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八木マリヨ「The Planet Earth&earth - 地球惑星にすれば・・・」 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】

前回ご紹介したお店でお茶した後、すぐ近くにあるポーラミュージアム アネックス(POLA MUSEUM ANNEX)で八木マリヨ「The Planet Earth&earth - 地球惑星にすれば・・・」を観てきました。

P1060606.jpg

【展覧名】
 八木マリヨ「The Planet Earth&earth - 地球惑星にすれば・・・」

【公式サイト】
 http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/
 http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/detail.html

【会場】ポーラミュージアム アネックス (POLA MUSEUM ANNEX)
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅


【会期】
 2012年11月3日(土)~12月9日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
初日の夕方だったこともあってか空いていてゆっくり観ることができました。

さて、今回の展示は八木マリヨ 氏という女性アーティストの個展となっています。私はこの方を知らなかったのですが、イサムノグチ氏に師事し「環境芸術家」や「人文学名誉博士」として国内外で活躍されているそうです。特に縄をテーマにした作品で知られているようで、「縄ロジイ」という独自の哲学を持ち、「縄」を「汝我(なわ)」と解釈し「あなたとわたし」と説くに至ったそうです。展覧会でも縄を使った大きめの立体作品が数点並んでいましたので、簡単にご紹介しようと思います。


八木マリヨ 「宙の棲みか」「地球惑星の皮膚」 ★こちらで観られます
入口付近にあった捻れた土のような繊維のようなもので出来たオブジェと、地層を思わせる幕が吊り下がっている作品です。自然物のような人工物のような感じで、力強い印象を受けました。どういう意図があるのかはわからず…。

八木マリヨ 「地球惑星の臍」 ★こちらで観られます
これは麻布、古紙、炭などで作られた火山を思わせる作品です。部屋にど~んと置かれ、裾野に黒い溶岩を思わせるものがあり、茶色い山の中央には赤いクッションのようなものでマグマを表現しているようです。質感がありその大きさと共にエネルギーを感じました。これは驚きました。

八木マリヨ 「NAHWA The light sculpture」
これは螺旋状の縦長の照明で、和紙と竹ひごで出来たものがいくつか展示されていました。柔らかい光で、和風な感じもしつつ洒落た照明でした。 どうやら螺旋の作品も多いようで、縄が螺旋状に絡むような作品も所々に置かれていました。

一番奥の部屋には映像があってこれが一番わかりやすいかな。パブリックアートの制作風景が流され、たくさんの人が縄をねじったり、凄い太さになった縄を担いで塔のようにしていました。その大きさに驚きます(燃やしているシーンもあった気がします) 建築作品のようなものあるようで、遊具のような建物のようなものを作っている所も流していました。


ということで、興味深い作品が並ぶ展示でした。意図はよくわからなかったものの、直感的に面白いものや映像も楽しめたので少点ながらも満足できました。ここは無料で観ることができますので、現代アート好きの方は機会があったらチェックしてみると楽しめるかと思います。


 参照記事:★この記事を参照している記事

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