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東洋館リニューアルオープン 【東京国立博物館 東洋館】

前回ご紹介した東京国立博物館本館の隣のお店でお茶した後、東洋館へ行って「東洋館リニューアルオープン」を観てきました。

DSC_23961.jpg

【展覧名】
 東洋館リニューアルオープン

【公式サイト】
 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1563

【会場】東京国立博物館 東洋館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)


【会期】2013年1月2日(水)~2013年3月31日(日)
  ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは空いていましたが、時間があまりなかったので早足での鑑賞となりました。

さて、今回の展示は「東洋館リニューアルオープン」というタイトルがつけられていますが、どこまでがその内容かは判別できませんでした(要するに東洋館の常設展示?) しかし、この東洋館は2009年の6月から休館だったので、およそ3年半の時を経て綺麗になって帰ってきました。休館し始めたのがこのブログを開始してちょっとした頃だったので、今回初めて取り上げることになります。今回も写真を撮ってきましたので、いくつか気に入った作品をご紹介していこうと思います。

 ※ここの常設はルールさえ守れば写真が撮れます。(撮影禁止の作品もあります)
 ※当サイトからの転載は画像・文章ともに一切禁止させていただいております。

 参考記事:
   東京国立博物館の案内 【建物編】
   東京国立博物館の案内 【常設・仏教編】
   東京国立博物館の案内 【常設・美術編】
   東京国立博物館の案内 【2009年08月】
   東京国立博物館の案内 【2009年10月】
   東京国立博物館の案内 【2009年11月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】
   東京国立博物館の案内 【2009年12月】 その2
   東京国立博物館の案内 【2010年02月】
   東京国立博物館の案内 【2010年06月】
   東京国立博物館の案内 【2010年11月】
   博物館に初もうで (東京国立博物館 本館)
   本館リニューアル記念 特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2011年02月】
   東京国立博物館の案内 【2011年07月】
   東京国立博物館の案内 【2011年11月】
   博物館に初もうで 2012年 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館140周年 新年特別公開 (東京国立博物館 本館)
   東京国立博物館の案内 【2012年03月】
   東京国立博物館の案内 【秋の庭園解放 2012】
   東京国立博物館の案内 【2012年11月】
   博物館に初もうで 2013年 (東京国立博物館 本館)


まず1階は中国の仏像のコーナーです。

「観音菩薩立像」
DSC_23962.jpg
入口にある大きな観音菩薩。見上げるような大きさです。微笑みに気品を感じます。

「菩薩立像」
DSC_23977.jpg
これは6世紀頃のもの。台座に結縁した人たちの名前があるのだとか。この手は与願印かな。

2階に進むと、インド・パキスタンなどのコーナーです。

「如来坐像」
DSC_23987.jpg
2~3世紀頃のガンダーラの仏像。顔の彫りが深くて向こうの人たちの顔っぽいです。

「男神立像」
DSC_24007.jpg
インドの10世紀頃の作品。色っぽいと思ったけどこれは男の神でした。

さらに奥は西域のコーナー

「舎利容器」
DSC_24005.jpg
非常に豪華な雰囲気の舎利容器。色鮮やかで側面の絵も見事です。

続いては西アジア・エジプトのコーナー。ここにはミイラなども置いてあります。

こちらはタイトルを忘れましたがエジプトの神様です。
DSC_24024.jpg
神殿にきたかのような配置が面白い。

「舟の模型」
DSC_24050.jpg
紀元前2000年頃の品。あの世で乗る為の舟のようです。結構精巧にできていました。

「ヘラクレス像」
DSC_24028.jpg
1~2世紀頃のイラクから出土した品。ギリシア神話のヘラクレスがイラクから出るというのが興味深い。造形も大胆で力強いです。

「橙色土器 山羊頭形リュトン」
DSC_24036.jpg
前6~8世紀のイランの品です。宴席のための酒器らしく、ユニークな形をしています。


続いて3階は中国の品々が並んでいます。

「馬冠」
DSC_24074.jpg
これは馬の頭の上に乗せる飾りで、解説では恐ろしい顔をしているとのことでしたが、愛嬌のある可愛いお面に観えましたw

「三彩鎮墓獣」
DSC_24093.jpg
お墓を守る三彩の像。こちらは本当に恐ろしい雰囲気で威嚇していました。

3階から4階に向かう途中、アジアの占いのコーナーがありました。
DSC_24115.jpg
これはその1つの夢占い。

大きな猫の夢を観たことがある方の運勢や如何に??
DSC_24120.jpg

クッションを裏返すと「大きな収穫があるだろう」とのことでした。
DSC_24121.jpg
何種類かあるのでひっくり返して遊ぶと面白いです。

4階も中国のコーナーで、石碑や書画が並んでいました。

伝 宋汝志「雛雀図」
DSC_24133.jpg
可愛らしい雛雀たちが描かれた作品。結構写実的で微笑ましい光景でした。

この部屋には中国の文人の書斎の再現などもあります。
DSC_24153.jpg
すっきりした雰囲気です。机の上には玉で作られた品なども置かれていました。

趙孟? 「楷書玄妙観重脩三門記巻」
DSC_24156.jpg
これは1288年に寺院の記念碑を作る際に書かれた品。書のことはよく分からない私でもこの字は非常に美しく感じました。

続いての5階も半分くらいは中国の品が並びます。

「花鳥堆朱長方箱」
DSC_24182.jpg
13世紀の南宋時代の箱。これは漆を塗り重ねてそれを彫っているという恐ろしく手間のかかっている品。 鳳凰らしき2羽の鳥も象られて豪華な感じ。

最後は朝鮮のコーナー

「毘盧遮那仏立像」
DSC_24206.jpg
これは奈良の大仏と同じ毘盧遮那仏が立った像ですが、頭が大きめに見えました。顔は何か考えている表情かな?


時間がなくて地下は行けませんでした。


ということで、かなり久々に東洋館を観ることができました。ここは品揃えが幅広すぎて今まであまり興味がわかなかったのですが、今回の展示を観て面白いと感じることができました。まだ地下を観ていないので、近いうちに再訪したいと思います。


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