奈良美智 君や 僕に ちょっと似ている 【横浜美術館】
前回ご紹介した展覧会を観る前に、桜木町の横浜美術館で「奈良美智 君や 僕に ちょっと似ている」も観てきました。


【展覧名】
奈良美智 君や 僕に ちょっと似ている
【公式サイト】
http://www.nara2012-13.org/
【会場】横浜美術館
【最寄】JR桜木町駅/みなとみらい線みなとみらい駅
【会期】2012年7月14日(土)~9月23日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(平日12時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
平日の昼に行ったのですが、結構お客さんは多かったように思います。しかし大きめの作品が多いので、特に混んだ感じではなく自分のペースで見て廻ることができました。
さて、今回は人気の現代アーティスト奈良美智 氏の個展です。横浜美術館では2001年にも奈良美智 氏の個展を開催していたそうなので、11年ぶりとなるようです。
まず美術館に入ると大きな彫刻作品が出迎えてくれます。こちらは撮影可能でした。

そして展覧会の冒頭には奈良美智 氏の略歴と横浜美術館との関わりなどが書かれていました。それによると、奈良美智 氏は愛知県芸術大学修士課程を修了後、1988年からドイツのデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍したそうです。デビュー11年目の展示では市民を巻き込み協働しながら展覧会を構築・運営したそうで、その手法は多くの人々の共感を得て支持されたそうです。 また、あたかも今そこで作品が生み出されるようなスタジオ風の小屋を作り、環境も作品としてみせる「graf」との協働展示は、奈良美智 氏の日常を彷彿とさせ、鑑賞者に親近感をもたらしたとのことでした。
今回の展示では特に章分けは無く 詳しい解説もあまり無かったのですが、堅苦しいこと無しの自由な感じでしたので、詳しくは気に入った作品とともにその雰囲気をご紹介できればと思います。なお、作品のほとんどは2011年~2012年に作られたものなので、最新作が並んでいるようでした。
まずは暗めの大部屋に大きな彫刻作品が7~8点並んでいました。子供の顔が大きな像になっている作品が多いかな。
002 奈良美智 「ノッポのお姉さん」
2mくらいある大きな首だけの人物の銅像です。デフォルメされた女の子の顔で、表面が結構凸凹しています。ちょっと微笑んでいるのかな? タイトルからも親しみやすそうな雰囲気がありました。
009 奈良美智 「樅の木(もみのき)」
これは黒っぽいブロンズ像で、デフォルメされた子供の頭に樅の木(もみのき)のようなとんがりボウシが乗っています。意味は分かりませんが、帽子の部分が長く、ちょっと可笑しさと可愛らしさがありました。
この部屋の壁には「彫刻のための習作群」と「彫刻のためのエスキース」があり、ここに並んだ彫刻の下絵となっていました。下絵はスッキリした感じに描かれていて、表面が凸凹している彫刻とはちょっと受ける印象が違いました。
続いての部屋は、子供の部屋の中のような空間となっていて、その壁に自分の作品や、写真(子供や猫の写真)などが飾られていました。ここではロックが流れ、ポスターが貼ってあるなど、ロックからの影響も伺えます。また、壺や彫刻などもあり、楽しげでワクワクするような空間となっていました。
部屋の反対側には目をつぶった子供を描いた大型絵画作品の016「In the Millky Lake / Thinking one」もあります。
次のコーナーからは主に絵画作品(大きめ)が並んでいました。まずはいつも休憩所となっている入口付近。
020 奈良美智 「ブランキー」
大きめの子供の肖像?で、目に涙を浮かべ目が光っています。奈良美智 氏ならではのデフォルメが可愛いのですが、ちょっと悲しそうな顔にも観えました。
ここには赤いカーペットの敷かれた腰掛けがあり、座ることができます。カーペットも奈良美智 氏の子供が描かれていました。
028 奈良美智 「体重計少女」
↓写真は美術館の外にいた車のお店です。

青い服の女の子が体重計に乗っている様子が描かれた作品で、指し示す数字は60! 単位が無いけどkgなのかな?? だとすると見かけの割に重いような…w 目がかなり大きく描かれ、様々な色が使われキラキラした感じに観えました。鼻は×で表現するなど簡略化の仕方も面白くて親しみが持てます。
続いては紙に色鉛筆で描かれた作品のコーナーです。
078 奈良美智 「Kills Fascists」
タイトルを直訳するとファシストを殺すという意味で、文字だとちょっと物騒に思えるかもしれませんが、これはギターを持って立つ赤い服の女の子が描かれた作品です。そしてその脇に「this machine kills Fascists」(この機械はファシストを殺す)と書いてあり、ギターがファシストを倒すというメッセージのようでした。何ともロックでカッコいいセリフです。
この辺には子供の絵とともにメッセージ的なものが書かれた作品が並び、「No!」「God save Us」「最後のチャンスさ」「Get fooled again」「Heart on fire!」「Don't mind my girl」など、ちょっとストーリーすら感じるような言葉が添えられていました。
続いて奥の部屋も大小様々なメッセージ?付きの絵画が並んでいます。
027 奈良美智 「Hey Ho Let's Go!(ぽとふ Version)」 ★こちらで観られます
この部屋でも一際大きい作品で、マイクを持って歌う緑の服の女の子が描かれています。手を振り上げて「Hey! Ho! Let's Go!」と文字が添えられているので、パンクバンドのラモーンズを彷彿としました。展示の最後の方の年表で、ラモーンズのトリビュート・アルバム?のジャケットを手がけたことが書かれていたし、好きなんじゃないかな。女の子の目つきが鋭くて、ちょっと反抗的な感じが逆に可愛いw
参考動画:The Ramones 「Blitzkrieg Bop」
066 奈良美智 「ミラーボール盆踊り」
髪を盛って、胸元が開いた赤い服を着た女性が踊る姿描かれた作品です。ちょっとキャバ嬢みたいな感じですが、ミラーボールの側で手を挙げて踊っていて、横には「ミラーボール盆踊り大会」と書いてあり「アイヤ、アイヤ」とセリフも書かれています。ちょっとシュールで脱力系の笑いを誘われましたw
032 奈良美智 「One Foot in the Groove」
板が何枚も並んでいる上に描かれた作品で、雲の上で横になっている赤いワンピースの少女が描かれています。右の方に目を向けてちょっと機嫌が悪いのか反抗的なのか…。これはどういう意味なのか知りたかったけど分からず残念。
奥の部屋を出ると再び廊下に作品が並んでいて、こちらにも絵画作品がずらっと並んでいました。
038 奈良美智 「悲しみをぶっとばせ」
人面猫みたいな感じのキャラクターが描かれた作品です。上からは雨が振り、人面猫は牙をむいていてローラーのついた板?のようなものに乗っています。その左には「悲しみをぶっとばせ wow wow wow…」と書かれていました。野良猫のように可愛さとたくましさを感じる作品でした。
この先には小部屋があり、そこに大きめの絵画が並んでいます。
019 奈良美智 「Under the Hazy Sky」
赤い服の女の子が両手に小さな双葉を持っている姿を描いた作品です。目を半開きにしていてちょっと憂いを感じるかな。今回の展示では双葉を持っている子の作品が何点かあったので、お気に入りのモチーフなのかも??
最後の部屋も絵画作品が並んでいました。
023 奈良美智 「Cosmic Eyes(未完)」
大きめの作品で、口を一文字にして正面を向いている女性が描かれています。目が虹色のようで、右目の中に「OH MY GOD」、左目の中に「I miss you」と書いてありました。その文字から連想して涙目のように観え、悲しんでいるのかな?と想像しましたが、実際のところは分かりません。
046 奈良美智 「Pimpless」
テーブルに肘をついている女性を描いた作品で、口から牙を生やしてちょっと目つきが鋭い顔をしています。指で「またこれかよと思う時もあるが」という文字を指していて、その机の脇には小さな女性も描かれていました。これも意味は分かりませんが、若干怒っているような感じに観えて、どういう状況なのか想像を巡らせながら観ていましたw
017 奈良美智 「夜まで待てない」 ★こちらで観られます
これは今回のポスターにもなっている作品で、黄色い服の女性が描かれています。目が鋭く左目を細めていて、口からは牙を出しているので、タイトルと合わせると吸血鬼を彷彿とするかなw 怖くて可愛らしい面白いキャラクターでした。出口付近にはこの作品の完成までの変遷を収めた写真が展示されているのですが、最初は緑の服を着て双葉を持つ少女だったのを、描き直して構図すらも違う別の絵(この作品)になっていくのが分かりました。吸血鬼への変身みたいでこの過程も面白いです。
出口にはその他に年表や、彫刻の制作風景の写真のスライドなどが流れています。また、メインの会場以外に、カフェにも何点か作品が展示されているようでした。さらに、今回は常設にも奈良美智 氏の作品が多めに展示されています。常設も見逃せません。
参考記事:Cafe 小倉山 (桜木町界隈のお店)
ということで、可愛いだけでなく、ちょっと反抗的だったりシュールだったりと楽しい作品が並んでいる展覧会でした。解説が少ないので意図は分からないところもありますが、直観的に面白さが分かるものも多いので、多くの人に親しまれるのではないかと思います。もうすぐ終わってしまいますが、奈良美智が好きな方は是非どうぞ。
ちなみに横浜の展示の後は青森県立美術館、熊本市現代美術館へと巡回します。青森の開催期間では、同じ青森県内(ちょっと離れています)の十和田市現代美術館でも奈良美智の展示が行われるので、青森はこの秋、奈良美智で盛り上がりそうです。
参考記事:
【番外編】青森県立美術館の常設(2012年8月)と「没後10年特集展示:成田亨」 (青森県立美術館)
【番外編】十和田市現代美術館の常設(2012年8月) (十和田市現代美術館)
おまけ:
奈良美智 氏が描いたジャケットのラモーンズのトリビュート・アルバムを調べてみました。今では入手困難のようですが…。
ラモーンズ・トリビュート・アルバム 「電撃バップ!」


参照記事:★この記事を参照している記事



【展覧名】
奈良美智 君や 僕に ちょっと似ている
【公式サイト】
http://www.nara2012-13.org/
【会場】横浜美術館
【最寄】JR桜木町駅/みなとみらい線みなとみらい駅
【会期】2012年7月14日(土)~9月23日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(平日12時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
平日の昼に行ったのですが、結構お客さんは多かったように思います。しかし大きめの作品が多いので、特に混んだ感じではなく自分のペースで見て廻ることができました。
さて、今回は人気の現代アーティスト奈良美智 氏の個展です。横浜美術館では2001年にも奈良美智 氏の個展を開催していたそうなので、11年ぶりとなるようです。
まず美術館に入ると大きな彫刻作品が出迎えてくれます。こちらは撮影可能でした。

そして展覧会の冒頭には奈良美智 氏の略歴と横浜美術館との関わりなどが書かれていました。それによると、奈良美智 氏は愛知県芸術大学修士課程を修了後、1988年からドイツのデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍したそうです。デビュー11年目の展示では市民を巻き込み協働しながら展覧会を構築・運営したそうで、その手法は多くの人々の共感を得て支持されたそうです。 また、あたかも今そこで作品が生み出されるようなスタジオ風の小屋を作り、環境も作品としてみせる「graf」との協働展示は、奈良美智 氏の日常を彷彿とさせ、鑑賞者に親近感をもたらしたとのことでした。
今回の展示では特に章分けは無く 詳しい解説もあまり無かったのですが、堅苦しいこと無しの自由な感じでしたので、詳しくは気に入った作品とともにその雰囲気をご紹介できればと思います。なお、作品のほとんどは2011年~2012年に作られたものなので、最新作が並んでいるようでした。
まずは暗めの大部屋に大きな彫刻作品が7~8点並んでいました。子供の顔が大きな像になっている作品が多いかな。
002 奈良美智 「ノッポのお姉さん」
2mくらいある大きな首だけの人物の銅像です。デフォルメされた女の子の顔で、表面が結構凸凹しています。ちょっと微笑んでいるのかな? タイトルからも親しみやすそうな雰囲気がありました。
009 奈良美智 「樅の木(もみのき)」
これは黒っぽいブロンズ像で、デフォルメされた子供の頭に樅の木(もみのき)のようなとんがりボウシが乗っています。意味は分かりませんが、帽子の部分が長く、ちょっと可笑しさと可愛らしさがありました。
この部屋の壁には「彫刻のための習作群」と「彫刻のためのエスキース」があり、ここに並んだ彫刻の下絵となっていました。下絵はスッキリした感じに描かれていて、表面が凸凹している彫刻とはちょっと受ける印象が違いました。
続いての部屋は、子供の部屋の中のような空間となっていて、その壁に自分の作品や、写真(子供や猫の写真)などが飾られていました。ここではロックが流れ、ポスターが貼ってあるなど、ロックからの影響も伺えます。また、壺や彫刻などもあり、楽しげでワクワクするような空間となっていました。
部屋の反対側には目をつぶった子供を描いた大型絵画作品の016「In the Millky Lake / Thinking one」もあります。
次のコーナーからは主に絵画作品(大きめ)が並んでいました。まずはいつも休憩所となっている入口付近。
020 奈良美智 「ブランキー」
大きめの子供の肖像?で、目に涙を浮かべ目が光っています。奈良美智 氏ならではのデフォルメが可愛いのですが、ちょっと悲しそうな顔にも観えました。
ここには赤いカーペットの敷かれた腰掛けがあり、座ることができます。カーペットも奈良美智 氏の子供が描かれていました。
028 奈良美智 「体重計少女」
↓写真は美術館の外にいた車のお店です。

青い服の女の子が体重計に乗っている様子が描かれた作品で、指し示す数字は60! 単位が無いけどkgなのかな?? だとすると見かけの割に重いような…w 目がかなり大きく描かれ、様々な色が使われキラキラした感じに観えました。鼻は×で表現するなど簡略化の仕方も面白くて親しみが持てます。
続いては紙に色鉛筆で描かれた作品のコーナーです。
078 奈良美智 「Kills Fascists」
タイトルを直訳するとファシストを殺すという意味で、文字だとちょっと物騒に思えるかもしれませんが、これはギターを持って立つ赤い服の女の子が描かれた作品です。そしてその脇に「this machine kills Fascists」(この機械はファシストを殺す)と書いてあり、ギターがファシストを倒すというメッセージのようでした。何ともロックでカッコいいセリフです。
この辺には子供の絵とともにメッセージ的なものが書かれた作品が並び、「No!」「God save Us」「最後のチャンスさ」「Get fooled again」「Heart on fire!」「Don't mind my girl」など、ちょっとストーリーすら感じるような言葉が添えられていました。
続いて奥の部屋も大小様々なメッセージ?付きの絵画が並んでいます。
027 奈良美智 「Hey Ho Let's Go!(ぽとふ Version)」 ★こちらで観られます
この部屋でも一際大きい作品で、マイクを持って歌う緑の服の女の子が描かれています。手を振り上げて「Hey! Ho! Let's Go!」と文字が添えられているので、パンクバンドのラモーンズを彷彿としました。展示の最後の方の年表で、ラモーンズのトリビュート・アルバム?のジャケットを手がけたことが書かれていたし、好きなんじゃないかな。女の子の目つきが鋭くて、ちょっと反抗的な感じが逆に可愛いw
参考動画:The Ramones 「Blitzkrieg Bop」
066 奈良美智 「ミラーボール盆踊り」
髪を盛って、胸元が開いた赤い服を着た女性が踊る姿描かれた作品です。ちょっとキャバ嬢みたいな感じですが、ミラーボールの側で手を挙げて踊っていて、横には「ミラーボール盆踊り大会」と書いてあり「アイヤ、アイヤ」とセリフも書かれています。ちょっとシュールで脱力系の笑いを誘われましたw
032 奈良美智 「One Foot in the Groove」
板が何枚も並んでいる上に描かれた作品で、雲の上で横になっている赤いワンピースの少女が描かれています。右の方に目を向けてちょっと機嫌が悪いのか反抗的なのか…。これはどういう意味なのか知りたかったけど分からず残念。
奥の部屋を出ると再び廊下に作品が並んでいて、こちらにも絵画作品がずらっと並んでいました。
038 奈良美智 「悲しみをぶっとばせ」
人面猫みたいな感じのキャラクターが描かれた作品です。上からは雨が振り、人面猫は牙をむいていてローラーのついた板?のようなものに乗っています。その左には「悲しみをぶっとばせ wow wow wow…」と書かれていました。野良猫のように可愛さとたくましさを感じる作品でした。
この先には小部屋があり、そこに大きめの絵画が並んでいます。
019 奈良美智 「Under the Hazy Sky」
赤い服の女の子が両手に小さな双葉を持っている姿を描いた作品です。目を半開きにしていてちょっと憂いを感じるかな。今回の展示では双葉を持っている子の作品が何点かあったので、お気に入りのモチーフなのかも??
最後の部屋も絵画作品が並んでいました。
023 奈良美智 「Cosmic Eyes(未完)」
大きめの作品で、口を一文字にして正面を向いている女性が描かれています。目が虹色のようで、右目の中に「OH MY GOD」、左目の中に「I miss you」と書いてありました。その文字から連想して涙目のように観え、悲しんでいるのかな?と想像しましたが、実際のところは分かりません。
046 奈良美智 「Pimpless」
テーブルに肘をついている女性を描いた作品で、口から牙を生やしてちょっと目つきが鋭い顔をしています。指で「またこれかよと思う時もあるが」という文字を指していて、その机の脇には小さな女性も描かれていました。これも意味は分かりませんが、若干怒っているような感じに観えて、どういう状況なのか想像を巡らせながら観ていましたw
017 奈良美智 「夜まで待てない」 ★こちらで観られます
これは今回のポスターにもなっている作品で、黄色い服の女性が描かれています。目が鋭く左目を細めていて、口からは牙を出しているので、タイトルと合わせると吸血鬼を彷彿とするかなw 怖くて可愛らしい面白いキャラクターでした。出口付近にはこの作品の完成までの変遷を収めた写真が展示されているのですが、最初は緑の服を着て双葉を持つ少女だったのを、描き直して構図すらも違う別の絵(この作品)になっていくのが分かりました。吸血鬼への変身みたいでこの過程も面白いです。
出口にはその他に年表や、彫刻の制作風景の写真のスライドなどが流れています。また、メインの会場以外に、カフェにも何点か作品が展示されているようでした。さらに、今回は常設にも奈良美智 氏の作品が多めに展示されています。常設も見逃せません。
参考記事:Cafe 小倉山 (桜木町界隈のお店)
ということで、可愛いだけでなく、ちょっと反抗的だったりシュールだったりと楽しい作品が並んでいる展覧会でした。解説が少ないので意図は分からないところもありますが、直観的に面白さが分かるものも多いので、多くの人に親しまれるのではないかと思います。もうすぐ終わってしまいますが、奈良美智が好きな方は是非どうぞ。
ちなみに横浜の展示の後は青森県立美術館、熊本市現代美術館へと巡回します。青森の開催期間では、同じ青森県内(ちょっと離れています)の十和田市現代美術館でも奈良美智の展示が行われるので、青森はこの秋、奈良美智で盛り上がりそうです。
参考記事:
【番外編】青森県立美術館の常設(2012年8月)と「没後10年特集展示:成田亨」 (青森県立美術館)
【番外編】十和田市現代美術館の常設(2012年8月) (十和田市現代美術館)
おまけ:
奈良美智 氏が描いたジャケットのラモーンズのトリビュート・アルバムを調べてみました。今では入手困難のようですが…。
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Comment
No title
こんばんは!
始まったばかりの平日に行ったのですが、やっぱり今は混んでいそうですね…
その時はグッズがほとんどなく、図録でさえ未完成でしたが…今はどうなっているでしょうか。
先日ハラミュージアムアークの収蔵庫で奈良さんの作品を観た時に
ただ可愛らしい絵だと思ったら反戦のメッセージが込められていて驚いたのを思い出します。
多分それぞれに込められたものがあるのでしょうが、奈良さんご本人が語りたがらないのでしょうか…
意図がわかると見方もまた変わりますし、ちょっと解説があるといいのになぁ…と思いました。
まぁそれを抜きにしても見て楽しめますから、いいのですが…
体重計少女、同じこと思いました!
60kg…なのでしょうかね(^_^;)
始まったばかりの平日に行ったのですが、やっぱり今は混んでいそうですね…
その時はグッズがほとんどなく、図録でさえ未完成でしたが…今はどうなっているでしょうか。
先日ハラミュージアムアークの収蔵庫で奈良さんの作品を観た時に
ただ可愛らしい絵だと思ったら反戦のメッセージが込められていて驚いたのを思い出します。
多分それぞれに込められたものがあるのでしょうが、奈良さんご本人が語りたがらないのでしょうか…
意図がわかると見方もまた変わりますし、ちょっと解説があるといいのになぁ…と思いました。
まぁそれを抜きにしても見て楽しめますから、いいのですが…
体重計少女、同じこと思いました!
60kg…なのでしょうかね(^_^;)
Re: No title
>naotomomoさん
こちらもコメント頂きましてありがとうございます^^
図録はどうだったか覚えていませんが、グッズは入口付近に特設ショップがありましたよ。
前はなかったのかな?? 元々のミュージアムショップもあるし、それなりにあるんじゃないかな??
なるほど、反戦のメッセージもあるんですね。「Kills Fascists」とかそれっぽいタイトルですね。
今回は割愛しましたが常設には「回天」という作品があってちょっと驚きましたが、そういう側面もあるのかな。
理屈好きな私にはちょっと意図の解説が欲しいところです^^;
体重少女可愛いですよね。60ポンドだと逆に軽すぎるし、やはりkgかなw
こちらもコメント頂きましてありがとうございます^^
図録はどうだったか覚えていませんが、グッズは入口付近に特設ショップがありましたよ。
前はなかったのかな?? 元々のミュージアムショップもあるし、それなりにあるんじゃないかな??
なるほど、反戦のメッセージもあるんですね。「Kills Fascists」とかそれっぽいタイトルですね。
今回は割愛しましたが常設には「回天」という作品があってちょっと驚きましたが、そういう側面もあるのかな。
理屈好きな私にはちょっと意図の解説が欲しいところです^^;
体重少女可愛いですよね。60ポンドだと逆に軽すぎるし、やはりkgかなw
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Author:21世紀のxxx者
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。
関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。
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保岡勝也 「旧山崎家別邸」 (01/09)
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映画「劇場版 呪術廻戦 0」(ややネタバレあり) (01/07)
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TERUHISA KITAHARA 鉄道コレクション展 【京橋エドグランタウンミュージアム】 (01/05)
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展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2022年01月号】 (01/01)
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2021年の振り返り (12/31)
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ヘラルボニー/ゼロからはじまる 【BAG-Brillia Art Gallery】 (12/29)
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映画「キングスマン:ファースト・エージェント」(ややネタバレあり) (12/27)
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横溝美由紀「Landscape やわらかな地平のその先に」 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】 (12/26)
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第15回 shiseido art egg 【資生堂ギャラリー】 (12/23)
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映画「マトリックス レザレクションズ」(ややネタバレあり) (12/21)
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ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ 【パナソニック汐留美術館】 (12/19)
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鈴木其一・夏秋渓流図屏風 【根津美術館】 (12/16)
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【根津美術館】の紅葉 2021年11月 (12/14)
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カフェラヴォワ 【新宿界隈のお店】 (12/12)
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川瀬巴水 旅と郷愁の風景 【SOMPO美術館】 (12/10)
最新コメント
- 21世紀のxxx者:イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン (感想後編)【三菱一号館美術館】 (12/09)
- ゆーき:イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン (感想後編)【三菱一号館美術館】 (12/09)
- 21世紀のxxx者:奇蹟の芸術都市バルセロナ (感想前編)【東京ステーションギャラリー】 (01/03)
- うさぴょん:キヨノサチコ絵本原画の世界 みんな大好き!ノンタン展 【松屋銀座】 (03/21)
- 21世紀のxxx者:川豊 【成田界隈のお店】 (03/04)
- 21世紀のxxx者:劇団四季 「MAMMA MIA!(マンマ・ミーア!)」 (03/04)
- 萌音:川豊 【成田界隈のお店】 (03/03)
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