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【ポリスミュージアム 警察博物館】の案内(2019年06月)

今日は写真多めです。前回ご紹介したLIXILギャラリーを観た後、隣りにある「ポリスミュージアム 警察博物館」を久々に観てきました。ここは一部撮影可能となっていますので、写真を使ってご紹介しようと思います。

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【公式サイト】
 https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/welcome/welcome/museum_tour.html

【会場】警察博物館
【最寄】銀座線京橋駅 都営浅草線宝町 など

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【感想】
家族連れで結構混んでいました。体験系の展示は並ぶような所もある盛況ぶりです。

さて、この博物館は警察の活動を紹介する施設で、以前はかなり年季の入った雰囲気だったのですが2017年4月29日にリニューアルオープンして、名前も「警察博物館」から「ポリス・ミュージアム 警察博物館」と変わったようです。中身も幾分変わっていて、以前より体験コーナーが増えているような気がします。隣のリクシルによく行くのでリニューアルしたのはすぐ気がついたのですが、何となく2年ほど足を運ぶことがなく 今回ようやくリニューアル後に初訪問しました。1~3階は撮影可能となっていましたので、詳しくは写真と共にご紹介していこうと思います。
 参考記事:警察博物館の案内(2009年)


<1階 ピーポくんホール>
まず1階は昔活躍した警察車両が置かれたコーナーです。白バイやヘリコプターには搭乗することも可能となっています。

こちらは2016年まで使われていたスポーツタイプのパトカー
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高速道路交通警察隊で使われていたそうで、これなら超速度で逃げられても追いかけることができそうです。

こちらは白バイ。
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その名の通り白い塗装になっています。こちらは実際に跨って記念撮影することもできるようです。

こちらは赤バイ。サイドカバーもついています。
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大正の頃に導入されたそうで、アメリカ製の赤い車体から赤バイと呼ばれたのだとか。


他にも子供用の制服試着コーナーや、ヘリコプターの「はるかぜ」なども展示されています。ヘリコプターはリニューアル前もあったけど、試着コーナーはリニューアル後からじゃないかな?


<2階 人と街をともにまもる>
続いて2階は防犯・防災・事故防止などを学べるコーナーとなっています。

こちらは自転車のシミュレーター。
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漕いでいると色々と出てくるので確認しながら進むようです。子供に大人気となっていました。

こちらはヘリコプターの救助活動の様子の人形。
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あらゆる災害に備えて機動救助隊・水難救助隊・山岳救助隊・警察署救出救助部隊など万全の体制となっているようです。ニュースなどでも観る心強い存在ですが、お世話になる事態にならないのを祈りたい所です。

こちらはタッチパネルと連動したシステムで、街にある危険を教えてくれる感じかな。
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ボタンを押すとこんな感じ。
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最近、子供の列に車が突っ込む事件が多発しているので、通いなれた道でも警戒は欠かせませんね。

続いてこちらは防犯グッズで、家の鍵です。
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鍵は1ドアに2箇所が良いようで、泥棒にこじ開けられるまでに5分以上「抵抗」できる鍵が重要なようです。今まで捕まった犯罪者の証言によると、7割は5分以上手間取る鍵だと侵入を諦めるのだとか。

こちらは空き巣の侵入手段の統計。
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一戸建てはガラスが狙われ、集合住宅は無締りが狙われるようです。実家(戸建て)に入られたことがあるのですが、無締り(人がいるのに入ってくるパターン)でした…

泥棒が目をつけやすい家のチェックリスト。
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チェックが多いおうちは警戒して防犯グッズを検討したほうが良いかもしれません。


<3階 事件・事故を解決する力>
続いて3階は事件が起きた時の対応や捜査を紹介するコーナーです。

部屋に入ると交番がありました。中に入ることも出来ます。
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いつも思いますが、「KOBAN」は誰にも通じないので「Police Box」とかに変えたほうが良いのでは…w

こちらは現場を捜査する時の格好。ドラマや名探偵コナンなんかでおなじみですね。
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自分の髪の毛や唾液が落ちないように防護しています。足までカバーをつけて細心の注意を払っているようです。

こちらは事故現場や逃走車両のタイヤ痕を調べる体験コーナー。
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素人には結構難しいですが、これによって車の種類や事故の状況が分かるようです。

他にも足跡を調べる体験や、聞き込みの体験などのコーナーもありました。この辺りはリニューアルで新設された所だと思います。

こちらも昨今問題となっている特殊作業(振り込め詐欺)の統計。
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圧倒的に高齢者の女性の被害が多いようです。おばあちゃん達の優しさに浸け込んでるんでしょうね…。最近は手の込んだ詐欺が多いので、知らない番号には出ないのが一番のようです。とは言え、子供の電話番号を装う手口もあるらしいので、家族内の合言葉を決めておくのも有効な防御策と聞いたことがあります。自分は大丈夫と思って過信すると、還付金詐欺や架空請求は現役世代でも引っかかるらしいので気は抜けませんね。

こちらは警察犬の模型かな。
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警察犬は犯人追跡や証拠品の収集を行い、警備犬は爆発物の捜索や災害救助を行うようです。両方とも時には犯人に立ち向かうらしく、非常に頼れるワンちゃんたちです。首輪の違いで自分の任務が変わったことまで分かるのだとか。凄すぎます。

こちらは鑑識の使う道具類
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これもドラマなんかでよく観ますが、協力者も指紋を取るみたいです。消去法で犯人を特定するのかな。


<4階 首都をまもる 警視庁の今とこれから>
4階は撮影禁止でした。ここには警察の制服や備品、警察組織の図、警察車両の模型などがありました。この辺は見覚えあるのも結構ありましたが、Pフォンと呼ばれる警察専用の携帯電話があることは初めて知りました。ミニシアターの映像では通報から出動の様子なども紹介されています。


<5階 時代とともに 警察の歩み>
5階も撮影禁止で、ここは明治時代の初代警視総監である川路利良 大警視の軌跡や警察制度の成り立ちなどを紹介していました。また、明治・大正・昭和・平成の事件史をダイジェスト的に取り扱っていて、西南戦争、関東大震災、2.26事件、3億円事件、あさま山荘事件、オウム事件、秋葉原無差別殺傷事件など世間に大きな影響を与えた事件に関する品もありました。あさま山荘事件で銃弾を受けたジェラルミンの盾はリニューアル後も健在ですw

また、未解決事件のコーナーもあり、柴又三丁目女子大生殺人・放火事件、八王子スーパー(ナンペイ大和田店)強盗殺人事件、世田谷一家4人強盗殺人事件などの情報や模型も展示されていました。一刻も早い解決が望まれますね…。

他に歴代の免許証のコーナーや、殉職者のコーナーもありました。驚くほどに殉職していて、警察官は大変で社会的に重要な仕事だと改めて認識できます。

6階はイベントホールで今回は撮影コーナーだけとなっていました。


ということで、久々に行ったらだいぶ綺麗になって体験コーナーが充実していたように思います。体験しながら防犯なども学べるので、子供連れには特に楽しめるスポットではないかと思います。ここは無料で観られますので、京橋・銀座に行くついでに寄ってみるのも良いかもしれません。

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■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
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■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
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