関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

化ケモノ展 【サンシャイン水族館】

今日は写真多めです。この間の土曜日に池袋のサンシャイン水族館で特別展「化ケモノ展」を観てきました。この展示は撮影可能となっていましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

DSC04091.jpg DSC03871_20180912235311e9c.jpg

【展覧名】
 化ケモノ展

【公式サイト】
 http://www.sunshinecity.co.jp/campaign/cp/bakemonoten/

【会場】サンシャイン水族館 特別展会場
【最寄】東池袋駅、東池袋四丁目駅、池袋駅

【会期】2018年6月28日(木)~11月25日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間40分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
結構お客さんがいて、会場が狭めのこともあって混雑感がありましたが、少し待てばじっくり観られる感じでした。

さて、この展示は「化ケモノ」というタイトルになっていますが、お化けではなく生物の「擬態」をテーマにした展示となっています。擬態は大きく分けて3つのタイプがあり、
 ペッカム型擬態:だまして食べる 待ち伏せ型の擬態
 ベイツ型擬態:強いものに化けて回避する 虎の威を借りる擬態
 隠蔽型擬態:周囲の風景に溶け込みやりすごす カムフラージュの擬態
となっているようです。この展示では各ケースにその解説と共に擬態の上手さに応じて、サンシャイン水族館が認定した擬態レベルが設定されていて
 Lv.5 神 よく見ても分からない
 Lv.4 達人 よく見ないと分からない
 Lv.3 名人 近づくと分かる
 Lv.2 プロ 似ている
 Lv.1 アマチュア 似せようとしている
となっていました。詳しくは写真と共にご紹介していこうと思います。

まずはこちらの水槽。早速、達人ランクのペッカム型擬態(待ち伏せ型)をしています
DSC_0324_enc_20180912235447f3b.jpg
何処だか分かりますか? 達人レベルでもこの難易度ですw

答えは端っこにいるこちらの生き物。
DSC03749_20180912235459c75.jpg
イロカエルアンコウという海綿や岩に擬態する生き物で、頭にはエスカ(疑似餌)という器官があって小魚をおびき寄せるのだとか。2重の罠ぶりが凄い。

こちらもペッカム型擬態(待ち伏せ型)です。枯れ葉に紛れているカマキリがいます。
DSC_0329_enc.jpg
この虫はマルムネカレハカマキリ(の標本)で、熱帯雨林の木の上で近づく生き物を捕まえているそうです。攻撃型の擬態ですね。

こちらの水槽には2種類の生き物が入っているようなのですが、写真で見ても全く同じフグに見えます。
DSC_0333_enc_201809122354508fd.jpg
これはノコギリハギという魚で、シマキンチャクフグにベイツ型擬態(虎の威を借りる擬態)をしています。毒があると思わせることで捕食者から襲われないようにしているようです。背鰭と臀鰭の大きさが違うようですが、少なくとも泳いでいる姿は見分けが付きません。まさに神ランクの擬態。

こちらは標本ですが2種類の生物がいます。これもかなり見極めが難しいベイツ型擬態(虎の威を借りる擬態)です。
DSC03757.jpg
一方はクビアカスカシバという蛾の仲間で、有毒の蜂に擬態しています。よ~く見れば違いがあるのですが、これも動いていたら見分けはつかなそうでした。

こちらは今回のポスターにもなっているアフリカオオコノハズク。名人ランクの隠蔽型擬態(カムフラージュ)です。
DSC_0335_enc.jpg
これは擬態していない時のようですが、身を細くすると木の枝のようになるようです。逆に羽を広げて相手を威嚇することもあるのだとか。まだこれなら見つけられそうw

こちらはペッカム型(待ち伏せ型)のハナカマキリ。達人ランクの擬態だけあって探すのが難しいw
DSC_0339_enc.jpg
この写真の右下の花の上に乗っかってる白いのがハナカマキリです。と、言われても分かりづらいかもしれませんねw

こちらはペッカム型(待ち伏せ型)と隠蔽型擬態(カムフラージュ)の複合型のミツヅノコノハガエル。達人ランクです。
DSC_0342_enc.jpg
この中にいるのですが、目に入っても分からない擬態ぶりです。

答えはこちら。よく観るとちゃんとカエルの形をしています。
DSC03784.jpg
場所によっては完全に枯れ葉に見えるんじゃないかな。

こちらはヘラオヤモリの仲間の一種で、隠蔽型擬態(カムフラージュ)の神ランクです。
DSC_0346_enc.jpg
これはアップで撮ったので分かりやすくなっていますが、実際に見た時はどこにいるのか分からず結構探しましたw 

こちらはヒラメ。ペッカム型(待ち伏せ型)と隠蔽型擬態(カムフラージュ)の複合型です。
DSC_0348_enc.jpg
右のは結構難しいですが、今まで観てきた中では見つけやすいほうですねw 名人ランク止まりでした。

こちらはナンヨウツバメウオ。隠蔽型擬態(カムフラージュ)の名人ランクです。
DSC03806_2018091223581853a.jpg
泳ぎ方もゆらゆらしていて枯れ葉が水中を漂っているような感じです。虫食いの穴みたいな模様もあって面白い。

こちらはペッカム型(待ち伏せ型)の神ランクのオニダルマオコゼ
DSC03812.jpg
眼の前にいても全くわかりませんw 岩そのものとしか思えませんでした。

こちらは達人ランクのベイツ型擬態(虎の威を借りる擬態) どう見てもウミヘビですw
DSC03825_20180912235821f6a.jpg
その名もシマウミヘビ。しかし実は魚類の鰻の仲間で毒はありません。猛毒を持つウミヘビの仲間(エラブウミヘビ)などは白黒のストライプが特徴なので、かなり上手く化けてます。これを見かけたら本当にウミヘビかもしれないので逃げてください。素人には見分けはつきません。

最後の辺りは番外編として変わり種の生物を紹介していました。

こちらにはクギベラのオスとメス、スミレナガハナダイのオスとメスが入っていますが、この魚は驚きの生態があるようです。
DSC03845.jpg
何と、こうした魚は全てメスで生まれてきて、体が大きい個体のみがオスになるのだとか。擬態とは違った本当の化けっぷりですね。

他にも幼年期だけ化けるクロスズメダイなども紹介されていました。闘争を避ける為の戦略なのだとか。

こちらはウミヅキチョウチョウウオ
DSC03858.jpg
本当に蝶のようですが、この黒い円が目玉のようで他の魚を威嚇しているようです。

最後に、進化による擬態ということでヨツユビハリネズミとタワシw
DSC03865.jpg
言うほど似てないですねw 最後はちょっとジョークみたいで可笑しかったです。


ということで、驚きの擬態の数々を目の当たりにすることができました。特に達人ランク・神ランクに認定された生き物の擬態ぶりは特筆ものです。その驚きを撮影することもできますので、不思議な生き物が好きな方は是非チェックしてみてください。点数は多くありませんが予想以上に面白い内容の展示です。


関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト

全記事の一覧リンク

カテゴリ
リンク
このブログをリンクに追加する

日ごろ参考にしているブログです。こちらにも訪れてみてください。

<美術系サイト>
弐代目・青い日記帳
いづつやの文化記号
あるYoginiの日常
影とシルエットのアート
建築学科生のブログ
彫刻パラダイス
ギャラリークニャ
「 10秒美術館 」 ~元画商がほんのり捧げる3行コメント~ 
だまけん文化センター
横浜を好きになる100の方法
美術品オークション

<読者サイト>
アスカリーナのいちご日記
Gogorit Mogorit Diary
青い海(沖縄ブログ)
なつの天然生活
月の囁き
桜から四季の花まで、江戸東京散歩日記
うさみさんのお出かけメモ (u_u)
森の家ーイラストのある生活
Croquis
ラクダにひかれてダマスカス

<友人のサイト>
男性に着て欲しいメンズファッション集
Androidタブレット比較
キャンペーン情報をまとめるブログ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
26位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
4位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。