関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

木戸修展 SPIRAL 螺旋の軌跡 【東京藝術大学大学美術館 陳列館】

前回ご紹介した東京藝術大学大学美術館の展示を観た後、本館の向かいにある陳列館で「退任記念 木戸修展 SPIRAL 螺旋の軌跡」も観てきました。こちらの展示は無料で、撮影可能でしたので写真を使ってご紹介しようと思います。

DSC02217_201711262250295d7.jpg DSC02221.jpg

【展覧名】
 退任記念 木戸修展 SPIRAL 螺旋の軌跡 

【公式サイト】
 http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2017/kido/kido_ja.htm

【会場】東京藝術大学大学美術館 陳列館
【最寄】上野駅

【会期】2017年11月16日(木)~12月3日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示は東京藝術大学美術学部彫刻科で教鞭をとってきた木戸修 氏の退任記念と銘打たれていて、30点あまりの作品と制作の様子を示す映像やパネルなどが並ぶ内容となっています。私は木戸修 氏については全く存じ上げていなかったのですが、入口にあった作品を観て流れるようなフォルムの金属の美しさに惹かれました。詳しくは写真を使ってご紹介していこうと思います。

こちらが入口にあった作品。
DSC02285.jpg
金属の円が連なる造形の美しさに惹かれました。

会場の中に入ると最初に各地に置かれたパブリックアートのパネルが展示されています。
DSC02223_201711262250423a4.jpg
いくつか知ってる場所があったので、もしかしたら観たことがあるかも??

円形以外にも様々な作品があります。
DSC02231.jpg
彫刻のような工業製品のような独特の形をしています。木戸修 氏は1980年代からこうした作品を作っているそうで、コンピュータによるプログラミングを制作にいち早く取り入れていたのだとか。

これも不思議な形をした作品。調理器具とかにありそうなw
DSC02235.jpg
何となくダリの「記憶の固執の崩壊」を思い出しました。

こちらも何かの部品みたいに見えますが…
DSC02236.jpg
金属なのに柔らかそうな感じを受けます。

こちらも柔らかそうな印象を受けた作品。
DSC02237.jpg
金属自体の美しさも効果的で面白い。

こちらは何かの波かグラフみたいな形。
DSC02242.jpg
他のに比べるとメカニカルな感じを受けますが、流れるようなフォルムです。

こちらのケースも個性的な造形です。
DSC02247.jpg
手前のはラジエーターみたいに見えますが、何でしょうか??w

素描や金属にする前に試行したような品もありました。
DSC02250.jpg
造形だけでも楽しいですが、解説がもうちょっと欲しかったかな。

部屋の外にも展示が続いています。こちらは2本が螺旋を描いて絡まるような作品。
DSC02255.jpg
この流れるような美しさはブランクーシの空間の鳥を観た時と似た感動を覚えました

こちらは芸大前の通りからも観られる作品。
DSC02257.jpg
複雑な形で、光の反射も含めて美しいです。この展示ではこれが一番気に入りました。

続いて陳列館に戻って2階にも展示が続きます。
DSC02262.jpg
部屋の中央に大きな円形作品がありました。単に円ではなく捻れています。螺旋へのこだわりを感じます。

こちらはメビウスの輪を更に複雑にしたような形。
DSC02265.jpg
よく観ると繋がっているのが分かります。

こちらもいつの間にか表が裏になっている造形
DSC02269.jpg
前のに比べれば若干シンプルですが、反射する金属面の美しさではこちらのほうが好み。

この辺になると写真でも繋がってるのかどうか判別が難しいw
DSC02272.jpg
優美な造形です。

最後に特に面白い形の2点
DSC02275_20171126225314d90.jpg DSC02280.jpg
左のはタバコの煙とかを彷彿とさせました。


ということで、全く予備知識もなく解説もありませんでしたが非常に楽しめました。工業的なようで自然物のようでもある近未来的な美しさを感じました。無料で観られるし写真も撮れるので、上野の展示を観に行く予定がある方は、ついでに寄ってみて欲しい展示です。




なお、同じ会期で本館 展示室3・4では下記の展示も無料で観られます。

【展覧名】
 東京藝術大学130 周年記念事業
 全国美術・教育リサーチプロジェクト- 文化芸術基盤の拡大を目指して-
 「子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。パブロ・ピカソ」

【公式サイト】
 http://research-project.geidai.ac.jp/

こちらも子供とは思えない天才ぶりを発揮してる子の作品もあって面白かったです。
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