ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア (感想後編)【Bunkamuraザ・ミュージアム】
今日は前回の記事に引き続き、Bunkamuraザ・ミュージアムの「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」の後編をご紹介いたします。前編には混み具合なども記載しておりますので、前編を読まれていない方は前編から先にお読み頂けると嬉しいです。
前編はこちら

まずは概要のおさらいです。
【展覧名】
ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア
【公式サイト】
http://rubens2013.jp/
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_rubens/index.html
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_rubens.html
【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅
【会期】2013/3/9(土)~4/21(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
前回はアントワープの工房での制作までご紹介しましたが、後編では版画作品や工房の弟子の作品などを展示していました。
<ルーベンスと版画制作>
ルーベンスは自身の工房で自らの監督下で版画も制作していたそうで、主に自作の絵画や下絵素描を版画にしたようです。原版に刻むのは専門家たちに委ねたものの、下絵素描や試し刷りへの加筆を通じて細かく指示をしてしていたそうで、かなり厳しく質の管理をしていたようです。当時は著作権は十分に保護されていなかったようですが、印刷物である版画に関しては複製を禁ずる独占版権を得ることが出来たらしく、南ネーデルラント・フランス・オランダから版権を取得し、リュカス・フォルステルマンという若く優れた版画家と共に版画に着手したそうです。ここにはそうして作られた作品が並んでいました。
61 ペーテル・パウル・ルーベンス 「アレクサンドリアの聖カタリナ」
壊れた車輪を足で踏みつけ、右手に棕櫚、左手に剣を持った聖カタリナを描いた作品です。この車輪と剣は、聖カタリナが最初に車輪を使った拷問をされたものの奇跡で破壊され、結局剣で斬首されたことを示し、棕櫚は殉教した聖人が共通して持っているアトリビュートです。曲線や衣が優美な雰囲気で、白黒ですが陰影表現が緻密で質感がありました。
66 リュカス・フォルステルマン(ルーベンス原画) 「キリスト降架」 ★こちらで観られます
これは十字架から降ろされるキリストを描いた版画で、遺体を下ろす兵士や受け止めるヨハネ、嘆き悲しむ聖母マリア、マグダラのマリアなど多くの人が描かれています。解説によると、この作品の構図には卓越した構成力が見て取れるそうで、これだけ多くの人がいるのにそれぞれの心情やストーリーが表されているのは確かに凄い…。 また、これはアントワープ大聖堂の祭壇画を元に作られているそうで、左右が反転しているものの原画の様子がよく現れているようでした。超緻密で、こちらも陰影による質感や量感が見事でした。
なお、ルーベンスは非常に厳しい監督ぶりだったようで、リュカス・フォルステルマンに暗殺されかけたという話もあるそうです。詳細は不明のようですが、弟子から護衛の要望が出されたり、ルーベンスが死亡したというニュースがパリにまで伝わったという記録も残っているのだとか。
近くには「ソドムを去るロトとその家族」の版画などもありました。これは上野の西洋美術館にあるヤーコプ・ヨルダーンス(に帰属)の「ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)」とそっくりなので、見覚えがありました。その他にも主に聖書関連の作品が並んでいます。
77 スヘルテ・アダムスゾーン・ポルスウェルト(ルーベンス原画) 「月明かりの風景」
瞬く星と雲間から覗く月明かりの下、川辺で草を食むような姿勢の馬が描かれた版画です。近くには木々が立ち並び、水面には月明かりが反射しています。静かで幻想的な夜の風景となっているのですが、私にはルーベンスがこういう風景画を描いているのが意外に思えました。解説によると、ルーベンスは風景画においても優れた足跡を残しているようでした。
この近くには同じ原画でステート(版)が異なる3点の作品もあり、ルーベンスによる指示や修正の様子が伺えました。
<工房の画家たち>
続いては弟子の育成についてのコーナーです。ルーベンスの時代の工房は教育機関としての役割も担っていたそうで、画家を目指す者は12~16歳で徒弟となり、絵画の基礎を学んでいたようです。そしてその後は助手になって賃金を貰うようになり、親方の補助をしながら腕を磨き、やがて自らも親方になる者も現れました。
ルーベンスの工房も多くの若者を惹きつけたようですが、通常は他の画家の元で基本を身につけた者を受け入れたそうで、一人前の画家がルーベンス工房を手伝うことも珍しくなかったようです(中途採用とか契約社員みたいなものかな?w) 工房ではルーベンス風に描くことが求められた為、弟子たちは独立した画家となってからもルーベンス的な特徴が見られるようです。ここではそうしたルーベンス工房の画家や外注先など密接な関係にあった画家の作品が並んでいました、
42 アントーン・ヴァン・ダイク 「悔悛のマグダラのマリア」
こちらは西洋画でお馴染みの題材である、荒野で改悛するマグダラのマリアを描いた作品です。胸の前に手を当てて上を向き涙を流していて、ルーベンスほど肉感的ではないものの艶やかな肉体表現となっています。柔らかく明るい色合いは師匠によく似ているかな。解説によると、このヴァン・ダイクはルーベンスの弟子の中で最も優れていたそうで、ルーベンスの頑健さに比べて優美な作風とされるようです。そして後にイギリスのチャールズ1世の下で活躍し、その人物像は規範とされるほどだったのだとか。
47 ヤーコブ・ヨルダーンス(工房) 「羊飼いの礼拝」
マリアに抱かれている幼子イエスと、お告げを聞いて集まってきた羊飼いが描かれている作品です。周りは暗いのですが、キリストから光が発せられているかのように人々の顔を照らしています。解説によると、この作者はアントワープの画家で、ルーベンスの外注を受けていたそうです。マリアが乳をあげているのですが、その現実的な描写がこの画家の特徴とのことでした。ルーベンスの優美さとはちょっと違った通俗的な雰囲気があるかな? 面白い作風でした。
53 ヤン・ブックホルスト 「アポロとピュトン」
赤いマントのアポロンが大蛇ピュトン(と言うかドラゴンみたいな)を踏みつけていて、背中に羽の生えた子供姿のクピドと会話している様子が描かれています。このピュトンはゼウスの妻のヘラの命によって、アポロの母のレト(ゼウスの愛人)を追い回していたそうで、アポロはその復讐として矢で退治したところのようです。これでいい気になったアポロはクピドの弓矢を小馬鹿にし、その仕返しとして報われない恋の虜となってしまうのですが、この作品ではその2つの話の合間のような感じのシーンとなっていました。(前編でご紹介したダフネの話に繋がります)
アポロの姿や衣の翻り方などにルーベンスぽさを感じるかな。クピドの肉体表現もルーベンスによく似ていました。
<専門画家たちとの共同制作>
最後は工房外の専門画家たちとの共同制作についてのコーナーです。ルーベンスはアントワープの工房で活動を活発化させ、1610年代には動物・静物画家のフランス・スネイデルや、風景画家のヤン・ウィルデンスとの共同制作を始めたそうです。2人とも自分の工房を構えた親方でしたが、ルーベンスの作品の中の動物や静物、風景の描写を担当したようです。こうした共同制作は16世紀初頭には確立されていた手法のようですが、お互いの作風をそのまま活かしていたそうで、それが却って魅力の1つとなっているそうです。また、共同制作では人物画家のルーベンスが主導権的な立場だったようですが、年長のヤン・ブリューゲル(父)やその息子のヤン・ブリューゲル(子)との共同制作では客員として人物を描いていたそうです。ここにはそうした他の工房の画家との共同制作の品が並んでいました。
34 ヤン・ブリューゲル(子) 「エヴァの創造の見える楽園の風景」
馬、ライオン、表、孔雀などたくさんの動物がくつろぎ、花々が咲いている楽園を描いた作品です。左奥には横たわるアダムと、その脇腹(肋骨)からエヴァを作り出している神が光り輝く姿で表されています。木々や動物は精密に描かれ、遠くは青みがかってみえるなどフランドル絵画らしい特徴があるように思いました。
37 ペーテル・パウル・ルーベンスとフランス・スネイデルス、および工房 「熊狩り」 ★こちらで観られます
馬に乗った貴族が熊に腕を噛まれて苦痛の表情を浮かべている作品です。熊の背後には白馬の騎士が助けに来ていて、笛?を吹く少年は危機を知らせているようです。熊の足元には既に倒された犬も2頭いて、熊の強さを物語っているようです。解説によると、この絵では動物をフランス・スネイデルス、人物はルーベンスが描いているそうで、動物の表情、人間の表情ともに緊迫感を感じます。フランス・スネイデルスの方が精緻とのことでしたが素人目には見分けはちょっと難しかったですw まあちょっと人物はルーベンスっぽいかな。 また、これは元は8点あった連作でしたが、火事で燃えて6点失われてしまったのだとか。
ということで、ルーベンスについてよく知ることができる展示でした。大型の作品もあり充実した内容と言えると思います。意外と会期が短い展示ですので、気になる方はお早めにどうぞ。
おまけ:
東急の交差点の近くのショーウィンドの写真です。


参照記事:★この記事を参照している記事
前編はこちら

まずは概要のおさらいです。
【展覧名】
ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア
【公式サイト】
http://rubens2013.jp/
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_rubens/index.html
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_rubens.html
【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅
【会期】2013/3/9(土)~4/21(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
前回はアントワープの工房での制作までご紹介しましたが、後編では版画作品や工房の弟子の作品などを展示していました。
<ルーベンスと版画制作>
ルーベンスは自身の工房で自らの監督下で版画も制作していたそうで、主に自作の絵画や下絵素描を版画にしたようです。原版に刻むのは専門家たちに委ねたものの、下絵素描や試し刷りへの加筆を通じて細かく指示をしてしていたそうで、かなり厳しく質の管理をしていたようです。当時は著作権は十分に保護されていなかったようですが、印刷物である版画に関しては複製を禁ずる独占版権を得ることが出来たらしく、南ネーデルラント・フランス・オランダから版権を取得し、リュカス・フォルステルマンという若く優れた版画家と共に版画に着手したそうです。ここにはそうして作られた作品が並んでいました。
61 ペーテル・パウル・ルーベンス 「アレクサンドリアの聖カタリナ」
壊れた車輪を足で踏みつけ、右手に棕櫚、左手に剣を持った聖カタリナを描いた作品です。この車輪と剣は、聖カタリナが最初に車輪を使った拷問をされたものの奇跡で破壊され、結局剣で斬首されたことを示し、棕櫚は殉教した聖人が共通して持っているアトリビュートです。曲線や衣が優美な雰囲気で、白黒ですが陰影表現が緻密で質感がありました。
66 リュカス・フォルステルマン(ルーベンス原画) 「キリスト降架」 ★こちらで観られます
これは十字架から降ろされるキリストを描いた版画で、遺体を下ろす兵士や受け止めるヨハネ、嘆き悲しむ聖母マリア、マグダラのマリアなど多くの人が描かれています。解説によると、この作品の構図には卓越した構成力が見て取れるそうで、これだけ多くの人がいるのにそれぞれの心情やストーリーが表されているのは確かに凄い…。 また、これはアントワープ大聖堂の祭壇画を元に作られているそうで、左右が反転しているものの原画の様子がよく現れているようでした。超緻密で、こちらも陰影による質感や量感が見事でした。
なお、ルーベンスは非常に厳しい監督ぶりだったようで、リュカス・フォルステルマンに暗殺されかけたという話もあるそうです。詳細は不明のようですが、弟子から護衛の要望が出されたり、ルーベンスが死亡したというニュースがパリにまで伝わったという記録も残っているのだとか。
近くには「ソドムを去るロトとその家族」の版画などもありました。これは上野の西洋美術館にあるヤーコプ・ヨルダーンス(に帰属)の「ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)」とそっくりなので、見覚えがありました。その他にも主に聖書関連の作品が並んでいます。
77 スヘルテ・アダムスゾーン・ポルスウェルト(ルーベンス原画) 「月明かりの風景」
瞬く星と雲間から覗く月明かりの下、川辺で草を食むような姿勢の馬が描かれた版画です。近くには木々が立ち並び、水面には月明かりが反射しています。静かで幻想的な夜の風景となっているのですが、私にはルーベンスがこういう風景画を描いているのが意外に思えました。解説によると、ルーベンスは風景画においても優れた足跡を残しているようでした。
この近くには同じ原画でステート(版)が異なる3点の作品もあり、ルーベンスによる指示や修正の様子が伺えました。
<工房の画家たち>
続いては弟子の育成についてのコーナーです。ルーベンスの時代の工房は教育機関としての役割も担っていたそうで、画家を目指す者は12~16歳で徒弟となり、絵画の基礎を学んでいたようです。そしてその後は助手になって賃金を貰うようになり、親方の補助をしながら腕を磨き、やがて自らも親方になる者も現れました。
ルーベンスの工房も多くの若者を惹きつけたようですが、通常は他の画家の元で基本を身につけた者を受け入れたそうで、一人前の画家がルーベンス工房を手伝うことも珍しくなかったようです(中途採用とか契約社員みたいなものかな?w) 工房ではルーベンス風に描くことが求められた為、弟子たちは独立した画家となってからもルーベンス的な特徴が見られるようです。ここではそうしたルーベンス工房の画家や外注先など密接な関係にあった画家の作品が並んでいました、
42 アントーン・ヴァン・ダイク 「悔悛のマグダラのマリア」
こちらは西洋画でお馴染みの題材である、荒野で改悛するマグダラのマリアを描いた作品です。胸の前に手を当てて上を向き涙を流していて、ルーベンスほど肉感的ではないものの艶やかな肉体表現となっています。柔らかく明るい色合いは師匠によく似ているかな。解説によると、このヴァン・ダイクはルーベンスの弟子の中で最も優れていたそうで、ルーベンスの頑健さに比べて優美な作風とされるようです。そして後にイギリスのチャールズ1世の下で活躍し、その人物像は規範とされるほどだったのだとか。
47 ヤーコブ・ヨルダーンス(工房) 「羊飼いの礼拝」
マリアに抱かれている幼子イエスと、お告げを聞いて集まってきた羊飼いが描かれている作品です。周りは暗いのですが、キリストから光が発せられているかのように人々の顔を照らしています。解説によると、この作者はアントワープの画家で、ルーベンスの外注を受けていたそうです。マリアが乳をあげているのですが、その現実的な描写がこの画家の特徴とのことでした。ルーベンスの優美さとはちょっと違った通俗的な雰囲気があるかな? 面白い作風でした。
53 ヤン・ブックホルスト 「アポロとピュトン」
赤いマントのアポロンが大蛇ピュトン(と言うかドラゴンみたいな)を踏みつけていて、背中に羽の生えた子供姿のクピドと会話している様子が描かれています。このピュトンはゼウスの妻のヘラの命によって、アポロの母のレト(ゼウスの愛人)を追い回していたそうで、アポロはその復讐として矢で退治したところのようです。これでいい気になったアポロはクピドの弓矢を小馬鹿にし、その仕返しとして報われない恋の虜となってしまうのですが、この作品ではその2つの話の合間のような感じのシーンとなっていました。(前編でご紹介したダフネの話に繋がります)
アポロの姿や衣の翻り方などにルーベンスぽさを感じるかな。クピドの肉体表現もルーベンスによく似ていました。
<専門画家たちとの共同制作>
最後は工房外の専門画家たちとの共同制作についてのコーナーです。ルーベンスはアントワープの工房で活動を活発化させ、1610年代には動物・静物画家のフランス・スネイデルや、風景画家のヤン・ウィルデンスとの共同制作を始めたそうです。2人とも自分の工房を構えた親方でしたが、ルーベンスの作品の中の動物や静物、風景の描写を担当したようです。こうした共同制作は16世紀初頭には確立されていた手法のようですが、お互いの作風をそのまま活かしていたそうで、それが却って魅力の1つとなっているそうです。また、共同制作では人物画家のルーベンスが主導権的な立場だったようですが、年長のヤン・ブリューゲル(父)やその息子のヤン・ブリューゲル(子)との共同制作では客員として人物を描いていたそうです。ここにはそうした他の工房の画家との共同制作の品が並んでいました。
34 ヤン・ブリューゲル(子) 「エヴァの創造の見える楽園の風景」
馬、ライオン、表、孔雀などたくさんの動物がくつろぎ、花々が咲いている楽園を描いた作品です。左奥には横たわるアダムと、その脇腹(肋骨)からエヴァを作り出している神が光り輝く姿で表されています。木々や動物は精密に描かれ、遠くは青みがかってみえるなどフランドル絵画らしい特徴があるように思いました。
37 ペーテル・パウル・ルーベンスとフランス・スネイデルス、および工房 「熊狩り」 ★こちらで観られます
馬に乗った貴族が熊に腕を噛まれて苦痛の表情を浮かべている作品です。熊の背後には白馬の騎士が助けに来ていて、笛?を吹く少年は危機を知らせているようです。熊の足元には既に倒された犬も2頭いて、熊の強さを物語っているようです。解説によると、この絵では動物をフランス・スネイデルス、人物はルーベンスが描いているそうで、動物の表情、人間の表情ともに緊迫感を感じます。フランス・スネイデルスの方が精緻とのことでしたが素人目には見分けはちょっと難しかったですw まあちょっと人物はルーベンスっぽいかな。 また、これは元は8点あった連作でしたが、火事で燃えて6点失われてしまったのだとか。
ということで、ルーベンスについてよく知ることができる展示でした。大型の作品もあり充実した内容と言えると思います。意外と会期が短い展示ですので、気になる方はお早めにどうぞ。
おまけ:
東急の交差点の近くのショーウィンドの写真です。


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