関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

自由学園明日館のカフェ 【自由学園明日館 館内のお店】

前回のご紹介した自由学園明日館の本館を観ている途中で、館内の食堂にあるカフェでお茶をしてきました。食堂内でも撮影可能となっていましたので、食堂のインテリアと共にご紹介していこうと思います。

 → 食堂以外の写真はこちら

DSC_0061_enc.jpg

【店名】
 自由学園明日館 

【ジャンル】
 カフェ 

【公式サイト】
 https://jiyu.jp/tour/ 
 食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13061399/
 ※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【最寄駅】
 池袋駅 

【近くの美術館】
 自由学園明日館(館内のカフェです)

【この日にかかった1人の費用】
 200円程度(+入館料400円)

【味】
 不味_1_2_3_④_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_3_4_⑤_快適

【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_3_④_5_名店

【感想】
結構多くのお客さんがいましたが席は割と好きに選べる程度でした。

さて、このお店は自由学園明日館(みょうにちかん)の中にある食堂をカフェにしたもので、お店の名前は特にないようです。特徴としては館内で会計するのではなく、建物の入口で入館料を払う際にカフェ付きかどうか聞かれるので、入館料400円に200円追加するとカフェメニューを選べます。(カフェメニューについては後述) 2017年にはNIKKEI STYLEが選ぶ「NIKKEI 文化財カフェ」で東日本1位になったそうで、その魅力は何と言っても世界的な建築家であるフランク・ロイド・ライトによる設計の建物の中でお茶できる点だと思います。勿論、写真を撮ってきたので まずは店内の様子をご紹介していこうと思います。
 参考リンク:NIKKEI STYLE

こちらが食堂。左右対称に出来た幾何学的な部屋となっていますが元々の設計とは異なっているようです。
DSC_0128_enc_20181210230739795.jpg DSC_0064_enc.jpg
ライトが設計した時点ではメインフロアのみで、左側に写っている北の小部屋と、奥の東の小部屋、そしてこの背後の西の小部屋は手狭になったので弟子の遠藤新が増築したものだそうです。元々は窓の外はテラスだったらしく、当時の写真も飾られていました。

ちなみに加工して隠していますが、立って話している人たちは恐らくウェディングの相談をしているようでした。ここは結婚式場としても利用できるので、こちらも使われるんでしょうね。
 参考リンク:ウェディング


続いてこちらは北の小部屋。カフェメニューはここでオーダーします。
DSC_0076_enc_2018121023100157e.jpg
昔はこのフロアの下の階に台所があったそうで、当番の生徒が作ってダムウェーター(昇降機)で上にあげてたそうですが、実際には面倒でバケツリレーしてたというエピソードもあるのだとかw 

こちらは先程写っていなかった西の小部屋。
DSC_0247_enc.jpg
この日はここに座ることにしました。遠藤新の設計ですが、テイストは完全にフランク・ロイド・ライト風です。

西の小部屋の窓。
DSC_0088_enc_201812102310074a8.jpg
この建物はお金をかけずに美しさを演出しているのが特徴で、この幾何学的な模様が何とも優美です。

こちらはテーブルと椅子。
DSC_0085_enc_20181210231010ac0.jpg
この背もたれが六角形の椅子は遠藤新による設計です。前回ご紹介したホールの椅子とも違ってるようです。

椅子のアップ。
DSC_0070_enc.jpg
座り心地は普通の木の椅子ですが、所々のオレンジ色の線がアクセントになって落ち着きの中に華やいだ雰囲気があります。

この食堂でもう1つの見どころがこの天井と照明です。
DSC_0080_enc.jpg DSC_0079_enc_201812102310032ef.jpg
元々は食堂の四隅に照明を取り付ける予定だったのですが、ライトが建設途中に現場を訪れて、少女たちが座って食事する様子を思い浮かべた際、天井までに間が抜けた空間ができてしまうと感じたそうです。そしてその晩に吊り具を設計し、翌日にも現場にきて遠藤新に吊り具を付けさせたというエピソードもあるのだとか。こんな大胆な吊り具を一晩で考えて作ってしまうとは天才過ぎますねw

こちらは暖炉。薪が置かれていました。
DSC_0072_enc.jpg
焦げ跡もあるし、ここもイベント時には暖炉を使うのかな? この建築は暖炉があちこちあるのも特徴なので、探してみるのも面白いです。

大体撮影して気が済んだので、お茶にしましたw

ここでカフェメニューを頼みます。メニューはコーヒーと紅茶のいずれかと焼き菓子です。見学者と施設利用者では値段が違います。
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焼き菓子は2種類だったので、奥さんと1つずつ頼んでみました。これ、200円ってむちゃくちゃお得感があります。

私はコーヒー、奥さんは紅茶にしました。焼き菓子も半分ずつ食べてみました。
DSC_0066_enc.jpg
200円ではそれほど期待できないのでは?と思ったら、コクも香りもしっかりしていて驚きました。お菓子も甘さ控えめでちょうど良い感じです。流石は東日本1位だけあって、ちゃんとしてますw (上野の某遺産の中のカフェも何とかならないものでしょうか…w)

せっかくなので、ミュージアムショップでクッキーも買って一緒に食べてみました。(カフェでは売ってません)
DSC_0091_enc_20181210231253da1.jpg
こちらもゴマや紅茶などの香りが効いていて上品な味でした。お土産に買うのも良さそうです。

ちなみに、この食堂は「明日館レストラン」として年4回ほどレストランメニューとなる日があるようです。
HPを確認すると、
 ・春・4月下旬─5月上旬、夏:8月、秋:2018年10月28日、冬:2019年2月3日
 ・日時限定、年4回、メニュー1回3種
 ・詳細は開催日の3週間くらい前に載せる
と書いてありました。そのタイミングを狙ってみるのも良いかもしれません。
 参考リンク:イベント


ということで、フランク・ロイド・ライトと遠藤新の美しい建物・インテリアに囲まれてお茶できるという非常に贅沢な空間となっていました。入館料と合わせて600円(カフェ分は200円)という破格のサービスにも驚きです。今はそれほど混んでいませんが、池袋のラーメン屋に押し寄せている外国人観光客の波がここに気づくのも時間の問題かも…w 建物好きの方は是非足を運んでみてはと思います。

次回は自由学園明日館の最終回で、講堂と無料コンサートについてご紹介しようと思います。
  参考記事:遠藤新 「自由学園明日館 講堂」(2018年12月)

おまけ:ミュージアムショップで売ってた食堂の椅子のミニチュア
20181202 151839
3500円くらいだったかな。クオリティが高くて かなり迷った末に買いませんでしたが、未だに後ろ髪を引かれる思いですw

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