エヴァンゲリオン展 【松屋銀座】
日付が変わって昨日となりましたが、土曜日の夕方に銀座の松屋で「エヴァンゲリオン展」を観てきました。
※今回は「エヴァンゲリオン」(アニメ・漫画)の内容を知っている方向けの記事になります。この作品自体の説明などは省略します。

【展覧名】
エヴァンゲリオン展
【公式サイト】
http://www.asahi.com/event/evangelion/
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20130807_eva.html
【会場】松屋銀座
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2013年8月7日(水)~8月26日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間20分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日18時半頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
遅く行った割に結構混んでいて、場所によっては人混みができる感じでした。
さて、今回の展示はアニメ・漫画の中でも屈指の人気を誇るエヴァンゲリオンに関する展覧会です。最近よく開催されるようになったアニメ・漫画の展示ですが、今回は新劇場版の原画や設定など300点もあるという濃密な内容で、こだわりぬいているのが分かる品々が並んでいました。展覧会は4つの章に分かれていましたので、簡単にどんなものが並んでいたかご紹介していこうと思います。
参考記事:
館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。 (東京都現代美術館)
映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(ややネタバレあり)
映画 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 を観た (ネタバレなし)
<1 エヴァンゲリオンの歴史>
まず最初はエヴァンゲリオンの歴史についてです。ファンには今更ですが、エヴァンゲリオンにはいくつかのメディアが存在し、1995年にTVシリーズ、それに先駆けて連載された漫画、1997年の劇場版、そして2007年からの新劇場版があります。ここには最初にTVシリーズの制作資料があり、その後にアニメのセル画が並んでいました。ミサトさん、シンジくん、プラグスーツを着るアスカ、カヲル君、最終話のドジっ子なレイ 等お馴染みの面々のセル画がありファンには嬉しいカットとなっています。たまにこんなのあったっけ?というものもあったような…(アニメ版はもう何年も見てないから忘れているだけかも…w) 少し先にはネルフの内部のレイアウトを厚紙で作ったものや、初号機の参考模型(全身と頭部だけの2つ)などもありました。
その後は貞本義行によるコミカライズ(漫画化)のコーナーです。これは月刊少年エースで1995年から連載され、最近(2013年7月)完結して話題となっていたのも記憶に新しいところです。1巻はTVアニメ放送時にリリースされたそうで、当時は最初の2話あたりまで見逃した人たちがキャッチアップするのに便利だったようです。 ここにはその漫画の原画が並び、1巻あたりに1ページずつ印象的なシーンが並んでいました。4巻のアスカの初登場シーン、5巻のゲンドウの墓参り、7巻の「今動かなきゃ」のシーン、8巻の加持さんが血を流しているシーン、8巻のカヲル君と話しているシーン等などがあり、観ていてストーリーが蘇ってきました。絵は漫画そのものといった感じですが、台詞が書かれず吹き出しだけのものもあるのが原画ならではでした。
<2 エヴァンゲリオンのできるまで>
続いてはエヴァの新劇場版 破の第8使途(高速落下してくるやつ)との戦闘シーンのメイキングのコーナーで、作画やカット集が並んでいます。
[イメージボード]
まずはイメージボードです。最初の大枠を作るもので、ラフな感じのイメージ図が並びます。初号機がダッシュする足場などさらっと描かれているけど、書き込みが細かくて構想を伝えているようでした。これを元に画コンテにブレイクダウンされます。
[画コンテ]
これはカット数や秒まで設定されているラフで、連続した絵でそのシーンを形作っています。これを観ると大体出来上がりも想像つくんじゃないかな。これもだいぶ簡素な絵ですが、誰が誰かすぐ分かる特徴が出ていて面白かったです。音声の欄にはズザザザザザザ~とか擬音がそのまま書かれているのが漫画みたいかもw
この隣には同じ絵でレイアウト、レイアウト修正、原画、原画修正、動画、裏という6枚の絵が並んでいました。微妙にちょっとずつ違いますが、わずか1枚にこれだけ気合を入れているとは… 驚きました。
[レイアウト]
こちらは被写体の配置や動き、フレーミング、カメラワークなどを集約したもので、最終画面の設計図に位置づけられるものだそうです。その為か かなり細かく指示が書かれていて「ゆっくり」「止めパクで」「もう少しあごを引いて」など様々な指示がありました。これがエヴァの映像の面白さの源泉なのかも。
[原画・動画]
続いては連続した原画です。これも気が遠くなるほどの枚数が並んでいて、いずれも細かく描かれていました。わずか数分のシーンで何枚描いているんだろう…。
[タイムシート]
これは1コマ単位で動画がどう変わっていくか、何コマずつ撮影するのか升目状に書いてあるものです。アスカが「わかってるっちゅ~~の~~~」と叫ぶシーンだけで1枚のタイムシートになっていました。これもえらい手間がかかりそうですね…、
[エフェクトアニメーション]
これはキャラクター以外の現象を描いたもので、第3新東京市の鳥瞰や建物が壊されていく様子などが並んでいました。アニメで観てもあまり気づかない破片の飛び散りまでコマ単位で描かれています。爆発や水柱などもこうして描かれているようで、そのこだわりぶりが良く分かります。
[3DCG]
3DCGとはコンピューター内に3D情報のモデルを作成し、仮想的な光を当てることで映像を作成する技術だそうです。これには2種類あって人の動きを取り込むモーションキャプチャとアニメーターがキーフレームを指示する「手づけ」があるそうです。ここには初号機、零号機、弐号機が仮想空間でダッシュしている様子が映されていました。周りにはそのラフ原画も展示されていて、このラフを作画してそれを確認し、3DCGに反映するようです。何度も微調整を繰り返すらしく、ここの映像も変わっていったのかも。
[ミニチュアのCG作成]
第8使途との戦闘シーンでは株式会社特撮研究所に現存するミニチュアの図面から起こした民家やビルのCGモデルが使われているそうです。ビルだけでなくタンクやアンテナなど様々な部品のCGもあり、そういったものが並んで町並みとなっているようでした。これも実写で撮ったほうが早いのではないかというほどの細かさですw 監督の庵野氏は特撮に造詣が深いので、こういうところでもそれが生かされているようでした。
[メイキング]
これはBDの特典映像かな? 同じ場面を効果を変えた何種類かの映像を並べて比較するような感じです。使途の色合いなどが変わるとだいぶ印象も違いました。
そしてこの章の最後に出来上がりの映像が流れていました。僅か数分の映像だけどここまで来るのにえらい大変だったw 先にこの映像を観てから2章を観るほうが色々気づいて良いかもしれません。私は2往復しました。
<3 エヴァンゲリオンの設定>
続いてはエヴァのキャラクター設定などです。設定は複数のスタッフでルックを統一する為の設計図として配られるそうで、ディテールまで誤解のないように指示が入っています。貞本義行によるシンジやレイのプラグスーツや学生服姿、アスカ、マリ、カヲル達チルドレンは数枚ずつ並んでいました。他のキャラは1枚ずつの展示で、ミサト、リツコ、加持、ゲンドウ、マヤ、トウジ、ケンスケなどが並びます。部屋の中央には黒プラグスーツのレイの等身大フィギュアも展示されていました。
その後はエヴァ初号機、零号機、ビーストモードの弐号機、局地仕様仮設5号機1(模型もある)、Mark06などあるのですが、驚くことに二子山や松代の重機や変電設備、UNの戦闘機などまでありました。しかもどれも半端なく細かい…w アスカのパペットとリツコの猫なんてものもあるぞ?と思ったらこれは安野モヨコ(漫画家で庵野秀明氏の奥さん)による設定でした。他には色設定のコーナーがありヴンターの全体模型や操縦室の模型などもありました。
<4 原画で見る ヱヴァンゲリヲン新劇場版>
最後は新劇場版の序、破、Qの原画が並んでいました。このコーナーは点数も多くて、この部屋に入った瞬間に驚かされます。
[序]
序は内容がTVシリーズと似てるのでテレビシリーズをベースにしたカットも多いそうです。しかし流用カットでも画面サイズが違っているのだとか。ここには名シーンの原画も多くて、多くの人があのシーンだと話し合いながら観ていました。
[破]
破はTVシリーズから離れていっているので完全新作で、CGとのハイブリッドも増えているようです。部屋の中央には使途たちの設定が展示され、アダムが磔になっているオブジェなどもありました。
[Q]
現時点で最新作のQはすべて新要素で、前2作よりもさらにワイドなスコープサイズに拡大しているそうです。ここは修正原画のキャラクターのアップが多かったかな。
この辺で展示は終わりですが、まだお楽しみは続きます。
<グッズ>
今回はグッズもかなり多めで、ポスターやフィギュア、Tシャツ、携帯用アクセサリー、お菓子など定番のものだけでなく、靴とか服などもありました。
サンプルはこんな感じ。

期間中は松屋の中のあちこちにエヴァ関連の品があるようで、普通の売り場にアスカのマネキンがあったりするのも気合が入っていますw 一般客には唐突なのではw
グッズショップの近くには巨大フィギュアも。

ショップの柱にはパイロットたちの普段着姿の絵もありました。

私は結局お菓子を購入しました。ちなみに原宿にもエヴァのグッズショップがあるそうです。
参考リンク:EVANGELION STORE TOKYO-01
会場外にも記念撮影スポットがありました。

そう言えば会場前で記念品の引き換えをやっていました。どうやったら貰えたのか分かりませんが、ラリー的なものかも。
ということで、エヴァは恐ろしく緻密な準備をして作りこんでいるということが分かる展示でした。これだけこだわっているなら3年4年かかってしまうのも致し方ないのかもw エヴァが好きな方には非常に楽しめる内容だと思います。特に新劇場版が多いので、映画を観てから行くとより楽しめそうです。
参照記事:★この記事を参照している記事
※今回は「エヴァンゲリオン」(アニメ・漫画)の内容を知っている方向けの記事になります。この作品自体の説明などは省略します。

【展覧名】
エヴァンゲリオン展
【公式サイト】
http://www.asahi.com/event/evangelion/
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20130807_eva.html
【会場】松屋銀座
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2013年8月7日(水)~8月26日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間20分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日18時半頃です)】
混雑_1_②_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
遅く行った割に結構混んでいて、場所によっては人混みができる感じでした。
さて、今回の展示はアニメ・漫画の中でも屈指の人気を誇るエヴァンゲリオンに関する展覧会です。最近よく開催されるようになったアニメ・漫画の展示ですが、今回は新劇場版の原画や設定など300点もあるという濃密な内容で、こだわりぬいているのが分かる品々が並んでいました。展覧会は4つの章に分かれていましたので、簡単にどんなものが並んでいたかご紹介していこうと思います。
参考記事:
館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。 (東京都現代美術館)
映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(ややネタバレあり)
映画 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 を観た (ネタバレなし)
<1 エヴァンゲリオンの歴史>
まず最初はエヴァンゲリオンの歴史についてです。ファンには今更ですが、エヴァンゲリオンにはいくつかのメディアが存在し、1995年にTVシリーズ、それに先駆けて連載された漫画、1997年の劇場版、そして2007年からの新劇場版があります。ここには最初にTVシリーズの制作資料があり、その後にアニメのセル画が並んでいました。ミサトさん、シンジくん、プラグスーツを着るアスカ、カヲル君、最終話のドジっ子なレイ 等お馴染みの面々のセル画がありファンには嬉しいカットとなっています。たまにこんなのあったっけ?というものもあったような…(アニメ版はもう何年も見てないから忘れているだけかも…w) 少し先にはネルフの内部のレイアウトを厚紙で作ったものや、初号機の参考模型(全身と頭部だけの2つ)などもありました。
その後は貞本義行によるコミカライズ(漫画化)のコーナーです。これは月刊少年エースで1995年から連載され、最近(2013年7月)完結して話題となっていたのも記憶に新しいところです。1巻はTVアニメ放送時にリリースされたそうで、当時は最初の2話あたりまで見逃した人たちがキャッチアップするのに便利だったようです。 ここにはその漫画の原画が並び、1巻あたりに1ページずつ印象的なシーンが並んでいました。4巻のアスカの初登場シーン、5巻のゲンドウの墓参り、7巻の「今動かなきゃ」のシーン、8巻の加持さんが血を流しているシーン、8巻のカヲル君と話しているシーン等などがあり、観ていてストーリーが蘇ってきました。絵は漫画そのものといった感じですが、台詞が書かれず吹き出しだけのものもあるのが原画ならではでした。
<2 エヴァンゲリオンのできるまで>
続いてはエヴァの新劇場版 破の第8使途(高速落下してくるやつ)との戦闘シーンのメイキングのコーナーで、作画やカット集が並んでいます。
[イメージボード]
まずはイメージボードです。最初の大枠を作るもので、ラフな感じのイメージ図が並びます。初号機がダッシュする足場などさらっと描かれているけど、書き込みが細かくて構想を伝えているようでした。これを元に画コンテにブレイクダウンされます。
[画コンテ]
これはカット数や秒まで設定されているラフで、連続した絵でそのシーンを形作っています。これを観ると大体出来上がりも想像つくんじゃないかな。これもだいぶ簡素な絵ですが、誰が誰かすぐ分かる特徴が出ていて面白かったです。音声の欄にはズザザザザザザ~とか擬音がそのまま書かれているのが漫画みたいかもw
この隣には同じ絵でレイアウト、レイアウト修正、原画、原画修正、動画、裏という6枚の絵が並んでいました。微妙にちょっとずつ違いますが、わずか1枚にこれだけ気合を入れているとは… 驚きました。
[レイアウト]
こちらは被写体の配置や動き、フレーミング、カメラワークなどを集約したもので、最終画面の設計図に位置づけられるものだそうです。その為か かなり細かく指示が書かれていて「ゆっくり」「止めパクで」「もう少しあごを引いて」など様々な指示がありました。これがエヴァの映像の面白さの源泉なのかも。
[原画・動画]
続いては連続した原画です。これも気が遠くなるほどの枚数が並んでいて、いずれも細かく描かれていました。わずか数分のシーンで何枚描いているんだろう…。
[タイムシート]
これは1コマ単位で動画がどう変わっていくか、何コマずつ撮影するのか升目状に書いてあるものです。アスカが「わかってるっちゅ~~の~~~」と叫ぶシーンだけで1枚のタイムシートになっていました。これもえらい手間がかかりそうですね…、
[エフェクトアニメーション]
これはキャラクター以外の現象を描いたもので、第3新東京市の鳥瞰や建物が壊されていく様子などが並んでいました。アニメで観てもあまり気づかない破片の飛び散りまでコマ単位で描かれています。爆発や水柱などもこうして描かれているようで、そのこだわりぶりが良く分かります。
[3DCG]
3DCGとはコンピューター内に3D情報のモデルを作成し、仮想的な光を当てることで映像を作成する技術だそうです。これには2種類あって人の動きを取り込むモーションキャプチャとアニメーターがキーフレームを指示する「手づけ」があるそうです。ここには初号機、零号機、弐号機が仮想空間でダッシュしている様子が映されていました。周りにはそのラフ原画も展示されていて、このラフを作画してそれを確認し、3DCGに反映するようです。何度も微調整を繰り返すらしく、ここの映像も変わっていったのかも。
[ミニチュアのCG作成]
第8使途との戦闘シーンでは株式会社特撮研究所に現存するミニチュアの図面から起こした民家やビルのCGモデルが使われているそうです。ビルだけでなくタンクやアンテナなど様々な部品のCGもあり、そういったものが並んで町並みとなっているようでした。これも実写で撮ったほうが早いのではないかというほどの細かさですw 監督の庵野氏は特撮に造詣が深いので、こういうところでもそれが生かされているようでした。
[メイキング]
これはBDの特典映像かな? 同じ場面を効果を変えた何種類かの映像を並べて比較するような感じです。使途の色合いなどが変わるとだいぶ印象も違いました。
そしてこの章の最後に出来上がりの映像が流れていました。僅か数分の映像だけどここまで来るのにえらい大変だったw 先にこの映像を観てから2章を観るほうが色々気づいて良いかもしれません。私は2往復しました。
<3 エヴァンゲリオンの設定>
続いてはエヴァのキャラクター設定などです。設定は複数のスタッフでルックを統一する為の設計図として配られるそうで、ディテールまで誤解のないように指示が入っています。貞本義行によるシンジやレイのプラグスーツや学生服姿、アスカ、マリ、カヲル達チルドレンは数枚ずつ並んでいました。他のキャラは1枚ずつの展示で、ミサト、リツコ、加持、ゲンドウ、マヤ、トウジ、ケンスケなどが並びます。部屋の中央には黒プラグスーツのレイの等身大フィギュアも展示されていました。
その後はエヴァ初号機、零号機、ビーストモードの弐号機、局地仕様仮設5号機1(模型もある)、Mark06などあるのですが、驚くことに二子山や松代の重機や変電設備、UNの戦闘機などまでありました。しかもどれも半端なく細かい…w アスカのパペットとリツコの猫なんてものもあるぞ?と思ったらこれは安野モヨコ(漫画家で庵野秀明氏の奥さん)による設定でした。他には色設定のコーナーがありヴンターの全体模型や操縦室の模型などもありました。
<4 原画で見る ヱヴァンゲリヲン新劇場版>
最後は新劇場版の序、破、Qの原画が並んでいました。このコーナーは点数も多くて、この部屋に入った瞬間に驚かされます。
[序]
序は内容がTVシリーズと似てるのでテレビシリーズをベースにしたカットも多いそうです。しかし流用カットでも画面サイズが違っているのだとか。ここには名シーンの原画も多くて、多くの人があのシーンだと話し合いながら観ていました。
[破]
破はTVシリーズから離れていっているので完全新作で、CGとのハイブリッドも増えているようです。部屋の中央には使途たちの設定が展示され、アダムが磔になっているオブジェなどもありました。
[Q]
現時点で最新作のQはすべて新要素で、前2作よりもさらにワイドなスコープサイズに拡大しているそうです。ここは修正原画のキャラクターのアップが多かったかな。
この辺で展示は終わりですが、まだお楽しみは続きます。
<グッズ>
今回はグッズもかなり多めで、ポスターやフィギュア、Tシャツ、携帯用アクセサリー、お菓子など定番のものだけでなく、靴とか服などもありました。
サンプルはこんな感じ。

期間中は松屋の中のあちこちにエヴァ関連の品があるようで、普通の売り場にアスカのマネキンがあったりするのも気合が入っていますw 一般客には唐突なのではw
グッズショップの近くには巨大フィギュアも。


ショップの柱にはパイロットたちの普段着姿の絵もありました。


私は結局お菓子を購入しました。ちなみに原宿にもエヴァのグッズショップがあるそうです。
参考リンク:EVANGELION STORE TOKYO-01
会場外にも記念撮影スポットがありました。

そう言えば会場前で記念品の引き換えをやっていました。どうやったら貰えたのか分かりませんが、ラリー的なものかも。
ということで、エヴァは恐ろしく緻密な準備をして作りこんでいるということが分かる展示でした。これだけこだわっているなら3年4年かかってしまうのも致し方ないのかもw エヴァが好きな方には非常に楽しめる内容だと思います。特に新劇場版が多いので、映画を観てから行くとより楽しめそうです。
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No title
こんにちは。エヴァ展、気になってはいるのですが、すごく混んでそうなので、尻込みしています。(^^;;
新劇場版の次回作「シン」はまだかな〜
新劇場版の次回作「シン」はまだかな〜
Re: No title
> めいさん
コメント頂きましてありがとうございます。
元々広い会場ではないし絵が細かいので時間帯によっては混んでると思います。
しかしファンには興味深いメイキングなどを細かく紹介しているので
致し方ないかもしれません。狙い目は夜じゃないかな。
もし決心がついたら是非w
コメント頂きましてありがとうございます。
元々広い会場ではないし絵が細かいので時間帯によっては混んでると思います。
しかしファンには興味深いメイキングなどを細かく紹介しているので
致し方ないかもしれません。狙い目は夜じゃないかな。
もし決心がついたら是非w
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多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。
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