HOME   »  2020年07月
Archive | 2020年07月

《長谷川等伯》  作者別紹介

今日は作者別紹介で安土桃山~江戸初期にかけて活躍した絵師 長谷川等伯を取り上げます。長谷川等伯は石川県の七尾の生まれで、染物屋の養子になり、熱心な法華宗(日蓮宗)の信者で最初は絵仏師としてスタートしました。最初の頃は信春と名乗っていましたが、京都に活躍の場を移し、千利休が施主となった大徳寺三門の天井画の製作を要請されて51歳で等伯の画号を使い始めます。勢力を伸ばし一時は長谷川派は狩野派を脅かす存在となって行ったものの、跡継ぎと見込んでいた久蔵に先立たれ長谷川等伯自身も亡くなると、勢いを失っていきました。今回も以前の展示などで撮った写真と共にご紹介していこうと思います。

長谷川等伯(信春) 「伝名和長年像」
P1140294.jpg
こちらはまだ信春と名乗っていた頃の作品で、南北朝時代の武将の肖像と考えられています。(最近の説だと同時代の武士かも?とのこと) 小姓や馬に比べると巨人みたいなw 大きさはちょっと妙な感じではありますが堂々たる威厳を感じさせます。初期はこうした肖像なども多く手掛けていて、信春名義の作品は富山や新潟に多く残っているようです。

なお、等伯は養祖父や雪舟の系譜となる養父に絵画を学んでいましたが、一時期の消息が辿れないらしく、狩野派などにも学んでいたのではないかと考えられているようです。ライバルの所で学んでいたとしたらかなりの野心家ですね。統制や伝統を重んじる狩野派に比べて等伯は自由な立場で、興味に従って描いていたと言われています。

長谷川等伯(信春) 「牧馬図屏風」
P1140285.jpg
こちらは六曲一双の屏風の左隻です。信春時代から等伯時代にかけての作品で、野生の馬を捕らえて手なずけようとしている様子が描かれています。背景にもみじや菊が描かれているので秋かな。捕らえた馬を皆で縄を引っ張っているのが目を引きます。

続いて右隻。
P1140282.jpg
こちらは藤などがあるので春の光景と思われます。馬が跳ねる様子など躍動感があります。大和絵風でデフォルメされている所もあればスピード感のある描写もあったりするのが面白い。

ちなみに長谷川等伯が京都に来た頃は狩野派が公共の仕事を独占しているような状態で、大徳寺の襖に絵を描きたいと申し出ても断られていました。そこで長谷川等伯は住職がいない時にあがりこみ、周りが止めるのも聞かずに勝手に「山水図襖」と呼ばれる襖絵を描きました。豊臣家の家紋が入った襖絵に即興で描くという一歩間違ったら大変な状況で 家紋を雪に見立てて仕立てるという離れ業をやってのけた訳ですが、それだけ腕に自信があったのでしょうね。
 参考リンク:「山水図襖」の高精細複製の画像

長谷川等伯 「楓図壁貼付」 長谷川久蔵「桜図」(複製)
DSC09692.jpg
こちらは京都の智積院にある複製画。本物に比べるとかなり金ピカな感じではありますが、昔はこうだったのかも。智積院(当時は祥雲寺)は豊臣秀吉の子供(鶴松)の菩提を弔うために建立されたお寺です。狩野永徳一門が御所の障壁画を手がけた際、等伯はそこに割り込みを謀ったものの阻止されてしまいましたが、狩野永徳が死ぬと長谷川等伯一門はこのお寺でついに大事業に食い込むことに成功しました。この絵の本物は非常にどっしりとした風格があり、金地に映える緑色が目に鮮やかです。その一方で細やかな自然を描く叙情性を持っていて、狩野派との赴きの違いを感じさせる作品です。

長谷川等伯 「松に立葵図」(複製)
DSC09696.jpg
こちらも智積院の複製画。壁と一体化した感じになっているのが当時の様子を忍ばせます。まあこの写真の複製の出来具合はそれほどではないですがw

右側面はこちら
DSC09699.jpg
秀吉が好んだ松が徳川家の家紋の葵を抑えつけている… なんて説もあるようです。確かにこの松には権力者らしい力強さを感じますね。

左側面はこうなっています。
DSC09703.jpg
これだけ見事な障壁画を作りあげた長谷川等伯の一門ですが、この直後に等伯の跡継ぎとなるべき久蔵が死去するという悲劇に見舞われました。同じ頃に後押ししてくれた千利休も亡くなったし、やがて豊臣も滅びるわけですから長谷川派が衰えて行ったのも致し方ないのかも。久蔵の死は狩野派による暗殺説なんてのもあるくらい最悪のタイミングでした。

智積院は他に「松に黄蜀葵」や「松に秋草図」なども所有しています。京都国立博物館からわずか300mくらいの所にあるので、日本美術が好きな方は是非訪れてみてください。庭園も見事なお寺です。

長谷川等伯 「瀟湘八景図屏風」
DSC08046_20190530000942238.jpg
こちらは六曲一双の屏風の左隻です。智積院の壁画のように長谷川等伯は金碧障壁画を手掛けていましたが、やがて水墨画制作にのめりこんで行きました。これはそうした時期の50歳半ばの作品で、室町時代に伝来した南宋の牧谿・夏珪や、日本の雪舟・周文・楊月などの水墨画に影響を受けたとされます。京都には中国伝来の名画があり、それを目の当たりにしたのが影響したのではと考えられています。

続いて右隻
DSC08047_20190530001200d8c.jpg
力強い線で描かれた山々やその麓の村があり、様式のような木々があるかと思えば、霞む湖に浮かぶ船など繊細な表現もあります。墨の強弱・濃淡が絶妙な作品です。

長谷川等伯 「松林図屛風」
DSC_23959.jpg
こちらは長谷川等伯の代表作にして日本画の最高峰の1つでもある作品。息子の久蔵が亡くなって失意の中にある頃に描かれたもので、大和絵の風情もあるので 元は下書きの一部だったのでは?との考えもあるようです。やはり牧谿などからの影響があるようですが、この霧にかすむ松林に囲まれたような臨場感は等伯独自のものだと思います。

せっかくなので右隻のアップ
P1140212.jpg
この静寂の世界に息子を失った悲しみも込められているのかもしれませんね。

最後に左隻のアップ。
P1140210.jpg
西洋のターナーや印象派が光や湿気を描くのはまだまだ後の時代です。墨の濃淡だけでここまで光と風を感じさせる画家が日本にいたというのは素晴らしいことです。


ということで、撮影できた作品はあまり無かったけど割と代表作をご紹介できたかな。長谷川等伯は松林図屏風のイメージが強いものの、大和絵もあれば仏画や肖像画もあったりと幅広い画業となっています。東京国立博物館の常設に極稀に出てきたりするので、またいずれ目にする機会もあると思います。東博で等伯を…なんてねw

 参考記事:
  没後400年 特別展「長谷川等伯」 感想前編(東京国立博物館 平成館)
  没後400年 特別展「長谷川等伯」 感想後編(東京国立博物館 平成館)
  日本の美・発見VI 長谷川等伯と狩野派 (出光美術館)
  長谷川等伯一門 国宝障壁画 (智積院)京都編
  


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



《ヨハネス・フェルメール》  作者別紹介

今日は作者別紹介で17世紀オランダの画家ヨハネス・フェルメールを取り上げます。フェルメールは現存で36点ほどと言われる寡作の画家で、日本でも大人気で展覧会が開かれると大きな話題となります。しかし一時は忘れられた画家となっていた時期もあり、19世紀フランスの芸術家らに再発見された感じで、1995~96年に行われた「フェルメール展」がきっかけで本格的に注目を浴びて一般にも浸透していきました。一方、盗難や贋作事件が多発するなど中々多難ではありますが、そうしたエピソードも含めて人気が増しているのかもしれません。
フェルメール作品は基本的に撮影できないので 今日は看板の写真が多めですが、近年の展示などを振り返りつつご紹介していこうと思います。

ヨハネス・フェルメール 「マルタとマリアの家のキリスト」
DSC04712.jpg
こちらは1654~1655年頃の作品。フェルメールは初期には宗教画を描いていて、ここではルカによる福音書10章の逸話が描かれています。明るい色彩はカラヴァッジョ、やや粗目のタッチはルーベンスなどからの影響が考えられ、後の時代の作品とは異なる雰囲気となっています。それでもこれだけの完成度で既に高い技術を持っていたのは明らかですが、誰の元で学んだのか不明です。ほとんどデルフトから出ることはなかったとされている一方で、デルフト以外で学んだという説もあるようです。

ヨハネス・フェルメールに帰属 「聖プラクセディス」
DSC06223.jpg
こちらは1655年頃とされている作品で、真贋については決着していないので帰属という扱いになっています。フェリーチェ・フィケレッリの同名作品を模写した若い頃の作品ではないか?と考えられていて、画風や題材としても初期の時代じゃないかと思います。これは国立西洋美術館の常設にあるので割と観る機会が多いけど、撮影は禁止となっています。

ヨハネス・フェルメール 「牛乳を注ぐ女」
DSC04719_2018100701244890d.jpg
こちらは1657年~1658年頃の作品。1656年の「取り持ち女」の頃から風俗画に取り組むようになり、1657年にはパトロンも得ています。フェルメールが寡作の要因として、裕福な妻と結婚したりパトロンの援助によってじっくり絵に取り組めたことが挙げられるようで、青に高価なラピスラズリをふんだんに使えたのも裕福だったからでしょうね。黄色と青の取り合わせが非常に明るく感じられます。パンなどには点綴法と呼ばれる光の粒が使われていて、光の表現が特に見事です。一方でテーブルの形が台形みたいだったり、ちょっと気になる所もあるかなw

ヨハネス・フェルメール 「真珠の首飾りの少女」
DSC04715_20181007012445ac9.jpg
こちらは1662-65年頃の作品。壁に掛かった鏡に首飾りを見せて喜んでいます。椅子の上には元々リュートがあったと判明していて、恋のテーマではないかと考えられているようです。(この表情を観ればわかりますよねw) 先程の「牛乳を注ぐ女」と同じく窓辺を描いたもので、窓辺はフェルメールの特徴の1つだと思います。また、黄色い服を着ている女性もよく出てくるモチーフで、この女性の着ている服は「手紙を書く女」と同じ服だったりします。フェルメールの財産目録にも載っているお気に入りの服だったようです。それにしても一瞬の喜びを捉えたような表情で、カメラマンのようなセンスですね。

ヨハネス・フェルメール 「真珠の耳飾りの少女」
P1020465.jpg
こちらは1665年~1666年頃の作品で、「青いターバンの少女」とも呼ばれています。一番有名な作品なのに良い写真が無かったw 過去に2回だけ日本に来たことがあり、実際に観ると写真よりも明るく柔らかい雰囲気で、唇の赤やラピスラズリを使った青が鮮やかでした。こちらも振り返る瞬間のときめきのようなものを感じますね。ちなみにこの作品は1881年の競売で現在の価値で1万円ほどだったというのだから驚きです。

ヨハネス・フェルメール 「手紙を書く女」
DSC04709.jpg
こちらは1665年頃の作品。ちらっとこちらを観て微笑む表情が何とも可愛らしい。手紙を書くというのもフェルメールがよく主題にしていて、6点ほど現存しています。先程の「真珠の首飾りの少女」の黄色いサテンのコートを着ていて、フェルメールの特徴が組み合わさっているように思えるかな。背景の画中画は愛の調和を示す楽器を描いているということなので恋人に宛てた手紙なのだとか。

ヨハネス・フェルメール「天文学者」
DSC_20432.jpg
こちらは1668年頃の作品。これは本物をルーヴル美術館で撮ったものです。モデルはフェルメールと同い年でデルフト生まれのアントニー・ファン・レーヴェンフック(顕微鏡を発明した人物)と考えられていて、日本の着物のようなものを着ているのは当時の知識層の流行で、オランダが日本と交易した着物をガウンに仕立てたようです。作者のサインと制作年が残っている珍しい作品で、これとよく似た作品に「地理学者」という作品もあって一対で制作したのではないかとも考えられています。手をかざす一点の動きや窓辺など、これもフェルメールらしさを存分に感じるかな。様々なモチーフがこの人物の知性を物語っているようです。ちなみに壁の絵は「モーセの発見」で、この主題の絵は後ほど紹介する作品にも出てきます。

ヨハネス・フェルメール「レースを編む女」
DSC_20439.jpg
こちらは1669年~1670年頃の作品。こちらもルーヴル美術館で実物を撮ったものです。手元に自然と視線が行き、静けさと集中している様子が伝わってきますね。ちょっと垂れてる赤い糸がアクセントのように感じられます。

ヨハネス・フェルメール 「手紙を書く婦人と召使い」
DSC04716.jpg
こちらは1670年~1671年頃の作品。これも手紙を書いていて手元だけが動いている静寂の世界となっています。しかし手前には書き損じの手紙が転がっていて、激情に駆られているのかもw 背景には赤子のモーセが敵であるファラオの娘に拾われるという「モーセの発見」の絵が飾ってあり、これは敵にも慈悲を持つ主題であることから落ち着きを取り戻したことを暗示しているようです。私は背景の女性が所在なく外を眺めているのが妙にリアルで好きです。早くしてくれと言わんばかりでw ちなみにこの作品は2度も盗難にあっています。「合奏」のように盗まれたまま行方不明になった作品もあり、フェルメールはよく盗まれますね…。


ということで、フェルメールは数少ないもののいずれも素晴らしい作品となっています。日本でも数年おきに初来日作品が来てるので、このまま行けば日本にいながらほとんどコンプリートできるんじゃないか?と密かに期待していますが…w (「士官と笑う娘」など門外不出もあるので完全には無理かな) 美術ファンのみならず広く愛されている画家ですね。

 フェルメールの参考記事:
  フェルメール展 感想前編(上野の森美術館)
  フェルメール展 感想後編(上野の森美術館)
  マウリッツハイス美術館展 (東京都美術館)
  マウリッツハイス美術館展 2回目(東京都美術館)
  ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年 (国立西洋美術館)
  フェルメールからのラブレター (Bunkamuraザ・ミュージアム)
  フェルメールからのラブレター 2回目(Bunkamuraザ・ミュージアム)
  フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展 感想前編(Bunkamuraザ・ミュージアム)
  フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展 感想後編(Bunkamuraザ・ミュージアム)
  フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展 2回目(Bunkamuraザ・ミュージアム)
  ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画
  ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 2回目 (国立西洋美術館)
  フェルメール光の王国展 (フェルメール・センター銀座)




記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



《草間彌生》  作者別紹介

今日は作者別紹介で現代アーティストの草間彌生 氏について取り上げます。草間彌生 氏と言えば水玉模様の立体作品が特に知られていると思いますが、幼い頃から統合失調症を病み 幻視の中に現れる恐怖を対象に 沢山描くことでその表現に埋没させて消滅させると考えたのがきっかけとなっています。現在も活躍されていて観る機会も多いので、今回は過去の展覧会などで撮った写真を使ってご紹介していこうと思います。

こちらは2012年の六本木アートナイトの時の草間彌生 氏
P3243400.jpg
この年は草間彌生 氏が中心となったプログラムとなっていて、巨大なヤヨイちゃん像なども出現しました。

草間彌生 題名失念…
DSC09970.jpg DSC09973.jpg
こちらは時代が分かりませんが絵画作品。宇宙や生物を思わせる抽象画に思えます。元々は画家としてスタートしていて、学生時代には京都市立美術工芸学校で日本画などを学んでいたというのだから意外です。

草間彌生 「集積の大地」
DSC00788.jpg
こちらは初期の1950年の作品。シュルレアリスム的な怖さを感じるかな。やがて瀧口修造らに高く評価されて個展を開催するようになっていきました。

この後、ニューヨークのビエンナーレに紹介されたのをきっかけに1957年11月にアメリカに渡り、1960年代はアメリカで活動していくことになりました。

草間彌生 「No.H.Red」
DSC00805.jpg
こちらは1961年の作品。赤地に黒い点が無数に打たれた画面となっています。反復や集積といった手法は形を変えて現在の作風に通じているように思えます。ちなみにニューヨーク時代の草間彌生 氏のアトリエの隣のビルには無名時代の抽象画家サム・フランシスが住んでいて、アトリエに訪れて来たこともあったそうです。その時、コーヒーを出したらミルクが欲しいと言われたものの、コーヒー以外に何も食べ物は無かったという極貧生活のエピソードもあるので、相当に苦労してたんでしょうね。1959年にはニューヨークで初の個展を開き、その後の展覧会ではアンディ・ウォーホルが来て称賛されています。

草間彌生 「私の魂を乗せてゆくボート」
DSC09984.jpg
こちらは1991年の作品ですが、ニューヨーク時代から始めたソフトスカルプチャーを使った作品となっています。この突起物は男性器と思われ、これも彼女が恐怖するもの・強迫観念を反復しています。この突起物も草間彌生 氏の独自のスタイルの1つです

1973年には体調を崩して帰国し、入退院を繰り返しながら色彩豊かな作品を生み出していきました。この辺りからは有名作が多いです。

草間彌生 「大いなる巨大な南瓜」
P1010319.jpg
草間彌生 氏の中でも特に有名なのがこちら。このカボチャが初めて作られたのは1999年の直島の海岸のものらしく、草間彌生はカボチャの可愛らしい造形に惹かれているようです。この色の取り合わせが何とも存在感がありますねw

草間彌生 「新たなる空間への道標」
P1010342.jpg
こちらも水玉。赤地に白の水玉もよく使われています。以前に比べてかなりポップな印象に思えます。

草間彌生 「明日咲く花」
P1010313.jpg
こちらも可愛らしい印象を受けるかな。本人にとっては恐怖を克服する為のものであっても楽しげな雰囲気ですw

草間彌生 「チューリップに愛をこめて、永遠に祈る」
P1010324.jpg
こちらも可愛くもあり毒々しくもありw ニューヨーク時代からのソフトスカルプチャーによって画家からエンバイロメンタル(環境)彫刻家に脱皮したと認識していたようです。

ちなみに草間彌生 氏は2009年に自身の壮大な芸術の集大成として「わが永遠の魂」というシリーズを制作しはじめていて、近年の作品の名前には「永遠」や「魂」といった言葉がよく出てきます。彼女は生前のジョセフ・コーネルと深い親交があり、彼が死ぬ際に残した「死は隣の部屋に行くようなもの」という言葉に強く影響を受けたそうで、死を恐れず克服するという考えも作品で表現しているようです。

草間彌生 「愛はとこしえ十和田でうたう」
P1040151.jpg
こちらは十和田市現代美術館の近くの公園。草間彌生 氏の代表作の欲張りセットみたいなw 

最後に2017年の草間彌生展にあった絵画作品。
20170326150716.jpg
これはほんの一部で、部屋中がこうした絵に囲まれた圧巻の光景は今でも鮮明に覚えています。絵の具が乾く時間すらも惜しむように早く沢山の絵を描きたいようで、死ぬまで描き続けるという自身の言葉を体現しているように思えます。

ということで、草間彌生 氏のキーワードとしては反復、集積、克服といった言葉が挙げられるのではないかと思います。最近では新宿に草間彌生美術館(予約制)もオープンし非常に人気の高いアーティストですので、今後の活躍も楽しみです。

 参考記事:
  草間彌生 永遠の永遠の永遠 (埼玉県立近代美術館)
  六本木アートナイト2012 (前編)
  六本木アートナイト2012 (後編)
  草間彌生 ボディ・フェスティバル in 60's 展 (ワタリウム美術館)
 2017年の国立新美術館の展示はブログ休止中のため記事にしていませんでした…。



記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2020年07月号】

今日は3ヶ月に1度の展覧会のスケジュール更新です。まだコロナは収束したとは言えない状況で、私はまだ自粛中ですが 非常事態宣言が終わったこともあり多くの美術館が再開しました。休館や海外の状況などの影響で展覧会のスケジュールも大きく変わっていて、変更/中止/延期などが相次いでいます。この一覧は2020年7月1日時点での情報を元に作成しておりますが、今後のコロナの動向で臨時休館やスケジュールにも影響が出る可能性がありますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。なお、一部の美術館では事前予約制を導入しているところがあります。こちらもお出かけの前に合わせて公式サイトでご確認ください。

P1040367.jpg
 ※写真は2012年8月に横須賀美術館で撮ったものです。

 ※結構苦労して作ってるので、そのままコピーして転載とかは勘弁してください。
 ※展覧名、スケジュール、内容などは変更になる可能性があるようです。詳しくは当該時期に近づいたら公式HPで確認してください。
 ※誤記入している可能性も有ります。間違っていたらすみません。公式サイトが常に正しいです。
 ※PCで観ている方は左サイドバーの「展展会年間スケジュール (1都3県)」というリンクから最新のスケジュールをリンクしておりますので、必要に応じてご覧ください。


<東京都現代美術館>
2020/06/09 ~ 2020/09/27 オラファー・エリアソン ときに川は橋となる
2020/06/09 ~ 2020/09/27 カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展 もつれるものたち
2020/06/02 ~ 2020/09/27 MOTコレクション いまーかつて 複数のパースペクティブ
2020/07/18 ~ 2020/09/27 おさなごころを、きみに
2020/11/14 ~ 2021/02/14 石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか
2020/11/14 ~ 2021/02/14 MOTアニュアル2020
2020/11/14 ~ 2021/02/14 MOTコレクション 2020年11月~
2020/11/20 ~ 2020/11/23 TOKYO ART BOOK FAIR 2020
2021/03/20 ~ 2021/06/20 Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021 受賞記念展
開催中止 CULTURE CHANEL -伝説
2021/03/20 ~ 2021/06/20 マーク・マンダース
2021/03/20 ~ 2021/06/20 MOTコレクション 2021年3月~
開催延期 吉阪隆正展
開催延期 アトリウム・プロジェクト

<すみだ北斎美術館>
2020/06/30 ~ 2020/08/30 大江戸歳事記
2020/09/15 ~ 2020/11/08 新収蔵品展(仮)
2020/11/25 ~ 2021/01/24 GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ

<江戸東京博物館>
2021年開催を検討 大江戸の華(仮)
2021年開催を検討 縄文-東京の縄文人、1万年の暮らし-(仮)
2021/01/02 ~ 2021/04/04 古代エジプト展-天地創造の神話-(仮)

<東京国立博物館>
2020/06/30 ~ 2020/08/23 特別展「きもの KIMONO」
2021年春開催を予定 特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」

<国立西洋美術館>
2020/06/18 ~ 2020/10/18 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
2020/06/18 ~ 2020/08/23 内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」
開催取り止め スポーツ in アート展―ギリシャ彫刻×印象派の時代
2020/09/08 ~ 2020/10/18 内藤コレクション展III「写本彩飾の精華 天に捧ぐ歌、神の理」

<東京都美術館>
開催中止 ボストン美術館展 芸術×力
2020/07/23 ~ 2020/09/22 The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション
2020/10/03 ~ 2020/12/28 イサム・ノグチ 発見の道
2021/01/27 ~ 2021/04/04 世界遺産ローマ展(仮称)

<国立科学博物館>
中止 特別展 和食 ~日本の自然、人々の知恵~
中止 企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」
2021/03月 ~ 2021/06月(予定) 特別展「大地のハンター展」

<東京藝術大学大学美術館>
中止 御即位記念特別展 雅楽の美
2020/07/23 ~ 2020/09/06 特別展「あるがままのアート −人知れず表現し続ける者たち−」
2020/09/26 ~ 2020/10/25 藝大コレクション展 2020

<上野の森美術館>
2020/07/23 ~ 2020/08/30 上野の森美術館所蔵作品展 なんでもない日ばんざい!
2020/10/10 ~ 2021/01/11 ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING & QUEEN展 ー名画で読み解く 英国王室物語ー


<アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)> ※予約制
2020/06/23 ~ 2020/10/25 ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり
2020/06/23 ~ 2020/10/25 第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本感展示帰国展 Cosmo-Eggs|宇宙の卵
2020/06/23 ~ 2020/10/25 コレクション選 特集コーナー展示 新収蔵作品特別展示:パウル・クレー
2020/06/30 ~ 2020/10/25 コレクション選 特集コーナー展示 印象派の女性画家たち
2021年初夏(予定)に変更  クロード・モネ-風景への問いかけ オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画
2020/11/03 ~ 2021/01/24 コレクション選 特集コーナー展示 青木繁、坂本繁二郎、古賀春江とその時代 久留米をめぐる画家たち
2020/11/14 ~ 2021/01/24 琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術

<三井記念美術館>
2020/07/01 ~ 2020/07/29 三井家が伝えた名品・優品 第1部 東洋の古美術
2020/08/01 ~ 2020/08/31 三井家が伝えた名品・優品 第2部 日本の古美術
開催延期 特別展 ほとけの里 奈良・飛鳥の仏教美術
2020/09/12 ~ 2020/11/18 敦煌写経と永樂陶磁
2020/11/21 ~ 2021/01/27 国宝の名刀「日向正宗」と武将の美
2021/02/06 ~ 2021/04/18 特別展 小村雪岱スタイル-江戸の粋からモダンへ

<出光美術館(東京本館)>
開催中止 茶の湯の美
開催中止 肉筆浮世絵―師宣から春章・歌麿・北斎まで
開催中止 屏風絵―輝く日本の美
2020/09/19 ~ 2020/11/03 江戸絵画の華 〈第1部〉 極 ―若冲と江戸絵画
2020/11/07 ~ 2020/12/20 江戸絵画の華 〈第2部〉 粋 ―応挙と江戸琳派
2021/01/09 ~ 2021/02/11 生誕270年 仙厓百選
2021/02/20 ~ 2021/03/28 東洋のやきもの―交流するアジアの美

<東京国立近代美術館>
2020/02/26 ~ 2020/10/11 ピーター・ドイグ展
2020/11/25 ~ 2021/02/23 眠りの理由 国立美術館コレクションによる展覧会(仮称)
2021/03/23 ~ 2021/05/16 あやしい絵展
延期 2021年7月~10月(予定) 隈研吾展(仮称)

<東京ステーションギャラリー>
2020/07/17 ~ 2020/09/06 開校100年 きたれ、バウハウス ― 造形教育の基礎 ―
2020/09/19 ~ 2020/11/08 もうひとつの江戸絵画 大津絵
2021/02/20 ~ 2021/04/11 没後70年 南薫造 展(仮称)
2021年冬に延期 ハリー・ポッターと魔法の歴史

<三菱一号館美術館>
2020/02/15 ~ 2020/09/22 開館10周年記念 夢の子ども時代 ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン展
2020/10/24 ~ 2021/01/17 1894 Visions―ルドン、ロートレックとソフィ・カル(仮)
2021/02/20 ~ 2021/05/30 テート美術館所蔵 コンスタブル展(仮)
2021/06/30 ~ 2021/09/12 三菱創業150周年記念 三菱の至宝展

<国立新美術館>
2020/06/24 ~ 2020/08/24 古典×現代2020―時空を超える日本のアート
会期変更(未定) ファッション イン ジャパン1945-2020―流行と社会
2020/08/12 ~ 2020/11/03 MANGA 都市 TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮 2020
2021/02/03 ~ 2021/05/10 佐藤可士和展
会期変更(未定) カラヴァッジョ 《キリストの埋葬》展(仮称)

<サントリー美術館>
2020/07/22 ~ 2020/09/13 リニューアル・オープン記念展 ART in LIFE, LIFE and BEAUTY
2020/09/30 ~ 2020/11/29 リニューアル・オープン記念展 Ⅱ 知って楽しい日本美術(仮称)
2020/12/16 ~ 2021/02/28 リニューアル・オープン記念展 Ⅲ 美を結ぶ。美をひらく。(仮称)

<21_21 DESIGN SIGHT>
2019/11/22 ~ 2020/09/22 ㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画
会期変更(未定) トランスレーションズ展-「わかりあえなさ」をわかりあおう

<森アーツセンターギャラリー>
2020/07/15 ~ 2020/09/13 おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~
2021/01/12 ~ 2021/04/22 改修工事にともなう一時休館

<六本木ヒルズ展望台東京シティビュー>
2020/11/20 ~ 2020/11/30 The Flower BOX Exhibition
2020/12/11 ~ 2021/01/11 連載完結記念 約束のネバーランド展
2021/01/12 ~ 2021/04/22 改修工事にともなう一時休館

<森美術館>
未定 ~ 2020/06/14 ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築
2020/07/31 ~ 2021/01/03 STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ
2021/01/04 ~ 2021/04/21 改修工事にともなう一時休館
2021/04/22 ~ 2021/09/26 アナザーエナジー展:創造しつづける女性アーティスト(仮題)
2021/10/21 ~ 2022/01/30 Chim↑Pom展(仮題)

<大倉集古館>
2020/06/27 ~ 2020/07/26 企画展 日本絵画の隠し玉~大倉コレクションの意外な一面~
2020/08/01 ~ 2020/09/27 企画展 近代日本画の華~ローマ開催日本美術展覧会を中心に~
2020/10/03 ~ 2020/10/25 東京経済大学120年と創立者大倉喜八郎
2020/11/03 ~ 2021/01/24 特別展 海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~
2021/02/02 ~ 2020/03/28 企画展 因州×備前 池田家の能面・能装束

<泉屋博古館 分館>
2020/01月 ~ 2021/12月予定 改修工事のため休館

<東京都庭園美術館>
2020/06/01 ~ 2020/09/27 建築をみる2020 東京モダン生活ライフ  東京都コレクションにみる1930年代
2020/10/17 ~ 2021/01/12 生命の庭 8人の現代作家が見つけた小宇宙
2021/01/30 ~ 2021/04/11 20世紀のポスター 図像と文字の風景

<目黒区美術館>
2020/06/20 ~ 2020/08/23 あそぶひと-人形と子どもの暮らし

<根津美術館>
中止 企画展 茶入と茶碗 ―『大正名器鑑』の世界―
中止 企画展 花を愛で、月を望む-日本の自然と美-
2020/09/19 ~ 2020/11/03 企画展 モノクロームの冒険-日本近世の水墨と白描−
2020/11/14 ~ 2020/12/20 財団創立80周年記念特別展 根津美術館の国宝・重要文化財
2021/01/09 ~ 2021/02/14 企画展 きらきらでん(螺鈿)
2021/02/25 ~ 2021/03/31 企画展 御用絵師の世界

<太田記念美術館>
2020/07/01 ~ 2020/07/26 太田記念美術館コレクション展
2020/08/01 ~ 2020/10/04 月岡芳年 血と妖艶
2020/10/10 ~ 2020/11/08 江戸の土木
2020/11/14 ~ 2020/12/13 ニッポンの浮世絵
2021/01/06 ~ 2021/01/28 和装男子 ―江戸の粋と色気
2021/02/02 ~ 2021/03/28 没後30年記念 笠松紫浪 ―最後の新版画

<パナソニック 汐留ミュージアム>
2020/07/18 ~ 2020/09/22 特別企画 和巧絶佳展 令和時代の超工芸
2020/10/10 ~ 2020/12/15 分離派建築会100年展 建築は芸術か?
2021/01/09 ~ 2021/03/21 香りの器 高砂コレクション展

<日本科学未来館>
2021年夏 特別展「超人たちの人体」 ≪東京2020公認プログラム≫

<SOMPO美術館(東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館)>
2020/07/10 ~ 2020/09/04 開館記念展 珠玉のコレクション-いのちの輝き・つくる喜び
中止 開館記念展Ⅱ 秘蔵の東郷青児-多才な画家の創作活動に迫る
2020/10/06 ~ 2020/12/27 ゴッホと静物画-伝統から革新へ

<東京オペラシティアートギャラリー>
2020/07/04 ~ 2020/08/30 ドレス・コード?─ 着る人たちのゲーム
2020/10/10 ~ 2020/12/20 生誕100周年 石元泰博写真展(仮題)
2021/01/16 ~ 2021/03/21 千葉正也(タイトル未定)
2021年春予定 ライアン・ガンダー(タイトル未定)

<Bunkamuraザ・ミュージアム>
開催中止 没後35年 有元利夫展 花降る空の旋律(しらべ)
2020/07/22 ~ 2020/09/28 アンコール開催 ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター

<松濤美術館>
2020/04/04 ~ 2020/05/17 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会開催記念 いっぴん、ベッピン、絶品! ~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画
2020/06/02 ~ 2020/09/22 真珠― 海からの贈りもの
2020/10/03 ~ 2020/11/23 後藤克芳 ニューヨークだより“ 一瞬一瞬をアートする”
2020/12/05 ~ 2021/01/31 舟越 桂 私の中にある泉
2021/04月 ~ 2021/06月 フランシス・ベーコン・ ドローイング展: バリー・ジュール・コレクション―リース・ミューズ7番地、アトリエの秘密―

<山種美術館>
2020/07/18 ~ 2020/09/13 【特別展】桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!―
2020/09/19 ~ 2020/11/15 【特別展】竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス
開催中止 【特別展】山種美術館所蔵 浮世絵・江戸絵画名品選 ―写楽・北斎から琳派まで―
開催延期(未定) 【特別展】東山魁夷と四季の日本画(仮称)
開催延期(未定) [企画展]川合玉堂―美しき日本の情景―(仮称)

<板橋区立美術館>
2020/07/11 ~ 2020/08/10 館蔵品展 狩野派学習帳 今こそ江戸絵画の正統に学ぼう
2020/08/22 ~ 2020/09/27 2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2020/10/15 ~ 2020/11/08 区民文化祭(2020)
2020/11/13 ~ 2021/01/14 館蔵品展 寺田政明と古沢岩美の時代―池袋モンパルナスから板橋・前野町へ
2021/02/26 ~ 2021/04上旬 東京・京都 転換期のリアリムと前衛 1937~1945

<練馬区立美術館>
2020/07/08 ~ 2020/09/27 練馬区立美術館開館35周年記念 Re construction 再構築

<世田谷美術館>
2020/07/04 ~ 2020/08/27 作品のない展示室

<静嘉堂文庫美術館>
2020/06/27 ~ 2020/09/22 美の競演 -静嘉堂の名宝-
2020/10/13 ~ 2020/12/06 能をめぐる美の世界 ~初公開・新発田(しばた)藩主溝口家旧蔵能面コレクション~
2021/01/23 ~ 2021/03/28 岩﨑家のお雛さま

<府中市美術館>
2020/03/14 ~ 2020/05/10 春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜  「奇想」があるなら「ふつう」もあります─京の絵画と敦賀コレクション
開催中止 府中市美術館開館20周年記念 ここは武蔵野 描かれた「むさしの」、400年を辿る旅
2020/07/18 ~ 2020/09/06 ひらいてみよう 美術の扉
2020/09/19 ~ 2020/11/23 府中市美術館開館20周年記念 動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり
2020/12/05 ~ 2021/02/28 府中市美術館開館20周年記念 メイド・イン・フチュウ 公開制作の20年
2021/03/13 ~ 2021/05/09 与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家

<横浜美術館>
2020/07/17 ~ 2020/10/11 ヨコハマトリエンナーレ2020「Afterglow―光の破片をつかまえる」
2020/11/14 ~ 2021/02/28 トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション

<そごう美術館>
2020/06/10 ~ 2020/07/08 ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ ユニマットコレクション

<横須賀美術館>
開催中止 宇都宮美術館コレクションによる マルク・シャガール展
開催延期を検討 ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ

<神奈川県立近代美術館 葉山館>
2020/07/31 ~ 2020/09/22 日本・チェコ交流100周年 チェコ・デザイン100年の旅
2020/07/31 ~ 2020/09/22 コレクション展 ゴッホから中園孔二まで
2020/10/10 ~ 2020/12/20 珠玉の日本画展
2020/10/10 ~ 2020/12/20 コレクション展 生誕180年 オディロン・ルドン版画展
2021/01/09 ~ 2021/04/11 フランシス・ベーコン— バリー・ジュール・コレクションによる
2021/01/09 ~ 2021/04/11 コレクション展 イギリス・アイルランドの美術

<神奈川県立近代美術館 鎌倉別館>
2020/06/09 ~ 2020/07/05 コレクション展 日々を象(かたど)る
2021/01/30 ~ 2021/04/18 フィリア ― 今 道子

<埼玉県立近代美術館>
2020/06/02 ~ 2020/09/06 New Photographic Objects:写真と映像の物質性
2020/09/26 ~ 2020/11/03 MEDE SUWARU − 今日みられる椅子
2020/11/14 ~ 2021/01/11 上田 薫
2021/01/23 ~ 2021/03/21 コレクション 4つの水紋
2021年度へ延期 第70回埼玉県美術展覧会 (県展)
翌年度以降に会期延期 美男におわす(仮称)
翌年度以降に会期延期 ボイス+パレルモ展(仮称)
翌年度以降に会期延期 桃源郷通行許可証

<うらわ美術館>
2020/07/18 ~ 2020/08/30 Je t'aime! 色彩世界へのいざない コレクションより―シャガール『ダフニスとクロエ』

<DIC川村記念美術館>
2020/06/16 ~ 2020/11/29 開館30周年記念展 ふたつのまどか ―コレクション×5人の作家たち

<千葉市美術館>
2019/12/29 ~ 2020/07/09 拡張リニューアルのため休館
2020/07/11 ~ 2020/09/06 帰ってきた! どうぶつ大行進
2020/09/19 ~ 2020/12/13 宮島達男 クロニクル 1995−2020
2021/01/05 ~ 2021/02/28 ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本
2021/01/05 ~ 2021/02/28 田中一村展―千葉市美術館所蔵全作品―


ということで、各館の苦慮ぶりが伺えるスケジュールとなっています。私もすぐにでも見に行きたいのを我慢している状況ですので、あまりお出かけはオススメできません。ロンドン・ナショナル・ギャラリー展だけは観ておきたいかな…。皆様も無理はされないようご自愛ください。

 バックナンバー:
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2020年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2020年01月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2019年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2019年07月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2019年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2019年01月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2018年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2018年07月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2018年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2018年01月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2017年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2017年07月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2015年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2014年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2014年07月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2014年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2014年01月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2013年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2013年07月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2013年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2013年01月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2012年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2012年07月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2012年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2012年01月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2011年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2011年07月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2011年04月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2011年01月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2010年10月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2010年7月号】
  展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2010年4月号】
  2010年の展覧会スケジュール (1都3県)


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
75位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
11位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。