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映画「翔んで埼玉」(ややネタバレあり)

先日、埼玉の映画館で映画「翔んで埼玉」を観てきました。この記事には少しだけネタバレが含まれていますので、ネタバレなしで観たい方はご注意ください。

DSC02760.jpg

【作品名】
 翔んで埼玉

【公式サイト】
 http://www.tondesaitama.com/

【時間】
 1時間50分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_3_④_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_④_5_名作

【感想】
映画の舞台である埼玉で観たこともあってか、驚くほど混んでいて前の方までぎっしりの満席となっていました。

さて、この映画は同名の漫画を映画化したもので、漫画の方は1982~83年頃に『花とゆめ』で連載されて以降忘れ去られていたものの、埼玉をディスったとんでもない漫画があるということで2015年頃からSNSなどで話題となり、日テレの「月曜から夜ふかし」でも取り上げられて一躍有名になったという経緯があります。軽くネタバレするとこの作品の中の埼玉県民は江戸時代のような暮らしをしていて、通行手形がないと東京に入れず「都会指数」によって差別されるというぶっ飛んだ設定となっています。まあ、ギャグ漫画なので差別的だとか本気で怒る人もいないと思いますが、現実の埼玉へのディスを大袈裟に取り入れながら東京に反旗を翻すというような内容です。私も埼玉出身なので再販された漫画も買っていた訳ですが、この作品を一番楽しんでるのが埼玉県民というのは県民性でしょうかw 映画も埼玉県で超満員という盛況ぶりでした。

映画では漫画の内容を都市伝説としてラジオで語るという形式で、それを埼玉県の一家が車でツッコミを入れながら聞くという造りになっていました。ラジオの中身と現実が行ったり来たりしながら話が進みます。ラジオの方は割と原作に忠実で、話題になったシーンなどはふんだんに使われているのですが、さらに映画オリジナルのネタが追加されていて埼玉県のみならず関東各都県も(東京都も)ディスの対象になっていますw 埼玉に関しては地元の人しか分からなそうな小ネタがちょいちょいあって他の都道府県の人はついて来れてるのかな?w (ネットでは笑いのツボが埼玉と他県では違うという報告もあるくらいです) ディスってるんだけど埼玉への愛を感じるのが憎めないところです。 ストーリーは原作で完結していないのをどうするんだろう?と思っていたら、予想外の熱い展開となっていました。何だかんだでこの映画で一番カッコいいのは埼玉県と某県だったりするw

キャストについてはこんなバカバカしい映画に勿体無いくらいの豪華メンバーで、コスプレみたいな衣装で大真面目に演技しているのが笑いを誘います。40代のGACKTが高校生役は無理があるだろ…と思ったけど、それほど違和感がなかったw と言うか、そんなのが気にならないくらい可笑しいところが多すぎて違和感が仕事しない状態w 普段クールなキャラの出演者が他にもいてギャップも含めて面白かったです。

ということで、予想外の大ヒットになっているだけあって笑える映画となっていました。埼玉県以外の人(特に関東に縁が無い人)が観て面白いか?というのは一抹の不安があるものの、大仰な茶番を観てるだけでも楽しめるかも。埼玉を馬鹿にしている一方で埼玉愛を感じる作品です。

おまけ1:
浦和の劇場には顔出しパネルまである力の入れようですw
DSC02759_20190307020812f16.jpg

おまけ2:
映画でも紹介されていましたが、近年では住みたい街ランキングで埼玉が躍進しています。つい先日発表の2019年版でも4位に大宮、8位に浦和があって中目黒や二子玉川などよりも上という人気ぶりです。埼玉の時代が本当に来そうw
 参考リンク:https://suumo.jp/edit/sumi_machi/2019/kanto/
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