関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

みんなのうたの世界展 【杉並アニメーションミュージアム】

今日は写真多めです。2週間ほど前の土曜日に荻窪の杉並アニメーションミュージアムで「日本のアニメ100周年展 Part2 みんなのうたの世界展」を観てきました。この展示は撮影可能となっていましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

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【展覧名】
 日本のアニメ100周年展 Part2 みんなのうたの世界展 

【公式サイト】
 http://sam.or.jp/kikaku-list/『日本のアニメ100-周年展-part2-みんなのうたの世界展』 

【会場】杉並アニメーションミュージアム
【最寄】荻窪駅/西荻窪駅

【会期】2018年1月18日(木)~3月25日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示は1961年から現在まで50年以上に渡って親しまれているNHKの「みんなのうた」に関する内容です。みんなのうたは長い歴史で多くの人気曲を生んできましたが、この展示では各時代のベストとも言える曲をチョイスし、アニメの絵コンテや人形、資料などを展示しています。詳しくは気に入った作品の写真と共にご紹介していこうと思います。

各時代の人気曲の一覧などもありました。
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私が最も親しんだ曲はこの頃の曲が多いかなw 長い歴史の中でも特に素晴らしい曲が集中していた時期でもあります。

こちらは一番人気とも言える1984年の「メトロポリタン美術館」(歌・作詞・作曲:大貫妙子 映像:岡本忠成)の人形。
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実際に映像に使われたもので、岡本忠成 氏のご家族が保管していたようです。私はこれを観る為にこの展示を観に行ったと言って過言ではないw 全国の少年少女のトラウマになった映像を作った人形がこうして観られるとは感激です。

よーく観ると、アニメで動いていた首の部分なんかは可動するようになっているのが分かります。
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ちなみにこの歌の不思議な世界観は大貫妙子 氏が『クローディアの秘密』というジュベナイル小説に着想を得ているそうです。何十年も後の今になって、ようやくそんな豆知識も知ることができましたw

こちらは「かいじん百面相」(歌:石丸幹二 作詞:松尾潔 作曲:松尾潔・田中直 映像:岡野正広 振付:ラッキィ池田)
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この曲は2015年の作品なので知りませんでしたが、かなり大掛かりな人形アニメとなっているようでした。振り付けもラッキィ池田 氏が手がけているなど手が込んでいます。

こちらはメトロポリタン美術館と双璧を成す1985年のトラウマソング「まっくら森の歌」(歌・作曲:谷山浩子 作詞:谷山浩子、本橋靖明(原案) 絵:本橋靖明、アニメ:毛利厚)より まっくら森の地図。
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歌詞で「何処にあるかみんな知ってる、何処にあるか誰も知らない」と言っていた まっくら森に地図があるとはw しかも関東地方くらいという途方もなくでかい森のようです。

子供の頃はこの絵と共にメランコリックな曲調がやけに怖かったですが、今聞くと非常に良い曲です。
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歌詞で「心の迷路」と言ってるように鬱病を歌ってるなんて説も見たことがありますが、温かみも感じられる曲です。

こちらは2007年に大ヒットした「おしりかじり虫」(歌:おしりかじり虫 作詞・作曲・アニメ・デザイン:うるまでるび 振付:南流石)
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シュールな歌詞と脱力系の曲も親しみやすいですが、このキャラクターがヒットした要因じゃないかな。

こちらは1976年から長年に渡って親しまれている「山口さんちのツトム君」(歌:川橋啓史 作詞・作曲:みなみらんぼう アニメ:田中ケイコ)
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何と累計100万枚を超えるヒット曲だったようです。後ろにいるツトム君のママがこの歌のキーマンですw

こちらはセル画かな。
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どうしたのかな~?と振り返っている様子が可愛らしい。歌ではこの子の名前は分かりませんが、ユミちゃんという名前のようです。

こちらは2006年に宇多田ヒカルが手がけて話題となった「ぼくはくま」(歌・作詞・作曲:宇多田ヒカル アニメ:合田経郎)
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アニメーションのコンテがかなり詳細に描かれていました。割と素朴な映像だけどこれだけしっかり作っているのが分かります。ちなみにアニメを手がけた合田経郎 氏はNHKのマスコットである どーもくん の生みの親でもあるのだとか。

こちらは2011年の「誰かがサズを弾いていた」(歌・作曲:ヤドランカ 作詞:友利歩未 造形:宇野亜喜良 映像:岡野正広)の人形。
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これも聴いたことが無かった曲でしたが、異国情緒溢れる雰囲気と、みんなのうたの伝統とも言えるトラウマ映像になりそうな人形が気になりましたw

こちらは2005年の「グラスホッパー物語」と2007年の「ハーイ!グラスホッパー」(歌・作詞:高見のっぽ 作曲:松本俊明 映像:伊藤有壱)という人気作のコーナー。
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これも知りませんでしたが、歌と作詞の高見のっぽ 氏は何とあの「できるかな?」のノッポさんらしいので、気になって調べて聴いてみました。一部は実写で一部は人形の映像のようで、ノッポさんが歌ってますw 語りが多い独特の曲で、あれだけしゃべらなかったノッポさんの美声が凄いw 人形はパーツが多種あるようで、これでアニメにしているようでした。

こちらは若林佳子 氏が手がけた みんなのうた のオープニング
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このオープニングがいつから導入されたか覚えていませんが、気づけばこれに慣れてた感じ。

こんな感じで各キャラクターごとに展示されていました。
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温かみのある優しいデザインです。

どうやって動かしているのだろう?と思ったら、よく観るとこちらは布製のようです。
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これをコマ撮りしてたのかな。アニメと言っても絵以外にも様々な方法があって面白い。

こちらは常設の階にあった「コンピューターおばあちゃん」(歌:酒井司優子 作詞作曲:伊藤良一 映像:とこいった) これも人気作です。
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1981年の作品ですが、最近でも放送されています。明治生まれって歌詞が時代を感じさせるw 明治は1868~1912年なので そろそろギネスに挑戦するお年頃。ちなみにこの曲の編曲は坂本龍一が手がけています。

こちらは会場に来たお客さんが みんなのうた への想いを描いたメッセージボード。
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みんな絵が上手すぎる!プロの犯行でしょうかw  やはり メトロポリタン美術館、コンピューターおばあちゃん、おしりかじりむし あたりが人気のようです。

階段には みんなのうた に関わった歌手を紹介するボードがありました。
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大御所 北島三郎 氏の歌う「北風小僧の寒太郎」も今の子供も知っている名曲です。森山良子 氏は代表曲「さとうきび畑」も含めて6曲という常連のようです。

会場内では実際に映像を上映するコーナーもありました。
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まさに厳選された曲ばかり。平成編はいくつか知らないのもありましたが、昭和編は全部懐かしくてBDが欲しくなりましたw


ということで、子供時代を懐かしみながら楽しんできました。思い入れのある曲に関する品々は特に嬉しかったです。(最近の曲は知らないのもありましたが、聴いてみると良い曲ばかりです。) 写真も撮れるし映像も観られますので、みんなのうた が好きな方は是非どうぞ。既に会期末となってしまいましたので、期間にご注意ください。


おまけ:
あまり知名度は無いですが私としては小林幸子 氏が歌っていた「風ぐるま」も取り上げて欲しかった…。かなりの名曲で、これもトラウマ映像ですw
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