KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」 【根津美術館】
前回ご紹介した根津美術館の庭園を観た後、今回の特別展であるKORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」を観てきました。

【展覧名】
特別展 KORIN展
国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」
【公式サイト】
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
【会場】根津美術館 ★この美術館の記事 ☆周辺のお店
【最寄】表参道駅
【会期】2012年4月21日(土)~5月20日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間45分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日15時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
非常に混んでいてチケットを買うのにも列が出来て5~10分くらい並びました。
↓こんな感じです。

似た展示は去年、一昨年も行われていましたが今年は八橋図屏風が来たこともあって大人気の展示となっていました。
参考リンク:
作品リスト
参考記事:
国宝 燕子花図屏風 2011 (根津美術館)
国宝燕子花図屏風 琳派コレクション一挙公開 (根津美術館)
さて、この展示は本来であれば去年開催されるはずでしたが、震災の影響で今年に延期されていました。タイトルの通り、メトロポリタン美術館が所有している尾形光琳の「八橋図屏風」と根津美術館の「燕子花図屏風」が見所となっているのですが、この2つの作品が並んで展示されるのは実に100年振りという非常に貴重な機会となっています。作品点数は少なめでしたが充実した内容となっていましたので、詳しくは各章ごとに気に入った作品をご紹介しようと思います。
<初期の画業>
まずは初期の作品のコーナーです。尾形光琳は30代半ばから本格的に画業に取り組んだそうで、生家の呉服商(雁金屋)の顧客層や趣味の能を介して親交を深めた元禄期京都の公家のサロンなどを活躍の場として、和歌賛を備えた優美な作品を残しました。こうした作品には当時の公家の好みが見られるようですが、光琳はより造形本位というべき方向に向かっていったそうです。
尾形光琳 「十二ヶ月歌意図屏風」 ★こちらで観られます
こちらは6曲1双の屏風で、1扇ごとに1ヶ月ごとの題材が描かれています。 繊細で細めの筆致となっていて淡い色合いです。そして上には各月を題材にした12人の公家の詩歌も書かれていました。光琳のその後の作品と比べると、か細い印象を受けました。
尾形光琳 「伊勢物語八橋図」 ★こちらで観られます
これは掛け軸で、3人の人物が板で出来た橋の近くで(地べたに)座っている様子が描かれています。これは伊勢物語の八橋のシーンで、人物は在原業平とお供かな?? 都に残してきた恋人を想って詩を詠んでいるところだそうです。こちらも八橋図屏風と同様に燕子花(かきつばた)が描かれていますが、川の縁に控えめな色でちょこっと描かれている程度でした。人物の配置と川の流れの曲線が平行しているように見える構図も面白かったです。
尾形光琳 「燕子花図」
こちらは掛け軸で、紫の花を咲かす燕子花が描かれています。ちょうど燕子花図屏風から切り取ってきたような感じで、燕子花図屏風と製作時期も近いようです。しかし、技法ははその10年後に描かれた八橋図屏風に近いとのことでした。元は小襖だったと考えられるようですが、ちょっと保存状態は厳しいかな。それでも鮮やかな花と葉っぱはこの後の2つの作品に共通するものがあるように思いました。
<燕子花図屏風と八橋図屏風>
続いては今回のメインの2作品です。尾形光琳は40代半ばに燕子花図屏風を描き、その10年後の50代に八橋図屏風を描きました。私は実物を観る前までよく似た作品だと考えていたのですが、実際に比べてみるとその作風の違いがよく分かりました。
なお、この辺はガラスケースにびっちりと人が張り付いている感じですw 屏風はある程度 離れて観たいものですが、それは難しかった…。
尾形光琳 「燕子花図屏風」 ★こちらで観られます
こちらはこの美術館が誇る国宝で、6曲1双の金屏風に燕子花が群生している様子が描かれています。左隻は右下から左上にかけた対角線上に花が並び、右下は花の上部しか描かれていません。一方で右隻は燕子花の姿全体を見せるような感じにゆるやかなジグザグになって描かれていて、パターン化された型も使われているそうです。この配置が何ともリズミカルで、花の色合いと背景の金の取り合わせが非常に絢爛な雰囲気です。解説では単純化のセンスは着物屋の息子だったためではないか?とも説明していました。まさに傑作と言える作品です。
なお、こちらは明治まで西本願寺に秘蔵されていたとのことでした。
尾形光琳 「八橋図屏風」 ★こちらで観られます
こちらも6曲1双の屏風で、燕子花図屏風と同様に燕子花が群生している様子が描かれています。しかし、こちらには右隻右上から左隻にかけてじぐざぐに板で出来た橋がかかっている様子が描かれ、これが伊勢物語の八橋の場面であることが強調されているように観えます。先ほどの燕子花図屏風と並ぶと、こちらの方が色が淡く、花も細長くてより実物に近い感じになっているようです。その為、より明るく軽やかな印象を受けました。また、橋の表面にはにじみを使ったたらしこみの技法が使われていて、板の風合いが表現されていました。
橋を入れて同じような作品を制作したことについては諸説あるようで、橋を入れることで八橋を主題にしていることが分かりやすくなるという説や、幾何学的で異なる質感のものを入れる新しい取り組みであるという説も紹介されていました。
ちなみに光琳も江戸に下ったことがあるそうなので、業平の物語には何か惹かれるものがあったのかもしれません。
これを観ていて、抱一の八橋図屏風を思い出しました。また違った個性があるのであれも並べてあったら面白かったのにw
参考記事:
酒井抱一と江戸琳派の全貌 感想前編(千葉市美術館)
琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派― 第2部 転生する美の世界 (出光美術館)
<草花図の展開>
続いては草花図のコーナーです。草花図は光琳の最も特質が発揮されるジャンルといえるようで、ここには八橋図屏風 以降の晩年の作品が数点並んでいました。
尾形光琳 「夏草図屏風」
これは2曲1双の禁じの屏風です。右隻の右上から左隻にの左にかけて、晩春から夏の草花が対角線上に並んでいます。牡丹、ケシ?、燕子花など色の対比も鮮やかで、華やいだ雰囲気があります。花はやや単純化されていますが、花の特徴が出ているように思いました。
<『光琳百図』のなかの光琳図>
最後は酒井抱一がまとめた『光琳百図』に関するコーナーです。酒井抱一は尾形光琳に私淑(教えは受けていないが師と仰ぎ模倣すること)した琳派の絵師で、光琳の100周忌の際に光琳の展覧会を開催しました。この光琳百図はその出品作を中心に組まれた画集で、八橋図屏風と思われる作品も載っているようです。また、この部屋にも光琳百図に載っている作品が何点か並んでいました。
酒井抱一 「光琳百図(前編・後編)」 ★こちらで観られます
これは抱一が光琳の画業をまとめた本で、前編・後編で4冊あるそうです。白黒ですが光琳の絵を上手く模していて、その魅力が感じられました。展示されていたページには「白楽天図屏風」らしきものが描かれていました。
余談ですが、この本が出る以前に中村芳中という人も光琳の本を出していたのですが、それが中村芳中の作品ばかり載っていたらしく、これがきっかけの1つとなり抱一が本当の光琳の画業を伝えたいと考えこの本を作ったという話を思い出しました。
参考記事:
酒井抱一と江戸琳派の全貌 感想前編(千葉市美術館)
諸国畸人伝 (板橋区立美術館)
尾形光琳 「紫式部図」
これは掛け軸で、家の中で文台に向かって筆を取る紫式部が描かれています。石山寺の月を見て源氏物語の構想を得たという伝説に取材しているらしく、釣鐘のような形の窓?の建物や、右下の池に反射する満月など、それを感じさせるものも描かれていました。雅で構図も面白かったです。
尾形光琳 「白楽天図屏風」 ★こちらで観られます
これは光琳百図にも載っている6曲1双の屏風です。中国から日本の詩のレベルを試しにきた白楽天と、住吉明神の化身の老漁師が問答する様子を描いているらしく、白楽天は和歌の偉大さを思い知らされて最後は神風で中国に追い返されるというストーリーだそうです。
右隻に弧を描く船に乗った白楽天と船頭、左隻に小舟に乗った老人が描かれていて、やまと絵のような感じで、波は文様のようになっていました。大胆で、文様化のセンスが好みです。
尾形光琳 「青楓朱楓図屏風」
これも光琳百図に載っている6曲1双の金屏風です。右隻は緑の葉の楓とスミレ、サクラソウ、左隻は赤く紅葉した楓とリンドウ、熊笹が描かれていて、背景には群青の川が様式化された感じで流れています。左右は連続した1つの場面となっているのですが、色の対比が鮮やかで、木や川のうねりなどにはリズム感がありました。楓の幹には苔むしたような表現もあり、光琳の様々な特徴があるように思いました。
ということで、2つの屏風を始めとして光琳の素晴らしさがよく分かる展示となっていました。やはり比べて観ると違いが分かって面白いです。もう会期末が迫っていますが、琳派好きの方は必見の展示だと思います。
参照記事:★この記事を参照している記事

【展覧名】
特別展 KORIN展
国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」
【公式サイト】
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
【会場】根津美術館 ★この美術館の記事 ☆周辺のお店
【最寄】表参道駅
【会期】2012年4月21日(土)~5月20日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
0時間45分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日15時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
非常に混んでいてチケットを買うのにも列が出来て5~10分くらい並びました。
↓こんな感じです。

似た展示は去年、一昨年も行われていましたが今年は八橋図屏風が来たこともあって大人気の展示となっていました。
参考リンク:
作品リスト
参考記事:
国宝 燕子花図屏風 2011 (根津美術館)
国宝燕子花図屏風 琳派コレクション一挙公開 (根津美術館)
さて、この展示は本来であれば去年開催されるはずでしたが、震災の影響で今年に延期されていました。タイトルの通り、メトロポリタン美術館が所有している尾形光琳の「八橋図屏風」と根津美術館の「燕子花図屏風」が見所となっているのですが、この2つの作品が並んで展示されるのは実に100年振りという非常に貴重な機会となっています。作品点数は少なめでしたが充実した内容となっていましたので、詳しくは各章ごとに気に入った作品をご紹介しようと思います。
<初期の画業>
まずは初期の作品のコーナーです。尾形光琳は30代半ばから本格的に画業に取り組んだそうで、生家の呉服商(雁金屋)の顧客層や趣味の能を介して親交を深めた元禄期京都の公家のサロンなどを活躍の場として、和歌賛を備えた優美な作品を残しました。こうした作品には当時の公家の好みが見られるようですが、光琳はより造形本位というべき方向に向かっていったそうです。
尾形光琳 「十二ヶ月歌意図屏風」 ★こちらで観られます
こちらは6曲1双の屏風で、1扇ごとに1ヶ月ごとの題材が描かれています。 繊細で細めの筆致となっていて淡い色合いです。そして上には各月を題材にした12人の公家の詩歌も書かれていました。光琳のその後の作品と比べると、か細い印象を受けました。
尾形光琳 「伊勢物語八橋図」 ★こちらで観られます
これは掛け軸で、3人の人物が板で出来た橋の近くで(地べたに)座っている様子が描かれています。これは伊勢物語の八橋のシーンで、人物は在原業平とお供かな?? 都に残してきた恋人を想って詩を詠んでいるところだそうです。こちらも八橋図屏風と同様に燕子花(かきつばた)が描かれていますが、川の縁に控えめな色でちょこっと描かれている程度でした。人物の配置と川の流れの曲線が平行しているように見える構図も面白かったです。
尾形光琳 「燕子花図」
こちらは掛け軸で、紫の花を咲かす燕子花が描かれています。ちょうど燕子花図屏風から切り取ってきたような感じで、燕子花図屏風と製作時期も近いようです。しかし、技法ははその10年後に描かれた八橋図屏風に近いとのことでした。元は小襖だったと考えられるようですが、ちょっと保存状態は厳しいかな。それでも鮮やかな花と葉っぱはこの後の2つの作品に共通するものがあるように思いました。
<燕子花図屏風と八橋図屏風>
続いては今回のメインの2作品です。尾形光琳は40代半ばに燕子花図屏風を描き、その10年後の50代に八橋図屏風を描きました。私は実物を観る前までよく似た作品だと考えていたのですが、実際に比べてみるとその作風の違いがよく分かりました。
なお、この辺はガラスケースにびっちりと人が張り付いている感じですw 屏風はある程度 離れて観たいものですが、それは難しかった…。
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こちらはこの美術館が誇る国宝で、6曲1双の金屏風に燕子花が群生している様子が描かれています。左隻は右下から左上にかけた対角線上に花が並び、右下は花の上部しか描かれていません。一方で右隻は燕子花の姿全体を見せるような感じにゆるやかなジグザグになって描かれていて、パターン化された型も使われているそうです。この配置が何ともリズミカルで、花の色合いと背景の金の取り合わせが非常に絢爛な雰囲気です。解説では単純化のセンスは着物屋の息子だったためではないか?とも説明していました。まさに傑作と言える作品です。
なお、こちらは明治まで西本願寺に秘蔵されていたとのことでした。
尾形光琳 「八橋図屏風」 ★こちらで観られます
こちらも6曲1双の屏風で、燕子花図屏風と同様に燕子花が群生している様子が描かれています。しかし、こちらには右隻右上から左隻にかけてじぐざぐに板で出来た橋がかかっている様子が描かれ、これが伊勢物語の八橋の場面であることが強調されているように観えます。先ほどの燕子花図屏風と並ぶと、こちらの方が色が淡く、花も細長くてより実物に近い感じになっているようです。その為、より明るく軽やかな印象を受けました。また、橋の表面にはにじみを使ったたらしこみの技法が使われていて、板の風合いが表現されていました。
橋を入れて同じような作品を制作したことについては諸説あるようで、橋を入れることで八橋を主題にしていることが分かりやすくなるという説や、幾何学的で異なる質感のものを入れる新しい取り組みであるという説も紹介されていました。
ちなみに光琳も江戸に下ったことがあるそうなので、業平の物語には何か惹かれるものがあったのかもしれません。
これを観ていて、抱一の八橋図屏風を思い出しました。また違った個性があるのであれも並べてあったら面白かったのにw
参考記事:
酒井抱一と江戸琳派の全貌 感想前編(千葉市美術館)
琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派― 第2部 転生する美の世界 (出光美術館)
<草花図の展開>
続いては草花図のコーナーです。草花図は光琳の最も特質が発揮されるジャンルといえるようで、ここには八橋図屏風 以降の晩年の作品が数点並んでいました。
尾形光琳 「夏草図屏風」
これは2曲1双の禁じの屏風です。右隻の右上から左隻にの左にかけて、晩春から夏の草花が対角線上に並んでいます。牡丹、ケシ?、燕子花など色の対比も鮮やかで、華やいだ雰囲気があります。花はやや単純化されていますが、花の特徴が出ているように思いました。
<『光琳百図』のなかの光琳図>
最後は酒井抱一がまとめた『光琳百図』に関するコーナーです。酒井抱一は尾形光琳に私淑(教えは受けていないが師と仰ぎ模倣すること)した琳派の絵師で、光琳の100周忌の際に光琳の展覧会を開催しました。この光琳百図はその出品作を中心に組まれた画集で、八橋図屏風と思われる作品も載っているようです。また、この部屋にも光琳百図に載っている作品が何点か並んでいました。
酒井抱一 「光琳百図(前編・後編)」 ★こちらで観られます
これは抱一が光琳の画業をまとめた本で、前編・後編で4冊あるそうです。白黒ですが光琳の絵を上手く模していて、その魅力が感じられました。展示されていたページには「白楽天図屏風」らしきものが描かれていました。
余談ですが、この本が出る以前に中村芳中という人も光琳の本を出していたのですが、それが中村芳中の作品ばかり載っていたらしく、これがきっかけの1つとなり抱一が本当の光琳の画業を伝えたいと考えこの本を作ったという話を思い出しました。
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酒井抱一と江戸琳派の全貌 感想前編(千葉市美術館)
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尾形光琳 「白楽天図屏風」 ★こちらで観られます
これは光琳百図にも載っている6曲1双の屏風です。中国から日本の詩のレベルを試しにきた白楽天と、住吉明神の化身の老漁師が問答する様子を描いているらしく、白楽天は和歌の偉大さを思い知らされて最後は神風で中国に追い返されるというストーリーだそうです。
右隻に弧を描く船に乗った白楽天と船頭、左隻に小舟に乗った老人が描かれていて、やまと絵のような感じで、波は文様のようになっていました。大胆で、文様化のセンスが好みです。
尾形光琳 「青楓朱楓図屏風」
これも光琳百図に載っている6曲1双の金屏風です。右隻は緑の葉の楓とスミレ、サクラソウ、左隻は赤く紅葉した楓とリンドウ、熊笹が描かれていて、背景には群青の川が様式化された感じで流れています。左右は連続した1つの場面となっているのですが、色の対比が鮮やかで、木や川のうねりなどにはリズム感がありました。楓の幹には苔むしたような表現もあり、光琳の様々な特徴があるように思いました。
ということで、2つの屏風を始めとして光琳の素晴らしさがよく分かる展示となっていました。やはり比べて観ると違いが分かって面白いです。もう会期末が迫っていますが、琳派好きの方は必見の展示だと思います。
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