関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

浅野忠信 TADANOBU ASANO 3634展 【ワタリウム美術館】

今日は写真多めです。2週間ほど前の水曜日の会社帰りにワタリウム美術館で「TADANOBU ASANO 3634展」を観てきました。この展示は撮影可能となっていましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

DSC02073.jpg

【展覧名】
 TADANOBU ASANO 3634展

【公式サイト】
 http://www.watarium.co.jp/exhibition/1812_asano/index.html

【会場】ワタリウム美術館
【最寄】外苑前駅

【会期】2018年12月7日(金)~2019年3月31日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
平日の夜間開催の時に行ったこともあり、空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示は俳優として有名な浅野忠信 氏が描いたドローイングが700点も並ぶ内容となっています。浅野忠信は2013年に中国で撮影した映画「羅曼蔕克消亡史」の長い待ち時間の時にドローイングを描き始めたようで、たった5年で3,634枚という膨大な量を描いたそうです。その画風は落書きのようなものからアメコミ調や模写的なものまで幅広く、ボールペンで台本や封筒に描いてしまうなど所構わず描くようです。先日の「タモリ倶楽部」でも取り上げていたので観た方もいらっしゃるかもしれませんが、かなり独特の世界観となっていましたので、詳しくは写真を使ってご紹介して参ります。

こんな感じで初っ端から所狭しと段組みされて展示されています。特に作品名はありません。
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大体は白黒で、たまにカラーがある感じです。基本的に人物が描かれているのも特徴かもしれません。

にげろ!!にげろー!!と言うセリフが付いた作品
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吹き出しがあって漫画っぽいけど、下にある怪物の手みたいなのでストーリーを想像してしまいます。ストーリー性のありそうな作品の割合が高いように思いました。人物像のバランスは素人っぽさを感じますが良い味わいです。

ヴィトンとシャネルの紙袋を持った人物像。
DSC01903.jpg
ホームレスが高級ブランドの紙袋を持っているのかと思いました。皮肉めいた感じもしますが、そんな意図があるかは分かりません。

こちらはちょっと分かりづらいですがギターなどの楽器を弾いている人物像が並んでいた辺り。
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浅野忠信 氏はSODA!というバンドの活動もしているようで、音楽をモチーフにした絵も多いようです。SODA!と描かれた絵もあちこちで出てきます。部屋の絵に律儀にコンセントが描かれているのはタモリ倶楽部でもネタにされていましたw

こちらは封筒の裏に描かれた作品。
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イタリア語で風が強いと言ってるようです。確かに風が吹いている感じがしますw

たまに漫画仕立ての作品もあります。
DSC01929.jpg
何となく分かるけどシュールw 思いついたことを取り留めなく描いているように思えました。一種のオートマティスムみたいな。

これは高木ブーでしょうかw
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何も見ないで描いているとしたら結構凄いかも。

この辺は音楽関係の作品が多かったように思います。
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裸で演奏して背景に縄文土器や土偶が描かれているのが何ともシュールで、奇妙な面白さがあります。

こちらは漫画仕立ての作品。
DSC01947.jpg
この勢いに爆笑してしまいましたw GETPOWER!w

こちらはアンディー・ウォーホルの模写
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ひと目で分かるくらいしっかり描かれていますが、手書きの感じがして独特の味わいがあります。

こちらはゴッホの黄色い家の模写
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これも色はないけどかなり上手い模写です。他にもピカソやキース・ヘリングの模写もあって、美術に対する関心が伺えました。

こちらは浅野忠信 氏オリジナルのキャラクターのディグマン。穴掘り男です。
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アメコミヒーローが好きなようで、アメコミ風が上手く表現されているのが面白いw このキャラクターは上の階でも観ることができます。

こちらは白黒の対比が強い作品のコーナー。
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プロレスのキャラクターかな? 落書きのようでも生き生きした雰囲気が出ています。

近くには袋で出来たお面がたくさん吊り下がっていました。
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表情豊かで妙にプリミティブな力強さがあります。

この辺はこんな感じの密度です。
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映像ではテクノっぽい音楽も流れていました。これも自作なのかな? 奇妙で耳に残る独特の雰囲気がありました。

こちらは建物を描いた作品のシリーズ
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人物と建物の大きさがちぐはぐなのが面白い。観ていて不安を覚えるような風景でかなり気に入りました。

上の階はダンボールで区切った通路がありました。
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会期中にこの辺りも変わっていくそうです。この裏側にも作品が展示されていました。

さらに上の階はこんな感じ。
DSC02030.jpg
正面に見えているのはDIG MANなどのコミック的な作品です。

浅野忠信 氏は作業をする人を描くのが好きなようです。この辺はミレーやゴッホ、ムンクに通じるものを感じるかな。
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躍動感と寡黙な雰囲気が見事に出ています

こちらはDIG MANのコーナー。
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穴を掘るヒーローだけどスコップは友達に借りているとか謎の設定となっていますw タモリ倶楽部でもいじられていた設定ですw

他にもいくつかアメコミ風キャラがいました。
DSC02054.jpg
ゾンビマンとか本当にアメコミキャラにいそうw 


ということで、独特の世界観を持った楽しい展示となっていました。芸能人のアート作品というと天才気取りのつまらない作品ばかりですが、浅野忠信 氏は描きたいものを描いている感じがあり、個性が光っていて非常に楽しめました。ツッコミ所があったり驚きも多いので、絵画に詳しくない人でも楽しめると思います。今後人気が出るかも。


おまけ:
奥さんも大いに気に入ったようで、Tシャツを買ってくれましたw
20190213 220842
たまに美術館に着て行ったりしています。結構良い生地しているしお気に入りです。

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