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【番外編】 京都旅行 銀閣寺・下鴨神社

今回も番外編で京都の記事ですが、この記事で番外編は一時中断して、次回から関東の美術展についての記事に戻ります。京都ネタも結構残っているので、いずれまたご紹介しようと思います。

二条城→京都御所と回った後に、バスで銀閣寺に向かいました。その後、下鴨神社にも行くコースでした。


向かう途中に焼いて日の浅い大文字が見えました。
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銀閣寺に向かう途中の哲学の道。この左隣に川が流れています。wikiによると、「哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたと言われる」とのことです。紅葉したらもっと綺麗になりそうです。
参考:哲学の道のwiki
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やってきました銀閣寺。ご存知の方も多いかと思いますが、正確には東山慈照寺といって臨済宗のお寺です。
公式サイト:http://www.shokoku-ji.or.jp/ginkakuji/
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↑の門を右手に曲がると、生垣があります。ここもパンフレットとかでよく観るかな。
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ちょっと枯山水っぽい。銀沙灘(ぎんしゃだん)というそうです。
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これが観音殿 銀閣です!って工事中w 元々、金閣に比べると地味ですが、書院造で日本美を代表する建物として評価が高いようです。
室町幕府の八代将軍、応仁の乱より後に足利義政が造ったものです。そのせいか足利義政は風流な趣味人のイメージがありますが、政治的にはどうしようもない馬鹿で、飢饉で賀茂川に餓死者が溢れるご時世にも邸宅や御所を改築してたそうです。無駄な家督争いを巻き起こし、ついには応仁の乱を招きました。(しかも応仁の乱の時も無視して連歌や宴会を開いてたほどのズレっぷりですw) 数寄者も度が過ぎると危険ですね。
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向月台(こうげつだい)。築山かと思いましたが違うかな? なんでしょうかねw
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方丈と銀沙灘
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方丈から観る景色。左から、銀沙灘、向月台、銀閣寺
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方丈の隣にある国宝の東求堂
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東求堂の前にある池。ぽつんとある石は座禅石。庭は綺麗で良いですね。
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(左):樹齢500年の木
(右):洗月池
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裏手にはちょっとしたハイキングみたいなところがあって、さっきの池の裏を通ります。手前にある石が座禅石。向こうに東求堂と方丈が見えています。
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ここから先は急な坂道がありました。
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裏手の坂道を登ると、こんな感じで見晴らしの良い場所にでます。
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銀閣のアップ。紅葉しかかってるので綺麗に見えました。紅葉したらもっと良いんでしょうね。むしろここから観た銀閣が一番良いかもw
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これは屋根瓦の説明つきの参考モデルです。これで銀閣寺は終わりです。
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タクシーで一気に下鴨神社の桜門の前まできました。下鴨神社は京都の中でもかなり古い神社のようで、奈良時代まで遡るのだとか。
公式サイト:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
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舞殿。
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舞殿のアップ。賀茂祭(葵祭)の時、勅使が御祭文を奏上され東遊が奉納されると説明書きに書かれていました。
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名前が忘れましたが、舞殿の右側にあります。
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神服殿。夏・冬の御神服を奉製するところらしいです。
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振り返ると桜門と白壁が見えます。御所の承明門もこんな感じだったなあ。
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左から、舞殿、名前がわからないやつ、桜門。
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奥へと続く門
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左が印納社で、右が一言社かな。一言社~三言社の十二支の社がありました。
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印納社のアップ。この奥に国宝の東本殿、西本殿があるようですが、ここまでしかいけませんでした。
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戻って、舞殿の右奥に行くと御手洗川(みたらしがわ)というのがあって、そこに輪橋(そりはし)が架かっています。いつもは水が流れていないようですが、土用が近づくと水がわいてくるので、京の七不思議のひとつとされています。湧き上がる水泡を形どったのがみたらし団子の起源なのだとか。
ちなみに、この輪橋の近くで、尾形光琳の「紅白梅図屏風」が描かれたそうで、光琳の梅と呼ばれているそうです。
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御手洗池と井上社。みたらし団子の発祥の説明などもありました。
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桜門をもう一回w 見事です。これを撮った後、参道を南下して今出川通りを目指しました。
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これも京都七不思議のひとつ「連理の賢木(れんりのさかき)」 桜門を出てすぐのところにあります。 右隣にある縁結びの社のパワーで2つの木が1つにくっついたものらしく、この木で4代目とのことです。確かに絡まっています。
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さらに南下すると方丈記を書いた鴨長明ゆかりの社である河合神社があります。八咫烏命(やたからすのみこと)を祀っていて、サッカーの日本代表のマークとも関連があります。また、女性が美人になるというご利益があるようです。。
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舞殿。ここでも何か儀式するのかな。日が暮れて良い具合に灯りがともってきました。
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鴨長明の方丈の再現。鴨長明は下鴨神社の禰宜(ねぎ。神官のことです)の息子として生まれました。(高校の古文のときに、カモネギと教わりましたw) 余談ですが、同じく3大随筆の1つ「徒然草」の吉田兼好も、この近くにある吉田神社の神官の息子です。
この方丈は中は五畳半くらいで、見た目はしょぼいですが、組み立て式で移動可能です。こういう部屋の中で方丈記は書かれたんですね。
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本殿かな? 一応お参り。京都では神社にも参拝しまくったので、二礼二拍一礼の作法も板に付きましたw
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という感じで、この辺も見所が多くて、時間があったら行きたかった上加茂神社や南禅寺は行かず終いでした。御所の近くの相国寺とかも行けなかった…。 いずれ機会があったら行ってみたいと思います。


次回から本線復帰で美術館ネタです。3連休は充実した美術館巡りができました。
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