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松岡美術館の案内 【常設 2009年10月】

最近忙しいので今日も写真中心の記事ですw 松岡美術館で「大観・観山と日本美術院の画家たち展」を観た後、いつもどおり常設も観ました。ここはそんなに広くないのに幅広いコレクションがあります。
松岡美術館はマナーを守れば写真撮影をしても良いので、何点か写真でご紹介しようと思います。
 ※掲載に問題がありましたら掲載をおろしますので、お申し付けください。
P1080564.jpg

公式サイト:http://www.matsuoka-museum.jp/
今更ですが松岡美術館は↓ここらへんです



まずはエントランス

エミール・アントワーヌ・ブールデル 「ペネロープ」
ブールデルはロダンの助手もやってた、かなり有力な彫刻家です。
戦争に出たオデッセウスを待つ妻のペネロープ。ホメロスの叙事詩「オデッセイア」を題材にしていています。悩ましげです。
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ディエゴ・ジャコメッティ 「猫の給仕頭」
この美術館にきたら真っ先に観るのがこの作品。可愛いだけじゃなくキリっとした顔が好きです。
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左:古代ローマのアフロディテ像
右:古代ローマのゼウス像
壊れているのは暴徒にぶっ壊されたらしいです。異教徒や暴徒によってこうした像は首と手をもがれているのが多いですね。
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一番奥の部屋はインドやガンダーラの彫刻のコーナー。日本とはちょっと違った神像・仏像が拝めます。
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「楽女」
西インドで作られた作品。よくこんなコレクションを持ってるものだと感心します。
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インドの仏像たち。目鼻がくっきりしていてイケメンが多い気がするw これまた貴重な品々です。
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↑の写真を撮った場所の向かい側は庭になっています。鶴の置物がちらっとみえます。
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部屋が変わって隣の現代彫刻へ

エミリオ・グレコ 「エイコ」
この髪のボリューム感がしなやかな感じですね。
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(左)当館のヘンリー・ムーア 「台に坐る母と子」
(右)参考:箱根彫刻の森で見た作品
ムーアの作品はあちこちで観られますが、同じものを彫刻の森で観たような気が…。右の作品と比べてみてください。
P1080869.jpg 32725619_1579308849.jpg

ヘンリー・ムーア 「横たわる女、肘」
ムーアの作品は独特の作風で遠くからでも分かります。 思い出せないけどこれも同じ作品を観た記憶が…。
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エミリオ・グレコ 「水浴の女」
躍動感のある感じです。この美術館はエミリオ・グレコの作品も充実していて、この記事で紹介していない良い作品もあります。
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(左)エミリオ・グレコ 「腰かける女」
(右)参考:箱根彫刻の森で見た作品
彫刻の森で似ている作品を観ましたがちょっと違うかな。腰をくねらせて台からはみ出る感じが生き生きしてるように思います。
P1080880.jpg 32725619_3256722570.jpg


さらに隣の部屋に移動。古代オリエント美術のコーナーです。
P1080890.jpg

エジプト紀元前1500年頃の彩色木棺。
P1080892.jpg

ローマで見つかったヘレニズム後期(紀元前100年くらい)のミネルヴァ
P1080896.jpg

という感じで、この美術館は幅広いコレクションを所持しています。ゆっくり観られるし、マナーを守れば写真も撮ってOKなので興味がある方は一度遊びに行ってみてください。
この後、近くの庭園美術館にハシゴしました。
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