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アートアクアリウム展2012 & ナイトアクアリウム 【日本橋三井ホール】

※検索で来られた方へ。この記事は2012年の展覧会についてです。
 2013年はこちら→ アートアクアリウム展2013 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)



先週の金曜日の会社帰りに、三越前の日本橋三井ホールへ行って、「アートアクアリウム展2012 & ナイトアクアリウム」を、観てきました。時間帯でアートアクアリウムとナイトアクアリウムに分かれているようで、私が行ったのはナイトアクアリウムだったようです。(19時からはナイトアクアリウム。夜は中でお酒も売っていました。)

P1050312.jpg

【展覧名】
 ダイナースクラブ アートアクアリウム展2012 & ナイトアクアリウム

【公式サイト】
 http://h-i-d.co.jp/art/

【会場】日本橋三井ホール
【最寄】銀座線三越前/新日本橋駅/東京駅/神田駅


【会期】2012年8月17日(金)~9月24日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(金曜日19時頃です)】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
金曜の夜だったこともあってか非常に混んでいて、チケットを買うのに5分くらい並び、会場は満員電車並の混雑でした。特に最初の通路にある水槽は通路自体も狭い上、みんな写真を撮っているので中々進まない感じです。

さて、この展示は昨年 日本橋架橋100年を記念し開催されたものが再び開催されたものだそうです。私は昨年のは観ていないのですが、ここ数年 六本木でやっていたスカイアクアリウムと同じくアートアクアリウムプロデューサーの木村英智 氏が手がけたそうで、確かに見覚えのある演出もありました。

会場ではフラシュを使わなければ写真を撮れました(動画は駄目)ので、撮ってきた写真を使ってご紹介しようと思います。なお、今回は会社帰りなので、いつも水族館などで使っている一眼では無く、コンパクトデジカメで撮りました。暗い所で金魚の動きが早いのでちょっとボヤけています(ISO感度いじれって話ですがw) ご愛嬌ということですみません^^;

 参考記事:
  スカイ アクアリウム2011 (森アーツセンターギャラリー)
  スカイアクアリウムⅢ (TOKYO CITY VIEW)
  葛西臨海水族園の案内 前編
  葛西臨海水族園の案内 後編
  サンシャイン水族館の案内 (2011年11月)



「Zen Aquarium(禅アクアリウム)(壁掛け水槽)」
まずは日本画をイメージした水槽がありました。あまり日本画には見えませんが…。名前も謎です。
P1050024.jpg

この近くにはFlower2 Aquarium(フラワーフラワーアクアリウム)(花瓶水槽)[★こちらで観られます]という水槽もあり、こちらはこれも金魚なの?というくらい大きな魚もいました。


「Kingyo Collection (金魚コレクション)」
続いては沢山の水槽が並ぶ通路で、ここが一番混んでいました。各水槽に様々な金魚が泳いでいて、赤や青、紫、白など時間と共に照明の色が変わっていく演出となっています。

これはジャンボオランダという種類の金魚。変わった形をしています。
P1050056.jpg

これは丹頂。頭がリーゼントみたいに見える…w
P1050068.jpg

これはショートテール出目金。目が飛び出ているのと体色が面白い。
P1050076.jpg

この廊下には提灯のようなものが天井から吊るされていました。これも色が変わります。
P1050078.jpg

水槽が青くなるとこんな感じ。写真を撮るのが一番難しかった色ですが、神秘的な雰囲気です。
P1050091.jpg

こちらは日本オランダ。尾の形が非常に美しいです。
P1050112.jpg

こちらは東錦。斑があって華麗な尾をしています。
P1050127.jpg

これは花房頂天眼。目があってしまった(● 。_ 。●)
P1050147.jpg

続いて奥の大部屋はステージなどもあり、21時からはライブも行われるようでした。レーザー光線が行き交うクラブみたいな感じ。
P1050261.jpg


「Elegance Dance by gorgeous kingyo (華魚撩乱)」
これは見慣れた感じの金魚が沢山入った水槽。横から眺めると幻想的な感じです。
P1050175.jpg P1050181.jpg

「Oiran (花魁)(巨大金魚鉢)」
これも時間によって色が変わっていきます。水槽も洒落ていました。
P1050187.jpg P1050188.jpg P1050189.jpg

この近くにはAndonrium(アンドンリウム)(行燈水槽)[★こちらで観られます]という行灯みたいな水槽もありましたが、何故か数が少なかったです。ステージを使っていたからかな??

「Prisrium No.18 & No.12 ( プリズリウムNo.18 & No.12 )」
これは以前のスカイアクアリウムで見覚えがある多角形の水槽。中にはカラフルな金魚?がいて非常に綺麗です。
P1050214.jpg P1050212.jpg

これは大きな金魚が入っている方のプリズリウム。
P1050197.jpg
この近くでお酒を売っていて、普通にみんな立って飲んでました。

部屋の奥まった所には金魚鉢のような水槽もありました。
P1050200.jpg


「The Four Seasons Aquarium (水中四季絵巻)」
続いては数分程度のインスタレーションのような水槽。背景の映像が日本の四季を演出してくれるもので、これはスカイアクアリウムにあったのと同じじゃないかな。
P1050240.jpg

水中の魚の影と映像の影の見分けがつかないトリックアート的な感じも面白いです。
P1050250.jpg

これは秋の風景。綺麗ですが、この光と音で金魚はストレスを感じないのでしょうか…。(と、以前も同じような感想を書いてましたw)
P1050251.jpg

これは冬。冬が一番金魚が綺麗に観えました。
P1050256.jpg


「Kaleidorium(カレイドリウム)(万華鏡)」
続いては万華鏡の覗き窓がある水槽です。
P1050276.jpg

たまに金魚が通ったり光の色が変わると、万華鏡の色も変わります。
P1050270.jpg


「Byoburium(ビョウブリウム)(屏風水槽)」
最後は屏風型の水槽がありました。これも実際の影と映像の影が混ざっているのが面白いです。
P1050292.jpg P1050307.jpg

この近くには片岡鶴太郎の絵や浮世絵などもありましたが、混んでいたので特に写真は撮らず。


ということで、大混雑で大変でしたが綺麗な金魚を観ることが出来ました。ただ、夜はバーやイベント等もあってお祭り騒ぎなのが好みではない(江戸の情緒と言っている割にケバケバしくて安っぽいw)ので、以前のアクアリウムと比べると満足度はあまり高くは無かったです。しかし、まだ観たことが無い方には既存の水族館とはだいぶ違ったアートな演出に驚くのではないかと思います。行くなら時間帯次第といったところでしょうか…。

 参照記事:★この記事を参照している記事
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Comment
No title
こんにちはi-277
ちょと興味があり、仕事の帰りにでも見に行きなぁっと思ってました。
やっぱり混んでいるんですね…i-230
最近はどの時間帯に行っても混んでいるので
美術館等行くのが遠のいてしまいますi-228

でも素敵な作品は実際に見てみたいし…
ん~考えてしまいますi-229
Re: No title
>チャコちゃん0115さん
コメント頂きましてありがとうございます^^
やはりみんな考えることは同じなようで、金曜の仕事帰りに寄っていく人は多いようでした。
他の平日は分かりませんが、金曜日の19時あたりは混んでいそうです。

やはり美術展などは混んでいると足が遠ざかりますよね。
どの展示も会期末になると混む傾向があり、会期の早めに行くと結構空いていたりしますよ。
私がよく狙うのは開催2週目あたりです。初週は逆に熱心なファンが集まるので…w
私も観ました!!
ちょっと前の記事にさかのぼってのコメントで
すみません(>_<)
私も土曜日に観て来たので嬉しくて、
ついコメントしてしまいました!!

私は今年が初めてでしたが、
水槽の形や照明でこんなにも金魚が幻想的に
演出できるんだと感動しました♪♪♪

だた、会場が激混みだったのが難点ですね。
でも、また来年開催するのであれば
並んでも観に行きたいです♪♪♪
Re: 私も観ました!!
>いねむり姫さん
コメント頂きましてありがとうございます。
こちらの展示は幻想的で綺麗ですよね^^
金魚もこんなに種類がいるのかと驚かされます。

あ、やはり混んでましたか。
実はこの記事も毎日数百回の検索があるようで、
相当人気みたいです。
去年まではそれほどでもなかったのでちょっと不思議。
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