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【京都鉄道博物館】 前編(京都編)

今日も引き続き京都編で、今回はちょっと写真多めです。京都には様々な美術館・博物館がありますが、今回の旅では2016年4月末に開館した梅小路の京都鉄道博物館を観るのも目的としていました。かなりのボリュームがある博物館なので前編・後編に分けてご紹介してまいります。

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【公式サイト】
 http://www.kyotorailwaymuseum.jp/ 

【会場】京都鉄道博物館
【最寄】京都駅 (※2019年に博物館近くに新駅ができるようです)

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 3時間00分程度

有給休暇を取って平日の火曜日に行ったこともあって、空いていて快適に観ることができました。

さて、この博物館は2016年4月に出来たばかりの施設ですがこの梅小路は昔から梅小路蒸気機関車館があった所で、それを引き継ぎリニューアルした感じで開設されました。私は父方の祖父母や叔父が京都に住んでいるので子供の頃によくこの梅小路に機関車を観に行ってたのですが、このリニューアルで機関車だけでなくJR西日本が誇る名車が数多く展示されるようになっていて、かなりパワーアップした感じがします。こちらの博物館は撮影が可能でしたので、詳しくは写真を使ってご紹介していこうと思います。


まずこちらが入口。何やら早くも車両が見えています。
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この博物館へは京都駅から歩いて行ったのですが、結構離れています。地図で見ると京都駅から近いのですが、京都駅は日本で一番長いホームがある駅なので縮尺の感覚がおかしくなりますw 行くならバスがオススメです。2019年には嵯峨野線に新駅もできるみたいです。

中に入ると、いくつかのエリアがあります。今日はプロムナードと本館1階をご紹介していきます。


<プロムナード>
プロムナードには早速いくつかの車両が展示されていました。中に入ることができる車両もあります。
 参考リンク:プロムナードにある車両

こちらはクハ86形
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いわゆる湘南色の車両で東海道線や山陽本線で活躍しました。ヘッドライトが可愛いw

こちらは日本の鉄道の象徴とも言える0系(21形)新幹線。
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車両番号1の貴重な車両で、何と14年間で600万キロも走ったそうです。

先頭車両だけでなく、普通車やグリーン車なども繋がっています。
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100mくらいあって、ここだけ観ると昔の新幹線ホームみたいな光景。

こちらはビュッフェ車両。
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子供の頃、新幹線に乗るとこのビュッフェに行くのが楽しみでした。いつか復活して欲しい…。

ビュッフェの楽しみと言えばこれでした。ガラス越しに見えて嬉しい!
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アナログな速度計で250kmまでしかないのが時代を感じさせます。

この新幹線には0系22形も連結されていて、展示室となっています。運転席の内部まで入ることもできました。
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こちらが運転席。普通の電車と比べるとマスコンとブレーキが逆になっているのが特徴らしいです。(ブレーキ頻度が低い為)

こちらはクハ103形。関西では大阪環状線として使われたもの。
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これもトップナンバーの貴重な車両です。なお、つい最近の2017/10/3に最後のクハ103形の引退がニュースになりましたが、来週の2017/11/3~6の4日間だけ、ラスト車両の期間限定展示があるそうです。
 参考リンク:大阪環状線最後の103系、京都鉄道博物館で期間限定展示へ

103系の中の路線図。
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JR時代ではあるようですが、私の知識ではこれがいつくらいのものか分からないw 関東ならすぐ分かるんですが…w


<本館1階>
続いて本館。中はかなり広大で沢山の車両がありますが、屋内に関しては埼玉の大宮の鉄道博物館の方が広い気がしたかな。(展示車両数と敷地面積は京都鉄道博物館が日本最大) 展示方法や内容は大宮と似た感じでした。
 参考リンク:本館にある車両

 参考記事:
  鉄道博物館の案内 (ヒストリーゾーン)
  鉄道博物館の案内 (コレクション・資料)

まずお出迎えしてくれる500系521形
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みんな大好き500系! 300キロでの運転を可能にしたこのフォルムは正に芸術です。昔は東京駅にも来ていましたが、今は西日本でしか乗れません。

こちらはクハネ581形。奥に見えているのはクハ489形。
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流石に月光の時代には生まれていませんが、座席と寝台の両方を運用できた魅力溢れる寝台電車です。

鉄道の歴史コーナーにかつての列車のマークなどもありました。
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こちらは国鉄を代表した つばめ。野球チームに名前をつけるほど(国鉄スワローズ)、つばめは国鉄のスター列車でした。今は九州新幹線として活躍しています。

こちらは平成元年製造の100系122形。
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この100系も好きでした。いつか個室に乗ってみたいと思っていたのですが、果たせないまま引退してしまった…。

昭和の駅という名前で、館内に駅っぽいものもあります。
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今でもこういう駅はあるようなw

こちらはキハ81形
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国鉄初のディーゼルカーで、ブルドッグなんて呼ばれていましたが、私には猫顔に見えますw

貨物もあります。こちらはヨ5000形
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たからはコンテナ特急です。他の貨物車両も連結されていました。

こちらは車輪を引っ張る体験コーナー。
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これはD51の前輪だったと思いますが、800kgくらいあると言っていました。実際引っ張ってみると小指で引けるくらい軽いので、車輪が如何に効率的に進むかがよく分かります。

こちらは環状線を使った体験コーナー。
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パンタグラフの上げ下げやドアの開閉などを体験し、その動きなどもガラス越しに確認できます。

こちらがドアの開閉ボタン。年季の入り方が凄いw 右はホームの非常停止ボタン。
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普段押してはいけない非常停止ボタンを連打できるのは何か嬉しいw どういう音がするのか分かります。

奥にも沢山車両があります。こちらはEF66形
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私の大好きなブルートレインを牽引していたので、この電気機関車も大好きです。形もカッコイイので自宅に模型を飾っています。この車両の下に通路があって、機関車の下がどうなっているのか観ることができました。

こちらはカニ24形。トワイライトエクスプレスです。
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この車両は電源車で荷物室も兼ねていたようです。トワイライトエクスプレスも乗ってみたいまま乗れなかったなあ…。

こちらもトワイライトエクスプレスのオハ25形
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もうちょっと中を覗きたかったですが、こちらではあまり観られませんでした。明日の後編でもトワイライトエクスプレスをご紹介の予定です。

1階には各種ヘッドマークがありました。
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流石に西日本の特急・寝台特急のが多いかな。子供の頃、図鑑で観てよく絵を描いていましたw 旅情を掻き立てられます。


ということで、展示の方法などは埼玉の鉄道博物館と似ていますが、西日本の車両中心で埼玉とは違った味わいがありました。車両展示だけでも鉄道ファンには目も眩むほどの内容ですが、ここは梅小路時代から取っておきの場所がありますので、次回はそれをご紹介しようと思います。
 後編:京都鉄道博物館 後編(京都編)
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