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【インターメディアテク】の案内

前回ご紹介した東京ステーションギャラリーの展示を観た後、東京駅前のKITTEの中にある「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」にも行ってきました。

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【公式サイト】
 http://www.intermediatheque.jp/

【会場】JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク
【最寄】東京駅

空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、このインターメディアテクは2013年にオープンした日本郵便が運営する商業施設KITTE(キッテ。東京駅の赤レンガの駅舎のすぐ近く)の2~3階の一角にある無料の博物館で、日本郵便と東京大学総合研究所博物館が共同で運営しています。(JPタワーというのは建物の名前です) この日は「特別展示『アヴェス・ヤポニカエ(4)――ディテールへの執念』」という展示もやっていましたが、特にメモは取りませんでしたので、今回はごく簡単に施設全体についてご紹介しようと思います。

まずこの博物館には東京大学の様々な学術文化財を集めた常設展示『Made in UMUT――東京大学コレクション』というコーナーがあります。ここには鉱物や金塊・宝石、化石、骨格標本、蝶など標本、剥製、アフリカやペルーの民俗に関する品(面とか)、土器などが並び、レプリカもあるようですが貴重な品を観ることができます。科学もあれば民俗もありといった感じで、割と脈絡ない感じが逆にワクワクする内容です。しかもこの建物自体が昭和初期のモダニズム建築なので、雰囲気としては研究室やクンストカンマー的な部屋のように思えます。私のお勧めは3階の動物の剥製で、点数はそれほど多くないですが美しい姿の動物たちを観ることができます。残念ながら作品や内部の写真は撮ることはできませんが、1部屋だけ撮影可能となっています。

こちらが撮影可能な部屋
DSC07968.jpg
アカデミックな威厳溢れる雰囲気です。

壁にかかっているのは誰の肖像か分かりませんが、恐らく東京大学の教授かな
DSC07969.jpg
普段はあまり近くに寄れないので遠くから観る感じ

蓄音機らしきものも見えます。
DSC07965.jpg
このインターメディアテクはジャズのイベントも定期的にあるようで、この部屋で蓄音機で再生するのだとか。

さらに常設以外にも特別展を定期的に開催していて、この日も東京大学医学部附属病院の歴代教授の肖像画とかマニアックな品もありましたw 特別展はちょくちょく内容が変わりますが、やはり研究に関するものが多いかな。期間が長かったり短かったりまちまちなので、気になるのを見逃したこともありますw


ということで、割とカオスな感じが楽しめる博物館で、東京駅のすぐ近くで無料で観られるとは思えないくらいです。kitteはショッピングや食事で訪れるにも便利なので、非常に利便性の高い場所にあると言えます。東京ステーションギャラリーや三菱一号館美術館なども近くにあるので、美術館巡りのルートにも入れやすいと思います。ふらっと寄るのに向いているので、東京駅(赤レンガの丸ノ内南口辺り)に行く機会があったら立ち寄ってみると楽しめると思います。

ちなみに、2018年時点でこの博物館で秋篠宮家の眞子様が働いているそうです。私は見かけたことはないですが、もし見かけても驚いて失礼の無いよう心の準備はしていますw
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