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SHIMURAbros 「Seeing Is Believing 見ることは信じること」 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】

先週の日曜日に銀座のポーラミュージアム アネックスでSHIMURAbros 「Seeing Is Believing 見ることは信じること」を観てきました。この展示は既に終了していますが、撮影可能となっていたので写真を使ってご紹介していこうと思います。

DSC06440.jpg

【展覧名】
 SHIMURAbros 「Seeing Is Believing 見ることは信じること」

【公式サイト】
 https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/archive/detail_201810.html

【会場】ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
【最寄】銀座駅・京橋駅

【会期】2018年10月5日(金)~11月4日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_②_3_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
お客さんは結構いましたが、作品が大きめなので快適に鑑賞することができました。

さて、この展示はSHIMURAbros(シムラブロス)という ユカ氏とケンタロウ氏からなる姉弟ユニットの展示となっています。その経歴を見ると、2009~2011年には文化庁メディア芸術祭で受賞、2014年には六本木アートナイトに参加、今年は東京都写真美術館での第10回恵比寿映像祭『インヴィジブル』に参加と言った感じで活躍されているようで、日本だけでなくイタリアや中国などでも受賞し海外でも高い評価を受けているようです。2人の作品は多岐に渡る表現方法となっているようで、今回はインスタレーション作品と映像作品がありました。(充実度を低めにしたのは作品は4点だけだった為です) 早速、写真を使ってご紹介していこうと思います。

SHIMURAbros 「Half moon sunset」
DSC06419.jpg
こちらは真鍮やガラスで作られた作品。半透明で透過している黄色い部分と床の緑の部分がありますが、後ろの壁が無かったらどっちも床の模様と思ってしまいそうw この写真だと反射で半月部分が満月のように見えていたり、確かに観ているものが本当なのか?というテーマに沿った作品のように思えました。解説が無いので、そういう意図なのかは定かではないですがw

SHIMURAbros 「Seeing is believing」
DSC06417.jpg
こちらはシャワーのように水が流れ出ている作品で、こちらも鏡が使われていました。こちらもちょっと難解で意図は分かりませんが、どこか超現実的な光景のように思えました。

SHIMURAbros 「ソーマトロープ」
DSC06421_20181111003337520.jpg
これは普通のソーマトロープじゃないかと思うのですが、両面に絵を描いて回転させると2つの像が重なって見えるという目の錯覚を利用した玩具の解説です。これも観ているものは真実なのか?と問うような玩具と言えるのかも。映像自体がこの仕組と同じですね。

SHIMURAbros 「Seeing is believing」
DSC06425.jpg
こちらは2つの画面から成る映像作品で16分と30分となっているようでした。7~8分くらいは観てたと思います。

こちらは螺旋状に流れる水を触ったりしている映像。こちらでも鏡が使われています。
DSC06434.jpg
この螺旋の水がどうやって流しているのか分からず結構不思議でした。少なくとも触ってる部分は水になっていると思うのですが、どうやって曲げてるんだろ?? 不思議さが面白い映像です。

もう一方はミーアキャットなどの動物が映されていました
DSC06435_20181111003341985.jpg
たまに真っ赤になったりして、こちらは全く分かりませんでしたw

ちなみに今回のパンフレットは真ん中に小さな丸い穴が空いていて、一見するとそれが模様のように見えるという仕掛けがありました。さらに裏にすると、穴は地図上の会場の場所に空いているという機知に富んだものとなっていました。こんな所まで凝っているとはw


ということで、私は意図が理解できていない感じですが、視覚の曖昧さや ちょっと不思議な映像を目の当たりにしたように思います。もう終わってしまった展示ですが、今後も活躍されるアーティストだと思いますので、また出会う機会もあるかと思います。もっと詳細を知りたくなるアーティストでした。
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