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星野道夫 アラスカ 悠久の時を旅する 【FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)】

前々回前回とご紹介した根津美術館の展示を観た後、千代田線で乃木坂に移動して、ミッドタウンにあるFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)で「星野道夫 アラスカ 悠久の時を旅する」を観てきました。

P1070052.jpg

【展覧名】
 星野道夫 アラスカ 悠久の時を旅する

【公式サイト】
 http://fujifilmsquare.jp/detail/121116012.html

【会場】FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
【最寄】六本木駅/乃木坂駅


【会期】2012年11月16日(金)~2012年12月5日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
日曜の夕方だったにも関わらず、結構多くの人で賑わっていました。しかし写真自体が大きめなので、そんなに混雑した感じでもないかな。

さて、今回の展示は星野道夫 氏という大自然を撮った写真家の展覧会となっています。この方は1996年に取材中に亡くなってしまったようですが、今なお多くのファンを魅了しているそうで、アラスカやロシアのカムチャツカ チュコト半島などの雄大な自然や人々の暮らしを写したものが展示されていました。私は逆回りで観てしまったようですが、簡単に展示の様子を振り返ってみようと思います。


まず会場の外周にクジラを撮った写真が並んでいました。ダイナミックにジャンプしていたり、沢山集まっている様子が撮られています。また、その近くには海岸を埋め尽くすように無数のセイウチが昼寝している光景を撮った写真もあり、その数に驚きました。…むしろちょっとキモいw

少し進むと生まれたての真っ白なタテゴトアザラシの赤ちゃんの写真がありました。つぶらな瞳の可愛さがヤバイ!w 他にもムースという大きな角の鹿(ヘラジカ)や、アラスカの人たちが毛皮を着て生活している様子などもあります。

その近くにはまるで遺跡のように空に向かって並んで立つクジラの骨(肋骨)の写真もあり、何とも神秘的な雰囲気です。 また、ワタリガラスを創造主とする部族に関するコーナーがあり、ワタリガラスのトーテムポールや森の写真がありました。こちらも神聖な雰囲気が漂います。他にもオーロラの写真などもあって幻想的なコーナーとなっていました。

その先には、ホッキョクグマのコーナーで、親子の写真や、子供たちがじゃれあう様子、寝ている様子などキュートな写真が並んでいました。これは白熊好きにはたまらないと思います。そしてその近くには1996年の撮影日誌や愛読書、調査報告書や手紙が並んでいました。

この辺にはカリブーという鹿を撮った写真もあったのですが、セスナで上空から写真には驚きました。すごい数の鹿たちが大移動しています。また、氷で出来たトンネルや森に咲く花々、氷河、フクロウがレミングスを狩ってくわえている写真など、自然の雄大さ・力強さが感じられました。その後にもクジラ漁やカリブー猟、リス、ホッキョクギツネ、ドールシープという真っ白な山羊、鮭をくわえたグリズリーなどの写真もありました。こちらも現地の空気が伝わってきそうな真に迫るものがあります。


ということで、北極の自然の美しさや動物の可愛らしさを堪能することができました。ここは無料で観られるし、11月末までは以前ご紹介した展示も同時開催していますので、近くに寄ることがあったらチェックしてみると楽しいかと思います。

 参考記事:マグナムを創った写真家たち~キャパ、カルティエ=ブレッソン、ロジャー、シーモア~ (FUJIFILM SQUARE フジフイルム スクエア)


 参照記事:★この記事を参照している記事

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