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ポーラ ミュージアム アネックス展2019-捨象と共感- 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】

今日は写真多めです。この前の日曜日に銀座のポーラ ミュージアム アネックスで「ポーラ ミュージアム アネックス展2019-捨象と共感-」を観てきました。この展示は撮影可能となっていましたので、写真を使ってご紹介していこうと思います。

DSC02755_20190227005436771.jpg

【展覧名】
 ポーラ ミュージアム アネックス展2019-捨象と共感-

【公式サイト】
 https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html

【会場】ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX
【最寄】銀座駅・京橋駅

【会期】2019年2月22日(金)~3月17日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_②_3_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示はポーラミュージアムアネックスが毎年行っている若手芸術家の在外研究助成の研究成果を発表するもので、今年は8人のアーティストを紹介するようです。会期が2期あり前期は「捨象と共感」というタイトルで4人の作品が並んでいました。とは言え、タイトルに沿って出品作が選ばれているわけでもないようで、個性的な作品ばかりです。詳しくは写真を使ってご紹介していこうと思います。

佐伯洋江 「Untitled」
DSC02690.jpg
こちらはシャーペン、色鉛筆、アクリル絵具、グラファイト、墨などを使った4枚セットのモノクロームな作品。以前に国立新美術館の「DOMANI・明日展」にも出品されてた方なので記憶にありました。

4枚のうちの1枚のアップ。
DSC02696.jpg
滲みや飛び散った中に花のような集合体があって何とも静かで幽玄な雰囲気です。

佐伯洋江 「Untitled」
DSC02700.jpg
こちらも4枚似た作品が並んでいました。下の方にツブツブ状の花のようなものが描いてあります。

粒状のアップ
DSC02701_20190227005427133.jpg
よく観るとかなり細かい描写で微妙に色も使われているのが面白い。菌類の世界のようにも思えたかな。近くで見ると生き生きしたものを感じます。

中嶋浩子 ※多数の作品がありタイトルがどれか分かりませんでした…
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この方は世界は多数のパターンから成り立っていて、その法則を見つける学問が数学であると考えているようで、作品も幾何学的な模様が織りなすリズムを感じさせます

こちらも中嶋浩子 氏の作品。壁一面に模様が描かれています。
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似た組み合わせはいくつかあるのですが、ちょっとずつズレていて複雑な形となっています。パターンを解読しようとすると面白いです

滝沢典子 「a few years ago,this guy would have been getting us coffee」(これはタイトルと作品が合っているか分かりません…)
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この方の作品は3枚の布状の絵と石や銅板で出来た彫刻のようなものがあったのですが、全く分かりませんでした。

松岡圭介 「白の時代」
DSC02741_201902270054339c5.jpg
こちらは蝋に拾い集めた針金をつけた作品。ちょっと近未来的なものを感じつつ どこか不安を覚えるような像に思えました。キャプションによるとこの方はイタリアに研修に行っていたそうで、その際の制作テーマは難民だったそうです。この作品にもそれが表れているのかな?

松岡圭介 「いつか来る破壊のために」
DSC02744.jpg
こちらは壁一面に木材を貼って作った作品。右の彫刻の黒っぽい部分は手のようになっていました。これもちょっと難解で分かりませんが、何かの流れのようにも見えるかな。


ということで、私には難解で理解できない所もありましたが、4人共独自の世界観を持っていて個性が感じられる内容となっていました。せめてもうちょっと説明があると理解できるかもしれないのですが…w ここは無料で観られるので、銀座に行く機会があったら気軽に立ち寄ってみるのも良いかと思います。

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