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GO!GO! 特急列車 出発進行~! 【旧新橋停車場 鉄道歴史展示室】

日付が変わって昨日となりましたが、土曜日に新橋の旧新橋停車場 鉄道歴史展示室で「GO!GO! 特急列車 出発進行~!」を観てきました。

DSC03301.jpg

【展覧名】
 GO!GO! 特急列車 出発進行~! 

【公式サイト】
 http://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/

【会場】旧新橋停車場 鉄道歴史展示室
【最寄】新橋駅

【会期】2017年11月21日(火)~2018年4月8日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_②_3_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示は鉄道歴史展示室の小展示で、写真とボードを使って特急列車の歴史を紹介する内容となっています。展示品はほぼ写真なので充実度は低いものの、鉄道ファンには嬉しい昔の特急の写真などが並んでいました。

まずは電車特急の歴史がボード紹介されていました。1958年に東京~大阪・神戸間に電車特急「こだま」が運転開始されると、それまでの機関車が客車を引くスタイルから高速で快適な乗り心地へとなり人気を博したようです。ここには電車特急の歴史の中でも特徴のある車両を写真で展示しています。いくつか挙げるとこんな感じ。
 ・「ライラック」の781系は前面まで赤い帯が入っているのが特徴
 ・「しなの」の381系は振り子式で速度を落とさずカーブを曲がれる。今も「やくも」として山陰で活躍
 ・「踊り子」の185系は緑のストライプが特徴で、今も現役で活躍中
 ・「はくつる」の583系は昼夜両用で、昼はボックスシート、夜は寝台車として半世紀近く活躍した
 ・「あさま」の189系は碓氷峠を越える為、電気機関車EF63系と協調運転が可能となっている
 ・「とき」等の151系はボンネットタイプで山岳路線用の161系に発展し、その後統合されて181系が活躍
 ・481系は交直流両用で、特急車両最大の1453両が製造された。後に483系、485系、489系へと発展
 ・「こだま」の20系は1958年にデビューし翌年に151系と改名
といった感じで説明と共にかつての勇姿の写真が観られました。

その先にも昭和から現在の首都圏の特急の写真がありました。こちらは小さめですが、「ひばり」や「あまぎ」といった古い特急から懐かしい新特急シリーズなどを観ることができました。

その裏側には先程も出てきた583系の詳細のパネルがありました。ボックスシートがどのようにベッドになるのかが解説されていて、これは映像コーナーでも観ることができます。昼夜問わず走るので走行距離も新幹線並だったようですが、特急なのにボックスシートというのは近年ではあまり人気がなかったようです。主に東北と関西・北陸で走っていたのがわかる地図などもありましたが、2017年4月8日をもって引退しました。これは鉄道ファンとしては寂しいニュースだったのでよく覚えていました。

その先にはスーパービュー踊り子と昭和の頃の中央線沿線の模型、「はくつる」「みちのく」のヘッドマークなどがありました。

そして再び写真ボードがあり、今度は関東の主要な私鉄特急の写真がありました。伊豆急では2017年7月21日から「THE ROYAL EXPRESS」がデビューしていて、非常に豪華な内装が話題を呼んでいます。残念ながら走っている所の写真ではなかったですが、これはいつか乗ってみたい…。
 参考リンク:「THE ROYAL EXPRESS」公式サイト
また、西武鉄道でも2018年度末に近未来的な特急がデビューするようで、レッドアローなどの懐かしの車両と共に紹介されていました。他にも小田急の歴代ロマンスカーや東武鉄道でデビューしたばかりのリバティなんかの写真もありました。

最後は2017年12月に中央線に投入されたE353系の詳細が展示されていました。この車両は空気バネ式車体傾斜方式を採用していて、振り子式と同じくらいの速度を保ちながら揺れを抑えた快適な乗り心地を実現しているようです。振り子式は非常に揺れるので、これはどう違うのか乗ってみたい…。

出口付近にはクハE351系の「あずま」とクハ481系の「ひばり」の大きな模型と、1964年当時の「つばめ」のヘッドマークもありました。


ということで、完全に鉄道ファン向けの内容でしたが、特急の個性が分かる内容となっていました。私は鉄道好きなので写真を観るだけでも楽しむことができました。 この記事を書いている時点で既に最終日となっていますが、この資料館では毎回こうした鉄道に関する品々を展示しているので、鉄道好きの方は新橋・銀座に行く機会があったら立ち寄ってみるのもよろしいかと思います(いつも無料です)
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