岩合光昭写真展 ~ねこ~ 【渋谷ヒカリエ】
先週の日曜日に、渋谷のヒカリエの9階で「岩合光昭写真展 ~ねこ~」を観てきました。

【展覧名】
岩合光昭写真展 ~ねこ~
【公式サイト】
http://www.hikarie.jp/event/detail.php/?id=1005
【会場】渋谷ヒカリエ 9F HALL A
【最寄】渋谷駅
【会期】2013年08月01日(木)~08月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
だいぶ混んでいて、チケットを買うのに10分くらいかかりました。中も場所によってはごった返すような感じで早くも人気の展覧会となっています。
さて、今回の展示は動物写真家の岩合光昭 氏の個展で、タイトルの通り猫を撮った作品が並ぶ内容となっています。この方はNHKBSで「世界ネコ歩き」という番組を持っているほど猫を撮っているようで、この展示でも猫への愛情が伺える写真が並んでいました。かなり点数は多めでしたが作品名などはなかったので、コーナーごとにどのような様子だったか簡単に振り返っていこうと思います。
参考記事:ねこ歩き 岩合光昭写真展 (日本橋三越)
参考リンク:岩合光昭の世界ネコ歩き NHK
<1 生きるとは動くこと>
まず最初の章はいくつかの小テーマに分かれていて、それに沿った写真が並んでいます。
[こんにちは]
ここは冒頭なので、まるで我々を出迎えてくれるような写真が並んでいました。その中でも猫の家族が並んだ写真が印象的だったのですが、かなり目つきが鋭いw 可愛いだけではないところもまた面白いです。
[散歩する]
ここは道の真中や屋根の上、厳島神社など様々なところを散歩する猫達の写真が並んでいました。縦横無尽にお構いなしに散歩する姿が何とも自由な感じです。
[運動する]
ここにあった写真の中で特に驚きだったのがトルコの湖を泳いでいる猫の写真でした。猫って泳げるんだ…w 他にもモロッコの崖を登る猫など、普段観られないような様々な場面の写真が並んでいました。
[確かめる]
これは猫が外の様子を確かめている写真が並ぶコーナーで、猫の形の穴が空いた戸板の中から外を覗く猫の写真が目を引きました。猫の中から猫が出てきたみたいで面白いです。他にも、側溝から外を見る猫、窓からじっと見る猫などの写真などもあり、目と耳だけをひょこっと出している写真も可愛らしかったです。
[伸びる]
ここにはゴロゴロして伸びたり、手を着いて背中を伸ばしている様子などが撮られた写真が並んでいました。街の道の真ん中やお寺の中、紅葉の前など様々な所で伸びていてマイペースですw 手つきと肉球がとても可愛い…。それにしても何を背景にしても猫がいるだけで猫が主役の写真になってしますw
[ジャンプ!]
ここにはジャンプする猫達の躍動的な写真が並び、草むらで跳ぶ猫、漁船を背景に跳ぶ猫など決定的瞬間が撮られていました。飛んでいる間も目標をまっすぐ見つめている目も印象的です。
[考える]
ここにはじーっと何かを観ている猫の写真が並んでいました。ぼーっとしているようにも見える表情で、錦帯橋や雪景色、ヴェネツィアなどを背景に撮られていました。特に何か考えているわけではないと思うけどw
[集う]
ここには沢山の猫が上を見上げている姿が撮られた写真があり、どうやら食事を待っているようです。めっちゃガン見してる…w 他には玄関で主人の帰りを待つ猫達や、陽だまりで重なり合う猫達、屋根に等間隔で並んで毛づくろいしている猫達などの写真もありました。意外とお互いのプライバシーを大切にしているのかな。
[ミャー]
ここは猫が鳴いている様子を撮った写真が並んでいました。目を細めて牙を見せて鳴いています。あくびしているみたいにも見えるかな。やはり猫は野性的な面もありますね。
[眠い]
ここは眠そうな猫の写真が並び、目を閉じてウトウトしていたり、材木を枕にしたり、上を向いて仰向けで寝ていたりします。無防備と言うかちょっと抜けていると言うか…w 豆を叩く槌のような道具を枕にしている猫もいて、思わず笑ってしまうような可愛さでした。
[眺める]
ここには遠くを眺めるような猫の写真が並んでいました。棚田で働く人を見る猫、海の船を見る猫、ヴェネツィアの広場で鳩を見る猫などで、後ろ姿が中心でした。興味でもあるのかな?
[見上げる]
ここは見上げる猫の写真が並び、五島列島の教会を背景にしたり、地べたに寝転がっていたりします。興味津々な顔をした写真もあり何とも可愛らしかったです。
[一緒に]
ここは子猫同士でじゃれていたりくっついて寝ていたり、連れ添って歩いている仲良しの猫達の写真が並んでいました。ここは特に和みます。
[メークアップ]
ここは猫達の毛づくろいを撮った写真が並んでいました。ペロッと舌を出していたりしてキュートです。シーサーの隣で同じような顔をしている猫の写真もあり、ちょっと驚き。猫にもわかるのでしょうかw
[店番する]
ここは店の中の猫達を撮った写真が並んでいました。タバコ屋の窓口に立つ猫、美容室の中から覗いている猫、駄菓子屋の猫などの写真で、特にタバコ屋の猫は確かに店番をやっているかのように見えて面白かったです。
[友達]
ここは他の動物と一緒に仲良くしている猫の写真のコーナーです。犬と猫がお互いにくっついていたり、親代わりになった犬と一緒だったりと、犬猫は仲が悪いというイメージを覆すようなのんびりとした写真が並びます。また、牛や鶏と一緒の写真もあって癒されました。
ここには↓の写真もありました。どちらかが雄で、もう一方は雌のようです。猫の方が雄かな??

※写真は会場外の撮影可能な場所で撮影しています。
[集中]
ここには蟻や蛙、トンボなどを見つめる猫の写真が並んでいました。狙っているのか嫌がっているのか分かりませんが、観察するような表情が真剣そうな感じです。
[育てる]
ここは親猫と子猫が一緒にいる写真が並んでいました。虎縞の猫たちが重なりあって寝ているのが非常に可愛い…。母猫と一緒にお出かけしている子猫の写真などもあって、見る人みんなが口々に可愛いを連呼していましたw とにかく圧倒的な可愛さですw
[マーキング]
ここには自分の匂いをなすりつけて縄張り作りをする猫達の写真が並んでいました。招き猫にマーキングしている写真もあるのが面白かったです。
[きめる]
ここにはこちらを見てポーズを取っているかのような猫の写真が並んでいました。小首を傾げていたり、手を出していたりと千両役者並の仕草です。富士山を背景に茶畑からひょこっと顔だけ出している猫の写真が特に目を引きました。…かなり目が鋭いw
[冬物語]
ここには雪の中で活発に動いている猫の写真が並んでいました。雪まみれになっていたり雪を踏みしめていたりと、童謡の中のイメージと違って果敢に雪の中に踏み出しています。手を伸ばしている写真では、まるで舞い散る雪を猫がキャッチするように見えたのも面白かったです。
[おつかれさま]
ここは1枚だけかな? ご主人の両目を両手で抑えている猫の写真がありました。自分も目を閉じていてゆっくり休んでいるつもりかな? いたづらっ子みたいで可愛かったです。
<2 くらしの中で>
ここまではあまり人と写っている写真はありませんでしたが、続いてのこの章では人との関わりを感じさせる写真が並んでいました。おんぶされている猫、餌を貰っている猫、人に擦り寄って行く猫、漁船の魚をじっとみつめる猫、畑仕事についてくる猫、子供の携帯ゲームを興味ありげに覗きこむ猫など、無邪気な感じの猫達が並んでいました。中にはエジプトのガイドの猫もいて、大事にされている感じで微笑ましかったです。
この近くには映像もありました。岩合氏が猫を撮っている様子が映されるのですが、猫の目線に合わせて寝っ転がって撮ったりしているのが驚きでした。
<3 海ちゃん>
続いては岩合氏の亡き愛猫である海ちゃん(かいちゃん)のコーナーです。海ちゃんは30年以上前に初めて飼った猫だそうで、白と茶色の毛並みをしています。タンスに寄りかかったり窓の外を眺めたり、口を開けたり、毛づくろいをしたり、牛と戯れたり、雪の中を歩いたり、木に登ったり …と様々な表情を見せてくれます。猫にもこんなにも表情があるのかというくらいですw 岩合氏によると海ちゃんはカメラを向けると近寄ってきてポーズを取るモデルのような猫だったのだとか。その後子供を産んで子孫も増えたらしく、子猫にお乳をあげている様子なども展示されていました。16歳まで生きたらしいので大往生じゃないかな。 岩合氏の海ちゃんへの思いが伝わってくる章でした。
<4 田代島の猫たち>
最後は島民よりも猫のほうが多いという宮城県田代島の猫たちを撮った写真が並ぶコーナーです。まず坂道に15~16匹の猫がひなたぼっこしている写真を見て驚きました。 確かにこれなら島民よりも猫のほうが多そうw 他には漁師さんたちが網の用意をしている間で寝ていたり、猫同士で魚を取り合っていたり(かなり大きい魚)、網の中の魚を思い切り引っ張っている姿などもあり、食べるものにも事欠かなそうです。夏に木陰で12~13匹連なっている写真などを見ると本当に猫だらけの島なのかもw 猫の神社の写真もあり猫好きには羨ましい島でした。 そしてここには尻尾がハート型の猫の写真があり、確かにくるりとした尻尾とおしりの毛の色でハート型に見えました。
ということで、猫好きにはたまらない写真展だったと思います。可愛いだけでなく野性味があったり、変わった猫もいたりと様々な猫の魅力が表されていました。グッズも盛況で、写真集だけでなく様々な猫グッズが売られていました。これも思わず買ってしまいそうになりますw 猫が好きな方にお勧めの展示です。
ちなみに近いうちに写美でも岩合光昭 氏の展覧会が開かれますので、そちらにも足を運んでみようと思います。
参考リンク:岩合光昭写真展 ネコライオン
会期:2013年8月10日(土)~10月20日(日)
おまけ:
この1つ下の階(8階)にはギャラリーがいくつか軒を列ねている感じでした。そちらはメモを取ってきませんでしたが、中々楽しい所です。
参照記事:★この記事を参照している記事

【展覧名】
岩合光昭写真展 ~ねこ~
【公式サイト】
http://www.hikarie.jp/event/detail.php/?id=1005
【会場】渋谷ヒカリエ 9F HALL A
【最寄】渋谷駅
【会期】2013年08月01日(木)~08月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_4_⑤_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
だいぶ混んでいて、チケットを買うのに10分くらいかかりました。中も場所によってはごった返すような感じで早くも人気の展覧会となっています。
さて、今回の展示は動物写真家の岩合光昭 氏の個展で、タイトルの通り猫を撮った作品が並ぶ内容となっています。この方はNHKBSで「世界ネコ歩き」という番組を持っているほど猫を撮っているようで、この展示でも猫への愛情が伺える写真が並んでいました。かなり点数は多めでしたが作品名などはなかったので、コーナーごとにどのような様子だったか簡単に振り返っていこうと思います。
参考記事:ねこ歩き 岩合光昭写真展 (日本橋三越)
参考リンク:岩合光昭の世界ネコ歩き NHK
<1 生きるとは動くこと>
まず最初の章はいくつかの小テーマに分かれていて、それに沿った写真が並んでいます。
[こんにちは]
ここは冒頭なので、まるで我々を出迎えてくれるような写真が並んでいました。その中でも猫の家族が並んだ写真が印象的だったのですが、かなり目つきが鋭いw 可愛いだけではないところもまた面白いです。
[散歩する]
ここは道の真中や屋根の上、厳島神社など様々なところを散歩する猫達の写真が並んでいました。縦横無尽にお構いなしに散歩する姿が何とも自由な感じです。
[運動する]
ここにあった写真の中で特に驚きだったのがトルコの湖を泳いでいる猫の写真でした。猫って泳げるんだ…w 他にもモロッコの崖を登る猫など、普段観られないような様々な場面の写真が並んでいました。
[確かめる]
これは猫が外の様子を確かめている写真が並ぶコーナーで、猫の形の穴が空いた戸板の中から外を覗く猫の写真が目を引きました。猫の中から猫が出てきたみたいで面白いです。他にも、側溝から外を見る猫、窓からじっと見る猫などの写真などもあり、目と耳だけをひょこっと出している写真も可愛らしかったです。
[伸びる]
ここにはゴロゴロして伸びたり、手を着いて背中を伸ばしている様子などが撮られた写真が並んでいました。街の道の真ん中やお寺の中、紅葉の前など様々な所で伸びていてマイペースですw 手つきと肉球がとても可愛い…。それにしても何を背景にしても猫がいるだけで猫が主役の写真になってしますw
[ジャンプ!]
ここにはジャンプする猫達の躍動的な写真が並び、草むらで跳ぶ猫、漁船を背景に跳ぶ猫など決定的瞬間が撮られていました。飛んでいる間も目標をまっすぐ見つめている目も印象的です。
[考える]
ここにはじーっと何かを観ている猫の写真が並んでいました。ぼーっとしているようにも見える表情で、錦帯橋や雪景色、ヴェネツィアなどを背景に撮られていました。特に何か考えているわけではないと思うけどw
[集う]
ここには沢山の猫が上を見上げている姿が撮られた写真があり、どうやら食事を待っているようです。めっちゃガン見してる…w 他には玄関で主人の帰りを待つ猫達や、陽だまりで重なり合う猫達、屋根に等間隔で並んで毛づくろいしている猫達などの写真もありました。意外とお互いのプライバシーを大切にしているのかな。
[ミャー]
ここは猫が鳴いている様子を撮った写真が並んでいました。目を細めて牙を見せて鳴いています。あくびしているみたいにも見えるかな。やはり猫は野性的な面もありますね。
[眠い]
ここは眠そうな猫の写真が並び、目を閉じてウトウトしていたり、材木を枕にしたり、上を向いて仰向けで寝ていたりします。無防備と言うかちょっと抜けていると言うか…w 豆を叩く槌のような道具を枕にしている猫もいて、思わず笑ってしまうような可愛さでした。
[眺める]
ここには遠くを眺めるような猫の写真が並んでいました。棚田で働く人を見る猫、海の船を見る猫、ヴェネツィアの広場で鳩を見る猫などで、後ろ姿が中心でした。興味でもあるのかな?
[見上げる]
ここは見上げる猫の写真が並び、五島列島の教会を背景にしたり、地べたに寝転がっていたりします。興味津々な顔をした写真もあり何とも可愛らしかったです。
[一緒に]
ここは子猫同士でじゃれていたりくっついて寝ていたり、連れ添って歩いている仲良しの猫達の写真が並んでいました。ここは特に和みます。
[メークアップ]
ここは猫達の毛づくろいを撮った写真が並んでいました。ペロッと舌を出していたりしてキュートです。シーサーの隣で同じような顔をしている猫の写真もあり、ちょっと驚き。猫にもわかるのでしょうかw
[店番する]
ここは店の中の猫達を撮った写真が並んでいました。タバコ屋の窓口に立つ猫、美容室の中から覗いている猫、駄菓子屋の猫などの写真で、特にタバコ屋の猫は確かに店番をやっているかのように見えて面白かったです。
[友達]
ここは他の動物と一緒に仲良くしている猫の写真のコーナーです。犬と猫がお互いにくっついていたり、親代わりになった犬と一緒だったりと、犬猫は仲が悪いというイメージを覆すようなのんびりとした写真が並びます。また、牛や鶏と一緒の写真もあって癒されました。
ここには↓の写真もありました。どちらかが雄で、もう一方は雌のようです。猫の方が雄かな??

※写真は会場外の撮影可能な場所で撮影しています。
[集中]
ここには蟻や蛙、トンボなどを見つめる猫の写真が並んでいました。狙っているのか嫌がっているのか分かりませんが、観察するような表情が真剣そうな感じです。
[育てる]
ここは親猫と子猫が一緒にいる写真が並んでいました。虎縞の猫たちが重なりあって寝ているのが非常に可愛い…。母猫と一緒にお出かけしている子猫の写真などもあって、見る人みんなが口々に可愛いを連呼していましたw とにかく圧倒的な可愛さですw
[マーキング]
ここには自分の匂いをなすりつけて縄張り作りをする猫達の写真が並んでいました。招き猫にマーキングしている写真もあるのが面白かったです。
[きめる]
ここにはこちらを見てポーズを取っているかのような猫の写真が並んでいました。小首を傾げていたり、手を出していたりと千両役者並の仕草です。富士山を背景に茶畑からひょこっと顔だけ出している猫の写真が特に目を引きました。…かなり目が鋭いw
[冬物語]
ここには雪の中で活発に動いている猫の写真が並んでいました。雪まみれになっていたり雪を踏みしめていたりと、童謡の中のイメージと違って果敢に雪の中に踏み出しています。手を伸ばしている写真では、まるで舞い散る雪を猫がキャッチするように見えたのも面白かったです。
[おつかれさま]
ここは1枚だけかな? ご主人の両目を両手で抑えている猫の写真がありました。自分も目を閉じていてゆっくり休んでいるつもりかな? いたづらっ子みたいで可愛かったです。
<2 くらしの中で>
ここまではあまり人と写っている写真はありませんでしたが、続いてのこの章では人との関わりを感じさせる写真が並んでいました。おんぶされている猫、餌を貰っている猫、人に擦り寄って行く猫、漁船の魚をじっとみつめる猫、畑仕事についてくる猫、子供の携帯ゲームを興味ありげに覗きこむ猫など、無邪気な感じの猫達が並んでいました。中にはエジプトのガイドの猫もいて、大事にされている感じで微笑ましかったです。
この近くには映像もありました。岩合氏が猫を撮っている様子が映されるのですが、猫の目線に合わせて寝っ転がって撮ったりしているのが驚きでした。
<3 海ちゃん>
続いては岩合氏の亡き愛猫である海ちゃん(かいちゃん)のコーナーです。海ちゃんは30年以上前に初めて飼った猫だそうで、白と茶色の毛並みをしています。タンスに寄りかかったり窓の外を眺めたり、口を開けたり、毛づくろいをしたり、牛と戯れたり、雪の中を歩いたり、木に登ったり …と様々な表情を見せてくれます。猫にもこんなにも表情があるのかというくらいですw 岩合氏によると海ちゃんはカメラを向けると近寄ってきてポーズを取るモデルのような猫だったのだとか。その後子供を産んで子孫も増えたらしく、子猫にお乳をあげている様子なども展示されていました。16歳まで生きたらしいので大往生じゃないかな。 岩合氏の海ちゃんへの思いが伝わってくる章でした。
<4 田代島の猫たち>
最後は島民よりも猫のほうが多いという宮城県田代島の猫たちを撮った写真が並ぶコーナーです。まず坂道に15~16匹の猫がひなたぼっこしている写真を見て驚きました。 確かにこれなら島民よりも猫のほうが多そうw 他には漁師さんたちが網の用意をしている間で寝ていたり、猫同士で魚を取り合っていたり(かなり大きい魚)、網の中の魚を思い切り引っ張っている姿などもあり、食べるものにも事欠かなそうです。夏に木陰で12~13匹連なっている写真などを見ると本当に猫だらけの島なのかもw 猫の神社の写真もあり猫好きには羨ましい島でした。 そしてここには尻尾がハート型の猫の写真があり、確かにくるりとした尻尾とおしりの毛の色でハート型に見えました。
ということで、猫好きにはたまらない写真展だったと思います。可愛いだけでなく野性味があったり、変わった猫もいたりと様々な猫の魅力が表されていました。グッズも盛況で、写真集だけでなく様々な猫グッズが売られていました。これも思わず買ってしまいそうになりますw 猫が好きな方にお勧めの展示です。
ちなみに近いうちに写美でも岩合光昭 氏の展覧会が開かれますので、そちらにも足を運んでみようと思います。
参考リンク:岩合光昭写真展 ネコライオン
会期:2013年8月10日(土)~10月20日(日)
おまけ:
この1つ下の階(8階)にはギャラリーがいくつか軒を列ねている感じでした。そちらはメモを取ってきませんでしたが、中々楽しい所です。
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