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2023年の振り返り

今年も残す所あと数時間となりましたので、毎年恒例の年間の展覧会の振り返りで終わりにしようと思います。今年はフルに展覧会を観て回ることが出来ましたが、事前予約などが面倒でコロナ禍前ほどは回ってなかったかな。その分、観たい展示や大型展に絞っている感じです。今年は久々にベスト10をカウントダウンで振り返ろうと思います。

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傾向としては
 ・個展が好きで、テーマ展は相対的に順位が下がる
 ・過去に似た展示を観たことがあるものも順位は下がる
 ・観てしばらく経ってからもすぐに思い出せるものは順位を上げて評価を変えている
と言った感じです。なお以下は去年の展覧会ということで入れませんでした
 「マン・レイと女性たち」 (神奈川県立近代美術館 葉山館)


10位:ソール・ライターの原点 ニューヨークの色(Bunkamuraザ・ミュージアム ヒカリエ)
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ソール・ライター大好きなので毎年のように開催されるようになって嬉しい限りです。今回はヒカリエならではの展示方法ということもあって満足度高めでした。もう少しカラーの新発見作があると上位だったと思います。

9位:生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ
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こちらは決定版とも言える個展で良かったです。初期から晩年までエネルギーに溢れる作品に囲まれて感動しました。版画が中心なのでやや下位に。

8位:ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 (東京シティビュー)
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最近、麻布台ヒルズがオープンしましたが実物を観た後にこの展示を振り返ると感慨深いものがあります。有機的なデザインが非常に魅力で、この展示で一気にファンが増えたのではないでしょうか。もっと実際の建物を見て回りたくなりました。

7位:山下清展ー百年目の大回想(SOMPO美術館)
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こちらも傑作揃いの大回顧展で素晴らしかったです。もうこの辺になると単に作風の好みの問題になってる気がしますが、人柄も含めて好感が持てる内容だったと思います。もうちょっと観られる機会が増えて欲しい。

6位:レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 (東京都美術館)
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これを観た時は今年のナンバーワンはこれかな?と思ったくらい素晴らしかったです。ただシーレは出品作の半分くらいだったのでちょっと順位を下げました。生きる痛みを感じさせるような画風は唯一無二ですね。

5位:マティス展(東京都美術館)
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こちらも150点もの作品が並んでいて驚くべき展示でした。私は洋画ではマティスが一番好きなので期待通りの内容でした。一方でごく個人的な事情でポンピドゥー・センターで観たことがある作品が多かったということで少し順位を下げました。勿論、内容としてはこれを1位にしても問題ないくらい良かったです。

4位:デイヴィッド・ホックニー展(東京都現代美術館)
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こちらは有名画家でありながら観たことがない作品だらけの個展だったので非常に目新しくて満足度高めでした。鮮やかな色彩や軽やかな筆致はマティスにも通じるかも? これは今後も観られる機会が少なそうなので貴重な体験だったと思います。

3位:生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー(大阪中之島美術館)
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こちらは大阪に行った際に観たもの。芦雪の描く作品はどれも素晴らしいですが、やはり動物画は誰もが好きになってしまうような愛嬌があると思います。狗子図などには心を癒やされますね。揃えも良くて、これまた貴重な展示でした。

2位:佐伯祐三 自画像としての風景 (東京ステーションギャラリー)
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これは佐伯の作品だけでなく東京ステーションギャラリーという会場との組み合わせも抜群でした。レンガを背景にした佐伯の作品はよく映える。そのドラマチックな生涯も含めて個性と色彩に魅力を感じます。これも1位でも問題ないくらい素晴らしかったんですが、やはり国内のコレクションなので見覚えがあるものが多かったので2位となりました。

1位:大巻伸嗣—地平線のゆくえ(弘前れんが倉庫美術館)

今年は現代アートのこちらを1位にしました。神秘的な空間の数々を体験することができ、予想を遥かに上回る感動を覚えました。国立新美術館でも個展が行われて大人気になったように、小難しい感じではなく感覚的に凄味を感じる明解さも魅力です。今後の活躍も非常に期待されますね。


ということで、今年は上位は選ぶのに難儀するくらい素晴らしい展示が多かったです。来年も面白そうな展示が多いので楽しみにしたいと思います。皆様、良いお年を。


参考記事:
 2021年の振り返り
 2021年の振り返り
 2020年の振り返り
 2019年の振り返り
 2018年の振り返り
 2017年の振り返り
 2016年はブログ休止中
 2015年はブログ休止中
 2014年の振り返り
 2013年の振り返り
 2012年の振り返り
 2011年の振り返り
 2010年の振り返り
 2009年の振り返り




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最近観た展示 (202312)

ここ数日 年末に向けて振り返りを続けてようやく追いついた感がありますが12月にも少数ながら展覧会を観てきましたのでご紹介しておこうと思います。12月に観たのは下記となります。

・皇室のみやび―受け継ぐ美―(皇居三の丸尚蔵館)
・棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ(東京国立近代美術館)
・激動の時代 幕末明治の絵師たち(サントリー美術館)
・ゴッホと静物画ー伝統から革新へ(SOMPO美術館)



まずはリニューアルされて生まれ変わった三の丸尚蔵館

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【展覧名】
 皇居三の丸尚蔵館 開館記念展 皇室のみやび―受け継ぐ美―
 第1期 三の丸尚蔵館の国宝
 
【公式サイト】
 https://pr-shozokan.nich.go.jp/miyabi/

【会場】皇居三の丸尚蔵館
【最寄】大手町駅/東京駅

【会期】
 2023年11月03日(金・祝)~2024年06月23日(日)
 ●第1期:「三の丸尚蔵館の国宝」  2023年11月03日(金)~12月24日(日)
 ●第2期:「近代皇室を彩る技と美」 2024年01月04日(木)~03月03日(日)
 ●第3期:「近世の御所を飾った品々」2024年03月12日(火)~05月12日(日)
 ●第4期:「三の丸尚蔵館の名品」  2024年05月21日(火)~06月23日(日)

 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
事前予約制でしたが展示ケースの前はぎっしりで列を作るような混み具合でした。
この展示は4期まであって、私が観たのは第1期の「三の丸尚蔵館の国宝」となります(既に終了) この展示ではリニューアルを記念して三の丸尚蔵館が持つコレクションの中から国宝の選りすぐりの作品が展示されていました。

例えば伊藤若冲の「動植綵絵」
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4点のみですが、これがあるだけで華やかな雰囲気になります。

せっかくなので残り2つも。
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ここのコレクションではあるのですが、ここで観るのは初めてでした。前は小さな展示室だったし。
点数は少ないものの他にも「蒙古襲来絵詞」など有名な作品があり見応えがありました。

隣の部屋では特別展示 御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて―天皇皇后両陛下が歩まれた30年(これも既に終了)も観ました。こちらは天皇皇后両陛下やご家族に関する品々が展示されていて、皇族好きの方には面白いのではないかと思います。

リニューアルされた三の丸尚蔵館
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何よりも倍以上に大きくなりましたw 非常に立派な施設です。




続いては三の丸尚蔵館と合わせて訪れた東京国立近代美術館の展示

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【展覧名】
 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ

【公式サイト】
 https://www.momat.go.jp/exhibitions/553

【会場】東京国立近代美術館
【最寄】竹橋駅

【会期】2023年10月6日~12月3日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
こちらは版画家で名高い棟方志功の大回顧展で、初期から晩年まで網羅する決定版とも言える内容となっていました。

ほぼ全ての作品が撮影可能だったのでいくつかご紹介。こちらは初期の洋画
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棟方志功は本人自体も強烈な個性があるんですが、ゴッホに憧れただけあって若い頃から生命力を感じるような画風に思えます。

こちらは掛け軸になった作品。
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線の太さと素朴な感じが特徴です。サイズ超過の作品を拒否されそうになった時、偶然通った濱田庄司と柳宗悦に見出されて民藝運動のメンバーと交流を持つようになったというエピソードが面白い。その影響も感じさせますね。

こちらは代表作の十大弟子
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惜しげなく重要な作品が並ぶ様子は圧巻です。

こちらは壁画のように展示されていた大型作品。
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世界のムナカタとして知られるようになり、国際的な評価を得ると共に地元の青森に関する仕事などもしていました。

ということで、これ以上無いくらいの充実ぶりで非常に満足しました。図録も購入して長く記憶に残りそうです。




続いては幕末の絵画の展示。

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【展覧名】
 激動の時代 幕末明治の絵師たち

【公式サイト】
 https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2023_4/index.html

【会場】サントリー美術館
【最寄】六本木駅

【会期】2023年10月11日(水)~12月3日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
最終日に観たので結構お客さんがいましたが大体自分のペースで観ることができました。
こちらは幕末の絵師たちをテーマにした内容で、まさに個性派揃いとなっていました。ダイナミックな動きや強烈な迫力を出すための表現を観ることができたり、洋画を如何に取り込んできたのかが分かる章があったりと多彩で、幕末の動乱の様子も伺えるような感じでした。幅広い内容なので画風はバラバラでしたが、幕末の文化の凄さがよく分かる展示だったと思います。




続いては人気のゴッホ展

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【展覧名】
 ゴッホと静物画ー伝統から革新へ

【公式サイト】
 https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2023/gogh2023/

【会場】SOMPO美術館
【最寄】新宿駅

【会期】2023年10月17日(火)~2024年01月21日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは時間指定したのですが結構ゆるくて指定しなくても空いていれば入れるようです。しかし中は人でギッシリw 写真撮影も可能なので中々進まないので観るのに時間がかかりました。

「ゴッホと静物画」のタイトル通りゴッホの静物が中心ですが、ゴッホに影響を与えた画家や同時代の作品など、他の画家の作品もあります。キャプションも豊富なのでその辺は分かりやすかったと思います。

こちらは今回の目玉作品。
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黄色に緑や青が映えて非常に力強く感じられます。

こちらはトルソー。
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ゴッホにこうした作品があるのは意外でした。

こちらは晩年の作品
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明るい色に明るい色を重ねる実験だったようです。瑞々しい印象を受けました。
静物だけではありましたが、海外コレクションも多くて充実の内容でした。こちらは混み合うのでご注意ください。


ということで12月は少ないながらも素晴らしい展覧会を観つことができました。



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最近観た展示 (202311)

年末の振り返りに向けて 11月に観た展示をご紹介しようと思います。 11月に見たのは以下の展示です。

 ・大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ(国立新美術館)
 ・過去から現在、そして未来へ~ライト館 開業100周年記念~(帝国ホテル)
 ・永遠の都ローマ展(東京都美術館)
 ・やまと絵-受け継がれる王朝の美-(東京国立博物館 平成館)
 ・茶の湯の茶碗 ― その歴史と魅力 ― (中之島香雪美術館)
 ・生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー(大阪中之島美術館)



まずは楽しみにしていた大巻伸嗣 氏の個展

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【展覧名】
 大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ

【公式サイト】
 https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/ohmaki/

【会場】国立新美術館
【最寄】乃木坂駅/六本木駅

【会期】2023年11月 1日(水) ~ 12月25日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
お客さんは多かったですが作品が大きいので混雑感はありませんでした。
こちらは以前202308の振り返りでご紹介した弘前れんが倉庫美術館の大巻伸嗣 氏の展示を観て以降、非常に楽しみにしていました。神秘的な空間を作るのに長けた方なので、大きな美術館でどう表現されるのか期待が膨らみます。しかも無料!

入口に大きな壺のような作品が! このアングルの写真をインスタで100回くらい観ましたが、この光景を残したくなる気持ちはみんな共通ですねw
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布が波のように揺らめく作品はこちらの会場でも観ることができました。(ここでは撮影不可だった)

これが無料で良いのか?というくらいの驚きの展示で、さらにこの作品を作るまでのデッサンなども展示されていて、それも面白かったです。期待以上で素晴らしかった。




続いては建築関連の展示

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【展覧名】
 過去から現在、そして未来へ~ライト館 開業100周年記念~

【公式サイト】
 https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/special/frank_lloyd_wright/

【会場】帝国ホテル
【最寄】有楽町駅/日比谷駅

【会期】不明
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

こちらは帝国ホテルのロビー脇で行われている常設ですが今年はフランク・ロイド・ライトが設計した2代目帝国ホテルの100周年記念となっています。普段観ていないのでどの辺までが記念の展示かわかりません(公式サイトでも不明)ですが、当時の様子を伺わせる品や写真などが展示されています。
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むしろ明治村に移築された帝国ホテル玄関部を思い出したかなw 柱などもありました。

現在の3代目のホテル内も見て回りました。このバーなどはフランク・ロイド・ライトっぽさを感じます。
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3代目も気品ありますが4代目に建て替える計画があります。次は田根剛 氏の設計らしいので、それも楽しみです。

さらについでに帰りにシャンテにも寄りました。ここではゴジラと宝塚歌劇団を作った男として小林一三の展示をやっていました。
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宝塚は今後どうなるんでしょうかね? この展示をやるにはちょっとタイミング悪かったw 一方でゴジラは-1.0が凄く面白かったので、良いコラボ



続いてはローマに関する展示

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【展覧名】
 永遠の都ローマ展

【公式サイト】
 https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_rome.html

【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅

【会期】2023年9月16日(土)~12月10日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
かなり混んでいてあちこちで人だかりが出来ていました。大きめの作品もあるので少しは混雑感が緩和されてたかな。

ローマに関する展示ということで神話の時代から帝国の成り立ちや、教皇たちの時代、近代までカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に紹介されていました。まあローマに関する展示も割りとやってる気がしますが、今回は特に彫刻が充実していたように思います。ポスターにもなっている「カピトリーノのヴィーナス」や「コンスタンティヌス帝の巨像(の複製)」などは驚きの品で、これだけで満足できるくらいでした。

2点だけ撮影可能で、これはトラヤヌス帝の記念柱からの石膏複製
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ローマの美術品は長いこと西洋美術の範になったのも分かる気がします。ローマに行きたいと思わせる内容でした。



続いては大和絵に関する展示。

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【展覧名】
 特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」

【公式サイト】
 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2580

【会場】東京国立博物館 平成館
【最寄】上野駅

【会期】2023年10月11日(水) ~ 12月3日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
かなり混雑していて特に前半は人だかりができるくらいだったかな。それもあってか観るのに3時間近くかかりましたが濃密な内容で見応えがありました。大和絵の歴史や漢画との関係性などにも焦点を当てていたので、この展示をしっかり観れば日本画の歴史もだいぶ理解できるのではないかと思います。しかも王朝の美を感じさせるよな名品もあったりするので、豪華な展示だったと思います。じゃあ満足度は最高にしないのか?って話ですが、何度か観てるのも結構あったのでじっくり堪能する感じで観てました。



続いては大阪旅行の際に観た展示。

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【展覧名】
 企画展「茶の湯の茶碗 ― その歴史と魅力 ― 」

【公式サイト】
 https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/exhibition/chanoyunochawan/

【会場】中之島香雪美術館
【最寄】渡辺橋駅(大阪)

【会期】2023年9月16日(土)~11月26日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
平日だったこともあり空いていました。
こちらは茶道具の茶碗の名品が並ぶ展示で、スマートフォンであれば撮影可能でした。この美術館自体が日本美術を得意としているので、感覚的に東京のサントリー美術館や三井記念美術館に似ているような気がします。華やかな志野や唐津など好みの茶器もあり、種類も豊富で見応えありました。途中、旧村山家住宅を模した部屋や、出口付近に茶室があったりするのも初訪問だったので面白かったです。

こちらは京焼の野々村仁清の作
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形も絵も優美で、本当に野々村仁清は素晴らしい。



続いても大阪の展示。先述の中之島香雪美術館のすぐ近くです。

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【展覧名】
 特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー

【公式サイト】
 https://nakka-art.jp/exhibition-post/rosetsu-2023/

【会場】大阪中之島美術館
【最寄】渡辺橋駅(大阪)

【会期】2023年10月07日~12月03日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
めちゃくちゃ混んでたので一旦諦めて次の日にオンラインチケットを取って行きました。
こちらは長沢芦雪の回顧展で、師の円山応挙の作品も交えつつ その画業を網羅するような展示でした。芦雪は何点か観ることはありますがこれだけ大規模な個展は無かったように思う(大阪では初)ので、これを観るのも大阪旅行の目的の1つでした。滅多に観ることができない障壁画の共演や、得意とした可愛い動物画、ダイナミックな龍、何故か同時代の伊藤若冲まであったりして充実してました。これだけの展示は図録を買わねば… ということで大阪から帰るときに図録を買うために再訪しましたw(持って歩くには重いのでその場では買わなかった) 本当に観ておいて良かったです。これは今年の満足度ランキングに入ってきそう。

この美術館にはジャイアント・トらやんがいます。
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六本木アートナイトで火を吹いたのは2009年…。えらく前になりました。

大阪中之島美術館の隣には国立国際美術館があります。しかしリニューアル工事中でした
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今回の大阪旅行では3つも休んでいる美術館がありました。(他は大阪市立美術館、大阪市立東洋陶磁器美術館) 万博に向けて体勢を整えてるのかな?

ついでにこちらは あべのハルカス美術館でのコシノジュンコ展
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時間の都合でこの展示は観ませんでした。(展望台は登ったw)

他にアート関連では万博記念公園で岡本太郎「太陽の塔」の内部を見学してきました。レンタルのケースに入れたスマフォでのみ撮影できるエリアがあります。
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これは前からずっと行きたいと思っていたので、めちゃくちゃ感動しました。登っていくごとに進化していくのが面白いです。

同じ万博記念公園の中にある国立民族学博物館(通称みんぱく)にも寄りました。これは展示は観てません。
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大阪は見どころ多すぎて2泊3日では全然足りなかったw かなり久しぶりだったので新鮮でした。

他にもインスタでは大阪の名建築を巡る様子なども紹介しております。

 インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/ 

ということで11月は大阪遠征もして良い収穫がありました。



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最近観た展示 (202310)

年末の振り返りに向けて ようやく10月分までやってきましたw 10月に見たのは以下の展示です。

・さいたま国際芸術祭2023(旧市民会館おおみや)
・体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春(角川武蔵野ミュージアム)
・イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル(国立新美術館)
・パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ(国立西洋美術館)
・モネ 連作の情景(上野の森美術館)
・インド細密画(府中市美術館)




まずは驚きの多かったこちら

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【展覧名】
 さいたま国際芸術祭2023

【公式サイト】
 https://artsaitama.jp/

【会場】旧市民会館おおみや(メイン会場)
【最寄】大宮駅

【会期】2023年10月7日(土)~12月10日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
2日目に行ったのでお客さんは多かったものの、会場自体が広いので混雑感はありませんでした。
こちらは3年に一度行われるトリエンナーレで、前回は2020年のコロナ禍でオンラインと実際の会場という形だったのですが、今回は大々的に開催されていました。

作品充実度を⑤にしたのには理由があって、なんと会場そのものが作品と一体化した感じです。
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この旧市民会館おおみや はこの展示が終わり次第 壊されることが決まっているので、最後の輝きとしてこうした大胆な見せ方となっています。この時ここでしか体験できない貴重さは類を観ない

ルートが2つあって、ガラス張りであちこち区切られていました。
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現実と作品の間が曖昧で、やけにずっと掃除している人(パフォーマンス?)がいたり、割れたガラスが散らばる部屋(入れない)があったりしました。この不可思議さが面白かった。

他にも大ホールではブラスバンドの演奏を横や後ろから観るようなルートがあったり(写真UP不可)するなど、非常に大胆な試みがありました。建物は無くなってしまいますが、記憶に残る展示でした。

ちなみにメイン会場以外にもいくつか会場がありました。これは浦和の埼玉会館
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傘を使ったパフォーマンスを行ったり、小規模ながらもこちらも楽しめました。




続いても埼玉の展示。

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【展覧名】
 体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春

【公式サイト】
 https://kadcul.com/event/124

【会場】角川武蔵野ミュージアム
【最寄】東所沢駅

【会期】2023年07月01日(土)~11月20日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
お客さんは多かったですがこちらも会場が広めだったので混雑感はありませんでした。

こちらはツタンカーメンをテーマにエジプトの様々な遺物を紹介する内容です。残念ながらレプリカしかないので充実度は③にしましたが、会場自体はこんな感じで雰囲気を盛り上げてくれます。
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まるで玄室みたい。

こちらはツタンカーメンのマスクとプロジェクションマッピング
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単に映える感じの展示ではなく、ヒエログリフの読み方があったりツタンカーメンの父のアクエンアテンが行った宗教改革を説明するなどしっかりと博物的な内容もあって満足しました。

勿論、ここの美術館で有名な図書館も寄りました。
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ここで紅白の中継やったりしてましたね。人気の撮影スポット。




続いてはファッションの展示

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【展覧名】
 イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

【公式サイト】
 https://ysl2023.jp/
 https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/ysl/

【会場】国立新美術館
【最寄】乃木坂駅/六本木駅

【会期】2023年9月20日(水) ~ 2023年12月11日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
入場10分待ちになるなどかなり混んでいて、中も場所によっては人だかりができていました。

この展示は「モードの帝王」とよばれたイブ・サンローランの回顧展で、実際の衣装に加えてデザイン画や源泉となった品なども展示されていました。何故イブ・サンローランが革新的だったのか?ということで、異国の文化やアートなど様々なものを取り入れている様子が紹介されていたり、時代が求める新たな女性らしさを追求して紳士服を女性向けに改良したことなどが伺えました。

終盤のこの部屋は撮影可能でした。
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「流行は移り変わるが、スタイルは永遠である」という言葉に説得力を感じました。




続いてはキュビスムに関する展示

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【展覧名】
 パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

【公式サイト】
 https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023cubisme.html

【会場】国立西洋美術館
【最寄】上野駅

【会期】2023年10月3日(火)~ 2024年1月28日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
上野の森美術館のモネ展が混みすぎていて急遽こちらに切り替えましたw こちらも混んでいましたが、少し待てばじっくり観られる程度でした。

こちらはキュビスムの歴史を網羅的に振り返るという趣旨なんですが、ポンピドゥー・センターの所蔵品だけあって素晴らしい作品がてんこ盛り! 大型作品も惜しげなくボリュームも半端なかった。ロシア・アヴァンギャルドなどにも踏み込んだりして幅広く、終盤にはル・コルビュジエで〆て西洋美術館との関係性に繋げる趣向でした。

こちらはル・コルビュジエの作品。
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普段は撮影できないことが多いですが、この展示ではほとんどが撮影可能でした。コルビュジエは特に貴重な機会で嬉しい。

ついでに常設展も観てきました。
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版画室で版画以外の展示をやってました。

まあ中身は普段の常設でしたw
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とは言え、ちゃんと体系立てて説明してくれるのは嬉しい。




続いては空いている時間を見極めて出直したこちら。

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【展覧名】
 モネ 連作の情景

【公式サイト】
 https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1155263

【会場】上野の森美術館
【最寄】上野駅

【会期】2023年10月20日 (金) ~2024年1月28日 (日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
先述の通り、アホほど並んでいたので別日に出直しましたw 中もぎゅうぎゅうに混んでてヤバかった。何処に行っても人だかりで観るのに時間がかかります。それでも幾分マシなのは午前中です。お昼になる頃には一層混みます。

こちらの展示はモネの連作を中心に紹介するもので、モネの有名な連作なども展示されています。海外から来ている作品も多いので充実度⑤にしたんですが、作品自体が超一流の揃えかと言うと今まで観たモネ展ほどではないかも。毎年のようにモネ展は開かれるし、もっと充実した展示も過去にあったので それより高い入場料と人だかりってのは何だか腑に落ちないかなw

中は撮影可能なものもありました。こちらは睡蓮。
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この色彩の移ろいを表した作品はやはり見事ですね。もうちょっとゆっくり堪能できれば良かったw

ということで、とにかく混んでてキツかったのでちょっと満足度下げました。この美術館はいつも商業主義的です…。




続いては未知の世界の展示

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【展覧名】
 インド細密画

【公式サイト】
 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuitiran/exhibition_2023_3_india.html

【会場】府中市美術館
【最寄】京王府中駅

【会期】2023年9月16日(土)~11月26日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
意外と多くの人で賑わっていて、場所によっては渋滞してました。とにかく細かいので作品に張り付く時間が長いんですw

この展示はインドの細密画の歴史を紹介するもので、合わせてモチーフとなるヒンドゥーの神話なども知ることが出来ました。インドの細密画も色々あるようで地域や宗教を超えて交流して発展する様子なども分かりやすく、情報量が多めです。中にはインディアンイエローと呼ばれる黄色の原料は牛の尿だったという衝撃の豆知識までw 絵はやや緩い感じのものが多いけど、神話のシーンを伝えたり 細かいところまで熱心に描き込んでいて西洋画とは違った味わいがありました。これは今までに観たことがないだけに かなり満足して図録も購入。未知足りましたw

この展示は天皇賞秋に行くついでに観に行ったので思いがけない大当たりでラッキーでしたw
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天皇皇后両陛下が観覧される天覧競馬となった天皇賞。大本命イクイノックスがとんでもないレコードタイムで圧勝する様子は鳥肌ものでした。この先長く語られる伝説のレースとなるでしょう。


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最近観た展示 (202309)

年末の振り返りに向けて最後の直線を追い込み中ですw 今回は9月に観た展示について振り返っておこうと思います。9月は前半に腰痛で歩けなくなったこともあり、数少なくなっています。

・金曜ロードショーとジブリ展(寺田倉庫B&C HALL/E HALL)
・京都・南山城の仏像(東京国立博物館 本館)
・横尾忠則 寒山百得(東京国立博物館 表慶館)
・荒川修作+マドリン・ギンズ《意味のメカニズム》 全作品127点一挙公開 少し遠くへ行ってみよう(セゾン現代美術館)



まずはジブリと金曜ロードショーの関係性に関する展示

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【展覧名】
 金曜ロードショーとジブリ展

【公式サイト】
 https://kinro-ghibli.com/

【会場】寺田倉庫B&C HALL/E HALL
【最寄】天王洲アイル駅

【会期】2023年6月29日(木)~9月24日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
日時指定予約のチケットで入ったのですが混んでいました。チケット取るのも大変だったので金曜の夜でした。

この展示はジブリの映画は金曜ロードショーと共に歩んできたというのを示すもので、映画公開当時に流行ったもの等と共に制作秘話などが紹介されていました。なので最初のほうはパネルとかジブリと関係ない品も結構あるんですが、2階に登る辺りからジブリの世界観を再現したコーナーが続いていきます。

この映写機回すオジさんももう観ませんね…
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調べたら1997年~2009年までだったようです。もっと長くいたように感じる存在感。

特に再現が凄かったのが『魔女の宅急便』と『風の谷のナウシカ』の再現
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ナウシカはかなり広大な再現になっていて本当に凄かった。王蟲は目の色が変化してかなりリアル。

展覧会を観に行ったのは終盤だったのですが、それには訳があって この『崖の上のポニョ』のラーメン付のチケットを取る為でした。
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ラーメンは本当に普通の袋麺っぽい感じでこれは値段を無視すればそうだろうなという出来w ついでにポニョをイメージしたドリンクを頼んだのですが、これは甘すぎてお世辞にも美味しいとは言い難たかったかなw 

と、フード以外は高レベルな再現ぶりが良かったです。この記事を書いている時点では全国に巡回中ですので、ジブリ好きの方にはオススメです。




続いては仏像の展示。

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【展覧名】
 浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「京都・南山城の仏像」

【公式サイト】
 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2598

【会場】東京国立博物館 本館 特別5室
【最寄】上野駅

【会期】2023年9月16日(土) ~ 2023年11月12日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
意外と多くのお客さんで賑わっていましたが、仏像は大きめなのでマイペースで観ることができました。
こちらは本館の特別5室での展示とのことでそれほど点数もなかったのですが、平安時代の貴重な仏像を拝むことができました。特にタイトルにも入っている阿弥陀如来坐像や、高さ3mにもなる十一面観音菩薩立像は見ごたえがあり、じっくりと観てきました。ミニ展示だったけど濃厚だった。。。 




続いても東博の展示。

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【展覧名】
 「横尾忠則 寒山百得」展

【公式サイト】
 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2598

【会場】東京国立博物館 表慶館
【最寄】上野駅

【会期】2023年9月12日(火) ~ 12月3日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
それほど混むこともなく快適に鑑賞することができました。
こちらは現代アーティストの横尾忠則 氏が禅宗で有名な寒山拾得をテーマにして描いた絵画が並ぶ展示で、大型作品が多めとなっていました。

と言っても漢画のような感じではなく現代的な表現となっています。
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巻物はトイレットペーパー、箒は掃除機になるなどパロディ要素高めw

こちらはマネの「草上の昼食」をオマージュ
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他にもランボーとエドガー・アラン・ポーを並べた作品などもはや寒山拾得 関係ないじゃん!wとツッコみたくなる作品もありました。

という感じでユーモアある作品が多くてちょっと脱力しながら楽しめました。この型破りな精神が禅っぽいかなw



最後は軽井沢のセゾン美術館の展示

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【展覧名】
 荒川修作+マドリン・ギンズ《意味のメカニズム》 全作品127点一挙公開 少し遠くへ行ってみよう

【公式サイト】
 https://smma.or.jp/exhibition/shusakuarakawamadelinegins

【会場】セゾン現代美術館
【最寄】中軽井沢駅

【会期】2023年4月22日(土)~10月31日(火)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_②_3_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

最近よく軽井沢に行くのですが、この美術館は冬季がお休みになることもあって未訪問だったので秋のうちに訪れてみた感じで、特にこの展示を観に行ったわけでは無かったのですが、個展ということでじっくりと観てきました。

これだけ撮影可能。
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意味とはなにか?を問うような展示なので、理解するには難解な作品が多かったように思いました。点数は多かったので作風は何となく掴めたかな。

ここは常設も少しあるんですが、ジャクソン・ポロックやロスコなど貴重な現代アートが展示されていて、そちらも楽しむことができました。

この日はセゾン美術館と共に、石の教会内村鑑三記念堂を訪れるのもメイン目的でした。
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他にも軽井沢の名所などもインスタで紹介しております。

 インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/ 

ということで、9月は少なめでした。10月には復活して少しづつペースを上げましたので、それは次回以降ご紹介の予定です。


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最近観た展示 (202308)

4ヶ月も前の話ですが、年末の振り返りに向けて8月に観た展示について振り返っておこうと思います。8月に見たのは以下の展示です。今回は初の最低満足度を叩き出した展示がありますのでご注意くださいw

 ・都市伝説展~みんなのオカルト50年史~(北千住マルイ6階)
 ・蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる(国立新美術館)
 ・古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン(東京国立博物館 平成館)
 ・常設(チームラボプラネッツ TOKYO DMM)
 ・和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行(ホテル雅叙園東京 百段階段)
 ・フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン(東京都庭園美術館)
 ・Immersive Museum: イマーシブミュージアム(日本橋三井ホール)



まずは異色の展示。 オカルトも趣味でして…w

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【展覧名】
 都市伝説展~みんなのオカルト50年史~

【公式サイト】
 https://hakabanogarou.jp/urban-legend

【会場】北千住マルイ6階
【最寄】北千住駅

【会期】2023年7月15日(土)~8月13日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
小規模な内容ではあったものの大盛況で意外と混んでました。
こちらはその名の通り都市伝説の歴史を振り返るというオカルトチックなもので、パネル中心に50年間に流行った話や現象を紹介していました。特に目玉となるのは終盤にあるガチの呪物で、オカルトコレクターたちの自慢の品が並んでいますw 主にファミリー劇場(CSのTV局)の「緊急検証シリーズ」や「オカルトエンタメ大学」の人気テラーたちが関わっているので、それを愛聴している私としてはテンションがあがりました。 特に観に行った日はUMA研究家の中沢健 氏がサイン会をやっていたので著書を買ってサインをいただくことができました。ネッシーまで描いて貰っていい記念になったw しかし、この展示を観て以来 足腰の調子が悪いのは何故でしょうかw




続いては内外で活躍する蔡國強 氏の展示。

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【展覧名】
 蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる

【公式サイト】
 https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/cai/

【会場】国立新美術館
【最寄】乃木坂駅/六本木駅

【会期】2023年6月29日(木) ~ 2023年8月21日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは多くのお客さんで賑わっていましたが、会場も広いのでそれほど混雑感はありませんでした。

中国生まれの蔡國強 氏ですが1980年代から日本に住んで活動していて、最近では昼間の花火大会などがニュースになるほど注目されています。今回の展示では30年前の「原初火球(ビッグバン)」をテーマにした展示の原点に立ち戻り、初期の火薬を使った作品から、宇宙を感じさせる作品などが展示されていました。

会場はこんな感じで中国風の人物や宇宙人、ロケットやらUFOなどをモチーフにした作品が点滅していました。
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またオカルトの話になりますが、UFO大好きなのでこれは面白かったw

これは昼花火の記録映像・写真。
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煙を使った作品で、会場となった いわきや震災との関係についても紹介されていました。世界観や活動を幅広く知ることができて満足度高めでした。





続いてはメキシコ文明に関する展示。

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【展覧名】
 特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」

【公式サイト】
 https://mexico2023.exhibit.jp/
 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2565

【会場】東京国立博物館 平成館
【最寄】上野駅

【会期】2023年6月16日(金) ~ 2023年9月3日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
かなり混んでいて観るのに時間がかかりました。

この展示はメキシコの古代文明をテーマにしたもので、儀式に使われた道具や土偶など様々な遺跡からの出土品が並んでいました。

これはパネルだけどこんな感じで会場も儀式っぽい雰囲気満点です。科博で何度か似た展示を観ましたが、今回の規模もかなりのものでした。
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特にテオティワカンに関する大規模展示はこれが初めてとのことで、これまたオカルト好きの血が騒ぐw

特に凄かったのがこの赤の女王でした。
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これだけ凄い品を目の当たりに出来るとは思っていなかったので、驚きでした。内容も網羅的かつ繋がりが分かりやすくて良かったです。




続いては展覧会というよりは会場自体が作品のような展示。

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【展覧名】
 常設

【公式サイト】
 https://www.teamlab.art/jp/e/planets/

【会場】チームラボプラネッツ TOKYO DMM
【最寄】豊洲駅

【会期】2018年07月07日(土) ~ 2027年末
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
時間指定なのに非常に混んでいて、特に外国人観光客が多かったです。夏場に1日観光地を回って汗だくの人でぎっしりなので、かなり汗臭い… 塩素の匂いと混ざって本当にキツかった。夏場に行くのはやめておいたほうが良いですw

この豊洲のチームラボプラネッツは当初は2023年末までと言っていたのですが2027年末までに延期されて作品も追加されたようです。体験型の施設となっていて、浅いプールのように水で満たされた場所やプロジェクションマッピングの部屋など幻想的な空間をいくつも抜けて行きます。外国人にも有名みたいで、デュア・リパのリビテイティングのMV(日本版かも)にもここの映像がふんだんに使われてました。

これは野外にあった光る作品。
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角川ミュージアムにもこういうのあった気がします。全体的に音と光で楽しませてくれるんですが、まあアートというよりはアトラクションっぽいかな。匂いがキツかったのもあって、最高と言い切れるような体験ではなかったw




続いては毎年恒例の納涼イベント

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【展覧名】
 和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行

【公式サイト】
 https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2023

【会場】ホテル雅叙園東京 百段階段
【最寄】目黒駅

【会期】
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらも盛況でしたが、少しゆっくりめに回れば混み具合は特に気になるほどでもありませんでした。

毎年この時期になると和風のインスタレーションを重要文化財の建物の中で楽しむことができるのですが、今年は妖怪の百鬼夜行がテーマになっていました。
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こんな感じで綺麗と怖いの間くらいのテイストとなっています。これまたオカルトw

全体的にクオリティが高かったので安っぽいお化け屋敷にならずに光と影の妙が楽しめました。恐らく来年も似たような企画をやると思うので期待です。





続いてはフィンランドデザインの展示

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【展覧名】
 フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン(東京都庭園美術館)

【公式サイト】
 https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/230624-0903_finnishglassart/

【会場】東京都庭園美術館
【最寄】目黒駅/白金台駅

【会期】2023年6月24日 (土)~ 9月3日 (日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらもお客さんは多かったですが概ね自分のペースで観ることができました。

大半は撮影可能だったのでいくつか。
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元々美しい建物を背景にフィンランドのガラス器が並ぶ光景は涼しげです。

デザイン自体もシンプルながら深みのあるもので観ていて飽きません。
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点数もかなりあり、充実の内容となっていました。庭園美術館でデザインの展示の時点でハズレはありえないんだよなあw



続いては映像作品の展示。

DSC09905_20231226221658e77.jpg

【展覧名】
 Immersive Museum: イマーシブミュージアム

【公式サイト】
 https://www.immersive-museum.jp/

【会場】日本橋三井ホール
【最寄】三越前駅

【会期】2023年7月7日(金)~10月29日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_②_3_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_①_2_3_4_5_満足

【感想】
日時指定予約をしましたがかなりのお客さんの多さで、混み合っていました。

こちらの展示はスーラ、シニャック、ゴッホ、ゴーギャンといったポスト印象派の作品を大型ビジョンに映し出すという趣向となっていて、こんな感じ。
DSC09888_20231226221656305.jpg
しかし観ての通り天井には映像がないので、大して没入感はありません。映像の内容もオリジナル作品に動きを持たせました的なもので本物が持つ深みもなくエンタメに振り切ってる感じで安っぽい。せいぜい30分もしないうちに周回するし、これに2500円も払うなら、4dxの映画を観たほうがマシです。同じゴッホの映像と比較するなら映画『ゴッホ~最期の手紙~』のほうが映像も内容も1兆倍くらい良いと思います。何でこんなに混んでたんだろ…と不思議でした。命を賭けて己の芸術を切り開いたゴッホがこんな軽薄な映え全振り映像を観たらブチ切れるでw
ということで当ブログ初めての満足度①の栄誉に輝きましたw せいぜい200円でしょこれは。



その他、展覧会ではありませんが伊豆中央~伊東にかけて旅行で色々な施設をめぐりました。

こちらはニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン – 城ヶ崎
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ティファニーのランプなどが展示され優美な雰囲気となっています。 伊豆となんの関係があるのか?と思ったらコレクションを別の場所の美術館から丸ごと買ったとのことで、駅名が日本一長かったあの美術館かな?と勘ぐったりw

こちらは伊豆ぐらんぱる公園
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何と夏でもイルミネーションをやっている珍しい場所です。イルミネーションの中をジップラインで滑空することもできるようですが、私が行ったときは受付終了しててイルミだけ楽しみました。

こちらは伊東の東海館
DSC00979_202312262217101db.jpg
建物自体も魅力ですが彫刻家 重岡建治 氏の作品を集めた部屋などもあります。

その他、8月は美術館以外にも様々なところを巡りました。インスタではそれらも紹介しておりますので、ご興味ある方はよろしくお願いします
 インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/
 
 
ということで、8月はオカルト関連に力を入れた月でした。


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最近観た展示 (202307)

半年も前の話になりますが、年末の振り返りに向けて7月に観た展示について振り返っておこうと思います。7月に見たのは以下の展示です。

・大巻伸嗣—地平線のゆくえ(弘前れんが倉庫美術館)
・劉建華(リュウ・ジェンホァ) 中空を注ぐ(十和田市現代美術館)
・ソール・ライターの原点 ニューヨークの色(Bunkamuraザ・ミュージアム ヒカリエ)
・琳派のやきもの —響きあう陶画の美(出光美術館)
・ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画(太田記念美術館)
・デイヴィッド・ホックニー展(東京都現代美術館)
・山下清展ー百年目の大回想(SOMPO美術館)
・横尾龍彦 瞑想の彼方(埼玉県立近代美術館)
・甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性(東京ステーションギャラリー)
・テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ(国立新美術館)



まずは青森旅行で観た弘前での展示

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【展覧名】
 大巻伸嗣—地平線のゆくえ

【公式サイト】
 https://www.hirosaki-moca.jp/exhibitions/shinji-ohmaki/

【会場】弘前れんが倉庫美術館
【最寄】中央弘前駅

【会期】2023年4月15日(土)~10月9日(月・祝)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。
この美術館は訪れるのが初めてで、どちらかというと美術館目当てで行った感じでしたが、予想を大きく上回ることに。

この展示は大型のパブリックアートを得意とする大巻伸嗣 氏の個展で、青森県内の風土や信仰を取り入れた死生観をテーマにした内容となっていました。
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こんな感じで大きな部屋を丸ごと使った作品なので、点数は少ないものの直感的に凄味を感じる明解さも魅力です。

こちらは「Liminal Air Space-Time」 この展示では撮影可能となっていました。

これに似た作品が秋に国立新美術館でも展示され大きな話題となりました。この波を思わせる神秘的なうねりと空間が素晴らしい。

文句なしに今年のベスト展示の候補の1つで、この展示を観て秋の国立新美術館での個展もかなり期待していました。それについても後日振り返る予定です。
ちなみに弘前は前川國男建築が数多くあり、他にも魅力的な建物が無数に残っていました。インスタで紹介しておりますので興味がある方はそちらをご参照ください。

インスタ:https://www.instagram.com/artanuki/



続いては同じ青森でも少し離れた十和田の展示

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【展覧名】
 劉建華(リュウ・ジェンホァ) 中空を注ぐ

【公式サイト】
 https://towadaartcenter.com/exhibitions/liu-jianhua/

【会場】十和田市現代美術館
【最寄】なし

【会期】2023年6月24日(土) ~ 11月19日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
こちらは結構お客さんはいましたが、快適に鑑賞することができました。

ここも美術館そのものを目当てに行った感じで、常設が中心の美術館なのでこの展示自体は2部屋程度の小規模なものでした。

こんな感じで現代の家電やパソコンなどを陶器で作ったものが壊れて雑然と並んでいます。
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作者は磁器発祥の地である景徳鎮で育ったそうで、意味も内容もない「無意味さ」を作品に込めているようでした。災害後の瓦礫を思わせる光景が印象的です。

この他にもこの美術館の常設を楽しんできました。久々に行ったらレアンドロ・エルリッヒの作品などが増えていて一層楽しい場所となっていました。
このあと奥入瀬から秋田へ入り、岩手にも足を運びました。また夏にでも行きたい…。



続いては特に楽しみにしていた展示。

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【展覧名】
 ソール・ライターの原点 ニューヨークの色

【公式サイト】
 https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_saulleiter/

【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム (ヒカリエ)
【最寄】渋谷駅

【会期】2023年7月8日(土)~8月23日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
こちらは2回行ったのですが両方とも混雑していて観るのに時間がかかりました。全作品撮影可能ということもあって中々進まなかったw

bunkamuraは東急が壊されてる影響でヒカリエを代替地としていて、この展示もそこで開催されました。ソール・ライターは過去にbunkamuraで3回くらい展示を開催され いずれも大好評で、私もそれを観て非常に好きになりました。
そのbunkamuraで満を持しての展示ということで期待値は高かったのですが、今回も軽々とそれを超えてくれました。

せっかくなのでいくつかご紹介。
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この独特の視点と色彩が特に魅力です。

今回の展示ではソール・ライター本人が楽しんでいたようにスライドショーのような感じの部屋がありました。
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ここが素晴らしくて中々離れることができなかったw 

写真だけでなく油彩画もありました。
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以前の展示でも油彩はありましたがナビ派が原点の1つというのを感じさせます。

ということで、こちらも大満足の展示となっていました。今回は広い会場を活かした展示方法も光ってたなあ。



続いては琳派の焼き物の展示

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【展覧名】
 尾形乾山生誕360年 琳派のやきもの —響きあう陶画の美

【公式サイト】
 https://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/schedule/

【会場】出光美術館
【最寄】有楽町駅

【会期】2023年6月10日(土)~7月23日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは終盤に行ったこともあって混んでいました。
タイトル通り尾形光琳の弟である尾形乾山をはじめ野々村仁清や仁阿弥道八など関係の深い周辺の陶芸家を含む内容となっていました。割りとこの美術館の作品は見慣れた感はあるものの、やはり名品は何度観ても素晴らしいものです。華美なものから素朴なものまで自由闊達で、深い教養を感じさせました。やはり琳派は日本の至宝ですね。



続いては外国人による浮世絵とも言えるこちらの展示

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【展覧名】
 ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画

【公式サイト】
 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/pauljacoulet

【会場】太田記念美術館
【最寄】原宿駅

【会期】2023年6月3日(土)~7月26日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
思った以上に混んでいて観るのが大変でした(ここの展示室は狭いから…w)
ポール・ジャクレーはフランス人でパリで生まれましたが3歳から日本にいたのでほぼ日本人と言えるかも。昭和初期の新版画の時代に南洋やアジアの人々を描いた木版画で名を上げた人物です。私は新版画全体が好きなのですが、ジャクレーに焦点を当てる展示というのは初めてだったので(首都圏では初らしい)、これも楽しみにしていました。これだけまとめて観られることだけでも貴重な機会な上、異国情緒あふれる作品はどれも魅力的でした。しかもただエキゾチックな感じに仕上げるのではなく、心の機微を感じさせるような表情なども素晴らしく、これまた満足度が高い内容となっていました。もちろん図録も買いました。



続いては現代の巨匠の個展。

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【展覧名】
 デイヴィッド・ホックニー展

【公式サイト】
 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/hockney/index.html

【会場】東京都現代美術館
【最寄】清澄白河駅

【会期】2023年7月15日(土)~ 11月5日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
こちらも結構混んでいて観るのに時間がかかりました。これも1階は撮影可能でした。

デイヴィッド・ホックニーの日本での個展は27年ぶりとのことで、これまた貴重なものですが さらに巨大作品などもあってまさに集大成とも言えるような充実ぶりでした。(流石にプールはありませんでしたがw)
ホックニーはなんといっても色彩の鮮やかさが魅力で、私の好きなマティスを思わせるところもあるように思います。
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最近はipadで絵を描いていたりするそうで、そうした作品も展示されていました。
こちらも大満足で図録を購入…。満足度のメーターがインフレしてるんじゃないか?と思われそうですが、この時期の展示の充実ぶりが凄かっただけですw

この日の常設は横尾忠則 氏の特集をやっていました。
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こんな感じで結構多くの作品が並んでいました。
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これだけでも得した気分w 横尾忠則 氏は秋に東博で寒山拾得をテーマにした個展もやっていて、それも観てきましたので後日振り返ります。



続いてはドラマなどで有名な山下清の大回顧展。

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【展覧名】
 生誕100年 山下清展ー百年目の大回想

【公式サイト】
 https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2022/yamashitakiyoshi/

【会場】SOMPO美術館
【最寄】新宿駅

【会期】2023年06月24日(土~09月10日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
こちらも混んでいて大人気となっていました。

山下清と言えば昭和の時代に裸の大将放浪記としてテレビドラマになったことで有名で、日本のゴッホとも称されたりします。しかし実際の山下清とは乖離があったようで、この展示ではそうした点も含めて紹介されていました。ある意味イメージ通りな点としては純粋で子供の頃から放浪癖があり、あちこちフラフラ出かけてしまうところで、逆に違うのは現地では制作活動をせずに帰宅後に驚異的な記憶力で細部まで表現する点などがあります。この話は以前から知っていたのですが、この展示ではさらに子供時代の施設での制作から最晩年まで様々なエピソードとともに紹介されていて、時系列的に観ることができました。言行が子供っぽいのにたまに哲学的で鋭いところがあるのも面白い。かなり初期から天才的なところがあって見応え抜群でした。これだけ揃って観る機会もなかったのでこれまた大満足&図録購入ですw 




続いては個性派の個展。

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【展覧名】
 横尾龍彦 瞑想の彼方

【公式サイト】
 https://pref.spec.ed.jp/momas/2023yokoo-tatsuhiko

【会場】埼玉県立近代美術館
【最寄】北浦和駅

【会期】2023年7月15日(土)~9月24日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。
こちらは2015年まで活躍されていた画家で、特に1960年代以降神話や聖書をテーマにした幻想的な絵を描いて著名人に認められました。画風としては象徴主義やシュルレアリスムの要素がありつつ内面世界を描いたような瞑想的な雰囲気となっています。

展示は撮影可能でした
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デカルコマニーや琳派のたらしこみ等、様々な手法を使ったり禅を取り入れたりと古今東西の神秘的なものを凝縮したような感じでした。

ちょっと難解なところもあったのでとっつきづらいところもあったけど、知られざる画家の個性を観られてこれも満足感がありました。



続いても妖艶な世界を描いた個性派

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【展覧名】
 甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性

【公式サイト】
 https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202307_kainosho.html

【会場】東京ステーションギャラリー
【最寄】東京駅

【会期】2023年7月1日(土) ~8月27日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
意外と混んでいましたが概ね自分のペースで観ることができました。

こちらは大正時代の日本画家で、非常に妖しい雰囲気を持った女性像を描いたイメージが強い甲斐庄楠音の個展となっています。
こんな感じ
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ダ・ヴィンチやミケランジェロに加え、ゴヤや岸田劉生なども研究していたらしく合点がいきましたw デロリや卑近美を思わせるものが漂います。さらに興味深いことに絵画だけでなく時代劇映画の時代考証や演劇にも関わっていたようで、それについても紹介されていました。単に妖しい絵を描く画家という認識だったので、こうした深掘りは目新しくて面白かったです。



最後に英国の大型展示。

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【展覧名】
 テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ

【公式サイト】
 https://tate2023.exhn.jp/jp/momas/2023yokoo-tatsuhiko
 https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/tate/

【会場】国立新美術館
【最寄】乃木坂駅/六本木駅

【会期】2023年7月12日(水) ~ 2023年10月 2日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
非常に混んでいて観るのが大変でした。撮影可能の作品も結構ありました。

この展示はテート美術館の誇るコレクションを時代に沿って紹介していくもので、特に光をどう表現してきたかがテーマとなっていました。タイトル通り、ターナーを始めとしたイギリスのアーティストも多めなのも特徴だったかな。幅広いので1人1人の個性を観るというよりは時代の流れを見ていく感じのやつです。

後半はモダン・アート
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見栄えもするので、良い展示だったと思います。


ということで、7月に観たのは個性派や貴重な個展が多くて見応えある展示ばかりでした。長いこと美術館めぐりをやってると10~15年くらいで同じ内容の展示が周期することに気づくのですが、全く知らないアーティストが取り上げられると一際面白く感じます。



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最近観た展示 (202306)

もうだいぶ前ですが、年末の振り返りに向けて6月に観た展示について振り返っておこうと思います。6月に見たのは以下の展示です。


・さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展(東京都現代美術館)
・木島櫻谷 ― 山水夢中(泉屋博古館 分館)
・I LOVE ART 17 プレイプレイアート展(ワタリウム美術館)
・ガウディとサグラダ・ファミリア展(東京国立近代美術館)
・ケニー・シャーフ個展「I’m Baaack」(草月プラザ)
・マティス展(東京都美術館)



まずは無料の展示。

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【展覧名】
 さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展

【公式サイト】
 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TCAA_2021_2023/

【会場】東京都現代美術館
【最寄】清澄白河駅

【会期】2023年3月18日(土)~6月18日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらの展示は無料で観られるもので、他に特別展もやっていなかったので空いていて快適に鑑賞することができました。

これは中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」の受賞者展で、志賀理江子 氏と竹内公太 氏の作品が並んでいました。
左:志賀理江子「あの夜のつながるところ」 右:竹内公太「地面のためいき」
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志賀理江子 氏は東日本大震災の傷跡、竹内公太 氏は第2次世界大戦の風船爆弾をテーマにしていていずれも深い痛みを感じさせるものでした。会場全体が作品と一体化するなど、点数は少ないものの見ごたえがありました。

ついでに常設も観てきました。
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これは中に入って匂い嗅ぐ作品w 現代美術館は久々だったので一層楽しめました。

この日はホテルの招待券が当たったので浜町に泊まって、清澄庭園などを観てきました。
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なので、現代美術館はおまけで行った感じ。でも面白い展示で良かった。



続いては久々の木島櫻谷の展示

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【展覧名】
 特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中

【公式サイト】
 https://sen-oku.or.jp/program/2023_konoshimaokoku_tokyo/

【会場】泉屋博古館 分館
【最寄】六本木一丁目駅

【会期】2023年06月03日(土)~07月23日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
それほど混むこともなく快適に鑑賞することができました。
この展示は最近人気が高まっている木島櫻谷の山水画に焦点を当てたもので、屏風のような大作から写生帖まで幅広く展示していました。
 参考記事:
  木島櫻谷 PartⅠ 近代動物画の冒険 (泉屋博古館分館)
  木島櫻谷 PartⅡ 木島櫻谷の「四季連作屏風」+近代花鳥図屏風尽し(泉屋博古館分館)

一部は撮影可能でした。こちらは写生帖。
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これだけで既にかなり叙情的で美しい光景となっています。
勿論、屏風なども見ごたえがあり、雄大であっても圧はなく、「養拙」(巧みに頼らず生まれつき持っている素朴さを養い保つ)を旨として詩情あふれる光景となっていました。これを機にますます人気が増すかも?

リニューアル後の泉屋博古館は初めてだったので、えらく綺麗になってて驚きました。ついでに併設されたHARIO CAFEにも寄りました。
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美味しいんだけど、1杯1000円くらいするので中々に高級ですw こちらは大人気でほぼ満席でした。美術館を利用しない人も入ってるみたい。




続いてはワタリウム美術館の常設展

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【展覧名】
 I LOVE ART 17 プレイプレイアート展

【公式サイト】
 http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202303/

【会場】ワタリウム美術館
【最寄】外苑前駅

【会期】2023年3月19日(日)~8月3日(木)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

こちらは近くに用があったので、ついでに寄りました。常設ということで観たことがある品も結構ありましたが、流石に趣味が良くて面白い作品ばかりです。

特にロトチェンコの写真がたくさんあったのが良かった。
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私がインスタにあげてる写真はこの人のオマージュ度が高いですw 
他にもアンディー・ウォーホルや小谷元彦 氏などの著名なアーティストの作品がてんこ盛りで、これは改めて観ておいて良かったです。



続いては話題になったガウディ展

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【展覧名】
 ガウディとサグラダ・ファミリア展

【公式サイト】
 https://www.momat.go.jp/exhibitions/552

【会場】東京国立近代美術館
【最寄】竹橋駅

【会期】2023年6月13日(火)~ 9月10日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
物凄い混雑でしたが、だいたい自分のペースで観ることができました。

この展示はバルセロナのサグラダファミリアで有名な建築家アントニ・ガウディをテーマにした展示で、模型や建築物の一部分などが展示されていました。いくつかの作品は撮影可能だったので、サグラダファミリアの模型はこんな感じ。
DSC01115_20231221231719473.jpg
新技術で工期が短縮されて、2026年に完成すると言われてます。完成したら行ってみたいですねえ

他にも資料や実験の様子なども展示されていて、観れば観るほど100年前の人とは思えないほどの発想で素晴らしい内容でした。資料としても素晴らしいので図録も買いました。
この日の常設には大辻清司のコーナーもあって、そちらも満足でした。しかしアンティチュセフランセ東京を見学してから歩いてきたのでめちゃくちゃハードな日だった…w




続いては個性派の久々の日本での個展。

DSC00743.jpg

【展覧名】
 ケニー・シャーフ個展「I’m Baaack」

【公式サイト】
 https://www.sogetsu.or.jp/events/others/487340/

【会場】草月プラザ
【最寄】青山一丁目駅

【会期】2023年6月10日(土)~6月30日(金)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

こちらは日本では約30年ぶりとなる新作個展で、2つの会場(草月会館とNANZUKA UNDERGROUND)で開催されました。バスキアやキース・ヘリングといったアーティストと同年代で、アンディー・ウォーホルに師事したアーティストとなっています。昔、この人の作品を使ったCMがあった(日立だったかな?)のですが、それが子供心に無茶苦茶怖かった記憶がありますw
展示は丹下健三が設計した草月会館のあちこちに人の形の作品が置かれ、建物前にはペイントされたキャデラックが置かれていました

これがキャデラック
DSC00782_2023122200053707f.jpg
ポップでサイケな感じが時代を感じさせます。点数は少なかったものの予想以上に濃い気合いの入った内容でした。




続いては待ちに待ったマティス展

DSC00476.jpg

【展覧名】
 マティス展

【公式サイト】
 https://matisse2023.exhibit.jp/
 https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_matisse.html

【会場】東京都美術館
【最寄】上野駅

【会期】2023年4月27日(木)~8月20日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
かなり混雑していて観るのに時間がかかりました。

この展示はマティスを大々的に取り上げたもので、意外なことに約20年ぶりの回顧展となっていました。私は以前にポンピドゥー・センターでマティス展を観たことがあるのですが、そのポンピドゥー・センターから150点も名品がやってくるということで、だいぶ前から楽しみにしていました。

しかも1階は撮影可能でした。オダリスクはマティスの得意な画題ですね。
DSC00522_20231221231721e8e.jpg
私は洋画家で一番好きなのがマティスで、足跡を追いにニースにも行ったくらいなので本当に嬉しい内容でした。勿論、図録も買いました。





ということで、どこが最近やねん!?と思われそうですが、6月のまとめでした。 最近はインスタのストーリーで観たときに感想を呟いておりますので、そちらもよろしくお願いします。
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