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映画「グスコーブドリの伝記」(ややネタバレあり)

先日、宮沢賢治原作のアニメ映画「グスコーブドリの伝記」を観てきました。

P1020954.jpg

【作品名】
 グスコーブドリの伝記

【公式サイト】
 http://wwws.warnerbros.co.jp/budori/

【時間】
 1時間50分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_③_4_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_③_4_5_名作

【感想】
公開から2週間程度経っていることもあってか、空いていて快適に観ることができました。

さて、こちらの映画は冒頭に書いた通り宮沢賢治が原作の童話をアニメ映画にしたものですが、私は原作を読んだことがなかったのでこれを機に知りたいと思い観に行きました。その為感想も原作は知らない上でのものになります。連れはストーリーを詳しく知っていたので原作との比較を教えて貰いました。 また、この作品は以前にもアニメ映画化されているそうです。今回の作品では登場人物は擬人化された猫のキャラクターになっていて、こういうものかと思ったら以前のアニメ化の際は人間だったのだとか。

名作と名高い作品にストーリー③をつけてしまったわけですが、これが正直なところですw ややネタバレをすると、木こりの息子の「グスコーブドリ」(グスコーは姓でブドリという名前)は妹のネリと共に父母の元、幸せに暮らしていましたが、何年も続く冷害で飢饉が訪れ、グスコーブドリの苦難の人生が始まります…。
最初の辺りの話が結構長めになっていて、冷害の苦しさや飢饉で困窮した感じがよく伝わってきます。たまに夢か現実か分からない幻想的なシーンが何度か入ってくるのですが、それは何の為のシーンなのかよく分からなかった…。ラストになっていくに連れて段々とブドリの目指すものが見えてくるのですが、ラストを観てしばし呆気にとられましたw 原作は知らないけど肝心な所が端折られている感じがしますw (後で連れに聞いたら、同じようなことを言ってたので、ストーリーも原作と違うのかな??) いまいち腑に落ちない感じでした。

アニメーションは綺麗で、ファンタジックな雰囲気です。また、声優は人気俳優の小栗旬や林家正蔵などが担当しているのですが、結構味があって良かったと思います。 アニメそのもののクオリティは満足です。
ちなみに作中やスタッフロールによく謎の文字が出てくるので、宮沢賢治も使っていたエスペラント語の文字か?と思ったのですが、エスペラントの文字とも違うようでした。謎です…。


ということで、何となく分かったような分からないような状態で映画館を後にしました。今の東北の状況を鑑みると、この作品の状況に近いものを感じますが、それ故にもっとメッセージ性を打ち出せば良かったのではないかと思いました。

おまけ:
以前アニメ化されたものは評判が良いようです。いずれ原作とともに観てみたいと思います。


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