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【杉並アニメーションミュージアム】の案内(2018年3月)

今日も写真多めです。前回ご紹介した杉並アニメーションミュージアムの企画展を観た後、常設展も観てきました。こちらも撮影することができましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

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【公式サイト】
 http://sam.or.jp/guide

【会場】杉並アニメーションミュージアム
【最寄】荻窪駅/西荻窪駅

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間45分程度

【感想】
こちらも空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、こちらのミュージアムは日本初のアニメをテーマにした施設で、館長は鈴木伸一 氏(トキワ荘を経て藤子不二雄A・藤子不二雄F・石ノ森章太郎などの原作漫画を手がけたアニメーション作家で、ラーメン好きの小池さんのモデル)が務めています。また、杉並区はアニメの制作会社が特に集中しているようで、全国に622社ある製作所のうち138社が杉並区内にあるようです。(2016年時点)そんなアニメの聖地とも言える場所にアニメミュージアムがあるのは必然と言えるかもしれません。 ここは無料で観ることができ、常設ではアニメの歴史や作り方などを展示していました。4つの章に分かれていましたので、簡単に各章ごとに写真を使ってご紹介していこうと思います。

ミュージアムの壁には今まで訪れた漫画家・アニメ関係の方のサインがあります。
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鈴木伸一 氏の名前と共に小池さんの絵もありました。


<日本のアニメの歴史>
まずはアニメの歴史のコーナー。歴史の紹介キャプションとともにフィギュアやグッズなどが展示されています。

これは日本初のアニメ「塙凹内名刀之巻(なまくら刀)」
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ここでも映像が流れていて、アニメの原点を知ることが出来ます。
 参考記事:東京国立近代美術館フィルムセンターの案内(2018年2月)

ここにはアニメの歴史の中でも特に人気の作品の大型フィギュアもありました。
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お馴染みのガンダム(左)とハクション大魔王(右) 中々のクオリティで人間と同程度の大きさです。

こちらはアニメ黎明期の鉄腕アトムの人形。
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手前の半裸の子供は何だかわかりませんが、アトムも造形がまだイマイチな感じw

こちらはルパン三世とみつばちハッチ。
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この緑ジャケットのルパンと不二子はカリオストロの城の頃かな? いつ頃作られたか分かりませんが、この造形は最近っぽい気がします。

他にもドラえもんやハットリくん等のグッズや、巨人の星の映像などもありました。

この辺は80年代かな。となりのトトロやアンパンマンのグッズが並んでいました。
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どちらも今でも愛されている作品ですね。

こちらは90年代の幽遊白書。私も毎週観てましたw
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近くにはエヴァンゲリオン(アニメ版)やポケットモンスター など90年代を代表する作品のグッズもあります。

こちらは「エヴァンゲリオン劇場版」のフィギュア
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現時点で2012年の「Q」が最新ですが、シン・ゴジラのおかげで続編がまだまだ出そうにありませんw あそこから収拾がつく気もしませんが、早く続きが見たいものです。

こちらは2006年の映画「ブレイブ・ストーリー」のキャラクター。
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あまり知名度がありませんが、何故かブレイブ・ストーリーのキャラの大型フィギュアは沢山ありましたw


<アニメが出来るまで>
続いてはアニメが出来るまでについてのコーナーです。

簡単な工程はこんな感じ。
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大まかに言うと、下絵を元に絵を描いて、動画を作成し、音声を吹き込むという流れかな。かなり多くの工程があります。

こちらは「機動戦士ガンダム」の富野由悠季 氏の机の再現。
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私はガンダムには興味が沸かないのですが、ファンには嬉しい展示じゃないかと思います。


<アニメの原理>
こちらはアニメの原理を紹介するコーナー。

パラパラ漫画の要領で、回転させると動いて見えるのを体験できます。
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いくつか種類がありますが、人間の視覚の一種の錯覚を利用しているのは同じかな。


<デジタルワークショップ>
続いてはワークショップのコーナー。タイトル通りデジタルでの体験もできるようですが、今回はアナログなトレースに挑戦してみました。

こんな感じで原画とトレーシングペーパーが用意されています。
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光る机の上に紙を重ねると輪郭がハッキリと見えました。しかし、このトレースが私には意外と難しかったですw トレーシングペーパーが動くと大変なことになります。

何とか描いたのが左の絵です。
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オリジナルに近いけど、ちょっとズレてます。 こんな単純なしんちゃんの顔も描けないとは…w

連れは少女漫画のキャラクターをトレースしていました。
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こっちの方がかなり細かいので大変そうでした。何のキャラかは分かりませんが…。


<これからの日本アニメ>
最後に、このアニメーションミュージアムの取っておきのコーナーです。

こちらは何と、アフレコ体験ができる機械です。
DSC02261.jpg
いくつかあるアニメとシーンの中から、キャラクターを選んでセリフを読むと、画面と合成して観ることができます。

私は鉄腕アトム(最近の)をアフレコしてみました。
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カラオケともまた違った自分の声にちょっと驚きましたw 自分の声って妙にくぐもって聞こえますね。 滑舌良くないと、アニメだと違和感があるので難しかったです。


ということで、アニメに関するあれこれを楽しんできました。この施設は無料というのも嬉しいです。 小規模な展示ではありますが、ワークショップやアフレコなど独特な体験もできるので、アニメ好きの方にオススメのミュージアムです。
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