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【番外編】乳頭温泉の写真

ここ3記事ほど岩手・秋田の旅行をご紹介してきましたが、今日で番外編も最終回です。前回ご紹介した角館から、30~40kmくらい離れたところにある乳頭温泉の鶴の湯というところで日帰り温泉を楽しんできました。

 乳頭温泉 公式サイト:http://www.nyuto-onsenkyo.com/
 鶴の湯  公式サイト:http://www.tsurunoyu.com/

P1120301.jpg



温泉の素などにも名前が使われているなど乳頭温泉は全国的にも有名だと思いますが、実際に行ってみると「秘湯」という名前が相応しいくらい山奥にありました。特に有名な「鶴の湯」は車でひたすら曲がりくねった山道を進んで行くのですが、道も狭いし本当にこんなところに温泉があるのか?というような秘境ですw

ようやく着いた!と思ったらこちらは別館。別館は日帰り客の受付はしていないようです。
P1120299.jpg
さらにどんどん奥地へと進みます。別館と本館も結構離れていますw

そしてやってきました。乳頭温泉の鶴の湯! 駐車場そこそこ台数が止まれるにも関わらずほぼ満車でした。道中ほとんど車に会わなかったのにどこから皆来たのだろうw
P1120310.jpg
この鶴の湯は乳頭温泉の中でも最古の湯で、千年前に坂上田村麻呂が効能を認めたという伝説があるようです。その後、猟師の勘助という人物が傷が癒えて飛び立つ鶴を見てこの地に湯小屋を建てたのが発祥らしく、秋田の佐竹氏も湯治に訪れていたそうです。硫黄の匂いが立ち込め、江戸時代さながらの建物が並びます。(一応、自動販売機とかはあります)

こちらが鶴の湯の地図。黒湯・白湯・中の湯・混浴露天・女性露天があります。
P1120307.jpg
私は黒湯と白湯だけ入ってきました。どちらも洗い場やシャワーなどはなく、あまり広くもないですが抜群の泉質です。

黒湯は見た目は白いですw ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、不妊症や神経痛に効くそうです。
白湯は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)を含み、高血圧症や皮膚病・リウマチなどに効くそうです。前日にプールで擦り傷を作っていたのですが、これは結構効いた気がします。飲用すると糖尿や痛風、便秘にも効くようです。(ちょっと匂いが強くて飲む勇気はなかったw)

温泉の前を流れる小川。
P1120306.jpg
非常にのどかな光景です。日本にまだこんな温泉があるとは驚きです。

こちらの建物の向こうに混浴露天があるようでした。
P1120305.jpg


ということで、非常にレトロな雰囲気の温泉で驚きでしたが、泉質が良くて満足できました。夏でも結構涼しかったのも良かったです。帰りの車は硫黄の匂いが染み付いたのも良い思い出かなw 一度は訪れてみたい秘湯です。


おまけ:
帰りに車で近く(というほどでもないけど…)の田沢湖を1周してきました。
P1120313.jpg P1120315.jpg
非常に水の綺麗な湖で、その深さは日本一だそうです。右の写真は車内から撮ったのでちょっと微妙ですが、岩手の彫刻家 舟越保武が作った「辰子像」です。辰子はこの田沢湖の伝説で、永遠の若さを願った末に龍へと変身した女性が、後に同じく八郎潟で龍となった八郎の想いを受け入れ、2人は田沢湖で暮らしたという話です。そんなに大きな像ではないですが、田沢湖の代名詞的な存在です。


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No title
こんばんは。
寂れた感じが写真的にそそりますね。^^
中の様子も見たかったです。
Re: No title
>いろもりカラスさん
コメント頂きましてありがとうございます。
これほど「秘湯」という言葉が似合う温泉は初めての経験でしたw
中は流石に写真は撮れませんが、これまたレトロな雰囲気でしたよ。
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