関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

BERTRAND LAVIER - MEDLEY 【エスパス ルイ・ヴィトン東京】

以前ご紹介した根津美術館の展示を観た際に、表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で「BERTRAND LAVIER - MEDLEY WORKS FROM THE COLLECTION」も観てきました。この展示は撮影可能でしたので写真を使ってご紹介していこうと思います。

DSC04908_201806020221588b4.jpg

【展覧名】
 BERTRAND LAVIER - MEDLEY WORKS FROM THE COLLECTION 

【公式サイト】
 http://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/

【会場】エスパス ルイ・ヴィトン東京
【最寄】原宿駅、明治神宮前駅、表参道駅

【会期】2018/04/19 ~ 09/24
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示はベルトラン・ラヴィエというフランスの現代アート作家のミニ個展となっています。ベルトラン・ラヴィエ氏はヴェルサイユの園芸学校出身で、1970年代初頭からアーティストとして活動しているそうで、マルセル・デュシャンのレディ・メイド(既成品を組み合わせた作品)の精神やポップアート、ありふれた要素を用いたヌーヴォー・レアリスムの手法などが使われるようです。今回の展示は7点のみとなっていましたが撮影可能となっていましたので、それを使っていこうと思います。ちなみに全作品に解説のカードが貰えますので、それを観ながら鑑賞するとよく分かるかも。

ベルトラン・ラヴィエ 「Ibo (イボ)」
DSC04910.jpg
こちらはニジェールのイボ族の呪物を型取りして作ったブロンズ像で、クロムメッキの加工がされています。他国の宗教儀式を芸術として称えると共に自分たちの文化に帰化させるという意味合いがあるようで、植民地支配とも関連付けているようです。プリミティブな造形で力強いですが、金属製なのが現代的に思えました。

ベルトラン・ラヴィエ 「Atomium, detail N°10 (アトミウム、ディテール No. 10)」
DSC04912.jpg
これは解説を読んでもいまいちよく分からなかったのですが、アルミにゴッホ風のタッチでアクリルを塗っているようです。シンプルな形と手法ですが、いかにも現代アート的な幾何学性を感じます。

ベルトラン・ラヴィエ 「Empress of India II (エンプレス・オブ・インディア II)」
DSC04919.jpg
こちらはフランク・ステラの作品を模してネオンライトで作ったものです。確かにフランク・ステラの作品そのものと言った感じですが、ネオンが広告のようで面白い効果となっていました。

ベルトラン・ラヴィエ 「Paysages Aixois (エクスの風景)」
DSC04921_20180602022204ea7.jpg
こちらはセザンヌがよく描いた南仏のエクス=アン=プロヴァンスにあるサント・ヴィクトワール山を描いた作品。元々は道路標識だったものにペイントしているそうで、ここでもラヴィエが解釈するゴッホ風のタッチで描いているようです(そうは思えませんが) 既存品が風景画みたいになるのは面白い発想でした。
 参考記事:セザンヌゆかりの地めぐり (南仏編 エクス)

ベルトラン・ラヴィエ 「Birka (ビルカ)」
DSC04924.jpg
これはモンドリアン風のテキスタイルの中央辺りにアクリルを正方形をペイントした作品で、反射している辺りがペイント部分です。これも既存品を元に独自に手を加えることで、装飾性と芸術性の関係を考察するような作品となっているようです。何も知らず観た時は、何でここだけテカってるんだろ?くらいにしか思えませんでしたがw

ベルトラン・ラヴィエ 「La Bocca sur Zanker(ツァンカーの上にラ・ボッカ)」
DSC04926_20180602022209c7c.jpg
こちらは冷蔵庫の上にダリがデザインした(制作はstudio65)ソファが乗っている作品。柔らかい唇と無機質な冷蔵庫の組み合わせが何ともシュール。これはレディ・メイドの手法そのものと言えるんじゃないかな。ちなみにこのソファはマリリンという名前で埼玉県立近代美術館で座ることもできます。
 参考記事:埼玉県立近代美術館の椅子 2011年10月

この他に1点ありましたが、全部載せるのはやめておきますw

こちらがはベルトラン・ラヴィエ氏のインタビュー
DSC04929.jpg
難しくてよく分かりませんでしたが…w


ということで、パッと観ただけではよく分かりませんが解説を読みながら鑑賞できたのでそこそこ理解できました。ゴッホ、ステラ、デュシャン、ダリなど様々なアーティストの精神を受け継いで作っているようなので、その辺のアーティストを知っているとより一層楽しめるのではないかと思います。 逆に特に深い解釈を求めないでも見た目が面白いので写真を撮るだけでも楽しいかもw
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