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六本木アートナイト2014 (前編)

多忙と体調不良でだいぶ間が空きました。先週の土曜日に、六本木で開催された「六本木アートナイト」を観てきました。もう終わってしまいましたが今年も写真を撮ってきましたので、前編と後編に分けてご紹介しようと思います。

P1150333.jpg

【展覧名】
 六本木アートナイト2014

【公式サイト】
 http://www.roppongiartnight.com/

【会場】
 六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、 21_21 DESIGN SIGHT、
 国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース

【最寄】
 千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅

【会期】
  2014年4月19日(土)10:00 ~ 4月20日(日)18:00
  コアタイム 4月19日(土)18:17【日没】 ~ 4 月20 日(日)5:03【日の出】

【感想】
せっかく開催時期が1ヶ月後ろ倒しになったのに、例年と同じように寒くて風の強い日でしたが、どの会場も多くの人で賑わっていました。
 参考記事:
 「写真で旅する世界遺産」と「六本木アートナイト」と桜装飾 (2009年)
  六本木アートナイト2010 (前編)
  六本木アートナイト2010 (後編)
  六本木アートナイト2012 (前編)
  六本木アートナイト2012 (後編)
  六本木アートナイト2013 (前編)
  六本木アートナイト2013 (後編)
   ※2011年は東日本大震災で中止


さて今回で6年目(実質5回目)となるアートナイトですが、今年も六本木ヒルズ、ミッドタウン、国立新美術館周辺、そして六本木商店街が主な会場となっていました。六本木商店街のほうは例年に比べて作品が少なかったようですが、他の3会場については夕方から観て周ることができました。今年は六本木ヒルズから見て回ったので、今日は六本木ヒルズ周辺からご紹介していこうと思います。

まず、こちらはオープニングセレモニー
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私が着いた頃には女の子の集団が、六本木!六本木!とお神輿の掛け声のような声を上げて、階段を駆け上ってきていました。今年のテーマは「動け、カラダ!」ということもあってか例年にないエネルギッシュな雰囲気です。

西尾美也 「人間の家[スカート]」
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こちらは巨大な垂れ幕のようなスカートのような作品。古着のパッチワークで作られているそうですが、とにかく大きくて目を引きました。風が強くてかなり翻っています。

続いては毛利庭園を見て回りました。


小松宏誠 「鳥の様に_ディスプレイ_毛利庭園」
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庭園内の池にこんな感じの模様のインスタレーションがありました。鳥の求愛行動(ディスプレイ)のように存在をアピールするとのことです。

奥の方は水と一体となった感じの作品となっていました。

これは綺麗で分かりやすい作品かな。

続いては森ビルの中を見ていきました。

これは毎年恒例のウィスキーの響のラウンジ。
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並んだ瓶が何だか幻想的。良い香りも漂っていました。

シムラブロス 「エイコン/セーフティーラスト」
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これは昔の喜劇を再演しハイスピードカメラで撮った作品で、3つの画面に映された人物がゆっくりと動いていました。喜劇というよりはスポーツの決定的瞬間を観る時に使うようなカメラなので、動きがよく分かります。解説によると、これは体とカメラの関係性を検証しているのだとか。

鈴木康広 「まばたきの葉」

何だか噴水のように葉っぱのような紙を飛ばしていますが、この1つ1つが様々な目が描かれています。ひらひら舞うことでまばたきのように見えるという面白い仕組みです。

↓こんな感じで、噴出された目の葉を中に入れるとまた上から噴出されるという仕組みです。
P1150371.jpg

続いてはグランドハイアットホテルにあった作品。

NONOTAK studio 「DAYDREAM V.2」 ※画面がチカチカするのでご注意


今回のアートナイトで一番驚きだったのがこの作品でした。この映像だとちょっとわかりづらいですが、実際にはかなり奥行きを感じる3Dとなっていて、吸い込まれるような映像です。幾何学的な面白さもあって大人気となっていました。

「Art meets Life CAFE by SEIBU & SOGO」
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こちらは今回のアートナイトのためのカフェ。中には入りませんでしたが、アートパフォーマンスも行われていました。

この他にも色々ありましたが、この後は六本木交差点を通ってミッドタウンに向かいました。

The Future(クララ・ヴァン・ダウクレン、ヴィンセント・スキッパー)
THE TRADING CITY 研究会( 雨宮知彦、落合正行、小林国弘、照内創)
「Play! the トレードゲーム~まちシャッフル~」

P1150394.jpg P1150395_20140422000801e14.jpg
これは参加型の作品で、このダンボールのブロックに理想の街について付箋を貼っていくというものです。「カップルのめつぼう」って書いてあるのを発見w 

吉田一郎 「黒潮ライター1800」
P1150403.jpg
交差点にいたライターだらけの格好のおじさん。凄い注目を集めていましたw


ということで、今年も楽しい作品が集まっていました。この後ミッドタウンと国立新美術館の作品も観てきましたので、次回はそれについてご紹介していこうと思います。


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