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【番外編】 京都旅行 金閣寺エリアその3

今回も京都旅行の記事です。しかし、ようやく美術館ネタを仕入れてきたので、京都編はこの記事で一時中断(まだ沢山あるので折を見て再開します)

今日は前回の記事で飛ばした仁和寺です。なぜ飛ばしたかというと、このお寺は見所が多くて素晴らしいので、他と一緒に紹介すると記事が非常に長くなるのため、独立した記事にしました。
この仁和寺は真言宗御室派のお寺で、888年に宇多天皇が完成させました。その後、江戸時代まで皇室の皇子や皇孫が門跡として勤めました。応仁の乱で全焼したりもしたらしく、現在の伽藍は徳川家光が再建したものらしいです。さらにここはお寺だけでなく遅咲きの桜「御室桜」でも有名らしいです
公式サイト:http://web.kyoto-inet.or.jp/org/ninnaji/

入口の門。二王門(仁王じゃなく二王と書くようです。)
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(左):名前に相応しく仁王がいます。左は吽。
(右):右は阿。余談ですが、人間が生まれておぎゃあと叫ぶときの顔が阿。死ぬときに口を結ぶのが吽の顔と聞いたことがあります。(真偽は不明ですw)
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入口を入ってからすぐ左にある御殿入口。ここには地を這うような見事な松もありました。
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御殿内の屏風。 岸駒(がんく)という江戸後期の岸派の絵師の作です。まずまず良い感じ
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屋内を進んでいった白書院にある襖絵。福永晴帆の1937年の作品らしいです。ちょっと斜めっててすみません。優美さと大胆さが共存していて見事です。
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隣の部屋。四季折々の松をテーマにしています。まさに「壮観」ですねw
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上の絵の左側面。舞い飛ぶ鳥が爽快で自由です。
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これは右側面。岩に打ち付ける波の飛沫が力強い動きを感じさせますが、全体的に大和絵風の柔らかい上品さも感じます。
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さらに隣の部屋。面白い構図です。
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もちろん襖絵だけじゃなく庭も見所です。南庭
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南庭の全景
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宸殿(しんでん)への渡り廊下
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宸殿から観る南庭
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宸殿から観る北庭。ここの眺めは抜群でした。向こうに五重塔が見えます。
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北庭の西側
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欄間? こんなところまでアートです。
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この宸殿(しんでん)には上段の間、中段の間、下段の間があり、それぞれ原在泉が1913年に描いた襖絵などがあります。
上段の間の床には「遠山流水」 襖には春の「桜花」 その裏面の中段の間側には夏の「葵祭之図」、他方には秋の「大堰川三船之図」 下段の間の襖には冬の「鷹野行幸図(大阪・交野)」ということで四季がテーマのようです。

まずは下段の間 「鷹野行幸図(大阪・交野)」 豪華です。
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中段の間 「大堰川三船之図」
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中段の間 「葵祭之図」
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上段の間 左のが「桜花」です。 右に「遠山流水」があります。
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上段の間の正面のアップ。見事な孔雀です。 それにしてもここの襖や戸の絵は素晴らしいものばかりでした。
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これは霊明殿(れいめいでん)だったかな。作者は忘れましたがこれも渋いです。
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霊明殿の本尊は薬師如来です。御殿内にはここしか仏堂はないようです。
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霊明殿付近から観る北庭。散歩してみたいw
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黒書院。ここには1931年(弘法大師1100年御忌の)に堂本印象に描かれた襖絵が各部屋にあるみたいでした。黒書院は裏に竹の間、表は柳の間、松の間、秋草の間、上段の間と4つの間があります。
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黒書院の襖絵。これは松がかかれてますので松の間でしょう。
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こんな感じで御殿をぐるっと巡りました。

これは御殿から出る途中にあったお茶席。500円だったかな
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この仁和寺は御殿だけでなく沢山の伽藍があります。結構広いです。
これは勅使門。
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何故か中門の前景写真を撮り忘れましたが、
(左):中門の多聞天
(右):中門の持国天
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さらに進むとさっきの北庭でも見えていた五重塔が見えます。そういえば五重塔で有名な東寺も真言宗ですね。
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五重の塔の北東あたりにある九所明神(本殿、左右殿) 九つのメジャーな神様を祭っています。前にあるのは古田織部が考案した織部型石灯篭で、三日月の穴が開いていました。
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これが本殿かな
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九所明神の西にある経蔵。一切経が収められているらしいです。何故かこの経蔵は禅宗の様式の建築です。
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国宝の金堂。要は本堂です。
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本尊は阿弥陀三尊像です。
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金堂の左側。
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この奥にはさらに弘法大師をまつった御影堂とか、御室88箇所めぐり(2時間程度のコースらしい)などもありました。御室88箇所は流石にやりませんでしたw

観音堂。ここには千手千眼観自在菩薩や二十八部衆もいるようですが観られませんでした。
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中門あたりから入口方面を観た景色。本当に見所が多かったです。
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ということで、かなり充実したお寺でした。京都の中でもかなり上位の満足度でした。ここには宿泊施設もあるみたいで、泊まって御勤めに参加すると特別に観られる場所もあるそうです。京都に足を運ばれた際は是非寄ってみてください。
さて、京都旅行はこれで半分くらいかなw 次回から本線復帰で美術館ネタに戻りますが、またその次の週あたりに京都の記事を再開しようかと思います。
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Comment
No title
こんにちは、みるらです。
京都は何度いっても、どこへ行ってもいいですねぇ。
襖絵もステキですが、欄間の飾りもステキ☆

写真が大きいのがいいですねえv-22
追体験しているような感じを覚えます。
また行きたいですわぁv-34
No title
>みるらさん
コメントありがとうございます。 京都は東京とは違った絵になる雰囲気を持っていて素晴らしい町ですね。特にこの仁和寺は美の宝庫でした!
もう少しすると紅葉の時期で京都はますます美しくなるんでしょうね。 京都に行く機会があったらここにも訪れてみてください^^
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