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アートアクアリウム展2018 & ナイトアクアリウム 【日本橋三井ホール】

今日は写真多めです。先日、平日の会社帰りに三越前駅から直結のコレド室町1の中にある日本橋三井ホールで「アートアクアリウム展2018 & ナイトアクアリウム」を観てきました。この展示は撮影可能(動画不可)でしたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

【展覧名】
 アートアクアリウム展2018 & ナイトアクアリウム 

【公式サイト】
 http://artaquarium.jp/

【会場】日本橋三井ホール
【最寄】三越前駅

【会期】2018年7月6日(金)~9月24日(月・祝)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適
  ※7/9(平日)の19:30です。混雑予想は後述します

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
私が行ったのは会期が始まったばかりの平日の夜だったこともあって空いていて快適に鑑賞することができました。この展示は毎年やっていますが、土日や金曜の夜は混む傾向にあります。特に夏休みに入るとビルの外まで行列していた年もあったので、タイミングによっては激混みになることも予想されます。 平日でも結構夜遅くまでやっているので、狙い目は平日の夜じゃないかな。都心で働いている方は会社帰りに寄るというのも手だと思います。

さてこの展示は先述のように毎年恒例となった金魚のアクアリウムで、日本の伝統芸能もモチーフにしつつインスタレーション的な感じの見せ方が特徴となっています。今年のコンセプトは「真の日本」ということで、何のことだろうと思いましたが、展示自体はいつもとあまり変わらなかったような…w 一応、今年は新作が1つあったり金魚の種類が分かるような展示が復活しているなど、昨年との違いはあったかな。詳しくは写真を使ってご紹介していこうと思います。なお、この展示は時間ごとに呼び名が違うようで私が行ったのはナイトアクアリウムの時間帯でした。(夜はイベントとかお酒の販売があります)

参考記事:
 アートアクアリウム展2017 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
 アートアクアリウム展2013 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
 アートアクアリウム展2012 & ナイトアクアリウム (日本橋三井ホール)
 スカイ アクアリウム2011 (森アーツセンターギャラリー)
 スカイアクアリウムⅢ (TOKYO CITY VIEW)

入口から大部屋に伸びる廊下に早速 今回の新作が展示されていました。
DSC00565.jpg
これは天井を撮ったもので、「天井金魚」という作品のようです。時間の経過で色が変わっていくのが特徴で、幻想的な雰囲気の廊下となっていました。

こちらは屏風風の水槽。背景の映像も変わっていきます。
DSC00314_2018071100015191b.jpg
以前は風景なんかを写していましたが、今回はより抽象的な感じになったかな。淡い色彩のほうが涼しげな雰囲気に思えます。

屏風の下の水槽を覗くとこんな感じ。
DSC00326.jpg
様々な種類の金魚が泳いでいます。この金魚たちは1匹1匹大事にされているのだとか。光と音でストレスにならないかと毎年心配していたのですが、ちゃんと管理してるみたいです。

こちらは手毬をイメージした「手毬リウム」
DSC00568.jpg
ちょっと擦りガラスみたいになっていてアップが撮りづらかったですが、中には割と大きめの金魚が元気よく泳いでいました。

今回のメイン会場の雰囲気はこんな感じ。今回は今までで最も空いているタイミングで観られましたw
DSC00401_20180711000358e2a.jpg
お馴染みの水槽が並んでいて、すっかり定番化したように思います。

こちらは「超花魁」という作品。毎年恒例の「花魁」のパワーアップ版のようです。こちらも色が変わっていきます。
DSC00341_20180711000154517.jpg DSC00350_201807110001569d9.jpg
具体的には規模が3倍になったそうで、確かに大きくなった感じがします。会場でも特に目を引く作品です。

この辺の壁には切子が壁に嵌め込まれていました。
DSC00360_20180711000157129.jpg
こういう和テイストの演出がこのアートアクアリウムの特徴といえます。

こちらは「キリコリウム」という江戸切子をモチーフにした作品。
DSC00364.jpg
非常に豪華な印象を受ける台座となっています。水槽は上の方にある鉢の部分となります。

キリコリウムの鉢の中はこんな感じ。
DSC00365.jpg
ほっぺたが膨れた可愛い金魚がいました。水槽の色ともマッチしています。

こちらは「プリズリウム」という作品。ダイヤモンド状の形となっています。
DSC00370_20180711000202497.jpg
こちらも毎年定番の水槽で、色の移り変わりが楽しめます。

今回驚いたのはこちら。
DSC00377.jpg
なんと、金魚じゃなく錦鯉がいましたw まあ似たようなものかもしれませんが…w

こちらは作品名がわかりませんが、水槽を段々に並べた作品。
DSC00380.jpg
これは水槽ごとに違う金魚がいて、割と見やすいのが良かったです。

続いて奥の小部屋へと進んでいきました。奥はこんな感じ。
DSC00555.jpg
両脇に金魚の種類別の展示があり、中央には「九谷金魚品評会」という九谷焼に入った金魚がいます。

こちらはブロードテール琉金という金魚
20180709 195713
名前の通り太い尻尾が特徴で、ちょっと熱帯魚みたいな形に見えるかな。

こちらは丹頂
DSC00461.jpg
真っ赤な鶏冠のような頭部が特徴的です。たまにリーゼントみたいな形のもいて面白いw

こちらは らんちゅう
DSC00477.jpg
これも頭がモコモコした感じかな。変わった形をしているので、この辺は記憶に残っていました。

こちらは地金
DSC00496.jpg
銀色の部分が多めの金魚なのかな? 赤い部分のほうが少ないように見えます。

こちらはオランダガシラ
DSC00511_201807110004078f2.jpg
結構大型で、ゆっくりと泳いでいて優美な雰囲気でした。中々貫禄があります。

こちらが九谷焼の器を金魚鉢にしたもの
DSC00472.jpg
スッキリとした形で、器も涼しげな印象を受けます。

九谷焼の中はこんな感じ。
DSC00522.jpg
この金魚の種類はわかりませんでしたが、本当に金色がかっていてヒレも大きく豪華な雰囲気です。

こちらは「床掛け金魚飾り」という作品。金魚は掛け軸の中にいます。
DSC00524.jpg DSC00533.jpg
ちょっと金魚が遠くて見づらいですが、日本の文化をデフォルメしたような空間となっています。

こちらは「カレイドリウム」という作品。
DSC00552.jpg
万華鏡をイメージしていて、側面に三角やひし形の窓のようなものがあります。

「カレイドリウム」のアップ。この三角で万華鏡のようになるはずなのですが、特に無くても綺麗かなw
DSC00545.jpg
敷き詰めたビー玉が一層色鮮やかに見せているように思えました。

最後に、バーカウンターがありました。
DSC00560.jpg
19時以降はお酒を飲みながら鑑賞することができるようです。また、日によってはライブイベントなんかもあるようです。


ということで、今年も概ね例年通りの内容となっていました。日本文化をステレオタイプ化しているような気もしますが、非常に華やかな演出となっているので 多くの人が綺麗で幻想的な光景を観ることができる内容だと思います。撮影したりお酒を飲んだりと人それぞれの楽しみ方もあるんじゃないかな。日によっては混雑も予想されますので、お出かけの際は時間に余裕を持っていくと良いかと思います。
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