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「新田次郎の愛した山々」富士山からスイスアルプス 【FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)】

この前の土曜日に六本木で美術館めぐりをしてきたのですが、まずはミッドタウンの中にあるFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)で 新田次郎生誕100年記念 写真展「新田次郎の愛した山々」富士山からスイスアルプス を観てきました。

P1020498.jpg

【展覧名】
 新田次郎生誕100年記念 写真展「新田次郎の愛した山々」富士山からスイスアルプス

【公式サイト】
 http://fujifilmsquare.jp/detail/120629012.html

【会場】FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】六本木駅/乃木坂駅


【会期】2012年6月29日(金)~7月18日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日12時半頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていてゆっくり見ることができました。

さて、この展示は新田次郎という小説家で気象学者でもある人の生誕100周年を記念したもので、その作品の中に出てくる人々が目指した富士山、槍ヶ岳など撮った写真が並ぶという内容でした。私はこの小説かを知らなかったのですが、知らなくても美しい山々の写真が中心なので、誰でも楽しめると思います。

この記事を書くに際してwikipediaで新田次郎を調べてみたのですが、富士山気象レーダー建設に携わるなど気象職員としても偉大な足跡を残しているようです。
 参考リンク:新田次郎のwikipedia

展覧会はまず最初に富士山や八甲田山、剱岳、槍ヶ岳などの写真が並びます。真っ白な雪の世界だったり、切り立って本当に槍の先のような形のごつごつした山など、過酷でありながら美しく雄大な風景が広がっていました。この写真はどうやって撮ったのだろう??と驚くようなものもあり、こんなところに登ることができるのだろうか…と思いながら観ていました。透き通るような空気感や抜けるような青空など、山の雰囲気を味わうことができます。

また、少し先に行くとスイスの山々を撮った写真も並んでしました。氷河を撮ったものやアイガー、ユングフラウなどの有名な山まで清廉で美しい風景が広がります。今年はユングフラウ鉄道も100周年ということで、アルプスの高原を行く鉄道の写真も並んでいました。こちらは赤い車体で箱根の登山鉄道を思い出すかな(箱根登山鉄道はレーティッシュ鉄道と姉妹提携を結んでいるから似ているのかも)以前も似た内容の展示がありましたが、見ているだけでスイスに行きたくなるような写真が並んでいました。
 参考記事:
  写真でめぐる「スイス絶景の旅!」 (FUJIFILM SQUARE)
  鉄道の写真 (箱根旅行)

ということで、日本とスイスの美しい山々を見ることができる展覧会でした。山のことをあまり知らない私でも楽しめたので、特に山好きの方には面白い展示ではないかと思います。

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そして、もう1つの展示室(写真歴史博物館)では「終生モダニズムを貫いた写真家 「植田正治の写真世界」」も開催されていました。

P1020491.jpg

【展覧名】
 終生モダニズムを貫いた写真家 「植田正治の写真世界」

【公式サイト】
 http://fujifilmsquare.jp/detail/12060104.html

【会期】2012年6月1日(木)~2012年8月31日(金)

植田正治はシュルレアリスムの絵を写真にしたような独特の作風が「植田調」とも呼ばれる写真家で、海外でも高く評価されています。今回は作品点数はあまり多くなかった(部屋の1つの壁に展示されている感じ)ですが、特に有名な砂丘シリーズもありました。どこかマグリットを思い起こす作品などは特に好みです。以前ここで行われていた展示を観てはじめて植田正治を知ったので、またここで観られて良かったです。
 参考記事:
  植田正治写真展 写真とボク (埼玉県立近代美術館)
  日本の心 富士山展~写真:大山行男~ (FUJIFILM SQUARE)


ということで、2つとも楽しめる内容でした。ここは無料で観ることができるし15分もあれば観られるので、六本木に行く機会があったら寄ってみると楽しいと思います。


 参照記事:★この記事を参照している記事


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