の



私が宇都宮に行くのは<宇都宮美術館>が主な目的となります。美術館の近くには長岡百穴古墳という変わった古墳もあり、緑豊かな雰囲気です。宇都宮には城の跡地である宇都宮城址公園があり、その周りには八幡山公園、宇都宮二荒山神社、松が峰教会といった歴史を感じさせるスポットも存在します。そこから西の方に向かうと栃木県立美術館と栃木県立博物館があり、この辺が見どころが集まっているように思います。中心街からは かなり離れていますが、大谷石の採掘場の跡地である<大谷資料館>は他では観られないような施設となっていて、一度は訪れておきたい場所です。すぐ近くには天開山 大谷寺もあるので共に訪れるのが良いかと思います。その他に、JR宇都宮駅の近くには旧篠原家住宅というのが徒歩圏内にあり、立地的に他の施設とハシゴしやすくなっています
まずは私の好きな宇都宮美術館についてです。
<宇都宮美術館>

【公式サイト】
http://u-moa.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。庭園部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは宇都宮の中心街から5kmほど北に位置する うつのみや文化の森 の中にある美術館で、周りは緑に囲まれた環境となっています。展示は企画展・特別展と常設があり、西洋近代絵画をはじめ日本洋画や現代絵画、宇都宮ゆかりの作家などが主なコレクションとなっています。コレクションの中には有名なマグリットの「大家族」も含まれていて、折々の常設展で観ることができます。企画展の傾向としては近現代のテーマが多く、巡回展の割合も高めだと思います。たまに芸術祭や地元の作家を紹介する展示を行っているので、地元に根ざした地方の美術館と言った感じかな。建物自体も広々としていて爽やかな印象を受けます。
私がこの美術館を好きな理由の1つが併設レストランのjoie de sens(ジョワ デ サンス)で、むしろそれを目当てにしているくらいですw 企画展に合わせたメニューやデザートがあり それほど高くない割に本格的で美味しい料理が食べられます。木々に囲まれた眺めも落ち着けるので、この美術館に行ったら必ず寄っています。
注意点は駅からの距離で、宇都宮駅からバスで向かうと30分くらいかかります。しかも本数が少ないので、公共交通機関を使う場合は訪れる前に時間を調べておくとよろしいかと思います。
ということで、やや交通の便が良くないものの雰囲気と食事が好きでちょくちょく遠征しています。(さらに餃子目的というのもありますw) 自家用車であれば後述の大谷資料館と組み合わせることも可能だと思いますので、それも含めて展覧会のタイミングを観て遠征してみるのも楽しいと思います。
宇都宮美術館の近くには長岡百穴古墳という変わった古墳があります。これは穴だらけの洞窟みたいな古墳で、7世紀頃の横穴墓群です。埼玉などにも似たものはありますが、歴史好きの方には面白いかと思います。
大谷資料館の前にそれ以外のスポットについてですが、概ね東武宇都宮駅の周辺に集まっています。
宇都宮城は平安時代後期に建てられたようで、鎌倉時代から豊臣秀吉に滅ぼされるまでは宇都宮氏の居城でした。江戸時代は譜代大名が住んでいたようで、この辺が宇都宮の中心街となっています。残念ながら戊辰戦争で建物は消失し、今は櫓と城壁くらいしか残っていないものの 公園内や清明館という歴史展示室などでイベントを開催していて市民の憩いの場となっています。一応、歩いて見学できるので一回は観ておいて良いかも。また、近くには宇都宮を一望できる八幡山公園があり、園内には宇都宮タワーも建っています。タワーはそれほど高くないけど展望台もある(有料)そうで、見た目はちょっと東京タワーを小さくしたような感じに見えるかなw ここも余裕があれば観光スポットになると思います。さらにすぐ側には宇都宮二荒山神社という1500年くらいの歴史の神社があり、そこの階段からも結構な景色が観られます。登るのが無茶苦茶キツイけど、大通りからも近いのでここもたまに寄ります。(ちなみに有名な餃子屋さんの正嗣や 宇都宮みんみんも宇都宮二荒山神社の近くです。)
また、東武宇都宮駅の近くには松が峰教会というロマネスク様式の教会があり、建物好きは目を引くと思います。ここは中に入ったことはありませんが、見学も可能なようなのでいつか入ってみたい所です。
東武宇都宮駅より西に向かうと、大谷資料館に行く途中に栃木県立美術館があり、そこから500mくらい南には栃木県立博物館もあります。栃木県立美術館は企画展と常設展があり、傾向としては西洋・日本の近代が多めで現代アートはやや少なめかな。こちらも多彩な展示を行っているので寄りたい所ですが、バスだと宇都宮美術館とハシゴするのが難しい場所(方面が違う)だったりします。バスなら大谷資料館に向かう途中にあるので、大谷資料館と組み合わせる方がルートとしては容易だと思います。栃木県立博物館はさらに離れているので訪れたことはありませんが、栃木県立美術館を中心にルートを組む際には検討してみるのも良さそうです。
続いてはドラマや映画などでもよく撮影が行われる大谷資料館についてです。美術館ではありませんが、美術にも関係あるスポットなので取り上げてみます。
<大谷資料館>

【公式サイト】
http://www.oya909.co.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
施設見学のみ
【併設のカフェ】
なし(隣にカフェあり)
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
概ね可能
【特徴】
こちらはかつて大谷石を採掘していた場所で、戦時中には地下軍事工場としても使われていたようです。大谷石は旧帝国ホテルに使われるなど古い建築物に観られる素材で、昔はよく家の塀などにも使われていました。
地下に広大な空間が広がっていて、この中を見学することができます。

掘った跡も残っていて、昔の痕跡を目の当たりにできるかな。今ではライトアップしていたり、プロジェクションマッピングを行うなどイベントも開催されます。撮影スポットとしても有名で、数多くの映画やドラマで使われているので目にされたことがあるかも?
この坑道の他に資料展示の部屋もあり、当時の様子を伺うこともできます。古い建築に興味がある方にはそれも面白いのではないかと思います。
また、この大谷資料館の近くには天開山大谷寺というお寺があります。

このお寺には岩をくり抜いて作った高さ4mもある千手観音があり、バーミヤンの石仏を思わせる作りとなっています。こちらも見応えがあるので、合わせて訪れることをお勧めします。
ちなみに、大谷資料館と天開山大谷寺は大谷観光一日乗車券というバスの乗車券で割引を受けることができます。JR宇都宮駅西口の定期券センターで買えるので、バスで行くのであればそちらがお得だと思います。
ということで、宇都宮も意外と歴史の深い街なので色々と見どころがあります。距離がキロ単位だったりバスが少ないなど交通の便が良くないので、1日で全部周るのは難しいと思いますが 上手く計画を建てて効率良く回りたい所です。
記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。


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今日は栃木県の栃木から足利にかけてのアートスポット巡りについてのご紹介です。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした2箇所となります。また、
と
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
このエリアはかなり広範囲なので電車か車での移動をするのが前提となりますが、栃木市の市役所周辺には古い蔵が立ち並び、<とちぎ蔵の街美術館>を始め、とちぎ歌麿館、とちぎ山車会館、山本有三ふるさと記念館 といった美術館・資料館が集まっています。また、この辺には歴史的な建築物が数多くあり塚田歴史伝説館、蔵の街遊覧船、栃木市役所別館(旧栃木町役場)、栃木市郷土参考館、横山郷土館などでそうした建物や歴史を味わうことができます。変わり種では 岩下の新生姜ミュージアムも有名です。
栃木駅から両毛線で西に向かって20分ほど乗ると あしかがフラワーパーク駅の目の前に<あしかがフラワーパーク>があり、少し離れた所に栗田美術館もあります。さらに両毛線で5分ほど西に進むと足利駅周辺に足利学校、鑁阿寺、松村記念館といった歴史的建造物や足利市立美術館があって、このエリアは歴史的建造物が多めなのが特徴です。
今回は東から西に向かって栃木→あしかがフラワーパーク→足利の順でご紹介して参ります。
まずは栃木の象徴である蔵が美術館になっている とちぎ蔵の街美術館についてです。
<とちぎ蔵の街美術館>

【公式サイト】
https://www.city.tochigi.lg.jp/site/museum/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらは200年ほど前に建てられた土蔵を改築して作られた美術館で、年に4~5回くらいの企画展を行っています。企画の傾向としては地元に縁の深い作家を紹介することが多く、収蔵品展や喜多川歌麿に関する展示も度々行われます。展示室はそれほど広くないので1時間くらいのボリュームで、カフェやショップもないので割とあっさりと観終わると思います。しかしここでしか観られないような画家の作品があるので、美術ファンにも目新しい発見があるのではないかと思います。何と言っても蔵の中なので静かで独特のムードがあるのも面白いかな。まあ ここだけが遠征の目的になることはありませんが、栃木市に行く際は大体寄っています。
そして、この美術館の近くにはたくさんの資料館や歴史的建造物が立ち並んでいます。
こちらは とちぎ蔵の街美術館に隣接している とちぎ山車会館。

とちぎ秋祭りで使われる山車が展示されていて、その大きさに驚かされます。デジタル映像で祭りの雰囲気も味わえたりします。
続いてこちらも近くにある とちぎ歌麿館。ここは無料で観られます

喜多川歌麿は狂歌を通じてこの地の豪商 善野家と親交を結んでいたようで、善野家から依頼されたのが代表作の「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」の雪月花3部作となります。以前はここで複製を展示してたりしましたが、今は小さめの肉筆の複製や 栃木の歴史などを紹介する品などが展示されています。(すぐ目の前の栃木市役所で複製展示していたこともあります)
ちなみに栃木は日光例幣使街道が通り、渡良瀬川・巴波川の舟運で江戸時代に栄えた街です。明治時代も県庁所在地だったのですが、自由民権運動の拠点となっていたので県庁は宇都宮に移ってしまい今では県名に名残を残すのみとなっています。今でも旧街道沿いには多くの古い建物が並んでいて、お店や資料館、観光案内所などに活用されています。
こちらは山本有三ふるさと記念館

『路傍の石』などの著者の記念館です。山本有三に関する資料の他、蔵も見学も出来るのでそれを目当てにするのも良いかもしれません。
他にも塚田歴史伝説館、栃木市郷土参考館(無料)、横山郷土館など古い建物を堪能できる施設が立ち並んでいるので、建物好きの方は非常に楽しいと思います。
街を歩いていると登録有形文化財の建物が普通にお店になっていたりします。

こちらは旧足利銀行栃木支店で、今はレストランです。いづれ中に入ってみたいw
こちらは舟運で栄えた巴波川。

蔵の街遊覧船というので15分くらいの船旅を体験できます。両脇にこうした建物が立ち並んでいるので風情があります。
こちらは巴波川の西側にある栃木市役所別館(旧栃木町役場)

明治時代の県庁です。中に入ることはできませんが、綺麗に残っています。
ということで、栃木市役所の周辺にはこうした風景が広がっています。栃木駅からちょっと離れた所が中心街となっているものの、バスが通っているので交通の便も悪くありません。また、栃木駅の東側には 岩下の新生姜ミュージアムというマニアックさが受けている施設もあって、栃木駅周辺だけでも1日遊べるのではないかと思います。特に古民家などが好きな方にオススメの街です。
私はこの辺りを観た後は大体の場合 あしかがフラワーパークに向かいますw
続いては新駅が出来て格段に便利になった あしかがフラワーパークについてです。美術館ではないですが、オススメなのでご紹介。
<あしかがフラワーパーク>

【公式サイト】
http://www.ashikaga.co.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
庭園内の企画あり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
可能
【特徴】
こちらは四季折々の花が咲く広大な庭園で、2014年にアメリカのCNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10ヶ所」で日本で唯一選出されるなど世界的にも注目されている施設です。かつては駅からかなり遠かったのですが、目の前に駅が出来て便利になりました。
こちらが あしかがフラワーパーク駅

この駅のおかげで時間的にも栃木・足利・佐野など周辺の地区からハシゴしやすくなりました。
この施設で特に有名なのは樹齢140年以上と言われる日本一の藤棚です。

こちらが咲く季節(4月中旬~5月中旬くらい)は他の花も見頃となるので、入館料もアップしますw 花の咲き具合で値段が変わるのが面白い。
庭園はかなり広く、様々な趣向を凝らしています。

こちらはモネの池を思わせる光景。天井からも藤が垂れ下がっています。
これだけ広くて目安は3時間と言ってるのに、栃木を巡った後に訪れることは可能なのか?という疑問もあるかもしれませんが、それには理由があります。こちらの施設は繁忙期やイルミネーションの時期は夜間開催することがあり、その時期を狙って訪れると明るい時間帯と暗い時間帯の両方を楽しむことができます。なので、あえて16時くらいに着くスケジュールを組んでたりします。(いつもは夜間開催していないので注意です)
ライトアップされるとこんな感じ。

昼とはまた趣が違って神秘的な雰囲気となります。
こちらは冬のイルミネーション。

藤は咲いていないけど、代わりに電球の藤が咲きます。
ということで、時期によって大きく見どころが変わる施設となっています。公式サイトで花の咲き具合を案内しているので、訪れる場合は事前に必ずチェックすることをオススメします。個人的には藤の咲くゴールデンウィークの夜間開催日が一番の狙い目です(めっちゃ混んでいますがw)
ちなみに あしかがフラワーパークの近くには栗田美術館があります。伊万里焼や鍋島のコレクションが豊富で建物自体も面白い所です。かつてQUEENのフレディ・マーキュリーが最後に来日した際に ここに立ち寄ったこともあり、映画『ボヘミアン・ラプソディ』がヒットして聖地巡礼のファンも訪れるようになったのだとか。結構広い敷地で見どころが多いので、あしかがフラワーパークと栗田美術館だけでも十分に満喫できるかもしれません。
また、あしかがフラワーパーク駅から両毛線で5分ほど西に進むと足利駅となります。足利駅の近くには日本最古の学校とされる足利学校があります。足利学校の起源は諸説あるようですが室町時代には学校の再興が行われた記録があるのでそれ以前から存在しているようで、現在でも見学可能となっています。近くには国宝の本堂を持つ鑁阿寺や、古民家の松村記念館といった歴史的建造物や足利市立美術館もあるので、そうした施設と共に訪れるルートも良さそうです。(この辺はブログ化する前に行ったきりなので最近の様子は分かりませんw)
蛇足ですが有名な佐野のアウトレットモールは休みとなると無茶苦茶混みます。駐車場待ちで諦めたこともあるので、観光する時はあまり合わせて行かない方が良いですw 車で行くならアート巡り+佐野ラーメンの名店巡りとかが良いかなw
ということで、この辺は美術だけでなく建物・歴史・花などが楽しめるエリアです。東京からでも日帰りで訪れることが出来るので、軽く旅行気分を味わいたい時にオススメです。
ご紹介するのはこちらの地図の



このエリアはかなり広範囲なので電車か車での移動をするのが前提となりますが、栃木市の市役所周辺には古い蔵が立ち並び、<とちぎ蔵の街美術館>を始め、とちぎ歌麿館、とちぎ山車会館、山本有三ふるさと記念館 といった美術館・資料館が集まっています。また、この辺には歴史的な建築物が数多くあり塚田歴史伝説館、蔵の街遊覧船、栃木市役所別館(旧栃木町役場)、栃木市郷土参考館、横山郷土館などでそうした建物や歴史を味わうことができます。変わり種では 岩下の新生姜ミュージアムも有名です。
栃木駅から両毛線で西に向かって20分ほど乗ると あしかがフラワーパーク駅の目の前に<あしかがフラワーパーク>があり、少し離れた所に栗田美術館もあります。さらに両毛線で5分ほど西に進むと足利駅周辺に足利学校、鑁阿寺、松村記念館といった歴史的建造物や足利市立美術館があって、このエリアは歴史的建造物が多めなのが特徴です。
今回は東から西に向かって栃木→あしかがフラワーパーク→足利の順でご紹介して参ります。
まずは栃木の象徴である蔵が美術館になっている とちぎ蔵の街美術館についてです。
<とちぎ蔵の街美術館>

【公式サイト】
https://www.city.tochigi.lg.jp/site/museum/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらは200年ほど前に建てられた土蔵を改築して作られた美術館で、年に4~5回くらいの企画展を行っています。企画の傾向としては地元に縁の深い作家を紹介することが多く、収蔵品展や喜多川歌麿に関する展示も度々行われます。展示室はそれほど広くないので1時間くらいのボリュームで、カフェやショップもないので割とあっさりと観終わると思います。しかしここでしか観られないような画家の作品があるので、美術ファンにも目新しい発見があるのではないかと思います。何と言っても蔵の中なので静かで独特のムードがあるのも面白いかな。まあ ここだけが遠征の目的になることはありませんが、栃木市に行く際は大体寄っています。
そして、この美術館の近くにはたくさんの資料館や歴史的建造物が立ち並んでいます。
こちらは とちぎ蔵の街美術館に隣接している とちぎ山車会館。

とちぎ秋祭りで使われる山車が展示されていて、その大きさに驚かされます。デジタル映像で祭りの雰囲気も味わえたりします。
続いてこちらも近くにある とちぎ歌麿館。ここは無料で観られます

喜多川歌麿は狂歌を通じてこの地の豪商 善野家と親交を結んでいたようで、善野家から依頼されたのが代表作の「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」の雪月花3部作となります。以前はここで複製を展示してたりしましたが、今は小さめの肉筆の複製や 栃木の歴史などを紹介する品などが展示されています。(すぐ目の前の栃木市役所で複製展示していたこともあります)
ちなみに栃木は日光例幣使街道が通り、渡良瀬川・巴波川の舟運で江戸時代に栄えた街です。明治時代も県庁所在地だったのですが、自由民権運動の拠点となっていたので県庁は宇都宮に移ってしまい今では県名に名残を残すのみとなっています。今でも旧街道沿いには多くの古い建物が並んでいて、お店や資料館、観光案内所などに活用されています。
こちらは山本有三ふるさと記念館

『路傍の石』などの著者の記念館です。山本有三に関する資料の他、蔵も見学も出来るのでそれを目当てにするのも良いかもしれません。
他にも塚田歴史伝説館、栃木市郷土参考館(無料)、横山郷土館など古い建物を堪能できる施設が立ち並んでいるので、建物好きの方は非常に楽しいと思います。
街を歩いていると登録有形文化財の建物が普通にお店になっていたりします。

こちらは旧足利銀行栃木支店で、今はレストランです。いづれ中に入ってみたいw
こちらは舟運で栄えた巴波川。

蔵の街遊覧船というので15分くらいの船旅を体験できます。両脇にこうした建物が立ち並んでいるので風情があります。
こちらは巴波川の西側にある栃木市役所別館(旧栃木町役場)

明治時代の県庁です。中に入ることはできませんが、綺麗に残っています。
ということで、栃木市役所の周辺にはこうした風景が広がっています。栃木駅からちょっと離れた所が中心街となっているものの、バスが通っているので交通の便も悪くありません。また、栃木駅の東側には 岩下の新生姜ミュージアムというマニアックさが受けている施設もあって、栃木駅周辺だけでも1日遊べるのではないかと思います。特に古民家などが好きな方にオススメの街です。
私はこの辺りを観た後は大体の場合 あしかがフラワーパークに向かいますw
続いては新駅が出来て格段に便利になった あしかがフラワーパークについてです。美術館ではないですが、オススメなのでご紹介。
<あしかがフラワーパーク>

【公式サイト】
http://www.ashikaga.co.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
庭園内の企画あり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
可能
【特徴】
こちらは四季折々の花が咲く広大な庭園で、2014年にアメリカのCNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10ヶ所」で日本で唯一選出されるなど世界的にも注目されている施設です。かつては駅からかなり遠かったのですが、目の前に駅が出来て便利になりました。
こちらが あしかがフラワーパーク駅

この駅のおかげで時間的にも栃木・足利・佐野など周辺の地区からハシゴしやすくなりました。
この施設で特に有名なのは樹齢140年以上と言われる日本一の藤棚です。

こちらが咲く季節(4月中旬~5月中旬くらい)は他の花も見頃となるので、入館料もアップしますw 花の咲き具合で値段が変わるのが面白い。
庭園はかなり広く、様々な趣向を凝らしています。

こちらはモネの池を思わせる光景。天井からも藤が垂れ下がっています。
これだけ広くて目安は3時間と言ってるのに、栃木を巡った後に訪れることは可能なのか?という疑問もあるかもしれませんが、それには理由があります。こちらの施設は繁忙期やイルミネーションの時期は夜間開催することがあり、その時期を狙って訪れると明るい時間帯と暗い時間帯の両方を楽しむことができます。なので、あえて16時くらいに着くスケジュールを組んでたりします。(いつもは夜間開催していないので注意です)
ライトアップされるとこんな感じ。

昼とはまた趣が違って神秘的な雰囲気となります。
こちらは冬のイルミネーション。

藤は咲いていないけど、代わりに電球の藤が咲きます。
ということで、時期によって大きく見どころが変わる施設となっています。公式サイトで花の咲き具合を案内しているので、訪れる場合は事前に必ずチェックすることをオススメします。個人的には藤の咲くゴールデンウィークの夜間開催日が一番の狙い目です(めっちゃ混んでいますがw)
ちなみに あしかがフラワーパークの近くには栗田美術館があります。伊万里焼や鍋島のコレクションが豊富で建物自体も面白い所です。かつてQUEENのフレディ・マーキュリーが最後に来日した際に ここに立ち寄ったこともあり、映画『ボヘミアン・ラプソディ』がヒットして聖地巡礼のファンも訪れるようになったのだとか。結構広い敷地で見どころが多いので、あしかがフラワーパークと栗田美術館だけでも十分に満喫できるかもしれません。
また、あしかがフラワーパーク駅から両毛線で5分ほど西に進むと足利駅となります。足利駅の近くには日本最古の学校とされる足利学校があります。足利学校の起源は諸説あるようですが室町時代には学校の再興が行われた記録があるのでそれ以前から存在しているようで、現在でも見学可能となっています。近くには国宝の本堂を持つ鑁阿寺や、古民家の松村記念館といった歴史的建造物や足利市立美術館もあるので、そうした施設と共に訪れるルートも良さそうです。(この辺はブログ化する前に行ったきりなので最近の様子は分かりませんw)
蛇足ですが有名な佐野のアウトレットモールは休みとなると無茶苦茶混みます。駐車場待ちで諦めたこともあるので、観光する時はあまり合わせて行かない方が良いですw 車で行くならアート巡り+佐野ラーメンの名店巡りとかが良いかなw
ということで、この辺は美術だけでなく建物・歴史・花などが楽しめるエリアです。東京からでも日帰りで訪れることが出来るので、軽く旅行気分を味わいたい時にオススメです。
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今日は群馬の伊香保周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした3箇所となります。また、
と
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
私が伊香保に行くのは<ハラ ミュージアム アーク>の展示を観るのが目的となります。この美術館は伊香保グリーン牧場に隣接していて、すぐ近くには<群馬ガラス工芸美術館>もあります。また、バスで15分ほどで伊香保温泉の観光地が密集した地域となり<竹久夢二伊香保記念館>、保科美術館、伊香保切り絵美術館といった美術館があります。温泉や伊香保の代名詞とも言える石段街、伊香保ロープウェイなどと合わせて訪れると旅行気分になれるかも。ちなみにこのルートはほぼ路線バスのルートとなっているのでバスと歩きだけでも周れると思います。
まずはメインとなるハラ ミュージアム アークについてです。
<ハラ ミュージアム アーク>

【公式サイト】
http://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。庭園部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは後述の伊香保グリーン牧場に隣接した美術館で、品川にある原美術館の別館となります。2020年12月末で原美術館は閉館するので、そのコレクションはこちらの美術館へと移動し、2021年からは原美術館ARCと改称することが決まっています。改称後はどうなるか未知数ですが、2020年現在は 現代アート中心の企画展、古い日本画などを展示している特別展示室「觀海庵」、現代彫刻が並ぶ庭園 といったコンテンツとなっています。企画展は原美術館と連動することもあり、かなり攻めた斬新なアーティストを紹介してくれるのが魅力です。また、建物は磯崎新 氏による設計となっていて、簡潔で気品ある姿です。
こちらは庭にある作品の1つ。アンディ・ウォーホルの「キャンベルズ トマトスープ」

現代アートの象徴とも言える作品が緑の中に立っているのが何ともシュールな光景ですw
庭にはカフェもあり、こちらも人気となっています。

原美術館の併設カフェと同じ名前です。ここから先程のウォーホルの作品などを見ながら食事することができます。まあ味は普通だけど雰囲気が良いですね。
ということで、洒落たセンスの光る美術館となっています。ただし冬季は休館期間があったりするので、その点だけ注意が必要です。今後のパワーアップでどう変わるか楽しみですね。
ハラミュージアムアークの隣には伊香保グリーン牧場があります。
記事一覧はこちら

ヤギや羊と一緒にお散歩したり、馬に乗ったりと様々な動物との触れ合い体験をすることができます。(以前は乳搾り体験もあったのですが、残念ながら酪農をやめてしまって今は牛はいなくなっています。) バーベキューやミニ遊園地、キャンプ場などもあるようなので、家族連れで訪れるのに適した観光地です。
伊香保グリーン牧場より1kmくらい渋川駅方面にある群馬ガラス工芸美術館についてです。
<群馬ガラス工芸美術館>

【公式サイト】
http://www.ggart.co.jp/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
常設のみ
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらはガラスをテーマにした美術館で、アール・ヌーヴォー期のエミール・ガレやドーム兄弟の作品を中心に常設展示しています。ガラス以外にも家具作家ルイ・マジョレルの書斎を移築して再現した部屋もあり、アール・ヌーヴォー好きの方には特に楽しめる内容となっています。大型のコレクションもあるので、予想以上に見応えがあると思います。 まあ点数はそれほど多くないので1時間もあれば見て周れると思いますが、ここではガラスの絵付けやシルバーアクセサリーの作成体験をすることもできます。雛形みたいなのが用意されるので、初心者でも意外とちゃんとした絵が描けるかなw
ここは渋川駅↔伊香保温泉のバス停も近く、展示だけならそれほど時間がかからないので他の美術館や観光地と組み込みやすいのではないかと思います。特にアール・ヌーヴォーのデザインが好きな方にオススメです。
最後に伊香保温泉にゆかりのある竹久夢二に関する記念館についてです。
<竹久夢二伊香保記念館>

【公式サイト】
http://yumeji.or.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらは本館では竹久夢二に関する展示を行っていますが、新館では和ガラスに関する展示も行っていて別料金となっています(共通券もあり) 本館は一見すると歴史的な建物に見えるけど1995年に作られた最近の建物で、他に別館 夢二子供絵の館、新館 義山楼などいくつかの建物があります。
本館は年に数回の企画展を行い、テーマに沿った竹久夢二の作品が展示されます。常設と企画展の境がよく分からないので入り混じってる感じかなw 竹久夢二の挿絵や版画、デザインなど多彩な仕事の数々が紹介されていて、結構なボリュームです。竹久夢二が伊香保に足繁く通った話なども紹介され、部屋も大正風に作られているので夢二が好きな人には聖地巡りのような楽しさがあると思います。
本館にはカフェもあり、こちらも大正風となっています。

残念ながら営業時間中に訪れたことがないですが、展示作品が壁に飾られていて それを見ながらお茶することができるようです。
ということで、竹久夢二や大正ロマンをテーマにした記念館となっています。ボリュームもあるので出来れば じっくりと時間を取って訪れた方が良さそうです。近くに温泉ホテルも多いので、泊りがけの方には丁度いい観光地になると思います。
他に
と
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
伊香保温泉の温泉街には他に保科美術館と伊香保切り絵美術館があります。(この2つは訪れたことがないので参考程度です) 保科美術館も竹久夢二や小林かいち といった大正ロマン溢れる画家を常設している他、現代の作家の作品もあるようです。また、足湯や展望喫茶室といった施設もあるようなので、竹久夢二伊香保記念館と共に検討してみるのも良さそうです。一方、伊香保切り絵美術館は小規模な美術館のようですが、切り絵体験などもやっているようです。
また、美術館以外にもこの辺は観光地があり、特に伊香保温泉 石段街は有名かな。365段もあり、石段の両脇にはお土産物屋さんなどが立ち並んでいて、温泉街のイメージそのものです、石段には与謝野晶子の詩なども刻まれていて、登りきると伊香保神社となっています。この辺は定番なので一度は訪れておきたい場所ですね。伊香保神社でも山を眺めることができますが、伊香保ロープウェイで展望デッキまで行くとさらに広い光景を観ることができます。
ということで、温泉地なので美術館や観光スポットが密集しているように思います。できれば泊まりで訪れたい場所ですが、計画を上手く建てると割と日帰りでも効率良く周れる手頃な遠征ルートです。
おまけ:
伊香保に行くなら大宮駅から渋川駅までは「リゾートやまどり」がオススメですw
参考記事:リゾートやまどりの写真

土日祝のみ走る臨時快速で、事前にチケットを取る必要がありますが青春18切符と併用できるのが特徴です。
中はこんな感じ。ゆったりしていて普通の特急のグリーン車より豪華です。

これで始発駅の大宮駅から渋川駅まで指定席はたった520円! ミーティング室やキッズルームなどもあり、快適な列車旅になると思います。
ご紹介するのはこちらの地図の



私が伊香保に行くのは<ハラ ミュージアム アーク>の展示を観るのが目的となります。この美術館は伊香保グリーン牧場に隣接していて、すぐ近くには<群馬ガラス工芸美術館>もあります。また、バスで15分ほどで伊香保温泉の観光地が密集した地域となり<竹久夢二伊香保記念館>、保科美術館、伊香保切り絵美術館といった美術館があります。温泉や伊香保の代名詞とも言える石段街、伊香保ロープウェイなどと合わせて訪れると旅行気分になれるかも。ちなみにこのルートはほぼ路線バスのルートとなっているのでバスと歩きだけでも周れると思います。
まずはメインとなるハラ ミュージアム アークについてです。
<ハラ ミュージアム アーク>

【公式サイト】
http://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。庭園部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは後述の伊香保グリーン牧場に隣接した美術館で、品川にある原美術館の別館となります。2020年12月末で原美術館は閉館するので、そのコレクションはこちらの美術館へと移動し、2021年からは原美術館ARCと改称することが決まっています。改称後はどうなるか未知数ですが、2020年現在は 現代アート中心の企画展、古い日本画などを展示している特別展示室「觀海庵」、現代彫刻が並ぶ庭園 といったコンテンツとなっています。企画展は原美術館と連動することもあり、かなり攻めた斬新なアーティストを紹介してくれるのが魅力です。また、建物は磯崎新 氏による設計となっていて、簡潔で気品ある姿です。
こちらは庭にある作品の1つ。アンディ・ウォーホルの「キャンベルズ トマトスープ」

現代アートの象徴とも言える作品が緑の中に立っているのが何ともシュールな光景ですw
庭にはカフェもあり、こちらも人気となっています。

原美術館の併設カフェと同じ名前です。ここから先程のウォーホルの作品などを見ながら食事することができます。まあ味は普通だけど雰囲気が良いですね。
ということで、洒落たセンスの光る美術館となっています。ただし冬季は休館期間があったりするので、その点だけ注意が必要です。今後のパワーアップでどう変わるか楽しみですね。
ハラミュージアムアークの隣には伊香保グリーン牧場があります。
記事一覧はこちら

ヤギや羊と一緒にお散歩したり、馬に乗ったりと様々な動物との触れ合い体験をすることができます。(以前は乳搾り体験もあったのですが、残念ながら酪農をやめてしまって今は牛はいなくなっています。) バーベキューやミニ遊園地、キャンプ場などもあるようなので、家族連れで訪れるのに適した観光地です。
伊香保グリーン牧場より1kmくらい渋川駅方面にある群馬ガラス工芸美術館についてです。
<群馬ガラス工芸美術館>

【公式サイト】
http://www.ggart.co.jp/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
常設のみ
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらはガラスをテーマにした美術館で、アール・ヌーヴォー期のエミール・ガレやドーム兄弟の作品を中心に常設展示しています。ガラス以外にも家具作家ルイ・マジョレルの書斎を移築して再現した部屋もあり、アール・ヌーヴォー好きの方には特に楽しめる内容となっています。大型のコレクションもあるので、予想以上に見応えがあると思います。 まあ点数はそれほど多くないので1時間もあれば見て周れると思いますが、ここではガラスの絵付けやシルバーアクセサリーの作成体験をすることもできます。雛形みたいなのが用意されるので、初心者でも意外とちゃんとした絵が描けるかなw
ここは渋川駅↔伊香保温泉のバス停も近く、展示だけならそれほど時間がかからないので他の美術館や観光地と組み込みやすいのではないかと思います。特にアール・ヌーヴォーのデザインが好きな方にオススメです。
最後に伊香保温泉にゆかりのある竹久夢二に関する記念館についてです。
<竹久夢二伊香保記念館>

【公式サイト】
http://yumeji.or.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらは本館では竹久夢二に関する展示を行っていますが、新館では和ガラスに関する展示も行っていて別料金となっています(共通券もあり) 本館は一見すると歴史的な建物に見えるけど1995年に作られた最近の建物で、他に別館 夢二子供絵の館、新館 義山楼などいくつかの建物があります。
本館は年に数回の企画展を行い、テーマに沿った竹久夢二の作品が展示されます。常設と企画展の境がよく分からないので入り混じってる感じかなw 竹久夢二の挿絵や版画、デザインなど多彩な仕事の数々が紹介されていて、結構なボリュームです。竹久夢二が伊香保に足繁く通った話なども紹介され、部屋も大正風に作られているので夢二が好きな人には聖地巡りのような楽しさがあると思います。
本館にはカフェもあり、こちらも大正風となっています。

残念ながら営業時間中に訪れたことがないですが、展示作品が壁に飾られていて それを見ながらお茶することができるようです。
ということで、竹久夢二や大正ロマンをテーマにした記念館となっています。ボリュームもあるので出来れば じっくりと時間を取って訪れた方が良さそうです。近くに温泉ホテルも多いので、泊りがけの方には丁度いい観光地になると思います。
他に


伊香保温泉の温泉街には他に保科美術館と伊香保切り絵美術館があります。(この2つは訪れたことがないので参考程度です) 保科美術館も竹久夢二や小林かいち といった大正ロマン溢れる画家を常設している他、現代の作家の作品もあるようです。また、足湯や展望喫茶室といった施設もあるようなので、竹久夢二伊香保記念館と共に検討してみるのも良さそうです。一方、伊香保切り絵美術館は小規模な美術館のようですが、切り絵体験などもやっているようです。
また、美術館以外にもこの辺は観光地があり、特に伊香保温泉 石段街は有名かな。365段もあり、石段の両脇にはお土産物屋さんなどが立ち並んでいて、温泉街のイメージそのものです、石段には与謝野晶子の詩なども刻まれていて、登りきると伊香保神社となっています。この辺は定番なので一度は訪れておきたい場所ですね。伊香保神社でも山を眺めることができますが、伊香保ロープウェイで展望デッキまで行くとさらに広い光景を観ることができます。
ということで、温泉地なので美術館や観光スポットが密集しているように思います。できれば泊まりで訪れたい場所ですが、計画を上手く建てると割と日帰りでも効率良く周れる手頃な遠征ルートです。
おまけ:
伊香保に行くなら大宮駅から渋川駅までは「リゾートやまどり」がオススメですw
参考記事:リゾートやまどりの写真

土日祝のみ走る臨時快速で、事前にチケットを取る必要がありますが青春18切符と併用できるのが特徴です。
中はこんな感じ。ゆったりしていて普通の特急のグリーン車より豪華です。

これで始発駅の大宮駅から渋川駅まで指定席はたった520円! ミーティング室やキッズルームなどもあり、快適な列車旅になると思います。
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今日は箱根周辺のアートスポット巡りの後編です。前編では強羅と元箱根港あたりを紹介しましたが、今回は仙石原のあたりについてご紹介していこうと思います。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした3箇所となります。また、
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
箱根の中でも特に重要なのは<ポーラ美術館>で、その近くには<箱根ガラスの森美術館>、星の王子さまミュージアム、<箱根ラリック美術館>があります。ガラスのコレクションが充実した美術館が密集し、それぞれ違った魅力が感じられると思います。
まずは一番見所となるポーラ美術館についてです。
<ポーラ美術館>

【公式サイト】
https://www.polamuseum.or.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。常設部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは2002年にオープンした比較的新しい美術館で、ポーラ創業家2代目の鈴木常司 氏が収集した1万点ものコレクションを展示しています。その中身は驚くほど名品が多く、西洋近代絵画、日本近代絵画、版画、陶磁器、ガラス器、化粧道具といったように幅広いものとなっています。特に絵画コレクションは名だたる巨匠の傑作が揃っていて印象派からフォーヴィスム、キュビスム辺りまでが目玉と言えそうです。展覧会は企画展と常設に分かれていて、いずれもコレクションを中心にした展示でテーマに沿って入れ替わる感じかな。(たまに他の美術館からも出品されることもあります)
定番の作品がいくつかあり、例えばこちらのマティスの「リュート」

こうしたレベルの高い名品を堪能できるので、美術ファンに人気となっています。
常設は撮影可能で、ガラス器や化粧品があって化粧品メーカーらしさを感じさせます。また、小規模な現代アートの展示が行われることもあり、全部をじっくり見ると2時間半~3時間くらいはかかると思います。カフェも美味しく、緑溢れる景色も良い上に外には散歩道もあるので、できればじっくり時間を取って訪れたい美術館です。
続いてはガラスをテーマにした箱根ガラスの森美術館についてです。
<箱根ガラスの森美術館>

【公式サイト】
https://www.hakone-garasunomori.jp/
【鑑賞時間目安】
1時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
庭園部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは様々なガラスを使った一種のテーマパークのような施設で、中には本格的な美術品もあります。企画展も行われますが大半は常設や庭園となっていて、ヴェネチアン・グラス美術館と現代ガラス美術館でコレクションが展示されています。素人目にも分かりやすい美しさなので美術初心者にも楽しめるようになっていて、ガラス体験工房などの体験型施設もあるので家族連れにも良いと思います。
こちらは庭園も西洋風となっていて洒落ています。庭園のあちこちにガラスを使った作品が混じっています。

季節によっては紫陽花やバラ、コスモスなどが咲き、紅葉や冬のイルミネーションも楽しめるようです。
さらにこの美術館はレストランがオススメで、かなり美味しいです。 しかも時間帯によってはカンツォーネの演奏をしてくれるので異国情緒たっぷりとなります。それが好きで、いつもこの美術館とラリック美術館のどちらで食事するか悩みます…w
ということで、ここは美術ファン以外も楽しめるスポットだと思います。近くの箱根ラリック美術館とガラス繋がりでハシゴしてみるのも良いかもしれません。
続いてはルネ・ラリックを専門にした箱根ラリック美術館についてです。
<箱根ラリック美術館>

【公式サイト】
http://www.lalique-museum.com/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
基本的に不可。場所によって可能
【特徴】
こちらはアール・ヌーヴォー/アール・デコの時代に活躍したルネ・ラリックが制作した作品を専門にコレクションした美術館で、そのコレクションは1500点に及ぶそうです。企画展と常設がありますが大半は常設で、230点を模様替えしながら展示しています。大型の装飾パネルやセンターピースなど他の美術館では見られないような品もあり、優美なデザインをたっぷり楽しめます。ラリックは日本の美術に多大な影響を受けているので、日本人によく合う感性で洗練されたデフォルメが魅力です。
さらにこの美術館には大きな見どころがあり、レストランの隣にオリエント急行が置かれています。

こちらは事前に予約が必要ですが中に入ってお茶することができます。(外からはレストランからしか見えないので注意)
中はこんな感じ。ラリックが手掛けた品も多々あります。

こちらは鉄道好きの方も注目じゃないかなw 高級感溢れる雰囲気で、撮影可能というのも嬉しい点です。
この美術館のカフェも美味しくて、この辺に来るとどこでランチにするか本当に迷いますw また、ここは大きなミュージアムショップがあるので、お土産物を買うのも良いと思います。
ということで、ラリックのデザインやオリエント急行などを楽しめるスポットとなっています。私はいずれも大好きなので、割とここも外せない感じです。
他にこの辺で人気の美術館は星の王子さまミュージアムです。こちらはサン=テグジュペリの小説『星の王子さま』をテーマにした美術館で、建物もフランス風となっています。中身も星の王子さまをイメージした品や、サン=テグジュペリの生涯を資料や愛用品などで紹介していて、この小説が好きな方には興味深いと思います。こちらも一種のテーマパークのような感じなので、ガラスの森と方向性は似てるかも。箱根でフランスを感じられる施設です。
他にラリック美術館の近くには箱根武士の里美術館というのもあるようです。こちらは行ったことがないので詳細は分かりませんが、武具などが展示されているようなので興味がある方はチェックしてみてください。
こんな感じで箱根は数多くの美術館があり、それぞれ個性があるので好みに合わせてルートを組みたいところです。1泊だと時間との戦いになりがちなので、2泊ぐらいしたくなりますねw
ご紹介するのはこちらの地図の


箱根の中でも特に重要なのは<ポーラ美術館>で、その近くには<箱根ガラスの森美術館>、星の王子さまミュージアム、<箱根ラリック美術館>があります。ガラスのコレクションが充実した美術館が密集し、それぞれ違った魅力が感じられると思います。
まずは一番見所となるポーラ美術館についてです。
<ポーラ美術館>

【公式サイト】
https://www.polamuseum.or.jp/
【鑑賞時間目安】
2時間30分程度
【過去の展示】
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【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
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【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。常設部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは2002年にオープンした比較的新しい美術館で、ポーラ創業家2代目の鈴木常司 氏が収集した1万点ものコレクションを展示しています。その中身は驚くほど名品が多く、西洋近代絵画、日本近代絵画、版画、陶磁器、ガラス器、化粧道具といったように幅広いものとなっています。特に絵画コレクションは名だたる巨匠の傑作が揃っていて印象派からフォーヴィスム、キュビスム辺りまでが目玉と言えそうです。展覧会は企画展と常設に分かれていて、いずれもコレクションを中心にした展示でテーマに沿って入れ替わる感じかな。(たまに他の美術館からも出品されることもあります)
定番の作品がいくつかあり、例えばこちらのマティスの「リュート」

こうしたレベルの高い名品を堪能できるので、美術ファンに人気となっています。
常設は撮影可能で、ガラス器や化粧品があって化粧品メーカーらしさを感じさせます。また、小規模な現代アートの展示が行われることもあり、全部をじっくり見ると2時間半~3時間くらいはかかると思います。カフェも美味しく、緑溢れる景色も良い上に外には散歩道もあるので、できればじっくり時間を取って訪れたい美術館です。
続いてはガラスをテーマにした箱根ガラスの森美術館についてです。
<箱根ガラスの森美術館>

【公式サイト】
https://www.hakone-garasunomori.jp/
【鑑賞時間目安】
1時間30分程度
【過去の展示】
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【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
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【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
庭園部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは様々なガラスを使った一種のテーマパークのような施設で、中には本格的な美術品もあります。企画展も行われますが大半は常設や庭園となっていて、ヴェネチアン・グラス美術館と現代ガラス美術館でコレクションが展示されています。素人目にも分かりやすい美しさなので美術初心者にも楽しめるようになっていて、ガラス体験工房などの体験型施設もあるので家族連れにも良いと思います。
こちらは庭園も西洋風となっていて洒落ています。庭園のあちこちにガラスを使った作品が混じっています。

季節によっては紫陽花やバラ、コスモスなどが咲き、紅葉や冬のイルミネーションも楽しめるようです。
さらにこの美術館はレストランがオススメで、かなり美味しいです。 しかも時間帯によってはカンツォーネの演奏をしてくれるので異国情緒たっぷりとなります。それが好きで、いつもこの美術館とラリック美術館のどちらで食事するか悩みます…w
ということで、ここは美術ファン以外も楽しめるスポットだと思います。近くの箱根ラリック美術館とガラス繋がりでハシゴしてみるのも良いかもしれません。
続いてはルネ・ラリックを専門にした箱根ラリック美術館についてです。
<箱根ラリック美術館>

【公式サイト】
http://www.lalique-museum.com/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
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【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
基本的に不可。場所によって可能
【特徴】
こちらはアール・ヌーヴォー/アール・デコの時代に活躍したルネ・ラリックが制作した作品を専門にコレクションした美術館で、そのコレクションは1500点に及ぶそうです。企画展と常設がありますが大半は常設で、230点を模様替えしながら展示しています。大型の装飾パネルやセンターピースなど他の美術館では見られないような品もあり、優美なデザインをたっぷり楽しめます。ラリックは日本の美術に多大な影響を受けているので、日本人によく合う感性で洗練されたデフォルメが魅力です。
さらにこの美術館には大きな見どころがあり、レストランの隣にオリエント急行が置かれています。

こちらは事前に予約が必要ですが中に入ってお茶することができます。(外からはレストランからしか見えないので注意)
中はこんな感じ。ラリックが手掛けた品も多々あります。

こちらは鉄道好きの方も注目じゃないかなw 高級感溢れる雰囲気で、撮影可能というのも嬉しい点です。
この美術館のカフェも美味しくて、この辺に来るとどこでランチにするか本当に迷いますw また、ここは大きなミュージアムショップがあるので、お土産物を買うのも良いと思います。
ということで、ラリックのデザインやオリエント急行などを楽しめるスポットとなっています。私はいずれも大好きなので、割とここも外せない感じです。
他にこの辺で人気の美術館は星の王子さまミュージアムです。こちらはサン=テグジュペリの小説『星の王子さま』をテーマにした美術館で、建物もフランス風となっています。中身も星の王子さまをイメージした品や、サン=テグジュペリの生涯を資料や愛用品などで紹介していて、この小説が好きな方には興味深いと思います。こちらも一種のテーマパークのような感じなので、ガラスの森と方向性は似てるかも。箱根でフランスを感じられる施設です。
他にラリック美術館の近くには箱根武士の里美術館というのもあるようです。こちらは行ったことがないので詳細は分かりませんが、武具などが展示されているようなので興味がある方はチェックしてみてください。
こんな感じで箱根は数多くの美術館があり、それぞれ個性があるので好みに合わせてルートを組みたいところです。1泊だと時間との戦いになりがちなので、2泊ぐらいしたくなりますねw
記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。


更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
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今日は箱根周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。箱根はアートスポットが無数にあるので、前編・後編に分けてご紹介していこうと思います。
今日ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした3箇所となります。また、
と
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
箱根には数多くの美術館がありますが、箱根登山鉄道沿いには小涌谷駅の<岡田美術館>、彫刻の森駅の<彫刻の森美術館>があり、ケーブルカーの公園下駅には箱根写真美術館、公園上駅には箱根美術館などがあります。そこから少し離れますが、強羅周辺には箱根マイセンアンティーク美術館などもあり、この辺は特に美術館が集中しています。(その先の仙石原方面は後編でご紹介予定です)
一方、観光地が多く集まる芦ノ湖の元箱根港の辺りには<成川美術館>があります。この辺には箱根関所や箱根神社といった史跡もあるので、この辺と合わせて訪れると効率良く回れると思います。
まずは近年オープンした岡田美術館についてです。
<岡田美術館>

【公式サイト】
https://www.okada-museum.com/
【鑑賞時間目安】
2時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可。スマフォの持ち込み自体できない
【特徴】
こちらはパチンコ・パチスロの会社の創業者である岡田和生 氏の東洋美術・日本美術のコレクションを展示する大規模な美術館で、2013年にオープンしました。常設と企画展が一体化しているような感じで、所々に企画展の品が並ぶ形式かな。1階は中国・韓国の青銅器や磁器、2階は日本の磁器・ガラス、3階は主に屏風などの日本画、4階も日本画、5階は仏教美術(ここは小部屋のみ)ということで、常設展示だけで450点程度もあります。さらにその質も凄くて、どれも一流の作家による作品ばかりです。再発見された作品が収蔵されて話題になることもあり、喜多川歌麿の肉筆浮世絵の「深川の雪」や伊藤若冲の「孔雀鳳凰図」といった作品はこの美術館の目玉と言えそうです。
さらに庭園や和風のカフェもあり、美術館としてかなりクオリティが高いのは確かです。敷地内には足湯もあります。

館内はかなり広いので疲れた足に良いかも。
一方、この美術館は独自のルールがあり、これが厄介です。入口でセキュリティチェックを受けるのは特に気になりませんが、携帯電話・スマートフォンの持ち込みはできないというのが何とも不便です。館内で連れと はぐれてしまうと連絡が取れません。また、5階から庭に出ることができるのですが、一回外に出ると締め出されて1階まで戻る必要があり大回りする羽目になります。こうした点が非常に腹立たしく、満足度を押し下げます。
と、コレクションと施設は非常に立派だけどサービス精神は皆無です。入場料も2800円と高いので、よほどの美術好きじゃないと寄らないと思います。まあそれだけの価値がある品が並んでいるので悩ましいところです。
続いてはフジサンケイグループの彫刻の森についてです。
<彫刻の森美術館>

【公式サイト】
https://www.hakone-oam.or.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
概ね可能
【特徴】
こちらは非常に広い敷地の屋外に多くの彫刻が並んでいる美術館で、美しい風景と共に楽しむことができます。大半は常設ですが、たまに入れ替わったり増えたりしているように思います。また、屋内では企画展なども行われていて、様々な作家の作品が紹介されます。あまり解説などはありませんが、自然と一体化するような展示方法で 美術初心者にも分かりやすい面白さだと思います。
子供向けの施設もあり、こちらは体験型の作品「ネットの森」

色鮮やかで、観ているだけでも楽しげです。
敷地の奥の方にはピカソ館があり、ピカソの絵画作品・立体作品・陶芸作品が常設されています。ここだけでもかなり見応えがあり、できれば半日くらいかけてじっくりと見て回りたい美術館です。逆に言うとここは短時間で観ることはできないので、ルートに入れるとあまり他を観る時間は無くなるかなw アップダウンもあって軽いハイキングにもなるので、幅広い層にオススメできます。
成川美術館をご紹介する前に、強羅周辺の他の美術館もご紹介しておこうと思います。
強羅~箱根公園の辺りには箱根美術館、箱根写真美術館、箱根マイセンアンティーク美術館などがあります。箱根美術館は熱海のMOA美術館の姉妹的な存在(同じ宗教団体が運営)で、古い磁器や土器などを展示しています。庭園もあり閉館時間がやや早めなので、訪れる際はその点に気をつけた方が良いかな。箱根写真美術館と箱根マイセンアンティーク美術館については訪れたことがないのですが、それほど大きくないようなので、他の美術館とハシゴするルートを組みやすいのではないかと思います。
続いては一気に移動して元箱根港の近くの成川美術館についてです。
<成川美術館>

【公式サイト】
http://www.narukawamuseum.co.jp/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり(常設は少数)
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
ルールを守れば可能
【特徴】
こちらの美術館は近現代の日本画を中心としたコレクションを持っていて、約4000点の中から年に3回の展示替えを行っています。大半はそうした企画展の内容で、一部に常設されている作品(中国の牙彫など)があります。大画面の作品も多く、囲まれるように鑑賞することができるので中々に見応えがあります。上階・下階と2フロアあるので、観るのに1時間くらいはかかるかな。
そしてもう1つ、美術品以外にここには見所があります。

芦ノ湖に面した小高い立地なので、非常に見晴らしが良いのが特徴です。天気が良ければ富士山も見えるのだとか。この美術館のカフェはこうした眺めを見ながらお茶できるのでオススメです。
成川美術館の付近には美術館らしい美術館はあまりない(お土産物屋さんみたいなギャラリーはある)のですが、近くには箱根関所や箱根神社もあります。元箱根港から海賊船に乗ることもできるので、そうした観光地に行く際に合わせて訪れるのが良さそうです。
ということで、箱根にはいくつか美術館が集まっているエリアがあります。箱根登山鉄道が2019年10月の台風の影響で寸断され(2020年7月下旬の運転再開を目指す)たり、小規模な噴火があったり、コロナがあったりと箱根も多難ですが、早いとこ平常に戻ってまた訪れたいものです。
今日ご紹介するのはこちらの地図の



箱根には数多くの美術館がありますが、箱根登山鉄道沿いには小涌谷駅の<岡田美術館>、彫刻の森駅の<彫刻の森美術館>があり、ケーブルカーの公園下駅には箱根写真美術館、公園上駅には箱根美術館などがあります。そこから少し離れますが、強羅周辺には箱根マイセンアンティーク美術館などもあり、この辺は特に美術館が集中しています。(その先の仙石原方面は後編でご紹介予定です)
一方、観光地が多く集まる芦ノ湖の元箱根港の辺りには<成川美術館>があります。この辺には箱根関所や箱根神社といった史跡もあるので、この辺と合わせて訪れると効率良く回れると思います。
まずは近年オープンした岡田美術館についてです。
<岡田美術館>

【公式サイト】
https://www.okada-museum.com/
【鑑賞時間目安】
2時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可。スマフォの持ち込み自体できない
【特徴】
こちらはパチンコ・パチスロの会社の創業者である岡田和生 氏の東洋美術・日本美術のコレクションを展示する大規模な美術館で、2013年にオープンしました。常設と企画展が一体化しているような感じで、所々に企画展の品が並ぶ形式かな。1階は中国・韓国の青銅器や磁器、2階は日本の磁器・ガラス、3階は主に屏風などの日本画、4階も日本画、5階は仏教美術(ここは小部屋のみ)ということで、常設展示だけで450点程度もあります。さらにその質も凄くて、どれも一流の作家による作品ばかりです。再発見された作品が収蔵されて話題になることもあり、喜多川歌麿の肉筆浮世絵の「深川の雪」や伊藤若冲の「孔雀鳳凰図」といった作品はこの美術館の目玉と言えそうです。
さらに庭園や和風のカフェもあり、美術館としてかなりクオリティが高いのは確かです。敷地内には足湯もあります。

館内はかなり広いので疲れた足に良いかも。
一方、この美術館は独自のルールがあり、これが厄介です。入口でセキュリティチェックを受けるのは特に気になりませんが、携帯電話・スマートフォンの持ち込みはできないというのが何とも不便です。館内で連れと はぐれてしまうと連絡が取れません。また、5階から庭に出ることができるのですが、一回外に出ると締め出されて1階まで戻る必要があり大回りする羽目になります。こうした点が非常に腹立たしく、満足度を押し下げます。
と、コレクションと施設は非常に立派だけどサービス精神は皆無です。入場料も2800円と高いので、よほどの美術好きじゃないと寄らないと思います。まあそれだけの価値がある品が並んでいるので悩ましいところです。
続いてはフジサンケイグループの彫刻の森についてです。
<彫刻の森美術館>

【公式サイト】
https://www.hakone-oam.or.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
概ね可能
【特徴】
こちらは非常に広い敷地の屋外に多くの彫刻が並んでいる美術館で、美しい風景と共に楽しむことができます。大半は常設ですが、たまに入れ替わったり増えたりしているように思います。また、屋内では企画展なども行われていて、様々な作家の作品が紹介されます。あまり解説などはありませんが、自然と一体化するような展示方法で 美術初心者にも分かりやすい面白さだと思います。
子供向けの施設もあり、こちらは体験型の作品「ネットの森」

色鮮やかで、観ているだけでも楽しげです。
敷地の奥の方にはピカソ館があり、ピカソの絵画作品・立体作品・陶芸作品が常設されています。ここだけでもかなり見応えがあり、できれば半日くらいかけてじっくりと見て回りたい美術館です。逆に言うとここは短時間で観ることはできないので、ルートに入れるとあまり他を観る時間は無くなるかなw アップダウンもあって軽いハイキングにもなるので、幅広い層にオススメできます。
成川美術館をご紹介する前に、強羅周辺の他の美術館もご紹介しておこうと思います。
強羅~箱根公園の辺りには箱根美術館、箱根写真美術館、箱根マイセンアンティーク美術館などがあります。箱根美術館は熱海のMOA美術館の姉妹的な存在(同じ宗教団体が運営)で、古い磁器や土器などを展示しています。庭園もあり閉館時間がやや早めなので、訪れる際はその点に気をつけた方が良いかな。箱根写真美術館と箱根マイセンアンティーク美術館については訪れたことがないのですが、それほど大きくないようなので、他の美術館とハシゴするルートを組みやすいのではないかと思います。
続いては一気に移動して元箱根港の近くの成川美術館についてです。
<成川美術館>

【公式サイト】
http://www.narukawamuseum.co.jp/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり(常設は少数)
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
ルールを守れば可能
【特徴】
こちらの美術館は近現代の日本画を中心としたコレクションを持っていて、約4000点の中から年に3回の展示替えを行っています。大半はそうした企画展の内容で、一部に常設されている作品(中国の牙彫など)があります。大画面の作品も多く、囲まれるように鑑賞することができるので中々に見応えがあります。上階・下階と2フロアあるので、観るのに1時間くらいはかかるかな。
そしてもう1つ、美術品以外にここには見所があります。

芦ノ湖に面した小高い立地なので、非常に見晴らしが良いのが特徴です。天気が良ければ富士山も見えるのだとか。この美術館のカフェはこうした眺めを見ながらお茶できるのでオススメです。
成川美術館の付近には美術館らしい美術館はあまりない(お土産物屋さんみたいなギャラリーはある)のですが、近くには箱根関所や箱根神社もあります。元箱根港から海賊船に乗ることもできるので、そうした観光地に行く際に合わせて訪れるのが良さそうです。
ということで、箱根にはいくつか美術館が集まっているエリアがあります。箱根登山鉄道が2019年10月の台風の影響で寸断され(2020年7月下旬の運転再開を目指す)たり、小規模な噴火があったり、コロナがあったりと箱根も多難ですが、早いとこ平常に戻ってまた訪れたいものです。
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今日は横浜周辺のアートスポット巡りの後編です。前編ではみなとみらい駅より北側についてご紹介しましたが、今回は南側についてご紹介していこうと思います。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした2箇所となります。また、
と
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
横浜で最も注目すべきは<横浜美術館>で、ここでは大規模な展示がしばしば行われます。周辺には横浜みなと博物館、安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)があり、馬車道駅付近になると神奈川県立歴史博物館と日本郵船歴史博物館の歴史的建造物を活かした博物館があります。さらに日本大通り駅周辺には横浜市開港記念会館、神奈川県庁本庁舎、横浜税関本関庁舎、横浜開港資料館といった歴史的建造物が立ち並んでいます。元町・中華街駅周辺の山下公園にはホテルニューグランド本館、氷川丸などのレトロなデザインが楽しめる施設があり、港の見える丘公園周辺にはイギリス館やエリスマン邸といった洋館が無数にあります。ちょっと紹介しきれないほどあるので割愛しますが、この辺は建物巡りだけでもかなり楽しい所です。そして極めつけは本牧の<三溪園>で、ここには広大な敷地内に全国各地から歴史的建造物が集められています。
まずは一番重要な横浜美術館についてです。
<横浜美術館>

【公式サイト】
https://yokohama.art.museum/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 恐らく割引の券種
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。常設はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは平成元年に行われた横浜博覧会のパビリオンの1つだった建物が美術館になったもので、主に2階で展示が行われています。北側が特別展、南側が常設展で、コレクションは西洋近代絵画、現代アート、日本美術、写真など多岐にわたる内容です。特別展の傾向としては海外の美術館展や近代絵画の巨匠の個展といった大型展が毎年のように行われる他、横浜に関連した展示、コレクションに関連した展示なども行われます。3年に1度の横浜トリエンナーレの会場にもなり、2020年も開催予定ですがコロナの影響でどうなるんでしょうかね…。常設もテーマと期間が設けられていて、内容が大きく変わっていくので特別展なみに見応えがあると思います。じっくり見て回ると合わせて3時間くらいかかることもあるので、余裕を持ったスケジューリングをお勧めします。
カフェは小倉山という下村観山の作品名にちなんだお店があり、ミュージアムショップも比較的充実していると思います。近くには商業施設も豊富にあり、利便性の高い立地です。
と言うことで、ここは美術ファンには定番の美術館となっています。横浜は見所が多いので、美術初心者の方でもアート巡りしやすいのではないかと思います。デートから家族連れまで多くの人が楽しめる場所です。
地図には載せていませんが近くにはランドマークタワーの展望台や港内クルーズなどもあって、いずれも楽しい所です。
三渓園は南端になるので、その前に
と
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
桜木町駅から横浜美術館に向かう途中に横浜みなと博物館があり、帆船日本丸が目印となります。ここは船と横浜の歴史を学べる博物館で、日本丸の中も見て回ることができます。横浜美術館とハシゴしやすいので、お子さんがいる場合はここと組み合わせるのも良いかも。
そして、もう1つ家族連れで楽しめそうなのが安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)です。
参考記事:安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)の案内
前述の通り横浜は歴史的建造物が多い訳ですが、こちらは新しい建物です。

赤レンガ倉庫の近くで、かなり人気の施設です。
中では体験型の展示が多く、特にチキンラーメンを手作りできる工房「チキンラーメンファクトリー」と自分のオリジナルのカップヌードルを作れる「マイカップヌードルファクトリー」が見所となっています。
これはマイカップヌードルファクトリーの様子

4種類のスープから1つ、12種類の具材から4つ選び、自分で描画したカップヌードルの容器に入れてもらいます。勿論持ち帰りできるので、容器は思い出の品になりますよ。
他にもヌードルバザーという世界各国の麺料理を楽しめるコーナーなんかもあります。

大人数で行ってバラバラに頼んでシェアすると楽しいと思います。
安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)はいつも混んでいるので、その点だけご注意。ここだけでもかなり楽しめます。
ちょっと南下して馬車道駅付近になると神奈川県立歴史博物館と日本郵船歴史博物館の歴史的建造物を活かした博物館があります。神奈川県立歴史博物館は地元の歴史を紹介する常設と企画展が行われています。しかしそれ以上に見所なのが建物自体で、1904年に横浜正金銀行として建てられたネオ・バロック様式となっています。1階には当時の雰囲気を残すカフェもあるので、それを目当てに行くのも良いかもしれません。一方、日本郵船歴史博物館は海運を中心とした常設を行っていて、後述の氷川丸はこちらに付属しています。こちらもギリシャの神殿を想起させるコリント式の列柱が並ぶ建物となっていて目を引きますので、一度は訪れておきたい所ではないかと思います。
日本大通り駅周辺には横浜市開港記念会館、神奈川県庁本庁舎、横浜税関本関庁舎、横浜開港資料館といった歴史的建造物が立ち並んでいます。
横浜市開港記念会館は2017年の横浜トリエンナーレの会場にもなった所で、普段は横浜市中区公会堂として使われています。

東京駅のようで辰野金吾の設計のように見えますが、福田重義と山田七五郎が手掛けています。ジャックの塔というあだ名もあり、横浜三塔の1つです。
で、残り2つの塔はどこかと言うと、横浜税関本関庁舎(クイーンの塔)と神奈川県庁本庁舎(キングの塔)です。これらはお互いに近くにあり、神奈川県庁本庁舎は展望室・展望台を見学することもできます。いずれも美しい建築となっていますので、行くなら一気に3塔制覇を狙うと良いかと思います。
もう1つこの辺で見所は横浜開港資料館で、ここも歴史的建造物となっています。ペリーが来航した際に絵に描かれた場所で、以前は元英国領事館として使われた建物となっています。その絵にかかれた「たますくの木」を囲うように旧館・新館があり横浜の歴史に関する資料展示も行われています。ここも3塔と合わせてオススメです。
山下公園あたりまで来ると、横浜マリンタワーや中華街といった観光地がたくさんありますが、アートとしてはホテルニューグランド本館と氷川丸が注目となります。ホテルニューグランドは様々な様式を取り入れていて、シックで高級感あるデザインとなっています。歴史的な著名人も数多く泊まった場所なので、歴史ファンにも興味深いのではないかと思います。 また、氷川丸についてはこの公園のシンボル的な感じかな。中を見学することができ、戦前の貨客船の雰囲気を味わえます。ここも是非一度は足を運んでおきたい所です(と言いつつ私は久しく行ってないので、書いてて再訪したくなりましたw)
さらに南下して港の見える丘公園まで行くと神奈川近代文学館や岩崎博物館(ゲーテ座記念)、イギリス館などがあります。この辺は外国人居留地があったため洋館も多く、アントニン・レーモンドが設計したエリスマン邸をはじめ数多く立ち並びます。中に入ることができる所もあるので、洋館巡りも楽しい所です。
そしてちょっと離れた本牧に歴史的建造物のテーマパークとも言える三溪園があります。
<三溪園>

【公式サイト】
https://www.sankeien.or.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
建物・企画展(小規模)
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 券種不明
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
建物部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは広い敷地内に日本の古い建物を移築した施設で、合わせて17棟もの建築物が並んでいます。外苑と内苑があり、原三渓の一家が私邸として使用していた内苑に特に美しい建物が多いかな。よくある地元の農家の展示とは違い、紀州徳川家の別荘など立派な建物があるのが特徴で かなり格式高い雰囲気です。
これが一番お気に入りの臨春閣

数寄屋風書院造りで、東の桂離宮と称されているそうです。日本らしい美意識に溢れた傑作です。
園内はかなり広く、アップダウンもあって軽くハイキングみたいな感じですw 池や川も流れ、初夏にはホタルを観ることもできます。もちろん花も春夏秋冬で楽しめるので、自然観察にも良い場所です。
建物が中心ですが、ここを設立した原三渓に関する展示を行っている三溪記念館という建物もあります。

資料やゆかりの画家たちの作品なども展示されることがあるので、ここも注目です。
園内には食事できる場所が3~4箇所程度あり、いずれも風情あるお店となっています。庭を堪能しながら頂く和菓子は2割増しくらい美味しく感じるかもw ここだけで一日楽しむこともできますので、じっくりと時間を取って訪れたい場所です。
ということで、横浜は美術館だけでなく歴史的建造物が無数にあるエリアとなっています。1日で全部観て回るのはかなり難しいと思いますが、街ブラしながら探すのも楽しい所です。
ご紹介するのはこちらの地図の



横浜で最も注目すべきは<横浜美術館>で、ここでは大規模な展示がしばしば行われます。周辺には横浜みなと博物館、安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)があり、馬車道駅付近になると神奈川県立歴史博物館と日本郵船歴史博物館の歴史的建造物を活かした博物館があります。さらに日本大通り駅周辺には横浜市開港記念会館、神奈川県庁本庁舎、横浜税関本関庁舎、横浜開港資料館といった歴史的建造物が立ち並んでいます。元町・中華街駅周辺の山下公園にはホテルニューグランド本館、氷川丸などのレトロなデザインが楽しめる施設があり、港の見える丘公園周辺にはイギリス館やエリスマン邸といった洋館が無数にあります。ちょっと紹介しきれないほどあるので割愛しますが、この辺は建物巡りだけでもかなり楽しい所です。そして極めつけは本牧の<三溪園>で、ここには広大な敷地内に全国各地から歴史的建造物が集められています。
まずは一番重要な横浜美術館についてです。
<横浜美術館>

【公式サイト】
https://yokohama.art.museum/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 恐らく割引の券種
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による。常設はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは平成元年に行われた横浜博覧会のパビリオンの1つだった建物が美術館になったもので、主に2階で展示が行われています。北側が特別展、南側が常設展で、コレクションは西洋近代絵画、現代アート、日本美術、写真など多岐にわたる内容です。特別展の傾向としては海外の美術館展や近代絵画の巨匠の個展といった大型展が毎年のように行われる他、横浜に関連した展示、コレクションに関連した展示なども行われます。3年に1度の横浜トリエンナーレの会場にもなり、2020年も開催予定ですがコロナの影響でどうなるんでしょうかね…。常設もテーマと期間が設けられていて、内容が大きく変わっていくので特別展なみに見応えがあると思います。じっくり見て回ると合わせて3時間くらいかかることもあるので、余裕を持ったスケジューリングをお勧めします。
カフェは小倉山という下村観山の作品名にちなんだお店があり、ミュージアムショップも比較的充実していると思います。近くには商業施設も豊富にあり、利便性の高い立地です。
と言うことで、ここは美術ファンには定番の美術館となっています。横浜は見所が多いので、美術初心者の方でもアート巡りしやすいのではないかと思います。デートから家族連れまで多くの人が楽しめる場所です。
地図には載せていませんが近くにはランドマークタワーの展望台や港内クルーズなどもあって、いずれも楽しい所です。
三渓園は南端になるので、その前に


桜木町駅から横浜美術館に向かう途中に横浜みなと博物館があり、帆船日本丸が目印となります。ここは船と横浜の歴史を学べる博物館で、日本丸の中も見て回ることができます。横浜美術館とハシゴしやすいので、お子さんがいる場合はここと組み合わせるのも良いかも。
そして、もう1つ家族連れで楽しめそうなのが安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)です。
参考記事:安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)の案内
前述の通り横浜は歴史的建造物が多い訳ですが、こちらは新しい建物です。

赤レンガ倉庫の近くで、かなり人気の施設です。
中では体験型の展示が多く、特にチキンラーメンを手作りできる工房「チキンラーメンファクトリー」と自分のオリジナルのカップヌードルを作れる「マイカップヌードルファクトリー」が見所となっています。
これはマイカップヌードルファクトリーの様子

4種類のスープから1つ、12種類の具材から4つ選び、自分で描画したカップヌードルの容器に入れてもらいます。勿論持ち帰りできるので、容器は思い出の品になりますよ。
他にもヌードルバザーという世界各国の麺料理を楽しめるコーナーなんかもあります。

大人数で行ってバラバラに頼んでシェアすると楽しいと思います。
安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)はいつも混んでいるので、その点だけご注意。ここだけでもかなり楽しめます。
ちょっと南下して馬車道駅付近になると神奈川県立歴史博物館と日本郵船歴史博物館の歴史的建造物を活かした博物館があります。神奈川県立歴史博物館は地元の歴史を紹介する常設と企画展が行われています。しかしそれ以上に見所なのが建物自体で、1904年に横浜正金銀行として建てられたネオ・バロック様式となっています。1階には当時の雰囲気を残すカフェもあるので、それを目当てに行くのも良いかもしれません。一方、日本郵船歴史博物館は海運を中心とした常設を行っていて、後述の氷川丸はこちらに付属しています。こちらもギリシャの神殿を想起させるコリント式の列柱が並ぶ建物となっていて目を引きますので、一度は訪れておきたい所ではないかと思います。
日本大通り駅周辺には横浜市開港記念会館、神奈川県庁本庁舎、横浜税関本関庁舎、横浜開港資料館といった歴史的建造物が立ち並んでいます。
横浜市開港記念会館は2017年の横浜トリエンナーレの会場にもなった所で、普段は横浜市中区公会堂として使われています。

東京駅のようで辰野金吾の設計のように見えますが、福田重義と山田七五郎が手掛けています。ジャックの塔というあだ名もあり、横浜三塔の1つです。
で、残り2つの塔はどこかと言うと、横浜税関本関庁舎(クイーンの塔)と神奈川県庁本庁舎(キングの塔)です。これらはお互いに近くにあり、神奈川県庁本庁舎は展望室・展望台を見学することもできます。いずれも美しい建築となっていますので、行くなら一気に3塔制覇を狙うと良いかと思います。
もう1つこの辺で見所は横浜開港資料館で、ここも歴史的建造物となっています。ペリーが来航した際に絵に描かれた場所で、以前は元英国領事館として使われた建物となっています。その絵にかかれた「たますくの木」を囲うように旧館・新館があり横浜の歴史に関する資料展示も行われています。ここも3塔と合わせてオススメです。
山下公園あたりまで来ると、横浜マリンタワーや中華街といった観光地がたくさんありますが、アートとしてはホテルニューグランド本館と氷川丸が注目となります。ホテルニューグランドは様々な様式を取り入れていて、シックで高級感あるデザインとなっています。歴史的な著名人も数多く泊まった場所なので、歴史ファンにも興味深いのではないかと思います。 また、氷川丸についてはこの公園のシンボル的な感じかな。中を見学することができ、戦前の貨客船の雰囲気を味わえます。ここも是非一度は足を運んでおきたい所です(と言いつつ私は久しく行ってないので、書いてて再訪したくなりましたw)
さらに南下して港の見える丘公園まで行くと神奈川近代文学館や岩崎博物館(ゲーテ座記念)、イギリス館などがあります。この辺は外国人居留地があったため洋館も多く、アントニン・レーモンドが設計したエリスマン邸をはじめ数多く立ち並びます。中に入ることができる所もあるので、洋館巡りも楽しい所です。
そしてちょっと離れた本牧に歴史的建造物のテーマパークとも言える三溪園があります。
<三溪園>

【公式サイト】
https://www.sankeien.or.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
建物・企画展(小規模)
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 券種不明
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
建物部分はルールを守れば可能
【特徴】
こちらは広い敷地内に日本の古い建物を移築した施設で、合わせて17棟もの建築物が並んでいます。外苑と内苑があり、原三渓の一家が私邸として使用していた内苑に特に美しい建物が多いかな。よくある地元の農家の展示とは違い、紀州徳川家の別荘など立派な建物があるのが特徴で かなり格式高い雰囲気です。
これが一番お気に入りの臨春閣

数寄屋風書院造りで、東の桂離宮と称されているそうです。日本らしい美意識に溢れた傑作です。
園内はかなり広く、アップダウンもあって軽くハイキングみたいな感じですw 池や川も流れ、初夏にはホタルを観ることもできます。もちろん花も春夏秋冬で楽しめるので、自然観察にも良い場所です。
建物が中心ですが、ここを設立した原三渓に関する展示を行っている三溪記念館という建物もあります。

資料やゆかりの画家たちの作品なども展示されることがあるので、ここも注目です。
園内には食事できる場所が3~4箇所程度あり、いずれも風情あるお店となっています。庭を堪能しながら頂く和菓子は2割増しくらい美味しく感じるかもw ここだけで一日楽しむこともできますので、じっくりと時間を取って訪れたい場所です。
ということで、横浜は美術館だけでなく歴史的建造物が無数にあるエリアとなっています。1日で全部観て回るのはかなり難しいと思いますが、街ブラしながら探すのも楽しい所です。
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更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter
今日は横浜周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。横浜はアートスポットが無数にあり 紹介しきれないほどなので、前編・後編に分けてご紹介していこうと思います。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした2箇所となります。また、
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
横浜駅以北はあまり見所はないので横浜駅から南下していくと、まずは横浜駅に隣接した そごうの中に<そごう美術館>があります。そこから数百メートル南下すると<原鉄道模型博物館>があり、みなとみらい線の新高島駅の周辺には他にみらい美術館とS/PARK Museumがあります。また、みなとみらい駅直結のMARK IS みなとみらい の中にはセガが運営するオービィ横浜という体験型のエンタメ施設もあり、みなとみらい線でハシゴしやすいルートとなります。(肝心の横浜美術館は後編でご紹介予定です)
まずは横浜駅にほど近い そごう美術館についてです。
<そごう美術館>
【公式サイト】
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
【鑑賞時間目安】
1時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ
【併設のカフェ】
なし(同じ建物内にカフェあり)
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 恐らく割引の券種
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による
【特徴】
こちらはその名の通り そごう の中にある美術館で、企画展のみとなっています。デパートの美術館の中でもクオリティの高い展示が行われる傾向で、巡回展も多いかな。たまに院展などの団体展も行われていて、本格派です。それ以外の展示の傾向はかなりバラバラで、近代が多めというくらいしか特徴はないと思います。公式サイトでスケジュールを観ても2ヶ月先くらいまでしか載っていないので、先々のスケジューリングがしづらいのが難点です。
施設に関しては普通のビルのフロアの一角なのであまり美術館っぽい風情はないけど、その分利便性が良くて横浜駅からずっと屋内を通って訪れることができるのが嬉しいw カフェは無いものの、同じフロアやデパート内にお店があるので特に問題ないかな。ミュージアムショップはそれなりに揃っているので安心です。
ということで、華やかさは無いものの しっかりとした展示を行っている印象の美術館です。横浜駅からも近いので、他のスポットと組み合わせやすいと思います。
続いては新高島駅近くの三井ビルディングの2階にある原鉄道模型博物館についてです。
<原鉄道模型博物館>

【公式サイト】
https://www.hara-mrm.com/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
常設+小規模な企画展あり
【併設のカフェ】
なし(同じ建物内にカフェあり)
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
ルールを守れば可能
【特徴】
こちらは原信太郎 氏という鉄道愛好家が自ら収集・制作した鉄道関連のコレクションを展示している博物館で、特に鉄道模型やジオラマが見所となっています。原信太郎 氏は子供の頃から鉄道好きで歴史的な列車の一番切符(新幹線の開業当時の一番切符など)を取得したり、自作で鉄道模型を作ってしまうような人物だったようで、個人で集めたとは思えないような貴重な品々が常設されています。模型に関しても日本だけでなく海外の数少ないものや、美しい名車の1番ゲージ(NゲージやHOゲージより大きい)が展示されていて鉄道好きほど驚きが多いのではないかと思います。
例えばこちらはペンシルバニア鉄道 S1形

アール・デコ的な美しい流線型が魅力です。素材感もリアルで大きいので見栄えがします。
そして極めつけがこちらのジオラマ

30m×10mもの広さがあり、1/32スケールとなっています。時間が経つと夜になるなど、細部まで凝りに凝ってます。
これ以外にも横浜駅をテーマにしたジオラマもあり、鉄道模型に関しては鉄博に勝るとも劣らないクオリティとなっています。
ただ、ここにはカフェやショップは無いので、階下のお店などを利用したほうが良いかな。1階に模型屋さんの天賞堂があるので、展示を観た後に寄ってみるとつい欲しくなりますw(ここがミュージアムショップの代わりなのかも)
ということで、鉄道好きや子供に大人気のスポットとなっています。先程のそごう美術館や横浜美術館にも近いので、ついでに寄ってみるというのも良いかと思います。
その他に
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
原鉄道模型博物館と同じく新高島駅の近くには みらい美術館とS/PARK Museumがあります。
みらい美術館はガラス作品を主体にしたコレクションを企画展で展示していて、ラリック、ガレ、ドーム兄弟などアール・ヌーヴォーのコレクションが充実しているように思います。優美で可憐な作品ばかりなので、アール・ヌーヴォーが好きな方は是非訪れてみることをお勧めします。
S/PARK Museumは資生堂が運営する体験型のミュージアムで、化粧品やファッションに関するテクノロジーを紹介しているようです。ここには行ったことがない(日曜が定休なので…w)ので詳細は分かりませんが、実験や映像などを通して紹介してくれるようです。先進的な建物でカフェも併設しているようで、入場は無料らしいのでいずれ訪れてみたいと思います。
さらに南下して みなとみらい駅に行くと、駅直結のMARK IS みなとみらい の中にはセガが運営するオービィ横浜という体験型のエンタメ施設があります。こちらは以前は映像や体験機器が主体でしたが2018年にリニューアルして今は動物と触れ合ったりアクアリウムなどのアトラクションもあるようです。強風や極寒の体験部屋などを通じて地球環境を考えるような感じで、子供から大人まで楽しめます。割と遅い時間までやっているのですぐ近くの横浜美術館を観終わった後に寄ることもできるのが良いかな。リニューアル後はまだ行っていないので、私も折を見て再訪してみたいと思っています。
ということで、横浜の中ではそれほどスポットが無さそうなエリアでもこれだけ見所がありますw 明日は横浜美術館から南に向かってご紹介の予定ですが、スポットが多すぎて紹介しきれないと思います…
ご紹介するのはこちらの地図の


横浜駅以北はあまり見所はないので横浜駅から南下していくと、まずは横浜駅に隣接した そごうの中に<そごう美術館>があります。そこから数百メートル南下すると<原鉄道模型博物館>があり、みなとみらい線の新高島駅の周辺には他にみらい美術館とS/PARK Museumがあります。また、みなとみらい駅直結のMARK IS みなとみらい の中にはセガが運営するオービィ横浜という体験型のエンタメ施設もあり、みなとみらい線でハシゴしやすいルートとなります。(肝心の横浜美術館は後編でご紹介予定です)
まずは横浜駅にほど近い そごう美術館についてです。
<そごう美術館>
【公式サイト】
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
【鑑賞時間目安】
1時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ
【併設のカフェ】
なし(同じ建物内にカフェあり)
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 恐らく割引の券種
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による
【特徴】
こちらはその名の通り そごう の中にある美術館で、企画展のみとなっています。デパートの美術館の中でもクオリティの高い展示が行われる傾向で、巡回展も多いかな。たまに院展などの団体展も行われていて、本格派です。それ以外の展示の傾向はかなりバラバラで、近代が多めというくらいしか特徴はないと思います。公式サイトでスケジュールを観ても2ヶ月先くらいまでしか載っていないので、先々のスケジューリングがしづらいのが難点です。
施設に関しては普通のビルのフロアの一角なのであまり美術館っぽい風情はないけど、その分利便性が良くて横浜駅からずっと屋内を通って訪れることができるのが嬉しいw カフェは無いものの、同じフロアやデパート内にお店があるので特に問題ないかな。ミュージアムショップはそれなりに揃っているので安心です。
ということで、華やかさは無いものの しっかりとした展示を行っている印象の美術館です。横浜駅からも近いので、他のスポットと組み合わせやすいと思います。
続いては新高島駅近くの三井ビルディングの2階にある原鉄道模型博物館についてです。
<原鉄道模型博物館>

【公式サイト】
https://www.hara-mrm.com/
【鑑賞時間目安】
1時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
常設+小規模な企画展あり
【併設のカフェ】
なし(同じ建物内にカフェあり)
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
ルールを守れば可能
【特徴】
こちらは原信太郎 氏という鉄道愛好家が自ら収集・制作した鉄道関連のコレクションを展示している博物館で、特に鉄道模型やジオラマが見所となっています。原信太郎 氏は子供の頃から鉄道好きで歴史的な列車の一番切符(新幹線の開業当時の一番切符など)を取得したり、自作で鉄道模型を作ってしまうような人物だったようで、個人で集めたとは思えないような貴重な品々が常設されています。模型に関しても日本だけでなく海外の数少ないものや、美しい名車の1番ゲージ(NゲージやHOゲージより大きい)が展示されていて鉄道好きほど驚きが多いのではないかと思います。
例えばこちらはペンシルバニア鉄道 S1形

アール・デコ的な美しい流線型が魅力です。素材感もリアルで大きいので見栄えがします。
そして極めつけがこちらのジオラマ

30m×10mもの広さがあり、1/32スケールとなっています。時間が経つと夜になるなど、細部まで凝りに凝ってます。
これ以外にも横浜駅をテーマにしたジオラマもあり、鉄道模型に関しては鉄博に勝るとも劣らないクオリティとなっています。
ただ、ここにはカフェやショップは無いので、階下のお店などを利用したほうが良いかな。1階に模型屋さんの天賞堂があるので、展示を観た後に寄ってみるとつい欲しくなりますw(ここがミュージアムショップの代わりなのかも)
ということで、鉄道好きや子供に大人気のスポットとなっています。先程のそごう美術館や横浜美術館にも近いので、ついでに寄ってみるというのも良いかと思います。
その他に

原鉄道模型博物館と同じく新高島駅の近くには みらい美術館とS/PARK Museumがあります。
みらい美術館はガラス作品を主体にしたコレクションを企画展で展示していて、ラリック、ガレ、ドーム兄弟などアール・ヌーヴォーのコレクションが充実しているように思います。優美で可憐な作品ばかりなので、アール・ヌーヴォーが好きな方は是非訪れてみることをお勧めします。
S/PARK Museumは資生堂が運営する体験型のミュージアムで、化粧品やファッションに関するテクノロジーを紹介しているようです。ここには行ったことがない(日曜が定休なので…w)ので詳細は分かりませんが、実験や映像などを通して紹介してくれるようです。先進的な建物でカフェも併設しているようで、入場は無料らしいのでいずれ訪れてみたいと思います。
さらに南下して みなとみらい駅に行くと、駅直結のMARK IS みなとみらい の中にはセガが運営するオービィ横浜という体験型のエンタメ施設があります。こちらは以前は映像や体験機器が主体でしたが2018年にリニューアルして今は動物と触れ合ったりアクアリウムなどのアトラクションもあるようです。強風や極寒の体験部屋などを通じて地球環境を考えるような感じで、子供から大人まで楽しめます。割と遅い時間までやっているのですぐ近くの横浜美術館を観終わった後に寄ることもできるのが良いかな。リニューアル後はまだ行っていないので、私も折を見て再訪してみたいと思っています。
ということで、横浜の中ではそれほどスポットが無さそうなエリアでもこれだけ見所がありますw 明日は横浜美術館から南に向かってご紹介の予定ですが、スポットが多すぎて紹介しきれないと思います…
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今日は神奈川の葉山周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした2箇所となります。また、
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
私が逗子・葉山に行くのは<神奈川県立近代美術館 葉山>が目的で、周囲には<葉山しおさい博物館>と山口蓬春記念館があります。少し南下すると葉山御用邸があり、元は御用邸に付属する馬場だった神奈川県立葉山公園からは江ノ島と富士山を望むことができます。この辺は静かな海岸で、砂浜の続く光景となっています。
まずはメインとなる神奈川県立近代美術館 葉山についてです。
<神奈川県立近代美術館 葉山>

【公式サイト】
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/hayama
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設(コレクション展)ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による
【特徴】
こちらは2つある神奈川県立近代美術館の葉山館で、もう1つは鎌倉別館となります。展示は企画展とコレクション展の2本立てとなっていて、近現代の様々なアーティストを紹介する展覧会が開催されています。絵画やデザインで個性派を取り上げることも多いので、それを目当てに足を運ぶ感じです。 また、所蔵品は14,000件にも及ぶそうで、洋画・日本画・彫刻・版画・写真・工芸と幅広い品がありコレクション展で観ることができます。私はここに行くのは数年に1度程度の割合なので観に行く度に違うものを展示しているように思えますw
この美術館はアートだけでなくロケーションも素晴らしく、目の前には砂浜が広がっています。カフェからは西側の海を見下ろしながら食事することができて、かなり洒落た雰囲気となります。
こちらは美術館の下に広がる砂浜

のんびりとした光景で、多くの人がサーフィンを楽しんでいたりします。
こちらがカフェ

普通の席からも海が見えますが、テラス席もあります。美術館が混んでいなくてもレストランは非常に混んでいたりするのでご注意(美術館に入館しなくてもレストランだけの利用もできます)
と、展示・コレクション・ロケーション・カフェのどれを取っても素晴らしい美術館です。最寄りの駅からはバスで20~30分くらいかかるので アクセスは大変ですが、それだけに閑静で落ち着いた雰囲気となっています。本当なら初夏くらいが一番楽しいんですけどね…。
神奈川県立近代美術館 葉山館のすぐ北側に山口蓬春記念館があります。こちらは日本画の巨匠である山口蓬春が住居兼アトリエにしていた家を記念館にしたもので、本人と弟子の作品なども含めて展示されていて定期的に展覧会を開いています。ややキツい坂道を登った先にあるのが大変ですが、画家の住んでいた頃の様子が伺えて庭も楽しめます。別館にはセルフの無料喫茶室もあるので、景色を楽しみながらゆっくりできると思います。神奈川県立近代美術館 葉山に行く際にはこちらも併せて訪れてみてください。
続いても神奈川県立近代美術館 葉山館のすぐ隣にある葉山しおさい博物館についてです。
<葉山しおさい博物館>

【公式サイト】
https://www.town.hayama.lg.jp/asobi/kouen/5800.html
【鑑賞時間目安】
0時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
常設のみ
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらは葉山しおさい公園の一角にある博物館で、地元の相模湾に住む生き物の標本や 近くの三ヶ岡遺跡から出土した品などが展示されています。その中でも特に驚きなのが天皇家ゆかりの品々で、すぐ隣に葉山御用邸がある為か いくつか下賜されたものが並んでいて、生物学者でもあった昭和天皇の標本コレクションや上皇陛下のヨットなどが目を引きます。さらにこの博物館の入口は旧御用邸付属邸の御車寄せを移築したものらしく、確かにそれっぽい造りをしているかなw
博物館の周りの葉山しおさい公園も葉山御用邸付属邸の跡地で、見事な庭園となっています。

そんなに広くはないですが、滝や茶室などもあります。
博物館と公園を併せても30分~1時間くらいで観られると思うので、こちらも葉山館を訪れる際にハシゴしてみると良いかと思います。
この公園の南側に葉山御用邸があり、さらにその南に御用邸に付属する馬場だった神奈川県立葉山公園があります。この辺まで歩くと結構離れていますが、広々としていて目の前に絶景が広がるので、良い景色を求めるのであれば足を運んでみるのも良いかもしれません。
ちなみに、逗子には他に逗子市郷土資料館という古い建物の資料館がありましたが、2020年の3月31日をもって閉館したようです。また、イエズス孝女会修道院旧館(旧東伏見宮葉山別邸)という歴史的建造物もありますが、こちらは残念ながら一般公開はされていません。
ということで、神奈川県立近代美術館 葉山館の付近にアートスポットが集中していて、一気に見て回ることができると思います。景色も綺麗なところなので、快晴の日を選んで訪れたい場所だと思います。
ご紹介するのはこちらの地図の


私が逗子・葉山に行くのは<神奈川県立近代美術館 葉山>が目的で、周囲には<葉山しおさい博物館>と山口蓬春記念館があります。少し南下すると葉山御用邸があり、元は御用邸に付属する馬場だった神奈川県立葉山公園からは江ノ島と富士山を望むことができます。この辺は静かな海岸で、砂浜の続く光景となっています。
まずはメインとなる神奈川県立近代美術館 葉山についてです。
<神奈川県立近代美術館 葉山>

【公式サイト】
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/hayama
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展・常設(コレクション展)ともにあり
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による
【特徴】
こちらは2つある神奈川県立近代美術館の葉山館で、もう1つは鎌倉別館となります。展示は企画展とコレクション展の2本立てとなっていて、近現代の様々なアーティストを紹介する展覧会が開催されています。絵画やデザインで個性派を取り上げることも多いので、それを目当てに足を運ぶ感じです。 また、所蔵品は14,000件にも及ぶそうで、洋画・日本画・彫刻・版画・写真・工芸と幅広い品がありコレクション展で観ることができます。私はここに行くのは数年に1度程度の割合なので観に行く度に違うものを展示しているように思えますw
この美術館はアートだけでなくロケーションも素晴らしく、目の前には砂浜が広がっています。カフェからは西側の海を見下ろしながら食事することができて、かなり洒落た雰囲気となります。
こちらは美術館の下に広がる砂浜

のんびりとした光景で、多くの人がサーフィンを楽しんでいたりします。
こちらがカフェ

普通の席からも海が見えますが、テラス席もあります。美術館が混んでいなくてもレストランは非常に混んでいたりするのでご注意(美術館に入館しなくてもレストランだけの利用もできます)
と、展示・コレクション・ロケーション・カフェのどれを取っても素晴らしい美術館です。最寄りの駅からはバスで20~30分くらいかかるので アクセスは大変ですが、それだけに閑静で落ち着いた雰囲気となっています。本当なら初夏くらいが一番楽しいんですけどね…。
神奈川県立近代美術館 葉山館のすぐ北側に山口蓬春記念館があります。こちらは日本画の巨匠である山口蓬春が住居兼アトリエにしていた家を記念館にしたもので、本人と弟子の作品なども含めて展示されていて定期的に展覧会を開いています。ややキツい坂道を登った先にあるのが大変ですが、画家の住んでいた頃の様子が伺えて庭も楽しめます。別館にはセルフの無料喫茶室もあるので、景色を楽しみながらゆっくりできると思います。神奈川県立近代美術館 葉山に行く際にはこちらも併せて訪れてみてください。
続いても神奈川県立近代美術館 葉山館のすぐ隣にある葉山しおさい博物館についてです。
<葉山しおさい博物館>

【公式サイト】
https://www.town.hayama.lg.jp/asobi/kouen/5800.html
【鑑賞時間目安】
0時間30分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
常設のみ
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
なし
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
こちらは葉山しおさい公園の一角にある博物館で、地元の相模湾に住む生き物の標本や 近くの三ヶ岡遺跡から出土した品などが展示されています。その中でも特に驚きなのが天皇家ゆかりの品々で、すぐ隣に葉山御用邸がある為か いくつか下賜されたものが並んでいて、生物学者でもあった昭和天皇の標本コレクションや上皇陛下のヨットなどが目を引きます。さらにこの博物館の入口は旧御用邸付属邸の御車寄せを移築したものらしく、確かにそれっぽい造りをしているかなw
博物館の周りの葉山しおさい公園も葉山御用邸付属邸の跡地で、見事な庭園となっています。

そんなに広くはないですが、滝や茶室などもあります。
博物館と公園を併せても30分~1時間くらいで観られると思うので、こちらも葉山館を訪れる際にハシゴしてみると良いかと思います。
この公園の南側に葉山御用邸があり、さらにその南に御用邸に付属する馬場だった神奈川県立葉山公園があります。この辺まで歩くと結構離れていますが、広々としていて目の前に絶景が広がるので、良い景色を求めるのであれば足を運んでみるのも良いかもしれません。
ちなみに、逗子には他に逗子市郷土資料館という古い建物の資料館がありましたが、2020年の3月31日をもって閉館したようです。また、イエズス孝女会修道院旧館(旧東伏見宮葉山別邸)という歴史的建造物もありますが、こちらは残念ながら一般公開はされていません。
ということで、神奈川県立近代美術館 葉山館の付近にアートスポットが集中していて、一気に見て回ることができると思います。景色も綺麗なところなので、快晴の日を選んで訪れたい場所だと思います。
記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。


更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter
今日は千葉周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。
ご紹介するのはこちらの地図の
でポイントした2箇所となります。また、
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
千葉周辺で大きな美術館は<千葉県立美術館>と<千葉市美術館>の2つで、私は後者の展示を目当てに足を運びます。千葉県立美術館の周りはほとんど何も無く、千葉ポートタワーくらいしか他にめぼしい施設はありません。一方、千葉市美術館の近くには千葉市科学館や千葉市立郷土博物館(城の形をしている)があり、そこから南東方向に1.5km程度離れた所には千葉県立中央博物館などもあります(ここは駅から遠いので行ったことはありません。)
まずは千葉県立美術館についてです。
<千葉県立美術館>

【公式サイト】
http://www2.chiba-muse.or.jp/ART/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ(常設はコレクション展という形式)
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
この美術館は湾岸地区にあり、直ぐそばには千葉港という海際に立地しています。と言っても美術館から海が見えるわけではなく、市街地からも離れていて どうしてこんな僻地に建てたのかと毎回不思議に思っていますw 建物は大高正人 氏によるレンガ造り風で、平屋で8室もありかなり広いスペースです。常設は無く、小規模な展示を2~3個同時開催しているような感じで、コレクション展と明治時代の近代西洋絵画の先駆者である浅井忠の展示は頻繁に行われているように思います。それ以外の企画展も千葉県にゆかりのある作家が多く取り上げられる感じかな。それ以外には公募展・団体展がよく開催されていて、この地域の美術活動を支援しているようです。
カフェ/レストランやミュージアムショップもあるので、一通りは揃っていますが、まあそれほど充実しているわけではなく簡易的な感じかな。
と、県立の割には地味な美術館です。たまに面白そうな展示をすることもあるので、千葉市美術館のついでに寄る感じで利用しています。
千葉県立美術館の近くには千葉ポートタワーがあります。この辺にある一番高い建物で、近隣を歩いているとすぐに分かります。高さは125mで、展望室からは360度の景色を観ることができます。この辺は西側に東京湾が広がっているので夕日を望むことができるのが特徴で、時間帯によってはサンセットライブというミニ演奏会も行われるようです。入館料もお手頃なので、千葉県立美術館のついでに寄るのも良さそうです。
次は千葉市美術館をご紹介する訳ですが、県立美術館とは距離があるので私は千葉市が誇るモノレールを利用してハシゴしています。千葉のモノレールは懸垂式モノレールとして世界最長の営業距離があり、鉄道ファンとしては外せないスポットだったりします。本数が少なく、千葉駅からは分岐して分かりづらい等それほど利便性が良い訳ではないですが、一種の観光スポットとしてオススメです。
続いては千葉市美術館についてです。
<千葉市美術館>

【公式サイト】
http://www.ccma-net.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ(常設はコレクション展という形式)
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 恐らく割引の券種
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による
【特徴】
こちらの美術館は現在改修中で2020年7月にリニューアルオープンを予定しています。その為、どう変わるか未知数な部分がありますが以前は区役所と同じ建物(区役所は移転したようです)で、ビルの中の2フロアを使った美術館となっていました。展示は企画展と、コレクション展の2本立てとなることが多く、いずれも日本画・浮世絵・日本美術に強みがあります。やはり千葉にゆかりのある作家を紹介する機会が多めですが、個性派を紹介する展示が度々行われていて それが大きな魅力となっています。今や人気の田中一村や 伊藤若冲、曾我蕭白などの展示も行われたことがあり、東京の大きな美術館にも負けないくらいの素晴らしい展示でした。(田中一村は数年に1度くらいのペースで展覧会をやっています) また、浮世絵のコレクションも見事で、コレクション展で観る機会もあるので、日本美術が好きな方には特に楽しめると思います。
ということで、こちらの美術館は美術ファンに一目置かれている存在だと思います。リニューアル後のラインナップも充実しているので、今後も注目ですね。
他に
で示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。
千葉市美術館の近くには千葉市科学館と千葉市立郷土博物館があります。千葉市科学館は4フロアに渡って子供向けの体験型の展示があり、プラネタリウムも見所となっています。一方、千葉市立郷土博物館はかつての亥鼻城を再現したお城のような博物館で、企画展と常設展示を行っています。地元の博物館だけあって千葉に関する内容が多く、特に千葉氏を紹介しているのが多いかな。お城となっているのが独特なので、1度は足を運んでみても良いかと思います。
千葉市立郷土博物館から南東方向に1.5km程度離れた所には千葉県立中央博物館もあり、千葉県の考古学や自然史を紹介しているようです。こちらは行ったことがないですが、大きな公園の一角となっているので、公園と共に散策してみるのも良さそうです。
ということで、県立と市立の美術館・博物館が重複するように点在しています。特に千葉市美術館はスケジュールを常にチェックしておきたい注目の美術館です。
ご紹介するのはこちらの地図の


千葉周辺で大きな美術館は<千葉県立美術館>と<千葉市美術館>の2つで、私は後者の展示を目当てに足を運びます。千葉県立美術館の周りはほとんど何も無く、千葉ポートタワーくらいしか他にめぼしい施設はありません。一方、千葉市美術館の近くには千葉市科学館や千葉市立郷土博物館(城の形をしている)があり、そこから南東方向に1.5km程度離れた所には千葉県立中央博物館などもあります(ここは駅から遠いので行ったことはありません。)
まずは千葉県立美術館についてです。
<千葉県立美術館>

【公式サイト】
http://www2.chiba-muse.or.jp/ART/
【鑑賞時間目安】
2時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ(常設はコレクション展という形式)
【併設のカフェ】
あり
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
不参加
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
不可
【特徴】
この美術館は湾岸地区にあり、直ぐそばには千葉港という海際に立地しています。と言っても美術館から海が見えるわけではなく、市街地からも離れていて どうしてこんな僻地に建てたのかと毎回不思議に思っていますw 建物は大高正人 氏によるレンガ造り風で、平屋で8室もありかなり広いスペースです。常設は無く、小規模な展示を2~3個同時開催しているような感じで、コレクション展と明治時代の近代西洋絵画の先駆者である浅井忠の展示は頻繁に行われているように思います。それ以外の企画展も千葉県にゆかりのある作家が多く取り上げられる感じかな。それ以外には公募展・団体展がよく開催されていて、この地域の美術活動を支援しているようです。
カフェ/レストランやミュージアムショップもあるので、一通りは揃っていますが、まあそれほど充実しているわけではなく簡易的な感じかな。
と、県立の割には地味な美術館です。たまに面白そうな展示をすることもあるので、千葉市美術館のついでに寄る感じで利用しています。
千葉県立美術館の近くには千葉ポートタワーがあります。この辺にある一番高い建物で、近隣を歩いているとすぐに分かります。高さは125mで、展望室からは360度の景色を観ることができます。この辺は西側に東京湾が広がっているので夕日を望むことができるのが特徴で、時間帯によってはサンセットライブというミニ演奏会も行われるようです。入館料もお手頃なので、千葉県立美術館のついでに寄るのも良さそうです。
次は千葉市美術館をご紹介する訳ですが、県立美術館とは距離があるので私は千葉市が誇るモノレールを利用してハシゴしています。千葉のモノレールは懸垂式モノレールとして世界最長の営業距離があり、鉄道ファンとしては外せないスポットだったりします。本数が少なく、千葉駅からは分岐して分かりづらい等それほど利便性が良い訳ではないですが、一種の観光スポットとしてオススメです。
続いては千葉市美術館についてです。
<千葉市美術館>

【公式サイト】
http://www.ccma-net.jp/
【鑑賞時間目安】
3時間00分程度
【過去の展示】
記事一覧はこちら
【企画展・常設】
企画展のみ(常設はコレクション展という形式)
【併設のカフェ】
なし
【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
記事一覧はこちら
【ミュージアムショップ】
あり
【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
2020年参加 恐らく割引の券種
【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
展示による
【特徴】
こちらの美術館は現在改修中で2020年7月にリニューアルオープンを予定しています。その為、どう変わるか未知数な部分がありますが以前は区役所と同じ建物(区役所は移転したようです)で、ビルの中の2フロアを使った美術館となっていました。展示は企画展と、コレクション展の2本立てとなることが多く、いずれも日本画・浮世絵・日本美術に強みがあります。やはり千葉にゆかりのある作家を紹介する機会が多めですが、個性派を紹介する展示が度々行われていて それが大きな魅力となっています。今や人気の田中一村や 伊藤若冲、曾我蕭白などの展示も行われたことがあり、東京の大きな美術館にも負けないくらいの素晴らしい展示でした。(田中一村は数年に1度くらいのペースで展覧会をやっています) また、浮世絵のコレクションも見事で、コレクション展で観る機会もあるので、日本美術が好きな方には特に楽しめると思います。
ということで、こちらの美術館は美術ファンに一目置かれている存在だと思います。リニューアル後のラインナップも充実しているので、今後も注目ですね。
他に

千葉市美術館の近くには千葉市科学館と千葉市立郷土博物館があります。千葉市科学館は4フロアに渡って子供向けの体験型の展示があり、プラネタリウムも見所となっています。一方、千葉市立郷土博物館はかつての亥鼻城を再現したお城のような博物館で、企画展と常設展示を行っています。地元の博物館だけあって千葉に関する内容が多く、特に千葉氏を紹介しているのが多いかな。お城となっているのが独特なので、1度は足を運んでみても良いかと思います。
千葉市立郷土博物館から南東方向に1.5km程度離れた所には千葉県立中央博物館もあり、千葉県の考古学や自然史を紹介しているようです。こちらは行ったことがないですが、大きな公園の一角となっているので、公園と共に散策してみるのも良さそうです。
ということで、県立と市立の美術館・博物館が重複するように点在しています。特に千葉市美術館はスケジュールを常にチェックしておきたい注目の美術館です。
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プロフィール
Author:21世紀のxxx者
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。
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