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映画「グレイテスト・ショーマン」(ややネタバレあり)

先週金曜の会社帰りにレイトショーで映画「グレイテスト・ショーマン」を観てきました。この記事にはややネタバレを含んでいますので、事前知識無しで観たい方はご注意ください。

DSC02550.jpg

【作品名】
 グレイテスト・ショーマン

【公式サイト】
 http://www.foxmovies-jp.com/greatest-showman/

【時間】
 1時間40分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_3_④_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_④_5_名作

【感想】
公開されて結構経っているしレイトショーなので空いているだろうと思ったらほぼ満員で人気ぶりが伺えました。サントラも売れているみたいなので、大ヒットと言えそうです。

さて、この映画は実在した19世紀アメリカの興行師P・T・バーナムを題材としたミュージカル映画です。その音楽は2016年に大ヒットした「ラ・ラ・ランド」を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが担当し、主役は2012年に「レ・ミゼラブル」でも主役を勤め上げたヒュー・ジャックマンということで、観る前から非常に期待の持てる布陣だったと思います。

実際、出演者の歌や踊りも含めて期待通りで、迫力ある映像と合わさって見応えがある内容と言えると思います。しかし満足度としては4点くらいが正直な所で、どうしても「ラ・ラ・ランド」と比べるとそこまで感激が無かった気がします。 というのも、今回の音楽は合唱パートが多くて、フックが無いというか割と似た曲が多いw この辺は好みの問題かもしれませんが、パワフルなボーカルと合唱で力押しするワンパターンだったように思います。 一方でダンスはちょっとマイケル・ジャクソンみたいなのもあったりして面白かったかなw 映像面も流石といった感じです。

ここからはネタバレとなりますが、この話は史実に基づいている部分があり(何処からがフィクションなのか私には判別できません)、サーカスに入った人物にも実在のモデルがいたりするようです。 この時代のサーカスにはフリークショー的な側面があって、有名な映画「エレファントマン」なんかを思い起こすテーマですが、あれほどシリアスな感じではなく明るく前向きなイメージが映画全体を彩っているように思います。ハンディキャップのある人を見世物にする一方で、彼らの居場所を作るという功罪についてはよく理解できるようになっています。
しかし、主役のP・T・バーナムは幼少の頃からその人物像を描写している訳ですがキャラがよく分かりませんw 口ではペテン師的なことを言いつつ家族思いの憎めないキャラかと思えば、浮かれて大事なことをないがしろにしたり、行動が行き当たりばったりな感じが否めません。 この辺も史実なのかもしれませんが、ちょっと感情移入しづらい人物像です。ヒュー・ジャックマン自身はカッコイイんですけどねw 
また、仲間の数が多く、数人程度は心情表現があるのですがこれも詰め込みすぎた感がするかな。それぞれの葛藤なんかもしっかり描かれていたものの、テーマも含めて欲張りすぎたような気がします。(むしろ主人公を2人に絞ったほうが分かりやすかったような…)

と、諸手を挙げて絶賛という程では無かったのですが、良い作品であることは間違いなく、これを今年のベストに挙げる人もいると思います。まだ1回しか観ていないし、曲を覚えたらまた違って観えてくるのかな。十分なクオリティは担保されているので多くの人が楽しめる映画だと思います。
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