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【番外編 フランス旅行】 ジヴェルニー モネの家

今週はまだ新しく始まった美術展も少ないので、番外編で2012年のゴールデンウィークに行ったフランス旅行についてシリーズでご紹介しています。前回ご紹介したモンマルトルに行った日の午後は、チュイルリー公園近くの乗り場から観光バスでパリ近郊のジヴェルニーに向かいました。目的は何と言っても晩年のモネの家です。この日はフランスの休日にあたるメーデー(5/1)でしたが、モネの家は観光することが出来ました。

バスでジヴェルニーに向かう時の車窓。空が青々していて、丘には菜の花らしきものが一面に咲いていました。
P1000438.jpg
バスは事前に日本でネット予約して、券をプリントアウトして持って行きました。英語のツアーで、車中ではモネや印象派についての解説をしていました。ジヴェルニーには晩年に住んでいたのですが、多くの画家が集まった場所でもあります。

 参考リンク:
  Alan1.netのオプショナルツアー (今は私が行ったツアーは無いようです。)

 参考記事:
  モネとジヴェルニーの画家たち 感想前編(Bunkamuraザ・ミュージアム)
  モネとジヴェルニーの画家たち 感想後編(Bunkamuraザ・ミュージアム)

これはモネの家にかなり近づいてきた辺りの風景。
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何だか絵の中で観た覚えがありますw

バスに乗ってたのは1時間~1時間半くらいだったかな。モネの家は広大な敷地で、道路を挟んで主に2つのブロックに分かれていました。
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ここは観られる季節が決まっているようで、4月から11月までの間、一般客に開放されるそうです。

私は団体用の入口から入りました。英語圏のツアーだけに解説などは一切なしで、時間までにバスに集合という自由度の高いものでした。しかも結構時間が長かったのでかなり満足。

モネの家のある方の庭はこんな感じ。かなりの広さです。
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5月に行ったこともあり、様々な花が咲いていました。
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非常に綺麗な庭で、本当に行って良かったです。

天気も良くて最高のコンディションでした。こんなに良い所なら絵も捗りそうw
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チューリップも沢山咲いていました。
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こちらがモネの家。中に入ることもできますが、中は撮影禁止です。
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中に入るのに家の前で10~15分くらい並んだかな。周りの風景を見ていれば待っていても全然苦になりません。

中はアトリエを始め、生活空間も観ることができました。あちこちに浮世絵が飾ってあって、浮世絵好きであることが伺えます。ここで数々の名作が生まれたかと思うと、感慨深いものがありました。

これは2階からの風景。(外の景色は撮っても良いようでした)
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モネの家を出た後もしばらく散策。出口にお土産屋さんなどもありますが、まだ出ませんw
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何種類あるのか分からないくらい沢山の花があります。
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そして、団体用の入口付近にあるトンネル(道路の下を通る通路)をくぐり、もう一方のブロックに向かいました。

小川の横を抜けると、池があります。こちらにも綺麗な花が咲いていました。
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そしてこちらが太鼓橋! 晩年のモネが繰り返し描いた日本風の橋です。
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鏡のように反射する水面も非常に美しく、こんなに素晴らしい庭園を観たことはありません。

横長に撮るとこんな感じ。右に見える建物が先ほどのモネの家。
DSC_21166.jpg

勿論、水面には睡蓮があります。モネがこれを観て、かの有名な連作が作られていきました。
DSC_21175.jpg


ということで、心底素晴らしい庭園でした。この旅行で一番の感動はこのジヴェルニーだったのではないかと思うほど良かったです。他の季節のことは分かりませんが、フランスに行くならゴールデンウィーク頃が最も良いと言われるのが分かった気がしました。もしモネ好きの方がフランス旅行に行かれる場合は、こちらに足を運んでみることをお勧めします。美術好きには夢の様な所です。


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Comment
No title
本当に素晴らしい庭園です。
ため息がでてしまいます。
実際にご覧になられた感動は半端じゃないのでしょうね。
…ただため息です^^
Re: No title
>アルケミラモリスさん
コメントいただきましてありがとうございます。
こちらの庭は行ったタイミングも良く理想郷のように美しいところでした。
特に池の周りは輝くようで思い出深いところとなりました。
またいずれ訪れてみたいものです…。
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